JP3172830U - 広告装置、押縁、および板状部材の固定構造 - Google Patents

広告装置、押縁、および板状部材の固定構造 Download PDF

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Abstract

【課題】厚みの異なる広告表示板のいずれを用いる場合にも、共通の押縁を用いることができ、製造コストを低減できる広告装置を提供する。
【解決手段】広告表示板31の周縁部を支持する支持部23が立設される額縁フレーム2と、押縁41を備える。押縁41は、第1の厚みより厚い第2の厚みの広告表示板31が用いられる場合、突起44が広告表示板31の側端面311と孔21の内周壁面22との間に配置される姿勢で内周壁面22に固定され、狭持面45により広告表示板31の周縁部と支持部23を狭持する。押縁41は、第1の厚みの広告表示板が用いられる場合、突起44が内周壁面22から離隔する姿勢で内周壁面22に固定され、突起44により広告表示板31の周縁部と支持部23を狭持する。
【選択図】図4

Description

本考案は、広告装置、押縁、および板状部材の固定構造に関する。
従来、ビルの壁面等に支持され、広告を表示する上下等に長い広告装置が知られる(例えば、特許文献1)。広告装置は、例えば上下に長い枠状の本体フレームを備える。本体フレーム内部には、蛍光灯やLED等の光源が収容される。本体フレームの表側には、枠状の額縁フレームが設けられる。額縁フレームの表面には、額縁フレームの内周壁面から形成される孔を閉塞するように、平面状の広告表示部材が取り付けられる。広告装置の裏側にも同様にして広告表示部材が取り付けられる。これら各広告表示部材は、広告装置内部に収容された光源により、内側から照らすことが可能になっている。
ところで、広告表示部材としては、塩化ビニール製等の広告表示シート、またはアクリル製等の広告表示板が用いられるが、広告表示シートの取付構造と広告表示板の取付構造とは異なる。
以下、図8を参照しながら広告表示板31の従来の取付構造を説明する。図8は、枠状のフレーム1,2Bの中心に沿って広告装置100Bを切断した広告装置100Bの断面図である。
広告装置100Bは、本体フレーム1、額縁フレーム2B、広告表示板31、および押縁41Bを備える。
額縁フレーム2Bは、枠状に形成され、本体フレーム1の表面側または裏面側に設けられている。額縁フレーム2Bにおいて、図8に示す辺は、紙面垂直方向に延びている。枠状の額縁フレーム2Bには、額縁フレーム2Bの各辺の内周壁面22から平面視矩形状の孔21が形成されている。
孔21を形成する内周壁面22Bにおいて、本体フレーム1に近接する側には、周方向に、かつ額縁フレーム2Bの各辺の長手方向(図8紙面垂直方向)に沿って平面視枠状に支持部23が立設され、本体フレーム1から離隔する側先端には、周方向に、かつ額縁フレーム2Bの各辺の長手方向(図8紙面垂直方向)に沿って平面視枠状に突起24が立設されている。
広告表示板31は、矩形に形成され、枠状の支持部23上に周縁部が支持される。
押縁41Bは、長手状に形成され、広告表示板31の周縁部と突起24との間に差し込まれた後、額縁フレーム2Bに対してネジ止めされることにより、広告表示板31の周縁部を支持部23との間で狭持する。
図9は、図8とは異なる厚みの広告表示板32が用いられた広告装置100Bの断面図である。
広告装置100Bでは、図8の厚い広告表示板31の他、図9に示す薄い広告表示板32が用いられる場合がある。薄い広告表示板32が用いられる場合、本体フレーム1および額縁フレーム2Bは、厚い広告表示板31が用いられる場合と共通の規格のものが用いられ、押縁41Cは、広告表示板32の厚みが減る分、厚みを増したものが用いられる。
特開2002−251142号公報
上述のように、従来は、広告装置100Bの製造に際し、広告表示板31、32に対応する厚みの押縁41B、41Cが用いられるとともに、いずれの広告表示板31、32が用いられるかにかかわらず共通の規格のフレーム1、2Bが用いられることで、製造コストの低減が図られていた。しかしながら、市場からは、さらなる製造コストの低減が求められている。
本考案は、製造コストを低減できる広告装置、押縁、および板状部材の固定構造を提供することを目的とする。
本考案の広告装置は、枠状の額縁フレームであって、広告表示板が配置される孔を形成する前記額縁フレームの内周壁面に、前記額縁フレームの中央側に向かって延びて前記広告表示板の周縁部を支持する支持部が立設されている額縁フレームと、長手状に形成されるとともに、前記支持部との対向面において長手方向と直交する第1方向の一端側に突起が形成され、かつ前記対向面において前記第1方向の他端側から前記突起基端までの面により狭持面が形成される押縁とを備え、前記押縁は、第1の厚みの前記広告表示板が用いられる場合、前記突起が前記内周壁面から離隔する姿勢で前記内周壁面に固定され、前記突起により前記支持部と前記周縁部を狭持し、前記第1の厚みより厚い第2の厚みの前記広告表示板が用いられる場合、前記突起が前記広告表示板の側端面と前記内周壁面との間に配置される姿勢で前記内周壁面に固定され、前記狭持面の少なくとも一部により前記支持部と前記周縁部を狭持する。
本考案によれば、押縁の一端側に突起が形成されているので、厚みの異なる広告表示板のいずれを固定するのかに応じて、押縁の向きを、突起が広告表示板の側端面と額縁フレームの孔の内周壁面との間に配置される姿勢、もしくは突起が内周壁面から離隔する姿勢にすることにより、内周壁面において広告表示板と直交する方向における位置を変えることなしに押縁を内周壁面に固定できるとともに、押縁と支持部とにより広告表示板を狭持できる。従って、本考案では、厚みの異なる広告表示板のいずれを用いる場合にも、共通の額縁フレームを用いることが可能なうえに、押縁も共通のものを用いることができるので、製造コストを低減できる。
本考案では、前記内周壁面において、前記支持部に近接する位置には、前記広告表示板の側端面と対向する第1側端面対向面が形成され、前記第1側端面対向面と隣接し、かつ前記第1側端面対向面より前記支持部から離隔する位置には、前記第1側端面対向面より枠状の前記額縁フレームの中心から離れる側に没する収容部が形成され、前記収容部は、前記第2の厚みの広告表示板が用いられる場合、前記第1側端面対向面と、前記突起における前記広告表示板の側端面との第2側端面対向面とが面一となるように、前記突起を含む前記押縁の前記一端側を収容することが好ましい。
この考案によれば、収容部内に突起が収容されることにより、内周壁面の第1側端面対向面と突起の第2側端面対向面とを面一にでき、広告表示板を配置しやすくなる。
本考案では、前記押縁の前記対向面において、前記突起は、前記一端側の端から離れた位置にあり、前記収容部は、前記第2の厚みの広告表示板が用いられる場合に前記突起を収容する第1収容部と、前記第1収容部より前記額縁フレームの中心から離れる側に没し、前記第2の厚みの広告表示板が用いられる場合、前記押縁において前記突起から前記一端側の部分を収容し、前記第1の厚みの広告表示板が用いられる場合、前記押縁の前記対向面の前記他端側を支持する第2収容部と、を備えることが好ましい。
この考案によれば、突起が押縁の一端側の端から離れた位置にあるとともに、収容部が第1,第2収容部を備え、押縁の一端側の形状に対応した形状になっている。そのため、厚みの薄い第2の広告表示板を用いる場合、突起から離隔する側である押縁の他端側を、第2収容部に支持させることができる。従って、この際、押縁は、一端側が突起部により支持され(広告表示板を押圧し)、他端側が第2収容部に支持される状態となるため、押縁を安定した状態で設置できる。
この考案によれば、いずれの広告表示板を用いる場合にも、押縁を設置する際に、一方の端部を第1、第2収容部または第2収容部に突き当てることができるので、押縁の位置決めを精度良く、かつ容易にできる。
本考案では、前記第1の厚みの広告表示板が用いられて前記押縁が、前記突起が前記内周壁面から離隔する姿勢で前記内周壁面に固定される場合、前記突起は、前記支持部の先端よりも前記内周壁面側に位置する、または前記先端と前記内周壁面からの距離が等しい位置にあることが好ましい。
この考案によれば、第1の厚みの広告表示板が用いられる場合、押縁は、突起が支持部と広告表示板を挟んで対向する姿勢で設置されることとなるので、突起により支持部と広告表示板を強固に狭持できる。
本考案では、前記突起の突出量は、前記第1の厚みの広告表示板と、前記第2の厚みの広告表示板との厚みの差に等しいことが好ましい。
この考案によれば、突起の突出量が第1の厚みの広告表示板と第2の厚みの広告表示板との厚みの差に等しいので、薄い広告表示板を用いる際には突起により広告表示板を押圧し、厚い広告表示板を用いる際には、広告表示板の厚みが増す分、該厚みと等しい突出量の突起を用いないようにし、狭持面により広告表示板を押圧するようにすることにより、広告表示板と直交する方向における位置を変えることなしに押縁を内周壁面に固定できる。
本考案の押縁は、枠状の額縁フレームであって、広告表示板が配置される孔を形成する前記額縁フレームの内周壁面に、前記額縁フレームの中央側に向かって延びて前記広告表示板の周縁部を支持する支持部が立設されている額縁フレームを備える広告装置に用いられる押縁であって、長手状に形成されるとともに、前記支持部との対向面において長手方向と直交する第1方向の一端側に突起が形成され、前記押縁は、前記広告装置に第1の厚みの前記広告表示板が用いられる場合、前記突起が前記内周壁面から離隔する姿勢で前記内周壁面に固定され、前記突起により前記支持部と前記周縁部を狭持し、前記広告装置に前記第1の厚みより厚い第2の厚みの前記広告表示板が用いられる場合、前記突起が前記広告表示板の側端面と前記内周壁面との間に配置される姿勢で前記内周壁面に固定され、前記対向面において前記第1方向の他端側から前記突起基端までの面である狭持面の少なくとも一部により、前記支持部と前記周縁部を狭持することを特徴とする。
本考案の押縁は、前記考案の広告装置と同様の構成を備えるので、同様の効果を奏することができる。
本考案の板状部材の固定構造は、壁面に、板状部材の端部を支持する支持部が立設されている第1部材と、前記支持部との対向面において第1方向の一端側に突起が形成され、かつ前記対向面において前記第1方向の他端側から前記突起基端までの面により狭持面が形成される押縁とを備え、前記押縁は、第1の厚みの前記板状部材が用いられる場合、前記突起が前記壁面から離隔する姿勢で前記壁面に固定され、前記突起により前記支持部と前記端部を狭持し、前記第1の厚みより厚い第2の厚みの前記板状部材が用いられる場合、前記突起が前記板状部材の側端面と前記壁面との間に配置される姿勢で前記壁面に固定され、前記狭持面により前記支持部と前記端部を狭持することを特徴とする。
本考案の板状部材の固定構造は、前記考案の広告装置と同様の構成を備えるので、前記考案の広告装置と同様に、厚みの異なる板状部材のいずれを固定するのかに応じて押縁の向きを変えることにより板状部材を狭持できる。従って、本考案のは、厚みの異なる板状部材のいずれを用いる場合にも、第1部材を用いることが可能なうえに、押縁も共通のものを用いることができるので、製造コストを低減できる。
組み立て式の広告装置を示す斜視である。 本体フレームの縦断面図である。 広告装置を図2のA−A線に対応する位置で切断した断面図である。 額縁フレームの断面拡大図である。 薄い広告表示板が用いられる場合の押縁の取付構造を示す断面図である。 厚い広告表示板の固定構造を示す断面図である。 薄い広告表示板の固定構造を示す断面図である。 従来の広告装置の断面図である。 薄い広告表示板が用いられた従来の広告装置の断面図である。
以下、本考案の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、組み立て式の広告装置100を示す斜視図である。
広告装置100は、上下に長い枠状の本体フレーム1と、本体フレーム1内部に設けられる光源91と、本体フレーム1の表側および裏側に設けられる枠状の額縁フレーム2と、額縁フレーム2に支持される広告表示板31と、広告表示板31の周縁部を額縁フレーム2と狭持する枠状の押縁4とを備える。
光源91としては、蛍光灯やLED、有機EL等を採用できる。
広告表示板31は、例えばアクリル製であり、矩形に形成される。広告表示板31には、広告が印刷される。広告表示板31は、光源91により内側から照らされることが可能となっている。広告装置100は、広告表示板として第1の厚みの広告表示板32(図5)と、第1の厚みより厚い第2の厚みの広告表示板31(図1)とを用いる際に、共通の規格のフレーム1、2を用いることができるように設計されている。
本実施形態では、まず、広告表示板として、厚みのある第2の厚みの広告表示板31を用いる場合の装置構成を説明し、次いで、広告表示板31より薄い第1の厚みの広告表示板32を用いる場合の装置構成を説明する。
図2は、本体フレーム1の縦断面図である。
本体フレーム1は、側面がアンカー92により建造物の壁面Wに連結される。本体フレーム1は、縦2本、横2本の長手状の本体枠材11の各端部が相互に連結されることにより枠状に形成される。本体枠材11は、アルミの押し出し成形材である。本体フレーム1は、横部材12およびブレース13により補強される。
図3は、広告装置100を図2のA−A線に対応する位置で切断した断面図である。
本体フレーム1の表側および裏側の面14、15には、接続部16が立設されている。接続部16は、本体フレーム1の各辺の本体枠材11にそれぞれ形成される。
額縁フレーム2は、本体フレーム1の表側および裏側に枠状に設けられ、広告表示板31を支持して広告表示板31を本体フレーム1の表側および裏側に設ける。額縁フレーム2は、縦2本、横2本の長手状の額縁枠材20(図3では横の額縁枠材20のみ図示)の各端部が相互に連結されることにより枠状に形成される。額縁枠材20は、アルミの押し出し成形材である。額縁枠材20は、中空状、かつ切断面の外郭形状が矩形状に形成されている。
図4は、額縁フレーム2の断面拡大図である。
額縁フレーム2は、前記4本の額縁枠材20が連結されることにより枠状に形成される。額縁フレーム2には、各辺の内周壁面22により、額縁フレーム2を正面側から見た際に(図4中左側から右側を見た際に)矩形状となる孔21が形成される。孔21内には、本体フレーム1側から接続部16が挿入され、該接続部16が額縁フレーム2側にネジ止めされることにより、額縁フレーム2が本体フレーム1に対して固定される。
孔21の内周壁面22において、本体フレーム1側には、額縁フレーム2の各辺(額縁枠材20)の伸び方向(図4の紙面垂直方向)に沿って支持部23が立設されている。
内周壁面22において、支持部23に近接する位置には、広告表示板31の側端面311と対向する側端面対向面28(第1側面対向面)が形成されている。側端面対向面28において、広告表示板32と直交する方向(図4の左右方向)の長さは、後述する薄い広告表示板32の厚みと等しくなっている(図5参照)。
内周壁面22において、側端面対向面28と隣接し、かつ側端面対向面28より支持部23から離隔する位置には、側端面対向面28より枠状の額縁フレーム2の中心から離れる側に没する第1収容部25が形成されている。
内周壁面22において、第1収容部25より支持部23から離隔する位置には、第1収容部25より額縁フレーム2の中心から離れる側に没する第2収容部26が形成されている。第2収容部26の支持部23側、かつ支持部23と平行な壁面部は、支持壁面部261となっている。第2収容部26の底面262には、ネジ穴263が形成されている。
第1、第2収容部25、26を備えて収容部27が形成される。
押縁41は、長手状に形成され、額縁フレーム2の各辺毎に額縁フレーム2に沿って設けられる。押縁41は、アルミの押し出し成形材であり、中空状、かつ切断面の外郭形状が矩形状に形成されている。
押縁41は、支持部23との対向面43において、長手方向と直交する第1方向(図4中上下方向)の一端側(図4中上側)に突起44が形成され、かつ対向面43において第1方向の他端側(図4中下側)から突起44基端までの面により狭持面45が形成される。突起44の突出量は、第1の厚みの広告表示板32と、第2の厚みの広告表示板31との厚みの差に等しくなっている。押縁41の対向面43と直交する面46には、ネジ穴461が形成されている。
図4に示すように、厚みのある第1の広告表示板31が用いられる場合、額縁フレーム2の一辺において、押縁41は、突起44が形成される一端側が、額縁フレーム2の内周壁面22に形成された収容部27に収納される姿勢とされる。具体的に、突起44が、広告表示板31の側端面311との対向面251(第2側面対向面)と、内周壁面22の側端面対向面28とが面一となるように第1収容部25に収容される。また、押縁41において突起44から一端側(図4中上端側)の部分が第2収容部26に収容される。
押縁41は、このような姿勢で、かつ狭持面45が広告表示板31に押し付けられた状態で、内周壁面22にネジ止めされる。これにより、額縁フレーム2の該辺では、広告表示板31の周縁部が押縁41と支持部23とにより狭持される。このようにして、額縁フレーム2の各辺において押縁41が設置されることにより、広告表示板31の周縁部全てが押縁41と支持部23とにより狭持され、広告表示板31の取り付けが完了する。
図5は、薄い広告表示板32が用いられる場合の押縁41の取付構造を示す断面図である。
薄い広告表示板32が用いられる場合、押縁41は、厚い広告表示板32が用いられる図4の姿勢とは逆の姿勢とされる。すなわち、押縁41は、突起44が内周壁面22から離隔する姿勢とされる。そして、押縁41は、この姿勢で突起44が広告表示板31に押し付けられるとともに、対向面43において突起44が形成されていない他端側(図5中上端側)が第2収容部26の支持壁面部261に支持された状態で内周壁面22に固定される。
これにより、押縁41は、内周壁面22において広告表示板32と直交する方向(図5の左右方向)における位置を、厚い広告表示板32が用いられる図4の場合と変わることなしに内周壁面22に固定される。そして、押縁41は、突起44により広告表示板31の周縁部を支持部23と狭持する。なお、この際、突起44は、支持部23の先端よりも内周壁面22側に位置するように、または支持部23の先端と内周壁面22からの距離が等しい位置にくるように設計されている。
本実施形態では、押縁41の一端側に突起44が形成されているので、厚みの異なる広告表示板31、32のいずれを固定するのかに応じて、押縁41の向きを変えることにより、内周壁面22において広告表示板32と直交する方向における位置を変えることなしに押縁41を内周壁面22に固定でき、押縁41と支持部23とにより広告表示板31、32を狭持できる。従って、本実施形態では、厚みの異なる広告表示板31、32のいずれを用いる場合にも、共通の押縁41を用いることができ、製造コストを低減できる。
本実施形態では、収容部27内に突起44が収容されるので、押縁41と支持部23との間の空間において、突起44の厚みが邪魔にならず、広告表示板32を配置しやすい。
本実施形態では、突起44が押縁41の一端側の端から離れた位置にあるとともに、内周壁面22に、押縁41の一端側の形状に対応した第1,第2収容部25,26が形成されているので、図5の薄い広告表示板32を用い、押縁41を突起44が内周壁面22から離隔する姿勢で設置する場合に、押縁41の他端側を第2収容部26に支持させることができ、押縁41を安定した状態で設置できる。また、いずれの広告表示板31、32を用いる場合にも、押縁41を設置する際に、一方の端部を第1、第2収容部25,26または第2収容部26に突き当てることができるので、押縁41の位置決めを精度良く、かつ容易にできる。
本実施形態では、薄い広告表示板32が用いられ、押縁41が、突起44が内周壁面22から離隔する姿勢で内周壁面22に固定される場合、突起44は、支持部23の先端よりも内周壁面22側に位置する、または先端と内周壁面22からの距離が等しい位置にある。そのため、本実施形態では、突起44により支持部23と広告表示板32を強固に狭持できる。
本実施形態では、突起44の突出量が、厚い広告表示板31と薄い広告表示板32との厚みの差に等しいので、該差により、厚みの異なる広告表示板31、32いずれにおいても、向きをかえることで共通の押縁41により広告表示板31、32を強固に固定できる。
(第2実施形態)
図6は、厚い広告表示板31の固定構造を示す断面図、図7は、薄い広告表示板32の固定構造を示す断面図である。以下、前記実施形態と同一機能部位には同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、押縁41Aの端に突起44Aが形成されている点、および内周壁面22Aに収容部27が形成されていない点が前記実施形態と異なる主な点である。
本実施形態では、図6に示すように、厚い広告表示板31が用いられる場合、押縁41Aは、突起44Aが内周壁面22A内に収容されることなく、突起44Aが広告表示板31の側端面311と内周壁面22Aとの間に配置される姿勢で内周壁面22Aに固定される。一方、図7に示すように、薄い広告表示板32が用いられる場合、押縁41Aは、突起44Aが内周壁面22Aから離隔し広告表示板32を押圧する姿勢で内周壁面22Aに固定される。
本実施形態でも、前記実施形態と同様、厚みの異なる広告表示板31、32いずれにおいても、向きをかえることで共通の押縁41Aにより広告表示板31、32を固定でき、製造コストを低減できる。
上述の各実施形態では、板状部材の固定構造として、広告装置100、100Aにおける広告表示板31、32の固定構造を例示した。そして、第1部材として額縁フレーム2、2Aを例示し、板状部材として広告表示板31、32を例示した。しかしながら、板状部材の固定構造は、広告装置100、100A以外の適宜の板状部材の固定構造にも適用できる。
上述の各実施形態では、本体フレーム1に対して表側および裏側の両方の額縁フレーム2が開閉可能に設置されている例を示したが、表側または裏側の片側の額縁フレームのみが本体フレームに対して開閉可能に設置されていてもよい。
上述の各実施形態では、広告装置100、100Aは、本体フレーム1内に光源が設けられるタイプのものであったが、広告装置は、本体フレーム内に光源が設けられないタイプのものであってもよい。
2…額縁フレーム(第1部材)、21…孔、22…内周壁面、23…支持部、25…第1収容部、26…第2収容部、27…収容部、31…第2の厚みの広告表示板(第2の厚みの板状部材)、32…第1の厚みの広告表示板(第1の厚みの板状部材)、43…押縁の対向面、44…突起、45…狭持面、100…広告装置、311…広告表示板の側端面。

Claims (12)

  1. 枠状の額縁フレームであって、広告表示板が配置される孔を形成する前記額縁フレームの内周壁面に、前記額縁フレームの中央側に向かって延びて前記広告表示板の周縁部を支持する支持部が立設されている額縁フレームと、
    長手状に形成されるとともに、前記支持部との対向面において長手方向と直交する第1方向の一端側に突起が形成され、かつ前記対向面において前記第1方向の他端側から前記突起基端までの面により狭持面が形成される押縁とを備え、
    前記押縁は、
    第1の厚みの前記広告表示板が用いられる場合、前記突起が前記内周壁面から離隔する姿勢で前記内周壁面に固定され、前記突起により前記支持部と前記周縁部を狭持し、
    前記第1の厚みより厚い第2の厚みの前記広告表示板が用いられる場合、前記突起が前記広告表示板の側端面と前記内周壁面との間に配置される姿勢で前記内周壁面に固定され、前記狭持面の少なくとも一部により前記支持部と前記周縁部を狭持する
    ことを特徴とする広告装置。
  2. 請求項1に記載の広告装置において、
    前記内周壁面において、前記支持部に近接する位置には、前記広告表示板の側端面と対向する第1側端面対向面が形成され、前記第1側端面対向面と隣接し、かつ前記第1側端面対向面より前記支持部から離隔する位置には、前記第1側端面対向面より枠状の前記額縁フレームの中心から離れる側に没する収容部が形成され、
    前記収容部は、前記第2の厚みの広告表示板が用いられる場合、前記第1側端面対向面と、前記突起における前記広告表示板の側端面との第2側端面対向面とが面一となるように、前記突起を含む前記押縁の前記一端側を収容することを特徴とする広告装置。
  3. 請求項2に記載の広告装置において、
    前記押縁の前記対向面において、前記突起は、前記一端側の端から離れた位置にあり、
    前記収容部は、
    前記第2の厚みの広告表示板が用いられる場合に前記突起を収容する第1収容部と、
    前記第1収容部より前記額縁フレームの中心から離れる側に没し、前記第2の厚みの広告表示板が用いられる場合、前記押縁において前記突起から前記一端側の部分を収容し、前記第1の厚みの広告表示板が用いられる場合、前記押縁の前記対向面の前記他端側を支持する第2収容部と、を備える
    ことを特徴とする広告装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の広告装置において、
    前記第1の厚みの広告表示板が用いられて前記押縁が、前記突起が前記内周壁面から離隔する姿勢で前記内周壁面に固定される場合、前記突起は、前記支持部の先端よりも前記内周壁面側に位置する、または前記先端と前記内周壁面からの距離が等しい位置にあることを特徴とする広告装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の広告装置において、
    前記突起の突出量は、前記第1の厚みの広告表示板と、前記第2の厚みの広告表示板との厚みの差に等しい
    ことを特徴とする広告装置。
  6. 枠状の額縁フレームであって、広告表示板が配置される孔を形成する前記額縁フレームの内周壁面に、前記額縁フレームの中央側に向かって延びて前記広告表示板の周縁部を支持する支持部が立設されている額縁フレームを備える広告装置に用いられる押縁であって、
    長手状に形成されるとともに、前記支持部との対向面において長手方向と直交する第1方向の一端側に突起が形成され、
    前記押縁は、
    前記広告装置に第1の厚みの前記広告表示板が用いられる場合、前記突起が前記内周壁面から離隔する姿勢で前記内周壁面に固定され、前記突起により前記支持部と前記周縁部を狭持し、
    前記広告装置に前記第1の厚みより厚い第2の厚みの前記広告表示板が用いられる場合、前記突起が前記広告表示板の側端面と前記内周壁面との間に配置される姿勢で前記内周壁面に固定され、前記対向面において前記第1方向の他端側から前記突起基端までの面である狭持面の少なくとも一部により、前記支持部と前記周縁部を狭持する
    ことを特徴とする押縁。
  7. 請求項6に記載の押縁において、
    前記対向面において、前記突起は、前記一端側の端から離れた位置にあり、
    前記内周壁面において、前記支持部に近接する位置には、前記広告表示板の側端面と対向する第1側端面対向面が形成され、前記第1側端面対向面と隣接し、かつ前記第1側端面対向面より前記支持部から離隔する位置には、前記第1側端面対向面より枠状の前記額縁フレームの中心から離れる側に没する第1収容部が形成され、前記第1収容部より前記支持部から離隔する位置には、前記第1収容部より前記額縁フレームの中心から離れる側に没する第2収容部が形成され、
    前記押縁は、
    前記広告装置に前記第1の厚みの前記広告表示板が用いられる場合、前記突起が形成されている側である前記一端側は、前記突起により前記支持部と前記周縁部を狭持し、前記突起から離隔する側である他端側は、前記対向面が、前記対向面と対向する前記第2収容部の支持壁面部に支持され、
    前記広告装置に前記第2の厚みの前記広告表示板が用いられる場合、前記一端側は前記第1、第2収容部に収容され、前記他端側は、前記狭持面により前記支持部と前記周縁部を狭持し、前記突起における前記広告表示板の側端面との第2側端面対向面と、前記内周壁面の前記第1側端面対向面とが面一となる
    ことを特徴とする広告装置。
  8. 壁面に、板状部材の端部を支持する支持部が立設されている第1部材と、
    前記支持部との対向面において第1方向の一端側に突起が形成され、かつ前記対向面において前記第1方向の他端側から前記突起基端までの面により狭持面が形成される押縁とを備え、
    前記押縁は、
    第1の厚みの前記板状部材が用いられる場合、前記突起が前記壁面から離隔する姿勢で前記壁面に固定され、前記突起により前記支持部と前記端部を狭持し、
    前記第1の厚みより厚い第2の厚みの前記板状部材が用いられる場合、前記突起が前記板状部材の側端面と前記壁面との間に配置される姿勢で前記壁面に固定され、前記狭持面により前記支持部と前記端部を狭持する
    ことを特徴とする板状部材の固定構造。
  9. 請求項8に記載の板状部材の固定構造において、
    前記において、前記支持部に近接する位置には、前記板状部材の側端面と対向する第1対向面が形成され、前記第1側端面対向面と隣接し、かつ前記第1側端面対向面より前記支持部から離隔する位置には、前記第1側端面対向面より前記板状部材の前記側端面から離れる側に没する収容部が形成され、
    前記収容部は、前記第2の厚みの板状部材が用いられる場合、前記第1側端面対向面と、前記突起における前記板状部材の側端面との第2側端面対向面とが面一となるように、前記突起を含む前記押縁の前記一端側を収容することを特徴とする板状部材の固定構造。
  10. 請求項9に記載の板状部材の固定構造において、
    前記押縁の前記対向面において、前記突起は、前記一端側の端から離れた位置にあり、
    前記収容部は、
    前記第2の厚みの板状部材が用いられる場合に前記突起を収容する第1収容部と、
    前記第1収容部より前記板状部材の前記側端面から離れる側に没し、前記第2の厚みの板状部材が用いられる場合、前記押縁において前記突起から前記一端側の部分を収容し、前記第1の厚みの板状部材が用いられる場合、前記押縁の前記対向面の前記他端側を支持する第2収容部と、を備えることを特徴とする板状部材の固定構造。
  11. 請求項8から請求項10のいずれかに記載の板状部材の固定構造において、
    前記第1の厚みの板状部材が用いられて前記押縁が、前記突起が前記壁面から離隔する姿勢で前記壁面に固定される場合、前記突起は、前記支持部の先端よりも前記壁面側に位置する、または前記先端と前記壁面からの距離が等しい位置にあることを特徴とする板状部材の固定構造。
  12. 請求項8から請求項11のいずれかに記載の板状部材の固定構造において、
    前記突起の突出量は、前記第1の厚みの板状部材と、前記第2の厚みの板状部材との厚みの差に等しい
    ことを特徴とする板状部材の固定構造。
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