JP6509630B2 - シート状のマスク - Google Patents

シート状のマスク

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本発明は、一方向に走行されるシート状の基材に対して同方向に同期して走行され、シート状の基材への成膜材料の供給範囲を規定する複数個の開口部を有するシート状のマスクに関し、より詳しくは、一定の速度で走行されるシートの基材に対してシート状のマスク越しに成膜材料を供給して所定のパターンで連続成膜するために利用されるものに関する。
従来から、シート(帯)状の基材に対して成膜やエッチング処理などの所定の処理を施す場合、繰出ローラからシート状の基材を繰り出し、所定速度でシート状の基材を走行させながらシート状の基材に対し連続して所定の処理を施し、処理済みのシート状の基材を巻取ローラに巻き取ることが行われている(特許文献1,2参照)。このように処理を行うものの中には、シート状の基材への成膜材料の供給範囲を規定してシート状の基材に所定のパターンで成膜するために、シート状の基材と成膜源との間でシート状の基材に走行方向と同方向にシート状のマスクを同期して走行させ、マスク越しに成膜することが一般に知られている。
上記用途のシート状のマスクとしては、例えば1mm以下の厚さを有するステンレス製のもので、シート状の基材とシート状のマスクとの走行方向をX軸方向、X軸方向に直交するシート状のマスクの幅方向をY軸方向とした場合、X軸方向に夫々のびる複数本の縦帯部と、Y軸方向に夫々のびて互いに隣接する縦帯部間を橋渡す複数本の横帯部とを備えてこれら縦帯部と横帯部とで成膜材料の基材への供給を可能とする開口部が区画されるようにしたものがある。このシート状のマスクを用いて成膜する際、シート状の基材に対して成膜を行う領域にてシート状のマスクが撓んだ状態で走行していると、基材とマスクとの間隔が変化して基材に成膜した薄膜にマスクボケが生じることになる。このため、走行するシート状のマスクに対しX軸方向に所定の張力を付与する(つまり、シート状のマスクへの加張張力を高くする)ことによって、シート状のマスクの撓み量が許容範囲内にしているが、この付与する張力によっては、シート状のマスクに座屈(マスクの表面が波打つように歪むこと)が生じることが判明した。シート状のマスクに座屈が生じていると、もはや高精度で基材に対して所定のパターンで連続して成膜することができない。
そこで、本発明の発明者らは、鋭意研究を重ね、縦帯部と横帯部とで構成されるシート状のマスクにX軸方向の張力を付与したとき、直接張力を受ける縦帯部が伸び、直接張力を受けない横帯部との間で伸び量に差が発生し、伸び量の差が所定値を超えるときに横帯部に座屈が発生することの知見を得るのに至った。
特開2000−183500号公報 特開2003−173870号公報
本発明は、以上の知見に基づきなされたものであり、シート状のマスクに対してX軸方向に所定の張力を付与したときでも座屈の発生が抑制されるようにしたシート状のマスクを提供することをその課題とするものである。
上記課題を解決するために、一方向に走行されるシート状の基材に対して同方向に同期して走行され、シート状の基材への処理範囲を規定する複数個の開口部を有する本発明のシート状のマスクは、シート状の基材とシート状のマスクとの走行方向をX軸方向、X軸方向に直交するシート状のマスクの幅方向をY軸方向とし、X軸方向に夫々のびる複数本の縦帯部と、Y軸方向に夫々のびて互いに隣接する縦帯部間を橋渡す複数本の横帯部とを備え、これら縦帯部と横帯部とで開口部が区画され、シート状のマスクにX軸方向に所定の張力が付与された状態で、横帯部の両辺の縦帯部との交点におけるX軸方向の伸び量の和が所定値を超えないように縦帯部と横帯部とを構成したことを特徴とする。
本発明によれば、横帯部の両辺と縦帯部との夫々交点を基準とし、この基準とする横帯部の両辺の縦帯部との交点におけるX軸方向の伸び量の和が所定値を超えないように縦帯部と横帯部とを構成したため、シート状のマスクに対して当該マスクの撓み量が許容範囲内になるようにX軸方向に所定の張力を付与したときでも、座屈の発生を効果的に抑制することができる。上記所定値を3μm未満となるように設定すれば、座屈の発生を確実に抑制できることが確認された。
本発明において、縦帯部と横帯部とを構成するには、例えば、縦帯部及び横帯部の材質(つまり、縦弾性係数)や、縦帯部及び横帯部の幅を所定のものに設定することが含まれる。縦帯部として、横帯部と比較して高い縦弾性係数又は高い密度を有する材料を用いることで、縦帯部のX軸方向の伸び量を抑えることができ、開口部の設計自由度を高めることができて有利である。尚、本発明において、シート状のマスクの厚さを0.1〜0.2mmの範囲とすることが好ましい。
本発明の実施形態のシート状のマスクを用いる成膜装置の構成を示す模式斜視図。 図1に示す成膜装置の模式断面図。 本発明の実施形態のシート状のマスクを示す模式平面図。 シート状のマスクの変形例を示す模式平面図。
以下、図面を参照して、成膜装置の成膜室内で一方向に走行されるシートの基材Swに対して同方向に同期して走行され、シート状の基材への成膜範囲を規定する複数個の開口部を有するものを例に本発明の実施形態のシート状のマスクについて説明する。以下においては、成膜室1a内でシート状の基材Swの部分Sw1が一方向に移送される方向をX軸方向(図2中の左右方向)、X軸方向に直交するシート状のマスクの幅方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向に直交する方向をZ軸方向(図2中の上下方向)とし、また、X軸方向及びZ軸方向における上、下、左、右といった方向を示す用語は図2を基準とする。
図1及び図2を参照して、DMは、本実施形態のシート状のマスクが用いられる成膜装置である。成膜装置DMは、図示省略の真空ポンプが接続されて所定圧力に真空引きされる真空処理室1を備え、真空処理室1は、シート状の基材Swに対して成膜処理を施す成膜室1aと、成膜室1aのX軸方向の左右に夫々連設された上流側補助室1bと、下流側補助室1cとで構成されている。
上流側補助室1bには、回転軸21aにシート状の基材Swを巻回した状態で保持し、回転軸21aがモータDM1で回転駆動される繰出ローラ21と、繰出ローラ21から繰り出されたシート状の基材Swが巻き掛けられて成膜室1aの上部空間へと案内する2つのガイドローラ22,23と、Z軸方向に移動自在なダンサーローラ24とが設けられている。ダンサーローラ24の回転軸24aには、この回転軸24aを上方に向けて付勢するばね24bが付設され、基材Swに対しX軸方向に所定の張力を付与している。
下流側補助室1cには、モータDM3で回転駆動される回転軸31aに成膜済みの基材Swを巻き取る巻取ローラ31と、巻取ローラ31へとシート状の基材Swを案内するガイドローラ32とが設けられている。そして、上記ガイドローラ23とガイドローラ32とにより、シート状の基材Swが成膜室1aの上部空間をX軸方向に水平に移送され、その下面が成膜面となる。
成膜室1aには、シート状の基材Swに対する成膜材料の供給範囲を規定するシート状のマスクSmを走行するマスク走行手段4と、マスク走行手段4を支持する支持台5とが設けられている。マスク走行手段4は、基板部41aと基板部41aに立設した支持部41bとで構成される架台41と、支持部41bで軸支される4本のローラ42a〜42dとを備え、ローラ42dの回転軸はモータDM2に接続されている。各ローラ42a〜42dにシート状のマスクSmが無端状に巻き掛けられ、モータDM2の回転駆動により、シート状のマスクSmの部分Sm1を上下方向に所定間隔を持って水平に走行させることができる。ローラ42a、42bは、図示省略の公知の駆動手段によりX軸方向に移動自在に構成され、ローラ42a,42bをX軸方向に夫々移動させることで、両ローラ42a,42b間のシート状のマスクSmの部分Sm1に付与される張力を調整できるようになっている。尚、上記ダンサーローラ24と同様のダンサーローラを設けてシート状のマスクSmに対する加張張力を調整するように構成してもよい。シート状のマスクSmの部分Sm1の下方には、成膜手段6が配置されている。成膜手段6は、シート状の基材Swに成膜しようする薄膜の組成に応じて選択させる成膜材料(図示せず)を抵抗加熱により蒸発させる抵抗ボード61と、抵抗ボード61が格納されるボックス62とを備える。
シート状の基材Swに対する成膜材料の供給範囲を規定するシート状のマスクSmとしては、図3に示すように、1mm以下、例えば、0.1〜0.2mmの厚みを有するものであって、軸方向に夫々のびる複数本の縦帯部71と、Y軸方向に夫々のびて互いに隣接する縦帯部71間を橋渡す複数本の横帯部72とを備え、これら縦帯部71と横帯部72とで上記成膜材料の基材Swへの供給を可能とする平面視矩形の開口部73が区画されるようにしたものが用いられる。
ここで、シート状の基材Swに水平に走行されるシート状のマスクSmの部分Sm1は、自重により下方に撓む。そして、シート状のマスクSmの撓み量が大きいと、シート状の基材Swとの間隔が広くなり過ぎてマスクぼけが発生する。この場合、シート状のマスクSmは、断面二次モーメントの影響が殆ど無い厚さであるので、シート状のマスクSmの撓み量を許容範囲内に抑えるために、当該シート状のマスクSmのX軸方向への加張張力を高くする必要がある。この場合、加張張力は、マスクSmの材料の縦弾性係数(ヤング率)、開口部73のサイズ、シート状のマスクSmの張力が付与される部分の長さ(加張距離)を変数とする公知のカテナリ曲線の方程式を用いて算出されるが、直接張力を受けて伸びる縦帯部71と直接張力を受けない横帯部72との間の伸び量の差が所定値を超えると、横帯部72に座屈(上下方向に波打つ変形)が発生し、これでは、シート状の基材Swとシート状のマスクSmとの間の間隔を制御できず、また、開口部73の形状が変形してしまい、緻密なパターン成膜が困難となる。このため、シート状のマスクSmの材料としては、自重減となる低い密度を有し、かつ、伸び減となる高い縦弾性係数を有する材料を選定することが望ましい。
そこで、本実施形態では、横帯部72の両辺72a,72bと縦帯部71との夫々の交点を基準とし、この基準とする交点におけるX軸方向の伸び量Da,Dbの和(Da+Db)が所定値(例えば、3μm)を超えないように、縦帯部71と横帯部72とを構成するようにした。成膜のための所望開口G1/G2に対して、「縦帯部71と横帯部72とを構成する」とは、例えば、横帯部72の幅W2を設定したり、縦帯部71と横帯部72とを異なる材料で形成することを含む。横帯部72の幅W2は0.5〜15mmの範囲内で夫々設定できるが、縦帯部71の幅W1を横帯部72の幅W2よりも広く設定することにより、縦帯部71のX軸方向の伸び量を抑制でき、ひいては、上記伸び量Da,Dbの和を小さくできる。また、マスクSmの材料としては、SUS304やSUS316のようなステンレス、Fe−Ni(Inver)等の合金、ポリイミド樹脂(PI)、ポリカーボネート(PC)、ポリエーテルイミド(PEI)、フッ素樹脂(PTFE)等の樹脂、樹脂と炭素繊維との炭素繊維強化プラステック(CFRP)及び金属と炭素繊維との炭素繊維強化金属(CFRM)のうちから選択することができるが、縦弾性係数または密度の大きい材料(例えば、CFRP)を用いることで、マスクSmのX軸方向の伸びを抑制でき、縦帯部71の幅W1を狭くしたり、縦帯部71の間隔G1を長く設定したりする等、開口部73の設計自由度を高めることができる。また、縦帯部71と横帯部72とを異なる材料で形成する場合、縦帯部71として、横帯部72と比較して高い縦弾性係数または高い密度を有する材料を用いることで、上記伸び量Da,Dbの和を小さくできる。例えば、縦帯部71の材料としてCFRPを、横帯部72の材料としてPIを用いることができる。また、縦帯部71及び横帯部72をCFRPで形成してもよく、この場合、縦帯部71が所定の縦弾性係数を有するようにX軸方向を繊維方向に設定すればよい。尚、シート状のマスクSmの厚さは、0.1〜0.2mmの範囲に設定することができる。
本実施形態によれば、横帯部72の両辺72a,72bと縦帯部71との交点におけるX軸方向の伸び量Da,Dbの和が所定値を超えないようにしたため、シート状のマスクSmに対してX軸方向に所定の張力を付与したときでも、座屈の発生を効果的に抑制することができる。これにより、シート状の基材Swの部分Sw1と、当該部分Sw1と平行に走行するシート状のマスクSmの部分Sm1との間の間隔を所定範囲に制御でき、しかも、開口部73の変形を防止できるため、基材Swの下面に精度よく所定のパターンで連続して成膜することができる。
以上の実施形態を更に具体化した実施例について説明する。実施例1では、シート状のマスクSmの材料をSUS304(0.1mm厚)とし、縦帯部71及び横帯部72の夫々の幅W1,W2を15mm,15mmとして作製した。この作製したマスクSmの最大撓みが0.2mm以下となるようにカテナリ曲線で求めた張力364NをマスクSmに付与した(加張距離は500mm)。この状態で、横帯部72の両辺72a,72bと縦帯部71との交点におけるX軸方向の伸び量Da,Dbの和を測定したところ、約3μmであり、このとき横帯部72に座屈が発生していないことが目視にて確認された。
次に、表1に示すように、マスク材料としてSUS316、Fe−Ni合金(Invar)、ポリイミド樹脂(PI)、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を用いて上記実施例1と同様にマスクSmを作製し、作製したマスクSmを夫々実施例2〜5とした。実施例1と同様にカテナリ曲線の方程式で求めた張力を実施例2〜5に夫々付与して、各マスク材料について、伸び量Da,Dbの和が3μmとなるW2の値を求めた。
Figure 0006509630
また、マスクSmの縦帯部71を炭素繊維強化プラスチック、横帯部72をSUS304製とした点を除いて上記実施例1と同様のマスクSmを実施例6としたとき、カテナリ曲線で求めた張力200NをマスクSmに付与しても、伸び量Da,Dbの和は縦帯部71の材料の縦弾性係数のみによって決まり、横帯部72にはそもそも張力が作用していないので、これと比較して高い縦弾性係数を有する材料を用いることで、伸び量Da,Dbの和を効果的に抑制できる。
上記実施例1〜5に対する比較のため、W2寸法を除いて上記実施例1と同様に作製したマスクSmを比較例1とし、上記発明品と同様にカテナリ曲線の方程式で求めた張力を比較品1に付与して伸び量Da,Dbの和を測定したところ3μmを超えており、このとき横帯部72に座屈が発生することが確認された。これによれば、伸び量Da,Dbの和が3μmを超えると、横帯部72に座屈が発生することが判った。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではない。上記実施形態では、シート状のマスクSmとして平面視矩形の開口部73を有するものを例に説明したが、これに限定されるものではなく、図4に示すように、縦帯部71と横帯部72とで平面視楕円の開口部74が区画されるものであってもよい。この場合も上記実施形態と同様に、横帯部72の両辺72a,72bと縦帯部71との交点CPを基準とし、この交点CPにおけるX軸方向の伸び量Da,Dbの和が3μmを超えないように縦帯部71及び横帯部72を構成すればよい。この場合、図3に示す開口部と比較して、交点CPにおいてX軸方向に伸び易い。そのため、マスクSmの材料として高い縦弾性係数を持つ材料の一例として炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を用いることで、開口部74の設計自由度を高めることができて有利である。
上記実施形態では、シート状のマスクSmを無端状に各ローラ42a〜42dに巻き掛けたものを例に説明したが、これに限定されるものではなく、繰出ローラから繰り出したシート状のマスクを巻取軸に巻き取るように構成することもできる。
上記実施形態では、成膜手段として抵抗ボードを用いて蒸着するものを例に説明したが、これに限定されるものではなく、成膜手段は、スパッタリングカソードや、CVD法により所定の薄膜を形成するための原料ガス供給手段としてもよい。
上記実施形態では、シート状の基材Swの部分Sw1とシート状のマスクSmの部分Sm1とが上下方向に所定間隔を持って平行に走行されるものを例に説明したが、これに限定されるものではなく、シート状の基材Swの部分Sw1とシート状のマスクSmの部分Sm1とを接触させた状態で成膜するように構成することもできる。
Sm…シート状のマスク、Sw…シート状の基材、71…縦帯部、72…横帯部、72a,72b…横帯部72の両辺、73,74…開口部、CP…横帯部72の両辺72a,72bの縦帯部71との交点、Da,Db…交点CPにおけるX軸方向の伸び量。

Claims (4)

  1. 一方向に走行されるシート状の基材に対して同方向に同期して走行され、シート状の基材への処理範囲を規定する複数個の開口部を有するシート状のマスクにおいて、
    シート状の基材とシート状のマスクとの走行方向をX軸方向、X軸方向に直交するシート状のマスクの幅方向をY軸方向とし、前記シート状のマスクは、X軸方向に夫々のびる複数本の縦帯部と、Y軸方向に夫々のびて互いに隣接する縦帯部間を橋渡す複数本の横帯部とを備え、これら縦帯部と横帯部とで開口部が区画され、
    シート状のマスクにX軸方向に所定の張力が付与された状態で、横帯部の両辺の縦帯部との交点におけるX軸方向の伸び量の和が所定値を超えないように縦帯部と横帯部とを構成し
    前記縦帯部として、前記横帯部と比較して高い密度を有する材料を用いることを特徴とするシート状のマスク。
  2. 前記所定値は3μmであることを特徴とする請求項1記載のシート状のマスク。
  3. 前記縦帯部として、前記横帯部と比較して高い縦弾性係数を有する材料を用いることを特徴とする請求項1または請求項2記載のシート状のマスク。
  4. 前記シート状のマスクの厚さを0.1〜0.2mmの範囲としたことを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の連続成膜用のシート状のマスク。
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