JP6509075B2 - 風量計 - Google Patents

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Description

本発明は建物の換気口等から排出、流入する風量を測定するための風量計に関するものである。
従来管路中の風量を測定する風量測定装置としては、特許文献1に示されるように、ダクトを流れる気流の流れ方向に垂直に設けられた開口を持つ全圧センサとダクトの枠部分に開口を持つ静圧センサとを有し、ダクトの静圧センサ及び全圧センサから離れた位置に気流全体を整流する格子状整流器が設けられた風量測定装置が提案されている。
又特許文献2には管路中の風量を測定する風量測定装置であって、ダクトの流れ方向の寸法を短くするようにした風量測定装置が提案されている。この風量測定装置は、ダクトの内部に流体の流れに添うような偏平な中空体から成る全圧測定検知体と静圧測定検知体とを背中合わせに、又は一定間隔を隔てて配置し、ケーシングの上流側に整流器を設けたものである。
又特許文献3には小型化した形態で天井の吹き出し口などから排出又は流入する風量を測定するための風量測定装置が提案されている。この測定装置では風集フードに静圧検出器を設け、その開口に風量計量管を接続し、ダクトの下方に可変送風装置を設けて圧力計が室内に開放された状態で測定される室内静圧に等しくなるように送風機を起動して風量を測定する装置が示されている。
実開昭60−80316号公報 特許第3615371号公報 特開昭61−13112号公報
前述した特許文献1,2では、管路の途中に風量測定装置を設置する必要があるため、建築物の換気口等から排出されてきたり、排気口に流入する風量を容易に測定することができないという問題点があった。
又特許文献3による風量測定装置は、風集フードを排出口に押し付け、排出口より排出される空気の風量を風量測定装置に導いて排出される風量を測定しているが、可変送風装置等が必要で、構造が複雑になるという問題点があった。
又風量を測定する場合に、気体が流通するダクトの軸に垂直な面内の複数点で風速を測定し、平均化して断面積を乗じて風量とすることが考えられる。このようにして風速を測定する場合は、測定ポイントや平均回数,測定方法等の条件によって測定値が大きく変化し、測定精度が低くなってしまうという問題点があった。
本発明は建築物の換気口等から排出されたり、換気口に流入する風量を測定対象として、風量を高精度で簡単に測定することができる風量計を提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明の風量計は、一定の内径を有する筒状の本体と、前記本体の一端に着脱自在に取付けられ、本体の内径を拡大するフードと、前記本体内の両端から離れた位置の前記本体の内部の軸に垂直な面内に設けられ、互いに連通する複数の第1の検出管と、前記第1の検出管に隣接して前記本体の内部の軸に垂直な面内に設けられ、互いに連通する複数の第2の検出管と、前記本体内のフード側端部に設置され、内周の全てを被うように取付けられた整流格子と、正及び負の入力端を有し、入力端に加えられる気体の気圧差を検出する差圧センサと、前記第1,第2の検出管を夫々前記差圧センサの正及び負の入力端への入力と、夫々負及び正の入力端への入力とに切換える切換部と、前記本体の外周部に取付けられ、前記差圧センサにより前記フードから流入する気体又は前記フードから流出する気体の風量を演算する演算部と、前記演算部によって算出された風量を表示する表示部と、を具備するものである。
ここで前記演算部は、所定タイミング毎に前記切換部により第1,第2の検出管の接続を切換え、前記フードから流入及び流出する風量を交互に検出するものとしてもよい。
ここで前記第1の検出管は、前記本体内に互いに一定間隔dを隔てて平行に設けられた円筒形の複数のパイプであり、前記複数の第2の検出管は、前記本体内に前記第1の検出管に隣接して互いに前記一定間隔dを隔てて互いに平行に設けられた円筒形の複数のパイプであり、前記第1の検出管は、前記本体の他端に向けた複数の開口を有し、前記本体の内壁に隣接する検出管は検出管と内壁との間隔がd/2であり、前記開口の間隔は前記第1の検出管の間隔に等しい間隔dを隔てて設けられ、前記第2の検出管は、前記フード側に向けた複数の開口を有し、前記本体の内壁に隣接する検出管は検出管と内壁との間隔がd/2であり、前記開口の間隔は前記第2の検出管の間隔に等しい間隔dを隔てて設けられているようにしてもよい。
ここで前記風量計は、温度センサを有し、前記演算部は、前記温度センサからの温度によって空気密度を補正して風量を演算してもよい。前記演算部は前記差圧センサからの差圧を使用して風量の演算を行うが、空気密度を温度に基づいて補正することで風量の演算精度を高めることができる。
ここで前記演算部は、大気圧を入力する入力部を有し、空気密度を大気圧に基づいて補正して風量を演算するものとしてもよい。前記演算部は前記差圧センサからの差圧を使用して風量の演算を行うが、空気密度を大気圧に基づいて補正することで風量の演算精度を高めることができる。
このような特徴を有する本発明によれば、本体の差圧検出部よりフードから風量計に流入し、又はフードから排出されることにより変化する第1,第2の検出管の差圧から風速を測定し、風速値に断面積を乗じることによって風量を測定している。従って本発明によれば、フードを換気口等に接触させて測定することによって、換気口から排出又は換気口に流入する風量を極めて容易に測定することができるという効果が得られる。
図1は本発明の実施の形態による風量計の側面図である。 図2は本発明の実施の形態による風量計の主要部を示す断面図である。 図3は本発明の実施の形態による風量計の主要部の一部を切り欠いて示す斜視図である。 図4は本実施の形態による風量計の左側面図及び右側面図である。 図5は本実施の形態による風量計の差圧検出部の測定点を示す図である。 図6は本実施の形態による風量計の構成を示すブロック図である。 図7は本実施の形態による風量計の使用状態を示す概略図である。
図1は本発明の実施の形態による風量計のz軸方向から見た側面図であり、図2はy軸方向から見た主要部の断面図、図3は風速計の主要部を一部切り欠いて示す斜視図である。これらの図に示すように風量計10はx軸に平行な中心軸を持つ本体11を有している。本体11は一定の断面積の略角筒状の筐体から成り、両端は開口している。本体11の内径は例えば10cm四方、フード12の開口は30cm四方とする。図1に示すように本体11の右側端部には着脱自在のフード12が設けられる。そして本体11の左端には本体の内壁にスムーズに連なる吸い込みノズル13が設けられている。本体11の内部には吸い込みノズル13の開口部分からほぼ内径に等しい長さを隔てた所定位置に差圧検出部14が設けられ、右側開口から内側には本体11の内径の全てに隙間なく整流格子15が設けられる。又本体11の上部には差圧検出部14からの出力に基づいて差圧を算出するセンサ制御部16が設けられている。又本体11の下部には本体11を測定位置に接触させるための伸縮自在の棒状の支持部17が回転自在に取付けられている。支持部17の一端は測定時にユーザが手で持ちやすいように把手18が設けられている。
次に本体11内部の差圧検出部14について説明する。差圧検出部14は図2及び図3に示すようにx軸に垂直なyz平面内でy軸と平行に配置された円筒形パイプから成る第1の検出管21〜24と、隣接する他のyz平面内でy軸と平行に配置された円筒形パイプから成る第2の検出管25〜28とを有している。第1の検出管21〜24と第2の検出管25〜28とは夫々z軸に沿って一定間隔を隔てて配列されている。より具体的には図5(a)に示すように検出管21と本体11の内壁との間隔はd/2、検出管21〜24の夫々の間隔はd、検出管24と内壁との間隔はd/2となるように配列されている。第2の検出管25〜28についても、図5(b)に示すように検出管25と内壁との間隔はd/2、検出管25〜28の夫々の間隔はd、検出管28と内壁との間隔はd/2となるように配列されている。第1の検出管21〜24は図3に破線で示すように、本体11の上部のセンサ制御部16内のダクトを介して全て連通しており、センサ制御部16に連結される。又第2の検出管25〜28も同様にして本体11の上部のセンサ制御部16内のダクトを介して全て連通しており、検出管21〜24とは独立してセンサ制御部16に連結される。
第1の検出管21〜24には、吸い込みノズル13に向けて等間隔に4つの微小な開口が設けられている。第1の検出管21〜24に設けられた開口は測定ポイントであり、これらの開口同士が前述した検出管間の間隔dと同一の間隔dとなり、開口と本体11の内壁との間隔がd/2となるように設けられている。従って測定ポイントはx軸方向から本体11を見て図5(a)に示すように正方形の断面に等間隔に配置されることとなる。即ち本体11の正方形の測定断面は一点鎖線で示すように16の等面積の正方形の領域に分割され、夫々の領域の中心に測定ポイントが位置することとなる。
同様にして第2の検出管25〜28には整流格子15側に向けて等間隔で微小な開口が夫々4つ設けられている。第2の検出管25〜28に設けられている開口も測定ポイントとなる。これらの開口は開口同士が前述した検出管間の間隔dと同一の間隔dとなり、開口と本体11の内壁との間隔がd/2となるように設けられている。これらの測定ポイントについても図5(b)に示すように−x軸方向から本体11を見て等間隔に配置され、測定断面は一点鎖線で示すように16の等面積の正方形の領域に分割され、夫々の領域の中心に測定ポイントが位置することとなる。
又図2に示すように本体11の内壁の下部には、本体11を通過する空気の温度を測定するための温度センサ29が設けられている。
次に本体11に取付けられるフード12について図4を用いて説明する。フード12は本体11の開口面積をそのまま拡大するように構成されたものである。フード12は図1に示す本体11の右側面と同一径の枠状部12a、これを拡大した枠状部12bとこれらの枠状部12a,12bの夫々の四方を連結する円弧状の連結部を有している。又連結部の間は透明のフィルム12cで覆われている。更にフード12の形状を立体的に固定するための連結部材が設けられる。フード12はこの風量計を住宅の換気口等に気密に接触させて風量を測定するために用いられる。フード12の側面の透明フィルム12cは、フード12を換気口に接触させる際に気密に接触しているかどうかを容易に確認できるようにするためのものである。
次に整流格子15について図4,図5を用いて説明する。整流格子15はハネカム格子によって構成される。ハネカム格子は例えば硬質の塩化ビニールフィルム製で、セルサイズ8mm、フィルムの厚さ75μmの極めて薄いフィルムを六角柱のハネカム構造として形成したものである。整流格子15は図4(b)に示すように正面から見てハネカム構造が−x軸方向に直面しているため、フード12からこの風量計10に入った空気がハネカム構造の整流格子15によって整流されて、差圧検出部14に加わることとなる。空気の方向が逆方向である場合には、吸い込みノズル13から入った気流は整流されてフード12から排出されることとなる。尚、整流格子15の材質及び構造は上述したものに限定されるものではない。
次に図6はセンサ制御部16と制御ユニット40の構造を示すブロック図である。本図に示すように、差圧検出部14の第1の検出管21〜24の一端及び第2の検出管25〜28の一端は夫々切換部31を介して差圧センサ32に与えられる。切換部31は図示のように第1の検出管21〜24が切換部31の正(+)及び負(−)による入力端に接続され、第2の検出管25〜28の出力も切換部31の正(+)及び負(−)による入力端に接続される。切換部31は第1,第2の検出管からの4入力を正入力及び負入力端を有する差圧センサ32の2つの入力端に切換えるものである。即ち切換部31は、第1の検出管21〜24の出力及び第2の検出管25〜28の出力を夫々差圧センサ32の正及び負入力端に接続する第1の状態と、第1の検出管21〜24の出力及び第2の検出管25〜28の出力を夫々差圧センサ32の負及び正の入力端に接続する第2の状態とを切換えるものである。差圧センサ32は2つの入力端の一方を全圧P0,他方を静圧PSとし、その差圧を検出するものである。差圧センサ32の出力は演算増幅器33で増幅され、A/D変換器34でデジタル値に変換されて制御ユニット40に出力される。
又本体11の内部に取付けられている温度センサ29からの温度情報は、そのままデジタル信号として制御ユニット40側に出力される。又センサ制御部16にはこれらの各ユニットを動作させるための電源部35が設けられている。
制御ユニット40は図6に示すように、センサ制御部16からの出力が与えられるCPU41とキースイッチ42、表示部43、インターフェイス44及びメモリ45を有している。CPU41は後述するように周期的に差圧センサ32への入力を切換えると共に、センサ制御部16より供給されたA/D変換値に基づいて風量を演算する演算部である。キースイッチ42は切換部31の制御や測定時間、表示の切換えなどを入力し、大気圧補正を行う場合にはキースイッチ42よりその時点での大気圧を入力する。表示部43は風量や温度を表示するものである。又メモリ45は測定したデータを保存するものであり、インターフェイス44を介して外部のコンピュータとデータ連動を可能にするものである。インターフェイス44としてはUSBインターフェイスやワイヤレスインターフェイス等が用いられる。又制御ユニット40にはセンサ制御部16の電源部35に電源を供給するバッテリーやACアダプタ等の電源部46が設けられている。
次にCPU41における風量の演算について説明する。ここで求める風量Qと風速Vとの関係は以下の通りとなる。
Q=C×A×V ・・・(1)
Q:風量
C:流出係数
A:流路面積
V:風速
ここで流出係数Cは吸い込みノズル13等の形状によって定まる定数、Aは本体11の内側の断面積である。
次にベルヌーイの定理による気圧と流速との関係について説明する。本実施の形態では、センサ制御部16は差圧センサ32を用いており、本体11を通過する気体の風上側で検出される全圧P0と風下側で検出される静圧PSとの差圧を検出しているため、風速Vは以下の式で表される。
V=(2ΔP/ρ)1/2 ・・・(2)
ρ:空気密度(kg/m3
ΔP=P0−PS
空気密度ρは、0℃,1気圧のときには1.293(kg/m3)であり、温度t(℃)、大気圧をP(atm)とすると、空気密度ρは大気圧Pに比例し、絶対温度に反比例するため、次式
ρ=1.293P/(1+t/273.15)
で求めることができる。従って差圧ΔPと空気密度ρに基づいて式(2)及び(1)によって風量Qを求めることができる。このように空気密度ρを温度及び大気圧で補正することによって、そのときの温度や大気圧にかかわらず正確な風量を求めることができる。
図7はこの実施の形態の風量計を用いて風量を測定する状態を示す概略図である。測定を開始すると、まず操作者は制御ユニット40のキースイッチ42よりその時点での大気圧Pを入力する。次いで図7に示すように把手18と制御ユニット40とを持ち、風量計10の本体11を換気口に近づけ、フード12を建物の換気口に押し当てて隙間が生じないように固定する。このときフード12の側面が透明部材で構成されているため、確実に換気口に押し当てることができる。そして測定を開始すると、制御ユニット40のCPU41より切換部31に所定タイミング、例えば0.5秒毎に信号を送り、差圧センサ32の正負の入力を切換える。そして換気口から空気が流出する場合、空気が本体11内の整流格子15を介して差圧検出部14に加わり、第2の検出管25〜28が差圧センサ32の正入力に、第1の検出管21〜24が負入力に加わったときの差圧ΔPを検出する。そして温度センサ29からの温度と大気圧により空気密度ρを算出し、前述した式(2)により本体11を通過する風速Vを演算する。そして式(1)により風量Qを演算する。これによって制御ユニット40の表示部43に風量を直接表示することができる。このようにして測定された風量はメモリ46に順次記録される。
一方建物の換気口に空気が流入する場合には、吸い込みノズル13からフード12に向けて流入する風量を測定する。この場合には切換部31により第1の検出管21〜24が差圧センサ32の正入力に、第2の検出管25〜28が負入力に加わったときに、差圧センサ32の差圧ΔPを検出する。又温度センサ29からの温度と大気圧により空気密度ρを算出し、前述した式(2)及び(1)によって吸い込みノズル13からフード12に向かう風量を演算して表示することができる。こうして測定された風量はメモリ46に順次記録される。こうして記録された風量のデータはインターフェイス44を介して外部に出力することができる。
このように切換部によって差圧センサへの入力を切換えることによって1つの差圧センサを用いて流入及び流出する風量を測定することができる。
本実施の形態では、本体の断面に多数の風速計を配置して平均値を測定したり、それに基づいて風量を測定することがないため、極めて容易に風量を測定することができる。又本体11内に設けられている温度センサの温度を同時に表示することができる。
この実施の形態では風量計は測定ユニット40と本体部11及びフード12に分離されている。従ってあらかじめ大小又は形状の異なるいくつかのフードを準備しておけば、測定対象に合った形状のフードに交換することができる。又フードを着脱自在とし、連結部材を取り外して折り畳むことによって可搬性を向上させることができる。
尚この実施の形態では本体11の断面を略正方形状とし、図5に示すようにこの正方形の断面をN×MのNM等分、ここではN=M=4として、16等分した正方形の各領域の中心に測定ポイントを設けるようにしている。これに代えてN,Mをいずれも3や5など、他の整数値を用いてもよい。又NとMとを異ならせて本体11の断面を長方形状とし、NM個の正方形によってこの長方形の断面を等分し、各正方形の中心位置を測定ポイントとするようにしてもよい。又本体の断面を等分できるものであれば正方形に限定されるものではなく、分割した各領域の中心位置を測定ポイントとするものであればよい。従って本体11は断面積が一定の筒状にする必要があるが、断面は正方形に限定されるものではなく、長方形、円形であってもよい。
尚この実施の形態では、制御部40のキースイッチ42から使用者が大気圧Pを入力し、CPUにて大気圧補正を行っているが、本体11内に大気圧センサを設け、自動的に大気圧データに基づいて空気密度ρを補正するようにしてもよい。又本実施の形態では大気圧によって空気密度ρを補正するようにしているが、あらかじめ設定した標準大気圧を用いるようにすれば、大気圧による補正は必ずしも行う必要はない。
又この実施の形態では整流格子としてハネカム格子を用いているが、整流の機能を達成するものであれば他の構造のものであってもよい。
本発明の風量計は建築現場や住居のメンテナンスのツールとして広く用いることができる。
10 風量計
11 本体
12 フード
12a,12b 枠状部
12c 透明フィルム
13 吸い込みノズル
14 差圧検出部
15 整流格子
16 センサ制御部
17 支持部
18 把手
21〜28 検出管
29 温度センサ
31 切換部
32 差圧センサ
33 演算増幅器
34 A/D変換器
35 電源部
40 制御ユニット
41 CPU(演算部)
42 キースイッチ(入力部)
43 表示部
44 インターフェイス
45 メモリ
46 電源部

Claims (5)

  1. 一定の内径を有する筒状の本体と、
    前記本体の一端に着脱自在に取付けられ、本体の内径を拡大するフードと、
    前記本体内の両端から離れた位置の前記本体の内部の軸に垂直な面内に設けられ、互いに連通する複数の第1の検出管と、
    前記第1の検出管に隣接して前記本体の内部の軸に垂直な面内に設けられ、互いに連通する複数の第2の検出管と、
    前記本体内のフード側端部に設置され、内周の全てを被うように取付けられた整流格子と、
    正及び負の入力端を有し、入力端に加えられる気体の気圧差を検出する差圧センサと、
    前記第1,第2の検出管を夫々前記差圧センサの正及び負の入力端への入力と、夫々負及び正の入力端への入力とに切換える切換部と、
    前記本体の外周部に取付けられ、前記差圧センサにより前記フードから流入する気体又は前記フードから流出する気体の風量を演算する演算部と、
    前記演算部によって算出された風量を表示する表示部と、を具備する風量計。
  2. 前記演算部は、所定タイミング毎に前記切換部により第1,第2の検出管の接続を切換え、前記フードから流入及び流出する風量を交互に検出するものである請求項1記載の風量計。
  3. 前記第1の検出管は、
    前記本体内に互いに一定間隔dを隔てて平行に設けられた円筒形の複数のパイプであり、
    前記複数の第2の検出管は、
    前記本体内に前記第1の検出管に隣接して互いに前記一定間隔dを隔てて互いに平行に設けられた円筒形の複数のパイプであり、
    前記第1の検出管は、前記本体の他端に向けた複数の開口を有し、前記本体の内壁に隣接する検出管は検出管と内壁との間隔がd/2であり、前記開口の間隔は前記第1の検出管の間隔に等しい間隔dを隔てて設けられ、
    前記第2の検出管は、前記フード側に向けた複数の開口を有し、前記本体の内壁に隣接する検出管は検出管と内壁との間隔がd/2であり、前記開口の間隔は前記第2の検出管の間隔に等しい間隔dを隔てて設けられている請求項1又は2記載の風量計。
  4. 前記風量計は、温度センサを有し、
    前記演算部は、前記温度センサからの温度によって空気密度を補正して風量を演算するものである請求項1〜3のいずれか1項記載の風量計。
  5. 前記演算部は、大気圧を入力する入力部を有し、
    空気密度を大気圧に基づいて補正するものである請求項1〜4のいずれか1項記載の風量計。
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