JP6508818B2 - 書画学習支援装置、書画学習支援方法及び書画学習支援プログラム - Google Patents

書画学習支援装置、書画学習支援方法及び書画学習支援プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6508818B2
JP6508818B2 JP2015008844A JP2015008844A JP6508818B2 JP 6508818 B2 JP6508818 B2 JP 6508818B2 JP 2015008844 A JP2015008844 A JP 2015008844A JP 2015008844 A JP2015008844 A JP 2015008844A JP 6508818 B2 JP6508818 B2 JP 6508818B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
recording layer
video image
image recording
video
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015008844A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016133662A (ja
Inventor
真 吉田
真 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOTOGAWARA CORPORATION
Original Assignee
KOTOGAWARA CORPORATION
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOTOGAWARA CORPORATION filed Critical KOTOGAWARA CORPORATION
Priority to JP2015008844A priority Critical patent/JP6508818B2/ja
Publication of JP2016133662A publication Critical patent/JP2016133662A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6508818B2 publication Critical patent/JP6508818B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Electrically Operated Instructional Devices (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、書画学習支援装置、書画学習支援方法及び書画学習支援プログラムに関する。
近時、情報技術の進展により絵画、図形、文字などを学習する手段として情報機器を活用する方法が提案されている。
特許文献1には、かきかた学習装置において、文字や図形等のトレース形状だけでなく、その書き上げ時間や筆順をも考慮した評価を、指導者を要さず、学習者単独で得ることが可能になるかきかた学習装置が提案されている。
このかきかた学習装置は、記憶手段に記憶される文字、図形等のパターンをその筆順に従って表示部に表示させ、このパターンデータをタブレット上でトレースして手書き入力した際には、トレース誤差判別手段により判別された手書きトレース誤差が例えば予め段階的に設定された許容誤差範囲内に納まったか否か、及びトレース時間測定手段により測定された手書きトレース所要時間が例えば記憶手段に記憶されているその標準書上げ時間内に納まったか否かによって手書きの合否判定が行なわれる、というものである。
特許文献2には、手本通りに手書きすることをより効率的に支援することができる携帯端末が提案されている。
この携帯端末は、手本となる手本画像を記憶する記憶部と、手書き文字または手書き絵を手書き画像として撮影する撮影部と、記憶部に記憶されている手本画像と撮影部により撮影された手書き画像とを重ねる画像処理部と、画像処理部により重ねられた手本画像と手書き画像とを表示する表示部とを備える、というものである。
特開平7−114334号公報 特開2013−182211号公報
絵画若しくは図形又は文字の学習に際して、学習者にとって重要なことは、描き上げられた絵画若しくは図形又は書き上げられた文字がどのような絵画若しくは図形又は文字であるかということを認識しながら、先生が絵画若しくは図形を描いているところ又は文字を書いているところの、手・指・えんぴつ・絵筆などの動き方をよく見ること、そして、先生が絵画若しくは図形を描き上げていくプロセス又は文字を書き上げていくプロセスを頭の中でイメージできることである。特に絵画などは、先生が描いている絵画を観察し、遠近感やバランスなど構図をつくる手順、線の太さや濃淡、描くスピードやストローク、立体感を出すための階調の付け方などを頭の中でイメージできることが重要である。
しかしながら、上述した特許文献1で提案された学習装置、特許文献2で提案された携帯端末では、先生の手・指・えんぴつ・絵筆などの動き方を見ることができないという問題がある。
そこで本発明は、先生が描き上げた絵画若しくは図形又は書き上げた文字がどのような絵画若しくは図形又は文字であるかということを視認できると同時に、先生が絵画若しくは図形を描いているところ又は文字を書いているところの、手・指・えんぴつ・絵筆などの動き方を見ることを可能にする絵画若しくは図形又は文字学習支援装置、絵画若しくは図形又は文字学習支援方法及び絵画若しくは図形又は文字学習支援プログラムを提供することを目的とする。
また、学習対象が絵画であれば、上記目的に加えて、遠近感やバランスなど構図をつくる手順、線の太さや濃淡、描くスピードやストローク、立体感を出すための階調の付け方を頭の中でイメージし易くすることができる絵画学習支援装置、絵画学習支援方法及び絵画学習支援プログラムを提供することを目的とする。
第1の本発明の書画学習支援装置は、i)手本となる書画を描画している先生の手元をビデオ撮影した撮影データが記録されている撮影データ記録手段と、ii)静止画像記録レイヤー及びビデオ画像記録レイヤーを生成する手段と、iii)前記撮影データの中の完成した書画が記録されている部分のデータを、前記静止画像記録レイヤーに完成した書画画像として記録する手段と、iv)前記完成した書画画像を表示部に表示する手段と、v) 前記撮影データを前記静止画像記録レイヤーの上部に配置するビデオ画像記録レイヤーにビデオ画像として記録する手段と、vi)前記ビデオ画像を、前記完成した書画画像に重ね合わせて再生し前記表示部に半透明のビデオ画像として表示する手段と、を備えることを特徴とするものである。
第1の本発明の書画学習支援方法は、i)静止画像記録レイヤー及びビデオ画像記録レイヤーを生成するステップと、ii)撮影データ記録手段に記録されている手本となる書画を描画している先生の手元をビデオ撮影した撮影データの中の完成した書画が記録されている部分のデータを、前記静止画像記録レイヤーに完成した書画画像として記録するステップと、iii)前記完成した書画画像を表示部に表示するステップと、vi)前記撮影データを、前記静止画像記録レイヤーの上部に配置するビデオ画像記録レイヤーにビデオ画像として記録するステップと、v)前記ビデオ画像を、前記完成した書画画像に重ね合わせて再生し前記表示部に半透明のビデオ画像として表示するステップと、を含むことを特徴とするものである。
第1の本発明の書画学習支援プログラムは、情報端末に、i)静止画像記録レイヤー及びビデオ画像記録レイヤーを生成する機能と、ii)撮影データ記録手段に記録されている手本となる書画を描画している先生の手元をビデオ撮影した撮影データの中の完成した書画が記録されている部分のデータを、前記静止画像記録レイヤーに完成した書画画像として記録する機能と、iii)前記完成した書画画像を表示部に表示する機能と、vi)前記撮影データを、前記静止画像記録レイヤーの上部に配置するビデオ画像記録レイヤーにビデオ画像として記録する機能と、v)前記ビデオ画像を、前記完成した書画画像に重ね合わせて再生し前記表示部に半透明のビデオ画像として表示する機能と、を実現させるというものである。
第2の本発明の書画学習支援装置は、i)手本となる書画を描画している先生の手元をビデオ撮影した撮影データが記録されている撮影データ記録手段と、ii)静止画像記録レイヤー及びビデオ画像記録レイヤーを生成する手段と、iii)前記撮影データの中の完成した書画が記録されている部分のデータを、前記静止画像記録レイヤーに完成した書画画像として記録する手段と、iv)前記完成した書画画像を、表示部に半透明の完成した書画画像として表示する手段と、v) 前記撮影データを、前記静止画像記録レイヤーの下部に配置するビデオ画像記録レイヤーにビデオ画像として記録する手段と、vi)前記ビデオ画像を、前記完成した書画画像に重ね合わせて再生し前記表示部に表示する手段と、を備えることを特徴とするものである。
第2の本発明の書画学習支援方法は、i)静止画像記録レイヤー及びビデオ画像記録レイヤーを生成するステップと、ii)撮影データ記録手段に記録されている手本となる書画を描画している先生の手元をビデオ撮影した撮影データの中の完成した書画が記録されている部分のデータを、前記静止画像記録レイヤーに完成した書画画像として記録するステップと、iii)前記完成した書画画像を、表示部に半透明の完成した書画画像として表示するステップと、vi)前記撮影データを、前記静止画像記録レイヤーの下部に配置するビデオ画像記録レイヤーにビデオ画像として記録するステップと、v)前記ビデオ画像を、前記完成した書画画像に重ね合わせて再生し前記表示部に表示するステップと、を含むことを特徴とするものである。
第2の本発明の書画学習支援プログラムは、情報端末に、i)静止画像記録レイヤー及びビデオ画像記録レイヤーを生成する機能と、ii)撮影データ記録手段に記録されている手本となる書画を描画している先生の手元をビデオ撮影した撮影データの中の完成した書画が記録されている部分のデータを、前記静止画像記録レイヤーに完成した書画画像として記録する機能と、iii)前記完成した書画画像を、表示部に半透明の完成した書画画像として表示する機能と、vi)前記撮影データを、前記静止画像記録レイヤーの下部に配置するビデオ画像記録レイヤーにビデオ画像として記録する機能と、v)前記ビデオ画像を、前記完成した書画画像に重ね合わせて再生し前記表示部に表示する機能と、を実現させるというものである。
この発明によれば、先生により最終的に描き上げられた絵画若しくは図形がどのような絵画若しくは図形であるか、又は、先生により最終的に書き上げられた文字がどのよ文字であるか、ということを視認できると同時に、先生が絵画若しくは図形を描いているところの又は先生が文字を書いているところの、手・指・えんぴつ・絵筆などの動き方を見ることを可能にする。また、先生が絵画若しくは図形を描き上げていくプロセス又は先生が文字を書き上げていくプロセスを頭の中でイメージできるという効果がある。更には、学習対象が絵画であれば、遠近感やバランスなど構図をつくる手順、線の太さや濃淡、描くスピードやストローク、立体感を出すための階調の付け方を頭の中でイメージできるという効果もある。
先生の手元をビデオ撮影したビデオ画像の中のある一コマを示す図 本実施の形態に係る書画学習支援装置のシステム構成図 表示部に、静止画像記録レイヤーに記録される最終的に書き上げられた「壱」という文字画像が表示される状態を模式的に示す図 第1の本発明の実施の形態に係る静止画像記録レイヤー及びビデオ画像記録レイヤーの概念を示す図 表示部に、最終的に書き上げられた「壱」という文字画像が表示され、且つ半透明のビデオ画像が再生表示される様子を示す図 図2に示す書画学習支援装置により実行される第1の本発明の実施の形態に係る処理フローを示すフロー図 第2の本発明の実施の形態に係る表示部におけるビデオ画像記録レイヤー及び静止画像記録レイヤーの概念を示す図 表示部に、半透明の最終的に書き上げられた「壱」という文字画像が表示され、且つビデオ画像が再生表示される様子を示す図 図2に示す書画学習支援装置により実行される第2の本発明の実施の形態に係る処理フローを示すフロー図 第1の本発明の実施の形態に係る静止画像記録レイヤー及びビデオ画像記録レイヤーの概念を示す図
本明細書中で、「書画」とは、絵画・図形・文字等をいう。また、「完成した書画」とは、書画が絵画又は図形であれば最終的に描き上げられた絵画又は図形をいい、書画が文字であれば最終的に書き上げられた文字をいう。したがって、完成した文字とは、例えば、撮影データファイル1においては、最終的に書き上げられた「壱」という文字である。以下同様に、撮影データファイル2においては最終的に書き上げられた「美しい」という文字である。本発明において文字とは、漢字一文字である必要はなく、漢字が複数個(例えば、謹賀新年)、漢字とひらがなの組み合わせ(例えば、美しい)、ひらがなが複数個(例えば、おめでとう)を意味する。完成した絵画とは、例えば、鉛筆によるデッサンで示せば、図10の静止画像記録レイヤーに記録されている最終的に描き上げられた四角柱と球のデッサンである。
本明細書中で、「書画画像」とは、書画が絵画であれば絵画画像であり、書画が図形であれば図形画像であり、書画が文字であれば文字画像をいう。
本明細書中で、「書画を描画する」とは、書画が絵画又は図形であれば「絵画又は図形を描いている」を意味し、また、書画が文字であれば「文字を書いている」を意味する。また、本明細書では、「最終的に描き上げられた絵画又は図形」を単に「描き上げられた絵画又は図形」ということもある。同様に、「最終的に書き上げられた文字」を単に「書き上げられた文字」ということもある。
図面を参照しながら第1の本発明の実施の形態に係る書画学習支援装置について説明する。
図1は、手本となる文字を書いている先生の手元をビデオ撮影したビデオ画像の中のある一コマを示す図である。この図は、図示しないビデオカメラで、手本となる「壱」という文字を書いている先生の手元をビデオ撮影したビデオ画像の中のある一コマである。文字の学習であれば、先生は、書き順、止め・はね・はらい等の点画、字形、文字の大小などしっかりした理論と技能を備えた書写の先生であることが好ましい。絵画の学習であれば、遠近感やバランスなど構図をつくる手順、線の太さや濃淡、描くスピードやストローク、立体感を出すための階調の付け方などの理論と技能を備えた先生が好ましい。
図示しないビデオカメラは、例えば三脚の脚を天井の梁に固定して、ビデオカメラのレンズを下向きに設置し、先生の手元がよく見えるように垂直方向から撮影すればよい。字の形が正確に映し出され、且つ、先生の手・指・えんぴつ・絵筆などの動き、スピード、リズム感が再現できる。
図2は、本実施の形態に係る書画学習支援装置のシステム構成図である。書画学習支援装置10は、制御部11、CPU12、撮影データ記録手段である撮影データファイルが格納されている撮影データファイル装置13、表示部14、文字の書き方、絵画の描き方、図形の描き方を解説する音声データを記録する音声データ記録手段である音声データファイルが格納されている音声データファイル装置15、音声出力部16が、バス17を介して接続されている。本発明においては、音声データファイル装置15と音声出力部16はなくても本発明の目的を達成することはできる。
撮影データファイル装置13には、手本となる書画を描画している先生の手元をビデオ撮影した撮影データが記録された撮影データファイルが格納されている。撮影データファイル装置13には、図2に示すように複数個の撮影データファイルが格納されている。
撮影データファイル1には、先生が「壱」という文字を書いているところをビデオ撮影した撮影データが記録されている。撮影データファイル2には、先生が「美しい」という文字を書いているところをビデオ撮影した撮影データが記録されている。本発明において文字とは、漢字一文字である必要はなく、漢字が複数個(例えば、謹賀新年)、漢字とひらがなの組み合わせ(例えば、美しい)、ひらがなが複数個(例えば、おめでとう)を意味する。
撮影データファイルmには、先生が「雪の結晶」の図形を描いているところをビデオ撮影した撮影データが記録されている。同様に、撮影データファイルn-2、撮影データファイルn-1、撮影データファイルnには、それぞれ、先生が「鉛筆によるデッサン」、「水彩画」、「油絵」を描いているところをビデオ撮影した撮影データが記録されている。
第1の本発明の実施の形態について説明する。
CPU12は、制御部11の指令を受け、静止画像記録レイヤーA及びビデオ画像記録レイヤーBを生成する。そして、静止画像記録レイヤーAの上部にビデオ画像記録レイヤーBを配置する。ここで、上部とは、表示部14に近い側をいう。静止画像記録レイヤーAの上部にビデオ画像記録レイヤーBを配置したものを図4に概念的に示す。ただし、図4では静止画像記録レイヤーAに「壱」という文字画像が記録され、ビデオ画像記録レイヤーBには「壱」という文字を書いている先生の手元をビデオ撮影したビデオ画像が記録されている。
次いで、CPU12は、制御部11の指令を受け、撮影データファイル装置13に格納されている撮影データファイルにアクセスし、手本となる書画を描画している先生の手元をビデオ撮影した撮影データを読み出し、撮影データの中の完成した書画が記録されている部分のデータを、静止画像記録レイヤーAに完成した書画画像として記録する。そして、CPU12は、制御部11の指令を受け、静止画像記録レイヤーAに記録される完成した書画画像を表示部14に表示する。表示部14としては、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどが利用される。
図3は、静止画像記録レイヤーAに記録される書き上げられた「壱」という文字画像が、表示部14に表示される状態を模式的に示す図である。表示部14に表示される書き上げられた文字画像の色は、通常は再生表示されるビデオ画像の文字の色と同じである。しかし、表示部14に表示される画像が、鉛筆によるデッサン画像、図形画像、文字画像の場合には、電気的にビデオ画像の色と異なる色に変換してもよい。
更に、CPU12は、制御部11の指令を受け、手本となる書画を描画している先生の手元をビデオ撮影した撮影データを、静止画像記録レイヤーAの上部に配置するビデオ画像記録レイヤーBにビデオ画像として記録する。そして、CPU12は、制御部11の指令を受け、ビデオ画像記録レイヤーBに記録されるビデオ画像を、静止画像記録レイヤーAに記録される完成した書画画像に重ね合わせて再生し表示部14に半透明のビデオ画像として表示する。
図4は、静止画像記録レイヤーA及びビデオ画像記録レイヤーBの概念を示す図であるが、静止画像記録レイヤーAに完成した書画画像が記録され、ビデオ画像記録レイヤーBにビデオ画像が記録されているところを模式的に示したものである。
ビデオ画像記録レイヤーBは静止画像記録レイヤーAの上部に配置される。ビデオ画像記録レイヤーBに記録されるビデオ画像を、静止画像記録レイヤーAに記録される完成した書画画像に重ね合わせて再生し表示部14に半透明のビデオ画像として表示する。表示部14に再生表示されるビデオ画像の透明度が低い(不透明度が高い)と、ユーザーは、表示部14に表示される完成した書画画像を視認することが困難となる。逆に、ビデオ画像の透明度が高い(不透明度が低い)と、ユーザーは、表示部14に表示される完成した書画画像を視認することはできるが、表示部14に再生表示されるビデオ画像そのものを視認することが困難となる。本発明では、表示部14に再生表示されるビデオ画像の透明度としては、透過率が40%〜70%、好ましくは55%〜65%である。
図5は、表示部14に、完成した書画画像が表示され、且つ半透明のビデオ画像が再生表示される様子を示す図である。具体的には、静止画像記録レイヤーAに記録される完成した書画画像(具体的には「壱」という書き上げられた文字画像)が表示部14に表示され、且つ、静止画像記録レイヤーAの上部に配置されるビデオ画像記録レイヤーBに記録されるビデオ画像(具体的には「壱」という文字を書いている先生の手元をビデオ撮影したビデオ画像)を、静止画像記録レイヤーAに記録される完成した書画画像(具体的には「壱」という書き上げられた文字画像)に重ね合わせて再生し、表示部14に半透明のビデオ画像として表示した様子を示した図である。
図2に戻って、音声データファイル装置15には、絵画の描き方、図形の描き方、文字の書き方等書画の描画の仕方を解説する音声データを記録する音声データ記録手段である音声データファイルが格納されている。音声データファイル1には、「壱」という文字を書く際の留意点が記録されている。同様に、音声データファイルnには、油絵を描く際の留意点が記録されている。音声データファイルに記録される音声データは、例えば、先生が文字を書く、或いは先生が図形若しくは絵画を描く動作に合わせて、ナレーターが文字を書く際の留意点又は図形若しくは絵画を描く際の留意点について解説する文章を読んでいるところを録音したものである。また、先生自身が図形若しくは絵画を描きながら又は文字を書きながら解説する声を録音したものでもよい。
CPU12は、学習者であるユーザー(以下、ユーザーともいう。)から撮影データファイルnの選択を受けると、制御部11の指令を受け、撮影データファイルnに対応する音声データファイルnを選択し、ビデオ画像の再生に同期して音声出力部16から音声を出力する。音声出力部は内臓スピーカーであってもヘッドホンであってもよい。
第1の本発明の書画学習支援装置10により実行される処理のフローについて説明する。図6は、図2に示す書画学習支援装置10により実行される第1の本発明の実施の形態に係る処理フローを示すフロー図である。
学習者であるユーザーは、情報端末を起動して書画学習支援プログラムを立ち上げる。情報端末としては、例えば、デスクトップパソコン、ノートパソコン、タブレットなどが使用できる。情報端末が携帯に便利なタブレットであれば、通勤電車の中でも学習することができる。
書画学習支援プログラムが立ち上がると、撮影データファイル装置13に格納されている複数の撮影データファイルにそれぞれ記録されている絵画、図形、文字等の書画がサムネイル画像として表示部14であるディスプレイに一覧表示される。ユーザーはサムネイル画像の中から学習したい絵画若しくは図形又は文字等の書画が記録されている撮影データファイルを選択する。ユーザーが学習したい絵画若しくは図形又は文字等の書画を選択する方法としては、サムネイル画像方式に限らず任意の方式を使うことができる。
ここでは、理解を容易にするために、ユーザーが「壱」という文字をレッスンする場合について説明する。
CPU12は、制御部11の指令を受け、静止画像記録レイヤーA及びビデオ画像記録レイヤーBを生成する。そして、静止画像記録レイヤーAの上部にビデオ画像記録レイヤーBを配置する(ステップS−1)。
CPU12は、制御部11の指令を受け、「壱」という文字が記録されている撮影データファイル1にアクセスし、「壱」という文字を書いている先生の手元をビデオ撮影した撮影データを読み出し、撮影データの中の書き上げられた「壱」という文字が記録されている部分のデータを、静止画像記録レイヤーAに「壱」という書き上げられた文字画像として記録する(ステップS−2)。そして、CPU12は、制御部11の指令を受け、静止画像記録レイヤーAに記録された「壱」という書き上げられた文字画像を表示部14に表示する(ステップS−3)。図3が、表示部14に、静止画像記録レイヤーAに記録される「壱」という書き上げられた文字画像が表示される状態を模式的に示す図である。
次いで、CPU12は、制御部11の指令を受け、「壱」という文字を書いている先生の手元をビデオ撮影した撮影データを、静止画像記録レイヤーAの上部に配置したビデオ画像記録レイヤーBにビデオ画像として記録する(ステップS−4)。そして、CPU12は、制御部11の指令を受け、ビデオ画像記録レイヤーBに記録されたビデオ画像を、静止画像記録レイヤーAに記録された「壱」という書き上げられた文字画像に重ね合わせて再生し、表示部14に半透明のビデオ画像として表示する(ステップS−5)。
CPU12は、制御部11の指令を受けビデオ画像の再生と同期して音声データファイル1にアクセスして音声出力部16から「壱」とうい文字を書く際の留意点を解説する音声を出力する(ステップS−6)。
図5は、表示部14に、静止画像記録レイヤーAに記録される「壱」という書き上げられた文字画像が表示され、且つ、ビデオ画像記録レイヤーBに記録されるビデオ画像を、静止画像記録レイヤーAに記録される「壱」という書き上げられた文字画像に重ね合わせて再生し、表示部14に半透明のビデオ画像として表示したところを示すものである。
ビデオ画像の再生開始時点では、ユーザーは、再生表示されるビデオ画像の透明度(不透明度)に応じた薄文字の「壱」という文字画像を、表示部14に視認することができる。図5では、ビデオ画像の再生が、「壱」という書き上げられた文字の「ヒ」の前の部分まで進んでいるので、ユーザーは、「壱」という書き上げられた文字画像の「ヒ」の前の部分の画像の濃さを、薄文字でない通常の濃さ(半透明のビデオ画像の濃さに応じた書き上げられた文字画像の濃さ+半透明のビデオ画像の濃さ)として視認でき、これから再生する「ヒ」の部分の画像については薄文字(半透明のビデオ画像の濃さに応じた完成した文字画像の濃さ)として視認できる。
表示部14には動画としてのビデオ画像が再生表示されるので図示することはできないが、ビデオ画像の再生を進めるに連れて「壱」という書き上げられた文字画像の薄文字部分が薄文字でない通常の濃さ(半透明のビデオ画像の濃さに応じた書き上げられた文字画像の濃さ+半透明のビデオ画像の濃さ)に変化してくる。半透明のビデオ画像の再生終了時点では、ユーザーは、表示部14に薄文字でない通常の濃さ(半透明のビデオ画像の濃さに応じた書き上げられた文字画像の濃さ+半透明のビデオ画像の濃さ)の「壱」という書き上げられた文字画像を視認することができる。
書き上げられた「壱」という文字画像を表示部14に表示した状態(この状態では、ユーザーは、「壱」という文字画像は半透明のビデオ画像の濃さに応じた薄文字画像として視認できる。)で、ステップS−5の動作を繰り返すことにより、学習者であるユーザーは、先生が「壱」という文字を書いている手・指・えんぴつの動き、スピード、リズムを体感することができる。また、ビデオ画像の再生を進めるに連れて「壱」という文字画像の薄文字部分が薄文字でない通常の濃さに変化してくるので、運筆が分かりやすいというメリットがある。ユーザーは、ステップS−5のビデオ画像の再生時にステップS−6の解説を同時に聞くこともできる。
以上説明したように、第1の本発明の実施の形態は、
・静止画像記録レイヤーAに記録される完成した書画画像を、表示部14に表示する。
・静止画像記録レイヤーAの上部に配置するビデオ画像記録レイヤーBに記録されるビデオ画像を、静止画像記録レイヤーAに記録される完成した書画画像に重ね合わせて再生し表示部14に半透明のビデオ画像として表示する。
したがって、ビデオ画像の再生開始時点では、ユーザーからは、静止画像記録レイヤーAに記録され、且つ、表示部14に表示される完成した書画画像は、薄く描かれた完成した書画画像として視認することができる。また、ビデオ画像の再生を進めるに連れて、薄く描かれた書画画像として視認できた書画画像は、通常の濃さ(半透明のビデオ画像の濃さに応じた薄く描かれた書画画像の濃さ+半透明のビデオ画像の濃さ)に変化してくるので、ユーザーは絵画若しくは図形又は文字等の書画がどのようにして仕上げられていくかということを確認することができる。
ユーザーが何度も繰り返して学習することにより、先生が絵画若しくは図形を描き上げていくプロセス又は文字を書き上げていくプロセスを頭の中でイメージすることができるようになる。
第2の本発明の実施の形態について説明する。
第2の本発明の実施の形態は、i)静止画像記録レイヤーAの下部にビデオ画像記録レイヤーBを配置する。その結果、ii)静止画像記録レイヤーAに記録される完成した書画画像を表示部14に半透明の完成した書画画像として表示する。iii)ビデオ画像記録レイヤーBに記録されるビデオ画像を、静止画像記録レイヤーAに記録される完成した書画画像と重ね合わせて再生し表示部14に表示する。このi)、ii)、iii)の三つが第1の本発明の実施の形態と異なるものであり、その他については第1の本発明の実施の形態と同じである。以下では、第1の本発明の実施の形態と異なる点を主体に説明する。
図2を援用して説明する。
CPU12は、制御部11の指令を受け、静止画像記録レイヤーA及びビデオ画像記 録レイヤーBを生成する。そして、静止画像記録レイヤーAの下部にビデオ画像記録レイヤーBを配置する。ここで、上部とは、表示部14に近い側をいう。静止画像記録レイヤーAの下部にビデオ画像記録レイヤーBを配置したものを図7に概念的に示す。ただし、図7では静止画像記録レイヤーAに「壱」という文字画像が記録され、ビデオ画像記録レイヤーBには「壱」という文字を書いている先生の手元をビデオ撮影したビデオ画像が記録されている。
次いで、CPU12は、制御部11の指令を受け、撮影データファイル装置13に格納されている撮影データファイルにアクセスし、手本となる書画を描いている先生の手元をビデオ撮影した撮影データを読み出し、撮影データの中の完成した書画が記録されている部分のデータを、静止画像記録レイヤーAに完成した書画画像として記録する。そして、CPU12は、制御部11の指令を受け、静止画像記録レイヤーAに記録される完成した書画画像を、半透明の完成した書画画像として表示部14に表示する。
更に、CPU12は、制御部11の指令を受け、撮影データを静止画像記録レイヤーAの下部に配置するビデオ画像記録レイヤーBにビデオ画像として記録する。そして、CPU12は、制御部11の指令を受け、ビデオ画像記録レイヤーBに記録されるビデオ画像を、静止画像記録レイヤーAに記録される完成した書画画像に重ね合わせて再生し表示部14にビデオ画像として表示する。
図7はビデオ画像記録レイヤーB及び静止画像記録レイヤーAの概念を示す図であるが、ビデオ画像記録レイヤーBにビデオ画像が記録され、静止画像記録レイヤーAに完成した書画画像が記録されているところを模式的に示したものである。
ビデオ画像記録レイヤーBは静止画像記録レイヤーAの下部に配置される。ビデオ画像記録レイヤーBに記録されるビデオ画像は、静止画像記録レイヤーAに記録される完成した書画画像に重ね合わせて再生され表示部14にビデオ画像として表示される。表示部14に表示される完成した書画画像の透明度が低い(不透明度が高い)と、ユーザーは、表示部14に再生表示されるビデオ画像を視認することが困難となる。逆に、表示部14に表示される完成した書画画像の透明度が高い(不透明度が低い)と、ユーザーは、表示部14に再生表示されるビデオ画像を視認することはできるが、表示部14に表示される完成した書画画像そのものを視認することが困難となる。本発明では、表示部14に表示される完成した書画画像の透明度としては、透過率が40%〜70%、好ましくは55%〜65%である。
図8は、表示部14に、半透明の完成した書画画像が表示され、且つビデオ画像が再生表示される様子を示す図である。具体的には、静止画像記録レイヤーAに記録される完成した書画画像(具体的には「壱」という書き上げられた文字画像)が表示部14に半透明の書き上げられた「壱」という文字画像として表示され、且つ、静止画像記録レイヤーAの下部に配置されるビデオ画像記録レイヤーBに記録されるビデオ画像(具体的には「壱」という文字を書いている先生の手元をビデオ撮影したビデオ画像)を、静止画像記録レイヤーAに記録される完成した書画画像(具体的には「壱」という書き上げられた文字画像)に重ね合わせて再生し、表示部14にビデオ画像として表示した様子を示した図である。
以下に、本発明の書画学習支援装置10により実行される第2の本発明の実施の形態に係る処理のフローについて説明する。図9は、図2に示す書画学習支援装置10により実行される第2の本発明の実施の形態に係る処理フローを示すフロー図である。
理解を容易にするために、ユーザーが「壱」という文字をレッスンする場合について説明する。
CPU12は、制御部11の指令を受け、静止画像記録レイヤーA及びビデオ画像記録レイヤーBを生成する。そして、静止画像記録レイヤーAの下部にビデオ画像記録レイヤーBを配置する(ステップS−21)。
CPU12は、制御部11の指令を受け、「壱」という文字が記録されている撮影データファイル1にアクセスし、「壱」という文字を書いている先生の手元をビデオ撮影した撮影データを読み出し、撮影データの中の書き上げられた「壱」という文字が記録されている部分のデータを、静止画像記録レイヤーAに「壱」という書き上げられた文字画像として記録する(ステップS−22)。そして、CPU12は、制御部11の指令を受け、静止画像記録レイヤーAに記録された「壱」という書き上げられた文字画像を、表示部14に半透明の書き上げられた文字画像として表示する(ステップS−23)。
次いで、CPU12は、制御部11の指令を受け、「壱」という文字を書いている先生の手元をビデオ撮影した撮影データを、静止画像記録レイヤーAの下部に配置したビデオ画像記録レイヤーBにビデオ画像として記録する(ステップS−24)。そして、CPU12は、制御部11の指令を受け、ビデオ画像記録レイヤーBに記録されたビデオ画像を、静止画像記録レイヤーAに記録された「壱」という書き上げられた文字画像に重ね合わせて再生し表示部14に表示する(ステップS−25)。
CPU12は、制御部11の指令を受けビデオ画像の再生と同期して音声データファイル1にアクセスして音声出力部16から「壱」とうい文字を書く際の留意点を解説する音声を出力する(ステップS−26)。
図8は、静止画像記録レイヤーAに記録される「壱」という書き上げられた文字画像が表示部14に半透明の書き上げられた「壱」という文字画像として表示され、且つ、静止画像記録レイヤーAの下部に配置されるビデオ画像記録レイヤーBに記録される「壱」という文字を書いている先生の手元をビデオ撮影したビデオ画像を、静止画像記録レイヤーAに記録される「壱」という書き上げられた文字画像に重ね合わせて再生し、表示部14にビデオ画像として表示する様子を示した図である。ビデオ画像の再生が、「壱」という書き上げられた文字の「ヒ」の前の部分まで進んでいる。ユーザーは、「壱」という書き上げられた文字画像の「ヒ」の前の部分の文字画像の濃さを、薄文字でない通常の濃さ(半透明の書き上げられた文字画像の濃さ+半透明の書き上げられた文字画像の濃さに応じたビデオ画像の濃さ)として視認でき、これから再生する「ヒ」の部分の画像は薄文字(半透明の書き上げられた文字画像の濃さ)として視認することができる。
ビデオ画像を再生表示する前の時点では、ユーザーは、表示部14には半透明の書き上げられた「壱」という文字画像を視認することができる。ビデオ画像の再生開始時点では、ユーザーは、半透明の書き上げられた文字画像の透明度に応じた薄文字の「壱」という文字画像を視認することができる。表示部14には動画としてのビデオ画像が再生表示されるので図示することはできないが、ビデオ画像の再生を進めるに連れて「壱」という書き上げられた文字画像の薄文字部分が薄文字でない通常の濃さ(半透明の書き上げられた文字画像の濃さ+半透明の書き上げられた文字画像の濃さに応じたビデオ画像の濃さ)に変化してくる。ビデオ画像の再生終了時点では、ユーザーは、薄文字でない通常の濃さ(半透明の書き上げられた文字画像の濃さ+半透明の書き上げられた文字画像の濃さに応じたビデオ画像の濃さ)の「壱」という書き上げられた文字画像を視認することができる。
半透明の書き上げられた「壱」という文字画像を表示部14に表示した状態(ユーザーは、「壱」という文字画像は薄文字画像として視認できる。)で、ステップS−25の動作を繰り返すことにより、学習者であるユーザーは先生が「壱」という文字を書いている手・指・えんぴつの動き、スピード、リズムを体感することができる。また、ビデオ画像の再生を進めるに連れて「壱」という文字画像の薄文字部分が薄文字でない通常の濃さに変化してくるので、運筆が分かりやすいというメリットがある。ユーザーは、ステップS−25のビデオ画像の再生時にステップS−26の解説を同時に聞くこともできる。
以上説明したように、第2の本発明の実施の形態は、
(1)静止画像記録レイヤーAに記録される完成した書画画像を、表示部14に半透明の完成した書画画像として表示する。
(2)静止画像記録レイヤーAの下部に配置するビデオ画像記録レイヤーBに記録されるビデオ画像を、静止画像記録レイヤーAに記録される完成した書画画像に重ね合わせて再生し表示部14に表示する。
したがって、ユーザーからは、静止画像記録レイヤーAに記録され、且つ表示部14に表示される完成した書画画像は、薄く描かれた書画画像として視認することができる。また、ビデオ画像の再生を進めるに連れて、薄く描かれた書画画像として表示される書画画像は、通常の濃さ(半透明の書画画像の濃さ+書画画像の透明度に応じたビデオ画像の濃さ)に変化してくるので、ユーザーは絵画若しくは図形又は文字がどのようにして仕上げられていくかということを確認することができる。
ユーザーが何度も繰り返して学習することにより、先生が絵画若しくは図形を描き上げていくプロセス又は文字を書き上げていくプロセスを頭の中でイメージすることができるようになる。
図10は、第1の本発明の実施の形態に係る静止画像記録レイヤーA及びビデオ画像記録レイヤーBの概念を示す図であるが、静止画像記録レイヤーAには描き上げられたデッサンが記録され、ビデオ画像記録レイヤーには鉛筆によるデッサンを描いている先生の手元をビデオ撮影した撮影データをビデオ画像として記録された様子を示すものである。
以上の説明では、絵画・図形・文字等書画の代表例として、主として「壱」という文字で説明したが、「壱」という文字に換えて、雪の結晶、鉛筆によるデッサン、水彩画、油絵であっても本発明を適用できることは言を待たない。
第1の本発明の実施の形態では、CPU12は、制御部11の指令を受け、静止画像記録レイヤーA及びビデオ画像記録レイヤーBを生成する。次いで、静止画像記録レイヤーAの上部にビデオ画像記録レイヤーBを配置する。そして、予め配置した静止画像記録レイヤーAに完成した書画画像を記録する、予め配置したビデオ画像記録レイヤーBにビデオ画像を記録する、といった静的な手順で行うものである。
第1の本発明の別の実施の形態では、完成した書画画像が記録された静止画像記録レイヤーAを配置する、ビデオ画像が記録されたビデオ画像記録レイヤーBを完成した書画画像が記録された静止画像記録レイヤーAの上部に配置する、といった動的な手順で行うこともできる。
同様に、第2の本発明の実施の形態では、CPU12は、制御部11の指令を受け、静止画像記録レイヤーA及びビデオ画像記録レイヤーBを生成する。次いで、静止画像記録レイヤーAの下部にビデオ画像記録レイヤーBを配置する。そして、予め配置した静止画像記録レイヤーに完成した書画画像を記録する、予め配置したビデオ画像記録レイヤーBにビデオ画像を記録する、といった静的な手順で行うものである。
第2の本発明の別の実施の形態では、完成した書画画像が記録された書画画像記録レイヤーAを配置する、ビデオ画像が記録されたビデオ画像記録レイヤーBを完成した書画画像が記録された静止画像記録レイヤーAの下部に配置する、といった動的な手順で行うこともできる。
本発明に係る書画学習支援装置、書画学習支援方法及び書画学習支援プログラムは、ユーザーが自宅で或いは通勤電車の中などで、あたかも先生が一緒にいるかのごとく、絵画若しくは図形又は文字等の書画の学習をすることが可能な、ICTを活用した学習機器に利用することができる。
10 書画学習支援装置
11 制御部
12 CPU
13 撮影データファイル装置
14 表示部
15 音声データファイル装置
16 音声出力部
17 バス
A 静止画像記録レイヤー
B ビデオ画像記録レイヤー



Claims (6)

  1. i)手本となる書画を描画している先生の手元をビデオ撮影した撮影データが記録されている撮影データ記録手段と、
    ii)静止画像記録レイヤー及びビデオ画像記録レイヤーを生成する手段と、
    iii)前記撮影データの中の完成した書画が記録されている部分のデータを、前記静止画像記録レイヤーに完成した書画画像として記録する手段と、
    iv)前記完成した書画画像を表示部に表示する手段と、
    v)前記撮影データを前記静止画像記録レイヤーの上部に配置するビデオ画像記録レイヤーにビデオ画像として記録する手段と、
    vi)前記ビデオ画像を、前記完成した書画画像に重ね合わせて再生し前記表示部に半透明のビデオ画像として表示する手段と、
    を備えることを特徴とする書画学習支援装置。
  2. i)静止画像記録レイヤー及びビデオ画像記録レイヤーを生成するステップと、
    ii)撮影データ記録手段に記録されている手本となる書画を描画している先生の手元をビデオ撮影した撮影データの中の完成した書画が記録されている部分のデータを、前記静止画像記録レイヤーに完成した書画画像として記録するステップと、
    iii)前記完成した書画画像を表示部に表示するステップと、
    vi)前記撮影データを、前記静止画像記録レイヤーの上部に配置するビデオ画像記録レイヤーにビデオ画像として記録するステップと、
    v)前記ビデオ画像を、前記完成した書画画像に重ね合わせて再生し前記表示部に半透明のビデオ画像として表示するステップと、
    を含むことを特徴とする書画学習支援方法。
  3. 情報端末に、
    i)静止画像記録レイヤー及びビデオ画像記録レイヤーを生成する機能と、
    ii)撮影データ記録手段に記録されている手本となる書画を描画している先生の手元をビデオ撮影した撮影データの中の完成した書画が記録されている部分のデータを、前記静止画像記録レイヤーに完成した書画画像として記録する機能と、
    iii)前記描き上げられた絵画画像若しくは図形画像又は書き上げられた文字画像を表示部に表示する機能と、
    vi)前記撮影データを、前記静止画像記録レイヤーの上部に配置するビデオ画像記録レイヤーにビデオ画像として記録する機能と、
    v)前記ビデオ画像を、前記完成した書画画像に重ね合わせて再生し前記表示部に半透明のビデオ画像として表示する機能と、
    を実現させるための書画学習支援プログラム。
  4. i)手本となる書画を描画している先生の手元をビデオ撮影した撮影データが記録されている撮影データ記録手段と、
    ii)静止画像記録レイヤー及びビデオ画像記録レイヤーを生成する手段と、
    iii)前記撮影データの中の完成した書画が記録されている部分のデータを、前記静止画像記録レイヤーに完成した書画画像として記録する手段と、
    iv)前記完成した書画画像を、表示部に半透明の完成した書画画像として表示する手段と、
    v)前記撮影データを、前記静止画像記録レイヤーの下部に配置するビデオ画像記録レイヤーにビデオ画像として記録する手段と、
    vi)前記ビデオ画像を、前記完成した書画画像に重ね合わせて再生し前記表示部に表示する手段と、
    を備えることを特徴とする書画学習支援装置。
  5. i)静止画像記録レイヤー及びビデオ画像記録レイヤーを生成するステップと、
    ii)撮影データ記録手段に記録されている手本となる書画を描画している先生の手元をビデオ撮影した撮影データの中の完成した書画が記録されている部分のデータを、前記静止画像記録レイヤーに完成した書画画像として記録するステップと、
    iii)前記完成した書画画像を、表示部に半透明の完成した書画画像として表示するステップと、
    vi)前記撮影データを、前記静止画像記録レイヤーの下部に配置するビデオ画像記録レイヤーにビデオ画像として記録するステップと、
    v)前記ビデオ画像を、前記完成した書画画像に重ね合わせて再生し前記表示部に表示するステップと、
    を含むことを特徴とする書画学習支援方法。
  6. 情報端末に、
    i)静止画像記録レイヤー及びビデオ画像記録レイヤーを生成する機能と、
    ii)撮影データ記録手段に記録されている手本となる書画を描画している先生の手元をビデオ撮影した撮影データの中の完成した書画が記録されている部分のデータを、前記静止画像記録レイヤーに完成した書画画像として記録する機能と、
    iii)前記完成した書画画像を、表示部に半透明の完成した書画画像として表示する機能と、
    vi)前記撮影データを、前記静止画像記録レイヤーの下部に配置するビデオ画像記録レイヤーにビデオ画像として記録する機能と、
    v)前記ビデオ画像を、前記完成した書画画像に重ね合わせて再生し前記表示部に表示する機能と、
    を実現させるための書画学習支援プログラム。
JP2015008844A 2015-01-20 2015-01-20 書画学習支援装置、書画学習支援方法及び書画学習支援プログラム Active JP6508818B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015008844A JP6508818B2 (ja) 2015-01-20 2015-01-20 書画学習支援装置、書画学習支援方法及び書画学習支援プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015008844A JP6508818B2 (ja) 2015-01-20 2015-01-20 書画学習支援装置、書画学習支援方法及び書画学習支援プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016133662A JP2016133662A (ja) 2016-07-25
JP6508818B2 true JP6508818B2 (ja) 2019-05-08

Family

ID=56438040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015008844A Active JP6508818B2 (ja) 2015-01-20 2015-01-20 書画学習支援装置、書画学習支援方法及び書画学習支援プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6508818B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106355973B (zh) * 2016-10-28 2019-03-15 厦门优莱柏网络科技有限公司 一种绘画辅导方法及装置
CN108616774A (zh) * 2018-05-18 2018-10-02 中版云教育科技(北京)有限公司 书法教学视频的播放方法、装置、移动终端和存储介质
CN111243363B (zh) * 2020-03-27 2021-11-09 上海松鼠课堂人工智能科技有限公司 多媒体感官教学系统

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7249950B2 (en) * 2003-10-10 2007-07-31 Leapfrog Enterprises, Inc. Display apparatus for teaching writing
JP6097586B2 (ja) * 2013-02-05 2017-03-15 株式会社光文書院 書写教則教材、および書写教則教材の作成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016133662A (ja) 2016-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Walsh Multimodal literacy: What does it mean for classroom practice?
CN106128212B (zh) 基于增强现实技术的书法学习系统及方法
TWI497464B (zh) 垂直整合的行動教育系統、非暫態電腦可讀取媒體及促進兒童教育發展的方法
US8358320B2 (en) Interactive transcription system and method
CN108399821A (zh) 一种电子智能辅助书写训练及分析评价系统
Alesandrini Computer graphics in learning and instruction
JP2011516924A (ja) マルチモードの学習システム
JP2015533004A (ja) スマートペンを使用した対話型デジタルワークブック
KR102082313B1 (ko) 가상 현실을 이용한 역사체험 교육시스템
KR102582840B1 (ko) 학습방법, 학습 장치 및 학습시스템
Bozarth Better than bullet points: Creating engaging e-learning with PowerPoint
Laidlaw et al. Rethinking difference in the iWorld: Possibilities, challenges and ‘unexpected consequences’ of digital tools in literacy education
JP6508818B2 (ja) 書画学習支援装置、書画学習支援方法及び書画学習支援プログラム
CN112270853A (zh) 一种书法教学系统及方法
Pantelić et al. The development of educational augmented reality application: a practical approach
Donahue-Wallace et al. Teaching art history with new technologies: Reflections and case studies
KR102159326B1 (ko) 작가체학습단말기 및 시스템
JP6437320B2 (ja) 文字レッスン支援装置、文字レッスン支援方法及び文字レッスン支援プログラム
Labrecque et al. Learn Adobe Animate CC for Interactive Media: Adobe Certified Associate Exam Preparation
KR101725068B1 (ko) 전자서적의 리소스를 이용한 워크북 제공장치 및 그 방법
KR102320579B1 (ko) 반복 학습을 통한 수학 강의 콘텐츠 제공 방법 및 이를 위한 장치
Zhou et al. Design research and practice of augmented reality textbook
Martinez et al. Story bound, map around: Stories, life, and learning
JP2017090697A (ja) 漢字指導システム
CN105869465B (zh) 一种猜字型文字游戏装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181113

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6508818

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250