JP6508314B2 - 撮像装置、撮像方法、及びプログラム - Google Patents

撮像装置、撮像方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は、撮像装置、撮像方法、及びプログラムに関する。
デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ(以降では、総じて「デジタルカメラ」と呼ぶ場合がある)等のデバイスの中には、無線のネットワークを介してスマートフォンのような情報処理端末に接続可能なものがある。このように、異なる機器間を無線のネットワークを介して接続するための通信規格として、例えば、Wi−Fi(Wireless Fidelity)(登録商標)等が挙げられる。
また、近年では、情報処理端末とデジタルカメラ等の撮像装置とをネットワークを介して接続することで、当該情報処理端末を介して当該撮像装置を操作するための機能が提供されている。このような機能の提供に伴い、当該撮像装置の中には、ネットワークを介して接続された情報処理端末が主なUI(ユーザインタフェース)として利用されることを前提として、当該撮像装置自体に設けられた入出力インタフェースが制限された(例えば、簡素化もしくは排除された)ものも提供されてきている。
特開2007−173910号公報 特開2004−173036号公報 特開2008−141704号公報 特開平10−164422号公報
前述したような、入出力インタフェースが制限された撮像装置の中には、撮像装置が単体で動作している状態(即ち、情報処理端末と連携していない状態)においても、当該撮像装置に設けられた入力インタフェースを介した操作により画像を撮像可能としたものもある。
一方で、撮像装置単体で動作している状態では、出力インタフェースが制限されているため、露出、ホワイトバランス、画角等のような撮像時の設定をユーザが確認できるとは限らず、好適な画像(例えば、被写体が忠実に再現された画像)が撮像できない場合もある。
そこで、本開示では、出力インタフェースが制限された状況下においても、より好適な画像を撮像することが可能な、撮像装置、撮像方法、及びプログラムを提案する。
本開示によれば、撮像部と、前記撮像部の動作を制御する制御部と、外部装置と通信を行う通信部と、前記撮像部、前記制御部、及び前記通信部を含み、前記撮像部により撮影された画像を表示する表示部を有さない筐体と、を備え、前記制御部は、動作モードが、前記外部装置と連携して動作する第1のモードと、単体で動作する第2のモードと、のうちのいずれかに応じて、前記撮像部の動作を制御するための設定を、ユーザ入力に基づく設定と、ユーザ入力に基づく設定が反映されないあらかじめ決められた設定と、のいずれかに切り替える、撮像装置が提供される。
また、本開示によれば、プロセッサが、撮像部により撮影された画像を表示する表示部を有さない筐体に含まれる前記撮像部の動作を制御することと、外部装置と通信を行うことと、撮像に関する動作を指示することと、動作モードが、前記外部装置と連携して動作する第1のモードと、単体で動作する第2のモードと、のうちのいずれかに応じて、前記撮像部の動作を制御するための設定を、ユーザ入力に基づく設定と、ユーザ入力に基づく設定が反映されないあらかじめ決められた設定と、のいずれかに切り替えることと、を含む、撮像方法が提供される。
また、本開示によれば、コンピュータに、撮像部により撮影された画像を表示する表示部を有さない筐体に含まれる前記撮像部の動作を制御することと、外部装置と通信を行うことと、撮像に関する動作を指示することと、動作モードが、前記外部装置と連携して動作する第1のモードと、単体で動作する第2のモードと、のうちのいずれかに応じて、前記撮像部の動作を制御するための設定を、ユーザ入力に基づく設定と、ユーザ入力に基づく設定が反映されないあらかじめ決められた設定と、のいずれかに切り替えることと、を実行させる、プログラムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、出力インタフェースが制限された状況下においても、より好適な画像を撮像することが可能な、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムが提供される。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の実施形態に係る情報処理システムの概略的なシステム構成の一例について説明するための説明図である。 入出力インタフェースが制限された撮像装置の一例を示している。 同実施形態に係る情報処理システムの使用形態の一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係る情報処理システムの使用形態の他の一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係る情報処理システムの使用形態の他の一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係る情報処理システムの使用形態の他の一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係る情報処理システムの機能構成の一例を示したブロック図である。 同実施形態に係る撮像装置の一連の動作の流れの一例について示したフローチャートである。 変形例1−1に係る制御方法の一例について説明するための説明図である。 変形例1−2に係る制御方法の一例について説明するための説明図である。 変形例1−3に係る制御方法の一例について説明するための説明図である。 変形例2に係る情報処理システムの概要について説明するための説明図である。 変形例2に係る情報処理システムの機能構成の一例を示したブロック図である。 同実施形態に係る撮像装置のハードウェア構成の一例を示した図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.概要
2.機能構成
3.処理
4.変形例1:画像が撮像される環境の変化に応じた制御例
4.1.変形例1−1:撮像時の時間情報に基づく制御
4.2.変形例1−2:撮像シーンの変化に基づく制御
4.3.変形例1−3:撮像時の位置情報に基づく制御
4.4.まとめ
5.変形例2:撮像装置と情報処理端末との連携時の動作の一例
6.ハードウェア構成
7.まとめ
<1.概要>
まず、図1を参照して、本開示の実施形態に係る情報処理システムの概略的なシステム構成の一例について説明する。図1は、本実施形態に係る情報処理システムの概略的なシステム構成の一例について説明するための説明図である。
図1に示すように、本実施形態に係る情報処理システムは、撮像装置10と、情報処理端末30とを含む。撮像装置10は、所謂デジタルカメラのように、静止画像や動画像等の画像を撮像するための装置に相当する。また、情報処理端末30は、所謂スマートフォンのようなユーザ端末に相当する。
撮像装置10と、情報処理端末30とは、無線のネットワークn11等の通信経路を介して互い通信可能に接続されている。ネットワークn11の具体的な一例としては、Wi−Fi(登録商標)規格に基づくネットワークが挙げられる。例えば、Wi−Fi(登録商標)規格に基づくネットワークn11を適用する場合には、撮像装置10と情報処理端末30とのうちのいずれか一方がアクセスポイントとして動作し、他方がステーションとして当該一方に接続する。
特に、本実施形態に係る情報処理端末30は、ネットワークn11を介して接続された撮像装置10の動作(例えば、画像の撮像に係る動作)を制御可能に構成されている。即ち、撮像装置10は、ネットワークn11を介して情報処理端末30から送信された指示に基づき、動画像や静止画像のような画像を撮像することが可能である。なお、本機能は、例えば、ネットワークを介して撮像装置10の動作を制御するためのAPI(Application Programming Interface)を利用して作成されたアプリケーションを、情報処理端末30にインストールすることで実現され得る。もちろん、上記機能を実現するためのアプリケーションを、情報処理端末30にあらかじめ組み込んでいてもよい。
なお、以降では、情報処理端末30がスマートフォンの場合を例に説明するが、当該情報処理端末30は、必ずしもスマートフォンには限定されない。具体的な一例として、リモートコントローラ等のような、無線のネットワークを介して撮像装置10と接続可能な装置を、情報処理端末30として適用してもよい。
このような構成により、撮像装置10として、入出力インタフェースが制限された(例えば、簡素化もしくは排除された)機器を利用することが可能となる。例えば、図2は、入出力インタフェースが制限された撮像装置10の一例を示している。図2に示す例では、撮像装置10は、画像の撮像に係る操作のためのインタフェースとして、情報処理端末30を利用することを前提として、液晶ディスプレイのような出力インタフェースが排除され、操作インタフェースも制限されている。より具体的には、図2に示す例では、撮像装置10の操作インタフェースは、当該撮像装置10の筐体の少なくともいずれかの位置(例えば、筐体の側面)に設けられた、ボタン(例えば、シャッターボタン)等のように、簡素化された操作インタフェースに限られている。なお、本説明において、「撮像装置10の筐体」とは、撮像装置10の各種デバイス(例えば、撮像デバイスや操作インタフェース等)が設けられる、当該撮像装置10の本体に相当し、より具体的には、撮像装置10のフレームを含めた外装に相当する。
また、撮像装置10は、図2に示すように、情報処理端末30に対して着脱可能に構成されていてもよい。具体的な一例として、情報処理端末30に対して撮像装置10を固定(または保持)するためのアタッチメントを、情報処理端末30もしくは撮像装置10に設けることで、情報処理端末30に対して撮像装置10を取り付けられるように構成してもよい。
なお、図2に示す撮像装置10の例は、あくまで一例であり、必ずしも、本実施形態に係る撮像装置10の構成を限定するものではない。即ち、ネットワークn11を介して情報処理端末30と通信可能であれば、撮像装置10として、例えば、液晶ディスプレイ等の入出力インタフェースを備えた、一般的な撮像装置を使用してもよい。
例えば、図3は、本実施形態に係る情報処理システムの使用形態の一例について説明するための説明図であり、撮像装置10と情報処理端末30とがネットワークを介して接続されることで、連携して動作する場合の一例を示している。図3に示すように、情報処理端末30に対して撮像装置10を取り付けることで、ユーザは、当該撮像装置10を、入出力インタフェースが制限されていない所謂デジタルカメラと同様に使用することが可能となる。
また、図4は、本実施形態に係る情報処理システムの使用形態の他の一例について説明するための説明図であり、撮像装置10と情報処理端末30とがネットワークを介して接続されることで、連携して動作する場合の他の一例を示している。図4に示す例では、ネットワークを介して接続された撮像装置10と情報処理端末30とが、互いに離間した状態(即ち、情報処理端末30に対して撮像装置10が取り付けられていない状態)で使用される場合の一例を示している。図4に示すように、本実施形態に係る情報処理システムは、連携して動作する撮像装置10と情報処理端末30とが、お互いに物理的な位置の制約を受けずに動作することも可能である。
また、図5及び図6は、本実施形態に係る情報処理システムの使用形態の他の一例について説明するための説明図であり、撮像装置10が単体で動作する場合の一例を示している。図5に示すように、本実施形態に係る撮像装置10は、情報処理端末30と連携していない状態、即ち、撮像装置10が単体で動作する状態においても、画像を撮像可能に構成されている。この場合には、例えば、ユーザは、撮像装置10に設けられた入力インタフェース(例えば、ボタンやスイッチ)を介して当該撮像装置10を操作することとなる。換言すると、撮像装置10が単体で動作する場合には、当該撮像装置10は、自身に設けられた入力インタフェースと、外部装置である情報処理端末30とのうち、当該入力インタフェースを介した指示のみに基づき動作することとなる。
一方で、図6に示すように、撮像装置10が単体で動作する場合には、当該撮像装置10と情報処理端末30との間の通信が確立されておらず、情報処理端末30は、撮像装置10の状態を検知し、当該状態をユーザに提示することが困難である。また、撮像装置10が単体で動作する場合は、即ち、ユーザ自身が、情報処理端末30を操作せず(使用せず)に、撮像装置10のみを操作している場合に相当し得る。
即ち、撮像装置10が単体で動作する場合には、ユーザは、例えば、当該撮像装置10に設けられた出力インタフェース(即ち、制限された出力インタフェース)を介して各種情報を確認することとなる。そのため、撮像装置10が単体で動作する場合には、撮像装置10がユーザに対して提示できる情報の種別や情報量は、情報処理端末30と連携して動作する場合に比べて制限されることとなる。
このような状況下では、撮像装置10が単体で動作する場合には、ユーザは、露出、ホワイトバランス、ISO感度等の画像の撮像に係る設定や、撮像時の画角を確認することが困難となる。そのため、例えば、日中の屋外での撮影にも関わらず、撮像装置10に対して、白熱灯が多い夜間の室内撮影にあわせてホワイトバランスが設定されているような状況下においても、ユーザが、当該設定を確認することが困難な場合がある。また、スルー画像を確認することが困難なため、画角が傾いていたとしても、ユーザが、画角が傾いていることを認識することが困難な場合がある。
以上のように、出力インタフェースが制限された撮像装置10が単体で動作する場合には、ユーザが意図する画像を撮像することが困難な場合がある。
そこで、本実施形態に係る情報処理システムでは、撮像装置10が単体で動作する状態では、撮像装置10は、露出やホワイトバランス等の撮像条件に関する設定を自動設定としたり、画角を自動で補正する(画像処理により水平補正する)動作モードで動作する。即ち、本実施形態に係る情報処理システムでは、撮像装置10は、自身が単体で動作する状態を検知した場合に、あらかじめ設定された動作モードに遷移する。このような構成により、本実施形態に係る情報処理システムに依れば、撮像時の設定や画角の確認が困難な状況においても、被写体やシーンに適した設定が行われていない画像等のような、ユーザが意図していない画像が撮像される事態を防止することが可能となる。そこで、以降では、本実施形態に係る情報処理システムについて、さらに詳しく説明する。
<2.機能構成>
まず、図7を参照して、本実施形態に係る情報処理システムの機能構成の一例について説明する。図7は、本実施形態に係る情報処理システムの機能構成の一例を示したブロック図である。
図7に示すように、撮像装置10は、制御部11と、通信部13と、撮像部15と、記憶部17と、操作部18と、報知部19とを含む。また、制御部11は、処理実行部111と、状態監視部113と、モード判別部115と、設定制御部117とを含む。また、情報処理端末30は、制御部31と、通信部33と、UI35とを含む。
通信部33は、情報処理端末30内の各構成が、無線のネットワークn11を介して、撮像装置10と通信を行うための通信インタフェースである。ネットワークn11の具体的な一例としては、前述したように、Wi−Fi(登録商標)規格に基づくネットワークが挙げられる。
なお、以降では、情報処理端末30内の各構成が、ネットワークn11を介して撮像装置10との間でデータを送受信する場合には、特に説明が無い場合においても、通信部33を介して当該データの送受信を行うものとする。
UI35は、ユーザが情報処理端末30を操作するためのユーザインタフェースである。UI35は、例えば、ボタンやタッチパネル等のようにユーザが情報処理端末30を操作するための操作部と、ディスプレイ等のように情報処理端末30がユーザに対して情報を提示するための表示部とを含んでもよい。
制御部31は、ネットワークn11を介して接続された撮像装置10の動作を制御可能に構成されている。具体的な一例として、制御部31は、ネットワークを介して撮像装置10を操作するためのAPIに基づき生成されたアプリケーションを実行することで、当該撮像装置10の動作を制御する。
具体的な一例として制御部31は、UI35を介したユーザからの指示に基づき、ネットワークn11を介して撮像装置10に画像の撮像を指示してもよい。この場合には、制御部31は、当該指示に対する応答として、撮像された画像を、ネットワークn11を介して撮像装置10から取得してもよい。また、制御部31は、撮像装置10から取得した画像を、UI35(例えば、表示部)を介してユーザに提示してもよい。
また、制御部31は、UI35を介したユーザからの指示に基づき、ネットワークn11を介して撮像装置10にスルー画像の出力を指示してもよい。この場合には、制御部31は、当該指示に対する応答として、撮像されたスルー画像を、ネットワークn11を介して撮像装置10から逐次取得する。そして、制御部31は、取得したスルー画像を、UI35を介してユーザに逐次提示してもよい。
また、制御部31は、撮像装置10に保持された各種情報を、ネットワークn11を介して参照または更新してもよい。具体的な一例として、制御部31は、撮像装置10に保持された撮像条件などの各種設定を示す情報を、ネットワークn11を介して当該撮像装置10から取得し、取得した当該情報を、UI35を介してユーザに提示してもよい。また、制御部31は、UI35を介したユーザからの指示に基づき、撮像装置10に保持された各種設定を示す情報の更新を、ネットワークn11を介して当該撮像装置10に指示してもよい。
通信部13は、撮像装置10内の各構成が、無線のネットワークn11を介して、情報処理端末30と通信を行うための通信インタフェースである。ネットワークn11の具体的な一例としては、前述したように、Wi−Fi(登録商標)規格に基づくネットワークが挙げられる。
なお、以降では、撮像装置10内の各構成が、ネットワークn11を介して情報処理端末30との間でデータを送受信する場合には、特に説明が無い場合においても、通信部13を介して当該データの送受信を行うものとする。
撮像部15は、イメージセンサを備え、後述する制御部11からの指示に基づき、被写体の静止画像または動画像などの画像を撮像する。当該イメージセンサは、例えば、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)イメージセンサやCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等の、被写体を撮像し、撮像画像のデジタルデータを得る撮像素子である。撮像部15は、撮像した画像を記憶部17に記録してもよい。また、撮像部15は、撮像した画像を制御部11に直接出力してもよい。
また、撮像部15は、制御部11からの指示された撮像条件に基づき、画像を撮像してもよい。撮像条件の具体的な一例としては、絞りやシャッタースピードに基づく露光条件、光学ズームやデジタルズーム等の拡大率、ISO感度、ホワイトバランス等が挙げられる。
また、撮像部15は、制御部11からの指示に基づき、所謂スルー画像(例えば、間引き画像)を撮像し、撮像したスルー画像を制御部11に逐次出力してもよい。
記憶部17は、撮像された画像を記録するための記録媒体である。記憶部17は、撮像装置10に内蔵された記録媒体として構成され得る。また、記憶部17は、撮像装置10に対して挿脱可能な外部記録媒体として構成されていてもよい。
なお、図7に示す例では、撮像装置10が撮像部15を内蔵する構成例について示しているが、撮像部15は、撮像装置10の外部に設けられていてもよい。同様に、図7に示す例では、撮像装置10が記憶部17を内蔵する構成例について示しているが、記憶部17は、撮像装置10の外部に設けられていてもよい。
操作部18は、ユーザが撮像装置10を操作するための構成である。操作部18の具体的な一例として、ボタンやスイッチ等のような入力デバイスが挙げられる。操作部18は、撮像装置10の筐体の少なくともいずれかの位置に設けられている。なお、撮像部15を有する撮像装置10に設けられた当該操作部18が、撮像部と同一筐体に設けられた操作部の一例に相当する。
報知部19は、撮像装置10がユーザに対して情報を報知するための構成である。報知部19は、撮像装置10の筐体の少なくともいずれかの位置に設けられている。報知部19は、例えば、ディスプレイのような表示デバイスにより構成されていてもよい。この場合には、報知部19は、ユーザに対して報知する報知情報を、表示情報として表示させることで、当該報知情報をユーザに報知すればよい。
また、他の一例として、報知部19は、LED(Light Emitting Diode)のように、点灯又は点滅のパターンにより、所定の情報をユーザに報知するデバイスであってもよい。また、報知部19は、スピーカ等のように、所定の音響(または音声)を出力することで、所定の情報をユーザに報知するデバイスであってもよい。このように、ユーザに対して情報を報知することが可能であれば、報知部19の態様は特に限定されない。なお、報知部19が、撮像部と同一筐体に設けられた報知部(即ち、撮像部15を有する撮像装置10の筐体に設けられた報知部)の一例に相当する。
処理実行部111は、ネットワークn11を介した情報処理端末30からの指示を受けて、当該指示に対応する機能を実行することで、撮像部15の動作を制御する。
例えば、処理実行部111は、操作部18または情報処理端末30から取得した指示に基づき、撮像部15に対して、画像の撮像やスルー画像の取得を指示してもよい。
具体的な一例として、処理実行部111は、情報処理端末30から、ネットワークn11を介して画像の撮像が指示されると、当該指示に基づき撮像部15に画像を撮像させる。このとき、処理実行部111は、撮像された画像を撮像部15から取得し、取得した画像を、ネットワークn11を介して情報処理端末30に出力してもよい。なお、処理実行部111は、撮像された画像を撮像部15から直接取得してもよいし、記憶部17に記録された当該画像を読み出してもよい。この処理実行部111からの画像の出力を受けて、情報処理端末30は、撮像部15により撮像された当該画像を、UI35(例えば、表示部)を介してユーザに提示することが可能となる。また、このような構成により、撮像装置10は、所謂ディスプレイのような表示部を備えていない構成の場合でも、情報処理端末30のUI35を介して、撮像された画像をユーザに提示することが可能となる。
また、処理実行部111は、情報処理端末30から、ネットワークn11を介してスルー画像の出力が指示されると、当該指示に基づき撮像部15にスルー画像を撮像させる。そして処理実行部111は、撮像部15から撮像されたスルー画像を逐次取得し、取得したスルー画像を、ネットワークn11を介して情報処理端末30に出力する。
また、処理実行部111は、操作部18からの指示を受けて、当該指示に対応する機能を実行することで、撮像部15の動作を制御する。
具体的な一例として、処理実行部111は、操作部18から画像の撮像が指示されると、当該指示に基づき撮像部15に画像を撮像させる。なお、この場合には、撮像部15により撮像された画像は、例えば、記憶部17に記憶されることとなる。
なお、処理実行部111が、撮像部15の動作を制御するための設定は、後述する設定制御部117により制御される。当該設定の具体的な一例としては、絞りやシャッタースピードに基づく露光条件、光学ズームやデジタルズーム等の拡大率、ISO感度、ホワイトバランス等のような、撮像部15が画像を撮像するための撮像条件を制御するための設定が挙げられる。
また、処理実行部111は、撮像された画像に対して、所定の画像処理を施してもよい。具体的な一例として、処理実行部111は、撮像された画像の画角が水平となるように画像処理を施すことで、当該画像を補正してもよい。なお、撮像された画像に対する画像処理の適用の有無や、適用される画像処理の種類等の設定については、前述した撮像条件と同様に、後述する設定制御部117により制御される。
状態監視部113は、撮像装置10と情報処理端末30との間のネットワークn11を介した通信が有効な状態であるか否かを監視し、監視結果をモード判別部115に通知する。状態監視部113による撮像装置10と情報処理端末30との間のネットワークn11を介した通信が有効な状態であるか否かの監視とは、例えば、撮像装置10と情報処理端末30との間でWi−Fiの接続が確立されたか否かの監視である。また、情報処理端末30内にインストールされたアプリケーションが、APIを利用して、撮像装置10を制御可能な状態であるか否かの監視としても良い。例えば、情報処理端末30にインストールされたアプリケーションと撮像装置10がAPIを利用した通信が可能な状態であるか否かを監視する。撮像装置10と情報処理端末30の間でWi−Fi接続は確立しているが情報処理端末30に撮像装置10を制御するアプリケーションがインストールされていない場合や、インストールされていてもアプリケーションが起動していない場合もありえるので、情報処理端末30内にインストールされたアプリケーションにより撮像装置10を制御可能な状態であるか否かを監視することでより、適切な状態判断を行うことが可能となる。このとき、状態監視部113は、ネットワークn11を介した通信を逐次監視(死活監視)することで、当該ネットワークn11を介した通信が途絶した場合に、これを検知してモード判別部115に通知してもよい。また、状態監視部113は、ネットワークn11を介した通信が確立された場合に、このことをモード判別部115に通知してもよい。
モード判別部115は、状態監視部113から通知される監視結果に基づき、撮像装置10と情報処理端末30との間で、ネットワークn11を介して情報の送受信が可能な状態か否か(即ち、情報処理端末30が、撮像装置10の状態を検出可能か否か)に応じて、撮像装置10の現在の動作モードを判別する。動作モードの具体的な一例として、撮像装置10と情報処理端末30とが連携して動作可能なモードや、撮像装置10が単体で動作するモードが挙げられる。
例えば、モード判別部115は、状態監視部113から通知される監視結果に基づき、撮像装置10と情報処理端末30との間のネットワークn11が確立されていることを認識したとする。この場合には、モード判別部115は、現時点の動作モードが、撮像装置10と情報処理端末30とが連携して動作可能なモードであるものと認識する。なお、撮像装置10と情報処理端末30とが連携して動作可能なモードが、撮像部15の状態を、情撮像装置10の外部装置である情報処理装置30が検知可能なモード、即ち、「第1のモード」の一例に相当する。具体的には、第1のモードとは、少なくとも、撮像装置10と情報処理端末30との間でWi−Fiの接続等の通信が確立され、当該通信を介して情報処理装置30が、撮像装置10から、当該撮像装置10側に保持された情報を取得可能なモードに相当し得る。より具体的には、第1のモードは、情報処理端末30内にインストールされたアプリケーションが、APIを利用して、撮像装置10の各種設定値を、上記通信を介して取得可能なモードに相当し得る。また、第1のモードは、情報処理端末30内にインストールされたアプリケーションが、APIを利用して、撮像部15により撮像された画像(例えば、ライブビューとして表示される画像)を、上記通信を介して撮像装置10から取得可能なモードであってもよい。また、第1のモードは、撮像装置10と情報処理端末30との間に確立された通信を介して、情報処理端末30が、撮像装置10の動作を制御可能なモードであってもよい。具体的には、第1のモードは、情報処理端末30内にインストールされたアプリケーションが、APIを利用して、上記通信を介して、撮像装置10に画像を撮像させることが可能なモードに相当し得る。また、第1のモードは、情報処理端末30内にインストールされたアプリケーションが、APIを利用して、撮像装置10の各種設定値を、上記通信を介して更新可能なモードであってもよい。
また、モード判別部115は、状態監視部113から通知される監視結果に基づき、撮像装置10と情報処理端末30との間のネットワークn11が切断されていることを認識したとする。この場合には、モード判別部115は、現時点の動作モードが、撮像装置10が単体で動作するモードであるものと認識する。なお、撮像装置10が単体で動作するモードが、「第2のモード」の一例に相当する。
なお、このとき、モード判別部115は、撮像装置10と情報処理端末30との間のネットワークn11が切断された状態が所定時間以上継続した場合に、撮像装置10の動作モードが、撮像装置10が単体で動作するモードに遷移したものと認識してもよい。このような制御により、例えば、撮像装置10と情報処理端末30との間のネットワークn11の通信品質が劣化している状況下のように、当該ネットワークn11が一時的に切断されるような場合において、動作モードが遷移しないように抑制することが可能となる。
そして、モード判別部115は、状態監視部113から通知される監視結果に基づき認識した動作モードを、設定制御部117に通知する。
設定制御部117は、モード判別部115から通知される撮像装置10の動作モードに応じて、前述した処理実行部111が、撮像部15の動作を制御するための設定を切り替える。
具体的な一例として、撮像装置10の動作モードが、撮像装置10と情報処理端末30とが連携して動作可能なモードの場合には、設定制御部117は、情報処理端末30を介したユーザからの指示に基づく設定が反映されるように各種設定を制御する。
一方で、撮像装置10の動作モードが、撮像装置10が単体で動作するモードの場合には、設定制御部117は、例えば、露出やホワイトバランス等の撮像条件を自動で制御されたり、画角が自動で補正されるように各種設定を変更する。
なお、このとき、設定制御部117は、必ずしも全ての設定を変更しなくてもよいことは言うまでもない。具体的な一例として、設定制御部117は、露出やホワイトバランス等の撮像条件のみを自動設定とし、画角の自動補正は設定しなくてもよい。また、撮像装置10が単体で動作するモードの場合に、設定制御部117より制御される設定の種別やその設定値を、事前のユーザ指定に基づき変更できるようにしてもよい。
また、他の一例として、設定制御部117は、撮像装置10が単体で動作するモードの場合には、所謂オートフォーカス(AF:Autofocus)のように、撮像部15のピント合わせが自動化されるように設定を変更してもよい。
また、他の一例として、設定制御部117は、撮像装置10が単体で動作するモードの場合には、手ぶれ補正による補正量を、撮像装置10と情報処理端末30とが連携して動作可能なモードよりも大きく設定してもよい。
また、他の一例として、設定制御部117は、撮像装置10が単体で動作するモードの場合には、所謂オートシャッター機能が有効になるように、設定を変更してもよい。ここで、オートシャッター機能とは、例えば、被写体として撮像される人物が笑ったタイミングにあわせて、撮像装置10自体が自動でシャッターを切る機能である。オートシャッター機能は、例えば、撮像装置10が、被写体として撮像される人物の顔を検出し、検出された顔を解析して、当該解析結果に基づき当該人物が笑っているかを識別することで実現され得る。なお、オートシャッター機能は、所定の構図となった場合に撮像装置10自体が自動でシャッターを切るように動作すれば、スマイルシャッターに限定されないことは言うまでもない。
また、設定制御部117は、撮像装置10が単体で動作するモードの場合には、拡大率(ズーム)の設定が、あらかじめ決められた所定の拡大率となるように設定を変更してもよい。具体的な一例として、設定制御部117は、撮像装置10が単体で動作するモードの場合には、拡大率の設定が、広角側の所定の拡大率(例えば、最大広角)となるように設定を変更してもよい。このような構成により、ユーザがスルー画像を確認できないような状況下においても、所望の被写体が画面内に収まっていないような画像が撮像される事態を防止することが可能となる。
また、設定制御部117は、撮像装置10の動作モードに応じて、当該撮像装置10に設けられた操作部18に割り当てられる機能を切り替えてもよい。具体的な一例として、設定制御部117は、いずれか一方のモードにおいて「動画の撮像指示」が割り当てられた操作部18に対して、他方のモードでは、「静止画の撮像指示」が割り当てられるように、設定を変更してもよい。
また、他の一例として、設定制御部117は、撮像装置10の動作モードに応じて、当該撮像装置10に設けられた操作部18の有効及び無効を切り替えてもよい。具体的な一例として、設定制御部117は、当該撮像装置10に設けられた操作部18の少なくとも一部を、撮像装置10が単体で動作するモードにおいてのみ有効化し、撮像装置10と情報処理端末30とが連携して動作可能なモードでは無効化してもよい。
また、撮像装置10が単体で動作するモードの場合には、当該撮像装置10に設けられた報知部19を介して所定の情報が報知されるように、当該撮像装置10を動作させてもよい。具体的な一例として、設定制御部117は、撮像装置10が単体で動作するモードの場合には、例えば、液晶パネルとして構成された報知部19に水準器が表示されるように各種設定を制御してもよい。
また、他の一例として、報知部19を、スピーカ等のような音響情報の出力により所定の情報を報知する音響出力デバイスとして構成してもよい。この場合には、例えば、報知部19は、撮像装置10が所定の状態となったときに音響情報を出力することでユーザに報知してもよい。具体的な一例として、報知部19は、撮像装置10が水平となった場合に音響情報を出力することで、水準器と同等の機能を実現してもよい。もちろん、設定制御部117は、報知部19により実現される本機能を有効化するか否かを、撮像装置10の動作モードに応じて切り替えてもよい。
以上のように、本実施形態に係る撮像装置10は、自身が単体で動作する状態を検知した場合に、所定の動作モードに遷移し、処理実行部111が撮像部15の動作を制御するための設定を、当該動作モード用にあらかじめ決められた設定に切り替える。このような構成により、本実施形態に係る情報処理システムは、撮像時の設定や画角の確認が困難な状況においても、被写体やシーンに適した設定が行われていない画像等のような、ユーザが意図していない画像が撮像される事態を防止することが可能となる。
以上、図7を参照して、本実施形態に係る情報処理システムの機能構成の一例について説明した。
<3.処理>
次に、図8を参照して、本実施形態に係る撮像装置10の一連の動作の流れの一例について、特に、撮像装置10が、外部装置である情報処理端末30との連携状態に応じてモードを切り替える動作に着目して説明する。図8は、本実施形態に係る撮像装置10の一連の動作の流れの一例について示したフローチャートである。
(ステップS101)
状態監視部113は、撮像装置10と情報処理端末30との間のネットワークn11を介した通信が有効な状態であるか否かを監視し、監視結果をモード判別部115に通知する。このとき、状態監視部113は、ネットワークn11を介した通信を逐次監視(死活監視)することで、当該ネットワークn11を介した通信が途絶した場合に、これを検知してモード判別部115に通知してもよい。また、状態監視部113は、ネットワークn11を介した通信が確立された場合に、このことをモード判別部115に通知してもよい。
モード判別部115は、状態監視部113から通知される監視結果に基づき、撮像装置10と情報処理端末30との間で、ネットワークn11を介して情報の送受信が可能な状態か否か(即ち、情報処理端末30が、撮像装置10の状態を検出可能か否か)に応じて、撮像装置10の現在の動作モードを判別する。動作モードの具体的な一例として、撮像装置10と情報処理端末30とが連携して動作可能なモードや、撮像装置10が単体で動作するモードが挙げられる。
(ステップS105)
このとき、モード判別部115は、状態監視部113から通知される監視結果に基づき、撮像装置10と情報処理端末30との間のネットワークn11が確立されていることを認識したとする。この場合には、モード判別部115は、現時点の動作モードが、撮像装置10と情報処理端末30とが連携して動作可能なモードであるものと認識する(ステップS103、YES)。そして、モード判別部115は、認識した動作モードを、設定制御部117に通知する。
設定制御部117は、モード判別部115から通知される撮像装置10の動作モードに応じて、前述した処理実行部111が、撮像部15の動作を制御するための設定を切り替える。具体的には、撮像装置10の動作モードが、撮像装置10と情報処理端末30とが連携して動作可能なモードの場合には、設定制御部117は、情報処理端末30を介したユーザからの指示に基づく設定が反映されるように各種設定を制御する。
(ステップS107)
また、モード判別部115は、状態監視部113から通知される監視結果に基づき、撮像装置10と情報処理端末30との間のネットワークn11が切断されていることを認識したとする。この場合には、モード判別部115は、現時点の動作モードが、撮像装置10が単体で動作するモードであるものと認識する(ステップS103、NO)。そして、モード判別部115は、認識した動作モードを、設定制御部117に通知する。
なお、このとき、モード判別部115は、撮像装置10と情報処理端末30との間のネットワークn11が切断された状態が所定時間以上継続した場合に、撮像装置10の動作モードが、撮像装置10が単体で動作するモードに遷移したものと認識してもよい。
モード判別部115から通知された撮像装置10の動作モードが、撮像装置10が単体で動作するモードの場合には、設定制御部117は、例えば、露出やホワイトバランス等の撮像条件が自動で制御されたり、画角が自動で補正されるように各種設定を変更する。
このような構成により、本実施形態に係る情報処理システムに依れば、撮像時の設定や画角の確認が困難な状況においても、被写体やシーンに適した設定が行われていない画像等のような、ユーザが意図していない画像が撮像される事態を防止することが可能となる。
以上、図8を参照して、本実施形態に係る撮像装置10の一連の動作の流れの一例について、特に、撮像装置10が、外部装置である情報処理端末30との連携状態に応じてモードを切り替える動作に着目して説明した。
<4.変形例1:画像が撮像される環境の変化に応じた制御例>
前述の実施形態では、撮像装置10は、当該撮像装置10が単体で動作するモードに遷移した場合に、撮像部15の動作を制御するための設定を、撮像条件が自動で制御されたり、画角が自動で補正されるような設定に変更していた。
一方で、撮像装置10と情報処理端末30とが連携して動作可能なモードから、撮像装置10が単体で動作するモードに遷移した場合に、画像が撮像される環境が大きく変化していなければ、モード遷移前のユーザ入力に基づく設定が適用された方がよい場合もある。そのため、撮像装置10は、当該撮像装置10が単体で動作するモードに遷移した場合に、画像が撮像される環境の変化を直接または間接的に検知し、当該環境が変化している場合に、撮像部15の動作を制御するための設定を変更してもよい。そこで、以下に変形例1として、撮像装置10が単体で動作するモードに遷移した場合に、当該撮像装置10が、画像が撮像される環境の変化に応じて、撮像部15の動作を制御するための設定を制御する場合の一例について説明する。
[4.1.変形例1−1:撮像時の時間情報に基づく制御]
まず、変形例1−1として、図9を参照して、撮像装置10が、撮像時の時間情報に基づき、撮像部15の動作を制御するための設定を変更する例について説明する。図9は、変形例1−1に係る制御方法の一例について説明するための説明図である。
図9に示す例では、「今回の撮影」として示すように、現時点では、撮像装置10が単体で動作するモードで、当該撮像装置10が動作している。また、「前回の撮影」として示すように、「今回の撮影」の直前の撮影時には、撮像装置10と情報処理端末30とが連携して動作するモードで、当該撮像装置10が動作している状態を示している。なお、本説明では、説明をわかりやすくするために、「前回の撮影」と記載した場合には、撮像装置10と情報処理端末30とが連携して動作するモードで行われた直近の撮影を示すものとする。
変形例1−1に係る撮像装置10は、当該撮像装置10と情報処理端末30とが連携して動作可能なモードから、当該撮像装置10が単体で動作するモードに遷移した後の経過時間に応じて、撮像部15の動作を制御するための設定を制御する。
具体的な一例として、撮像装置10は、当該撮像装置10と情報処理端末30とがネットワークn11を介して接続した場合の時間情報の履歴(所謂、タイムスタンプ)を利用して、前回の撮影の撮影日時を認識する。
そして、撮像装置10は、当該撮像装置10が単体で動作するモードにおいて、認識した前回の撮影の撮影日時からの経過時間が所定の閾値(時間幅)を超える場合に、画像が撮像される環境が変化したものと認識する。即ち、撮像装置10は、認識した直近の撮影日時からの経過時間が所定の閾値を超える場合には、撮像部15の動作を制御するための設定を、撮像装置10が単体で動作するモード用にあらかじめ決められた設定に切り替える。
例えば、所定の閾値が「2時間」に設定されているものとする。図9に示す例では、前回の撮影から、撮像装置10が単体で動作するモードでの今回の撮影までに「6時間」が経過している。そのため、図9に示す例の場合には、撮像装置10は、撮像部15の動作を制御するための設定を、当該撮像装置10が単体で動作するモード用にあらかじめ決められた設定に切り替えることとなる。
なお、撮像装置10が、前回の撮影(即ち、撮像装置10と情報処理端末30とが連携して動作するモードで撮影が行われた直近の撮影)の撮影日時を認識できれば、その方法は特に限定されないことは言うまでもない。具体的な一例として、撮像装置10は、当該撮像装置10と情報処理端末30とのネットワークn11が切断された場合の時間情報の履歴に基づき、前回の撮影の撮影日時を認識してもよい。
また、他の一例として、ネットワークn11以外の他のネットワークを介して、撮像装置10と情報処理端末30とが情報を送受信可能に構成されている場合には、撮像装置10は、当該他のネットワークの接続または切断に関する時間情報の履歴を利用してもよい。他のネットワークの一例としては、NFC(Near Field Communication)等の通信規格に基づく近距離無線通信のネットワークや、Bluetooth(登録商標)規格に基づくネットワーク等が挙げられる。
また、撮像装置10が設定を切り替えるための基準となる、時間情報の差を評価するための閾値については、当該撮像装置10の使用形態や、想定される利用シーン等、当該撮像装置10を使用した運用に応じて適宜設定すればよい。
また、撮像装置10は、撮像部15の動作を制御するための設定を変更する場合に、取得した時間情報に基づき、撮像時の時間帯を認識し、認識した時間帯に基づき、当該設定の内容を変更してもよい。具体的な一例として、撮像装置10は、取得した時間情報に基づき、夕方の時間帯であることを認識した場合には、夕方の明るさにあわせて、画像を撮像するための設定を変更してもよい。
以上、変形例1−1として、図9を参照して、撮像装置10が、撮像時の時間情報に基づき、撮像部15の動作を制御するための設定を変更する例について説明した。
[4.2.変形例1−2:撮像シーンの変化に基づく制御]
次に、変形例1−2として、図10を参照して、撮像装置10が、撮像シーンの変化に基づき、撮像部15の動作を制御するための設定を変更する例について説明する。図10は、変形例1−2に係る制御方法の一例について説明するための説明図である。
例えば、図10に示す例では、「今回の撮影」として示すように、現時点では、撮像装置10が単体で動作するモードで、当該撮像装置10が動作している。また、「前回の撮影」として示すように、「今回の撮影」の直前の撮影時には、撮像装置10と情報処理端末30とが連携して動作するモードで、当該撮像装置10が動作していたものとする。なお、本説明では、説明をわかりやすくするために、「前回の撮影」と記載した場合には、撮像装置10と情報処理端末30とが連携して動作するモードで行われた直近の撮影を示すものとする。
変形例1−2に係る撮像装置10は、各動作モードでの動作時に、当該動作モード中の撮像シーンを判別し、履歴として記録しておく。
そして、当該撮像装置10は、今回の撮影における撮像シーンと、前回の撮影における撮像シーンとの間で、各撮像シーンの特徴量を比較し、当該特徴量の変化が閾値を超える場合には、画像が撮像される環境が変化したものと認識する。即ち、撮像装置10は、前回の撮影と今回の撮影との間で撮像シーンの特徴量の変化が閾値を超える場合には、撮像部15の動作を制御するための設定を、当該撮像装置10が単体で動作するモード用にあらかじめ決められた設定に切り替える。
例えば、図10に示す例では、今回の撮影における撮像シーンが「日中のビーチ」を示しており、前回の撮影における撮像シーンが「夜景」を示しているため、撮像シーンの特徴(例えば、明るさやコントラスト等)が大きく変化している。そのため、図10に示す例の場合には、撮像装置10は、撮像部15の動作を制御するための設定を、当該撮像装置10が単体で動作するモード用にあらかじめ決められた設定に切り替えることとなる。
なお、今回の撮影と前回の撮影との間で撮像シーンが変化しているか否かを定量的に評価できれば、撮像シーンの特徴量として使用する情報の種別は特に限定されない。例えば、撮像装置10は、撮像された画像(または、スルー画像)の特徴量を示すデータを、撮像シーンの特徴量を示すデータとして利用してもよい。具体的には、撮像された画像の明るさ、コントラストを数値化することで、撮像シーンの特徴量を示すデータとして利用してもよい。
また、他の一例として、撮像装置10は、撮像された画像のヒストグラムを、撮像シーンの特徴量を示すデータとして利用してもよい。この場合には、撮像装置10は、例えば、ヒストグラムの偏り方の違いによって、撮像シーンの違いを認識することが可能である。
また、撮像装置10は、撮像時に自動で算出した、露出(即ち、絞りや、シャッタースピード)、ホワイトバランス、ISO等の撮像条件を、撮像シーンの特徴量を示すデータとして利用してもよい。具体的には、撮像されるシーンが夜景のように暗いシーンの場合には、例えば、撮像装置10は、ISOとして高い感度を算出し、シャッタースピードとして遅い速度を算出する。これに対して、撮像されるシーンが日中のビーチのように明るいシーンの場合には、撮像装置10は、ISOとして低い感度を算出し、シャッタースピードとして速い速度を算出する。このように、撮像装置10は、撮像時に算出した撮像条件を比較することで、撮像シーンの違いを認識してもよい。
また、撮像装置10は、撮像された画像を解析することで、当該画像中に撮像された被写体を抽出し、当該被写体の違いにより、撮像シーンの違いを認識してもよい。具体的な一例として、撮像装置10は、顔認識技術等により画像中から人物を抽出することで、当該画像中に人物が撮像されているか否かに応じて、撮像シーンの違いを認識してもよい。
また、撮像装置10が設定を切り替えるための基準となる、撮像シーンの特徴量の変化を評価するための閾値については、当該撮像装置10の使用形態や、想定される利用シーン等、当該撮像装置10を使用した運用に応じて適宜設定すればよい。
以上、変形例1−2として、図10を参照して、撮像装置10が、撮像シーンの変化に基づき、撮像部15の動作を制御するための設定を変更する例について説明した。
[4.3.変形例1−3:撮像時の位置情報に基づく制御]
次に、変形例1−3として、図11を参照して、撮像装置10が、撮像時の位置情報に基づき、撮像部15の動作を制御するための設定を変更する例について説明する。図11は、変形例1−3に係る制御方法の一例について説明するための説明図である。
例えば、図11に示す例では、「今回の撮影」として示すように、現時点では、撮像装置10が単体で動作するモードで、当該撮像装置10が動作している。また、「前回の撮影」として示すように、「今回の撮影」の直前の撮影時には、撮像装置10と情報処理端末30とが連携して動作するモードで、当該撮像装置10が動作していたものとする。なお、本説明では、説明をわかりやすくするために、「前回の撮影」と記載した場合には、撮像装置10と情報処理端末30とが連携して動作するモードで行われた直近の撮影を示すものとする。
変形例1−3に係る撮像装置10は、各動作モードでの動作時に、当該撮像装置10の位置を示す位置情報を、履歴として記録しておく。なお、撮像装置10の位置情報は、例えば、当該撮像装置10に設けられたGPS(Global Positioning System)により取得することが可能であることは言うまでもない。
そして、撮像装置10は、今回の撮影時に取得された位置情報と、前回の撮影時に取得された位置情報とを比較し、位置情報の差が閾値を超える場合には、画像が撮像される環境が変化したものと認識する。即ち、撮像装置10は、前回の撮影と今回の撮影との間で位置情報の差が閾値を超える場合には、撮像部15の動作を制御するための設定を、当該撮像装置10が単体で動作するモード用にあらかじめ決められた設定に切り替える。
例えば、図11に示す例では、今回の撮影における位置情報が「国外」を示しており、前回の撮影における位置情報が「国内」を示しているため、各撮影時の位置情報が大きく変化している。そのため、図11に示す例の場合には、撮像装置10は、撮像部15の動作を制御するための設定を、当該撮像装置10が単体で動作するモード用にあらかじめ決められた設定に切り替えることとなる。
なお、撮像装置10が設定を切り替えるための基準となる、位置情報の差を評価するための閾値については、当該撮像装置10の使用形態や、想定される利用シーン等、当該撮像装置10を使用した運用に応じて適宜設定すればよい。
また、撮像装置10は、撮像部15の動作を制御するための設定を変更する場合に、当該設定の内容を、取得した位置情報に基づき変更してもよい。具体的な一例として、撮像装置10は、取得した位置情報に基づき、当該位置情報が示す位置に建てられた建造物(所謂ランドマーク)等の被写体の情報を取得し、取得した被写体の情報に基づき設定を変更してもよい。例えば、撮像装置10は、取得した位置情報に基づき、東京タワーの近傍に位置しているものと認識した場合には、被写体として東京タワーを認識し、当該東京タワーの情報に基づき、東京タワーが赤色であることを認識できる。そのため、撮像装置10は、被写体である東京タワーの赤色がより映えるように、画像を撮像するための設定を変更してもよい。
以上、変形例1−3として、図11を参照して、撮像装置10が、撮像時の位置情報に基づき、撮像部15の動作を制御するための設定を変更する例について説明した。
[4.4.まとめ]
以上、変形例1として説明したように、撮像装置10が単体で動作するモードに遷移した場合に、当該撮像装置10は、画像が撮像される環境の変化に応じて、撮像部15の動作を制御するための設定を制御してもよい。このような構成により、撮像装置10は、画像が撮像される環境が大きく変化していなければ、モード遷移前のユーザ入力に基づく設定、即ち、画像の撮像に際して、ユーザがより意図する設定を適用することが可能となる。
なお、上記に示した変形例1−1〜変形例1−3は、適宜組み合わせてもよい。具体的な一例として、撮像装置10は、取得した時間情報及び位置情報に基づき、夜の時間帯であり、かつ、都市部に位置することを認識したとする。この場合には、撮像装置10は、都市の夜景がより映えるように、撮像部15の動作を制御するための設定(例えば、画像を撮像するための設定)を変更してもよい。
また、他の一例として、撮像装置10は、取得した時間情報及び位置情報に基づき、夜の時間帯であり、かつ、東京タワーの近傍に位置することを認識したとする。この場合には、撮像装置10は、夜の東京タワーがより映えるように、撮像部15の動作を制御するための設定(例えば、画像を撮像するための設定)を変更してもよい。
<5.変形例2:撮像装置と情報処理端末との連携時の動作の一例>
次に、変形例2として、撮像装置10と情報処理端末30とが連携して動作するモードにおいて、当該撮像装置10が、当該情報処理端末30との間の連携状態に応じて、撮像部15の動作を制御するための設定を切り替える場合の一例について説明する。
図3及び図4に示したように、撮像装置10と情報処理端末30とが連携して動作するモードでは、情報処理端末30に対して撮像装置10が取り付けられていてもよいし、撮像装置10と情報処理端末30とが離間していてもよい。
一方で、情報処理端末30及び撮像装置10のいずれか一方に対して他方が保持されているか否か(即ち、情報処理端末30に対して当該撮像装置10が取り付けられているか否か)を示す保持状態に応じて、図3及び図4に示すように、情報処理端末30及び撮像装置10の使用形態が異なる場合がある。
上記のような状況を鑑みて、変形例2に係る情報処理システムでは、撮像装置10は、当該撮像装置10と情報処理端末30との間の保持状態を検出し、検出した当該保持状態に応じて、撮像部15の動作を制御するための設定を変更する。このような構成により、変形例2に係る情報処理システムでは、撮像装置10と情報処理端末30との間の保持状態に応じた使用形態にあわせて、撮像部15の動作を制御するための設定(例えば、撮像条件)を自動で変更することが可能となる。そこで、以降では、図12及び図13を参照して、変形例2に係る情報処理システムについてさらに詳しく説明する。
まず、図12を参照して、変形例2に係る情報処理システムにおける保持状態の一例について説明する。図12は、変形例2に係る情報処理システムの概要について説明するための説明図であり、情報処理システムにおける保持状態の一例について示している。
図12に示すように、撮像装置10及び情報処理端末30は、情報処理端末30に対して撮像装置10が取り付けられている状態と、情報処理端末30と撮像装置10とが離間している状態とのいずれにおいても、互いに連携して動作し得る。なお、本説明では、図12に示すように、情報処理端末30に対して撮像装置10が取り付けられている状態を「固定状態」と呼び、情報処理端末30と撮像装置10とが離間している状態を「分離状態」と呼ぶ場合がある。
次に、図13を参照して、変形例2に係る情報処理システムの機能構成の一例について説明する。図13は、変形例2に係る情報処理システムの機能構成の一例を示したブロック図である。なお、本説明では、前述した実施形態に係る情報処理システム(図7参照)と異なる部分に着目して説明し、当該実施形態に係る情報処理システムと同様の構成については、詳細な説明は省略する。また、以降では、変形例2に係る撮像装置10を、前述した実施形態に係る撮像装置10と区別する場合には、「撮像装置10a」と記載する場合がある。同様に、変形例2に係る情報処理端末30を、前述した実施形態に係る情報処理端末30と区別する場合には、「情報処理端末30a」と記載する場合がある。
図13に示すように、本実施形態に係る撮像装置10aは、第2通信部13bを含む点で、前述した実施形態に係る撮像装置10(図7参照)と異なる。なお、第1通信部13aは、前述した実施形態に係る撮像装置10の通信部13に相当する。同様に、本実施形態に係る情報処理端末30aは、第2通信部33bを含む点で、前述した実施形態に係る情報処理端末30(図7参照)と異なる。なお、第1通信部33aは、前述した実施形態に係る情報処理端末30の通信部33に相当する。
第2通信部13bは、撮像装置10a内の各構成が、ネットワークn11とは異なるネットワークn12を介して情報処理端末30aと通信を行うための通信インタフェースである。ネットワークn12の具体的な一例としては、NFC等の通信規格に基づく近距離無線通信のネットワークが挙げられる。なお、以降では、撮像装置10a内の各構成が、ネットワークn12を介して情報処理端末30aとの間でデータを送受信する場合には、特に説明が無い場合においても、第2通信部13bを介して当該データの送受信を行うものとする。
また、第2通信部33bは、情報処理端末30a内の各構成が、前述したネットワークn12を介して撮像装置10と通信を行うための通信インタフェースである。なお、以降では、情報処理端末30a内の各構成が、ネットワークn12を介して撮像装置10aとの間でデータを送受信する場合には、特に説明が無い場合においても、第2通信部33bを介して当該データの送受信を行うものとする。
図12に示した固定状態では、撮像装置10aと情報処理端末30aとが近接するため、撮像装置10aと情報処理端末30aと間でネットワークn12を確立することが可能となる。即ち、固定状態では、撮像装置10aは、情報処理端末30aとの間で、ネットワークn11に加えて、ネットワークn12を介して通信可能な状態となる。
これに対して、図12に示した分離状態では、撮像装置10aと情報処理端末30aとが離間するため、撮像装置10aと情報処理端末30aと間でネットワークn12を確立することが困難である。そのため、分離状態では、撮像装置10aは、ネットワークn12を介して情報処理端末30aと通信を行うことが困難な状態となる。
即ち、撮像装置10aと情報処理端末30aとは、ネットワークn12を介して所定の通信シーケンスを実行することで、当該情報処理端末30aと撮像装置10aと間の保持状態が、固定状態及び分離状態のいずれかを互いに認識することができる。
このような仕組みを利用することで、変形例2に係る撮像装置10aは、当該撮像装置10aと情報処理端末30aとの間の保持状態が、固定状態及び分離状態のいずれかを判別し、判別結果に応じて、撮像部15の動作を制御するための設定を変更する。そこで、以下に、当該制御の詳細について、特に、状態監視部113、モード判別部115、及び設定制御部117の動作に着目して説明する。
変形例2に係る状態監視部113は、ネットワークn11を介した通信の監視に加えて、ネットワークn12を介した通信が有効な状態であるか否かを監視し、ネットワークn11及びn12それぞれの状態の監視結果をモード判別部115に通知する。このとき、状態監視部113は、ネットワークn11及びn12を介した通信を逐次監視(死活監視)することで、当該ネットワークn11及びn12を介した通信のいずれかもしくは双方が途絶した場合に、これを検知してモード判別部115に通知してもよい。また、状態監視部113は、ネットワークn11及びn12を介した通信それぞれが確立された場合に、このことをモード判別部115に通知してもよい。
モード判別部115は、通知されたネットワークn11の状態の監視結果に基づき、撮像装置10aと情報処理端末30aとの間で、ネットワークn11を介して情報の送受信が可能な状態か否かに応じて、撮像装置10aの現在の動作モードを判別する。この動作は、前述した実施形態と同様である。
また、モード判別部115は、通知されたネットワークn12の状態の監視結果に基づき、撮像装置10aと情報処理端末30aとの間の保持状態が、固定状態及び分離状態のいずれかを判別する。具体的には、モード判別部115は、ネットワークn12が確立されている場合には、撮像装置10aと情報処理端末30aとの間の保持状態が固定状態であるものと認識する。また、モード判別部115は、ネットワークn12が切断されている場合には、撮像装置10aと情報処理端末30aとの間の保持状態が分離状態であるものと認識する。
そして、モード判別部115は、状態監視部113から通知される監視結果に基づき認識した動作モード及び保持状態を、設定制御部117に通知する。
変形例2に係る設定制御部117は、モード判別部115から通知される撮像装置10aの動作モードと、撮像装置10aと情報処理端末30aとの間の保持状態とに応じて、処理実行部111が、撮像部15の動作を制御するための設定を切り替える。
例えば、設定制御部117は、撮像装置10aの動作モードが、撮像装置10aが単体で動作するモードの場合には、撮像装置10aが単体で動作するモード用にあらかじめ決められた設定に切り替える。具体的な一例として、設定制御部117は、撮像装置10aが単体で動作するモードの場合には、露出やホワイトバランス等の撮像条件を自動で制御されたり、画角が自動で補正されるように各種設定を変更する。本動作は、前述した実施形態に係る設定制御部117と同様である。
一方で、設定制御部117は、撮像装置10aの動作モードが、撮像装置10aと情報処理端末30aとが連携して動作可能なモードの場合には、撮像装置10aと情報処理端末30aとの間の保持状態に応じて、撮像部15の動作を制御するための設定を切り替える。
例えば、撮像装置10aと情報処理端末30aとの間の保持状態が固定状態の場合には、設定制御部117は、情報処理端末30を介したユーザからの指示に基づく設定が反映されるように各種設定を制御する。
これに対して、撮像装置10aと情報処理端末30aとの間の保持状態が分離状態の場合には、設定制御部117は、少なくとも一部の設定を、分離状態用にあらかじめ決められた設定に切り替える。
例えば、設定制御部117は、分離状態の場合には、撮像装置10aに設けられた報知部19による情報の報知機能を有効化してもよい。具体的な一例として、設定制御部117は、液晶パネルとして構成された報知部19に水準器が表示されるように各種設定を制御してもよい。また、他の一例として、設定制御部117は、音響出力デバイスとして構成された報知部19により、撮像装置10が所定の状態となった場合(例えば、撮像装置10が水平となった場合)に音響情報を出力させてもよい。
また、分離状態の場合には、設定制御部117は、画角が自動で補正されるように設定を変更する。具体的な一例として、設定制御部117は、分離状態の場合には、撮像された画像の画角が水平となるように画像処理を施すことで、当該画像を補正する設定に変更してもよい。
また、分離状態の場合には、設定制御部117は、手ぶれ補正による補正量を、固定状態の場合よりも大きく設定してもよい。
また、他の一例として、設定制御部117は、情報処理端末30a側に表示されるライブビューの表示方向(即ち、縦長の画面と横長の画面)を自動で切り替える機能が、分離状態の場合には無効化されるように設定を変更してもよい。この場合には、設定制御部117は、分離状態に遷移する直前の固定状態における設定が有効となるように制御してもよい。
また、設定制御部117は、撮像装置10の落下を検出した場合に、撮像部15のレンズを収納することで、当該レンズへのダメージを抑える落下検出機能の有効及び無効を切り替えてもよい。具体的な一例として、設定制御部117は、分離状態の場合に、落下検出機能が有効化されるように設定を変更してもよい。
また、設定制御部117は、固定状態と分離状態とのいずれかに応じて、拡大率(ズーム)の変更速度を切り替えてもよい。また、他の一例として、設定制御部117は、分離状態の場合には、拡大率(ズーム)の設定が、あらかじめ決められた所定の拡大率となるように設定を変更してもよい。
また、設定制御部117は、撮像装置10aと情報処理端末30aとの間の保持状態に応じて、当該撮像装置10に設けられた操作部18に割り当てられる機能を切り替えてもよい。具体的な一例として、設定制御部117は、固定状態及び分離状態のうちいずれか一方の状態において「動画の撮像指示」が割り当てられた操作部18に対して、他方のモードでは、「静止画の撮像指示」が割り当てられるように、設定を変更してもよい。
また、他の一例として、設定制御部117は、撮像装置10aと情報処理端末30aとの間の保持状態に応じて、当該撮像装置10に設けられた操作部18の有効及び無効を切り替えてもよい。具体的な一例として、設定制御部117は、当該撮像装置10に設けられた操作部18の少なくとも一部を、分離状態においてのみ有効化し、固定状態では無効化してもよい。
以上、変形例2として説明したように、撮像装置10aと情報処理端末30aとが連携して動作可能な状態においても、当該撮像装置10aは、情報処理端末30aとの間の保持状態に応じて、各種設定を切り替えてもよい。このような構成により、図3及び図4に示すように、撮像装置10aと情報処理端末30aとの間の保持状態を検出し、当該保持状態に応じた使用形態にあわせて、撮像装置10aの各種設定を切り替えることが可能となる。
なお、上記に示す例では、ネットワークn12を介した通信の状態に応じて、撮像装置10aが、情報処理端末30aとの間の保持状態を認識する例について説明したが、当該保持状態が認識できれば、その方法は上記に示す例には限定されない。具体的な一例として、撮像装置10aと情報処理端末30aとのいずれか、または双方にセンサやスイッチを設け、当該センサやスイッチに基づき、撮像装置10aと情報処理端末30aの間の保持状態を認識する構成としてもよい。
<6.ハードウェア構成>
次に、図14を参照して、本開示の実施形態に係る撮像装置10のハードウェア構成の一例について説明する。図14は、本開示の実施形態に係る撮像装置10のハードウェア構成の一例を示した図である。
図14に示すように、本実施形態に係る撮像装置10は、プロセッサ901と、メモリ903と、ストレージ905と、撮像デバイス911と、通信デバイス913と、バス915とを含む。また、撮像装置10は、操作デバイス907と、報知デバイス909とを含んでもよい。
プロセッサ901は、例えばCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)又はSoC(System on Chip)であってよく、撮像装置10の様々な処理を実行する。プロセッサ901は、例えば、各種演算処理を実行するための電子回路により構成することが可能である。なお、前述した制御部11の各構成は、プロセッサ901により実現され得る。
メモリ903は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ905は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。例えば、前述した記憶部17は、メモリ903及びストレージ905の少なくともいずれか、もしくは、双方の組み合わせにより構成され得る
操作デバイス907は、ユーザが所望の操作を行うための入力信号を生成する機能を有する。操作デバイス907は、例えばボタン及びスイッチなどユーザが情報を入力するための入力部と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、プロセッサ901に供給する入力制御回路などから構成されてよい。例えば、前述した操作部18は、操作デバイス907により構成され得る。
報知デバイス909は、出力デバイスの一例であり、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、有機EL(OLED:Organic Light Emitting Diode)ディスプレイなどのデバイスであってよい。この場合には、報知デバイス909は、画面を表示することにより、ユーザに対して所定の情報を報知することができる。
また、他の一例として、報知デバイス909は、LED(Light Emitting Diode)のように、点灯又は点滅のパターンにより、所定の情報をユーザに報知するデバイスであってもよい。また、報知デバイス909は、スピーカ等のように、所定の音響信号を出力することで、所定の情報をユーザに報知するデバイスであってもよい。なお、前述した報知部19は、報知デバイス909により実現され得る。
撮像デバイス911は、プロセッサ901の制御に従い、レンズを介して静止画像又は動画像を撮影する機能を有する。撮像デバイス911は、撮像した画像をメモリ903やストレージ905に記憶させてもよい。なお、前述した撮像部15は、撮像デバイス911により実現され得る。
通信デバイス913は、撮像装置10が備える通信手段であり、ネットワークを介して外部装置と通信する。通信デバイス913は、有線または無線用の通信インタフェースである。通信デバイス913を、無線通信インタフェースとして構成するバイには、当該通信デバイス913は、通信アンテナ、RF(Radio Frequency)回路、ベースバンドプロセッサなどを含んでもよい。
通信デバイス913は、外部装置から受信した信号に各種の信号処理を行う機能を有し、受信したアナログ信号から生成したデジタル信号をプロセッサ901に供給することが可能である。なお、前述した通信部13及び通信部33は、当該通信デバイス913により構成され得る。
バス915は、プロセッサ901、メモリ903、ストレージ905、操作デバイス907、報知デバイス909、撮像デバイス911、及び通信デバイス913を相互に接続する。バス915は、複数の種類のバスを含んでもよい。
また、コンピュータに内蔵されるプロセッサ、メモリ、及びストレージなどのハードウェアを、上記した撮像装置10が有する構成と同等の機能を発揮させるためのプログラムも作成可能である。また、当該プログラムを記録した、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体も提供され得る。
<7.まとめ>
以上説明したように、本実施形態に係る撮像装置10は、自身が単体で動作する状態を検知した場合に、所定の動作モードに遷移し、処理実行部111が撮像部15の動作を制御するための設定を、当該動作モード用にあらかじめ決められた設定に切り替える。このような構成により、本実施形態に係る情報処理システムは、撮像時の設定や画角の確認が困難な状況においても、被写体やシーンに適した設定が行われていない画像等のような、ユーザが意図していない画像が撮像される事態を防止することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
外部装置との間の無線の通信経路を介した通信状態に応じて、撮像部の状態を前記外部装置が検知可能なモードか否かを判別する判別部と、
前記判別結果に基づき、前記撮像部の動作を制御する制御部と、
を備えた、情報処理装置。
(2)
前記制御部は、前記撮像部の状態を前記外部装置が検知可能な前記モードである第1のモードと、前記第1のモードとは異なる第2のモードとで、互いに異なる設定に基づき、前記撮像部の動作を制御する、前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記第2のモードは、前記外部装置との間の通信が切断されている状態で遷移するモードである、前記(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記制御部は、前記第1のモードから前記第2のモードに遷移した後の経過時間に応じて、前記設定を切り替える、前記(2)または(3)に記載の情報処理装置。
(5)
前記制御部は、前記第2のモードにおける撮像シーンと、当該第2のモードへの切り替え前の前記第1のモードにおける撮像シーンとに基づき、前記設定を切り替える、前記(2)〜(4)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(6)
前記制御部は、前記第2のモード時に取得された位置情報と、当該第2のモードへの切り替え前の前記第1のモード時に取得された位置情報とに基づき、前記設定を切り替える、前記(2)〜(5)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(7)
前記第2のモードに対応した前記設定は、当該撮像部が画像を撮像するための撮像条件のうち、少なくとも一部を自動で制御するための設定を含む、前記(2)〜(6)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(8)
前記第2のモードに対応した前記設定は、前記撮像部により撮像された画像に対して所定の画像処理を施すための設定を含む、前記(2)〜(7)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(9)
前記制御部は、前記第2のモードにおいて、前記撮像部の状態を示す報知情報を、当該撮像部と同一筐体に設けられた報知部に報知させる、前記(2)〜(8)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(10)
前記制御部は、前記第1のモードと前記第2のモードとのいずれかに応じて、前記撮像部と同一筐体に設けられた操作部に割り当てる機能を切り替える、前記(2)〜(9)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(11)
前記判別部は、前記撮像部及び前記外部装置の一方に対して他方が直接または間接的に保持されているか否かを示す保持状態を判別し、
前記制御部は、前記第1のモードにおいて、判別された前記保持状態に応じて、互いに異なる設定に基づき、前記撮像部の動作を制御する、前記(2)〜(10)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(12)
前記制御部は、前記第1のモードにおいて、判別された前記保持状態に応じて、互いに異なる撮像条件に基づき、前記撮像部による画像の撮像に係る動作を制御する、前記(11)に記載の情報処理装置。
(13)
前記制御部は、前記第1のモードであり、かつ、前記撮像部及び前記外部装置の一方に対して他方が保持されていない状態において、前記撮像部の状態を示す報知情報を前記外部装置に報知させる、前記(11)または(12)に記載の情報処理装置。
(14)
前記第1のモードであり、かつ、前記撮像部及び前記外部装置の一方に対して他方が保持されていない状態に対応する前記設定は、前記撮像部により撮像された画像に対して所定の画像処理を施すための設定を含む、前記(11)〜(13)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(15)
前記制御部は、前記第1のモードにおいて、判別された前記保持状態に応じて、前記撮像部と同一筐体に設けられた操作部に割り当てる機能を切り替える、前記(11)〜(14)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(16)
前記第2のモードは、前記制御部が、前記撮像部と同一筐体に設けられた操作部からの指示と、前記外部装置からの指示とのうち、当該操作部からの指示のみに基づき、前記撮像部の画像の撮像に係る動作を制御するモードである、前記(2)〜(15)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(17)
前記判別部、前記制御部、前記撮像部、及び前記操作部を含む筐体を備え、
前記筐体は、前記撮像部により撮影された画像を表示する表示部を有さず、
前記撮像部により撮像された画像は、前記外部装置が有する表示部に表示される、
前記(16)に記載の情報処理装置。
(18)
前記撮像部を含む、前記(1)〜(16)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(19)
外部装置との間の無線の通信経路を介した通信状態に応じて、撮像部の状態を前記外部装置が検知可能なモードか否かを判別することと、
プロセッサが、前記判別結果に基づき、前記撮像部の動作を制御することと、
を含む、情報処理方法。
(20)
コンピュータに、
外部装置との間の無線の通信経路を介した通信状態に応じて、撮像部の状態を前記外部装置が検知可能なモードか否かを判別することと、
前記判別結果に基づき、前記撮像部の動作を制御することと、
を実行させる、プログラム。
10、10a 撮像装置
11 制御部
111 処理実行部
113 状態監視部
115 モード判別部
117 設定制御部
13 通信部
13a 第1通信部
13b 第2通信部
15 撮像部
17 記憶部
18 操作部
19 報知部
30、30a 情報処理端末
31 制御部
33 通信部
33a 第1通信部
33b 第2通信部
35 UI

Claims (15)

  1. 撮像部と、
    前記撮像部の動作を制御する制御部と、
    外部装置と通信を行う通信部と、
    前記撮像部、前記制御部、及び前記通信部を含み、前記撮像部により撮影された画像を表示する表示部を有さない筐体と、
    を備え、
    前記制御部は、動作モードが、前記外部装置と連携して動作する第1のモードと、単体で動作する第2のモードと、のうちのいずれかに応じて、前記撮像部の動作を制御するための設定を、ユーザ入力に基づく設定と、ユーザ入力に基づく設定が反映されないあらかじめ決められた設定と、のいずれかに切り替える、
    撮像装置。
  2. 前記通信部は、前記外部装置と無線の通信経路を介して通信を行い、
    前記動作モードは、前記外部装置との通信の状態に応じて切り替えられる、
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記設定は、撮像条件に関する設定を含む、請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像条件に関する設定は、露光条件、拡大率、ISO感度、ホワイトバランス、撮像された画像に対する画像処理の種類、オートフォーカス、手ぶれ補正、オートシャッター機能、のうち少なくともいずれかの設定を含む、請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記第2のモードに対応した前記設定は、当該撮像部が画像を撮像するための撮像条件のうち、少なくとも一部を自動で制御するための設定を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の撮像装置。
  6. 前記第2のモードに対応した前記設定は、前記撮像部により撮像された画像に対して所定の画像処理を施すための設定を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の撮像装置。
  7. 撮像に関する動作を指示する指示部を備え、
    前記制御部は、前記第1のモードと前記第2のモードとのいずれかに応じて、前記指示部に割り当てる機能を切り替える、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の撮像装置。
  8. 前記制御部は、
    前記撮像部及び前記外部装置の一方に対して他方が直接または間接的に保持されているか否かを示す保持状態を判別し、
    前記第1のモードにおいて、判別された前記保持状態に応じて、互いに異なる設定に基づき、前記撮像部の動作を制御する、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の撮像装置。
  9. 前記制御部は、前記第1のモードにおいて、判別された前記保持状態に応じて、互いに異なる撮像条件に基づき、前記撮像部による画像の撮像に係る動作を制御する、請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記制御部は、前記第1のモードであり、かつ、前記撮像部及び前記外部装置の一方に対して他方が保持されていない状態において、前記撮像部の状態を示す報知情報を前記外部装置に報知させる、請求項8に記載の撮像装置。
  11. 前記第1のモードであり、かつ、前記撮像部及び前記外部装置の一方に対して他方が保持されていない状態に対応する前記設定は、前記撮像部により撮像された画像に対して所定の画像処理を施すための設定を含む、請求項8に記載の撮像装置。
  12. 報知情報を報知する報知部を備える、請求項1〜11のいずれか一項に記載の撮像装置。
  13. 前記撮像部により撮像された画像は、前記外部装置が有する表示部に表示される、
    請求項1〜12のいずれか一項に記載の撮像装置。
  14. プロセッサが、
    撮像部により撮影された画像を表示する表示部を有さない筐体に含まれる前記撮像部の動作を制御することと、
    外部装置と通信を行うことと、
    撮像に関する動作を指示することと、
    動作モードが、前記外部装置と連携して動作する第1のモードと、単体で動作する第2のモードと、のうちのいずれかに応じて、前記撮像部の動作を制御するための設定を、ユーザ入力に基づく設定と、ユーザ入力に基づく設定が反映されないあらかじめ決められた設定と、のいずれかに切り替えることと、
    を含む、撮像方法。
  15. コンピュータに、
    撮像部により撮影された画像を表示する表示部を有さない筐体に含まれる前記撮像部の動作を制御することと、
    外部装置と通信を行うことと、
    撮像に関する動作を指示することと、
    動作モードが、前記外部装置と連携して動作する第1のモードと、単体で動作する第2のモードと、のうちのいずれかに応じて、前記撮像部の動作を制御するための設定を、ユーザ入力に基づく設定と、ユーザ入力に基づく設定が反映されないあらかじめ決められた設定と、のいずれかに切り替えることと、
    を実行させる、プログラム。
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