JP6507900B2 - 電子機器 - Google Patents

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本発明は無線通信モジュールを備える無線通信機器に関し、特に無線通信モジュールを備えたカメラやビデオカメラ等の光学機器ないしは携帯機器に適用して好適な電子機器に関するものである。
近年、光学機器、なかでもデジタルカメラやビデオカメラ等の撮像装置には、無線通信機能を備えた撮像装置が提案されている。無線通信機能を備えるためには、撮像装置の本体内に無線通信モジュールを配設することが行なわれる。また、この種の撮像装置では、撮像装置に加わる衝撃や振動から撮像装置の信頼性を確保するために、内部構体を剛性の高い材料で構成するとともに、当該内部構体を金属で形成されたケースで外装することが行なわれている。
このようにケースが金属で構成されている撮像装置では、ケース内に無線通信モジュールを内装したときに、ケースの電磁遮蔽性によって無線通信モジュールのアンテナで送受する電磁波の一部あるいは全部が遮蔽され、無線通信での通信距離の低下や通信方向(指向性)が制限されてしまう。そのため、アンテナがケースの外面から突出されるように無線通信モジュールを配設することが考えられるが、当該無線通信モジュールによってケースの外面に突起部が発生してしまい、外観上の点でこのましくない。特許文献1の電子カメラでは、無線通信モジュールをケース内において移動できるように構成し、無線通信モジュールを使用する時にケースの外部に露出させることで、無線通信を確保する一方でカメラの外観の見栄え低下を抑制することが可能な技術が提案されている。また、特許文献1には、アンテナを露呈させる開口部を手動等で開閉させるための機構を備えた技術も提案されている。
特開2007−166077号公報
特許文献1の技術では、カメラ本来の構造に加えて、無線通信モジュールを移動させるための機構や、アンテナを露呈させる開口部を開閉させるための機構が必要であり、カメラ全体の構造が複雑になり、またカメラの小型化の点で不利になる。一方、無線通信を開始する際、あるいは無線通信を終了する際に無線モジュールを移動させ、あるいはカバーを移動させる必要があるので、移動が完了させるための待機時間が問題になる。特に無線通信を開始する際には移動が完了するまでの間は通信ができず、あるいは好適な状態での通信を行なうことができないという課題がある。
本発明の目的は、構造が複雑化することなく、また、無線通信における待機時間の課題も生じることがない無線通信モジュールを備えたカメラや携帯機器等の電子機器を提供するものである。
本発明は、無線通信モジュールを配設した電子機器であって、電磁遮蔽性のケースを有し、ケースはケース内外を連通させる開口窓を有しており、無線通信モジュールは電磁波を送受するためのアンテナを備えるとともに、アンテナが開口窓内においてケースの外面よりも外方に配置された状態でケース内に固定されている。
本発明において、無線通信モジュールが、回路基板と、この回路基板の一方の面に構築された無線通信回路部と、回路基板の一方の面に形成されたアンテナを含んで構成されているときには、無線通信回路部がケースの内方に向けられた状態で配設される。例えば、無線通信モジュールは、回路基板はプリント回路基板であり、アンテナプリント回路基板の一方の面に形成されたプリント回路の一部で構成されたプレーンアンテナとして構成される。この場合には、回路基板、すなわちプリント回路基は開口窓内においてケースの外面よりも外方に配置されることになる。
本発明の好ましい形態は、無線通信モジュールを配設した撮像装置であり、電磁遮蔽性のケースを有し、ケースの一部にはケース内外を連通させる開口窓を有し、無線通信モジュールは電磁波を送受するためのアンテナを備えるとともに、当該アンテナが開口窓内においてケースの外面よりも外方に配置される構成とされる。
本発明によれば、無線通信モジュールはケース内に固定的に配設するだけでよいので、無線通信モジュールを移動させるための構造が不要であり、電子機器の構造が複雑になることはなく、かつ小型に構成できる。また、常時好適なアンテナ特性が確保できるので、無線通信における待機時間は零になる。
本発明の実施形態のデジタルカメラの外観斜視図。 実施形態のデジタルカメラの上カバーを分解した斜視図。 (a)実施形態における無線通信モジュールの配設構造の断面図、(b)比較対象する形態の無線通信モジュールの配設構造の断面図。 (a)無線通信モジュールを上方から見た斜視図、(b)無線通信モジュールを下方から見た斜視図。 無線通信モジュールの配設構造の分解斜視図。 無線通信モジュールを配設した構造の拡大斜視図。 実施形態と比較対象の各アンテナ特性図。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明を適用した電子機器としてのカメラの外観図であり、このカメラは固定無線局あるいは無線端末局との間で無線通信が可能なコンパクト型のデジタルカメラCAMとして構成されている。カメラ本体部1の前面にレンズ鏡筒2が沈胴状態に内装されており、撮影時にカメラ本体部1から突出されるようになっている。カメラ本体部1の上面には、ホットシュー11、モードダイヤル12、シャッターボタン13等が配置されている。
カメラ本体部1は、後述するカメラ内部構体3(図2参照)を有しており、このカメラ内部構体3はマグネシウム合金等の機械的な強度の高い金属材からなるケース4内に内装されている。このケース4は、樹脂成形品の表面に金属粉を含有する塗料を塗布した構成であってもよい。前記ケース4は、カメラ本体部1の前面、後面、左右両側面、下面(底面)、上面を覆うように配設される各カバーで構成されているが、図1には、カメラ本体部1の左右両側面を含んだ前面を覆う前カバー4Fと、ケース本体部1の上面部を覆う上カバー4Uが図示されている。
図2は前記上カバー4Uをカメラ本体部1から取り外した状態の分解した斜視図であり、前記ケース4内に前記カメラ内部構体3が内装されている。前記上カバー4Uは、前記ホットシュー11が取着される部位と隣接する部位に、上カバー4Uの表裏を連通させる、すなわちケース4の内外を連通させる矩形の窓41が開口されている。この開口窓41は樹脂材等の電磁波を透過することが可能な非金属材からなる装飾カバー42により塞がれている。
前記開口窓41の周縁に沿った縁部41aのうち、所定の領域部位は前記ホットシュー11の上面高さよりも低い高さで上方に突出された壁状に形成されており、前記装飾カバー42は自身の周縁部が当該開口窓41の縁部41aに当接された状態で配設され、接着等の手段によって前記上カバー4Uに一体化されている。この装飾カバー42の上面高さは前記ホットシュー11の上面高さに等しくあるいはそれよりも低い位置となるように設計されている。また、装飾カバー42を上カバー4Uに一体化することにより、前記開口窓41を通してのカメラ内部の防塵性と防水性が確保される。
図3(a)は前記カメラの上カバー4Uを含む一部領域の断面図であり、本発明にかかる無線通信モジュール5の配設構造を示している。前記上カバー4Uに一体化された前記装飾カバー42と、前記カメラ内部構体3の上部領域との間には、所要形状及び深さ寸法の空隙部Sが確保されており、この空隙部Sに無線通信モジュール5が収納された状態で配設され、かつ前記カメラ内部構体3に固定支持されている。ここでは、前記無線通信モジュール5は2.4GHz近傍の周波数でのWLAN(無線LAN)通信を行なう無線通信モジュールとして構成されており、前記カメラ内部構体3の金属製のフレーム(図示せず)に固定支持されている。このフレームは、カメラ内部構体3の基礎部材として機能するとともに、カメラ内部構体3の電気的なGND(接地電位)としても機能するものである。
前記無線通信モジュール5は、図4(a)に上方から見た斜視図を示すように、長方形をしたプリント回路基板51の一方の面(以下、この面を表面とする)に無線通信回路部を構成する電子部品が搭載されるとともに、これら電子部品を封止するように金属材で形成されたシールドカバー52が取着されている。前記電子部品はシールドカバー52に覆われており、図4(a)には表れていない。このシールドカバー52は前記した電子部品が露呈されることを防止し、電子部品からの電磁波の放射を防止するとともに、無線通信回路部が改変されることを防止するために設けられている。
また、前記プリント回路基板51の表面の長手方向の一端側の領域で、前記シールドカバー52が配設されていない領域には、導体パターン膜からなるプリント回路の一部でF型パターンのプレーンアンテナ53が形成されている。このプレーンアンテナ53は、無線通信モジュール5が駆動されたときに、通信用の電磁波を送信しあるいは受信する。また、前記プリント回路基板51の表面の他端側の一部にはコネクタ54が搭載されており、プリント回路を介して前記無線通信回路部に電気接続されている。
図4(b)に前記無線通信モジュール5を下方から見た斜視図を示すように、前記プリント回路基板51の表面と反対側の面、すなわち裏面には広い領域にわたって導体パターン膜からなるGND(接地)パターン55が形成されている。このGNDパターン55は前記プレーンアンテナ53が形成されている長手方向の一端側の領域には形成されていない。
前記プリント回路基板51の長手方向の他端側には、無線通信モジュール5を前記カメラ内部構体に固定する際に用いられる2つの穴が開口されている。中央寄りの穴は位置決め穴56であり、端の穴は固定用穴57である。前記位置決め穴56と前記固定用穴57は前記GNDパターン55の領域内に配設されている。
図5は前記無線通信モジュール5を前記カメラ内部構体3の上部領域に配設する構造の分解斜視図である。前記無線通信モジュール5は樹脂製のリテーナ6にサブアッセンブリされる。このリテーナ6は、概ね矩形をした底板61と、この底板61の一方の縁部に立設された台部62と、他方の縁部において短手方向に対向配置された支承柱63,64と、当該他方の縁部から突出形成された固定片65を有している。
サブアッセンブリでは、無線通信モジュール5はプリント回路基板51の表面に設けたシールドカバー52が下方に向けられるようにしてリテーナ6上に載置される。プリント回路基板51の他端側の表面は台部62の上面に当接され、シールドカバー52はリテーナ6の底板61の上面に当接される。また、プリント回路基板51の一端側の両側縁は支承柱63,64の内側面に当接される。さらに、プリント回路基板51の位置決め穴56は、前記リテーナ6の台部62の上面から突出されている位置決め突起66が嵌入され、リテーナ6に対する無線通信モジュール5の位置決めが行なわれる。
また、リテーナ6の台部62の下面に金属細片で形成されたモジュールシャーシ7の一端部が当接される。そして、前記固定用穴57に上方から内挿されたビス(小ねじ)B1がモジュールシャーシ7のねじ穴71に螺合されることにより、プリント回路基板51、台部62、モジュールシャーシ7が一体的に締結され、サブアッセンブリが完了される。
サブアッセンブリされた無線通信モジュール5、リテーナ6およびモジュールシャーシ7は、図6に拡大斜視図を示すように、カメラ内部構体3の上部領域に確保されている前記空隙部S(図3参照)に配置される。リテーナ6は固定片65においてビスB2によりカメラ内部構体3の図には表れないフレームに締結される。また、モジュールシャーシ7のねじ穴72,73を利用してビスB3,B4によりカメラ内部構体3のフレームに締結される。これにより、無線通信モジュール5は図3(a)に示したように、カメラ内部構体3の上部領域の空隙部Sに収容された状態でカメラ内部構体3に固定支持される。なお、このとき無線通信モジュール5のGNDパターン55はビスB1及びモジュールシャーシ7を介してカメラ内部構体3のGNDに電気接続される。なお、ねじ穴72,73を設ける代わりにこれらの部分に板厚方向の凸部を打ち出し成形し、この凸部を前カバー4Fと上カバー4Uとで板厚方向に挟持する構成としてもよい。この場合にはビスB3,B4は不要になる。
なお、図示は省略するが、無線通信モジュール5に設けられているコネクタ54には、FPC(フレキシブルプリント回路基板)の一つの端子部が嵌合されて電気接続される。このFPCの他の端子部はカメラ内部構体3に電気接続されているので、無線通信モジュール5の信号回路はカメラ内部構体3の信号回路に電気接続される。
以上の構成の実施形態のカメラCAMでは、無線通信モジュール5を駆動して他の無線局との間での無線通信を行なう際には、無線通信モジュール5のプレーンアンテナ53から送信される電磁波、あるいは受信される電磁波は、電磁遮蔽部材で形成されている前カバー4Fと上カバー4Uによって遮蔽されるが、上カバー4Uに開口した開口窓41は電磁遮蔽しない装飾カバー42によって閉塞されているだけであるので、この開口窓41及び装飾カバー42を通して電磁波を送受することが可能になる。
このとき、図3(a)に示したように、開口窓41の一側に隣接する領域には金属材からなるホットシュー11が存在しているので、無線通信モジュール5のプレーンアンテナ53で送受される電磁波のうち、ホットシュー11に向けられた電磁波は当該ホットシュー11によって遮蔽される。また、ホットシュー11が存在しない方向に向けられる電磁波であっても、プリント回路基板の表面に沿った方向に向けられた電磁波の一部は、開口窓41の周縁の壁状をした縁部41aによって遮蔽される。そのため、これらの方向に沿った電磁波は遮蔽され、あるいは減衰されることになり、これらの方向の指向性が低下してアンテナ全体のアンテナ特性が低下されることになる。
このようなアンテナ特性の低下を抑制するには、開口窓41の開口寸法を大きくすることによって、プレーンアンテナ53から開口窓41を臨む角度を大きくすることが考えられるが、上カバー4Uの寸法以上にすることはできず限界がある。また、開口窓41が大きくなると上カバー4Uの機械的な強度も低下され、金属材等で形成している意義が低減する。
この実施形態のカメラCAMでは、このような上カバー4Uによる電磁波の遮蔽を防止ないし抑制し、アンテナ特性を改善することが可能である。その理由は次の通りである。前記したように、無線通信モジュール5はプリント回路基板51の表面には所要高さのシールドカバー52が存在するが、裏面には薄膜状のGNDパターン55が存在するのみである。したがって、この無線通信モジュール5では、プレーンアンテナ53が形成されているプリント回路基板51の表面を基準面とすると、この基準面からプリント回路基板51の表面側のシールドカバー52の高さ寸法は、プリント回路基板51の裏面側のGNDパターン55の高さ寸法よりも大きい。
そのため、無線通信モジュール5をカメラ内部構体3の空隙部Sに配設したときには、図3(a)のように、プリント回路基板51の裏面を上側に向けて固定した場合と、図3(b)に比較対象の構造の断面図に示すように、プリント回路基板51の表面を上側に向けて固定した場合とでは、プレーンアンテナ53を基準面としたときの、無線通信モジュール5の上方へ突出する側の面の高さ寸法は異なり、図3(b)の構造の方が高くなる。
すなわち、図3(b)の比較対象のように、プリント回路基板51の表面を上側に向けて固定した場合には、プレーンアンテナ53からの無線通信モジュール5の高さ寸法が大きいので、無線通信モジュール5の上面がホットシュー11の高さを越えないように配設したときには、プレーンアンテナ53の高さ位置は開口窓41の縁部41aよりも低い位置になる。換言すれば、プレーンアンテナ53は上カバー4U、すなわちケース4の外面よりも内方に位置されている。この場合には、プレーンアンテナ53は開口窓41の縁部41aよりもH2(=0.85mm)だけ低い位置になる。
これに対し、図3(a)の実施形態のように、プリント回路基板51の表面を下方に向けて固定した場合には、プレーンアンテナ53からの無線通信モジュー5ルの高さ寸法が小さく、無線通信モジュール5の上面がホットシュー11の高さを越えないように配設したときには、プレーンアンテナ53を開口窓41の縁部41aの高さよりも高い位置に設定できる。換言すれば、プレーンアンテナ53は上カバー4U、すなわちケース4の外面よりも外方に位置されることになる。実施形態では、プレーンアンテナ53は開口窓41の縁部41aよりもH1(=0.10mm)だけ高い位置になる。
これにより、図3(a)の実施形態では、無線通信モジュール5のプレーンアンテナ53から送受信される電磁波は、ホットシュー11に向けられる電磁波を除けば、上カバー4Uの開口窓41の縁部41aによって遮蔽されることが無くなり、アンテナ特性を改善することができる。因みに、この実施形態のアンテナ特性を実測した結果は、図7に実線で示す通りである。このアンテナ特性は、プレーンアンテナ53の平面を基準面とし、基準面に対する0〜180度の立体放射角範囲のアンテナ利得を電磁波の周波数をパラメータとして積分した値である。比較対象とした図3(b)の構成のアンテナ特性は、図7の破線に示す通りであり、アンテナ特性は低下している。これは、プレーンアンテナ53の平面に沿った方向に送受される電磁波が上カバー4U、特に開口窓41の縁部41aによって遮蔽されたことによるものと推測される。
以上のように、無線通信モジュールのプレーンアンテナがモジュールの厚み方向の中央位置に設けられていない場合には、プレーンアンテナを基準面としたときの厚み寸法が小さい方をケースの外面に向くようにして配設することにより、無線通信モジュールをケースから突出される寸法を抑制するとともにプレーンアンテナをケースの外面よりも外方に配置させることができる。これにより、プレーンアンテナで送受する電磁波がケースによって遮蔽ないし大きく減衰されることが抑制でき、アンテナ特性を改善するとともに、カメラのケースに無線通信モジュールによる突起部が生じることが防止あるは抑制でき、ケースの外観上の見栄え低下が防止できる。
本発明が適用される無線通信モジュールは、WLAN以外の無線通信を行なうための無線通信モジュールであっても良いことは言うまでもない。また、実施形態の構成の無線通信モジュールに限られるものではなく、基板の一方の面にアンテナが形成され、当該基板の一方の面あるいは他方の面に所要の厚み寸法の無線通信回路部が構築されている無線通信モジュールであれば同様に適用できる。例えば、アンテナがチップアンテナで構成され、プリント回路基板に搭載されている構成の無線通信モジュールについても同様である。
さらに、実施形態とは異なり、アンテナと無線通信回路部が基板の反対面に形成されている場合には、無線通信回路部がケースの内側に向くように無線通信モジュールを配設し、アンテナがケースの外側に向くように無線通信モジュールを配設すればよい。この場合には、プリント回路基板と無線通信回路部が上カバーの開口窓の壁部よりも内方に収納された状態になり、上カバーの上方に突出される寸法を最小限の寸法にすることができる。
上カバーに設けた開口窓を通して電磁波を送受する構成に限られるものではなく、電磁遮蔽性のあるケースの一部に設けた開口窓を通して電磁波を送受する構成であれば、本発明を適用できる。また、本発明における電磁遮蔽性は電磁波を減衰する電磁減衰性を含むものであり、このような電磁減衰性を有するケースを備える電子機器にも適用できる。
実施形態では本発明を無線通信機能を有するカメラに適用したが、カメラ以外の撮像装置への適用も可能である。あるいは、撮像装置以外の機器、特に小型化が要求される無線通信機能を有する電子機器で、電磁遮蔽性のケースを有する電子機器に適用することが可能である。例えば、ノートPC、プリンタ、スマートフォン、タブレット型端末、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤ、ゲーム機等への適用が可能である。
1 カメラ本体部
2 レンズ鏡筒
3 カメラ内部構体
4 ケース
4U 上カバー
5 無線通信モジュール
6 リテーナ
7 モジュールシャーシ
41 開口窓
41a 縁部
51 プリント回路基板(回路基板)
52 シールドカバー(無線通信回路部)
53 プレーンアンテナ(アンテナ)
54 コネクタ
55 GNDパターン
56 位置決め穴
57 固定用穴
H1 高さ(ケース外面からのアンテナ面の高さ寸法)

Claims (9)

  1. 無線通信モジュールを配設した電子機器であって、電磁遮蔽性のケースを有し、前記ケースはケース内外を連通させる開口窓を有し、前記無線通信モジュールは、回路基板と、この回路基板の一方の面に構築された無線通信回路部と、前記回路基板の前記一方の面に形成されたアンテナを含んで構成されており、前記無線通信回路部及び前記アンテナが前記ケースの内方に向けられた状態で配設されるとともに、当該アンテナが前記開口窓内において前記ケースの外面よりも外方に配置された状態で当該ケース内に固定されていることを特徴とする電子機器。
  2. 前記回路基板はプリント回路基板であり、前記アンテナは当該プリント回路基板の一方の面に形成されたプリント回路の一部で構成されたプレーンアンテナである請求項に記載の電子機器。
  3. 前記回路基板は前記開口窓内において前記ケースの外面よりも外方に配置されている請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記開口窓は縁部の少なくとも一部がケース外方に向けられた壁状に形成され、前記アンテナは当該縁部よりもケース外方に配置されている請求項1ないし3のいずれかに記載の電子機器。
  5. 無線通信モジュールを配設した撮像装置として構成された電子機器であって、電磁遮蔽性のケースを有し、前記ケースの一部を構成するカバーはケース内外を連通させる開口窓を有し、前記無線通信モジュールは、回路基板と、この回路基板の一方の面に構築された無線通信回路部と、前記回路基板の前記一方の面に形成されたアンテナを含んで構成されており、前記無線通信回路部及び前記アンテナが前記ケースの内方に向けられた状態で配設されるとともに、当該アンテナが前記開口窓内において前記カバーの外面よりも外方に配置された状態で配設されていることを特徴とする電子機器。
  6. 前記開口窓は電磁波を透過可能な材料からなる装飾カバーにより塞がれている請求項に記載の電子機器。
  7. 前記装飾カバーはホットシューを備え、前記開口窓は当該ホットシューに隣接した領域に開口され、前記装飾カバーの上面は前記ホットシューとほぼ同じ高さである請求項に記載の電子機器。
  8. 前記無線通信モジュールは、無線LAN通信用のモジュールである請求項1ないし7のいずれかに記載の電子機器。
  9. 無線通信モジュールを配設した撮像装置であって、電磁遮蔽性のケースを有し、前記ケースの一部にケース内外を連通させる開口窓を有し、前記無線通信モジュールは、回路基板と、この回路基板の一方の面に構築された無線通信回路部と、前記回路基板の前記一方の面に形成されたアンテナを含んで構成されており、前記無線通信回路部及び前記アンテナが前記ケースの内方に向けられた状態で配設されるとともに、当該アンテナが前記開口窓内において前記ケースの外面よりも外方に配置されていることを特徴とする撮像装置。
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