JP6506878B1 - 高所作業足場における地滑り抑止杭埋設施工方法 - Google Patents

高所作業足場における地滑り抑止杭埋設施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】大型の掘削孔形成用の重機の搬入困難な高所山間部に、高所作業足場に設け、これに大型重機を用いることなく門型クレーン2を設置して、高所山間部Aに能率的に地滑り抑止杭Tを埋設施工する地滑り抑止杭埋設施工方法を提案する。
【解決手段】高所山間部Aの麓の作業低地Dから高所作業足場Bに向かって自走可能な自走搬送手段1を配設され、高所作業足場Bに門型クレーン2を設置するにあたって、作業低地Dにおいて当該門型クレーン2は前記自走搬送手段1によって搬送可能な程度の重量に分解して複数の門型クレーン構成部材21〜2nに分割形成され、当該複数の門型クレーン構成部材21〜2nは前記自走搬送手段1によって作業低地Dより高所作業足場Bに搬送され、該高所作業足場Bにおいて複数の門型クレーン構成部材21〜2nは門型クレーン2に走行可能に組み立てられるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、大型クレーンや大型杭打機等の大型重機を運搬困難な高所山間部において、山間部地盤の地滑り抑止用の鋼杭を埋設するための地滑り抑止杭埋設施工方法に関する。
従来のこの種の高所山間部における地滑り抑止杭埋設孔を形成するための掘削孔形成方法に関する特許公報等を挙げることはできないが、本件出願人は、過去に図15に示すように高所山間部Aに仮設した高所作業足場Bに杭打ちやぐらYを設置して、この杭打ちやぐらYに設けた繰り出しリールLから繰り出される吊りロープRにダウンザホールハンマー1を吊持し、該ダウンザホールハンマー1を高所作業足場Bから高所山間部Aの傾斜地盤に打設することによって山間部地盤Gに地滑り抑止杭埋設孔Cを形成し、且つ該地滑り抑止杭埋設孔Cに地滑り抑止杭Tを埋設施工するようにしていた。
この杭打ちやぐらYは、その構造上高所作業足場Bにに設置され、杭打ち作業が終わるごとに図示しないウインチによる引張作業よって杭打ちやぐらYを次の地滑り抑止杭埋設予定位置まで移動させるようにしていた。そのため作業能率が極めて悪いと共に、安定性も悪く移動時に倒壊等不測の事態が発生する危険性もあった。又、杭打ちやぐらに設けた吊りロープを昇降させる手段として動滑車機構を採用しているため、大きな倍力能力を発揮させるためには、それに比例して多くの操作時間をかけて吊りロープを操作しなければならず、操作能率が悪いと致命的な難点があった。その他後述のように種々の問題点があった。
本発明は、高所山間部の地盤に地滑り抑止杭を効率よく埋設施工することが可能な地滑り抑止杭埋設施工方法を提案するものである。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明の高所作業足場における地滑り抑止杭埋設施工方法は、図8に示すように、高所山間部Aの麓の作業低地Dから高所作業足場Bに向かって自走可能な自走搬送手段1が配設され、高所作業足場Bに門型クレーン2(図1)を設置するにあたって、作業低地Dにおいて当該門型クレーン2は前記自走搬送手段1によって搬送可能な程度の重量に分解して、図9の(a)〜図12の(b)に一例が示されるように複数の門型クレーン構成部材21〜2nに分割形成され、当該複数の門型クレーン構成部材21〜2nは前記自走搬送手段1によって作業低地Dより高所作業足場Bに搬送され、該高所作業足場Bにおいて複数のクレーン構成部材21〜2nは門型クレーン2に走行可能に組み立てられ、該高所作業足場Bにおいて走行可能に組み立てられた門型クレーン2に吊りロープ駆動装置31を介して吊支されたダウンザホールハンマー1によって前記地盤Gに地滑り防止杭埋設孔Cが形成されると共に、門型クレーン2に吊支された地滑り抑止杭Tが前記地滑り抑止杭埋設孔に埋設施工されるようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項2に係る発明の高所作業足場における地滑り抑止杭埋設施工方法は、請求項1に記載の地滑り抑止杭埋設施工方法において、前記高所作業足場Bに走行可能に組み立てられた門型クレーン2にその走行方向に直交する方向に前記吊りロープ駆動装置31が変位移動可能に設けられ、該吊りロープ駆動装置31によってテーブルマシン4、ダウンザホールハンマー1又は地滑り抑止杭Tを変位移動した状態に門型クレーン2に吊支可能となっていることを特徴とするものである。
又、請求項3に係る高所作業足場における地滑り抑止杭埋設施工方法は、請求項1又は2に記載の地滑り抑止杭埋設施工方法において、前記ダウンザホールハンマー1は、高所作業足場Bに設置したテーブルマシン4に回転駆動されながら地盤に打設されようになっていることを特徴とするものである。
又、請求項4に係る高所作業足場における地滑り抑止杭埋設施工方法は、請求項1〜3の何れか記載の地滑り抑止杭埋設施工方法において、複数の門型クレーン構成部材21〜2nは、ボルト.ナット5によって互いに連結されて門型クレーン2に組み立てられるようになっていることを特徴とするものである。
又、請求項5に係る高所作業足場における地滑り抑止杭埋設施工方法は、請求項1〜4の何れかに記載の地滑り抑止杭埋設施工方法において、前記自走搬送手段3によって搬送可能な程度の重量の小型クローラクレーン6が該自走搬送手段3によって作業低地Dより高所作業足場Bに搬送されるようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項6に記載の高所作業足場における地滑り抑止杭埋設施工方法は、請求項5に記載の地滑り抑止杭埋設施工方法において、高所作業足場Bに搬送された前記小型クローラクレーン6では揚程能力が低いため背丈の高いに門型クレーンをくみたてることができず、従って高所作業足場Bでは背丈の高い門型クレーン2を組み立てることが可能な揚程能力の高い分解型大型クローラクレーン7が前記小型クローラクレーン6とは別に組み立てられるようになっており、この際、該分解型大型クローラクレーン7は、総重量が前記小型クローラクレーン6よりも大で、前記自走搬送手段3による搬送能力を超えるためそのままでは搬送することができないため、該分解型大型クローラクレーン7は、作業低地Dにおいて前記自走搬送手段3によって搬送可能で程度の重量に分解して複数のクローラクレーン構成部材71〜7nに分割形成され、該複数のクローラクレーン構成部材71〜7nが前記自走搬送手段3によって作業低地Dより高所作業足場Bに搬送され、高所作業足場Bに搬送され複数のクローラクレーン構成部材71〜7nは、前記小型クローラクレーン6によって分解型大型クローラクレーン7に組み立てられ、しかして該分解型大型クローラクレーン7によって複数の門型クレーン構成部材21〜2nが門型クレーン2に組み立てられるようになっていることを特徴とするものである。
又、請求項7に係る高所作業足場における地滑り抑止杭埋設施工方法は、請求項1〜6の何れかに記載の高所作業足場における地滑り抑止杭埋設施工方法において、先ず、前記門型クレーン2に吊支されてテーブルマシン4が地滑り抑止杭埋設予定地に設置され、次に、前記門型クレーン2に吊支されてダウンザホールハンマー1がテーブルマシン4に芯合わせされ、次に、前記門型クレーン2に吊支されてダウンザホールハンマー1がテーブルマシン4に回転駆動されながら地盤Gの岩盤支持層Grに達するまで掘進して地滑り防止杭埋設孔Cを形成され、次に前記門型クレーン2に吊支されてダウンザホールハンマー1が地滑り防止杭埋設孔Cから引き抜かれ、最後に、前記門型クレーン2に吊支された地滑り抑止杭Tが地滑り防止杭埋設孔Cに埋設施工されるようになっていること特徴とするものである。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、高所作業足場における地滑り抑止杭埋設施工方法は、図8に示すように、大型クレーンや大型杭打機等の大型重機を運送困難な高所山間部Aの麓の作業低地Dから高所作業足場Bに向かって自走可能なモノレールや索道ケーブル等の自走搬送手段3が配設され、高所作業足場Bに門型クレーン2(図1)を設置するにあたって、作業低地Dにおいて当該門型クレーン2は前記自走搬送手段3によって搬送可能な程度の重量に分解して図9の(a)〜図12の(b)に一例が示されるように複数の門型クレーン構成部材21〜2nに分割形成され、これによって、門型クレーン構成部材21〜2nを格別に又は搬送可能の程度に束ねて、当該複数のクレーン構成部材21〜2nを前記自走搬送手段3によって作業低地Dより高所作業足場Bに搬送することが可能である。
このようにして、高所作業足場Bに搬送された複数の門型クレーン構成部材21〜2nを該高所作業足場Bにおいて門型クレーン2に組み立てるようにしたため、大型クレーンや大型杭打機等の大型重機を搬送困難な高所山間部Aにおいても容易に門型クレーン2を高所作業足場Bにおいて組立てることができる。
そして、高所作業足場Bにおいて走行可能に組み立てられた門型クレーン2は、自走搬送手段1によって搬送可能な程度に複数の門型クレーン構成部材21〜2nに分割形成するものであるから、例えば各門型クレーン構成部材21〜2nの重量を搬送可能な限り増大したり、門型クレーン構成部材21〜2nの構成部数を増加することによって、大型の門型クレーン2を高所作業足場Bに組立てることが可能である。
また、門型クレーン2は高所作業足場Bに走行可能に組み立てられるため、自走搬送手段3によって高所作業足場Bの積み込み位置に搬送されるダウンザホールハンマー1や地滑り抑止杭Tは、その積み込み位置まで門型クレーン2が走行することによって、ダウンザホールハンマー1や地滑り抑止杭Tは該門型クレーン2に迅速に受け渡すことができる。そのため多数のダウンザホールハンマー1を継ぎ足しながら地滑り防止杭埋設孔Cを能率的に形成することができと共に、該掘削形成された地滑り防止杭埋設孔Cに地滑り抑止杭Tを地滑り防止杭埋設孔Cに能率的に埋設施工することができる。
また、高所作業足場Bにおいて走行可能に組み立てられた門型クレーン2に吊りロープ駆動装置31を介して吊支されたダウンザホールハンマー1によって前記地盤Gに地滑り防止杭埋設孔Cが形成されると共に、門型クレーン2に吊支された地滑り抑止杭Tが前記地滑り抑止杭埋設孔に埋設施工されるようにしたため、吊りロープ駆動装置31によって迅速且つ容易にこれらの施工を行うことができる。
又、請求項2に係る発明の高所作業足場における地滑り抑止杭埋設施工方法によれば、前記高所作業足場Bに走行可能に組み立てられた門型クレーン2にその走行方向に直交する方向に前記吊りロープ駆動装置31が変位移動可能に設けられ、該吊りロープ駆動装置31によってデーブルマシン4、ダウンザホールハンマー1又は地滑り抑止杭Tを変位移動した状態に門型クレーン2に吊支可能となっているため、門型クレーン2の走行方向に適当間隔に地滑り抑止杭Tを埋設施工する際に、その走行方向に直交する方向に変位移動した位置で地滑り抑止杭Tを埋設施工することができるから、その走行方向に直交する方向に地滑り抑止杭Tを2列又は3列等の複数列に並列した状態で走行方向に適当間隔に形成することができ、地盤Gに複数の地滑り抑止杭Tを並列状態に形成することによって、地滑り抑止杭Tによる地滑り抑止効果を一層顕著に向上させることができる。
又、請求項3に係る発明の高所作業足場における地滑り抑止杭埋設施工方法によれば、前記ダウンザホールハンマー1は、高所作業足場Bに設置したテーブルマシン4によって回転駆動されながら、その地盤G中に打撃掘進することによって、ダウンザホールハンマー1を地盤Gの岩盤支持層Grに円滑に到達させることができる。
又、請求項4に係る高所作業足場における地滑り抑止杭埋設施工方法によれば、複数の門型クレーン構成部材21〜2nは、ボルト.ナット5によって互いに連結され門型クレーン2に組み立てられるようになっているため、ボルト.ナット5の締付作業に自動締付具を用いることによって迅速容易に門型クレーン2に組み立てることができる。
又、請求項5に係る高所作業足場における地滑り抑止杭埋設施工方法によれば、前記自走搬送手段3によって搬送可能な程度の重量の小型クローラクレーン6を該自走搬送手段3によって作業低地Dより高所作業足場Bに搬送するようにしたため、小型クローラクレーン6を高所作業足場Bに分解することなく搬送することができ、それがために高所作業足場Bにおいて小型クローラクレーン6を分解するなく、そのまま迅速に高所作業足場Bにおいて敷鉄板等の敷設作業等補助作業を行わせることができる。
又、請求項6に係る高所作業足場における地滑り抑止杭埋設施工方法によれば、高所作業足場Bに搬送された前記小型クローラクレーン6では揚程能力が低いため背丈の高いに門型クレーン2を組み立てることができない。そこで高所作業足場Bでは背丈の高い門型クレーン2を組み立てることが可能な揚程能力の高い分解型大型クローラクレーン7が前記小型クローラクレーン6とは別に組み立てられるようになっている。しかしこの際、該分解型大型クローラクレーン7は、総重量が前記小型クローラクレーン6よりも大で、前記自走搬送手段3による搬送能力を超えるためそのままでは搬送することができないため、該分解型大型クローラクレーン7は、作業低地Dにおいて前記自走搬送手段3によって搬送可能で程度の重量に分解して複数のクローラクレーン構成部材71〜7nに分割形成される。そして、該複数のクローラクレーン構成部材71〜7nは前記自走搬送手段1によって作業低地Dより高所作業足場Bに搬送され、該高所作業足場Bに搬送され複数のクローラクレーン構成部材71〜7nは、前もって高所作業足場Bに搬送されている前記小型クローラクレーン6によって分解型大型クローラクレーン7に組み立てられることになる。しかして該分解型大型クローラクレーン7によって複数の門型クレーン構成部材21〜2nが門型クレーン2に組み立てられるようになっているため、門型クレーン2は、無理なく分解型大型クローラクレーン7によって組み立てられることができる。
又、請求項7に係る高所作業足場における地滑り抑止杭埋設施工方法によれば、先ず、前記門型クレーン2に吊支されてテーブルマシン4が地滑り抑止杭埋設予定地に設置され、次に、前記門型クレーン2に吊支されてダウンザホールハンマー1がテーブルマシン4に芯合わせされ、次に、前記門型クレーン2に吊支されてダウンザホールハンマー1がテーブルマシン4に回転駆動されながら地盤Gの岩盤支持層Grに達するまで掘進して地滑り防止杭埋設孔Cが形成され、次に、前記門型クレーン2に吊支されてダウンザホールハンマー1が地滑り防止杭埋設孔Cから引き抜かれ、最後に、前記門型クレーン2に吊支された地滑り抑止杭Tが地滑り防止杭埋設孔Cに埋設施工されるようになっているため、テーブルマシン4の地滑り抑止杭埋設予定地への設置から地滑り抑止杭Tの地滑り防止杭埋設孔Cへの埋設施工までの全てが高所作業足場Bを走行レールに案内されて走行する門型クレーン2の吊支操作によって行われることになり、これがために地滑り抑止杭Tを迅速に且つ円滑に地盤Gに埋設施工することができる。
本発明に係る掘削孔形成方法に用いる門型クレーンを高所作業足場に設置した状態で、ダウンザホールハンマーによって掘削孔形成作業状態を示す正面図である。 同側面図である。 同平面図である。 (a)は、図2の側面図に示される門型クレーン上部の吊りロープ駆動装置の拡大側面図、(b)は、図1の正面図に示される門型クレーン上部の吊りロープ駆動装置の拡大正面図である。 テーブルマシンの地滑り抑止杭予定位置から地滑り抑止杭の地滑り抑止杭埋設孔位置までの全ての作業工程が門型クレーンによる吊支操作によって行われることを説明する工程説明図である。 掘削資機材の門型クレーンでの受け取りから門型クレーンの所要個所に設置する作業工程を示す説明図である。 (a)は、大型クローラークレーンと門型クレーンとの作業状態を示す平面図、(b)は、同側面図である。 作業低地から高所作業足場に至る自走搬送経路を自走する自走搬送手段を示す模式図である。 門型クレーンを複数の門型クレーン構成部材に分割した状態の一部を示す図である。 同じく門型クレーンの複数の門型クレーン構成部材に分割した状態の他の部分のクレーン構成部材を示す図である。 同じく門型クレーンの複数の門型クレーン構成部材に分割した状態の他の部分のクレーン構成部材を示す図である。 同じく門型クレーンの複数の門型クレーン構成部材に分割した状態の他の部分のクレーン構成部材を示す図である。 (a)は、門型クレーンにおける側面における複数の門型クレーン構成部材の組立状態を示す側面図、(b)は、正面図である。 (a)は、アウトリガー付きの小型クローラクレーンがそのブームとアウトリガーとを収納した状態の自走可能なアウトリガー付きの小型クローラクレーンを示す略図である。(b)は、分解型大型クローラクレーンを分解して複数のクローラクレーン構成部材に分解した状態を示す略図である。 従来技術を示すもので、高所作業足場に杭打ちやぐらを設置した状態で、その使用状態を示す側面図である。 ダウンザホールハンマーの杭打ちやぐらでの受け取りからダウンザホールハンマーによる打設作業工程を示す説明図である。 掘削資機材の杭打ちやぐらでの受け取りから杭打ちやぐらの所要個所に設置する作業工程を示す説明図である。
図1及び図2は、高所山間部Aの地盤Gに繋ぎ桟12aによって枠組み状に多数の鋼製足場杭12を配置し、これら枠組みされた足場杭12に支持されて地盤Gに水平な高所作業足場Bを仮設し、この高所作業足場Bに門型クレーン2を設立した状態を示す。門型クレーン2は、前面側の左右の支柱13,14と後面側の左右の支柱15,16の4本の支柱によって門型に形成され、図1に示すように、正面視においては、4本の支柱13〜16は平行に直立状態に対向しているが、図2に示すように、側面視においては、前面側の左右の支柱13,14と後面側の左右支柱15,16とは互いに山形に傾斜状態に対向して設けられている。
そして、これらの支柱13〜16の下端部では、前面側から後面側にかけての右支柱13,15間および前面側から後面側にかけての左支柱14,16間に夫々台車17,18が取り付けられ、各台車17,18の前後端部には夫々走行ローラー19〜22が軸支され、高所作業足場Bに敷設された走行レール23,24に搭載されている。走行レール23,24は、地滑り抑止杭埋設孔Cを地盤Gに適当間隔に形成する配列に合わせて、この配列方向に並行に高所作業足場Bに設けられており、前面側の左右走行ローラー19,20に付属する走行モーター25によって走行駆動するようになっている。
4本の支柱13〜16の上端部では、正面梁材26と側面梁材27とによって門型に連結され、両梁材26,27によって、図3に示すように安全柵38で囲まれた点検作業台29が取り付けられている。点検作業台29には開口部30が設けられ、該開口部30に臨んで吊りロープ駆動装置31が懸架され、該吊りロープ駆動装置31は、後述のように、門型クレーン2の走行方向に対して直交する方向、即ち幅方向に移動できるようになっており、これによって複数の地滑り抑止杭埋設用掘削孔Cが走行方向と共に幅方向にも2列又は3列等複数列に並行に配列して門型クレーン2の走行方向に適当間隔に形成されるようになっている。
吊りロープ駆動装置31は、図4の(a)および(b)に示すように、レール取付台32に取り付けられたレール33とこれにガイドされるローラ34によって門型クレーン2の走行方向に対して直交する幅方向に移動できるようになっており、これによって吊りロープ駆動部35から延びる吊りロープ36に転動リール37を介して取り付けられた吊りフック38は、図1に示すようにその実線位置から仮想線で示すように幅方向に迅速容易に変位できるようになっている。吊りロープ駆動部35の駆動用モーター39が取付ブラケット40に取り付けられ、吊りロープ駆動部35を含む吊りロープ駆動装置31はこれに連繋して吊り下げられる操作スイッチ41によって吊りロープ駆動装置31および前述の走行モーター25が作動される。
図1に示すように、前後の右支柱13,15には点検作業台29を支えるための補助支柱41が桟木42によって取り付けられており、また図2に示すように、後面側の右支柱15には作業者が点検作業台29に登るための梯子43が取り付けられている。
そして、図1に示すように、高所作業足場Bには反力受け44を介して全周回転機構等からなるテーブルマシン4が設置され、ダウンザホールハンマー1は吊りフック38に吊支されて、その自重によってテーブルマシン4に抱持されて全周回転あるいは周方向に左右揺動しながら地盤G中に埋入され、ダウンザホールハンマー1の強力な掘進打撃作用とテーブルマシン4の回転作用によって地盤Gに地滑り抑止杭埋設孔Cが形成されることになる。ダウンザホールハンマー1又は地滑り抑止杭Tは、図1に示すようにその実線位置から仮想線で示すように幅方向に変位できる吊りフック38に吊持されて幅方向に変位した位置でも地盤Gに埋設孔Cを形成することができる。そして、門型クレーン2は、走行レール23,24にガイドされる走行ローラー19〜22および前面側の走行ローラー19,20に付属する走行モーター25によって、次の埋設孔Cが形成される予定位置まで走行駆動し、その位置に吊りフック38に吊持されてテーブルマシン4が設置され、次に該テーブルマシン4にダウンザホールハンマー1が抱持固定されてその予定位置の地盤Gに地滑り抑止杭埋設孔Cを形成することになる。なお、図1に示すように、ダウンザホールハンマー1の上端部にはスイベル機構45を介して高圧エアー導入用パイプ46に繋がれている。
図5の(a)〜(e)は、門型クレーン2に吊支されて、テーブルマシン4の地滑り抑止杭埋設予定位置への設置から、最終の地滑り抑止杭Tの地滑り防止杭埋設孔Cへの埋設施工までの工程を説明する工程説明図である。
まず最初に、図5の(a)に示すように、高所山間部Aの高所作業足場Bの所定の積み込み位置に載置されているテーブルマシン4のところまで門型クレーン2が走行レールに案内されて走行し、その位置で門型クレーン2の吊りフック38でテーブルマシン4を吊支して、地滑り抑止杭埋設孔Cを形成する予定位置(仮想線で示す)まで走行し、その予定位置にテーブルマシン4を載置する。
つぎに、図5の(b)に示すように、高所作業足場Bの所定の積み込み位置に載置されているダウンザホールハンマー1の載置位置まで門型クレーン2が走行し、その位置でダウンザホールハンマー1を図示のように吊りロープ36の先端部にある吊りフック38にダウンザホールハンマー1を引っ掛け、ダウンザホールハンマー1を引き寄せながら門型クレーン2に吊支させる。
つぎに、図5の(c)に示すように、門型クレーン2に吊支されたダウンザホールハンマー1をテーブルマシン4上に芯合わせしてテーブルマシン4に抱持させ、テーブルマシン4の回転作用とダウンザホールハンマー1の打撃掘進作用によって地盤Gを掘削し、継ぎ足し用ケーシング1aを継ぎ足しながらダウンザホールハンマー1を、矢印で示すように、土砂層Gsから岩盤支持層Grに達するまで掘削して、地滑り抑止杭Tの外径+100mm程度の孔径の地滑り防止杭埋設孔Cを形成する。例えば5m長のダウンザホールハンマー1で50m深さの埋設孔Cを形成することによってダウンザホールハンマー1が地盤Gの岩盤支持層Grに達するとすれば、ダウンザホールハンマー1に9本の5m長の継ぎ足し用ケーシング1aを継ぎ足しながら掘削作業を行う必要がある。
つぎに、図5の(d)に示すように、門型クレーン2に吊支させて、地滑り防止杭埋設孔Cを掘削形成した継ぎ足し用ケーシング1a及びダウンザホールハンマー1を順次地盤Gから夫々の継ぎ足し部を開放しながら矢印で示すように引き抜く。特に、吊りロープ36及び吊りフック38は門型クレーン2の頂部に設置された吊りロープ駆動装置31に直結されているため強力に且つ迅速容易に引き抜き作業を行うことができる。
そして最後に、図5の(e)に示すように、吊りフック38に吊持された地滑り抑止杭Tがその自重で、先の工程で掘削形成された地滑り防止杭埋設孔Cに矢印で示すように埋設されると共に、図示しないがモルタル等の根固め材を地滑り抑止杭Tと前記埋設孔Cとの間に充填して、地滑り抑止杭Tを強力に根固めすることになる。なお、50m深さの前記埋設孔Cに対して、一本の地滑り抑止杭Tの杭長が5mであれば、10本の地滑り抑止杭Tが継ぎ足し埋設されることになる。
このように、門型クレーン2は高所作業足場Bに走行レールに案内されて走行可能に組み立てられるため、高所作業足場Bに搬されているダウンザホールハンマー1や地滑り抑止杭Tの存在位置直前まで門型クレーン2が走行することによって、ダウンザホールハンマー1や地滑り抑止杭Tを該門型クレーン2に迅速に受け取ることができ、そのため多数のダウンザホールハンマー1及び継ぎ足し用ケーシング1aを継ぎ足しながら地滑り抑止杭埋設孔Cを形成する際に極めて能率的に該埋設孔Cを形成することができると共に、多数の地滑り抑止杭Tを継ぎ足しながら地滑り防止杭埋設孔Cに能率的に埋設することができる。
このことは、ダウンザホールハンマー1に限らず、その他の掘削資機材Eを所定の位置、例えば掘削孔形成予定位置まで移動させる場合にあっても有効である。
これを図6の(a)〜(c)によって説明すると、高所作業足場Bへのテーブルマシン4や地滑り抑止杭T等の掘削資機材Eを、それらの自走搬送手段3による搬入位置やこれらを集積しておくの積み込み位置から掘削孔形成予定位置まで移動させる場合に、先ず、(a)に示すように、例えば高所作業足場Bで組み立てられ備えられている大型クローラクレーン7によって掘削資機材Eが適宜矢印aで示すように水平回転し、次に(b)に示すように、掘削資機材Eの吊持位置まで矢印bで示すように門型クレーン2が走行し、その吊持位置で掘削資機材Eを吊りフック38で受け取り、次に(c)に示すように、門型クレーン2は矢印cで示すようにそのまま掘削孔形成予定位置まで走行し、その予定位置に掘削資機材Eを高所作業足場Bの埋設孔形成予定位置に運び込むことができる。このように、門型クレーン2が大型クローラクレーン7に吊持されている掘削資機材Eの吊持位置と埋設孔形成予定位置との間を門型クレーン2が走行するだけで掘削資機材Eを迅速に埋設孔形成予定位置に持ち来すことができるため、埋設孔形成予定位置において能率的に埋設孔Cを形成するのを支援することができる。
図7の(a)は、高所作業足場Bを平面視して、俯瞰的に大型クローラクレーン7と門型クレーン2との配置関係と門型クレーン2が高所作業足場Bの全長にわたって走行レール23,24が敷設され、走行レール23,24に搭載された門型クレーン2の走行方向とこれに直交する幅方向とに多数の地滑り抑止杭埋設孔Cが形成され、これらの埋設孔Cに地滑り抑止杭Tが埋設された状態を示すものである。図7の(b)は、その側面視状態を示すものである。
これらの図示状態から分かるように、高所作業足場Bの所定の積み込み位置に積み込まれたダウンザホールハンマー1や掘削資機材Eは大型クローラクレーン7に受け取られ、この位置で大型クローラクレーン7は移動することなく、その直前位置まで走行レール23,24にガイドされて走行してきた門型クレーン2に受け渡すだけの操作だけで、地滑り抑止杭埋設孔Cを能率的に形成し、該埋設孔Cに地滑り抑止杭Tを埋設施工することができる。そして、大型クローラクレーン7と門型クレーン2との間には地滑り抑止杭Tの埋め込み状態が見えるだけで、ほぼ平面状態であるから、地滑り抑止杭Tの埋め込んだ上面位置をダウンザホールハンマー1や掘削資機材E等の資材置き場として有効に利用することができる。
これに対し、図15に示す従来技術の高所作業足場に設置した杭打ちやぐらYによって、ダウンザホールハンマー1を地盤Gに打設して掘削孔Cを形成するためには、図16(a)〜(d)に示すような面倒な作業工程を経なければならない。先ず、(a)に示すように大型クローラクレーン7によって、高所作業足場Bに載置されているダウンザホールハンマー1を吊持するが、大型クローラクレーン7は地盤G表面へのアウトリガーの突っ張り作用によって支持されているからダウンザホールハンマー1を吊持して走行することができない。そのため、(a)に示すように大型クローラクレーン7は矢印aで示すように水平回転し、(b)に示すように大型クローラクレーン7は向きを変えて、その状態でダウンザホールハンマー1を矢印bで示すように高所作業足場Bに載置し、次に(c)に示すように、ダウンザホールハンマー1の載置した位置に大型クローラクレーン7が移動し、その移動位置で載置されているダウンザホールハンマー1を受け取って吊りロープRで吊持し、さらに矢印cで示すように水平回転して向きを変えて杭打ちやぐらYに到達すると、(d)に示すように吊りリールLの操作で吊りロープRを長く延ばしてダウンザホールハンマー1を吊持し、杭打ちやぐらYに設置されているテーブルマシン4に芯合わせしてテーブルマシン4に抱持固定させて、地盤に地滑り抑止杭埋設を形成することになる。このように、これらの大型クローラクレーン7の数次にわたる水平回転作業を経てダウンザホールハンマー1を杭打ちやぐらYの設置位置に至ることになるから掘削孔形成作業が極めて面倒で作業時間も多くかかるという難点があった。
このことは、ダウンザホールハンマー1に限らず、その他のテーブルマシン4や地滑り抑止杭T等の掘削資機材Eを所定の位置、例えば掘削孔形成予定位置まで移動させる場合にあっても、図17の(a)〜(d)に示すように多くの作業工程を経る必要があった。例えば、(a)に示すように、高所作業足場Bの積み込み位置に積み込まれている掘削資機材Eを大型クローラクレーン7によって吊持し、この状態で、(b)、(c)および(d)に示すように、大型クローラクレーン7の数次にわたる水平回転作業を経て掘削資機材Eを杭打ちやぐらYの設置位置に至ることになるから埋設孔形成作業が極めて面倒で作業時間も多くかかるという難点があった。
これに対して,本発明によれば、高所作業足場Bに門型クレーン2を設置することができることによって、地滑り抑止杭埋設孔Cを従来の3〜4倍程度の非常に能率的に早く形成することができることが現場施工において判明している。
このように、高所作業足場Bに門型クレーン2を設置することによって、これまで説明したように数多くの利点を有していたのであるが、従来にあっては、大型重機の運搬できない高所山間部Aに仮設した高所作業足場Bに門型クレーン2を設置することができなかったのである。
本発明では、鋭意研究し、現場施工によって多くの実験の結果、公的な強度試験にも合格した門型クレーン2を高所作業足場Bに設置することに成功したものである。
以下に、これまで説明した多くの利点を有する門型クレーン2の設置方法の実施形態を主に説明することによって、本発明に係る地滑り抑止杭埋設施工方法を説明するものとする。
すなわち、図8に示すように、大型クレーンや大型杭打ち機等の大型重機を搬送することが困難な高所山間部Aにおいて、その麓の作業低地Dから高所山間部Aに前述のように仮設した高所作業足場Bに向かって自走搬送経路3aが設けられ、これに走行可能なモノレールや索道ケーブル等の自走搬送手段3が配設される。自走搬送手段3が走行する自走する自走搬送経路3aは、図示のように走行レール47,48の中間部に設置したラック49に見られるように傾斜勾配に強いラックピニオンタイプのものを採用することが好ましい。又、図示しないが、自走搬送手段3である索道ケーブルは、空中に張り渡したワイヤーロープに搬送物を吊るして工事現場等に搬送物を搬送するもので、静止して張り渡したワイヤーロープに支持されて循環運転している曳策を曳くことによって曳策に吊るされた搬送物を工事現場等に搬送するものである。何れの自走搬送手段そのものは周知である。なお、高所作業足場Bには先ず最初の作業工程としてアウトリガー付きの小型クローラクレーン6が搬入され、後述のように、このアウトリガー付きの小型クローラクレーン6によって分解型大型クローラクレーン7が高所作業足場Bにおいて組み立てられることになる。
そして、この自走搬送手段3によって、門型クレーン2の構成部材や掘削資機材Eを作業低地Dから高所作業足場Bに搬送するのであるが、自走搬送手段3によって搬送される高所山間部Aは急傾斜地であり、自走搬送手段3によって搬送される門型クレーン構成部材の重量には限界がある。そこで、本発明にあっては、高所作業足場Bに門型クレーン2を設置するにあたって、作業低地Dにおいて当該門型クレーン2を前記自走搬送手段3によって搬送可能で程度の重量に分解して後述のように複数の門型クレーン構成部材21〜2nに分割形成し、これによってクレーン構成部材21〜2nを格別に又は搬送可能の程度に束ねることによって、当該複数のクレーン構成部材21〜2nを前記自走搬送手段3によって作業低地Dより高所作業足場Bに搬送するようにしたことを特徴とするものである。
本実施形態においては、上述のように自走搬送手段1によって搬送可能な被搬送部の重量は、その一例として3t(3000kg)以下とした。したがって、被搬送物である上述の複数のクレーン構成部材21〜2nの少なくとも一構成部材21又は2nの重量が3t(3000kg)を超えると自走搬送手段3によって搬送することができない。
複数のクレーン構成部材21〜2nの一例は、図9〜図12に示されるような部材からなる。先ず、図9の(a)は、図1、特に図2に良く現れているように、門型クレーン2の台車17,18の部分であり、重量が例えば1100kg/台であるから、左右2台の台車17,18を束ねて自走搬送手段3によって搬送することができる。なお、この台車17,18には走行ローラー19〜22が軸支され、前面側の走行ローラー19,20には走行用モーター25が取り付けられてた状態となっている。これを門型クレーン構成部材21とする。
図9の(b)は、前面側と後面側の右支柱13,15とこれに桟木42を介して一体に取り付けられる補助支柱41とこれに一体に取り付けた上側連結腕50aと下側連結腕50bの部分であり、支柱13,15および補助支柱41の上下部と上側連結腕50aと下側連結腕50bの先端部にはボルト.ナット取付用のフランジFが固着されている。重量が700kg/本である。これを門型クレーン構成部材22とする。
図9の(c)は、前面側と後面側の左支柱14,16とこれに一体に取り付けられている上側連結腕51aと下側連結腕51bの部分であり、支柱14,16の上下部と上側連結腕51aと下側連結腕51bの先端部にはボルト.ナット取付用のフランジFが固着されている。重量が例えは430kg/本である。これを門型クレーン構成部材23とする。図9の(b)に示す門型クレーン構成部材22および(c)に示す門型クレーン構成部材23の重量は軽いため、これらの部材は束ねて自走搬送手段3によって搬送することができる。
図10の(a)は、図2の門型クレーン2の側面側において前後面側右支柱13,15間および前後面側左支柱14,16間を繋ぐ上側補強桟52の構成部品である上側連結桟54であり、これを門型クレーン構成部材24とする。
図10の(b)は同前後面側右支柱13,15間および前後面側左支柱14,16間を繋ぐ下側補強桟53の構成部品である下側連結桟55であり、これを門型クレーン構成部材25とする。図10の(a)に示す上側連結桟54と図10の(b)に示す下側連結桟55のの左右端部には、前述の図9の(b)および(c)に示される前後左右の支柱13,15,14,16に突設した上下側連結腕50a,50b,51a,51bの先端部のボルト.ナット取付用のフランジFにボルト.ナット5止めされるために同じくボルト.ナット取付用のフランジFが固着されている。
図10の(c)は、図1の門型クレーン2の正面上部側の正面梁材26であり、安全策26aが突設されている。これを門型クレーン構成部材26とする。
図10の(d)は、図2の門型クレーン2の側面上部側の側面梁材26である。これを門型クレーン構成部材27とする。
図11の(a)は、図1の門型クレーン2の上部側の点検作業台29を構成する正面側の点検歩道28aと安全柵28bとからなる部材で、これを門型クレーン構成部材28とする。重量は1100kgである。
図11の(b)は、図1の門型クレーン2の上部側の点検作業台29を構成する背面側の点検歩道28aと安全柵28bとからなる部材で、これを門型クレーン構成部材29とする。重量は例えば1100kgである。門型クレーン構成部材26〜門型クレーン構成部材29の重量の合計は3000kg以下であるから、これらを束ねて自走搬送手段3によって搬送することができる。
図12の(a)は、図2の門型クレーン2の上部側の点検作業台29を構成する側面側の点検歩道28aと安全柵28bとからなる部材で、これを門型クレーン構成部材210とする。重量は例えば500kgである。
図12の(b)は、図2の側面視においてよく分かるように、後面側の右支柱14の背面に沿って係止される梯子43であるこれを門型クレーン構成部材211 とする。重量は例えば300kgである。
門型クレーン構成部材210と門型クレーン構成部材211との重量の合計は3000kg以下であるから、これらを束ねて自走搬送手段3によって搬送することができる。
本実施形態においては、門型クレーン構成部材は11部材からなるが、勿論、その他必要に応じて複数のクレーン構成部材2Nに分割形成することができる。
このようにして、高所作業足場Bに搬送された複数の門型クレーン構成部材21〜2nを該高所作業足場Bにおいて門型クレーン2に組み立てるようにしたため、大型クレーンや大型杭打機等の大型重機を搬送困難な高所山間部Aにおいても容易に例えば総重量が20tで最大吊り荷重が4.8tの門型クレーン2を高所作業足場Bにおいて組立てることができる。
そして、自走搬送手段3によって搬送可能な程度に複数の門型クレーン構成部材21〜2nに分割形成するものであるから、例えば各門型クレーン構成部材21〜2nの重量を可能な限り増大したり、門型クレーン構成部材21〜2nの構成部数を増加することによって、最大吊り荷重が例えば40tまでの大型の門型クレーン2を高所作業足場Bに組立てることが可能である。
複数の門型クレーン構成部材21〜2nは、上述のように各部材にボルトナット連結用フランジFを固着されており、例えば、図2の要部拡大図である図13に示すように、門型クレーン2の構成する支柱13〜16と台車17と側面梁材27とに形成されているボルトナット連結用フランジFをボルト.ナット5によって互いに連結することによって門型クレーン2に組み立てられるようになっているため、ボルト.ナット5の締付作業に自動締付具を用いることによって迅速容易に門型クレーン2を組み立てることができる。
ところで、図1に示すように、高所山間部Aの地盤Gに繋ぎ桟12aによって枠組み状に多数の鋼製足場杭12を配置し、これら枠組みされた足場杭12に支持されて地盤Gに水平状態に仮設された高所作業足場Bを示すが、高所作業足場Bにおいて多数の地滑り抑止杭埋設用掘削孔Cを能率的に掘削するために、図8に示すように高所作業足場Bはかなり広い作業面積に形成されている。そしてこの高所作業足場Bに沿って自走搬送経路3aが設けられ、これに自走搬送手段3が自走可能に配設される。
ところで、自走搬送手段3によって前述の門型クレーン構成部材21〜2nや、ダウンザホールハンマー1、テーブルマシンあるいは地滑り抑止杭T等の掘削資機材Eを高所作業足場Bに搬送するのであるが、これらの門型クレーン構成部材21〜2nを高所作業足場Bに搬入し、門型クレーン2に組み立てるために、その前の段階として、図8に示すように高所作業足場Bにアウトリガー付きの小型クローラクレーン6やアウトリガー付きの大型クローラクレーン7を搭載する必要がある。
アウトリガー付きの小型クローラクレーン6そのものは周知の構造のもので、図14の(a)に示すようにブーム6aやアウトリガー6bをクレーン本体に折り畳み状態でクローラー6cによって自走可能となっており、その重量は、自走搬送手段3によって搬送可能な例えば1770kgで、最大揚程能力が8.8m、最大吊り荷重が2.98tである。なお、現実的には作業可能な距離(作業半径)は1t程度の吊り荷重が限界である。
したがって、先ずアウトリガー付き小型クローラクレーン6を折り畳み状態で自走搬送手段3によって高所作業足場Bに搬送し、自走搬送手段3の荷台部を昇降手段によって高所作業足場Bと同一平面になるように持ち上げ、この状態でアウトリガー付き小型クローラクレーン6を高所作業足場Bに自走させて搬入することができる。そして、高所作業足場Bに搬入されたアウトリガー付き小型クローラクレーン6は、分解することなく、そのまま図8に示すようにブーム6aやアウトリガー6bを伸長して高所作業足場Bにおいて掘削補助作業を行わせることができる。
ところで、アウトリガー付き小型クローラクレーン6は、1770km程度の小型のクレーンであり、ブーム6aの最大揚程能力が8.8mであるから、背丈が約10mもある門型クレーン2に組み立てたり、大型のダウンザホールハンマー1や地滑り抑止杭Tを門型クレーン2に吊支させる能力が不足している。
そのため、図8に示すように、アウトリガー付き小型クローラクレーン6とは別に大型のアウトリガー付きの分解型大型クローラクレーン7を高所作業足場Bに搭載させる必要がある。周知のアウトリガー付きの分解型大型クローラクレーン7は、ブーム7aの最大揚程能力が17.2mであり、また最大吊り荷重が4.8tもあるため、、背丈が約10m以上の門型クレーン2を組み立てたり、大型のダウンザホールハンマー1や地滑り抑止杭Tを門型クレーン2に吊支させる能力は十分に具備する。
そこで、大型クローラクレーン7によって門型クレーン2を組み立てると共に、自走搬送手段3によって高所作業足場Bに搬送された大型のダウンザホールハンマー1や地滑り抑止杭T等の掘削資機材Eは大型クローラクレーン7によって、例えば図7に示すように、高所作業足場Bの走行レール23,24間の掘削資機材置き場に搬入され、この掘削資機材置き場に搬入載置されたダウンザホールハンマー1や地滑り抑止杭T等の掘削資機材Eは走行レール23,24上を走行する門型クレーン2によって受け取られ、地滑り抑止杭Tの埋設予定地に搬送され、この埋設予定地で地滑り防止杭埋設孔Cの形成や、地滑り抑止杭Tの埋設作業が行われることになる。具体的には、大型クローラクレーン7は、そのブーム7aによって高所作業足場Bに隣接する自走搬送手段3に搬送されたこれら掘削資機材Eを受け取り、受け取られた掘削資機材Eは、ブーム7aの向きを変えて走行レール23,24間の掘削資機材置き場に搬入載置される作業を負担し、その後は門型クレーン2によって搬送されることになるから、大型クローラクレーン7は殆ど移動することはなく、迅速で安全な施工作業を行うことができる。
しかし、これら周知の分解型大型クローラクレーン7の総重量は7350kg(7.35t)あるため、被搬送物の搬送可能な限界重量が3tである自走搬送手段3に搭載して高所作業足場Bに搬送することは不可能である。
そこで、大型クローラクレーン7の総重量が前記自走搬送手段1による搬送能力を大幅に超えており、そのままでは分解型大型クローラクレーン7を高所作業足場Bに搬送することができない。そこで、図14の(b)に示すように、分解型大型クローラクレーン7を、作業低地Dにおいて前記自走搬送手段3によって搬送可能な重量の複数のクローラクレーン構成部材71〜7nに分割形成される。例えばブーム7aは1500kg、アウトリガー7bは1030kg、クレーン本体7cは1895kg、クローラ7dは1270kg、クレーン下部基台7eは1120kg、起伏シリンダ7fは156kg、カウンタウェイト7gは310kgであり、これらの単体は搬送可能な3t以下であるから、これらクローラクレーン構成部材71〜7nの単体ごとにあるいは数体束ねて前記自走搬送手段3によって作業低地Dから高所作業足場Bに搬送することができる。
そして、作業低地Dより高所作業足場Bに搬送され複数のクローラクレーン構成部材71〜7nは、図8に示すように、前もって高所作業足場Bに搬送されている前記アウトリガー付きの小型クローラクレーン6によってアウトリガー付きの分解型大型クローラクレーン7に組み立てられることになる。
このように、門型クレーン2や分解型大型クローラクレーン7は夫々搬送可能な部材に分解して高所作業足場Bに搬入されるが、このうち、高所作業足場Bに搬入された複数の門型クレーン構成部材21〜2n、その具体例として作業低地Dで図9の(a)乃至図12の(b)に示すような門型クレーン2の各構成部材部21〜211が高所作業足場Bに敷設した走行レール23,24上で門型クレーン2に組み立てられることになる。
その後、走行レール23,24上で組み立てられた門型クレーン2によって高所作業足場B上に、図5の(a)〜(e)に示すように、テーブルマシンの地滑り抑止杭予定位置から地滑り抑止杭の地滑り抑止杭埋設孔位置までの全ての作業工程が門型クレーンによる吊支操作によって行われるため、作業能率が極めて良好であり、地滑り抑止杭の地盤への埋設施工能力が従来の3〜4倍程度の非常に能率的に形成することが現場施工の結果判明したことは前述のとおりである。
ここで、本実施形態において取り扱われる小型クローラクレーン6と大型クローラクレーン7との役割分担について纏めて説明すると次のとおりになる。
(1)小型クローラクレーン6の役割
a 自走搬送手段3から大型クローラクレーン7のクローラクレーン構成部材71〜7nの高所作業足場Bへの取り込み作業
b 高所作業足場Bでの大型クローラクレーン7の組み立て作業
c 次の高所作業足場Bに移動するために大型クローラクレーン7の分解作業
d 次の高所作業足場Bに移動するために自走搬送手段3への大型クローラクレーン7のクローラクレーン構成部材71〜7nの積み込み作業
(2)大型クローラクレーン7の役割
a 自走搬送手段3から大型クローラクレーン7のクローラクレーン構成部材71〜7nの高所作業足場Bへの取り込み作業
b 高所作業足場Bでの門型クレーン2の組み立て作業
c 自走搬送手段3からダウンザホールハンマー1及びテーブルマシン4等の関連部材の高所作業足場Bへの取り込み作業
d 自走搬送手段3から地滑り抑止杭Tの高所作業足場Bへの取り込み作業
e 次の高所作業足場Bに移動するために門型クレーン2の解体作業
f 自走搬送手段3への門型クレーン構成部材21〜2nの積み込み作業
(3)大型クローラクレーン7又は小型クローラクレーン6のいずれでもできる作業
a 自走搬送手段3から高所作業足場Bで走行する門型クレーン2の走行レール23,24の高所作業足場Bへの取り込み作業
b 高所作業足場Bでの走行レール23,24の敷設作業
以上のように本発明の掘削孔形成方法によれば、大型クレーンや大型杭打機等の大型重機を搬送困難な高所山間部Aにおいて、該高所山間部Aに高所作業足場Bを仮設し、仮設された該高所作業足場Bにおいてダウンザホールハンマー1を高所山間部Aの地盤Gに打設することによって地滑り抑止杭埋設孔Cを形成する埋設孔形成方法において、高所山間部Aの麓の作業低地Dから高所作業足場Bに向かって門型クレーン2の構成部材21〜2nや掘削資機材Eを搬送可能なモノレールや索道ケーブル等の自走搬送手段3を配設し、高所作業足場Bに門型クレーン2を設置するにあたって、作業低地Dにおいて当該門型クレーン2を前記自走搬送手段3によって搬送可能で程度の重量に分解して複数の門型クレーン構成部材21〜2nに分割形成し、これによって門型クレーン構成部材21〜2nを格別に又は搬送可能の程度に束ねて、当該複数の門型クレーン構成部材21〜2nを前記自走搬送手段3によって作業低地Dより高所作業足場Bに搬送し、該高所作業足場Bにおいて複数の門型クレーン構成部材21〜2nを門型クレーン2に走行可能に組み立てることができ、また、分解型大型クローラクレーン7によって、門型クレーン2の組み立て能力は十分にあるが、自走搬送手段3の搬送限界荷重が超過するため、これらも搬送可能なクローラクレーン構成部材71〜7nに分解して、この分割構成部材71〜7nを自走搬送手段3によって高所作業足場Bに搬送して、高所作業足場Bにおいて分解型大型クローラクレーン7に組み立てて、これによって背丈の高い門型クレーン2を高所作業足場Bに走行可能に容易に組み立てることができ、且つ門型クレーン2の走行移動によって地滑り抑止杭埋設孔Cを能率的に形成し、これに地滑り抑止杭Tを能率的に埋設施工することができるに至ったものである。
A 高所山間部
B 高所作業足場
C 地滑り抑止杭埋設孔
D 作業低地
E 掘削資機材
G 地盤
T 地滑り抑止杭
G 地盤
1 ダウンザホールハンマー
2 門型クレーン
21〜2N 門型クレーン構成部材
3 自走搬送手段
4 テーブルマシン
5 ボルト.ナット
6 アウトリガー付きの小型クローラクレーン
6a ブーム
6b アウトリガー
7 アウトリガー付きの大型クローラクレーン
71〜7N クローラクレーン構成部材
7a ブーム7a
7b アウトリガー

Claims (7)

  1. 高所山間部に仮設された高所作業足場において高所山間部の地盤に地滑り抑止杭を埋設施工する高所作業足場における地滑り抑止杭の埋設施工方法ににおいて、
    高所山間部の麓の作業低地から高所作業足場に向かって自走可能な自走搬送手段が配設され、
    高所作業足場に門型クレーンを設置するにあたって、作業低地において当該門型クレーンは前記自走搬送手段によって搬送可能な程度の重量に分解して複数の門型クレーン構成部材に分割形成され、
    当該複数の門型クレーン構成部材は前記自走搬送手段によって作業低地より高所作業足場に搬送され、
    該高所作業足場において複数の門型クレーン構成部材によって門型クレーンに走行可能に組み立てられ、該高所作業足場に走行可能に組み立てられた門型クレーンに吊りロープ駆動装置を介して吊支されたダウンザホールハンマーによって前記地盤に地滑り抑止杭埋設孔が形成されると共に、門型クレーンに吊支された地滑り抑止杭が前記地滑り抑止杭埋設孔に埋設施工されるようにした高所作業足場における地滑り抑止杭埋設施工方法。
  2. 前記高所作業足場に走行可能に組み立てられた門型クレーンにその走行方向に直交する方向に前記吊りロープ駆動装置が変位移動可能に設けられ、該吊りロープ駆動装置によっテーブルマシン、ダウンザホールハンマー又は地滑り抑止杭を変位移動した状態に門型クレーンに吊支可能となっている請求項1に記載の高所作業足場における地滑り抑止杭埋設施工方法。
  3. 前記ダウンザホールハンマーは、高所作業足場に設置したテーブルマシンに回転駆動されながら地盤に打設されようになっている請求項1又は2に記載の高所作業足場における地滑り抑止杭埋設施工方法。
  4. 複数の門型クレーン構成部材は、ボルト.ナットによって互いに連結されて門型クレーンに組み立てられるようになっている請求項1〜3の何れかに記載の高所作業足場における地滑り抑止杭埋設施工方法。
  5. 総重量が前記自走搬送手段によって搬送可能な程度の小型クローラクレーンが該自走搬送手段によって作業低地より高所作業足場に搬送されようにした請求項1〜4の何れかに記載の高所作業足場における地滑り抑止杭埋設施工方法。
  6. 高所作業足場に搬送された前記小型クローラクレーンでは揚程能力が低いため背丈の高いに門型クレーンをくみたてることができず、従って高所作業足場では背丈の高い門型クレーンを組み立てることが可能な揚程能力の高い分解型大型クローラクレーンが前記小型クローラクレーンとは別に組み立てられるようになっており、この際、該分解型大型クローラクレーンは、総重量が前記小型クローラクレーンよりも大で、前記自走搬送手段による搬送能力を超えるためそのままでは搬送することができないため、該分解型大型クローラクレーンは、作業低地において前記自走搬送手段によって搬送可能で程度の重量に分解して複数のクローラクレーン構成部材に分割形成され、該複数のクローラクレーン構成部材が前記自走搬送手段によって作業低地より高所作業足場に搬送され、高所作業足場に搬送され複数のクローラクレーン構成部材は、前記小型クローラクレーンによって分解型大型クローラクレーンに組み立てられ、しかして該分解型大型クローラクレーンによって複数の門型クレーン構成部材が門型クレーンに組み立てられるようになっている請求項5に記載の高所作業足場における地滑り抑止杭埋設施工方法。
  7. 先ず、前記門型クレーンに吊支されてテーブルマシンが地滑り抑止杭埋設予定地に設置され、次に、前記門型クレーンに吊支されてダウンザホールハンマーがテーブルマシンに芯合わせされ、次に、前記門型クレーンに吊支されてダウンザホールハンマーがテーブルマシンに回転駆動されながら地盤の岩盤支持層に達するまで掘進して地滑り抑止杭埋設孔が形成され、次に、前記門型クレーンに吊支されてダウンザホールハンマーが地滑り抑止杭埋設孔から引き抜かれ、最後に、前記門型クレーンに吊支された地滑り抑止杭が地滑り抑止杭埋設孔に埋設施工されるようになっている請求項1〜6の何れかに記載の高所作業足場における地滑り抑止杭埋設施工方法。
JP2018216447A 2018-11-19 2018-11-19 高所作業足場における地滑り抑止杭埋設施工方法 Active JP6506878B1 (ja)

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