JP6506328B2 - 埋設試料ブロック及び試料シートの作製方法 - Google Patents

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Description

本開示は、電子顕微鏡の試料に係り、特に電子顕微鏡の埋設試料ブロックの作製方法に関する。
電子顕微鏡の高解像度3次元画像技術は、臨床医学研究及び生体分子研究の解析及び試験に応用されており、このような応用によって観察画像の解像度及び観察結果の正確性が効果的に高まっている。しかしながら、高解像度3次元画像を確定するプロセスにおいて相当量の超薄試料を調製する必要があり、試料を観察するプロセスにおいて画像を精密に位置決めすることが要求される。
電子顕微鏡用試料ブロックの従来の作製プロセスでは、埋設カプセルを使用することにより各試料を手作業で樹脂埋設することがほとんどである。したがって、大量の試料を観察する必要がある場合、その試料の作製には時間と労力がかかる。また、作製する度に試料の品質が異なり、観察される試料の品質に均一性がなくなるおそれがある。結果として試料の観察の質が影響を受けてしまう。したがって、電子顕微鏡用試料ブロックの作製の効率性及び品質をどのように効果的に促進するかが、今日の電子顕微鏡観察技術の発展において重要な問題となっている。
本開示の一実施形態に係る埋設試料ブロックの作製方法は、第1の溝を有する試料収容領域及び複数の第2の溝を有するマーキング領域を有するキャリアを設けることと、第1の溝に試料を配設することと、試料収容領域及びマーキング領域を取り囲み、試料、第1の溝、及び第2の溝を露出する開口部を形成する、キャリアの周囲に起立する成形プレートを形成することと、試料を覆い、第1の溝及び第2の溝に充填される成形材料を開口部の内側に形成することと、成形材料を硬化させることと、成形プレートを除去して埋設試料ブロックを得ることとを含む。
本開示の一実施形態に係る試料シートは、埋設試料ブロックを軸方向に沿って連続的にスライスすることによって得られる。各試料シートの順番を決定するために、異なる試料シートの外形が軸方向の異なる位置における埋設試料ブロックの断面外形に対応する。埋設試料ブロックは、キャリア、試料、成形材料、及び支持部を含む。キャリアは、試料収容領域及びマーキング領域を有する。試料収容領域は第1の溝を有し、マーキング領域は複数の第2の溝を有する。試料は第1の溝に配設される。成形材料は試料を覆い、第1の溝及び第2の溝に充填される。試料シートは、支持部、試料スライス、及び成形部を含む。支持部はキャリアをスライスすることにより得られる。支持部は、第1の溝に対応する収容孔及び第2の溝に対応する複数のマーキング孔を有する。試料スライスは収容孔に配置される。成形部は収容孔及びマーキング孔に充填される。
本開示の一実施形態によれば、キャリアを形成するステップは、基板上にキャリア材料層を設けることと、キャリア材料層が基板の上方に配設されるようにキャリア材料層と基板との間に介在する剥離層を形成することと、キャリア材料層をパターン化して第1の溝及び第2の溝を形成することと、第1の溝及び第2の溝の表面を覆うマーキング層を形成することとを含む。
本開示の一実施形態によれば、キャリア材料層をパターン化するステップは、キャリア材料層上にパターン化マスクを形成することと、第1の溝及び第2の溝を形成するために、パターン化マスクを使用することによりキャリア材料層をエッチングすることとを含む。
本開示の一実施形態によれば、パターン化マスクを形成するステップは、キャリア材料層上にフォトレジスト層をコーティングすることと、フォトレジスト層をパターン化することと、パターン化されたフォトレジスト層を硬化させてパターン化マスクを形成することとを含む。
本開示の一実施形態によれば、埋設試料ブロックの作製方法は、埋設試料ブロックの底面を研磨してマーキング層の一部を露出し、マークを形成することをさらに含む。
本開示の一実施形態によれば、キャリアを形成するステップは、基板を設けることと、
基板の表面をパターン化して第1の溝及び第2の溝を形成することと、第1の溝及び第2の溝の表面を覆うマーキング層を形成することとを含む。
本開示の一実施形態によれば、埋設試料ブロックの作製方法は、埋設試料ブロックを軸方向に沿ってスライスして複数の試料シートを形成することをさらに含む。
一実施形態によれば、開口部は、台形、二重に切断された円形、又は多角形である。
本開示の一実施形態によれば、第1の溝の幅は軸方向に沿って漸減する。
本開示の一実施形態によれば、埋設試料ブロックの第1の溝の幅は軸方向に沿って漸減し、異なる試料シートの収容孔は異なる幅を有する。
本開示の一実施形態によれば、試料シートの外形は、台形、二重に切断された円形、又は多角形を含む。
本開示の一実施形態によれば、成形材料は樹脂を含む。
本開示の一実施形態によれば、キャリアはマーキング層を含む。マーキング層は第1の溝及び第2の溝の表面を覆う。試料シートの支持部は、マーキング孔のそれぞれに配置され、マーキング層に対応するマーキングリングを有する。
本開示の一実施形態によれば、試料スライスのマーキング孔は同じレイアウトを有する。
本開示の実施形態に係る埋設試料ブロックの作製方法では、埋設試料ブロックのキャリア材料層は、埋設試料ブロックが表面にマークが設けられた試料シートにスライスされるように試料収容領域及びマーキング領域を有する。本開示の実施形態では、埋設試料ブロックが試料シートにスライスされ得るため、電子顕微鏡用試料を作製する効率性が著しく高まり、電子顕微鏡で観察される試料シートの作製品質が均一になりやすい。また、マークが試料シート上に直接作成されるため、観察中に試料を位置決めし、画像を再編成するために要する時間が大幅に削減されるようにマークが整列に使用され得る。
添付の図面は本開示のさらなる理解を提供するために含まれ、本明細書中に組み入れられ、そして本明細書の一部を構成する。当該図面は、本開示の実施形態を例示し、記載と共に、本開示の原理を説明するのに役立つ。
本開示の一実施形態に係る埋設試料ブロックの作製方法を示す概略図である。 本開示の一実施形態に係る埋設試料ブロックの作製方法を示す概略図である。 本開示の一実施形態に係る埋設試料ブロックの作製方法を示す概略図である。 本開示の一実施形態に係る埋設試料ブロックの作製方法を示す概略図である。 本開示の一実施形態に係る埋設試料ブロックの作製方法を示す概略図である。 本開示の一実施形態に係る埋設試料ブロックの作製方法を示す概略図である。 本開示の一実施形態に係る埋設試料ブロックの作製方法を示す概略図である。 本開示の別の実施形態に係る埋設試料ブロックの作製方法を示す概略図である。 本開示の別の実施形態に係る埋設試料ブロックの作製方法を示す概略図である。 本開示の別の実施形態に係る埋設試料ブロックの作製方法を示す概略図である。 本開示の別の実施形態に係る埋設試料ブロックの作製方法を示す概略図である。 本開示の別の実施形態に係る埋設試料ブロックの作製方法を示す概略図である。 本開示の別の実施形態に係る埋設試料ブロックの作製方法を示す概略図である。 本開示の別の実施形態に係る埋設試料ブロックの作製方法を示す概略図である。 本開示のさらに別の実施形態に係る埋設試料ブロックの作製方法を示す概略図である。 本開示のさらに別の実施形態に係る埋設試料ブロックの作製方法を示す概略図である。 本開示のさらに別の実施形態に係る埋設試料ブロックの作製方法を示す概略図である。 本開示のさらに別の実施形態に係る埋設試料ブロックの作製方法を示す概略図である。 本開示のさらに別の実施形態に係る埋設試料ブロックの作製方法を示す概略図である。 本開示の別の実施形態に係る埋設試料ブロックのキャリア材料層の作製方法を示す概略図である。 本開示の別の実施形態に係る埋設試料ブロックのキャリア材料層の作製方法を示す概略図である。 本開示の別の実施形態に係る埋設試料ブロックのキャリア材料層の作製方法を示す概略図である。 本開示の別の実施形態に係る埋設試料ブロックのキャリア材料層の作製方法を示す概略図である。 本開示の別の実施形態に係る埋設試料ブロックのキャリア材料層の作製方法を示す概略図である。 本開示の別の実施形態に係る埋設試料ブロックのキャリア材料層の作製方法を示す概略図である。 本開示のさらに別の実施形態に係る埋設試料ブロックのキャリア材料層の作製方法を示す概略図である。 本開示のさらに別の実施形態に係る埋設試料ブロックのキャリア材料層の作製方法を示す概略図である。 本開示のさらに別の実施形態に係る埋設試料ブロックのキャリア材料層の作製方法を示す概略図である。 本開示のさらに別の実施形態に係る埋設試料ブロックのキャリア材料層の作製方法を示す概略図である。 本開示のさらに別の実施形態に係る埋設試料ブロックのキャリア材料層の作製方法を示す概略図である。 本開示のさらに別の実施形態に係る埋設試料ブロックのキャリア材料層の作製方法を示す概略図である。 本開示のさらに別の実施形態に係る埋設試料ブロックのキャリア材料層の作製方法を示す概略図である。 本開示のさらに別の実施形態に係る埋設試料ブロックのキャリア材料層の作製方法を示す概略図である。 図6は、本開示の一実施形態に係る成形プレートの開口部の形状を示す概略図である。 本開示の別の実施形態に係るキャリア材料層の第1の溝を示す概略図である。 図7Aの第1の溝に形成された埋設試料ブロックからスライスされた試料シートを示す概略図である。
ここで、本開示の好適な実施形態を詳細に参照し、その例を添付の図面に示す。同一又は類似の部分を参照するために、可能な限り、同じ参照番号を図面と明細書に対して用いる。
図1A〜図1Gは、本開示の一実施形態に係る埋設試料ブロックの作製方法を示す概略図である。図1A〜図1Gを参照すると、埋設試料ブロック100の作製方法は(図1Aに示される)キャリア120を設けることを含む。この実施形態では、キャリア120はキャリア材料層124及びマーキング層126を含む。キャリア120は基板110上に配設されてもよく、基板110の材料は例えばシリコンウェハを含む。次に図1Aに示されるように、剥離層115が基板110の上面112とキャリア材料層124の間に形成されてもよい。したがって、キャリア材料層124は基板110上方に剥離層115を介在させて配設されてもよい、
この実施形態では、剥離層115の材料は、例えば層状のアルミニウム材料を含み、キャリア材料層124の材料は、例えば層状の樹脂材料を含む。しかし、本開示の実施形態では、剥離層115の材料はこれに限定されない。他の実施形態では、剥離層115の材料はさらに、例えばチタン(Ti)層、クロム(Cr)層、金(Au)層、プラチナ(Pt)層、又は酸化アルミニウム(Al)層、酸化チタン(TiO)層、酸化タンタル(Ta)層のような金属化合物材料層等を含んでもよい。また、キャリア材料層124の材料も上記のものに限定されない。他の実施形態では、キャリア材料層124の材料はまた、樹脂層、フォトレジスト層、ポリイミド(PI)層、ポリメチルメタクリレート(PMMA)層といったポリマー層、又は酸化ケイ素層、窒化ケイ素層といった無機誘電体層等を含んでもよい。
この実施形態では、キャリア120は、試料収容領域124a及びマーキング領域124bを含む。試料収容領域124aは第1の溝124a1を含み、マーキング領域124bは複数の第2の溝124b1を含む。図1に示されるように、マーキング層126はスパッタリングプロセスを行うことにより第1の溝124a1及び第2の溝124b1の表面に形成されてもよい。また、マーキング層126の材料は、例えば金層又はアルミニウム層を含む。
次に、図1Bを参照すると、試料50が第1の溝124a1に配設されてもよい。この実施形態では、成形プレート130がキャリア120の周囲に配設されてもよい。成形プレート130の延伸方向は基板110の上面112の平面方向に垂直であり、成形プレート130は、第1の溝124a1及び第2の溝124b1を露出する開口部を形成するように、試料収容領域124a及びマーキング領域124bを取り囲む。この実施形態では、成形プレート130の構造体は、シリコンウェハやガラスウェハのような半導体素子又は微小電気機械素子の製造プロセスと互換性がある材料を用いることにより作製されてもよい。代替的に、他の実施形態では成形プレート130の構造体はまた、例えばセラミック、石英、又はプラスチックブロックのような材料を処理することにより作製されてもよい。
図1Cを参照すると、樹脂のような成形材料が、成形材料140を形成するように、キャリア120及び成形プレート130間に開口部132から充填されてもよい。成形材料140は試料50を覆い、第1の溝124a1及び第2の溝124b1に充填される。次に、図1Dに示されるように、成形材料140は大気圧環境下又は真空チャンバ内で加熱及び硬化される。成形材料140が硬化された後、成形プレート130を除去する剥離プロセスが行われてもよい。この実施形態では、成形材料140の材料はさらに、樹脂の他にフォトレジスト、ポリイミド(PI)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)といった他のポリマー、又は酸化ケイ素、窒化ケイ素といった無機誘電体等を含んでもよい。
図1Eを参照すると、基板110は、埋設ブロック100を得るために、剥離層115により剥離されることによりキャリア材料層124の底部から除去される。次に図1Fを参照すると、埋設試料ブロック100の底面は、試料50の一部と、第1の溝124a1及び第2の溝124b1の表面のマーキング層126の一部とを埋設試料ブロック100の底部に露出するように、図1Fに示される断面線AA’で示す位置まで研磨されてもよい。この実施形態では、埋設試料ブロック100の底部に露出されたマーキング層126の一部は、試料収容領域124aの境界を示し、マーキング領域124bに複数のマークを形成する働きをしてもよい。
この実施形態では、剥離層115により基板110を剥離するプロセスは、超音波振動、熱衝撃、若しくは機械力を印加すること、又は剥離層115を化学溶液でエッチングし、研磨又はエッチングにより基板110を除去することを含んでもよい。
図1Gに示すように、この実施形態では、埋設試料ブロック100の成形材料140は、埋設試料ブロック100をスライスマシンに固定することにより複数の試料シート100aを生成するための、スライスマシンの固定部としての機能を果たしてもよい。この実施形態の試料シート100aは、支持部160、試料スライス50a、及び成形部150を含む。この実施形態では、支持部160は、第1の溝124a1に対応する収容孔125aと、第2の溝124b1に対応するマーキング孔125bとを有する。また、試料スライス50aは収容孔125aに配設され、成形部150は収容孔125a及びマーキング孔125bにそれぞれ充填される。
この実施形態では、試料は、電子顕微鏡で試料を観察する前に、埋設試料ブロック100の半完成品として保存されてもよい。それから、試料50を電子顕微鏡で観察する時、埋設試料ブロック100は、その後の観察のために複数の試料シート100aにスライスされてもよい。他の実施形態では、電子顕微鏡で試料を観察する前に、キャリア120の複数の鋳型半完成品が作製されてもよく、その結果、新しい試料が観察に利用できる場合に、埋設試料ブロック100を作製するための全体の時間を短縮するために、新しい試料が作製済みのキャリアプレート120に直接埋設されてもよい。
具体的には、図1F及び図1Gを参照すると、埋設試料ブロック100はキャリア120の表面に垂直な軸A1を有し、埋設試料ブロック100は、複数の試料シート100aを形成するために軸A1上の複数の位置でスライスされてもよい。したがって、各試料シート100aは軸A1上の対応する位置で埋設試料ブロック100の断面形状と一致している。
研磨された埋設試料ブロック100のマーキング層126の延伸方向は軸A1の方向と平行である。また、埋設試料ブロック100がスライスされた後、切断されたマーキング層126は、マーキング孔125bに対応するマーキングリング126aを形成してもよい。さらに、各試料シート100aのマーキング孔125bは埋設試料ブロック100の第2の溝124b1に対応して形成されるため、マーキング孔125bのレイアウト、及びマーキング孔125bと各試料シート100aの試料スライス50aとの相対位置は同じである。
図2A〜図2Gは、本開示の別の実施形態に係る埋設試料ブロックの作製方法を示す概略図である。この実施形態の埋設試料ブロックを作製する方法と、図1A〜図1Gに示された埋設試料ブロックを作製する方法との相違点は、図1A〜図1Gに示された作製方法では埋設試料ブロック100が1つだけ作製されるのに対し、この実施形態の作製方法では複数の埋設試料ブロックが同時に作製されることである。図2A及び図2Bを参照すると、この実施形態の作製方法は、基板110の上面112上に剥離層115及びキャリア材料層124を形成することを含む。この実施形態では、基板110の材料は、例えばシリコンウェハを含み、剥離層115の材料は、例えばアルミニウム層を含む。
次に、図2Bに示されるように、複数のキャリア120(図2Bは例示目的で2つのキャリアを示す)が剥離層115上に形成される。また、各キャリア120は、試料収容領域124a及びマーキング領域124bを含む。試料収容領域124aは第1の溝124a1を含み、マーキング領域124bは第2の溝124b1を含む。また、マーキング層126は第1の溝124a1及び第2の溝124b1の表面に形成されてもよい。図2Cを参照すると、複数の試料50が試料収容領域124aの第1の溝124a1にそれぞれ配設されてもよい。
図2Dを参照すると、この実施形態では、成形プレート230が2つの並列キャリア120に位置合わせされ、これらを囲むようにその間に配設されてもよい。また、成形プレート230の延伸方向は基板110の表面に垂直である。また、成形プレート230は、キャリア120を取り囲み、開口部232を形成する
次に、図2Eに示されるように、樹脂が開口部232に充填され、加熱及び硬化されて成形材料140が形成される。成形材料140はキャリア材料層124及び試料50を覆い、第1の溝124a1及び第2の溝124b1に充填される。
図2Fを参照すると、成形材料140が硬化された後、成形プレート230を除去する剥離プロセスが行われる。次に、図2Gを参照すると、剥離層115により基板110を除去することにより、複数の埋設試料ブロック200が同時に得られる。
この実施形態では、複数の埋設試料ブロック200がバッチ生産により同時に作製されてもよい。したがって、1つの試料ブロック100を作製する図1の作製方法と比較して、この実施形態に係る埋設試料ブロック200を作製する効率性は効果的に高まる。また、同じバッチで作製される埋設試料ブロック200の品質は均一になりやすいため、異なる埋設試料ブロック200間の品質の非均一性が解消される。
この実施形態では、埋設試料ブロック200は、基板110に半導体素子又は微小電気機械素子用のシリコンウェハ材料を使用し、関連する作製プロセスを行うことにより作製されてもよい。このように、埋設試料ブロック200の作製品質及び精密さを効果的に改善することができ、埋設試料ブロック200を作製するための全体の手順及び時間を短縮するために、又は試料50が電子顕微鏡で観察される場合に試料シート100aをバッチで作製するために、埋設試料ブロック200及びキャリア120の半製品が簡便に作製され、予め保存されてもよい。
図3A〜図3Eは、本開示のさらに別の実施形態に係る埋設試料ブロックの作製方法を示す概略図である。図3A〜図3Eを参照すると、この実施形態の埋設試料ブロック300の作製方法は、この実施形態の作製方法では(図3Aに示されるように)樹脂ブロックが埋設試料ブロック300の基板310として直接使用されている点で前述の実施形態と異なる。また、図3Bに示されるように、この実施形態の試料収容領域124a及びマーキング領域124b並びに第1の溝124a1及び第2の溝124b1は、基板310の表面に直接形成されてもよい。
具体的には、この実施形態では、基板310の試料収容領域124a及びマーキング領域124bは、例えばエッチングプロセスのような処理プロセスを行うことにより直接形成されてもよい。また、マーキング層126は、蒸発プロセスを行うことにより試料収容領域124a及びマーキング領域124bの第1の溝124a1及び第2の溝124b1の表面に形成されてもよい。
次に、図3Cに示されるように、試料50は試料収容領域124a内に配設され、開口部332を形成するように、成形プレート330が基板310上に配設され、基板310の周囲で試料50、試料収容領域124a、及びマーキング領域124bを取り囲む。次に、図3Dに示されているように、開口部332に樹脂が充填されて成形材料140が形成される。
図3Eを参照すると、成形材料140は大気圧環境下又は真空チャンバ内で加熱及び硬化されてもよい。成形材料140が硬化された後、埋設試料ブロック300を得るために成形プレート330が除去される。成形材料140が真空チャンバの環境下で加熱及び硬化される場合、成形材料140内に気泡が埋め込まれる問題が軽減され得ることに留意されたい。
この実施形態では、埋設試料ブロック300の作製方法は、試料収容領域124a及びマーキング領域124bが基板310上に直接形成されるように、例えば樹脂ブロックを使用し、キャリアとして基板310を使用し、基板310の表面を処理することにより基板310を形成することを含む。したがって、この実施形態では埋設試料ブロック300は、基板310が例えばシリコンウェハ又はガラスウェハを追加的に用いて形成される必要がない。
この実施形態の作製方法は、上記の実施形態と比較して基板310の表面に剥離層を追加的に形成する必要がない。したがって、基板310を作製するための材料及びステップを効果的に減少させることができ、結果的に埋設試料ブロック300の作製コストが削減される。
図4A〜図4Fは、本開示の別の実施形態に係る埋設試料ブロックのキャリア材料層の作製方法を示す概略図である。図4A〜図4Fを参照すると、この実施形態の埋設試料ブロック400の作製方法は、図1A〜図1Gに示された実施形態の作製方法と類似している。しかし、以下で詳説するように、この実施形態と前述の実施形態とにはキャリアの作製に関する相違点がある。
この実施形態では、(図4Aに示すように)基板110の表面に剥離層115が形成された後、(図4Bに示すように)キャリア材料層424を形成するために剥離層115の表面に樹脂がコーティングされてもよい。次にキャリア材料層424が熱により硬化される。次に、図4Cに示されるように、キャリア材料層424上にフォトレジストがコーティングされ、パターン化されたマスク430を得るために露光プロセス及びフォトリソグラフィプロセスが行われる。
図4Dを参照すると、パターン化されたマスク430が形成された後、試料収容領域424a及びマーキング領域424b並びに第1の溝424a1及び第2の溝424b1を形成するために、乾式エッチングプロセスのようなエッチングプロセスが所定のパターンに基づいてキャリア材料層424上で行われる。次に、図4Eに示されるように、パターン化されたマスク430が除去され、図4Fに示されるように、スパッタリングプロセスを行うことによりマーキング層126がキャリア材料層424上に形成される。マーキング層126の材料は、例えば金層又はアルミニウム層を含む。その結果、キャリア420の作製が完了する。
この実施形態では、パターン化されたマスク430は、エッチングプロセスを行うことによりパターンを画定するためにキャリア材料層424のパッシベーション層として機能してもよい。この実施形態のキャリア420は、キャリア420の作製の効率性及び精度を促進するために、半導体素子又は微小電気機械素子を製造するための関連プロセスを行うことにより作製されてもよい。
図5A〜図5Hは、本開示のさらに別の実施形態に係る埋設試料ブロックのキャリアの作製方法を示す概略図である。この実施形態では、図5Aに示される基板110上に形成された剥離層115及び図5Bに示されるキャリア材料層424は、図4A〜図4Fに示された実施形態のものと同じである。しかし、この実施形態は、キャリア材料層424のパターンが、(図5Cに示されるように)石英金型コア70を押し付けるプロセスを行うことにより画定される点で前述の実施形態と異なる。この実施形態では、キャリア材料層424の材料は、例えば樹脂層を含む。
具体的には、図5Dを参照すると、キャリア材料層424の表面に紫外線(UV)フォトレジスト層530がコーティングされてもよい。次に図5Eに示されるように、石英金型コア70は、ナノインプリンティングプロセスを行うために、UVフォトレジスト層530の方向に向かって押下される。一方、UV光源80が、UVフォトレジスト層530を硬化させるために、矢印で示される方向に沿ってUVフォトレジスト層530を照射する。次に図5Fに示されるように、石英金型コア70が除去され、UVフォトレジスト層530のパターン化プロセスが完了する。
図5Gに示されるように、パターン化UVフォトレジスト層530はキャリア材料層424のエッチングマスクとして機能してもよい。この実施形態では、キャリア材料層424は、キャリア材料層424に試料収容領域424a及びマーキング領域424b並びに第1の溝424a1及び第2の溝424b1を形成するために、乾式エッチングプロセスを行うことによりパターン化される。
図5Hに示されるように、キャリア材料層424がパターン化された後、マーキング層126が、スパッタリングプロセスを行うことによりUVフォトレジスト層530、第1の溝424a1、及び第2の溝424b1の表面に形成される。マーキング層126の材料は金層又はアルミニウム層を含む。結果として、キャリア520の作製が完了する。
図6は、本開示の一実施形態に係る成形プレートの開口部の形状を示す概略図である。図1B及び図6を参照すると、成形プレート130は、開口部132を形成するように、基板110の周囲で試料50、試料収容領域124a、及びマーキング領域124bを取り囲んでもよい。この実施形態では、開口部132は、成形プレート130の構造的設計に基づいて、図6に示されるように台形開口部132a、二重に切断された開口部132b、多角形開口部132c、又は四角形開口部132dであってもよい。この実施形態では、開口部132は、成形プレート130の異なる構造的設計に対応して異なる形状を有してもよいため、成形プレート130内に形成される成形材料140もまた異なる形状を示してもよい。したがって、異なる形状の埋設試料ブロック100が形成され得る。結果として、異なる埋設試料ブロック100が異なるバッチの試料シート100aにスライスされる場合、異なるバッチの試料シート100aは、試料シート100aの異なるバッチを示す印として異なる外形を示してもよい。
図7Aは、本開示の別の実施形態に係るキャリアの第1の溝を示す概略図である。図7Bは、図7Aの第1の溝に形成された埋設試料ブロックからスライスされた試料シートを示す概略図である。この実施形態の第1の溝124a2の構造と第1の溝124a1の構造の相違点は、第1の溝124a1の側壁が第1の溝124a1の底面と垂直であるのに対し、この実施形態の第1の溝124a2の側壁は第1の溝124a2の底面に対して傾いており、傾斜角が第1の溝124a2の側壁と底面の間にあることである。図7Aに示されるように、例えば、この実施形態の第1の溝124a2の上から見た形状は円形であり、円の直径は溝の上部から下部にかけて漸減する。
図1Gと図7Bを一緒に参照すると、第1の溝124a2を使用することにより作製された埋設試料ブロック100は、それぞれ直径がd1、d2、及びd3の収容孔125a及び試料スライス50aを有する複数の試料シート100aにスライスされてもよい。したがって、この実施形態では、同じ埋設試料ブロック100をスライスして、異なるサイズの外形を有する試料スライス50aを得てもよい。試料スライス50aの外形のサイズは、試料スライス50aの観察順序を示す印として機能してもよい。例えば、電子顕微鏡による試料シート100aの観察は、試料スライス50aがより小さい外形を有する試料シート100aから開始してもよく、観察されている試料シート100aの試料スライス50aの外形は観察手順が進むにつれて次第に大きくなってもよい。したがって、試料スライス50aの外形のサイズは電子顕微鏡による観察の順番を特定する機能を果たし得る。また、異なる試料シート100aが埋設試料ブロック100のどの部分に属するかも特定され得る。
また、本明細書に示されていない実施形態では、第1の溝124a2の断面幅は第1の溝124a2の上部から第1の溝124a2の下部にかけて増大してもよい。さらに、第1の溝124a2の底面に対する第1の溝124a2の側壁の傾きは、試料シート100aの作製要件に従って適切に調整されてもよい。
以上のことを考慮すると、本開示の実施形態によれば、埋設試料ブロックのキャリアは、試料収容領域及びマーキング領域並びに第1の溝及び第2の溝を有する。また、試料は第1の溝に配置されてもよい。基板上に配設された成形プレート及び周囲の成形プレートにより形成された開口部に充填された成形材料を用いることにより、特定の構造を有する埋設試料ブロックが形成され得る。また、異なる外形及び形状を有する異なる試料シートが、異なる埋設試料ブロックをスライスすることにより作製されてもよく、異なる外形及び形状は、異なるバッチの試料シートを示す印の機能を果たしてもよい。また、試料を収容する第1の溝の側壁の第1の溝の底面に対する傾きを変更することにより、断面幅(直径)が漸増又は漸減する試料収容孔が形成されてもよく、その結果、同じバッチの試料シートの試料スライスは、同じバッチの試料シートの観察順序を特定する機能を果たす異なる外形(直径)を有し得る。また、異なる試料シートが埋設試料ブロックのどの部分に属するかも特定され得る。
本開示の実施形態に係る埋設試料ブロックの作製方法では、複数の埋設試料ブロックが同時に作製され得る。また、埋設試料ブロックは、半導体素子又は微小電気機械素子の関連する標準化された製造プロセスを採用することにより作製され得る。したがって、電子顕微鏡の試料を作製する際の効率性及び品質を高めるために、異なる埋設試料ブロックの作製品質がより均一化したものとなり得る。また、埋設試料ブロックをスライスすることにより形成される試料シートには、試料シート上に直接形成される正確なアライメントマークが設けられるため、試料シートの回収及び配置並びに自動位置決め操作がより容易になる。したがって、電子顕微鏡の観察中の位置決め及び画像の再編成に要する時間が効果的に削減され得る。
本開示の範囲又は精神から逸脱することなく、本開示の構造に種々の変更及び変形を行うことができることは当業者には明らかであろう。以上のことを考慮すると、本開示の変更及び変形が以下の請求項及びこれと均等なものの範囲内に含まれる場合、本開示はその変更及び変形を包含することが意図されている。
本開示は、電子顕微鏡用試料の作製の効率性及び質を高めるために、バッチ生産により試料を整列させるマークを有する埋設試料ブロックを作製可能な埋設試料ブロックの作製方法を提供する。埋設試料ブロックを連続的にスライスすることにより試料シートを形成することができる。電子顕微鏡による試料シート観察中の試料シートの位置決め及び画像の再編成に要する時間が節約され得る。
50 試料
50a 試料スライス
70 石英金型コア
80 UV光源
100、200、300 埋設試料ブロック
100a 試料シート
110、310 基板
112 上面
120、420、520 キャリア
115 剥離層
124、424 キャリア材料層
124a 試料収容領域
124a1、124a2、424a1 第1の溝
124b マーキング領域
124b1、424b1 第2の溝
125a 収容孔
125b マーキング孔
126 マーキング層
126a マーキングリング
130、230、330 成形プレート
132、232、332 開口部
132a 台形開口部
132b 二重に切断された開口部
132c 多角形開口部
132d 四角形開口部
140 成形材料
150 成形部
160 支持部
430 パターン化マスク
530 UVフォトレジスト層
A1 軸
d1、d2、d3 直径

Claims (15)

  1. 埋設試料ブロックの作製方法であって、
    第1の溝を有する試料収容領域及び複数の第2の溝を有するマーキング領域を有するキャリアを設けることと、
    前記第1の溝に試料を配設することと、
    前記試料収容領域及び前記マーキング領域を取り囲み、前記試料、前記第1の溝、及び前記第2の溝を露出する開口部を形成する、前記キャリアの周囲に起立する成形プレートを形成することと、
    前記試料を覆い、前記第1の溝及び前記第2の溝に充填される成形材料を前記開口部の内側に形成することと、
    前記成形材料を硬化させることと、
    前記成形プレートを除去して前記埋設試料ブロックを得ることとを含む、方法。
  2. 前記キャリアを形成するステップは、
    基板上にキャリア材料層を設けることと、
    前記キャリア材料層が前記基板の上方に配設されるように前記キャリア材料層と前記基板との間に介在する剥離層を形成することと、
    前記キャリア材料層をパターン化して前記第1の溝及び前記第2の溝を形成することと、
    前記第1の溝及び前記第2の溝の表面を覆うマーキング層を形成することとを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記キャリア材料層をパターン化するステップは、
    前記キャリア材料層上にパターン化マスクを形成することと、
    前記第1の溝及び前記第2の溝を形成するために、前記パターン化マスクを使用することにより前記キャリア材料層をエッチングすることとを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記パターン化マスクを形成するステップは、
    前記キャリア材料層上にフォトレジスト層をコーティングすることと、
    前記フォトレジスト層をパターン化することと、
    前記パターン化されたフォトレジスト層を硬化させて前記パターン化マスクを形成することとを含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記埋設試料ブロックの底面を研磨して前記マーキング層の一部を露出し、複数のマークを形成することをさらに含む、請求項2乃至4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記キャリアを形成するステップは、
    基板を設けることと、
    前記基板の表面をパターン化して前記第1の溝及び前記第2の溝を形成することと、
    前記第1の溝及び前記第2の溝の表面を覆うマーキング層を形成することとを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記開口部は、台形、二重に切断された円形、又は多角形である、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記埋設試料ブロックが前記キャリアの表面に垂直な軸を有し、前記埋設試料ブロックを前記軸に垂直な方向に沿って前記埋設試料ブロックの底部から上部へむかってスライスして複数の試料シートを形成することをさらに含む、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記第1の溝の幅は前記軸に沿って、前記第1の溝の上部から下部にかけて、あるいは前記第1の溝の下部から上部にかけて漸減する、請求項8に記載の方法。
  10. 埋設試料ブロックは、キャリアと、試料と、成形材料を含み、前記埋設試料ブロックが前記キャリアの表面に垂直な軸を有し、前記キャリアが試料収容領域を含み、前記埋設試料ブロックを前記軸に垂直な方向に沿って前記埋設試料ブロックの底部から上部へむかって連続的にスライスすることによって得られる試料スライスを含む試料シートであって、異なる前記試料シート毎の前記試料スライスの外形が前記軸方向の異なる位置における前記埋設試料ブロックの断面の前記試料収容領域の外形に対応することによって、前記試料シートのそれぞれの順番を決定し、
    前記キャリアは、第1の溝を有する前記試料収容領域及び複数の第2の溝を有するマーキング領域を有し、
    前記試料は、前記第1の溝に配設され、
    前記成形材料は、前記試料を覆い、前記第1の溝及び前記第2の溝に充填され、
    前記試料シートは、
    前記キャリアをスライスすることにより得られ、前記第1の溝に対応する収容孔及び前記第2の溝に対応する複数のマーキング孔を有する支持部と、
    前記収容孔に配置された前記試料スライスと、
    前記収容孔及び前記マーキング孔に充填された成形部とを含む、埋設試料ブロックの試料シート。
  11. 前記埋設試料ブロックの前記第1の溝の幅は前記軸に沿って、前記第1の溝の上部から下部にかけて、あるいは前記第1の溝の下部から上部にかけて漸減し、異なる試料シートの前記収容孔は異なる幅を有する、請求項10に記載の試料シート。
  12. 前記試料シートの外形は、台形、二重に切断された円形、又は多角形を含む、請求項10又は11に記載の試料シート。
  13. 前記成形材料は樹脂を含む、請求項10乃至12のいずれか一項に記載の試料シート。
  14. 前記キャリアは、前記第1の溝及び前記第2の溝の表面を覆うマーキング層を含み、前記試料シートの前記支持部はマーキングリングを有し、前記マーキングリングは、前記マーキング孔のそれぞれに配置され、前記マーキング層に対応する請求項10乃至13のいずれか一項に記載の試料シート。
  15. 前記試料スライスのそれぞれの前記マーキング孔は同じレイアウトを有する、請求項10乃至14のいずれか一項に記載の試料シート。
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