JP6504357B2 - 固体酸化物形燃料電池装置 - Google Patents

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Description

本発明は、固体酸化物形燃料電池装置に関し、特に、原料ガスを改質して得られた燃料ガスと空気との反応により発電する固体酸化物形燃料電池装置に関する。
固体酸化物形燃料電池装置(Solid Oxide Fuel Cell:以下「SOFC」とも言う)は、電解質として酸化物イオン導電性固体電解質を用い、その両側に電極を取り付け、一方の側に燃料ガスを供給し、他方の側に酸化剤ガス(空気、酸素等)を供給して、比較的高温で動作する燃料電池である。
従来から、固体酸化物形燃料電池装置では、発電に用いられなかったオフガスを燃焼させて発生する排気ガスの熱を利用して酸化ガス(空気)を昇温させ、昇温させた酸化ガスを燃料電池セルに供給することが行われている。このような排気ガスと酸化ガスとの間で熱交換を行う構成として、例えば、特許文献1には、セルスタックを収容する収容室の外側に収容室から排気ガスを排出するための排気通路が形成され、さらに、その外側に酸化ガスを収容室内に供給するための空気通路が形成された装置が開示されている。このような装置によれば、排気通路と空気通路とが隣接して設けられているため、排気通路を通過する排気ガスと空気通路を通過する発電用空気との間で熱交換が行われる。
特開2012−221659号公報
ここで、特許文献1に記載された装置では、排気ガスは排気通路を上から下に向かって流れており、空気通路内の空気との熱交換により、排気通路内の排気ガスには上方から下方に向かって温度低下するような上下方向の温度ムラが生じている。また、空気は空気通路を下から上に向かって流れており、排気通路内の排気ガスとの熱交換により、空気通路内の空気にも上方から下方に向かって温度低下するような上下方向の温度ムラが生じている。
ところで、上記のような燃料電池装置を、一般消費者用(家庭用)として製造するためには、性能を確保しつつ小型化を図る必要がある。モジュールケースを小型化する場合には、必然的に燃料電池セルユニットとモジュールケースの側板との距離を小さくしなければならない。しかしながら、このように燃料電池セルユニットとモジュールケースの側板との距離を小さくすると、燃料電池セルユニットが排気通路内を流れる排気ガス及び空気通路内を流れる空気の温度ムラの影響を受けやすくなる。具体的には、上記のように、特許文献1に記載の燃料電池装置では、排気通路内を流れる排気ガス及び空気通路内を流れる空気に上下方向の温度ムラが生じているため、燃料電池セルユニットに上下方向に温度ムラが生じるおそれがある。さらに、平面視側板付近に配置された燃料電池セルユニットは、平面視中央付近に配置された燃料電池セルユニットに比べて排気ガス及び空気の温度ムラの影響を受けやすく、平面視側板付近に配置された燃料電池セルユニットと、平面視中央付近に配置された燃料電池セルユニットとの間にも横方向の温度ムラが生じてしまう。このような温度分布の不均一さは、燃料電池セルユニットを劣化させる要因となる。
本発明は、モジュールケースの側壁に沿うように設けられた外側の空気通路と、内側の排気通路との間で熱交換を行う固体酸化物形燃料電池装置において、装置を小型化及び低コスト化しつつ、燃料電池セルへの熱影響を抑制すると共に、酸化剤ガスに対する十分な熱交換性能を確保することを目的としている。
本発明の固体酸化物形燃料電池装置は、原料ガスを改質して得られた燃料ガスと空気との反応により発電する固体酸化物形燃料電池装置において、互いに電気的に接続された複数の燃料電池セルユニットと、天板及び側板を含み、複数の燃料電池セルユニットを収容するモジュールケースと、モジュールケース内の燃料電池セルユニットの上方において、複数の燃料電池セルユニットの発電に寄与しなかった燃料ガスを燃焼させる燃焼部と、モジュールケース内の燃焼部の上方に配置され、燃焼部において燃料ガスを燃焼させることにより発生した排気ガスを下方から上方へ通過させる開口を有し、原料ガスを水蒸気を用いて改質して燃料ガスを生成する改質器と、モジュールケースの天板に形成され、排気ガスをモジュールケース外に排出する排気口と、モジュールケースの上方からモジュールケースの下部までモジュールケースの側板の外面に沿って形成され、空気を複数の燃料電池セルに供給する空気供給通路と、モジュールケースの天板と改質器との間に設けられ、周囲が金属製の部材で構成されたガス断熱層と、を備え、ガス断熱層とモジュールケースの天板との間に形成され、排気口に連通する第1排気通路と、ガス断熱層とモジュールケースの側板との間に形成され、第1排気通路に連通する第2排気通路と、改質器の上方、かつ、第2排気通路の下方に形成され、第2排気通路に排気を導入する排気集中部と、が形成され、排気ガスは、第1排気通路、第2排気通路、及び排気集中部を通過して排気口から排気され、第1排気通路、第2排気通路、及び排気集中部は、内部を通過する排気ガスと空気供給通路内の空気との間で熱交換を行うように形成され、第1排気通路、及び、第2排気通路には、排気ガスと空気供給通路内の空気との間の熱交換を促進する排気側熱交換促進部材が設けられている、ことを特徴とする。
空気通路を流れる空気、及び、排気通路を流れる排気ガスの温度ムラによる燃料電池セルユニットの劣化を防止するためには、燃料電池セルユニットよりも上方で熱交換を行うことが考えられる。しかしながら、燃料電池装置を小型化する場合には、燃料電池セルユニットよりも上方に十分な熱交換距離を確保することが難しい。
これに対して、上記のように構成された本発明によれば、モジュールケースの天板と改質器との間に、周囲が金属製の部材で構成されたガス断熱層が設けられ、ガス断熱層とモジュールケースの天板及び側板との間に第1排気通路及び第2排気通路が形成されている。このため、改質器の貫通孔を通過した上流側の高温の排気ガスから、第1排気通路内の下流側の低温の排気ガスへ熱が移動するのをガス断熱層により抑止することができ、高温な排気ガスが排気集中部から第2排気通路及び第1排気通路へ流れこむ。これにより、熱交換性能を向上し、短い熱交換距離であっても十分な熱交換を行うことができる。
さらに、第1排気通路及び第2排気通路に排気側熱交換促進部材を設けることにより、排気ガスと空気との間の熱交換を短い距離で行うことができる。
しかしながら、このようにモジュールケースとガス断熱層との間の排気通路に熱交換促進部材を設けると、排気通路の熱交換促進部材が設けられた部分の圧力損失が大きくなるため、熱交換促進部材の手前の部分に排気ガスが滞留してしまう。このため、第1排気通路内のみに排気側熱交換促進部材を設けた場合には、第2排気通路に排気ガスが滞留してしまう。第2排気通路に排気ガスが滞留してしまうと、第2排気通路内に滞留する排気ガスからガス断熱層への排熱の散逸が生じてしまい排気ガスと空気との熱交換の効率が低下してしまう。
これに対して、上述のように構成された本発明によれば、ガス断熱層とモジュールケースの側板との間に形成された第2排気通路内にも熱交換促進部材を設けたため、排気集中部に排気ガスが滞留することとなり、ガス断熱層への排気ガスからの排熱の散逸を抑えることができ、排気ガスと空気との熱交換の効率を向上することができる。
このようにして、本発明によれば、燃料電池装置の小型化を図りつつ、モジュールケースの天面付近に形成された熱交換部により排気ガスと発電用空気との間の熱交換を効率的に行うことが可能となる。
本発明において、好ましくは、空気供給通路内の第1排気通路及び第2排気通路に対応する部分には、排気ガスと空気供給通路内の空気との間の熱交換を促進する空気側熱交換促進部材が設けられている。
このように構成された本発明によれば、排気通路及び空気供給通路の両方に熱交換促進部材が設けられているため、短い距離であっても確実に熱交換を行うことができる。さらに、空気供給通路内の排気集中部に対応する部分にも熱交換促進部材が設けられているため、排気集中部に滞留する排気ガスから、より効率良く排気熱を空気に伝達することができる。
本発明において、好ましくは、改質器とモジュールケースの側板との間に第3排気通路が形成され、第3排気通路は排気集中部に連通している。
このように構成された本発明によれば、燃焼部で生成された排気ガスは第3排気通路を通過し、この際、第3排気通路内の排気ガスと、空気供給通路内の空気との間で熱交換が行われる。そして、第3排気通路を通過した排気ガスは直接、排気集中部へ導かれるため、他の部位に排気ガスが流れて排熱が失われることを防止し、熱交換効率を向上することができる。
本発明において、好ましくは、排気側熱交換促進部材は、ガス断熱層よりも空気供給通路へ熱を伝達するように構成されている。
このように構成された本発明によれば、第1排気通路、及び、第2排気通路内を流れる排気ガスの熱がガス断熱層に散逸するのをより効率良く防止し、熱交換効率をより向上することができる。
本発明の固体酸化物形燃料電池装置によれば、燃料電池装置の小型化を図りつつ、モジュールケースの天面付近に形成された熱交換部により排気ガスと発電用空気との間の熱交換を効率的に行うことができる。
本発明の一実施形態による固体酸化物型燃料電池装置を示す全体構成図である。 本発明の一実施形態による固体酸化物型燃料電池装置の燃料電池モジュールを示す正面断面図である。 図2のIII-III線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態による固体酸化物型燃料電池装置の燃料電池モジュールから断熱材及びハウジングを取り外した状態の斜視図である。 本発明の一実施形態による固体酸化物型燃料電池装置の第2排気通路及び空気通路の第2排気通路に対応する部分を拡大して示す鉛直断面図である。 本発明の一実施形態による固体酸化物型燃料電池の燃料電池セルユニットを示す部分断面図である。 本発明の一実施形態による固体酸化物形燃料電池装置の燃料電池モジュールにおけるガスの流れの説明するための、燃料電池モジュールを示す側面断面図である。 本発明の一実施形態による固体酸化物形燃料電池装置の燃料電池モジュールにおけるガスの流れの説明するための、図2のIII-III線に沿った燃料電池モジュールの正面断面図である。 比較例としての第2排気通路内にプレートフィンを設けていない場合の排ガスの流れを説明するための、図8と同様の燃料電池モジュールを示す正面断面図である。
次に、添付図面を参照して、本発明の実施形態による固体酸化物形燃料電池装置を説明する。
図1は、本発明の一実施形態による固体酸化物形燃料電池装置(SOFC)を示す全体構成図である。図1に示すように、本発明の一実施形態による固体酸化物形燃料電池装置(SOFC)1は、燃料電池モジュール2と、補機ユニット4を備えている。
燃料電池モジュール2は、ハウジング6を備え、このハウジング6内部には、断熱材7を介して金属製のモジュールケース8が内蔵されている。この密閉空間であるモジュールケース8の下方部分である発電室10には、燃料ガスと酸化剤ガス(以下では適宜「発電用空気」又は「空気」と呼ぶ。)とにより発電反応を行う燃料電池セル集合体12が収容置されている。この燃料電池セル集合体12は、複数の燃料電池セルユニット16(図6参照)が直列接続されて構成されている。この例では、燃料電池セル集合体12は、128本の燃料電池セルユニット16を有する。
燃料電池モジュール2のモジュールケース8の発電室10の上方には、燃焼部としての燃焼室18が形成され、この燃焼室18で、発電反応に使用されなかった(発電に寄与しなかった)残余の燃料ガスと残余の空気とが燃焼し、排気ガス(言い換えると燃焼ガス)を生成するようになっている。さらに、モジュールケース8は断熱材7により覆われており、燃料電池モジュール2内部の熱が、外気へ発散するのを抑制している。また、この燃焼室18の上方には、燃料ガスを改質する改質器120が配置され、残余ガスの燃焼熱によって改質器120を改質反応が可能な温度となるように加熱している。
さらに、ハウジング6内においてモジュールケース8の上方には、蒸発器140が断熱材7内に設けられている。蒸発器140は、供給された水と排気ガスとの間で熱交換を行うことによって、水を蒸発させて水蒸気を生成し、この水蒸気と原燃料ガスとの混合ガス(以下では「燃料ガス」と呼ぶこともある。)をモジュールケース8内の改質器120に供給する。
次に、補機ユニット4は、燃料電池モジュール2からの排気中に含まれる水分を結露させた水を貯水してフィルターにより純水とする純水タンク26と、この貯水タンクから供給される水の流量を調整する水流量調整ユニット28(モータで駆動される「水ポンプ」等)を備えている。また、補機ユニット4は、都市ガス等の原料ガスの供給減である燃料供給源30から供給された燃料を遮断するガス遮断弁32と、燃料ガスから硫黄を除去するための脱硫器36と、燃料ガスの流量を調整する燃料流量調整ユニット38(モータで駆動される「燃料ポンプ」等)と、電源喪失時において、燃料流量調整ユニット38から流出する燃料ガスを遮断するバルブ39を備えている。さらに、補機ユニット4は、空気供給源40から供給される空気を遮断する電磁弁42と、空気の流量を調整する改質用空気流量調整ユニット44及び発電用空気流量調整ユニット45(モータで駆動される「空気ブロア」等)と、改質器120に供給される改質用空気を加熱する第1ヒータ46と、発電室に供給される発電用空気を加熱する第2ヒータ48とを備えている。これらの第1ヒータ46と第2ヒータ48は、起動時の昇温を効率よく行うために設けられているが、省略しても良い。
なお、本実施形態では、装置の起動時に改質器120内において、部分酸化改質反応(POX)のみが生じるPOX工程から、部分酸化改質反応(POX)と水蒸気改質反応(SR)が混在したオートサーマル改質反応(ATR)が生じるATR工程を経て、水蒸気改質反応のみが生じるSR工程が行われるように構成してもよいし、POX工程を省略してATR工程からSR工程に移行されるように構成してもよいし、POX工程及びATR工程を省略してSR工程のみが行われるように構成してもよい。なお、SR工程のみが行われる構成では、改質用空気流量調整ユニット44は不要である。
次に、燃料電池モジュール2には、排気ガスが供給される温水製造装置50が接続されている。この温水製造装置50には、水供給源24から水道水が供給され、この水道水が排気ガスの熱により温水となり、図示しない外部の給湯器の貯湯タンクへ供給されるようになっている。また、燃料電池モジュール2には、燃料ガスの供給量等を制御するための制御ボックス52が取り付けられている。さらに、燃料電池モジュール2には、燃料電池モジュールにより発電された電力を外部に供給するための電力取出部(電力変換部)であるインバータ54が接続されている。
次に、図2乃至図4を参照して、本発明の一実施形態による固体酸化物形燃料電池装置の燃料電池モジュールの構造について説明する。図2は、本発明の一実施形態による固体酸化物形燃料電池装置の燃料電池モジュールを示す側面断面図であり、図3は、図2のIII-III線に沿った断面図であり、図4は、モジュールケース及び空気通路カバーの分解斜視図である。
図2及び図3に示すように、燃料電池モジュール2は、断熱材7で覆われたモジュールケース8の内部に設けられた燃料電池セル集合体12及び改質器120を有すると共に、モジュールケース8の外部で且つ断熱材7内に設けられた蒸発器140を有する。
まず、モジュールケース8は、図4に示すように、略矩形の天板8a,底板8c,これらの長手方向(図2の左右方向)に延びる辺同士を連結する対向する一対の側板8bからなる筒状体と、この筒状体の長手方向の両端部の2つの対向する開口部を塞ぎ、天板8a及び底板8cの幅方向(図3の左右方向)に延びる辺同士を連結する閉鎖側板8d,8eからなる。
モジュールケース8は、空気通路カバー160によって天板8a及び側板8bが覆われている。空気通路カバー160は、天板160aと、対向する一対の側板160bとを有する。天板160aの略中央部分には、排気管171を貫通させるための開口部167が設けられている。天板160aと天板8aとの間、及び、側板160bと側板8bとの間は、所定の距離だけ離間した状態となっている。これにより、モジュールケース8の外側と断熱材7との間、具体的にはモジュールケース8の天板8a及び側板8bと、空気通路カバー160の天板160a及び側板160bとの間には、天板160a及び側板160bの外面に沿って、酸化剤ガス供給通路としての空気通路161a,161bが形成されている(図3参照)。
モジュールケース8の側板8bの下部には、複数の貫通孔である吹出口8fが設けられている(図4参照)。発電用空気は、空気通路カバー160の天板160aのうち、モジュールケース8の閉鎖側板8e側の略中央部に設けられた発電用空気導入管74から流路方向調整部164を介して空気通路161a内に供給される(図2、図4参照)。そして、発電用空気は、空気通路161a,161bを通って、吹出口8fから燃料電池セル集合体12に向けて発電室10内に噴射される(図3、図4参照)。
また、空気通路161a,161bの内部には、第1及び第2排気通路172a、172b内の排気ガスと空気通路161a,161b内の空気との間の熱交換を促進する熱交換促進部材としてのプレートフィン162,163が設けられている(図3参照)。プレートフィン162は、モジュールケース8の天板8aと空気通路カバー160の天板160aの間で長手方向及び幅方向に延びるように水平方向に設けられている。すなわち、プレートフィン162は、空気通路161a内の後述する第1排気通路172aに対応する部分に設けられている。また、プレートフィン163は、モジュールケース8の側板8bと空気通路カバー160の側板160bとの間であって、且つ、燃料電池セルユニット16よりも上方の位置に長手方向及び鉛直方向に延びるように設けられている。すなわち、プレートフィン163は、空気通路161b内の後述する第2排気通路172b及び排気集中部176に対応する部分に設けられている。
空気通路161a,161bを流れる発電用空気は、特にプレートフィン162,163を通過する際に、これらプレートフィン162,163の内側のモジュールケース8内(具体的には天板8a,側板8bに沿って設けられた排気通路)を通過する排気ガスとの間で熱交換を行い、加熱されることとなる。このようなことから、空気通路161a,161bにおいてプレートフィン162,163が設けられた部分は、熱交換器(熱交換部)として機能する。なお、プレートフィン162が設けられた部分が主たる熱交換器部分を構成し、プレートフィン163が設けられた部分が従たる熱交換器部分を構成する。
次に、蒸発器140は、モジュールケース8の天板8a上で水平方向に延びるように固定されている。また、蒸発器140とモジュールケース8との間には、これらの隙間を埋めるように断熱材7の一部分7aが配置されている(図2及び図3参照)。
具体的には、蒸発器140は、長手方向(図2の左右方向)の一側端側に、水及び原燃料ガス(改質用空気を含めてもよい)を供給する燃料供給配管63と、排気ガスを排出するための排気ガス排出管82(図3参照)とが連結され、長手方向の他側端側に、排気管171の上端部が連結されている。排気管171は、空気通路カバー160の天板160aに形成された開口部167を貫通して下方へ延び、モジュールケース8の天板8a上に形成された排気口111に連結されている。排気口111は、モジュールケース8内の燃焼室18で生成された排気ガスをモジュールケース8の外へ排出する開口部であり、モジュールケース8の上面視略矩形の天板8aのほぼ中央部に形成されている。
また、蒸発器140は、図2及び図3に示すように、上面視で略矩形の蒸発器ケース141を有している。この蒸発器ケース141は、2つの高さの低い有底矩形筒状の上側ケース142と下側ケース143とを、これらの間に中間板144を挟んだ状態で接合して形成されている。
したがって、蒸発器ケース141は、上下方向に二層構造となっており、下層部分には、排気管171から供給された排気ガスが通過する排気通路部140Aが形成され、上層部分には、燃料供給配管63から供給された水を蒸発させて水蒸気を生成する蒸発部140Bと、蒸発部140Bで生成された水蒸気と燃料供給配管63から供給された原燃料ガスとを混合させる混合部140Cが設けられている。
蒸発部140B及び混合部140Cは、複数の連通孔(スリット)が設けられた仕切り板により蒸発器140を仕切った空間にて形成されている。また、蒸発部140B内には、アルミナボール(図示せず)が充填されている。
また、排気通路部140Aは、同様に複数の連通孔を有する2つの仕切り板により排気ガスの上流側から下流側にかけて3つの空間に仕切られている。そして、2番目の空間に燃焼触媒(図示せず)が充填されている。すなわち、本実施形態の蒸発器140は、燃焼触媒器を含んでいる。
このような蒸発器140では、蒸発部140B内の水と排気通路部140Aを通過する排気ガスとの間で熱交換が行われ、排気ガスの熱により蒸発部140B内の水が蒸発して、水蒸気が生成されることとなる。また、混合部140C内の混合ガスと排気通路部140Aを通過する排気ガスとの間で熱交換が行われ、排気ガスの熱により混合ガスが昇温されることとなる。
更に、図2に示すように、混合部140Cには、改質器120に混合ガスを供給するための混合ガス供給管112が接続されている。この混合ガス供給管112は、排気管171の内部を通過するように配置されており、一端が中間板144に形成された開口144aに連結され、他端が改質器120の天面に形成された混合ガス供給口120aに連結されている。混合ガス供給管112は、排気通路部140A内,排気管171内を通過してモジュールケース8内まで鉛直下方に延び、そこで略90°屈曲されて天板8aに沿って水平方向に延びた後、下方へ略90°屈曲されて改質器120に連結されている。
次に、改質器120は、燃焼室18の上方でモジュールケース8の長手方向に沿って水平方向に延びるように配置され、モジュールケース8の天板8aとの間に排気ガス誘導部材130を介して所定距離隔てられて状態で、天板8aに対して固定されている。改質器120は、上面視で外形略矩形であるが、中央部に貫通孔120bが形成された環状構造体であり、上側ケース121と下側ケース122とが接合された筐体を有している。この貫通孔120bは、天板8aに形成された排気口111と上面視で重なるように位置し、好ましくは、貫通孔120bの中央位置に排気口111が形成される。
改質器120の長手方向の一端側(モジュールケース8の閉鎖側板8e側)では、上側ケース121に設けられた混合ガス供給口120aに混合ガス供給管112が連結されており、他端側(閉鎖側板8d側)では、燃料ガス供給管64が下側ケース122に、脱硫器36まで延びる水添脱硫器用水素取出管65が上側ケース121にそれぞれ連結されている。したがって、改質器120は、混合ガス供給管112から混合ガス(つまり水蒸気が混合された原燃料ガス(改質用空気を含めてもよい))を受け取り、内部で混合ガスを改質し、燃料ガス供給管64及び水添脱硫器用水素取出管65から改質後のガス(即ち、燃料ガス)を排出するように構成されている。
改質器120は、その内部空間が2つの仕切り板123a,123bによって3つの空間に仕切られることにより、改質器120内に、混合ガス供給管112からの混合ガスを受入れる混合ガス受入部120Aと、混合ガスを改質するための改質触媒(図示せず)が充填された改質部120Bと、改質部120Bを通過したガスを排出するガス排出部120Cと、が形成されている(図2参照)。改質部120Bは、仕切り板123a,123bに挟まれた空間であり、この空間に改質触媒が保持されている。混合ガス及び改質後の燃料ガスは、仕切り板123a,123bに設けられた複数の連通孔(スリット)を通って移動可能となっている。また、改質触媒としては、アルミナの球体表面にニッケルを付与したものや、アルミナの球体表面にルテニウムを付与したものが適宜用いられる。
混合ガス受入部120Aには、蒸発器140から混合ガス供給管112を介して供給された混合ガスが混合ガス供給口120aを通して噴出される。この混合ガスは、混合ガス受入部120A内で拡張されて噴出速度が低下し、仕切り板123aを通過して改質部120Bに供給される。
改質部120Bでは、低速で移動する混合ガスが改質触媒により燃料ガスに改質され、この燃料ガスが仕切り板123bを通過してガス排出部120Cに供給される。
ガス排出部120Cでは、燃料ガスが燃料ガス供給管64、及び、水添脱硫器用水素取出管65へ排出される。
燃料ガス供給通路としての燃料ガス供給管64は、モジュールケース8内を閉鎖側板8dに沿って下方へ延び、底板8c付近で略90°屈曲されて水平方向に延びて、燃料電池セル集合体12の下方に形成されたマニホールド66内へ入り、更にマニホールド66内で逆側の閉鎖側板8e付近まで水平方向に延びている。燃料ガス供給管64の水平部64aの下方面には、複数の燃料供給孔64bが形成されており、この燃料供給孔64bから、燃料ガスがマニホールド66内に供給される。このマニホールド66の上方には、燃料電池セルユニット16を支持するための貫通孔を備えた下支持板68が取り付けられており、マニホールド66内の燃料ガスが、燃料電池セルユニット16内に供給される。また、燃料ガスと空気との燃焼を開始するための点火装置83が、燃焼室18に設けられている。
排気ガス誘導部材130は、改質器120と天板8aとの間でモジュールケース8の長手方向に沿って水平方向に延びるように配置されている。排気ガス誘導部材130は、上下方向に所定距離だけ離間された下部誘導板131及び上部誘導板132と、これらの長手方向の両端辺が取り付けられる連結板133,134とを備えている(図2,図3参照)。上部誘導板132は、幅方向の両端部が下方に向けて折り曲げられ、下部誘導板131に連結されている。連結板133,134は、上端部が天板8aに連結され、下端部が改質器120に連結されており、これにより、排気ガス誘導部材130及び改質器120を天板8aに固定している。
下部誘導板131は、幅方向(図3の左右方向)の中央部が下方に向けて突出する凸状段部131aが形成されている。一方、上部誘導板132は、下部誘導板131と同様に、幅方向の中央部が下方に向けて凹状となるように凹部132aが形成されている。凸状段部131aと凹部132aは、上下方向で並行して長手方向に延びている。混合ガス供給管112は、モジュールケース8内でこの凹部132a内を水平方向に延びた後、閉鎖側板8e付近で下方に向けて屈曲し、上部誘導板132及び下部誘導板131を貫通して、改質器120に連結されている。
排気ガス誘導部材130は、上部誘導板132、下部誘導板131、連結板133,134によって、断熱層として機能する内部空間であるガス溜(ガス断熱層)135が形成されている。このガス溜135は、燃焼室18と流体連通している。すなわち、上部誘導板132、下部誘導板131、連結板133,134は、所定の隙間を形成するように連結されており、気密的には連結されていない。ガス溜135には、運転中に燃焼室18から排気ガスが流入したり、停止時に外部から空気が流入したりすることが可能となっているが、総じてガス溜135の内外間のガスの移動は緩やかである。
上部誘導板132は、天板8aと所定の上下方向距離を隔てて配置されており、上部誘導板132の上面と天板8aとの間には、長手方向及び幅方向に沿って水平方向に延びる第1排気通路172aが形成されている。この第1排気通路172aは、モジュールケース8の天板8aを挟んで空気通路161aと並設されており、第1排気通路172a内には、空気通路161a,161b内のプレートフィン162,163と同様なプレートフィン175aが配置されている。このプレートフィン175aは、プレートフィン162と上面視で略同一箇所に設けられており、天板8aを挟んで上下方向に対向している。
上部誘導板132は、上部誘導板132の側面と側板8bと所定の水平方向距離を隔てて配置されており、上部誘導板132の側面と側板8bとの間には、長手方向及び上下方向に延びる第2排気通路172bが形成されている。第2排気通路172bは上部において第1排気通路172aと連通している。第2排気通路172b内にも、空気通路161a、161b内のプレートフィン162、163と同様なプレートフィン175bが配置されている。このプレートフィン175bは、下端が下部誘導板131の高さまで延びている。
空気通路161a、161bと、第1及び第2排気通路172a、172bのうち、プレートフィン162、163、175a、175bが設けられた部分において、空気通路161a、161bを流れる発電用空気と第1及び第2排気通路172a、172bを流れる排気ガスとの間で効率的な熱交換が行われて、排気ガスの熱により発電用空気が昇温されることとなる。
また、改質器120は、モジュールケース8の側板8bと所定の水平方向距離を隔てて配置されており、改質器120と側板8bとの間には、排気ガスを下方から上方へ通過させる第3排気通路173が形成されている。
さらに、下部誘導板131は、改質器120の上側ケース121の天面から所定の上下方向距離を隔てて配置されており、下部誘導板131と上側ケース121との間、及び、改質器120の貫通孔120bは、貫通孔120bを下方から上方へ向けて通過した排気ガスを通過させる第4排気通路174を形成している。この第4排気通路174は、改質器120の上方、かつ、側板8bの近傍で第3排気通路173と合流し、排気ガスが集中する排気集中部176が形成される。
図5は、第2排気通路172b及び空気通路161bの第2排気通路172bに対応する部分を拡大して示す鉛直断面図である。図4に示すように、プレートフィン175bは、上部誘導板132の側面と、モジュールケース8の側板8bとに挟まれて配置されている。プレートフィン175bは、側板8bとは突出部204の天板部204bで接触しているが、上部誘導板132の側面とは天板部204bに設けた突起部205を介して接触している。
突起部205は、天板部204bよりも接触面積が小さくなるように形成されており、例えば、天板部204bの一部を外方へ突出させることにより形成することができる。また、突起部205は、熱伝導性の良好なプレートフィンとは別部材とすることもできる。この場合、プレートフィンよりも熱伝導性の低い材料で形成すると好適である。
突起部205は、上部誘導板132の側面側のすべての突出部204の天板部204bに設けられてはおらず、少なくとも1つの天板部204bに設けられている。このため、上部誘導板132の側面に向けて突出する突出部204のうち、ほとんどの突出部204が上部誘導板132の側面と接触せず、1つ又は少数の突出部204のみが突起部205を介して上部誘導板132の側面と接触している。
このように、プレートフィン175bは、側板8bに対しては天板部204bを介して接触しているが、上部誘導板132の側面に対して、接触面積が小さく、好ましくは熱伝導性が低い突起部205を介して接触している。このため、プレートフィン175bは、ガス断熱層135を画成する上部誘導板132よりも、空気通路161bへ熱を伝達することができる。これにより、第2排気通路172bの排気ガスと空気通路161bの発電用空気との間の熱交換効率より向上させることができる。なお、プレートフィン175aでも同様である。
また、プレートフィン163は、モジュールケース8の側板8bと空気通路カバー160の側板160bに挟まれて配置されている。プレートフィン163は、プレートフィン175bと同様に、側板8bとは突出部202の天板部202bで接触しているが、側板160bとは天板部202bに設けた突起部203を介して接触している。
突起部203は、天板部202bよりも接触面積が小さくなるように形成されており、突起部203は、熱伝導性の良好なプレートフィンとは別部材とすることもできる。この場合、プレートフィンよりも熱伝導性の低い材料で形成すると好適である。
また、突起部203は、側板160b側のすべての突出部202の天板部202bに設けられておらず、1つ又は少数の突出部202のみが突起部203を介して側板160bと接触している。
このため、プレートフィン163から側板160bを介して外部の断熱材7へ熱を放散させること(熱損失)を抑制することが可能となり、第3排気通路173の排気ガスと空気通路161bの発電用空気との間の熱交換効率より向上させることができる。なお、プレートフィン162でも同様である。
次に、図6を参照して、燃料電池セルユニット16について説明する。図6は、本発明の一実施形態による固体酸化物形燃料電池装置の燃料電池セルユニットを示す部分断面図である。
図6に示すように、燃料電池セルユニット16は、燃料電池セル84と、この燃料電池セル84の両端部にそれぞれ接続されたキャップである内側電極端子86とを備えている。
燃料電池セル84は、上下方向に延びる管状構造体であり、内部に燃料ガス流路88を形成する円筒形の内側電極層90と、円筒形の外側電極層92と、内側電極層90と外側電極層92との間にある電解質層94とを備えている。この内側電極層90は、燃料ガスが通過する燃料極であり、(−)極となり、一方、外側電極層92は、空気と接触する空気極であり、(+)極となっている。
燃料電池セル84の上端側と下端側に取り付けられた内側電極端子86は、同一構造であるため、ここでは、上端側に取り付けられた内側電極端子86について具体的に説明する。内側電極層90の上部90aは、電解質層94と外側電極層92に対して露出された外周面90bと上端面90cとを備えている。内側電極端子86は、導電性のシール材96を介して内側電極層90の外周面90bと接続され、さらに、内側電極層90の上端面90cとは直接接触することにより、内側電極層90と電気的に接続されている。内側電極端子86の中心部には、内側電極層90の燃料ガス流路88と連通する燃料ガス流路細管98が形成されている。
この燃料ガス流路細管98は、内側電極端子86の中心から燃料電池セル84の軸線方向に延びるように設けられた細長い細管である。このため、マニホールド66(図2参照)から、下側の内側電極端子86の燃料ガス流路細管98を通って燃料ガス流路88に流入する燃料ガスの流れには、所定の圧力損失が発生する。従って、下側の内側電極端子86の燃料ガス流路細管98は、流入側流路抵抗部として作用し、その流路抵抗は所定の値となるように設定されている。また、燃料ガス流路88から、上側の内側電極端子86の燃料ガス流路細管98を通って燃焼室18(図2参照)に流出する燃料ガスの流れにも所定の圧力損失が発生する。従って、上側の内側電極端子86の燃料ガス流路細管98は、流出側流路抵抗部として作用し、その流路抵抗は所定の値となるように設定されている。
内側電極層90は、例えば、Niと、CaやY、Sc等の希土類元素から選ばれる少なくとも一種をドープしたジルコニアとの混合体、Niと、希土類元素から選ばれる少なくとも一種をドープしたセリアとの混合体、Niと、Sr、Mg、Co、Fe、Cuから選ばれる少なくとも一種をドープしたランタンガレードとの混合体、の少なくとも一種から形成される。
電解質層94は、例えば、Y、Sc等の希土類元素から選ばれる少なくとも一種をドープしたジルコニア、希土類元素から選ばれる少なくとも一種をドープしたセリア、Sr、Mgから選ばれる少なくとも一種をドープしたランタンガレート、の少なくとも一種から形成される。
外側電極層92は、例えば、Sr、Caから選ばれた少なくとも一種をドープしたランタンマンガナイト、Sr、Co、Ni、Cuから選ばれた少なくとも一種をドープしたランタンフェライト、Sr、Fe、Ni、Cuから選ばれた少なくとも一種をドープしたランタンコバルタイト、銀、などの少なくとも一種から形成される。
燃料電池セル集合体12は、各燃料電池セルユニット16の燃料極である内側電極層90に取り付けられた内側電極端子86が、他の燃料電池セルユニット16の空気極である外側電極層92の外周面に電気的に接続されることにより、128本の燃料電池セルユニット16の全てが直列接続されて構成される。
次に、図7及び図8を参照して、本発明の一実施形態による固体酸化物形燃料電池装置の燃料電池モジュール内のガスの流れについて説明する。図7は、図2と同様の、本発明の一実施形態による固体酸化物形燃料電池装置の燃料電池モジュールを示す側面断面図であり、図8は、図3と同様の、図2のIII-III線に沿った断面図である。図7及び図8は、それぞれ、図2及び図3中にガスの流れを示す矢印を新たに付加した図であり、説明の便宜上、断熱材7を取り除いた状態の図を示している。図中、実線矢印は燃料ガスの流れ、破線矢印は発電用空気の流れ、一点鎖線矢印は排気ガスの流れを示す。
図7に示すように、水及び原燃料ガス(燃料ガス)は、蒸発器140の長手方向の一端側に連結された燃料供給配管63から蒸発器140の上層に設けられた蒸発部140B内に供給される。蒸発部140Bに供給された水は、蒸発器140の下層に設けられた排気通路部140Aを流れる排気ガスにより加熱され水蒸気となる。この水蒸気と、燃料供給配管63から供給された原燃料ガスとが、蒸発部140B内を下流方向に流れて行き、混合部140C内で混合される。混合部140C内の混合ガスは、下層の排気通路部140Aを流れる排気ガスにより加熱される。
混合部140C内で形成された混合ガス(燃料ガス)は、混合ガス供給管112を通って、モジュールケース8内の改質器120に供給される。混合ガス供給管112は、排気通路部140A,排気管171,及び第1排気通路172aを順に通過しているため、これらの通路を流れる排気ガスにより、混合ガス供給管112内の混合ガスは更に加熱される。
混合ガスは、改質器120内の混合ガス受入部120A内に流入し、ここから仕切り板123aを通過して改質部120Bに流入する。混合ガスは、改質部120Bにおいて改質されて燃料ガスとなる。こうして生成された燃料ガスは、仕切り板123bを通過して、ガス排出部120Cに流入する。
更に、燃料ガスは、ガス排出部120Cから燃料ガス供給管64と水添脱硫器用水素取出管65とに分岐する。そして、燃料ガス供給管64に流入した燃料ガスは、燃料ガス供給管64の水平部64aに設けられた燃料供給孔64bからマニホールド66内に供給され、マニホールド66から各燃料電池セルユニット16内に供給される。
また、図7及び図8に示すように、発電用空気は、発電用空気導入管74から空気通路161aに供給される。発電用空気は、空気通路161a,161b内において、プレートフィン162,163を通過する際に、これらプレートフィン162,163の下部のモジュールケース8内に形成された第1及び第2排気通路172,173を通過する排気ガスとの間で効率的な熱交換を行い、加熱されることとなる。
この後、発電用空気は、モジュールケース8の側板8bの下部に設けられた複数の吹出口8fから燃料電池セル集合体12に向けて発電室10内に噴射される。なお、本実施形態では、燃料電池セル集合体12の側方部位には排気通路が形成されていないため、この部位において発電用空気と排気ガスとの間の熱交換は抑制される。したがって、燃料電池セル集合体12の側方部位において、空気通路161b内の発電用空気に上下方向の温度ムラが生じ難くなっている。
また、発電室10内で発電に利用されなかった燃料ガスは、図8に示すように、燃焼室18で燃焼されて排気ガス(燃焼ガス)となり、モジュールケース8内を上昇していく。具体的には、排気ガスは、第3排気通路173と第4排気通路174とに分岐して、改質器120の外側面とモジュールケース8の側板8bとの間、及び、改質器120の貫通孔120bから改質器120と排気ガス誘導部材130との間をそれぞれ通過する。このとき、第4排気通路174を通過する排気ガスは、改質器120の貫通孔120bの上方に配置された凸状段部131aによって幅方向に二分され、排気ガス誘導部材130の下部に留まることなく第3排気通路173に向けて誘導され、排気集中部176において第3排気通路173を流れる排気ガスに合流する。ここで、第2排気通路172内にはプレートフィン175bが設けられているため、第3排気通路173及び第4排気通路174を通過した排気ガスは排気集中部176において滞留する(図8のAの部分)。
その後、排気ガスは、排気集中部176から第2排気通路172bに導入される。そして、第2排気通路172bを通過した排気ガスは、第1排気通路172aを水平方向に流れていき、モジュールケース8の天板8aの中央に形成された排気口111から流出する。
なお、排気ガスが排気集中部176に滞留する際に、空気通路161b内の排気集中部176に対応する部分に設けられたプレートフィン163を介して、発電用空気と排気ガスとの間で熱交換が行われる。さらに、排気ガスが第2排気通路172b及び第1排気通路172aを流れていく際に、第2及び第1排気通路172b、172a内に設けられたプレートフィン175b、175aと、空気通路161a、161b内のプレートフィン175b、175aに対応する部分に設けられたプレートフィン162、163とを介して、発電用空気と排気ガスとの間で効率的な熱交換が行われる。このようにして、排気ガスの熱により発電用空気が昇温される。
そして、排気口111から流出した排気ガスは、モジュールケース8の外部に設けられた排気管171を通過して蒸発器140の排気通路部140Aに流入し、排気通路部140Aを通過した後、蒸発器140から排気ガス排出管82へ排出される。排気ガスは、蒸発器140の排気通路部140Aを流れる際に、上述したように、蒸発器140の混合部140C内の混合ガス及び蒸発部140B内の水と熱交換を行う。
本実施形態による固体酸化物形燃料電池装置1によれば以下の効果が奏される。
本実施形態では、モジュールケース8の天板8aと改質器120との間に、周囲が金属製の下部誘導板131及び上部誘導板132で画成されたガス断熱層135を設け、これによりガス断熱層135とモジュールケース8の天板8a及び側板8bとの間に第1排気通路172a及び第2排気通路172bが形成されている。これにより、改質器120の貫通孔120bを通過した第4排気通路174内の(すなわち、上流側の)高温の排気ガスから、第1排気通路172a内の(すなわち、下流側の)低温の排気ガスへ熱が移動するのを抑止することができ、高温な排気ガスが排気集中部176から第2排気通路172b及び第1排気通路172aへ流れこむ。このため、熱交換性能が向上され、短い熱交換距離であっても排気ガスと空気との間で十分な熱交換を行うことができる。
また、第1排気通路172a及び第2排気通路172bにプレートフィン162、163を設けることにより、第1排気通路172a及び第2排気通路172b内の排気ガスと空気通路161a,161b内の空気との間の熱交換を短い距離で行うことができる。
さらに、本実施形態では、ガス断熱層135とモジュールケース8の天板8aとの間の第1排気通路172aのみならず、ガス断熱層135とモジュールケース8の側板8bとの間に形成された第2排気通路内172bにもプレートフィン175bを設けている。この作用効果を第2排気通路内172bにプレートフィン175bを設けていない場合と比較して説明する。
図9は、比較例としての第2排気通路内にプレートフィンを設けていない場合の排ガスの流れを説明するための、図8と同様の燃料電池モジュールを示す正面断面図である。なお、比較例においても、本実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
図9に示すように、比較例では、ガス断熱層135とモジュールケース8の天板8aとの間の第1排気通路172a内には、プレートフィン175aが設けられているが、ガス断熱層135とモジュールケース8の側板8bとの間に形成された第2排気通路内172bにはプレートフィン175bが設けられていない。このように第1排気通路172a内のみにプレートフィン175bを設けると、第1排気通路172aの圧力損失が大きくなるため、第2排気通路172b内に排気ガスが滞留してしまう(図9のB部)。このため、比較例では、図9に矢印Cで示すように、第2排気通路172b内に滞留する排気ガスからガス断熱層135への排熱の散逸が生じてしまい、排気ガスの温度が低下し、排気ガスと空気との熱交換の効率が低下してしまう。
これに対して、本実施形態では、上述の通り、ガス断熱層135とモジュールケース8の天板8aとの間の第1排気通路172aと、ガス断熱層135とモジュールケース8の側板8bとの間に形成された第2排気通路内172bとに、プレートフィン175a、17bを設けている。このため、本実施形態では、第3排気通路173及び第4排気通路174を通過した排気ガスは、第2排気通路172bの下方の排気集中部176に排気ガスが滞留することとなる。これにより、滞留した排気ガスからガス断熱層135への排熱の散逸を抑えることができ、排気ガスと空気との熱交換の効率を向上することができる。
このようにして、本実施形態によれば、燃料電池装置の小型化を図りつつ、モジュールケースの天面付近に形成された熱交換部により排気ガスと発電用空気との間の熱交換を効率的に行うことができる。
また、本実施形態では、第1排気通路172a及び第2排気通路172bにプレートフィン175a、175bが設けられるとともに、空気通路161a,161b内の第1排気通路172a及び第2排気通路172bに対応する部分に、プレートフィン162、163が設けられている。このように、第1排気通路172a及び第2排気通路172b及び空気通路161a,161bの両方の対応する部分にプレートフィン162、163、175a、175bが設けられているため、短い距離であっても確実に熱交換を行うことができる。
また、本実施形態では、空気通路161b内の排気集中部176に対応する部分にもプレートフィン163が設けられているため、排気集中部176に滞留する高温の排気ガスにから、より効率良く排気熱を空気に伝達することができる。
また、本実施形態では、改質器120とモジュールケース8の側板8bとの間に第3排気通路173が形成され、第3排気通路173は排気集中部176に連通している。これにより、燃焼室18で生成された排気ガスは第3排気通路173を通過するが、この際、第3排気通路173内の排気ガスと、空気通路161b内の空気との間で熱交換が行われる。そして、第3排気通路173を通過した排気ガスは直接、排気集中部176へ導かれるため、他の部位に排気ガスが流れて排熱が失われることを防止し、熱交換効率を向上することができる。
また、本実施形態では、プレートフィン175a、175bは、側板8bに対する接触面積が、ガス断熱層を画成する上部誘導板132に対する接触面積よりも大きくなっており、プレートフィン175bは、ガス断熱層135を画成する上部誘導板132よりも、空気通路161bへ熱を伝達することができる。これにより、第1排気通路172a、及び、第2排気通路172b内を流れる排気ガスの熱がガス断熱層135に散逸するのをより効率良く防止し、熱交換効率をより向上することができる。
1 固体酸化物形燃料電池装置
2 燃料電池モジュール
4 補機ユニット
6 ハウジング
7 断熱材
8 モジュールケース
8a 天板
8b 側板
8c 底板
8d 閉鎖側板
8e 閉鎖側板
8f 吹出口
10 発電室
12 燃料電池セル集合体
16 燃料電池セルユニット
18 燃焼室
24 水供給源
26 純水タンク
28 水流量調整ユニット
30 燃料供給源
32 ガス遮断弁
36 脱硫器
38 燃料流量調整ユニット
39 バルブ
40 空気供給源
42 電磁弁
44 改質用空気流量調整ユニット
45 発電用空気流量調整ユニット
46 第1ヒータ
48 第2ヒータ
50 温水製造装置
52 制御ボックス
54 インバータ
63 燃料供給配管
64 燃料ガス供給管
64a 水平部
64b 燃料供給孔
65 水添脱硫器用水素取出管
66 マニホールド
68 下支持板
74 発電用空気導入管
82 排気ガス排出管
83 点火装置
84 燃料電池セル
86 内側電極端子
88 燃料ガス流路
90 内側電極層
92 外側電極層
94 電解質層
96 シール材
98 燃料ガス流路細管
111 排気口
112 混合ガス供給管
120 改質器
120A 混合ガス受入部
120B 改質部
120C ガス排出部
120a 混合ガス供給口
120b 貫通孔
121 上側ケース
122 下側ケース
123a 仕切り板
123b 仕切り板
130 排気ガス誘導部材
131 下部誘導板
131a 凸状段部
132 上部誘導板
132a 凹部
133 連結板
134 連結板
135 ガス断熱層(ガス溜)
140 蒸発器
140A 排気通路部
140B 蒸発部
140C 混合部
141 蒸発器ケース
142 上側ケース
143 下側ケース
144 中間板
144a 開口
160 空気通路カバー
160a 天板
160b 側板
161a 空気通路
161b 空気通路
162 プレートフィン
163 プレートフィン
164 流路方向調整部
167 開口部
171 排気管
172a 第1排気通路
172b 第2排気通路
173 第3排気通路
174 第4排気通路
175a プレートフィン
175b プレートフィン
176 排気集中部
202 突出部
202b 天板部
203 突起部
204 突出部
204b 天板部
205 突起部

Claims (4)

  1. 原料ガスを改質して得られた燃料ガスと空気との反応により発電する固体酸化物形燃料電池装置において、
    互いに電気的に接続された複数の燃料電池セルユニットと、
    天板及び側板を含み、前記複数の燃料電池セルユニットを収容するモジュールケースと、
    前記モジュールケース内の前記燃料電池セルユニットの上方において、前記複数の燃料電池セルユニットの発電に寄与しなかった燃料ガスを燃焼させる燃焼部と、
    前記モジュールケース内の前記燃焼部の上方に配置され、前記燃焼部において燃料ガスを燃焼させることにより発生した排気ガスを下方から上方へ通過させる開口を有し、前記原料ガスを水蒸気を用いて改質して前記燃料ガスを生成する改質器と、
    前記モジュールケースの天板に形成され、前記排気ガスを前記モジュールケース外に排出する排気口と、
    前記モジュールケースの上方から前記モジュールケースの下部まで前記モジュールケースの側板の外面に沿って形成され、空気を前記複数の燃料電池セルに供給する空気供給通路と、
    前記モジュールケースの天板と前記改質器との間に設けられ、周囲が金属製の部材で構成されたガス断熱層と、を備え、
    前記ガス断熱層と前記モジュールケースの天板との間に形成され、前記排気口に連通する第1排気通路と、
    前記ガス断熱層と前記モジュールケースの側板との間に形成され、前記第1排気通路に連通する第2排気通路と、
    前記改質器の上方、かつ、前記第2排気通路の下方に形成され、前記第2排気通路に排気を導入する排気集中部と、が形成され、
    前記排気ガスは、前記第1排気通路、前記第2排気通路、及び前記排気集中部を通過して前記排気口から排気され、
    前記第1排気通路、前記第2排気通路、及び前記排気集中部は、内部を通過する前記排気ガスと前記空気供給通路内の空気との間で熱交換を行うように形成され、
    前記第1排気通路、及び、前記第2排気通路には、前記排気ガスと前記空気供給通路内の空気との間の熱交換を促進する排気側熱交換促進部材が設けられている、ことを特徴とする固体酸化物形燃料電池装置。
  2. 前記空気供給通路内の前記第1排気通路及び前記第2排気通路に対応する部分には、前記排気ガスと前記空気供給通路内の空気との間の熱交換を促進する空気側熱交換促進部材が設けられている、請求項1記載の固体酸化物形燃料電池装置。
  3. 前記改質器と前記モジュールケースの側板との間に第3排気通路が形成され、
    前記第3排気通路は前記排気集中部に連通している、請求項2記載の固体酸化物形燃料電池装置。
  4. 前記排気側熱交換促進部材は、前記ガス断熱層よりも前記空気供給通路へ熱を伝達するように構成されている、請求項3記載の固体酸化物形燃料電池装置。
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