JP6502927B2 - 細動除去器のための自動細動除去オペレーション - Google Patents

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Description

本発明開示は、一般的には、心房細動(atrial fibrillation)または類似の規則正しい心拍状態を経験している患者のための細動除去器の同期化された心臓除細動(cardioversion)モード、もしくは、心室細動(ventricular fibrillation)または類似の不規則な心拍状態を経験している患者のための細動除去器の同期化されていない心臓除細動モードに関する。本発明開示は、特に、患者の心拍状態に応じて、患者に対する細動除去ショックのタイムリーな伝達をコントロールしている細動除去器の自動細動除去オペレーションに関する。規則正しいもの、または、不規則なものでも、そうである。
歴史的に、患者の心臓の心房細動を停止するために同期化された心臓除細動が使用されてきている。特に、心房細動の最中、患者の心室は収縮を継続しており、患者の生命を維持することができる規則正しい心拍を生成する。それにもかかわらず、心房細動は、典型的に、不規則な心臓リズムを結果として生じ、そして、心房細動の停止の失敗により、心臓の心房の中に血液がたまる。それは、さらに発作を導くことがある血液凝固を生じ得る。
心房細動を終結させる同期化された心房細動方法は、患者の心臓に対する心室の収縮に同期化された細動除去ショックを伴うものである。細動除去ショックが患者の心臓の心室細動を生じ得るリスクを最小化するためのものであり、心室細動は患者の生命を維持することができない。より特定的には、QRS群に対する細動除去ショックの同期化がなければ、心室の再分極の最中に同期化された細動除去ショックが生じ得るもので、心室細動を結果として生じる。従って、同期化された心臓除細動ショックは、QRS群のピークから60ミリ秒以内に伝達されるべきである。T波において同期化された細動除去ショックを伝達する可能性を回避するためである。
同期化された心臓除細動と反対に、心室細動を停止させるために同期化されていない細動除去が使用される。特に、心室細動の最中には、心室の規則正しい電気的活動が存在せず、それにより、心室は、血液をポンピング(pumping)することができる規則正しい収縮を生成していない。結果として、細動除去ショックを用いた心室細動の停止は、同期化されることを要しない。ECG波形がランダムであり、規則正しい波形を伴わないからである。
現在、細動除去器は、ユーザインターフェイス方法を提供し、臨床医は、心房細動を経験している患者に対する同期化された心臓除細動モード、または、心室細動を経験している患者に対する同期化されていない細動除去モード、のいずれかにおいて、細動除去器を操作することができる。同期化された心臓除細動モードにおいて、細動除去器は、臨床医によって細動除去器のショックボタンが押された後でQRS群が検出されたときに、患者の心臓に対して細動除去ショックを伝達するだけである。しかしながら、このことは、臨床医の間違いを導くことがある。心室細動ではなく、心房細動を経験している患者に対して、臨床医が、同期化されていない細動除去モードにおいて、細動除去器を操作する場合、または、臨床医が、いつ、そして、どのように同期化された心臓除細動モードをするかについて適切な訓練をされていない場合である。そうした臨床医の間違いは、それによって患者が心室細動へとショックで陥る不運なイベントを導くことがある。心室細動を細動除去するためのさらなる試みが成功しなければ、患者を死へ導き得るものである。
反対に、同期されていない細動除去モードが使用されるべき心室細動を経験している患者に対して、臨床医が、偶発的または不注意に、細動除去器を同期化された心臓除細動モードにおいて操作することがあり得る。そうであれば、臨床医によってショックボタンが押された場合には、ランダムなECG波形におけるQRS群の細動除去器による検出の失敗のせいで、細動除去ショックが患者に対して伝達されないことが大いにありそうである。臨床医は、そして、何故に患者の心臓が細動除去されないかについて混乱し、細動除去器が故障しているものと考えるかもしれない。このことは、治療を遅らせ得るもので、かつ、潜在的に患者を死に導くことがあり得る。
潜在的な臨床医の間違いを取扱うために、本発明開示は、同期化された心臓除細動モードと同期化されていない細動除去モードの両方の種々の態様を取り入れている細動除去器の自動細動除去オペレーションを提供する。患者の心拍状態に応じて、細動除去ショックをタイムリーに伝達するためである。規則正しいもの、または、不規則なものでも、そうである。この目的のために、本発明開示の自動細動除去オペレーションは、タイムリーな伝達のためのECG解析ウィンドウを前提としている。規則正しい心拍状態を経験していると、細動除去器によって、検出された患者に対する、同期化された細動除去ショック、または、不規則な心拍状態を経験していると、細動除去器によって、検出された患者に対する、同期化されていない細動除去ショック、をタイムリーに伝達するためである。
本発明開示の目的のために、用語「規則正しい心拍状態(”organized heartbeat condition”)」は、規則正しい心臓の電気的活動を示している患者のECG波形として、ここにおいて広く定められる。例えば、心房細動、心房粗動、および心室頻拍、といったものである。そして、用語「同期化された細動除去ショック(”synchronized defibrillation shock”)」は、患者のECG波形(特に、ECG波形のR波、または、R波の後のQTインターバルより大きい時間間隔)と同期化されて患者に対して伝達される細動除去ショックとして、ここにおいて広く定められる。患者が規則正しい心拍状態を経験していることを示しているECG波形を、細動除去によって、ECG解析ウィンドウの中で、検出することに基づくものである。
本発明開示の目的のために、用語「不規則な心拍状態(”unorganized heartbeat condition”)」は、不規則な心臓の電気的活動を示している患者のECG波形として、ここにおいて広く定められる。例えば、心室細動といったものである。そして、用語「同期化されていない細動除去ショック(”unsunchronized defibrillation shock”)」は、患者に対して伝達されるECG波形と同期化されていない細動除去ショックとして、ここにおいて広く定められる。患者が不規則な心拍状態を経験していることを示しているECG波形を、細動除去によって、ECG解析ウィンドウの中で、検出すること、または、規則正しい心拍状態を検出しないこと、に基づくものである。
本発明開示の目的のために、用語「ECG解析ウィンドウ(”ECG analysis window”)」は、細動除去器のショック起動tactivationと同期化された開始時間tstartまたは終了時間tendを有する時間間隔として、ここにおいて広く定められる。tactivation±toffsetによって定められるものであり、ここでオフセットタイムは0以上であり、細動除去器のショック起動の前、または後で、ECG解析ウィンドウを同期して開始するようにデザインされたものである。
自動細動除去オペレーションのリアルタイムモードは、ECG解析ウィンドウの開始時間を細動除去器のショック起動に対して同期化する。そして、自動細動除去オペレーションの履歴モードは、ECG解析ウィンドウの終了時間を細動除去器のショック起動に対して同期化する。
ECG解析ウィンドウに基づいて、本発明開示は、(1)臨床医が間違って、または、不注意に、不規則な心拍状態(例えば、心室細動)を経験している患者に対して、同期化された心臓除細動モードにおいて、細動除去器を操作し得るリスクを最小化する。患者に対して必要とされる治療のタイムリーな伝達の失敗を生じ得るものである。そして、本発明開示は、(2)臨床医が間違って、または、不注意に、規則正しい心拍状態(例えば、心房細動)を経験している患者に対して、同期化されていない細動除去モードにおいて、細動除去器を操作し得るリスクを最小化する。結果としてT波における細動除去ショックの伝達を生じ得るもので、患者の心臓の心室細動を生じるであろうものである。
本発明開示の一つの態様は、細動除去器による、リアルタイムまたは履歴的な、自動細動除去オペレーションのための方法である。本方法は、細動除去器が、ECG解析ウィンドウを細動除去器のショック起動に対して同期化するステップと、患者が規則正しい心拍状態または不規則な心拍状態を経験していることを検出するために、細動除去器が、ECG解析ウィンドウの中の患者の心臓のECG波形を解析するステップと、を含む。
本方法は、さらに、細動除去器による、ECG解析ウィンドウの中における、規則正しい心拍状態を経験している患者の検出に応じて、細動除去器が、同期化された細動除去ショックを伝達するステップと、細動除去器による、ECG解析ウィンドウの中における、不規則な心拍状態を経験している患者の検出、または、規則正しい心拍状態が検出されないこと、に応じて、細動除去器が、同期化されていない細動除去ショックを伝達するステップと、を含む。
本発明開示の第2の態様は、細動除去器であって、ECGモニタと、ショック源と、リアルタイムまたは履歴的な自動細動除去オペレーションのためのコントローラとを使用する。オペレーションにおいて、コントローラは、ECG解析ウィンドウを細動除去器のショック起動に対して同期化し、かつ、患者が、規則正しい心拍状態または不規則な心拍状態を経験していることを検出するために、ECG解析ウィンドウの中でECGモニタによってモニタされた患者の心臓のECG波形を解析する。
本コントローラは、さらに、コントローラによる、ECG解析ウィンドウの中における、患者が規則正しい心拍状態を経験していることの検出に応じて、患者の心臓に対する同期化された細動除去ショックの、ショック源による伝達をコントロールし、かつ、コントローラによる、ECG解析ウィンドウの中における、患者が不規則な心拍状態を経験していることの検出、または、規則正しい心拍状態が検出されないことの検出に応じて、患者の心臓に対する同期化されていない細動除去ショックの、ショック源による伝達をコントロールする。
本発明開示の第3の態様は、コントローラであって、細動除去器の自動細動除去オペレーションのために、波形検出器と、ショック放出器を使用する。オペレーションにおいて、ショック放出器は、ECG解析ウィンドウを細動除去器のショック起動に対して同期化し、かつ、波形検出器は、患者が、規則正しい心拍状態または不規則な心拍状態を経験していることを検出するために、ECG解析ウィンドウの中で患者の心臓のECG波形を解析する。
ショック放出器は、さらに、ショック放出器による、ECG解析ウィンドウの中における、患者が規則正しい心拍状態を経験していることの検出に応じて、患者の心臓に対する同期化された細動除去ショックの伝達をコントロールし、または、ショック放出器による、ECG解析ウィンドウの中における、患者が不規則な心拍状態を経験していることの検出、または、規則正しい心拍状態が検出されないこと、に応じて、患者の心臓に対する同期化されていない細動除去ショックの伝達をコントロールする。
本発明開示に係る上記の形式および他の形式は、本発明開示の種々の特徴および利点と同様に、添付の図面と合せて読めば、本発明開示の種々の実施例に係る以降の詳細な説明から、さらに明らかになるであろう。詳細な説明および図面は、本発明開示を限定するよりむしろ単に説明するものであり、本発明開示の範囲は、添付の請求項および均等物によって定められている。
図1は、本発明開示に従って、自動細動除去オペレーション機能を伴う細動除去器の一つの典型的な実施例を示している。 図2は、本発明開示に従って、細動除去器による自動細動除去オペレーションの方法の一つの典型的な実施例を表すフローチャートである。
本発明開示の目的のために、用語「同期化された心臓除細動(”synchronized cardioversion”)」、「同期化されていない細動除去(”non−synchronized defibrillation”)」、「心電図(”ECG”)」、「心拍周期(”cardiac cycle”)」、「P波(”P−wave”)」、「Q波(”Q−wave”)」、「R波(”R−wave”)」、「S波(”S−wave”)」、「QRS群(”QRS−complex”)」、「T波(”T−wave”)」、「QTインターバル(”QT interval”)」、「コントローラ」、「ECGモニタ」、「ショック源(”shock source”)」、「波形検出器(”wave detector”)」、「ショック放出器(”shock discharger”)」、「電極パッド/パドル」、および「リードセット(”lead set”)」は、同意語および関連する用語と同様に、本発明開示の分野における当業者に知られているように幅広く解釈されるべきものである。
本発明開示の理解を促進するために、本発明開示の典型的な実施例が、ここにおいて提供される。リアルタイムおよび履歴に基づく、細動除去器の自動細動除去オペレーションに向けたものである。ここにおいて以前に述べたように、本発明開示の自動細動除去オペレーションは、タイムリーな伝達のためのECG解析ウィンドウを前提としている。規則正しい心拍状態を経験していると、細動除去器によって、検出された患者に対する、同期化された細動除去ショック、または、不規則な心拍状態を経験していると、細動除去器によって、検出された患者、または、規則正しい心拍状態が検出されない患者に対する、同期化されていない細動除去ショック、をタイムリーに伝達するためである。
望ましくは、ECG解析ウィンドウの時間間隔は、期待されるQTインターバルの最大値より大きい。それにより、同期化された細動除去ショック又は同期化されていない細動除去ショックを、患者の心臓に対してT波の上で伝達することを回避するためである。
実際に、同期化された細動除去ショックをいつ伝達するか、または、同期化されていない細動除去ショックをいつ伝達するか、を検出するためのECG解析ウィンドウを利用する目的のために、どの心拍状態が規則正しい電気的活動(例えば、心房細動、心房粗動、または心室頻拍)をしているとみなされるべきか、そして、どの心拍状態が不規則な電気的活動をしているとみなされるべきかは、細動除去器のデザインされた機能性に依存するだろう。
図1を参照すると、本発明開示の細動除去器20は、電極パッド/パドル21のペア、任意的な光学ECGリード22、ECGモニタ23(内部または外部)、ショック源24、および、自動細動除去コントローラ25、を使用する。
電極パッド/パドル21は、当技術分野において知られているように、患者10に対して、図1に示すようにアンテリアアペックス(anterior−apex)配置において、または、アンテリアポステリア(anterior−posterior)配置(図示なし)において導電的に適用されるように構造的に構成されている。電極パッド/パドル21は、コントローラ25によってコントロールされて、ショック源24からの細動除去ショックを患者10の心臓に対して伝導し、かつ、患者10の振動の電気的活動をECGモニタ23へ伝導する。代替的または同時に、ECGリード22は、当技術分野において知られているように、患者10の心臓11の電気的活動をECGモニタ23へ伝導するように、患者10に対して接続されてよい。
ECGモニタ23は、当技術分野において知られているように、患者10の心臓11のECG波形30を測定するように構造的に構成されている。患者10が、規則正しい心拍状態または不規則な心拍状態を経験していることの指標としてである。規則正しい心拍状態を示しているECG波形30の例は、P波を伴わないECG波形30aである。P波は、血液をポンピング(pumping)することができる心臓11の心室の規則正しい収縮を表わすものである。患者10が不規則な心拍状態を経験していることを示しているECG波形30の例は、ランダムなECG波形30bである。識別できる波形を有しておらず、患者10の心臓11の規則的な心拍を表していないものである。
一つの実施例において、ECGモニタ23は、ECG波形データをコントローラ25へストリーミングするために、デジタル信号プロセッサ(図示なし)を使用する。
ショック源24は、当技術分野において知られているように、コントローラ25によってコントロールされて、電極パッド/パドル21を介して細動除去ショック31を患者10の心臓11へ届けるための電気エネルギを保管するように構造的に構成されている。実際に、細動除去ショック31は、当技術分野において知られているようなあらゆる波形を有してよい。そうした波形の例は、これらに限定されるわけではないが、単相性の正弦波形(正のサイン波)31aと二相性のトランケートされた(truncated)波形31bを含んでいる。
一つの実施例において、ショック源24は、高電圧充電器を介して高電圧を保管するための高電圧キャパシタバンク(図示なし)およびチャージボタン26を押すことによる電源を使用する。ショック源24は、さらに、コントローラ25によってコントロールされて、高電圧キャパシタバンクから電極パッド/パドル21へ電気エネルギの所定の波形を選択的に適用するために、スイッチ/分離回路(図示なし)を使用する。
コントローラ25は、本発明開示の自動細動除去オペレーションをコントロールするように構造的に構成されている。特定的に、コントローラ25は、ECG解析ウィンドウEAWの開始時間STまたは終了時間ETのうち一つを、ショックボタン27を介して、細動除去器20のショック起動に同期化し、そして、適切なショック治療を適用する。コントローラ25は、患者10が規則正しい心拍状態または不規則な心拍状態を経験していること検出するために、ECG解析ウィンドウEAWの中の患者10のECG波形30を解析する。実際に、0以上のオフセットタイムが、ショック起動時間に対してプラスマイナス(±)して適用されてよい。細動除去器のショック起動の前、または後で、ECG解析ウィンドウを同期して開始するためである。また、実際に、ECG解析ウィンドウの時間間隔は、患者10の心拍状態にかかわらず固定されてよく、または、患者10の心拍状態から動的に決定されてもよい。
コントローラ25が、ECG解析ウィンドウEAWの中で、患者10が規則正しい心拍状態を経験していることを検出した場合、コントローラ25は、次に、ショック源24による、患者10の心臓11に対する同期化された細動除去ショックの伝達をコントロールする。例えば、図1に示されるように、コントローラ25は、QRS群の太線部分により表わされるようなECG波形30のQRS群を検出することによって、患者10が規則正しい心拍状態32を経験していることを検出し得る。これに応じて、コントローラ25は、ショック源24による、患者10の心臓11に対する同期化された細動除去ショックの伝達をコントロールする。
反対に、コントローラ25が、ECG解析ウィンドウEAWの中で、患者10が不規則な心拍状態を経験していることを検出した場合、または、コントローラ25が、ECG解析ウィンドウEAWの中で、患者10が規則正しい心拍状態を経験していることを検出することに失敗した場合(つまり、規則正しい心拍状態が検出されないこと)、コントローラ25は、次に、ショック源24による、患者10の心臓11に対する同期化されていない細動除去ショックの伝達をコントロールする。例えば、図1に示されるように、コントローラ25は、失われているQRS群の破線部分により表わされるようなECG波形30bのランダムなECG波形30bを検出することによって、患者10が不規則な心拍状態33を経験していることを検出し得る。これに応じて、コントローラ25は、ショック源24による、患者10の心臓11に対する同期化されていない細動除去ショックの伝達をコントロールする。
また、例として、細動除去器20のショック起動時間およびECG解析ウィンドウの時間間隔によって、コントローラ25による検出のためのECG解析ウィンドウEAWの最中に、ECG波形30のQRS群が存在しないことがある。このケースのために、細動除去器20のショック起動がランダムである場合、ECG解析ウィンドウの時間間隔は、ECG波形30のT波において患者10の心臓11に対して同期化されていない細動除去ショックの伝達を回避するようにデザインされるべきである。
一つの実施例において、ECG解析ウィンドウEAWの時間間隔は、ECG波形30のQTインターバルの期待される最大値よりも大きい。より特定的には、ECG波形30のQTインターバルのデュレーションは、ECG波形30のRRインターバルより少ない。例えば、心臓11の心拍数が毎分30回である場合に、RRインターバルは2秒である。QTインターバルの最大値は、また、600ミリ秒であってよい。ショックボタン27が押されたポイントにおいては、ECG解析ウィンドウEAWの600ミリ秒の時間間隔の中で、ECG波形30においてQRS群が存在しなくてよい。それにもかかわらず、ECG解析ウィンドウEAWの終了時間ETにおける患者10の心臓11に対するショックの伝達は、ECG波形30のT波においては届けられない。
実際に、コントローラ25は、ECG解析ウィンドウEAWの中で、患者10が、規則正しい心拍状態または不規則な心拍状態のいずれかを経験していることを検出するためのあらゆる技術を実施してよい。そして、コントローラ25は、同期化された方法または同期化されていない方法で、細動除去ショック31を患者10の心臓11に対して届けるためのあらゆる技術を実施してよい。
一つの実施例において、コントローラ25は、コントローラ25の中にソフトウェア/ファームウェアとしてインストールされた本発明開示の自動細動除去オペレーション方法を実行するためのハードウェア/回路(例えば、プロセッサ、メモリ、等)を使用する。実際に、ソフトウェア/ファームウェアは、当技術分野において知られているように、本発明開示の自動細動除去オペレーション方法を実行するように変更または変形された波形検出器およびショック放出器の形態であってよい。
図2を参照すると、本発明開示に係る典型的な自動細動除去オペレーションを表わすフローチャート40は、これからここにおいて説明されるように、リアルタイムモードまたは履歴モードにおいて、コントローラ25によって実行されてよい。
自動細動除去オペレーション
患者10の心臓11の電気的活動がECGモニタ(図1)に伝導されると、フローチャート40のステージS42で、コントローラ25の波形検出器25aは、(例えば、毎秒250サンプルで)ECGモニタ23からECG波形30をサンプリングし、そして、当技術分野において知られているように、ECG波形30の中でQ波、R波、及び/又は、S波を含んでいる規則正しい波形を検出するための波形検出アルゴリズムを実行している。実際に、波形検出アルゴリズムは、(例えば、35ミリ秒の)最小時間遅れの中でQRS群とT波との間の区別を検出できるべきである。
一つの実施例において、波形検出器25aは、当技術分野において知られているように、QRS検出器である。
ステージS42は、フローチャート40の最中に、波形検出器25aによって継続して実行される。そして、フローチャート40のステージS44で、波形検出器25aは、ECG解析ウィンドウEAWの中でECG波形30の規則正しい波形を検出する。ECG解析ウィンドウEAWは、ショックボタン27を押すことを介して、コントローラ25のショック放出器25bによって、細動除去器20のショック起動と同期化されている。細動除去器20のショック起動に対するECG解析ウィンドウEAWの同期化は、コントローラ25のモードに依存するものである。
いずれのモードに対しても、実際に、ECG解析ウィンドウEAWの終了時間ETの以前に、波形検出器25aによって、もし有れば、ECG波形30に係る一つまたはそれ以上の規則正しい波形が検出され得るようにデザインされており、なお、ECG波形30のT波の最中に同期化された細動除去ショックのあらゆる伝達を妨げる。
ステージS44の一つの実施例において、ECG解析ウィンドウEAWの時間間隔は、ECG波形30の期待されるQTインターバルより大きい。ステージS42の最中に波形検出器25aによって中期的に測定されたもの、または、ECGモニタ23によって測定されるように(例えば、検出された2つの心拍を越えて拡がっているECG心拍数測定ウィンドウで)心臓11の心拍数から抽出されるもの、もしくは、患者のデータベースから抽出されるもの、として期待されるQTインターバルである。
ステージS44の第2の実施例において、ECG解析ウィンドウEAWの時間間隔は、患者のデータベースから抽出されるものとして期待されるR−Rインターバルの最少値よりも大きい。
それぞれのモードが、これから、ここにおいて個別に説明される。
リアルタイムモード
波形検出器25aは、ショック放出器25bがショックボタン27が押されることを待っている間、継続的にECG波形をモニタリングしている。先行してチャージボタン26が押されたことによって準備刺激された(primed)ものである。ショックボタン27が押されると、ステージS44で、ショック放出器25bは、ECG解析ウィンドウEAWの開始時間STをショックボタン27が押されたことに対して同期化する。ここにおいて上述したように、実際に、ECG解析ウィンドウEAWの開始時間STをショックボタン27が押されたことに対して同期化することは、ECG解析ウィンドウEAWの開始時間STへの0以上のオフセットタイムの適用を含んでよい。それにより、ショックボタン27が押されたことより前に、同時に、または、後で、ECG解析ウィンドウEAWを同期して開始するためである。
一つの実施例において、オフセットタイムは、波形検出器25aによって検出された最も最近のR波に依存するものであり得る。
別の実施例において、オフセットタイムは、ショックボタン27が押されている最中にパッド/パドル21によって生成されたあらゆるアーチファクトに係る検出の失敗を回避するためである。
ステージS44で同期化されると、フローチャートのステージS46で、ショック放出器25bは、条件に応じて、フローチャート40のステージS48またはステージS50へ進む。ECG解析ウィンドウEAWの終了時間ETの以前の波形検出器25aによる、一つまたはそれ以上の規則正しい波形(つまり、Q波、R波、及び/又は、S波)の検出とは独立したものである。
ECG解析ウィンドウEAWの終了時間以前に波形検出器25aによって規則正しい波形が検出された場合、次に、ステージS48で、ショック放出器25bは、ECG波形30と同期して、患者10の心臓11に対して、細動除去ショック31のショック源24(図1)による伝達を実行する。実際に、細動除去ショック31は、ECG波形30によって示されるように、心臓の心室収縮と、あらゆる方法において、同期化されている。一つの実施例において、細動除去ショック31は、QRS群のR波に対して同期化されている(例えば、QRS群の検出から60ミリ秒以内)。
ECG解析ウィンドウEAWの終了時間以前に波形検出器25aによって規則正しい波形が検出されない場合、次に、ステージS50で、ショック放出器25bは、患者10の心臓11に対する、細動除去ショック31のショック源24による伝達をコントロールする。ECG波形30に対して同期化されていないECG解析ウィンドウEAWの終了時間ETの際に直ちに行われるものである。
ステージS48の最中での同期化された細動除去ショックの伝達は、波形検出器25aによる、患者10の心臓11の規則正しい心拍状態の検出を示している。ステージS50の最中での同期化されていない細動除去ショックの伝達は、ショック放出器25bによる、患者10の心臓11の不規則な心拍状態の検出、または、波形検出器25aによる、規則正しい心拍状態の検出の失敗、を示している。ショック放出器25bによるいずれのショックの伝達の際でも、波形検出器25aは、ステージS42の実行を継続し、かつ、ショック放出器25bは、ステージS44へ戻り、もし有れば、ショックボタン27が再び押されることを待つ。
履歴モード
波形検出器25aは、ショック放出器25bがショックボタン27が押されることを待っている間、継続的にECG波形をモニタリングしている。先行してチャージボタン26が押されたことによって準備刺激されたものである。ショックボタン27が押されると、ステージS44で、ショック放出器25bは、ECG解析ウィンドウEAWの終了時間ETをショックボタン27が押されたことに対して同期化する。ここにおいて上述したように、実際に、ECG解析ウィンドウEAWの終了時間ETをショックボタン27が押されたことに対して同期化することは、ECG解析ウィンドウEAWの終了時間ETへの0以上のオフセットタイムの適用を含んでよい。それにより、ショックボタン27が押されたことより前に、同時に、または、後で、ECG解析ウィンドウEAWを同期して終了するためである。
一つの実施例において、オフセットタイムは、終了時間ETをショック起動の以前の時間へシフトするように適用されてよい。ショックボタン27が押されている最中にパッド/パドル21によって生成されるあらゆるアーチファクトに係るあらゆる検出の失敗を回避するためである。
リアルタイムモードと同様に、ステージS44で同期化されると、ステージS46で、ショック放出器25bは、条件に応じて、フローチャート40のステージS48またはステージS50へ進む。ECG解析ウィンドウEAWの終了時間ETの以前の波形検出器25aによる、一つまたはそれ以上の規則正しい波形(つまり、Q波、R波、及び/又は、S波)の検出とは独立したものである。
ECG解析ウィンドウEAWの終了時間以前に波形検出器25aによって規則正しい波形が検出された場合、次に、ステージS48で、ショック放出器25bは、患者10の心臓11に対して、ECG波形30と同期化された細動除去ショック31のショック源24による伝達を実行する。実際に、細動除去ショック31は、ECG波形30によって示されるように、心臓の心室収縮と、あらゆる方法において、同期化されている。一つの実施例において、細動除去ショック31は、QRS群のR波に対して同期化されている(例えば、QRS群の検出から60ミリ秒以内)。別の実施例において、細動除去ショック31は、QRS群の最大の大きさの波形に対して同期化される(例えば、QRS群の検出から60ミリ秒以内)。
ECG解析ウィンドウEAWの終了時間以前に波形検出器25aによって規則正しい波形が検出されない場合、次に、ステージS50で、ショック放出器25bは、患者10の心臓11に対する、細動除去ショック31のショック源24による伝達をコントロールする。ECG波形30に対して同期化されていないECG解析ウィンドウEAWの終了時間ETの際に直ちに行われるものである。
ステージS48の最中での同期化された細動除去ショックの伝達は、波形検出器25aによる、患者10の心臓11の規則正しい心拍状態の検出を示している。ステージS50の最中での同期化されていない細動除去ショックの伝達は、波形検出器25aによる、患者10の心臓11の不規則な心拍状態の検出、または、波形検出器25aによる、規則正しい心拍状態の検出の失敗、を示している。ショック放出器25bによるいずれのショックの伝達の際でも、波形検出器25aは、ステージS42の実行を継続し、かつ、ショック放出器25bは、ステージS44へ戻り、ショックボタン27が再び押されることを待つ。
フローチャート40の上記の説明から、当業者であれば、リアルタイムモードと履歴モードとの間の区別は、ECG解析ウィンドウEAWの開始時間STおよび終了時間ETを、それぞれに、細動除去器20のショック起動に対して同期化することであること、さらに、両方のモードは、患者10の心拍状態に応じて、細動除去ショックのタイムリーな伝達を達成すること、を正しく理解するであろう。
さらに、フローチャート40の上記の説明は、コントローラ25に対して利用可能である両方のモードに向けられたものである一方で、実際に、コントローラ25は、リアルタイムまたは履歴のうち、ただ一つのモードを実施してよい。
加えて、ショックボタンは、伝統的に、細動除去器を起動するための手段として役に立ってきた。本発明開示について、細動除去器は、細動除去器のデザインされた機能性に対して適切なあらゆる手段によって、起動されてよい。
図1と図2を参照すると、当業者であれば、本発明開示の多数の利点を正しく理解するであろう。利点は、これらに限定されるわけではないが、以下のものを含んでいる。(1)同期化された細動除去ショックが、心房細動にある患者の心臓に対してT波の最中に伝達され得るリスクを、排除でないとしても、最小化すること。患者の心臓の心室細動を引き起こし得るものである。(2)心室細動にある患者の心臓に対する同期化された心臓除細動の適用のために、細動除去器が間違って、または、不注意に操作されるリスクを、排除でないとしても、最小化すること。患者の心臓に対して必要とされる治療のタイムリーに伝達することの失敗を引き起こし得るものである。
本発明開示の種々の実施例が示され、かつ、説明されてきたが、当業者であれば、ここにおいて説明されたように、本発明開示の実施例は説明的なものであること、そして、種々の変形と変更がなされ得ること、おび、本発明の真の範囲から逸脱することなく、本発明開示のエレメントについて均等物が代わりに使用され得ること、が理解されよう。加えて、本発明開示の教示に適合するように、本発明の中心範囲から逸脱することなく、多くの変更がなされ得る。従って、本発明開示は、本発明開示を実行するために熟考されたベストモードとして開示された所定の実施例に限定されるものではないこと、しかし、本発明開示は、添付の特許請求の範囲内にある全ての実施例を含むものであること、が意図されている。

Claims (14)

  1. 自動細動除去オペレーションのため細動除去器であって、
    患者の心臓のECG波形をモニタするように構造的に構成されたECGモニタと、
    ショックエネルギを保管するように構造的に構成されたショック源と、
    コントローラと、を含み、
    前記コントローラは、
    前記細動除去器のショック起動の開始を検出し、
    前記細動除去器のショック起動の開始が検出されるとき、開始時間および終了時間を有するECG解析ウィンドウを定め、該ECG解析ウィンドウの時間間隔は、前記ECG波形の期待されるQTインターバルの最大値より大きく、
    前記ECG解析ウィンドウの開始時間は、前記細動除去器のショック起動の開始の前記検出以前であり、
    前記ECG解析ウィンドウの終了時間は、前記細動除去器のショック起動の開始の前記検出に対して同期化されているか、または、前記細動除去器の前記ショック起動の開始の前記検出からオフセットされており、
    前記ECG解析ウィンドウの中の前記ECG波形を解析し、
    前記コントローラによる、前記ECG解析ウィンドウの中における前記ECG波形の解析から、前記患者が規則正しい心拍状態を経験していることの検出に応じて、前記患者の心臓に対する同期化された細動除去ショックの、前記ショック源による、伝達をコントロールし、かつ、
    前記コントローラによる、前記ECG解析ウィンドウの中における前記ECG波形の解析から、前記患者が不規則な心拍状態を経験していることの検出、または、規則正しい心拍状態が検出されないこと、のうち一つに応じて、前記患者の心臓に対する同期化されていない細動除去ショックの、前記ショック源による、伝達をコントロールする、
    ように構成されている、
    細動除去器。
  2. 前記ECG解析ウィンドウの開始時間または終了時間のうち一つが、前記細動除去器の前記ショック起動と同期化されている、
    請求項1に記載の細動除去器。
  3. 前記患者が前記規則正しい心拍状態を経験していることの前記検出は、前記コントローラが、前記ECG解析ウィンドウの中で前記ECG波形のQRS群の少なくとも一つの規則正しい波形を検出していることから抽出され、かつ、
    前記患者が前記不規則な心拍状態を経験していることの前記検出は、前記コントローラが、前記ECG解析ウィンドウの中で前記ECG波形のQRS群の少なくとも一つの規則正しい波形を検出することに失敗していることから抽出される、
    請求項1に記載の細動除去器。
  4. 前記患者の心臓に対する前記同期化された細動除去ショックの前記伝達は、前記ECG波形のQRS群の少なくとも一つの規則正しい波形、または、前記ECG解析ウィンドウの時間間隔と同期化されている、
    請求項1に記載の細動除去器。
  5. 前記患者の心臓に対する前記不規則な細動除去ショックの前記伝達は、前記ECG解析ウィンドウの開始時間または終了時間のうち一つと同期化されている、
    請求項1に記載の細動除去器。
  6. 前記ECG解析ウィンドウの時間間隔は、前記ECG波形のT波の最中に前記同期化された細動除去ショックの伝達を回避するようにデザインされている、
    請求項1に記載の細動除去器。
  7. 前記コントローラは、前記細動除去器の前記ショック起動を開始するために、前記細動除去器のオペレータによって操作可能なショックボタン、を含む、
    請求項1に記載の細動除去器。
  8. 細動除去器の自動細動除去オペレーションのためコントローラであって、
    患者の心臓のECG波形を解析するように、構成された波形検出器と、
    ショック放出器と、を含み、
    前記ショック放出器は、
    前記細動除去器のショック起動の開始を検出し、
    前記細動除去器のショック起動の開始が検出されるとき、開始時間および終了時間を有するECG解析ウィンドウを定め、該ECG解析ウィンドウの時間間隔は、前記ECG波形の期待されるQTインターバルの最大値より大きく、
    前記ECG解析ウィンドウの開始時間は、前記細動除去器のショック起動の開始の前記検出以前であり、
    前記ECG解析ウィンドウの終了時間は、前記細動除去器のショック起動の開始の前記検出に対して同期化されているか、または、前記細動除去器の前記ショック起動の開始の前記検出からオフセットされており、
    前記波形検出器は、前記ECG解析ウィンドウの中の前記ECG波形を解析し、
    前記ショック放出器は、さらに、
    前記波形検出器による、前記ECG解析ウィンドウの中における前記ECG波形の解析から、前記患者が規則正しい心拍状態を経験していることの検出に応じて、前記患者の心臓に対する同期化された細動除去ショックの伝達をコントロールし、かつ、
    前記波形検出器による、前記ECG解析ウィンドウの中における前記ECG波形の解析から、前記患者が不規則な心拍状態を経験していることの検出、または、規則正しい心拍状態が検出されないこと、のうち一つに応じて、前記患者の心臓に対する同期化されていない細動除去ショックの伝達をコントロールする、
    ように構成されている、
    コントローラ。
  9. 前記ECG解析ウィンドウの開始時間または終了時間のうち一つが、前記細動除去器の前記ショック起動と同期化されている、
    請求項に記載のコントローラ。
  10. 前記患者が前記規則正しい心拍状態を経験していることの前記検出は、前記コントローラが、前記ECG解析ウィンドウの中で前記ECG波形のQRS群の少なくとも一つの規則正しい波形を検出していることから抽出され、かつ、
    前記患者が前記不規則な心拍状態を経験していることの前記検出は、前記コントローラが、前記ECG解析ウィンドウの中で前記ECG波形のQRS群の少なくとも一つの規則正しい波形を検出することに失敗していることから抽出される、
    請求項に記載のコントローラ。
  11. 前記患者の心臓に対する前記同期化された細動除去ショックの前記伝達は、前記ECG波形のQRS群の少なくとも一つの規則正しい波形、または、前記ECG解析ウィンドウの時間間隔と同期化されている、
    請求項に記載のコントローラ。
  12. 前記患者の心臓に対する前記不規則な細動除去ショックの前記伝達は、前記ECG解析ウィンドウの開始時間または終了時間のうち一つと同期化されている、
    請求項に記載のコントローラ。
  13. 前記ECG解析ウィンドウの時間間隔は、前記ECG波形のT波の最中に前記同期化された細動除去ショックの伝達を回避するようにデザインされている、
    請求項に記載のコントローラ。
  14. 前記コントローラは、前記細動除去器の前記ショック起動を開始するために、前記細動除去器のオペレータによって操作可能なショックボタン、を含む、
    請求項に記載のコントローラ。
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