JP6491924B2 - 体外式除細動器 - Google Patents

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Description

本発明は、同期モードを有する体外式除細動器に関する。
電極を用いて患者の心筋に電気ショックを与え、心臓の細動を除去する、体外式除細動器が広く普及している(例えば特許文献1参照)。体外式除細動器には、手動式除細動器及び自動体外式除細動器(AED:Automated External Defibrillator)がある。AEDは、平成16年に非医療従事者による使用が認められ、それ以降、駅や運動施設等の公共施設に広く設置されている。
体外式除細動器(以下、単に除細動器と呼ぶこともある)には、心房細動及び心房粗動時に、R波に同期して通電する同期モード(カルディオバージョン)がある。この同期モードでは通電ボタンを押した瞬間に通電するのではなく、R波に同期して通電される。一方、非同期モードでは、通電ボタンを押した瞬間に通電される。因みに、電源投入時には同期モードはオフとされており、同期モード設定ボタンが押されると同期モードがオンされる。
特開2004−181111号公報
ところで、心室細動が起きているときに、同期モードで除細動を行おうとすると、通電ボタンを押しても通電できないという事態が発生する。同期モードであることは、画面表示や、ランプ、音声ガイドによってユーザーに通知されるものの、例えば、誤って同期モード設定ボタンを押してしまっていた場合、緊迫した状況下では、同期モードになっていることに気が付かず、ユーザーは、どうして通電できないかが分からなくなり、迅速な除細動処置を行うことができなくなるおそれがある。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、不適切な同期モード設定による除細動処置の遅れを防止することができる体外式除細動器を提供することを目的とする。
本発明の体外式除細動器の一つの態様は、
同期モードを設定可能な設定部と、
前記設定部によって同期モードが設定されている状態において、心電波形に同期モードを実行するのに適したR波が存在しないと判断した場合又は心電波形が心室細動を示すと判断した場合に、ユーザーに同期モードの解除を促す、同期モード解除制御部と、
を具備する。
本発明によれば、心電波形に同期モードを実行するのに適したR波が存在しないと判断
した場合又は心電波形が心室細動を示すと判断した場合に、ユーザーに同期モードの解除を促すようにしたことにより、不適切な同期モード設定による除細動処置の遅れを防止することができる。
実施の形態の体外式除細動器の要部構成を示すブロック図 体外式除細動器の正面図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る体外式除細動器の要部構成を示すブロック図である。体外式除細動器100は、制御部11、表示部12、音声出力部13、記録部14、電源部15、交流電源16、バッテリ17、アンプ部18、高圧部19、リレー20、インピーダンスセンサ21及び四肢誘導入力部22を有する。さらに、体外式除細動器100は、電極部2a、3a、充電スイッチ30及び通電スイッチ31、32を有する。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置であり、体外式除細動器100の各部の動作制御を行う。
表示部12は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置であり、制御部11により処理された心電図波形や数値データ等の表示を行う。音声出力部13は、スピーカであり、音声ガイドやアラーム等の音声の出力を行う。記録部14は、プリンタ等の記録装置であり、記録紙等の記録媒体に、制御部11により処理された情報・データの記録を行う。電源部15は、体外式除細動器100の各部、特に高圧部19に対して、交流電源16或いはバッテリ17からの電源供給を行う。アンプ部18は、リレー20を介して入力されるパドル誘導の心電図信号、或いは四肢誘導入力部22から入力される四肢誘導の心電図信号を処理し、処理後の心電図信号を制御部11に出力する。
高圧部19は、充電スイッチ30がオン操作されたときには、電源電圧を高圧トランス(図示せず)で昇圧することにより高圧を生成し、この高圧で高圧コンデンサ(図示せず)を充電することにより、充電エネルギーを得る。除細動パルスの出力エネルギーとなる充電エネルギーのレベルは、手動で設定可能である。
また、高圧部19は、通電スイッチ31、32がオンされたときには、充電エネルギーから高圧の除細動パルスを生成し、この除細動パルスを、リレー20を介して電極部2a、3aに出力する。なお、通電スイッチ31、32は体外パドル110、120(図2)のショックボタン136a、136bがユーザーによって押されたときにオンされる。
高圧部19は、高圧コンデンサの充電エネルギーの一部又は全部を吸収可能な抵抗素子(図示せず)をさらに有する構成であってもよい。この場合、必要に応じてこの抵抗素子を高圧コンデンサに接続することにより、高圧コンデンサの充電エネルギーを内部放電することができる。
リレー20は、例えば励磁コイルと機械接点とを備えた電磁式リレーであり、制御部11からの制御信号に従って接点の接離を行い、接点接続時に高圧部19から電極部2a、3aへの除細動パルス出力を可能にする。
インピーダンスセンサ21は、電極部2a、3aを用いて患者の生体インピーダンスを検知し、検知された生体インピーダンスを制御部11に通知する。検知方法としては従来周知の方法を採用可能であるため、ここではその詳細な説明を省略する。
かかる構成に加えて、制御部11は、同期ボタン41が押されると、体外式除細動器100のモードを同期モードにする。具体的には、同期モードにおいて、制御部11は、リレー20を介して入力されるパドル誘導の心電図信号、或いは四肢誘導入力部22から入力される四肢誘導の心電図信号からR波を検出し、このR波に同期して電極部2a、3aを通電させる。
また、制御部11は、同期モード解除制御部として機能する。制御部11は、心電図信号に基づいて、心電波形に同期モードを実行するのに適したR波が存在するか否かを判断する。なお、同期モードに用いるR波の検知及び解析は従来から知られている方法で実現できるので、同期モードを実行するのに適したR波が存在するか否かの判断方法については、ここでの詳しい説明は省略する。制御部11は、心電波形に同期モードを実行するのにR波が存在しないと判断した場合には、音声出力部13からユーザーに同期モードの解除を促す音声を出力させる。例えば、「同期モードです。R波が検出されないとショックできません」などの音声を出力して同期モードの解除を促す。なお、同期モードの解除を促す音声は、例えば「同期モードです。同期モードです。」などのユーザーに現在のモードが同期モードであることを気付かせるものであればよい。また、音声に限らず、例えば表示部12への表示によってユーザーに同期モードの解除を促してもよい。さらに、制御部11は、同期モードの解除を促すことに代えて、強制的に同期モードを解除して非同期モードにしてもよい。
なお、制御部11は、心電図信号に基づいて心電波形に同期モードを実行するのに適したR波が存在するか否かを判断する代わりに、心電波形が心室細動の波形であるか否かを判断し、心室細動の波形であると判断した場合に、上述したようにユーザーに同期モードの解除を促す又は同期モードを解除するようにしてもよい。
また、ユーザーに同期モードの解除を促すタイミングは、制御部11が心電波形に同期モードを実行するのに適したR波が存在しないと判断した又は心電波形が心室細動を示すと判断した直後でもよいが、次のようなタイミングで同期モードの解除を促してもよい。つまり、制御部11が心電波形に同期モードを実行するのに適したR波が存在しないと判断した又は心電波形が心室細動を示すと判断した後に、
(i)充電スイッチ30がオン操作されたとき(すなわち充電ボタン137(図2)が押されたとき)、
(ii)通電スイッチ31、32がオン操作されたとき、
(iii)体外パドル110、120の接触インピーダンスが所定値以上変動したとき(すなわち、体外パドル110、120の電極面が除細動器本体から外されることによりインピーダンスセンサ21のインピーダンスが急激に上がったり、体外パドル110、120(図2)の電極面が被検者に接触することによりインピーダンスセンサ21のインピーダンスが急激に下がったりしたとき)、
(iv)体外パドル110、120の接触インピーダンスが所定範囲内であるとき(つまり、体外パドル110、120の電極面が被検者に適切に接触しているとき)、
のいずれかのタイミングで行うとよい。(i)〜(iv)のいずれかのタイミングで同期モードの解除を促す音声出力を行えば、ユーザーが集中しているようなタイミングで同期モードの解除を促すことができ、ユーザーが同期モードの解除の催促を気づく確率を上げることができる。
図2は、体外式除細動器100を正面から見た外観図である。体外式除細動器100は、誘導切替ボタン131、アラーム音中断ボタン132、ソフトボタン133、十字キー134、ペーシングボタン135、ショックボタン136、136a、136b、充電ボタン137、同期ボタン41、出力エネルギー設定ノブ140などを有する。ここで、ショックボタン136が押されると、同期モードではR波に同期したタイミングで図1の通電スイッチ31、32がオンされる。非同期モードでありかつ体外パドル110、120を用いる場合には、図1の通電スイッチ31、32はユーザーによって体外パドル110、120のショックボタン136が押されたタイミングでオンされる。また、非同期モードでありかつ体外パドル110、120を用いずに貼り付けパッド電極を用いる場合には、図1の通電スイッチ31、32はユーザーによってショックボタン136が押されたタイミングでオンされる。充電ボタン137が押されると、図1の充電スイッチ30がオンされる。ペーシングボタン135は、ペーシングの開始及び停止、ペーシングレート、ペーシング出力レベルを設定するために用いられる。出力エネルギー設定ノブ140は、エネルギーの選択、AEDモードの選択や、電源OFF設定を行うために用いられる。
本実施の形態によれば、同期モードが設定されている状態において、心電波形に同期モードを実行するのに適したR波が存在しないと判断した場合又は心電波形が心室細動を示すと判断した場合に、ユーザーに同期モードの解除を促す又は同期モードを解除するようにしたことにより、不適切な同期モード設定による除細動処置の遅れを防止することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。なお、以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されない。つまり、上記装置の構成や各部分の形状についての説明は一例であり、本発明の範囲においてこれらの例に対する様々な変更や追加が可能であることは明らかである。
本発明は、同期モードを有する体外式除細動器に広く適用できる。
2a、3a 電極部
11 制御部
12 表示部
13 音声出力部
14 記録部
15 電源部
16 交流電源
17 バッテリ
18 アンプ部
19 高圧部
20 リレー
21 インピーダンスセンサ
30 充電ボタン
31、32 通電スイッチ
41 同期ボタン

Claims (4)

  1. 同期モードを設定可能な設定部と、
    前記設定部によって同期モードが設定されている状態において、心電波形に同期モードを実行するのに適したR波が存在しないと判断した場合又は心電波形が心室細動を示すと判断した場合に、ユーザーに同期モードの解除を促す、同期モード解除制御部と、
    を具備する体外式除細動器。
  2. 前記同期モード解除制御部は、充電ボタン又は通電ボタンが押されたときに、同期モードの解除を促す、
    請求項1に記載の体外式除細動器。
  3. 前記同期モード解除制御部は、体外パドルの接触インピーダンスが所定値以上変動したことが検出されたときに、同期モードの解除を促す、
    請求項1に記載の体外式除細動器。
  4. 前記同期モード解除制御部は、体外パドルの接触インピーダンスが所定範囲内であるときに同期モードの解除を促す、
    請求項1に記載の体外式除細動器。
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