JP6500250B2 - グループ決定方法およびグループ決定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、部品実装装置の部品配置が生産対象の複数種類の実装基板で共通となる実装基板のグループを決定するグループ決定方法およびグループ決定装置に関するものである。
基板に部品を実装する部品実装装置を複数連結して構成される部品実装ラインでは、複数種類の実装基板が順番に生産される。部品実装ラインにおいて複数種類の実装基板を生産する際に、部品実装装置に着脱可能な部品供給台車に複数種類の実装基板の生産に必要な部品を供給する部品供給手段をあらかじめ配置する、いわゆる共通配置が行われている。部品供給手段の配置を共通配置とすることにより、生産対象となる実装基板が変わる際に部品供給台車上の部品供給手段を変更することなく生産を継続することができる(例えば特許文献1参照)。
特許文献1では、同一の共通配置で生産する実装基板のグループを決定するにあたり、部品供給手段を交換する段取り回数が少なくなり、段取り作業時間が短くなるように実装基板のグループと共通配置を決定している。
特許第3830642号公報
しかしながら、特許文献1を含む従来技術では、段取り回数や段取り作業時間が少なくなるように決定された実装基板のグループの共通配置に従って段取り作業を実行して実装基板を生産しているが、交換用の部品供給台車にあらかじめ部品供給手段を配置する外段取り作業にかかる時間が考慮されていない。そのため、段取り回数や段取り作業時間は少ないが外段取り作業時間が長くなり、結果として生産時間が長くなってしまう場合があり、さらなる改善の余地があるという課題があった。
そこで本発明は、従来よりも高い生産性を得ることが可能な共通配置のグループを決定するグループ決定方法およびグループ決定装置を提供することを目的とする。
本発明のグループ決定方法は、部品を供給する複数の部品供給手段を配置可能な部品供給台車を着脱可能な部品実装装置を複数連結した部品実装ラインにおいて、生産対象となる複数種類の実装基板を前記部品実装装置における前記部品供給手段の配置が共通な複数のグループに分けるグループ決定方法であって、前記部品実装ラインで生産中の前記グループの次に生産対象となる前記グループで使用する前記部品供給手段を前記部品実装ラインから取り外されている前記部品供給台車に配置する外段取り作業にかかる外段取り作業時間を算出する外段取り作業時間算出工程と、前記外段取り作業時間を考慮して、生産対象となる全ての前記実装基板の生産が完了する生産完了時間を算出する生産完了時間算出工程と、を含み、前記生産完了時間が短くなるように前記グループを決定する。
本発明のグループ決定装置は、部品を供給する複数の部品供給手段を配置可能な部品供給台車を着脱可能な部品実装装置を複数連結した部品実装ラインにおいて、生産対象となる複数種類の実装基板を前記部品実装装置における前記部品供給手段の配置が共通な複数のグループに分けるグループ決定装置であって、前記部品実装ラインで生産中の前記グループの次に生産対象となるグループで使用する前記部品供給手段を前記部品実装ラインから取り外されている前記部品供給台車に配置する外段取り作業にかかる外段取り作業時間を算出する外段取り作業時間算出部と、前記外段取り作業時間を考慮して、生産対象となる全ての前記実装基板の生産が完了する生産完了時間を算出する生産完了時間算出部と、前記生産完了時間が短くなるように前記グループを決定するグループ決定部と、を備える。
本発明によれば、従来よりも高い生産性を得ることが可能な共通配置のグループを決定することができる。
本発明の一実施の形態の部品実装システムの構成説明図 本発明の一実施の形態の部品実装システムが備える部品実装ラインの構成説明図 本発明の一実施の形態の部品実装システムが備える部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態の部品実装システムが備える部品実装装置の部分断面図 本発明の一実施の形態の部品実装システムの制御系の構成を示すブロック図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態の部品実装システムにおける生産時間とグループの説明図 本発明の一実施の形態の部品実装システムにおけるグループ決定方法のフロー図 本発明の一実施の形態の部品実装システムにおける理想的な生産完了時間算出のフロー図 本発明の一実施の形態の部品実装システムにおける現実的な生産完了時間算出のフロー図
以下に図面を用いて、本発明の一実施の形態を詳細に説明する。以下で述べる構成、形状等は説明のための例示であって、部品実装システム、部品実装ライン、部品実装装置の仕様に応じ、適宜変更が可能である。以下では、全ての図面において対応する要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図3、及び後述する一部では、水平面内で互いに直交する2軸方向として、基板搬送方向のX方向(図3における左右方向)、基板搬送方向に直交するY方向(図3における上下方向)が示される。図4では、水平面と直交する高さ方向としてZ方向(図4における上下方向)が示される。Z方向は、部品実装装置が水平面上に設置された場合の上下方向または直交方向である。
まず図1を参照して、部品実装システム1の構成を説明する。部品実装システム1は、フロアFに配設された3本の部品実装ラインL1〜L3を通信ネットワーク2によって接続し、管理コンピュータ3によって管理する構成となっている。各部品実装ラインL1〜L3は、後述するように部品実装装置を含む複数の部品実装用装置を連結して構成され、基板に部品を実装した実装基板を生産する機能を有している。すなわち、部品実装システム1は、複数の部品実装用装置を連結して構成される部品実装ラインL1〜L3を有している。なお、部品実装システム1が備える部品実装ラインL1〜L3は3本である必要はなく、1本、2本及び4本以上でも良い。
フロアFに設けられた外段取りエリアApには、段取り作業支援装置4が配設されている。段取り作業支援装置4は、通信ネットワーク2を介して管理コンピュータ3に接続されている。段取り作業支援装置4には、段取り作業の対象となる複数の交換用の部品供給台車5(ここでは4台の部品供給台車5A,5B,5C,5D)が接続されている。以下、交換用の部品供給台車5を「予備台車5*」と称する。
段取り作業支援装置4に接続された予備台車5*(部品供給台車5)には、段取り作業を担当する作業者によって、部品を供給する複数のテープフィーダ9(図4参照)が装着される。予備台車5*にテープフィーダ9が装着されると、予備台車5*を介して段取り作業支援装置4よりテープフィーダ9に電力が供給されて、テープフィーダ9が内蔵するフィーダ制御部(図示省略)が管理コンピュータ3と通信可能な状態となる。これにより、予備台車5*へのテープフィーダ9の装着状況、テープフィーダ9への部品Dを保持するキャリヤテープ15(図4参照)の補給状況などの段取り作業の状況を、管理コンピュータ3において取得することができる。
このように、段取り作業支援装置4に接続された予備台車5*では、部品実装ラインL1〜L3における実装基板の生産を停止させずに、段取り作業を実行することができる。すなわち、段取り作業支援装置4は、部品実装ラインL1〜L3における実装基板の生産を停止させずに実行する段取り作業(以下、「外段取り作業」と称する)を支援する。外段取り作業が完了した予備台車5*(交換用の部品供給台車5)は、部品実装ラインL1〜L3における実装基板の生産を停止させて実行する段取り作業(以下、「内段取り作業」と称する)において、部品実装装置に装着されている交換対象の部品供給台車5と交換される。
次に図2を参照して、部品実装ラインL1〜L3の詳細な構成を説明する。部品実装ラインL1〜L3は同様の構成をしており、以下、部品実装ラインL1について説明する。部品実装ラインL1は、基板搬送方向の上流側(紙面左側)から下流側(紙面右側)に向けて、はんだ印刷装置M1、印刷検査装置M2、部品実装装置M3〜M6、実装検査装置M7、リフロー装置M8などの部品実装用装置を直列に連結して構成されている。
はんだ印刷装置M1、印刷検査装置M2、部品実装装置M3〜M6、実装検査装置M7、リフロー装置M8は、通信ネットワーク2を介して管理コンピュータ3に接続されている。はんだ印刷装置M1は、はんだ印刷作業部によって上流側から搬入された基板Bにマスクを介してはんだを印刷するはんだ印刷作業を実行する。印刷検査装置M2は、はんだ検査カメラを含む印刷検査作業部によって基板Bに印刷されたはんだの状態を検査する印刷検査作業を実行する。
部品実装装置M3〜M6は、部品実装作業部によって基板Bに部品Dを実装する部品実装作業を実行する。なお、部品実装ラインL1は、部品実装装置M3〜M6が4台の構成に限定されることなく、部品実装装置M3〜M6が1〜3台であっても5台以上であってもよい。実装検査装置M7は、部品検査カメラを含む実装検査作業部によって基板Bに搭載された部品Dの状態を検査する実装検査作業を実行する。リフロー装置M8は、装置内に搬入された基板Bを基板加熱部によって加熱して、基板B上のはんだを硬化させ、基板Bの電極部と部品Dとを接合する基板加熱作業を実行する。
次に図3、図4を参照して、部品実装装置M3〜M6の構成を説明する。部品実装装置M3〜M6は同様の構成であり、ここでは部品実装装置M3について説明する。図4は、図3におけるA−A断面を部分的に示している。部品実装装置M3は、部品Dを基板Bに実装する機能を有している。
図3において、基台6の中央にはX方向に基板搬送機構7が配設されている。基板搬送機構7は上流側から搬入された基板Bを搬送し、部品実装作業を実行するための位置に位置決めして保持する。基板搬送機構7の両側方には、部品供給部8(1),8(2)が設けられている。部品供給部8(1),8(2)には部品Dを供給する複数のパーツフィーダが並設して装着される。部品供給部8(1),8(2)にはこれらのパーツフィーダの装着位置を特定するためのフィーダアドレス8aが設定されている。
本実施の形態に示す例では、部品供給部8(1)におけるフィーダアドレス8aとして、下流側(図3において右側)から上流側に向かって、1−1L/R、1−2L/R,1−3L/R・・が設定されている。これらのフィーダアドレス8aを指定することにより、部品実装装置M3に装着されたパーツフィーダを個別に特定することができるようになっている。同様に、部品供給部8(2)におけるフィーダアドレス8aとして、下流側から上流側に向かって、2−1L/R、2−2L/R,2−3L/R・・が設定されている。なお、フィーダアドレス8aにおける順序の設定方式は任意であり、部品供給部8(1),8(2)のアドレス順を逆に設定してもよい。
ここでは、パーツフィーダとして実装対象の部品を保持したキャリヤテープをピッチ送りする機能を有するテープフィーダ9が装着された例を示している。テープフィーダ9は、部品Dを収納したキャリヤテープをテープ送り方向にピッチ送りすることにより、以下に説明する部品実装機構の実装ヘッドによる部品取り出し位置に部品Dを供給する。すなわち、テープフィーダ9は、部品Dを供給する部品供給手段となる。
図3において、基台6上面においてX方向の一方側の端部には、リニア駆動機構を備えたY軸ビーム10がY方向に沿って配設されている。Y軸ビーム10には、同様にリニア駆動機構を備えた2基のX軸ビーム11が、Y方向に移動自在に結合されている。X軸ビーム11はX方向に沿って配設されている。2基のX軸ビーム11には、それぞれ実装ヘッド12がX方向に移動自在に装着されている。実装ヘッド12は、図4に示すように、部品Dを吸着保持して昇降可能な複数の吸着ユニット12aを備える。吸着ユニット12aのそれぞれの先端には、吸着ノズル12bが設けられている。
Y軸ビーム10、X軸ビーム11を駆動することにより、実装ヘッド12はX方向、Y方向に移動する。これにより2つの実装ヘッド12は、それぞれ対応した部品供給部8(1),8(2)に配置されたテープフィーダ9の部品取り出し位置から部品Dを吸着ノズル12bによって吸着して取り出して、基板搬送機構7に位置決めされた基板Bの実装点に実装する。Y軸ビーム10、X軸ビーム11および実装ヘッド12は、部品Dを保持した実装ヘッド12を移動させることにより、部品Dを基板Bに実装する部品実装機構を構成する。
部品Dをテープフィーダ9から取り出して基板Bに実装するまでの実装時間は、テープフィーダ9から基板Bの実装点までに実装ヘッド12が移動する距離に依存する。すなわち、実装時間はテープフィーダ9の位置によって増減する。例えば、基板Bへの実装数が多い部品Dを供給するテープフィーダ9が部品供給部8(1),8(2)の中央付近となるように部品配置することで、実装ヘッド12の移動距離を短縮して実装時間を削減することができる。
図3において、部品供給部8と基板搬送機構7との間には、部品認識カメラ13が配設されている。部品供給部8から部品を取り出した実装ヘッド12が部品認識カメラ13の上方を移動する際に、部品認識カメラ13は実装ヘッド12に保持された状態の部品Dを撮像して部品Dの保持姿勢を認識する。実装ヘッド12が取り付けられたプレート11aには基板認識カメラ14が取り付けられている。基板認識カメラ14は、実装ヘッド12と一体的に移動する。
実装ヘッド12が移動することにより、基板認識カメラ14は基板搬送機構7に位置決めされた基板Bの上方に移動し、基板Bに設けられた基板マーク(図示せず)を撮像して基板Bの位置を認識する。実装ヘッド12による基板Bへの部品実装動作においては、部品認識カメラ13による部品Dの認識結果と、基板認識カメラ14による基板位置の認識結果とを加味して実装位置の補正が行われる。
図4おいて、部品供給部8(1),8(2)は、フィーダベース5aに予め複数のテープフィーダ9が装着された部品供給台車5で構成されている。部品供給台車5は、基台6に対して着脱自在に構成されている。テープフィーダ9がフィーダベース5aに装着されることにより、テープフィーダ9に内蔵されたフィーダ制御部が、部品実装装置M3〜M6の実装制御部21(図5参照)と電気的に接続される。部品供給台車5には、キャリヤテープ15を巻回状態で収納するリール16が保持されている。リール16から引き出されたキャリヤテープ15は、テープフィーダ9に装着されている。テープフィーダ9は、キャリヤテープ15を吸着ノズル12bによる部品取り出し位置までピッチ送りする。
このように、部品実装装置M3には、部品Dを供給する複数の部品供給手段(テープフィーダ9)を配置可能な部品供給台車5を着脱可能である。そして、部品実装装置M3において、基板搬送機構7、部品実装機構(Y軸ビーム10、X軸ビーム11、実装ヘッド12)、部品認識カメラ13、基板認識カメラ14は、基板Bを搬送して部品供給部8(1),8(2)が供給する部品Dを搬送された基板Bに実装する部品実装作業部17(図5参照)を構成する。
次に図5を参照して、部品実装システム1の制御系の構成について説明する。部品実装システム1が備える部品実装ラインL1〜L3は同様の構成をしており、以下、部品実装ラインL1について説明する。部品実装ラインL1が備える部品実装装置M3〜M6は同様の構成をしており、以下、部品実装装置M3について説明する。
図5において、部品実装装置M3は、実装制御部21、実装記憶部22、部品供給部8、部品実装作業部17、通信部23を備えている。通信部23は通信インターフェースであり、通信ネットワーク2を介して他の部品実装装置M4〜M6、他の部品実装ラインL2,L3、管理コンピュータ3との間で信号、データの授受を行う。実装制御部21は、実装記憶部22が記憶する部品実装データに基づいて部品供給部8に装着されたテープフィーダ9、部品実装作業部17を制御することにより、部品実装装置M3に部品実装作業を実行させる。
図5において、管理コンピュータ3は、管理制御部31、管理記憶部32、入力部33、表示部34、通信部35を備えている。入力部33は、キーボード、タッチパネル、マウスなどの入力装置であり、操作コマンドやデータ入力時などに用いられる。表示部34は液晶パネルなどの表示装置であり、入力部33による操作のための操作画面などの各種情報を表示する。通信部35は通信インターフェースであり、通信ネットワーク2を介して部品実装ラインL1〜L3の部品実装装置M3〜M6、段取り作業支援装置4との間で信号、データの授受を行う。
管理制御部31はCPUなどの演算装置であり、管理記憶部32が記憶する情報に基づいて部品実装システム1を管理する。管理制御部31は、内部処理機能としてグループ作成部31a、部品配置作成部31b、生産時間算出部31c、段取り作業時間算出部31d、生産完了時間算出部31e、グループ決定部31fを備えている。管理記憶部32は記憶装置であり、実装データ32a、生産計画情報32b、作成グループ情報32c、部品配置情報32d、算出時間情報32eなどを記憶する。
図5において、実装データ32aは、実装される部品Dの部品種や基板Bにおける実装点などのデータであり、生産対象の実装基板Vごとに記憶される。生産計画情報32bには、部品実装システム1において所定の期間(例えば、1日)に計画されている、部品実装ラインL1〜L3において生産される実装基板Vの種類、生産枚数などを含む生産計画が記憶されている。
グループ作成部31aは、実装データ32a、生産計画情報32bに基づいて、部品実装ラインL1〜L3において生産対象となる複数種類の実装基板Vを組み合わせて、部品実装装置M3〜M6におけるテープフィーダ9(部品供給手段)の配置(部品配置)が共通な共通配置の複数のグループGを作成して、作成グループ情報32cとして管理記憶部32に記憶させる。部品配置作成部31bは、実装データ32a、作成グループ情報32cに基づいて、部品実装ラインL1〜L3が備える部品実装装置M3〜M6の部品供給部8に装着される予備台車5*(部品供給台車5)と、その予備台車5*(部品供給台車5)に装着されるテープフィーダ9(部品D)とを紐付けた部品配置をグループG毎に作成して、部品配置情報32dとして管理記憶部32に記憶させる。
図5において、生産時間算出部31cは、実装データ32a、生産計画情報32b、部品配置情報32dに基づいて、作成された部品配置に従ってテープフィーダ9(部品D)が配置された部品実装ラインL1〜L3において計画された生産枚数の実装基板Vを生産する際に要する生産時間Tvを実装基板V毎に算出して、算出時間情報32eとして管理記憶部32に記憶させる。すなわち、生産時間算出部31cは、グループ作成部31aによって作成されたグループGにおける実装基板Vの生産時間Tvを算出する。
段取り作業時間算出部31dは、実装データ32a、作成グループ情報32c、部品配置情報32dに基づいて、外段取り作業にかかる外段取り作業時間Twと内段取り作業にかかる内段取り作業時間Tcを算出し、算出時間情報32eに記憶させる。すなわち、段取り作業時間算出部31dは、外段取り作業にかかる外段取り作業時間Twを算出する外段取り作業算出部、及び内段取り作業にかかる内段取り作業時間Tcを算出する内段取り作業算出部としての機能を有している。
外段取り作業とは、部品実装ラインL1〜L3で生産中のグループGの次に生産対象となるグループGで使用するテープフィーダ9(部品供給手段)を部品実装ラインL1〜L3から取り外されている部品供給台車5(予備台車5*)に部品配置に従って配置(装着)する作業である。本実施の形態の部品実装システム1では、外段取りエリアApの段取り作業支援装置4に接続した予備台車5*に対して外段取り作業が実行される。
内段取り作業とは、部品実装ラインL1〜L3を次に生産対象となるグループGのために段取り替えするにあたり、部品実装装置M3〜M6に装着されている部品供給台車5を、外段取り作業によって次に生産対象となるグループGで使用されるテープフィーダ9が配置された予備台車5*(部品供給台車5)と交換する作業である。
図5において、生産完了時間算出部31eは、算出時間情報32eに含まれる生産時間Tv、外段取り作業時間Tw、内段取り作業時間Tcに基づいて、生産対象となる全ての実装基板Vの生産が完了する生産完了時間Tfを算出して、算出時間情報32eに記憶させる。グループ決定部31fは、グループ作成部31aによるグループGの作成、生産時間算出部31cによる生産時間Tvの算出、段取り作業時間算出部31dによる外段取り作業時間Twと内段取り作業時間Tcの算出、生産完了時間算出部31eによる生産完了時間Tfの算出を繰り返し実行させて、生産完了時間Tfが短くなるようにグループGを決定する。
ここで図6を参照して、実装基板VのグループG、生産時間Tv、外段取り作業時間Tw、内段取り作業時間Tc、生産完了時間Tfについて説明する。ここでは、部品実装ラインL1において5種類の実装基板V1〜V5が生産される例を用いて説明する。
図6(a)では、外段取り作業時間Twが生産完了時間Tfに影響を与えないという前提で、生産完了時間Tf0が短くなるように共通配置のグループGが作成されている。外段取り作業時間Twが生産完了時間Tfに影響を与えない場合とは、例えば、部品実装ラインL1に装着されている部品供給台車5と同じ台数以上の予備台車5*があり、かつ外段取り作業を行う多くの作業者が割り当てられており、部品実装ラインL1において段取り替えが実行される時にはいつも次のグループG用に部品配置した予備台車5*が準備できている理想的な条件である。
この条件で、グループ作成部31aにより、5種類の実装基板V1〜V5は3つのグループG1〜G3に分けられている。すなわち、実装基板V1〜V3はグループG1に、実装基板V4はグループG2に、実装基板V5はグループG3に分けられている。また、生産時間算出部31cにより、部品配置作成部31bが作成した各グループG1〜G3に対応した部品配置で計画された生産枚数の実装基板V1〜V5を生産した場合の生産時間Tv1〜Tv5が実装基板V1〜V5毎に算出されている。
また、段取り作業時間算出部31dにより、部品実装ラインL1の部品配置をグループG1からグループG2に変更する段取り替えC1に要する内段取り作業時間Tc1、グループG2からグループG3に変更する段取り替えC2に要する内段取り作業時間Tc2が算出されている。そして、生産完了時間算出部31eにより、全ての実装基板V1〜V5の生産が完了するまでの生産完了時間Tf0が算出されている。すなわち、生産完了時間Tf0は、生産時間Tv1〜Tv5と内段取り作業時間Tc1,Tc2の合算である。この条件で算出された生産完了時間Tf0が、生産完了時間Tfの理想値となる。
図6(b)は、グループ最適化前の外段取り作業時間Twを考慮した生産完了時間Tf1を示している。グループG1〜G3はグループ最適化前の図6(a)に示す理想的な条件と同じである。そして、現実に用意されている部品供給台車5と予備台車5*の台数、外段取り作業に割り当てられている作業者数に基づいて、生産完了時間Tf1が算出されている。生産時間Tv1〜Tv5、内段取り作業時間Tc1,Tc2は、図6(a)と同じである。段取り作業時間算出部31dにより、予備台車5*にグループG2(実装基板V4)用に部品配置を行う外段取り作業時間Tw1、グループG3(実装基板V5)用に部品配置を行う外段取り作業時間Tw2が算出されている。
外段取り作業は、外段取り作業に必要な予備台車5*が外段取りエリアApに準備されると開始される。図6(b)に示す例では、グループG1の生産開始時にはグループG2用の外段取り作業に必要な数の予備台車5*が外段取りエリアApに準備されており、グループG2用の外段取り作業はグループG1の生産開始時と同時に開始されてグループG1の生産終了前に完了している。グループG2用の外段取り作業が完了した時点で外段取りエリアApにグループG3用の予備台車5*が準備されている場合は、グループG1の生産終了前にグループG3用の外段取り作業を開始することができる。
図6(b)に示す例では、予備台車5*の数に余裕がないため、グループG3用の予備台車5*はグループG2用の外段取り作業が完了した時点では準備されておらず、グループG1の生産に使用されている部品供給台車5が転用される。そのため、グループG3用の外段取り作業は、グループG1の生産に使用されていた部品供給台車5が取り外されて外段取りエリアApに搬入されるのを待って開始され、グループG2の生産終了時点では完了していない。なお、本実施の形態では、段取り作業時間算出部31dは、外段取り作業に必要な数の予備台車5*が揃った時点を外段取り作業の開始時刻として外段取り作業時間Twを算出している。
生産完了時間算出部31eは、生産時間Tv1〜Tv5、内段取り作業時間Tc1,Tc2、外段取り作業時間Tw1,Tw2に基づいて、次のグループG2,G3用の予備台車5*が準備できると段取り替えC1,C2を開始するという条件で、生産完了時間Tf1を算出する。具体的には、グループG2(実装基板V4)用の外段取り作業時間Tw1の終了時刻は、グループG1の実装基板V1〜V3の生産の終了時刻よりも早い。
そのため、実装基板V3の生産完了直後から、部品実装ラインL1をグループG1からグループG2に変更する段取り替えC1が開始される。また、並行して次のグループG3(実装基板V5)用の外段取り作業も開始される。より具体的には、部品実装ラインL1の部品実装装置M3〜M6より取り外された部品供給台車5が外段取りエリアApに搬送され、段取り作業支援装置4に接続されて外段取り作業が行われる。
一方、グループG3(実装基板V5)用の外段取り作業時間Tw2の終了時刻は、グループG2の実装基板V4の生産の終了時刻よりも遅い。そのため、実装基板V4の生産完了からグループG3への段取り替えC2が開始されるまでの間、実装基板Vの生産が停止する外段取り作業待ち時間Tqが発生する(Tq=Tw2−(Tc1+Tv4))。そして、生産完了時間算出部31eにより、生産時間Tv1〜Tv5と内段取り作業時間Tc1,Tc2の合計(生産完了時間Tf0)に外段取り作業待ち時間Tqを合算した生産完了時間Tf1が算出される。
このように、生産完了時間算出部31eは、生産に使用可能な予備台車5*を含む部品供給台車5の数に基づいて、次に生産対象となるグループG3への外段取り作業の完了が生産中のグループG2での実装基板V4の生産の完了よりも遅いことにより部品実装ラインL1が休止(生産が停止)する外段取り作業待ち時間Tqを含めて、全ての実装基板V1〜V5の生産が完了する生産完了時間Tf1を算出する。この例では、グループ最適化前の生産完了時間Tf1(Tf1=Tf0+Tq)は、理想的な生産完了時間Tf0よりも長くなっている。
図6(c)は、グループ最適化後の外段取り作業時間Twを考慮した生産完了時間Tf2を示している。すなわち、グループ決定部31fにより生産完了時間Tf2ができるだけ短くなるようにグループG3〜G5が最適化された後の、生産完了時間Tf2を示している。この例では、実装基板V1〜V5の生産順番は変わらず、実装基板V1,V2はグループG4に、実装基板V3,V4はグループG5に分けられている。実装基板V5は、図6(a),図6(b)と同じでグループG3に分けられている。
生産時間算出部31cにより、新たに作成されたグループG4,G5に対応して部品配置作成部31bが作成した新しい部品配置で、計画された生産枚数の実装基板V1〜V4を生産した場合の生産時間Tv1*〜Tv4*が実装基板V1〜V4毎に再算出されている。生産時間Tv1*〜Tv4*は、部品配置が理想的な状態から変更されているため、元の生産時間Tv1〜Tv4より長くなることもある。
段取り作業時間算出部31dにより、予備台車5*にグループG5(実装基板V3,V4)用に部品配置を行う外段取り作業時間Tw3、グループG3用(実装基板V5)に部品配置を行う外段取り作業時間Tw4が算出されている。グループG3用の外段取り作業時間Tw4は、グループG4用の部品配置がなされた部品供給台車5が取り外されてグループG3用に部品配置が変更されるため、図6(b)のグループG3用の外段取り作業時間Tw2とは異なっている。また、段取り作業時間算出部31dにより、部品実装ラインL1の部品配置をグループG4からグループG5に変更する段取り替えC3に要する内段取り作業時間Tc3、グループG5からグループG3に変更する段取り替えC4に要する内段取り作業時間Tc4が算出されている。
図6(c)において、グループG5(実装基板V3,V4)用の外段取り作業時間Tw3の終了時刻は、グループG4の実装基板V1,V2の生産の終了時刻よりも早い。また、グループG3(実装基板V5)用の外段取り作業時間Tw4の終了時刻も、グループG5の実装基板V3,V4の生産の終了時刻よりも早い。そのため、外段取り作業待ち時間Tqは発生せず、生産完了時間算出部31eにより、生産時間Tv1*〜Tv4*,Tv5と内段取り作業時間Tc3,Tc4を合算した生産完了時間Tf2が算出される。
このように、図6(b)で外段取り作業待ち時間Tqの発生に関係しているグループG2の実装基板V4を含めて、グループ作成部31aは、実装基板V1〜V4を新たに2つのグループG4,G5に変更している。すなわち、グループ作成部31aは、外段取り作業待ち時間Tqに関係するグループG2に含まれる実装基板V4を他のグループG5に変更している。これにより、実装基板V1〜V4の生産時間Tv1*〜Tv4*はそれぞれ元の生産時間Tv1〜Tv4より長くなる可能性はあるが、外段取り作業待ち時間Tqは発生しなくなっている。この例では、グループ最適後の生産完了時間Tf2は、理想的な生産完了時間Tf0よりは長いがグループ最適化前の生産完了時間Tf1よりは短くなっている(Tf0<Tf2<Tf1)。
上記説明したように、本実施の形態の管理コンピュータ3は、次に生産対象となるグループGで使用する部品供給手段(テープフィーダ9)を予備台車5*(部品供給台車5)に配置する外段取り作業にかかる外段取り作業時間Twを算出する外段取り作業時間算出部(段取り作業時間算出部31d)と、外段取り作業時間Twを考慮して、生産対象となる全ての実装基板Vの生産完了時間Tfを算出する生産完了時間算出部31eと、生産完了時間Tfが短くなるようにグループGを決定するグループ決定部31fを備えるグループ決定装置となる。グループ決定装置により、生産性が高い部品配置が共通なグループGを決定することができる。
図5において、段取り作業支援装置4は、支援制御部41、支援記憶部42、台車接続部43、入力部44、表示部45、通信部46を備えている。入力部44は、キーボード、タッチパネル、マウスなどの入力装置であり、操作コマンドやデータ入力時などに用いられる。表示部45は液晶パネルなどの表示装置であり、入力部44による操作のための操作画面などの各種画面の他、段取り作業の手順、段取り作業の進捗状況などの各種情報を表示する。
通信部46は通信インターフェースであり、通信ネットワーク2を介して管理コンピュータ3との間で信号、データの授受を行う。支援制御部41はCPUなどの演算装置であり、支援記憶部42が記憶する情報に基づいて段取り作業支援装置4を制御する。支援記憶部42は記憶装置であり、部品配置、段取り作業手順などを記憶する。台車接続部43には、予備台車5*(図1の部品供給台車5A,5Bなど)が接続されている。台車接続部43は、部品供給台車5を介して、部品供給台車5に装着されている各テープフィーダ9に内蔵されるフィーダ制御部と通信する。
次に、図7のフローに沿って、図6を参照しながら部品実装ラインL1〜L3において生産対象となる複数種類の実装基板Vを部品実装装置M3〜M6における部品供給手段(テープフィーダ9)の配置が共通な複数のグループGに分けるグループ決定方法について説明する。まず、理想的な生産完了時間Tf0(図6(a)参照)が算出される(ST1)。
ここで図8を参照して、理想的な生産完了時間算出(ST1)の詳細について説明する。まずグループ作成部31aは、生産計画情報32bに含まれる生産計画に基づいて、生産対象となる複数種類の実装基板Vを組み合わせて複数のグループGを作成する(ST21:初期グループ作成工程)。作成されたグループGは、作成グループ情報32cに記憶される。次いで部品配置作成部31bは、作成されたグループGに対応する部品配置をグループG毎に作成する(ST22:部品配置作成工程)。
次いで生産時間算出部31cは、作成されたグループGの部品配置における実装基板Vの生産時間Tvを実装基板V毎に算出する(ST23:生産時間算出工程)。次いで段取り作業時間算出部31dは、内段取り作業時間Tcを算出する(ST24:内段取り作業時間算出工程)。次いで生産完了時間算出部31eは、生産時間Tvと内段取り作業時間Tcに基づいて、理想的な生産完了時間Tf0を算出する(ST25:生産完了時間算出工程)。
図7において、算出された理想的な生産完了時間Tf0が算出時間情報32eに記憶される(ST2)。次いでグループ決定部31fは、予備台車5*の台数が部品実装装置M3〜M6に装着されている部品供給台車5のうち交換対象となる台数以上か否かを判断する(ST3)。予備台車5*の台数が交換対象の部品供給台車5の数より少ない場合(ST3においてNo)、部品実装装置M3〜M6から外された部品供給台車5に次の部品配置を行って再び部品実装装置M3〜M6に装着することになる。そのため、グループ最適化の余地がないため、グループ決定部31fは、グループGを理想的な生産完了時間Tf0が算出されたグループGに決定する(ST4:グループ決定工程)。
予備台車5*の台数が交換対象の部品供給台車5の数以上ある場合(ST3においてYes)、現実的な生産完了時間Tf1(図6(b)参照)が算出される(ST5)。ここで図9を参照して、現実的な生産完了時間算出(ST5)の詳細について説明する。現実的な生産完了時間算出(ST5)では、外段取り作業時間Twが考慮されるところが理想的な生産完了時間算出(ST1)とは異なる。以下、理想的な生産完了時間(ST1)と同じ工程にはおなじ記号を付して詳細な説明を省略する。
図9において、作成グループ情報32cに記憶される理想的な生産完了時間算出(ST1)と同じグループGに対して、部品配置作成工程(ST22)、生産時間算出工程(ST23)、内段取り作業時間算出工程(ST24)が実行される。次いで段取り作業時間算出部31dは、部品実装ラインL1〜L3で生産中のグループGの次に生産対象となるグループGで使用するテープフィーダ9(部品供給手段)を部品実装ラインL1〜L3から取り外されている部品供給台車5(予備台車5*)に配置する外段取り作業にかかる外段取り作業時間Twを算出する(ST31:外段取り作業時間算出工程)。
次いで生産完了時間算出工程(ST25)が実行される。ここでは、生産完了時間算出部31eは、生産時間Tv、内段取り作業時間Tc、外段取り作業時間Tw、外段取り作業待ち時間Tqに基づいて、生産完了時間Tfを算出する。また、生産完了時間算出部31eは、外段取り作業に必要な予備台車5*の数が揃った時点を外段取り作業時間Twの開始時間として生産完了時間Tfを算出する。
図7において、算出された現実的な生産完了時間Tf1が算出時間情報32eに記憶される(ST6)。次いでグループ決定部31fは、現実的な生産完了時間Tf1が理想的な生産完了時間Tf0と同じか否かを判断する(ST7)。同じ場合は(ST7においてYes)グループ決定工程(ST4)に進み、グループ決定部31fは、グループGを理想的な生産完了時間Tf0が算出されたグループGに決定する。現実的な生産完了時間Tf1が理想的な生産完了時間Tf0より長い場合(ST7においてNo)、後述するグループ最適化が実行される。
グループ最適化では、まず、グループ作成部31aは、外段取り作業待ち時間Tqに関係するグループGに含まれる実装基板Vを他のグループGに変更する(ST8:グループ作成工程)(図6(c)参照)。すなわち、外段取り作業待ち時間Tqに関係するグループGに含まれる実装基板Vが他のグループGに変更され、生産対象となる複数種類の実装基板Vが組み合わされた複数のグループGが作成される。作成されたグループGは、作成グループ情報32cに記憶される。
図7において、次いで作成されたグループGに対応する現実的な生産完了時間算出(ST5)が実行されて、生産完了時間Tf2が算出される。次いでグループ決定部31fは、算出された現実的な生産完了時間Tf2が記憶される現実的な生産完了時間Tf1より短い場合は、算出時間情報32eに記憶されている生産完了時間Tf1を、作成グループ情報32cの新たに作成されたグループGと紐付けて生産完了時間Tf2に更新する。
次いでグループ決定部31fは、まだグループGの変更は可能か否かを判断する(ST10)。変更可能な場合は(ST10においてYes)、グループ作成工程(ST8)に戻ってグループG分けを変更し、生産完了時間Tfが算出される。可能なグループ最適化が終わった場合(ST10においてNo)、グループ決定工程(ST4)に進すすみ、グループ決定部31fは、グループGを現実的な生産完了時間Tfが一番短いグループGに決定する。
このように、グループ最適化では、グループ作成工程(ST8)、生産時間算出工程(ST5のST23)、外段取り作業時間算出工程(ST5のST31)、生産完了時間算出工程(ST5のST25)を繰り返して、生産完了時間Tfが短くなるようにグループGが決定される。これにより、従来よりも高い生産性を得ることが可能な共通配置のグループGを決定することができる。
なお、上記の本実施の形態のグループ最適化では、実装基板Vを生産する順番を生産計画から変更しない条件でグループGを決定しているが、グループ最適化はこれに限定されることはない。例えば、一日に生産される実装基板Vの種類と生産枚数が変わらない範囲で実装基板Vを生産する順番を変更する条件で、生産完了時間Tfが短くなる共通配置のグループGに決定するようにしてもよい。
本発明のグループ決定方法およびグループ決定装置は従来よりも高い生産性を得ることが可能な共通配置のグループを決定することができるという効果を有し、部品を基板に実装する部品実装分野において有用である。
3 管理コンピュータ(グループ決定装置)
5 部品供給台車
9 テープフィーダ(部品供給手段)
D 部品
G1〜G3 グループ
L1〜L3 部品実装ライン
M3〜M6 部品実装装置
Tv1〜Tv5,Tv1*〜Tv4* 生産時間
Tw1〜Tw4 外段取り作業時間
V1〜V5 実装基板

Claims (8)

  1. 部品を供給する複数の部品供給手段を配置可能な部品供給台車を着脱可能な部品実装装置を複数連結した部品実装ラインにおいて、生産対象となる複数種類の実装基板を前記部品実装装置における前記部品供給手段の配置が共通な複数のグループに分けるグループ決定方法であって、
    前記部品実装ラインで生産中の前記グループの次に生産対象となる前記グループで使用する前記部品供給手段を前記部品実装ラインから取り外されている前記部品供給台車に配置する外段取り作業にかかる外段取り作業時間を算出する外段取り作業時間算出工程と、
    前記外段取り作業時間を考慮して、生産対象となる全ての前記実装基板の生産が完了する生産完了時間を算出する生産完了時間算出工程と、を含み、
    前記生産完了時間が短くなるように前記グループを決定する、グループ決定方法。
  2. 前記生産完了時間算出工程において、生産に使用可能な前記部品供給台車の数に基づいて、前記外段取り作業の完了が前記生産中のグループでの前記実装基板の生産の完了よりも遅いことにより前記部品実装ラインが休止する外段取り作業待ち時間を含めて前記生産完了時間を算出する、請求項1に記載のグループ決定方法。
  3. 前記生産対象となる複数種類の実装基板を組み合わせて前記複数のグループを作成するグループ作成工程をさらに含み、
    前記グループ作成工程、前記外段取り作業時間算出工程、前記生産完了時間算出工程を繰り返して、前記生産完了時間が短くなるように前記グループを決定する、請求項1または2に記載のグループ決定方法。
  4. 前記グループ作成工程において、前記外段取り作業待ち時間に関係する前記グループに含まれる前記実装基板が他のグループに変更される、請求項3に記載のグループ決定方法。
  5. 部品を供給する複数の部品供給手段を配置可能な部品供給台車を着脱可能な部品実装装置を複数連結した部品実装ラインにおいて、生産対象となる複数種類の実装基板を前記部品実装装置における前記部品供給手段の配置が共通な複数のグループに分けるグループ決定装置であって、
    前記部品実装ラインで生産中の前記グループの次に生産対象となるグループで使用する前記部品供給手段を前記部品実装ラインから取り外されている前記部品供給台車に配置する外段取り作業にかかる外段取り作業時間を算出する外段取り作業時間算出部と、
    前記外段取り作業時間を考慮して、生産対象となる全ての前記実装基板の生産が完了する生産完了時間を算出する生産完了時間算出部と、
    前記生産完了時間が短くなるように前記グループを決定するグループ決定部と、を備える、グループ決定装置。
  6. 前記生産完了時間算出部は、生産に使用可能な前記部品供給台車の数に基づいて、前記外段取り作業の完了が前記生産中のグループでの前記実装基板の生産の完了よりも遅いことにより前記部品実装ラインが休止する外段取り作業待ち時間を含めて前記生産完了時間を算出する、請求項5に記載のグループ決定装置。
  7. 前記生産対象となる複数種類の実装基板を組み合わせて前記複数のグループを作成するグループ作成部をさらに備え、
    前記グループ決定部は、前記グループの作成、前記外段取り作業時間の算出、前記生産完了時間の算出を繰り返し実行させて、前記生産完了時間が短くなるように前記グループを決定する、請求項5または6に記載のグループ決定装置。
  8. 前記グループ作成部は、前記外段取り作業待ち時間に関係する前記グループに含まれる前記実装基板を他のグループに変更する、請求項7に記載のグループ決定装置。
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