JP6499945B2 - 接続強度の測定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、接続された二つの部材の接続強度を測定する方法に関する。
自動車のエアバッグ装置に使用されるインフレータには、筒部材同士を開口部において接続した部品、筒部材とカップ部材を開口部において接続した部品が使用されているものがある。
このような二つの部品からなる接続部品を製品に使用するときには、品質管理の観点から、前記接続部品の接続強度を測定する必要がある。
特許文献1には、インフレータの筒状部品同士の接合強度を測定するための固定方法の発明が記載されている。
特許第4916965号公報
本発明は、筒部材同士を接続したもの、筒部材とカップ部材を接続したものなどの接続強度を測定する方法を提供することを課題とする。
本発明(第1発明)は、第1測定部材と第2測定部材が接続された測定対象の接続強度を測定する方法であって、
前記測定対象が、筒部材またはカップ部材である前記第1測定部材と、筒部材またはカップ部材である前記第2測定部材が、それぞれの開口部側で接続されたものであり、
前記第1測定部材の周壁部を外側から包囲した状態で固定しながら、前記第2測定部材の開口部の環状端面を軸方向から固定しないで支持するステップ1、
ステップ1にて固定した前記第1測定部材を中空に保持するステップ2、
前記第1測定部材と前記第2測定部材の接続部分が分離するまで前記第1測定部材を引き離すステップ3を有している、測定対象の接続強度を測定する方法を提供する。
本発明において測定対象となる第1測定部材と第2測定部材は、筒部材同士の組み合わせ、筒部材とカップ部材の組み合わせ、カップ部材同士の組み合わせから選ばれるものが、それぞれの開口部側で接続されたものである。
このため、本発明の測定部対象は、外観は細長い形状の1本の筒状または円柱状のものとなる。
なお、第1測定部材と第2測定部材となる筒部材やカップ部材は、幅方向(長軸に直交する方向)の断面形状が円形のものが一般的であるが、それに限定されず、三角形、四角形(正方形、長方形、台形など)、楕円形などであってもよい。
第1測定部材と第2測定部材は、いずれも金属製のものである。
第1測定部材は、内径および外径が均一なものでもよいし、部分的に異なっているものでもよく、周壁部に貫通孔や突起などを有しているものでもよい。
第2測定部材は、内径および外径が均一なものでもよいし、部分的に異なっているものでもよく、周壁部に貫通孔や突起などを有しているものでもよい。
第1測定部材と第2測定部材は、同一のもの同士であってもよいし、異なっているものであってもよい。
第1測定部材と第2測定部材の接続方法は特に制限されるものではないが、例えば、第1測定部材の開口部側の周壁部が外側に折り曲げられ、第2測定部材の開口部側の周壁部が内側に折り曲げられ、それぞれの折り曲げ部分が噛み合うように組み合わされて接続されたもの、いずれか一方の測定部材開口部に溝または凹部を形成して、前記溝または前記凹部に他方の測定部材の開口部の周壁部(または周壁部に形成された凸部)を嵌め込んで接続する方法などのほか、溶接により接続するものも含まれる。
本発明のステップ1において、第1測定部材の周壁部を外側から包囲した状態で固定する手段は特に制限されるものではなく、クランプのようなもので第1測定部材の周囲をつかんで固定する方法、外側から二つの固定部材で押さえつけて固定する方法などを適用することができる。
また、固定手段としては、第1測定部材の周壁部と接触する面に、第1測定部材の周壁部に食い込ませることができるような刃や突起を有しているものを使用することができる。
固定手段は、第1測定部材の周壁部と接触する部分の断面形状が、前記第1測定部材の幅方向の断面形状と一致しているものが好ましい。
本発明のステップ1において、前記第2測定部材の開口部の環状端面を軸方向から固定しないで支持する手段は、第2測定部材の周壁部に接触することなく、前記開口部の環状端面のみに接触できるものである。
前記支持手段の一つとしては、少なくとも前記開口部の環状端面の一部に当接できる1または2以上の板状部材を使用することができる。
前記開口部の環状端面全部に当接できるようにするときは、板状部材として、1枚の環状の板部材、または2枚を組み合わせて環状の板部材となるものを使用することができる。
本発明のステップ2においては、ステップ1にて固定した前記第1測定部材を中空に保持する。
上記したとおり、本発明の測定対象は、第1測定部材と第2測定部材からなる細長い形状のものであり、次のステップ3では第1測定部材を第2測定部材から引き離す必要がある。
このため、ステップ3において第1測定部材を引き離すことができる程度の空間内に固定手段で固定された第1測定部材を保持することが必要になる。
ステップ2で使用する中空に保持する手段としては、隙間をおいて対向配置された2つの成形体と上記した支持手段の組み合わせを使用することができる。
前記2つの成形体としては、前記支持手段を支持するための平面部を有している半円柱、四角柱などの成形体を使用することができる。前記成形体の外形は、測定対象の幅方向の断面形状に応じて決めることができる。
固定手段で固定された第1測定部材を中空に保持するとき方法としては、前記2つの成形体に上記支持手段を掛け渡すことで、前記2つの成形体間の隙間に第1測定部材と固定手段を保持するようにすることができる。
本発明のステップ3において、第1測定部材と第2測定部材の接続部分が分離するまで第1測定部材を引き離す。
第1測定部材の引き離し方向は、鉛直方向、水平方向、斜め方向のいずれの方向でもよい。
ステップ3における引き離し手段は、第1測定部材を固定している固定手段に対して荷重を加えて引き離す手段であるため、前記固定手段の全体に対して均一な荷重を加えることができる手段であればよい。
例えば、固定手段が棒状(または細長い板状)のものであれば、前記棒状の固定手段の両端部から同じ長さ位置に対して荷重を加えることができる手段を使用する。
第1測定部材と第2測定部材からなる測定対象の接続強度を測定するとき、例えば、第1測定部材の周壁部を外側から包囲して固定している場合であって、第1測定部材の周壁部が薄く、特許文献1のように移動とともに測定部材が外側から締め付けられる場合には、測定時に第1測定部材が変形して正確な接続強度が測定できないことが考えられる。
しかし、本発明の測定方法では、第2測定部材は開口部側の端面で固定されることなく軸方向から支持されており、第1測定部材には軸方向に引き離されるように荷重が加えられるため、第1測定部材の周壁部が薄いものであっても、測定時において第1測定部材は変形し難い。
このため、測定対象の接続強度を正確に測定できるようになる。
本発明の測定対象の接続強度を測定する方法は、前記第1測定部材の外径(d1)と前記第2測定部材の内径(d2)がd2≧d1であり、前記第1測定部材の周壁部の厚み(t1)と前記第2測定部材の周壁部の厚み(t2)がt2≧t1であるものが好ましい。
上記のd2≧d1にすることで、ステップ2、3において第2測定部材の開口部の環状端面を軸方向から固定しないで支持することが容易になる。
上記のt2≧t1にすることで、ステップ3において第1測定部材を押し下げたときに第2測定部材の周壁部がより変形し難くなる。
本発明の測定対象の接続強度を測定する方法は、前記第2測定部材の前記第1測定部材と接続されている開口部が、前記開口部の半径方向内側に突き出された環状突出面を有しているものであり、
前記第1測定部材の外径(d1)と前記第2測定部材の前記環状突出面を除いた部分の内径(d2)がd2≧d1であり、前記第1測定部材の周壁部の厚み(t1)と前記第2測定部材の前記環状突出面を除いた部分の周壁部の厚み(t2)がt2≧t1であり、
前記ステップ2において、前記環状突出面を含む前記第2測定部材の環状端面が固定されないで軸方向に支持されているものが好ましい。
第2測定部材として開口部が環状突出面を有しており、かつ上記のd2≧d1を満たしているものを使用することで、ステップ2、3において第2測定部材の開口部の環状端面を軸方向から固定しないで支持することが容易になる。
さらに上記のt2≧t1にすることで、ステップ3において第1測定部材を押し下げたときに第2測定部材の周壁部がより変形し難くなる。
本発明の測定対象の接続強度を測定する方法は、前記第1測定部材が開口部にフランジ部を有しているものであり、
前記第2測定部材が開口部の環状端面に軸方向に突き出された環状壁を有しており、
前記第1測定部材のフランジ部と前記第2測定部材の環状壁が互いに異なる方向に折り曲げられることにより接続されているものが好ましい。
このような接続方法は公知の接続方法であり、例えば、特許第3910897号公報の図1および図2に示されているような、キャップ44のフランジ部46とガス発生器ハウジング32のかしめ部48がかしめられて(互いに外側と内側に折り曲げられることで噛み合わされて)固定された接続方法である。
第1発明の測定対象の接続強度を測定する方法は、
前記ステップ1で使用する前記第1測定部材の周壁部を外側から包囲した状態で固定する手段が、
長さ方向の中間位置において前記第1測定部材の周壁部を外側から締め付けて固定できる二つの棒状固定手段の組み合わせであり、
前記ステップ1で使用する前記第2測定部材の開口部の環状端面を軸方向から固定しないで支持する手段が、
前記二つの棒状固定手段の長さ方向の中間位置に配置される環状部材であり、前記環状部材が有する穴が前記第1測定部材を通すことができる形状および大きさのものであり、
前記ステップ2で使用するステップ1にて固定した前記第1測定部材を中空に保持する手段が、
前記環状部材を掛け渡すことができるように間隔をおいて対向配置された第1保持部材および第2保持部材であり、
前記ステップ3で使用する、前記第1測定部材と前記第2測定部材の接続部分が分離するまで前記第1測定部材を引き離す手段が、
前記第2測定部材の外側に被せ、かつ前記二つの棒状固定手段の両端部側に開口部端面を当接させることができるカップ部材または筒部材であり、
前記ステップ1においては、
前記二つの棒状固定手段の長さ方向の中間位置に前記環状部材を配置した状態で、前記環状部材の穴に前記第1測定部材を通すことで前記第2測定部材の開口部の環状端面を軸方向から固定しないで支持した後、前記二つの棒状固定手段により前記第1測定部材の周壁部を外側から締め付けて固定して、
前記ステップ2においては、
前記第1保持部材と前記第2保持部材の両方に前記環状部材を掛け渡して、前記第1保持部材と前記第2保持部材の隙間に前記二つの棒状固定手段と前記第1測定部材を中空に保持した状態で配置して、
前記ステップ3においては、
前記カップ部材または前記筒部材を前記第2測定部材側から被せ、前記カップ部材または前記筒部材の開口部端面を前記二つの棒状固定手段の両端部側に当接させた状態で、
前記第1測定部材と前記第2測定部材の接続部分が分離するまで前記カップ部材または前記筒部材を押す方法が好ましい。
本発明の測定方法は、測定時に第2測定部材が変形し難いため、第1測定部材と第2測定部材が接続された測定対象の接続強度が正確に測定できる。
本発明(第2発明)は、
測定装置を使用して、第1測定部材と第2測定部材が接続された測定対象の接続強度を測定する方法であって、
前記測定対象が、
筒部材またはカップ部材である前記第1測定部材と、筒部材またはカップ部材である前記第2測定部材が、それぞれの開口部側で接続されたものであり、
前記測定装置が、
前記測定対象を保持する保持部と、前記測定対象の長軸方向に荷重を加える荷重部を有しているものであり、
前記保持部が、
第1保持部と第2保持部と、前記第1測定部材の締め付け固定具と、環状部材を有しているものであり、
前記第1保持部が、前記環状部材の一部を載せることができる第1部分面部と、前記第1部分面部から垂直方向に延ばされた第1平面部を有している第1成形体からなり、
前記第2保持部が、前記環状部材の残部を載せることができる第2部分面部と、前記第2部分面部から垂直方向に延ばされた第2平面部を有している第2成形体からなり、
前記第1保持部の第1成形体が有している第1平面部と前記第2保持部の第2成形体が有している第2平面部が、間隔をおいて対向配置されているものであり、
前記第1測定部材の締め付け固定具が、
長さ方向の中間位置に環状溝部を有する半円柱状の第1凹部を有する第1棒状部材と、長さ方向の中間位置に環状溝部を有する半円柱状の第2凹部を有する第2棒状部材の組み合わせからなり、さらに前記第1棒状部材と前記第2棒状部材を互いに締め付けるための締め付け手段を備えているものであり、
前記環状部材が、環状板面部と、前記環状板面部の内周面と外周面を有しているものであり、
前記環状板面部が、第1保持部の第1部分面部と第2保持部の第2部分円形に当接することができ、
前記環状部材の中心穴の内径が、前記第2測定部材の開口部側の端面が当接する大きさであり、
前記環状部材の外周面の外径が、前記環状板面部が第1保持部の第1部分面部と第2保持部の第2部分面部に当接されたとき、前記第1保持部と前記第2保持部の外側に飛び出さない大きさのものであり、
前記荷重部が、
前記第1保持部と前記第2保持部のそれぞれの外周面側から被せるカップ部材または筒状部材からなるものであり、
前記測定方法が、
前記第1測定部材の締め付け固定具である第1棒状部材の第1凹部と第2棒状部材の第2凹部を円柱状空間が形成されるように近接させた状態にて、前記円柱状空間を含む位置上に前記環状部材を配置するステップ1、
前記環状部材の中心穴に前記測定対象の第1測定部材を通し、さらに前記測定対象の第2測定部材の開口部の周縁部を前記環状部材の環状板面部に当接支持させることで軸方向から固定しないで支持し、前記円柱状空間内に前記第1測定部材が位置するようにした後、前記第1棒状部材と前記第2棒状部材を締め付け手段で締め付けて一体化することで前記第1測定部材を固定するステップ2、
前記第1測定部材を固定した前記第1棒状部材と前記第2棒状部材を前記第1保持部と前記第2保持部の隙間に配置すると共に、前記環状部材を前記第1保持部の第1部分面部と前記第2保持部の第2部分面部に当接させるステップ3、
前記荷重部となるカップ部材または筒状部材を前記第1保持部と前記第2保持部に外周面側から被せて、前記カップ部材または筒状部材の開口部側を一体化された前記第1棒状部材と前記第2棒状部材の両端部上に置くステップ4、
前記カップ部材または筒状部材を押して、前記第1測定部材と前記第2測定部材が分離したときの強度を測定するステップ5を有している、前記測定対象の接続強度を測定する方法を提供する。
測定対象である第1測定部材と第2測定部材となる筒部材やカップ部材は、幅方向(長軸に直交する方向)の断面形状が円形のものが一般的であるが、それに限定されず、三角形、四角形(正方形、長方形、台形など)、楕円形などであってもよい。
測定装置の構成部品は、測定対象である第1測定部材と第2測定部材となる筒部材やカップ部材の幅方向の断面形状に対応させて、測定し易くなるように断面形状を調整することが好ましい。
測定方法では、第2測定部材から第1測定部材を分離させるように荷重部を押す方向(即ち、測定対象の長軸方向)は、鉛直方向、水平方向、斜め方向のいずれの方向でもよい。
本発明の測定方法は、測定時に第1測定部材、および第2測定部材が変形し難いため、第1測定部材と第2測定部材が接続された測定対象の接続強度が正確に測定できる。
第2発明の測定対象の接続強度を測定する方法は、前記隙間をおいて対向配置された前記第1保持部の第1成形体と前記第2保持部の第2成形体が、それぞれの平面形状が半円形であり、
前記第1保持部の第1成形体と前記第2保持部の第2成形体が、前記隙間も含めて全体として一つの円を形成しているものであり、
前記一つの円の中心と、前記第1棒状部材と前記第2棒状部材により固定された前記第1測定部材の中心、前記環状部材の中心、前記第2測定部材の中心、および前記荷重部の中心が一致した状態で測定する方法が好ましい。
上記のとおり、測定装置の各部材の中心が一致した状態で測定することによって、特にステップ5において、第1棒状部材と第2棒状部材に対して均等に力を加えることができるため、より正確な測定ができるようになる。
本発明の測定方法によれば、測定時において第1測定部材は外側から包囲されて固定され、第2測定部材は軸方向から固定されずに支持されている状態にて、第1測定部材と第2測定部材の接続強度が測定される。
このため、測定時に第2測定部材が変形することがないため、第1測定部材と第2測定部材の接続強度を正確に測定することができる。
本発明の測定方法の測定対象の軸方向断面図。 本発明の測定方法を実施するための測定装置の分解斜視図(測定対象は含んでいない)。 図2に示す第1保持部、第2保持部および基板部の正面図。 図2に示す第1保持部、第2保持部および基板部の別実施形態の斜視図。 図5(a)は、図1に示す締め付け固定具の平面図、図5(b)は、別実施形態の締め付け固定具の平面図。 (a)は、図2に示す環状部材の別実施形態の平面図、(b)は(a)の使用状態を説明した平面図。 図7(a)は、本発明の測定方法を実施するための測定装置の正面図、図7(b)は図7(a)の平面図。 図8(a)は、図7(b)のVIII−VIII間の断面図(測定前の状態)、図8(b)は図8(a)の測定後の状態を示す断面図。 図9(a)は、図7(b)のIX−IX間の断面図(測定前の状態)、図9(b)は図9(a)の測定後の状態を示す断面図。 本発明の測定方法の別実施形態を説明するための軸方向(測定装置の軸方向)の断面図。
<測定対象>
図1は、本発明の測定方法を実施するための測定対象1である。
カップ部材である第1測定部材2と筒部材である第2測定部材5が、それぞれの開口部側で接続されている。
第1測定部材2と第2測定部材5は、いずれも幅方向(半径方向)の断面形状が円形である。
第1測定部材(カップ部材)2は、開口部2a側にフランジ部3を有しており、周壁部4には複数の貫通孔4aを有している。
第2測定部材(筒部材)5は、第1測定部材2側の第1端開口部5aと、軸方向反対側の第2端開口部5bを有しており、開口部5a側に半径方向内側に突き出された環状突出面6を有している。
図1では、第2測定部材5の周壁部7の外径が一部異なっている部分があるが、前記外径は均一であってもよい。
環状突出面6の厚さは、環状突出面6を除いた周壁部7の厚さと同程度にすることができる。
環状突出面6の内径は、環状突出面6を除いた周壁部7の内径よりも小さくなっている。
環状突出面6は、第1測定部材2側に軸方向に突き出された環状壁部6aを有している。
第1測定部材2の外径(d1)と第2測定部材5の内径(d2)はd2>d1であり、第1測定部材2の周壁部4の厚み(t1)と第2測定部材5の周壁部7の厚み(t2)はt2>t1である、
第1測定部材2と第2測定部材5は、第2測定部材5の環状壁部6aが内側に折り曲げられ、前記環状壁部6aの折り曲げ部分により第1測定部材2のフランジ部3が厚さ方向に挟み込まれることで固定されている。
<測定装置>
図2〜図6によって、図1に示す第1測定部材2と第2測定部材5からなる測定対象1の測定方法を実施するために適した測定装置を説明する。
測定対象の保持部は、第1保持部と第2保持部と、第1測定部材の締め付け固定具と、環状部材を有している。
図2、図3に示すとおり、第1保持部11と第2保持部21は、基板20上に固定されている。
第1保持部11は、第1外周面(湾曲面)12、第1内周面(湾曲面)13、基板20と軸方向反対側の第1円弧状端面14、両側の第1側面14aと第2側面14bを有している。
第1内周面13側には、第1部分円形面部16を有しており、第1部分円形面部16から基板20までは第1平面部17となっている。第1平面部17は、基板20からの垂直面である。第1側面14aと第2側面14bおよび第1平面部17が接している面は、面一となっていてもよい。
基板20は、必要に応じて四隅にボルト孔を形成して、測定台に対してボルトで固定できるようにしてもよい。
第2保持部21は、第2外周面(湾曲面)22、第2内周面(湾曲面)23、基板20と軸方向反対側の第2円弧状端面24、両側の第1側面25aと第2側面25bを有している。
第2内周面23側には、第2部分円形面部26を有しており、第2部分円形面部26から基板20までは第2平面部27となっている。第2平面部27は、基板20からの垂直面である。第1側面25aと第2側面25bおよび第2平面部27が接している面は、面一となっていてもよい。
第1保持部11と第2保持部21は、第1平面部17と第2平面部27の間に隙間29(間隔W1)をおいて対向配置されている。
第1保持部11と第2保持部21は、第1平面部17と第2平面部27の間の隙間29も含めた平面形状が、円形になるように配置されている。
図2、図3に示す第1保持部11と第2保持部21に代えて、図4に示すような基板がない第1保持部111と第2保持部121の組み合わせを使用することもできる。
第1保持部111は、第1外周面(湾曲面)112、第1平面部113、上面側の第1部分円形面部114を有している。
第2保持部121は、第2外周面(湾曲面)122、第2平面部123、上面側の第2部分円形面部124を有している。
第1保持部111と第2保持部121は、第1部分円形面部114と第2部分円形面部124とは軸方向反対側の下面側において連結されている(連結部120)。
第1保持部111と第2保持部121は、第1平面部113と第2平面部123の間に隙間129(間隔W1)をおいて対向配置されている。
第1保持部111と第2保持部121は、第1平面部113と第2平面部123の間の隙間129(間隔W1)も含めた平面形状が、円形になるように配置されている。
図2、図5(a)に示す第1測定部材2の締め付け固定具(棒状固定手段)30は、第1棒状部材31と第2棒状部材35の組み合わせからなるものである。
第1棒状部材31と第2棒状部材35は、ステンレスや鉄などからなるものが好ましい。
第1棒状部材31は、第1本体部32と、第1本体部32の長さ方向の中間位置に半円柱状の第1凹部33を有している。
第1凹部33の内周面には、厚さ方向に複数の環状溝が形成されており、複数の環状溝の間には複数の環状突起33aが形成されている。環状突起33aは、基板20に向かって傾斜している。
複数の環状突起33aは、先端部の断面形状が三角形であり、第1測定部材2の周壁部4に食い込ませて保持できるようになっている。
第1棒状部材31は、両端側に第1貫通孔34a、第2貫通孔34bを有している。第1貫通孔34aと第2貫通孔34bは、それぞれの内周面にねじ山(例えば、雌ねじのねじ山)が形成されている。
第2棒状部材35は、第2本体部36と、第2本体部36の長さ方向の中間位置に半円柱状の第2凹部37を有している。
第2凹部37の内周面には、厚さ方向に複数の環状溝が形成されており、複数の環状溝の間には複数の環状突起37aが形成されている。環状突起37aは、基板20に向かって傾斜している。
複数の環状突起37aは、先端部の断面形状が三角形であり、第1測定部材2の周壁部4に食い込ませて保持できるようになっている。
第2棒状部材35は、両端側に第1貫通孔38a、第2貫通孔38bを有している。
第1棒状部材31の第1凹部33と第2棒状部材35の第2凹部37は、第1棒状部材31と第2棒状部材35を合わせたときに円柱状の空間39が形成され、円柱状空間39は、第1測定部材2の周壁部4を外側から包囲できる大きさになっている。
また円柱状空間39の高さは、第1棒状部材31と第2棒状部材35の厚さと同じであり、第1測定部材2の長さより小さくなっている。
第1棒状部材31と第2棒状部材35の長さは、それぞれの貫通孔が、第1保持部11、第2保持部21および隙間29からなる円の外に飛び出す大きさになっている。
第1棒状部材31と第2棒状部材35を合わせたとき、第1棒状部材31の第1貫通孔34aと第2棒状部材35の第1貫通孔38aは互いの中心軸が一致しており、第1棒状部材の第2貫通孔34bと第2棒状部材35の第2貫通孔38bは互いの中心軸が一致している。
このため、図2に示すように、ボルト(雄ねじ)55とボルト(雄ねじ)56を第2棒状部材35側からねじ込むことで、第1棒状部材31と第2棒状部材35を一体になるように締め付けて固定することができるようになっている。
なお、貫通孔とボルトの組み合わせに代えて、クランプ、ゴムバンド、金属バンドのような公知の締め付け手段を使用することもできる。
第1棒状部材31と第2棒状部材35を合わせてボルト(雄ねじ)55とボルト(雄ねじ)56により一体化したとき、第1棒状部材31と第2棒状部材35の合計幅W2は、隙間29(隙間129)の間隔W1よりも僅かに小さい程度になるように調整されている。
図2、図5(a)に示す第1測定部材2の締め付け固定具30に代えて、図5(b)に示す締め付け固定具130を使用することができる。
締め付け具130は、第1棒状部材131と第2棒状部材135の組み合わせからなるものであり、第1棒状部材131と第2棒状部材135が一端部側において固定ピン140で固定され、他端部側が開閉自在にされているものである。
第1棒状部材131は、第1本体部132と、第1本体部132の長さ方向の中間位置には、第1凹部33同じ半円柱状の第1凹部133を有している。
第2棒状部材135は、第1本体部136と、第1本体部136の長さ方向の中間位置には、第2凹部37同じ半円柱状の第2凹部137を有している。
第1棒状部材131と第2棒状部材135は、固定ピン140と反対側の端部近傍において、締め付け固定具30と同様に貫通孔とボルトの組み合わせで締め付けるようにすることができるほか、クランプ、ゴムバンド、金属バンドのような締め付け手段を使用することもできる。
図2に示す環状部材40は、環状板面部41と、中心穴44、環状板面部41の内周面42と外周面43を有している。
環状板面部41は、第1保持部11の第1部分円形面部16と第2保持部21の第2部分円形面部26に当接することができる。
環状板面部の外周面43は、第1内周面(湾曲面)13と第2内周面(湾曲面)23に対向させることができる。
環状板面部41の中心穴44の内径は、第1保持部11と第2保持部21の間隔(W1)と同じになっている。
環状板面部41の中心穴44の内径は、第1測定部材2の周壁部4の外径よりも大きくなっている。
環状板面部41の中心穴44の内径は、第2測定部材5の周壁部7の内径と同じになっている。
環状部材40は、図6(a)、(b)に示すように、中心(中心穴44の中心)を通る直径において第1環状部材40aと第2環状部材40bに二分割したものを組み合わせて使用することもできる。
環状部材40が第1環状部材40aと第2環状部材40bであるときは、第1環状部材40aと第2環状部材40bがぴったりと組み合わすことができようにするため、例えば、図6(a)に示すように、第1環状部材40aの第1凹部45aと第2環状部材40bの第2凸部46aを嵌め合わせ、第1環状部材40aの第1凸部45bと第2環状部材40bの第2凸部46bを嵌め合わせるようにしてもよい。
この場合、測定装置に取り付けたときに、第1環状部材40aと第2環状部材40bの接続部分は、第1保持部材11の第1部分円形面部16側と第2保持部21の第2部分円形面部26側に位置して、間隙29側に位置しないようにすることが好ましい。
図2に示す押し下げ部(荷重部)50は、底面部51、周壁部52、開口部53、開口部53の環状端面54を有しているカップ形状のものであるが、底面部51がない筒形状のものでもよい。
押し下げ部50の周壁部52および開口部53の形状および大きさは、第1保持部11と第2保持部21のそれぞれの外周面側から被せることができる形状および大きさである。
環状端面54の幅(周壁部52の厚み)は特に制限されず、他の部品との寸法関係を調整して決めることができるものであるが、強度と押し下げるときの力の伝達し易さからは、5mm以上であることが好ましい。
押し下げ部50は、金属からなるものが好ましい。
<測定方法>
図2、図7〜図9によって、上記した測定装置を使用した、図1に示す第1測定部材2と第2測定部材5からなる測定対象1の接続強度の測定方法を説明する。
<ステップ1>
ステップ1にて、第1測定部材2の締め付け固定具30である第1棒状部材31の第1凹部33と第2棒状部材35の第2凹部37を円柱状空間39が形成されるように近接させた状態にて、円柱状空間39を含む位置上に環状部材40を配置する。
このとき、第1棒状部材31と第2棒状部材35で形成される円柱状空間39の中心と環状部材40の中心穴44の中心を一致させることが好ましいが、ステップ1では少しずれていてもよい。
<ステップ2>
ステップ2では、最初に環状部材40の中心穴44に第1測定部材2を通し、さらに第2測定部材5の開口部5a側の環状突出面6(環状壁部6aが形成されていない面)を環状部材40の環状板面部41(内周面42側の環状板面部41)に当接させることで、締め付け固定具30の円柱状空間39内に第1測定部材2を位置させる。
第2測定部材5の環状突出面6は、環状部材40の環状板面部41に対して当接されているだけであり、軸方向から固定されることなく支持されている。
このように第2測定部材5の周壁部7が固定手段で固定されていないため、測定時においても周壁部7に対して外側から力が加えられることがない。
ステップ2では、次に第1棒状部材31と第2棒状部材35を締め付け手段(ボルト)55、56で締め付けて一体化することで、円柱状空間39内の第1測定部材2を固定する。
第1棒状部材31の第1貫通孔34aと第2棒状部材35の第1貫通孔38aの両方を締め付け手段(ボルト)55で固定して、第1棒状部材31の第2貫通孔34bと第2棒状部材35の第2貫通孔38b両方を締め付け手段(ボルト)42で固定する。
このとき、第2測定部材5が環状部材40で軸方向に支持されており、第2測定部材5と接続された第1測定部材2も軸方向に支持されているため、締め付けて固定する作業は容易である。
<ステップ3>
図8(a)、図9(a)に示すように、ステップ3では、作業台などの平面(好ましくは水平面)上に基板20(第1保持部11と第2保持部21)を縦方向になるように置いた状態で、第1測定部材2を固定した第1棒状部材31と第2棒状部材35(合計幅W2)を第1保持部11と第2保持部21の隙間29(間隔W1)内に配置すると共に、環状部材40を第1保持部11の第1部分円形面部16と第2保持部21の第2部分円形面部26に当接させる。
このとき、環状部材40の外周面43は、第1内周面(湾曲面)13と第2内周面(湾曲面)23に対して僅かな隙間を空けて対向されている。
またステップ3において、またはステップ1に入る前において、基板20をボルトで測定台に固定することもできる。
なお、ステップ2において第1棒状部材31と第2棒状部材35をゴムバンドなどで仮止めした状態にとどめておき、ステップ3において、第1保持部11と第2保持部21の隙間29(間隔W1)内に配置した後で、締め付け手段55、56で締め付けて固定してもよい。
このように環状部材40が第1保持部11の第1部分円形面部16と第2保持部21の第2部分円形面部26に当接されているため、第2測定部材5も軸方向から支持されており、第2測定部材5と接続されている第1測定部材2と、第1測定部材2を締め付けて固定している締め付け固定具30(第1棒状部材31と第2棒状部材35)は、第1保持部11と第2保持部21の隙間29に吊り下げられた状態(即ち、中空に保持された状態)になっている。
基板20(第1保持部11と第2保持部21)が水平面に置かれている場合には、第1測定部材2と締め付け固定具30は鉛直方向に吊り下げられている。
<ステップ4>
ステップ4にて、荷重部となる押し下げ部(カップ部材)50を第1保持部11の第1外周面12と第2保持部21の第2外周面22の外側から被せて、押し下げ部(カップ部材)50の環状端面54を締め付け固定具30(第1棒状部材31と第2棒状部材35の両端部上に置く。
押し下げ部(カップ部材)50の環状端面54は、締め付け具30の円柱状空間39(第1測定部材2)の中心軸から等間隔に位置している。
このため、第1測定部材2の中心、環状部材40の中心、第2測定部材5の中心、および押し下げ部50の中心は一致した状態になっている。
<ステップ5>
図8(a)から図8(b)の変化、図9(a)から図9(b)の変化に示すように、押し下げ部50を下方向(好ましくは鉛直方向)に押し下げていく。
このとき、押し下げ部50により締め付け固定具30が押し下げられ、締め付け固定具30で固定された第1測定部材2も押し下げられるが、第2測定部材5は第1保持部11と第2保持部21にまたがって配置されている環状部材40により軸方向から支持されているため、第1測定部材2と第2測定部材5の接続部分が脱離するように力が作用する。また環状突起33a、37aは基板20へ向かって傾いており、その先端で第1測定部材2の周壁部4を外側から保持している。
このため、押し下げ部50を押し下げることによって第1測定部材2と第2測定部材5が分離されて、分離されたときに押し下げ部50に加えられていた荷重から接続強度を求めることができる。
その他、第1測定部材2のフランジ部3と第2測定部材5の環状壁部6aの一方または両方が、破壊、変形などを発生させたときに掛かっていた荷重を接続強度とすることもできる。
ステップ5において、第1測定部材2は、締め付け固定具30により周壁部4が外側から均一に固定されており、その締め付け固定部30を軸方向にまっすぐに移動させることから、第1測定部材2はフランジ部3以外が変形し難い。また第2測定部材5は軸方向から固定されずに支持されているものであるため、第2測定部材5が変形することはなく、正確な接続強度が測定できる。
本発明の測定方法は前記特徴を有しているため、第1測定部材2と第2測定部材5の接続強度を正確に測定することができる。
<別実施形態>
本発明の測定方法は、測定装置全体を横方向または斜め方向に置いた状態で実施することもできる。
例えば、垂直面または傾斜面に対して、四隅にボルト孔が形成された基板20をボルトで固定した状態で測定することができるほか、図10に示すような治具100を使用して測定することもできる。
図10に示す測定装置は、図9(a)の状態(即ち、図8(a)の状態でもある)の測定装置を横方向(好ましくは水平方向)に固定したものである。
図10では、測定装置を固定するための金属製の治具100を使用している。
治具100は、平面形状が長方形の基台部101、基台部101の長さ方向の中間部分から垂設された支持壁部102、支持壁部102の下端側(基台部101側)に形成された第1溝部103と、支持壁部102の上端側に形成された第2溝部104を有している。
支持壁部102の平面形状は、第1保持部11と第2保持部21が固定された基板20と同一形状である。
第1溝部103の幅と長さ、第2溝部104の幅と長さは、第1保持部11と第2保持部21が固定された基板20の厚さと長さに対応している。
図10に示すとおり、基板20は、治具100の第1溝部103と第2溝部104の両方に対してスライドさせるように嵌め込むことで固定されている。
図10に示す治具100を使用することで、測定装置を横方向(水平方向)にした状態で測定することができるほか、基台部101と支持壁部102の角度を調整することで、測定装置を斜め方向にした状態で測定することもできる。
図10に示す状態で測定するときは、ステップ1の前段階にて、基板101を治具100に固定することが好ましい。
図10に示す状態で測定するときは、ステップ5において、荷重部50を横方向(好ましくは水平方向)に押して、図9(a)から図9(b)の変化と同様に第1測定部材2と第2測定部材5の接続部分を分離させる。
図10では治具100を使用しているが、治具を使用することなく、作業台や壁面を利用することで測定装置を固定して測定することもできる。
本発明の測定方法で使用する測定装置の各構成部品の外形および大きさは、測定対象の形状(断面形状)および大きさに対応させて測定が容易になるように調整することができる。
本発明の測定方法は、筒部材またはカップ部材である第1測定部材と、筒部材またはカップ部材である第2測定部材が、それぞれの開口部側で接続された測定対象の接続強度を正確に測定することができる。
このため、各種分野における前記測定対象の接続強度を正確に測定することができ、特にエアバッグ装置のガス発生器で使用する前記測定対象の接続強度を正確に測定することができるため、ガス発生器の品質向上において有用である。
1 測定対象
2 第1測定部材
5 第2測定部材
11 第1保持部
21 第2保持部
30 締め付け固定具
31 第1棒状部材
35 第2棒状部材
40 環状部材
50 押し下げ部(荷重部)

Claims (7)

  1. 第1測定部材と第2測定部材が接続された測定対象の接続強度を測定する方法であって、
    前記測定対象が、筒部材またはカップ部材である前記第1測定部材と、筒部材またはカップ部材である前記第2測定部材が、それぞれの開口部側で接続されたものであり、
    前記第1測定部材の周壁部を外側から包囲した状態で固定しながら、前記第2測定部材の開口部の環状端面を軸方向から固定しないで支持するステップ1、
    ステップ1にて固定した前記第1測定部材を中空に保持するステップ2、
    前記第1測定部材と前記第2測定部材の接続部分が分離するまで前記第1測定部材を引き離すステップ3を有している、測定対象の接続強度を測定する方法。
  2. 前記第1測定部材の外径(d1)と前記第2測定部材の内径(d2)がd2≧d1であり、前記第1測定部材の周壁部の厚み(t1)と前記第2測定部材の周壁部の厚み(t2)がt2≧t1である、請求項1記載の測定対象の接続強度を測定する方法。
  3. 前記第2測定部材の前記第1測定部材と接続されている開口部が、前記開口部の半径方向内側に突き出された環状突出面を有しているものであり、
    前記第1測定部材の外径(d1)と前記第2測定部材の前記環状突出面を除いた部分の内径(d2)がd2≧d1であり、前記第1測定部材の周壁部の厚み(t1)と前記第2測定部材の前記環状突出面を除いた部分の周壁部の厚み(t2)がt2≧t1であり、
    前記ステップ2において、前記環状突出面を含む前記第2測定部材の環状端面が固定されないで軸方向に支持されている、請求項1記載の測定対象の接続強度を測定する方法。
  4. 前記第1測定部材が開口部にフランジ部を有しているものであり、
    前記第2測定部材が開口部の環状端面に軸方向に突き出された環状壁を有しており、
    前記第1測定部材のフランジ部と前記第2測定部材の環状壁が互いに異なる方向に折り曲げられることにより接続されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の測定対象の接続強度を測定する方法。
  5. 前記ステップ1で使用する前記第1測定部材の周壁部を外側から包囲した状態で固定する手段が、
    長さ方向の中間位置において前記第1測定部材の周壁部を外側から締め付けて固定できる二つの棒状固定手段の組み合わせであり、
    前記ステップ1で使用する前記第2測定部材の開口部の環状端面を軸方向から固定しないで支持する手段が、
    前記二つの棒状固定手段の長さ方向の中間位置に配置される環状部材であり、前記環状部材が有する穴が前記第1測定部材を通すことができる形状および大きさのものであり、
    前記ステップ2で使用するステップ1にて固定した前記第1測定部材を中空に保持する手段が、
    前記環状部材を掛け渡すことができるように間隔をおいて対向配置された第1保持部材および第2保持部材であり、
    前記ステップ3で使用する、前記第1測定部材と前記第2測定部材の接続部分が分離するまで前記第1測定部材を引き離す手段が、
    前記第2測定部材の外側に被せ、かつ前記二つの棒状固定手段の両端部側に開口部端面を当接させることができるカップ部材または筒部材であり、
    前記ステップ1においては、
    前記二つの棒状固定手段の長さ方向の中間位置に前記環状部材を配置した状態で、前記環状部材の穴に前記第1測定部材を通すことで前記第2測定部材の開口部の環状端面を軸方向から固定しないで支持した後、前記二つの棒状固定手段により前記第1測定部材の周壁部を外側から締め付けて固定して、
    前記ステップ2においては、
    前記第1保持部材と前記第2保持部材の両方に前記環状部材を掛け渡して、前記第1保持部材と前記第2保持部材の隙間に前記二つの棒状固定手段と前記第1測定部材を中空に保持した状態で配置して、
    前記ステップ3においては、
    前記カップ部材または前記筒部材を前記第2測定部材側から被せ、前記カップ部材または前記筒部材の開口部端面を前記二つの棒状固定手段の両端部側に当接させた状態で、
    前記第1測定部材と前記第2測定部材の接続部分が分離するまで前記カップ部材または前記筒部材を押す、請求項1〜4のいずれか1項に記載の測定対象の接続強度を測定する方法。
  6. 測定装置を使用して、第1測定部材と第2測定部材が接続された測定対象の接続強度を測定する方法であって、
    前記測定対象が、
    筒部材またはカップ部材である前記第1測定部材と、筒部材またはカップ部材である前記第2測定部材が、それぞれの開口部側で接続されたものであり、
    前記測定装置が、
    前記測定対象を保持する保持部と、前記測定対象の長軸方向に荷重を加える荷重部を有しているものであり、
    前記保持部が、
    第1保持部と第2保持部と、前記第1測定部材の締め付け固定具と、環状部材を有しているものであり、
    前記第1保持部が、前記環状部材の一部を載せることができる第1部分面部と、前記第1部分面部から垂直方向に延ばされた第1平面部を有している第1成形体からなり、
    前記第2保持部が、前記環状部材の残部を載せることができる第2部分面部と、前記第2部分面部から垂直方向に延ばされた第2平面部を有している第2成形体からなり、
    前記第1保持部の第1成形体が有している第1平面部と前記第2保持部の第2成形体が有している第2平面部が、間隔をおいて対向配置されているものであり、
    前記第1測定部材の締め付け固定具が、
    長さ方向の中間位置に環状溝部を有する半円柱状の第1凹部を有する第1棒状部材と、長さ方向の中間位置に環状溝部を有する半円柱状の第2凹部を有する第2棒状部材の組み合わせからなり、さらに前記第1棒状部材と前記第2棒状部材を互いに締め付けるための締め付け手段を備えているものであり、
    前記環状部材が、環状板面部と、前記環状板面部の内周面と外周面を有しているものであり、
    前記環状板面部が、第1保持部の第1部分面部と第2保持部の第2部分円形に当接することができ、
    前記環状部材の中心穴の内径が、前記第2測定部材の開口部側の端面が当接する大きさであり、
    前記環状部材の外周面の外径が、前記環状板面部が第1保持部の第1部分面部と第2保持部の第2部分面部に当接されたとき、前記第1保持部と前記第2保持部の外側に飛び出さない大きさのものであり、
    前記荷重部が、
    前記第1保持部と前記第2保持部のそれぞれの外周面側から被せるカップ部材または筒状部材からなるものであり、
    前記測定方法が、
    前記第1測定部材の締め付け固定具である第1棒状部材の第1凹部と第2棒状部材の第2凹部を円柱状空間が形成されるように近接させた状態にて、前記円柱状空間を含む位置上に前記環状部材を配置するステップ1、
    前記環状部材の中心穴に前記測定対象の第1測定部材を通し、さらに前記測定対象の第2測定部材の開口部の周縁部を前記環状部材の環状板面部に当接支持させることで軸方向から固定しないで支持し、前記円柱状空間内に前記第1測定部材が位置するようにした後、前記第1棒状部材と前記第2棒状部材を締め付け手段で締め付けて一体化することで前記第1測定部材を固定するステップ2、
    前記第1測定部材を固定した前記第1棒状部材と前記第2棒状部材を前記第1保持部と前記第2保持部の隙間に配置すると共に、前記環状部材を前記第1保持部の第1部分面部と前記第2保持部の第2部分面部に当接させるステップ3、
    前記荷重部となるカップ部材または筒状部材を前記第1保持部と前記第2保持部に外周面側から被せて、前記カップ部材または筒状部材の開口部側を一体化された前記第1棒状部材と前記第2棒状部材の両端部上に置くステップ4、
    前記カップ部材または筒状部材を押して、前記第1測定部材と前記第2測定部材が分離したときの強度を測定するステップ5を有している、前記測定対象の接続強度を測定する方法。
  7. 前記隙間をおいて対向配置された前記第1保持部の第1成形体と前記第2保持部の第2成形体が、それぞれの平面形状が半円形であり、
    前記第1保持部の第1成形体と前記第2保持部の第2成形体が、前記隙間も含めて全体として一つの円を形成しているものであり、
    前記一つの円の中心と、前記第1棒状部材と前記第2棒状部材により固定された前記第1測定部材の中心、前記環状部材の中心、前記第2測定部材の中心、および前記荷重部の中心が一致した状態で測定する、請求項6記載の前記測定対象の接続強度を測定する方法。
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