JP6499655B2 - 鉄道車両のディスクブレーキ用摩擦材ボタン状物を支持するためのプレート及びそのプレートを備える摩擦パッド - Google Patents

鉄道車両のディスクブレーキ用摩擦材ボタン状物を支持するためのプレート及びそのプレートを備える摩擦パッド Download PDF

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Description

本発明は、鉄道車両のディスクブレーキ用摩擦材ボタン状物を支持するためのプレートに関する。
より詳細には、本発明は、その種類のプレートの構造であって、鉄道車両の制動フェーズ中に、弾性変形して(すなわち、弾性領域において弾性変形して)、それが支持する各ボタン状物の摩擦面と、各ボタン状物が押圧されるディスクの表面との間の接触圧の分布を出来るだけ均一にでき、且つ、各ボタン状物の摩擦面をディスク表面に対して平行に接触した状態で維持できるように構成されたプレートの構造に関する。
また、本発明は、その支持プレートを備える摩擦パッドに関する。
本発明の摩擦材ボタン状物は、プレートもその一部である鉄道車両のディスクブレーキ用の摩擦パッドのボタン状物である。
摩擦材ボタン状物用の支持プレートが、特許文献1に記載されている。
この支持プレートは、可撓性及び弾性を有し、その周囲に沿って基体プレートに対して固定される。支持プレートと基体プレートとの間には、スペーサが介装される。
しかしながら、この支持プレートは、可撓性及び弾性を有するものの、欠点がある。
第1の欠点は、支持プレートと基体プレートとの間の取り付け点からのボタン状物の距離に応じて、ディスクに対するそのボタン状物の剛性が変化することである。詳細には、取り付け点の近傍に位置付けられたボタン状物は、その取り付け点から最も遠くにあるボタン状物よりも高い剛性を有する。制動フェーズ中に確立される力のバランスにおいて、ブレーキキャリパのシールホルダを介して摩擦パッドに加えられる垂直力が、それを構成する個々のボタン状物においてその剛性に比例して分配され、取り付け点の近傍に位置付けられたボタン状物は、より大きな接触圧によって特徴づけられることになる。
その結果、取り付け点の近傍に位置付けられたボタン状物は、取り付け点から最も遠いボタン状物よりも大きな垂直力、ひいては摩擦力によって特徴づけられることになる。
第2の欠点は、制動フェーズ中に発生する熱過渡期の間、支持プレートの変形が、各ボタン状物の摩擦面とディスク面との間の接触圧の分配に対して悪影響を及ぼすことである。事実、制動フェーズ中、支持プレートは、ボタン状物から支持プレートへ伝導により伝達される熱のために、基体プレートよりも加熱される。この2つのプレート間の温度差は、300℃まで達する場合があり、異なる熱膨張を生じさせる。2つのプレート間に堅い拘束(Rigid constraints)(すなわち、カシメ(Riveting))が周囲に沿って存在することによって、直線的な体膨張(linear cubic expansion)が妨げられ、それどころか支持プレートの歪みを生じる。各ボタン状物は、支持プレートに対して堅く拘束されているため、その変形に追従し、その結果ディスク面に対して接近又は離間することで、接触圧、ひいては垂直力及び摩擦力が変化する。
これらの欠点は、同時に発生し、摩擦パッドにおける種々のボタン状物の接触圧及びそれによる力の分布の均一性が欠如する原因となる。これは、制動中、各摩擦材ボタン状物が異なる形で制動動作に加わり、ボタン状物の摩耗の仕方が異なり、摩擦パッドが位置付けられたディスク面上での熱分布が均一ではないことを意味する。事実、特に、摩擦により失われる運動エネルギーが相当大きい高速鉄道車両(速度が250km/hを超える鉄道車両)における制動の場合、異なる色の周方向バンド(circumferential bands)(いわゆるファイアバンド(fire band))がディスク上における最もチャージされた(most charged)(より大きな接触圧を有する)ボタン状物の位置に現れる。この周方向バンドは、ディスク面上における、最もチャージされたボタン状物が制動フェーズ中に摺動するディスク面の位置で発生し、その結果、そのボタン状物とディスク面との摩擦によって、局所的な温度上昇が発生するものである。この局所的な温度上昇は、いわゆるホットスポットの形成に繋がり、このホットスポットによりディスク面の亀裂や損傷が生じ、そのディスクを更に使用できなくなる恐れがある。
欧州特許第0106782号明細書
本発明の目的は、それらの欠点を克服することであり、鉄道車両のディスクブレーキ用の摩擦材ボタン状物を支持するための支持プレートであって、シールホルダを介して垂直力が、その一部を構成する摩擦パッドに加えられた際、支持プレートと、その支持プレートに連結された基体プレートとの間の温度差の有無に係わらず、ボタン状物とディスク面との間の接触圧の分布が互いに略均一となるように、弾性領域において変形するように構成された支持プレートを提供することである。従って、ボタン状物に加えられる垂直力及び接線力の均一性、及び、ディスク面の温度領域の略均一な分布が得られる。
更に、支持プレートの構成は、それが支持するボタン状物がディスク面に対して略同じ垂直剛性を有し、制動フェーズ中に、各ボタン状物の摩擦面がディスク面に対して平行を維持しながら接触するようになっていると有利である。
本発明の更なる目的は、この支持プレートを備える摩擦パッドを提供することである。
従って、本発明の具体的な目的は、鉄道車両のディスクブレーキ用の複数の摩擦材ボタン状物を支持するための支持プレートであって、
各ボタン状物を支持プレートと連結することを可能とする少なくとも1つの第1貫通孔であって、各第1貫通孔が領域を画成し、各第1貫通孔の領域のグループが支持プレートに重心を画成する、第1貫通孔と、
少なくとも1つの第1貫通孔の周囲に配置され、それぞれが少なくとも2つの第1小孔を備える、少なくとも1つの第1小孔又はスロットグループと、
対応するブロッキングエレメントを挿入して支持プレートを基体プレートと連結するための複数の第2貫通孔であって、支持プレートの周囲の近傍に配置された第2貫通孔とを備える。
第1小孔は、支持プレートの第1部分と交互に配置されて、鉄道車両の制動フェーズ中に、支持プレートと基体プレートとの間の温度差の有無に係わらず、ボタン状物に加わる垂直力の影響により第1部分がその弾性領域において変形して、ボタン状物上の接触圧の分布が互いに略均一となるようになっている。
詳細には、各第1小孔グループは、少なくとも第1貫通孔の周囲に配置されてもよい。
より詳細には、各第1小孔グループは、少なくとも2つの第1貫通孔の周囲に配置されてもよい。
本発明によれば、支持プレートは、支持プレートを基体プレートと更に連結するように更なるブロッキングエレメントを挿入するための第3貫通孔を備えてもよい。第3貫通孔は、重心に、又はその重心の近傍に配置されてもよい。
また本発明によれば、支持プレートは、少なくとも1つの第2貫通孔の近傍に配置された少なくとも1つの第2小孔又はスロットであって、好ましくは各第2貫通孔に対して1つの第2小孔を備えてもよい。
詳細には、第2小孔のそれぞれが湾曲し、且つ、対応する第2貫通孔から第2所定距離の位置において支持プレートに配置されてもよい。
支持プレートは、対応するボタン状物の回転を防止し、支持プレート上のボタン状物の配向をブロックする少なくとも1つの回転防止エレメントを備えると有利である。
本発明によれば、各第1小孔グループは3個の第1小孔を備えてもよい。
それら3個の第1小孔は、三角形の頂点に配置されてもよく、各第1小孔が、第1貫通孔から第1所定距離の位置において支持プレートに配置される。
第1代替例において、支持プレートは、12個の第1貫通孔を備えてもよく、ここで、6個の第1貫通孔が支持プレートの第1中央部に配置され、3個の第1貫通孔が支持プレートの第2側部に配置され、3個の第1貫通孔が支持プレートの第3側部に配置される。支持プレートは、各第1貫通孔に対して1つずつ設けられた12個の第1小孔グループを備えてもよく、ここで、6個の第1の第1小孔グループが支持プレートの第1中央部に配置され、3個の第2の第1小孔グループが支持プレートの第2側部に配置され、3個の第3の第1小孔グループが支持プレートの第3側部に配置される。
更に、支持プレートの第1中央部に設けられた6個の第1貫通孔の中心は、変形六角形の頂点に配置されてもよく、ここで、その変形六角形は、中心として重心を有するとともに6つの等しい辺で形成される。支持プレートの第2側部に設けられた3つの第1貫通孔の中心は、第1三角形の頂点に配置されてもよく、支持プレートの第3側部に設けられた3つの第1貫通孔の中心は、第2三角形の頂点に配置されてもよい。各第1貫通孔の中心は、各第1小孔グループの3つの第1小孔により形成される対応する三角形の重心と一致している
第2代替例において、支持プレートは、9個の第1貫通孔を備えてもよく、ここで、3個の第1貫通孔が支持プレートの第1中央部に配置され、3個の第1貫通孔が支持プレートの第2側部に配置され、3個の第1貫通孔が支持プレートの第3側部に配置される。支持プレートは、各第1貫通孔に対して1つずつ設けられた9個の第1小孔グループを備えてもよく、ここで、3個の第1の第1小孔グループが支持プレートの第1中央部に配置され、3個の第2の第1小孔グループが支持プレートの第2側部に配置され、3個の第3の第1小孔グループが支持プレートの第3側部に配置される。
更に、支持プレートの第1中央部に設けられた3個の第1貫通孔の中心は、第1三角形の頂点に配置されてもよく、支持プレートの第2側部に設けられた3個の第1貫通孔の中心は、第2三角形の頂点に配置されてもよく、支持プレートの第3側部に設けられた3個の第1貫通孔の中心は、第3三角形の頂点に配置されてもよい。
第3代替例において、支持プレートは、6個の第1貫通孔を備えてもよい。支持プレートは、各第1貫通孔に対して1つずつ設けられた6個の第1小孔グループを備えてもよく、ここで、3個の第1貫通孔の中心は、第1三角形の頂点に配置されてもよく、3個の第1貫通孔の中心は、第2三角形の頂点に配置されてもよい。
本発明によれば、各第1小孔グループの第1小孔は、円周に沿って配置されてもよい。
詳細には、第1小孔グループは、3個の第1貫通孔の周囲に配置されてもよく、それら3個の第1貫通孔の中心は、第1小孔が配置された円周に対して同心の円周に内接する三角形の頂点に配置される。
支持プレートは、鋼鉄、好ましくはAISI422から作られると好ましい。
また、本発明の具体的な目的は、上述の支持プレートと、複数の摩擦材ボタン状物とを備え、各ボタン状物が、支持プレートの少なくとも1つの第1貫通孔と連結される第1連結手段を少なくとも備える摩擦パッドである。各ボタン状物は、対応する第1小孔グループにおいて支持プレート上に連結される。
本発明によれば、第1代替例において、摩擦パッドの支持プレートは、各第1小孔グループのためのスペーサを備えてもよく、このスペーサは、各第1小孔グループの第1小孔により画成される支持プレートの領域を占める大きさになっているとともに、所定の厚さを有し、各ボタン状物は、摩擦材の部分及び支持エレメントを備えてもよく、ここで、支持エレメントは、摩擦材の部分と接触する第1面と、第1面に対向する第2面とを備える。
第2代替例において、各ボタン状物は、摩擦材の部分及び支持エレメントを備えてもよく、ここで、支持エレメントは、摩擦材の部分と接触する第1面と、第2面と、第2面に対して平行且つ離間して段差を形成する第3面とを備え、ボタン状物を支持プレートと連結すると、第3面が支持プレートと接触し、第2面が支持プレートから第3所定距離に位置するようになっている。
詳細には、支持プレートは、各第1小孔グループのためのスペーサを備えてもよく、このスペーサは、各第1小孔グループの第1小孔により画成される支持プレートの領域を占める大きさになっているとともに、所定の厚さを有する。
より詳細には、支持エレメントの第3面は、略三角形状又は円形状又は凸状多角形状を有してもよい。
本発明によれば、各ボタン状物は、変形六角形の断面を有してもよく、その変形六角形は、第2の長さを有する3つの第2の辺と交互に配置された第1の長さを有する3つの第1の辺を有し、第2の長さが第1の長さよりも短い。
六角形断面の代わりに、各ボタン状物は、三角形の断面を有してもよい。
最後に、摩擦パッドは、基体プレートと、ダブテールエレメントとを備えてもよく、ここで、基体プレートは、支持プレートから所定距離に位置するように、少なくとも1つのスペーサを介して支持プレートに連結され、ダブテールエレメントは、基体プレートに固定される
以下、本発明を、例示的且つ非限定的な目的のために、特に添付の図面を参照して、その実施例に従い説明する。
ディスクブレーキ用の12個の摩擦材ボタン状物を支持する支持プレートと、ダブテールエレメントが固定された基体プレートとを備える摩擦パッドのサブセットの第1実施例の斜視図である。 図1の摩擦パッドのサブセットを上から見た図である。 図1の摩擦パッドのサブセットの側面図である。 図1の支持プレート上に位置付けられる摩擦材ボタン状物を上から見た図である。 図4の摩擦材ボタン状物のA−A線に沿う断面図である。 図4の摩擦材ボタン状物の斜視図である。 その上に複数の摩擦材ボタン状物が配置された支持プレートを備える摩擦パッドを上から見た図である。 図7の摩擦パッドのC−C線に沿う断面図であり、詳細部は、支持プレートと基体プレートとの間に介装されたスペーサを示す。 その上に12個の摩擦材ボタン状物が配置された支持プレートを備える摩擦パッドの第1の斜視図である。 支持プレートを備える摩擦パッドの第2の斜視図であり、幾つかの摩擦材ボタン状物が取り外され、幾つかの摩擦材ボタン状物を透明で示し、第1小孔グループの第1小孔により境界付けられた領域を破線で示して、それが、ボタン状物を支持プレートに装着したときに支持プレートとボタン状物との間の接触面となることを示す。 対応する摩擦パッドに属する2つの隣接する支持プレートの弾性領域における異なる時点での変形を100:1のスケールで示す。 対応する摩擦パッドに属する2つの隣接する支持プレートの弾性領域における異なる時点での変形を100:1のスケールで示す図である。 対応する摩擦パッドに属する2つの隣接する支持プレートの弾性領域における異なる時点での変形を100:1のスケールで示す別の図である。 対応する摩擦パッドに属する2つの隣接する支持プレートの弾性領域における異なる時点での変形を100:1のスケールで示す別の図である。 対応する摩擦パッドに属する2つの隣接する支持プレートの弾性領域における異なる時点での変形を100:1のスケールで示す別の図である。 ディスクブレーキ用の9個の摩擦材ボタン状物を支持するための支持プレートを備える摩擦パッドのサブセットの第2実施例の斜視図である。 図12の摩擦パッドのサブセットを上から見た図である。 その上に9個の摩擦材ボタン状物が配置された支持プレートを備える摩擦パッドの斜視図である。 ディスクブレーキ用の6個の摩擦材ボタン状物を支持するための支持プレートを備える摩擦パッドのサブセットの第3実施例の斜視図である。 図15の摩擦パッドのサブセットを上から見た図である。 その上に6個の摩擦材ボタン状物が配置された支持プレートを備える摩擦パッドの斜視図である。 ディスクブレーキ用の6個の摩擦材ボタン状物を支持するための支持プレートを備える摩擦パッドのサブセットの第4実施例の斜視図である。 ディスクブレーキ用の6個の摩擦材ボタン状物を支持するための支持プレートを備える摩擦パッドのサブセットの第5実施例の斜視図であり、ここで、各第1小孔グループは、複数の第1貫通孔の周囲に配置されている。 図19の摩擦パッドのサブセットを上から見た図である。 図19の支持プレート上に位置付けられる摩擦材ボタン状物を上から見た図である。 図21の摩擦材ボタン状物の線D−Dに沿う断面図である。 図21の摩擦材ボタン状物の斜視図である。
記載された実施例を参照し、摩擦材という用語は、任意の焼結摩擦材を指す。しかしながら、この摩擦材が焼結摩擦材である必要はない。
図1〜10を参照し、鉄道車両のディスクブレーキ用の摩擦材ボタン状物Tを支持するための摩擦パッドPの支持プレート1の第1実施例を説明する。
特に図1〜3を参照し、摩擦パッドPは、複数のボタン状物Tがその上に配置された支持プレート1に加えて、基体プレート2と、摩擦パッドPをシールホルダ(不図示)上に固定することを可能とするダブテールエレメント3とを備える。互いに対称的な2つの摩擦パッドPが、単一のシールホルダ上に取り付けられる。
基体プレート2は、スペーサ23(後に説明する)が介装されることにより、支持プレート1から所定の距離D0に位置するように支持プレート1に連結される。ダブテールエレメントは、基体プレート2に固定される。
言い換えると、基体プレート2は、支持プレート1とダブテールエレメント3との間に位置付けられる。詳細には、支持プレート1は、摩擦材ボタン状物Tに向けられた第1面11と、第1面に対向し、基体プレート2に向けられた第2面12とを有する。基体プレート2は、支持プレート1の第2面12に向けられた第1面21と、第1面21に対向し、ダブテールエレメント3がその上に固定される第2面22とを有する。
更に、支持プレート1は、支持プレート1を対応するボタン状物Tと連結するのを可能にする第1貫通孔F1を備える。
詳細には、各第1貫通孔F1は領域を画成し、支持プレート上に配置されたそれらの第1貫通孔F1の領域のグループの重心を参照符号BAで示す。
更に、この重心BAは、摩擦領域全体の重心と一致している。摩擦領域全体とは、支持プレート1上に配置されたボタン状物Tの摩擦面のグループである。以下に示すように、各ボタン状物Tは、参照符号T1で示された摩擦面を有する。
従って、参照符号BAは、第1貫通孔F1の領域のグループの重心、及び、ボタン状物Tの摩擦領域全体の重心の両方を指す。
各ボタン状物Tに対して、支持プレート1は、そのボタン状物Tが回転するのを防止し、支持プレート1上のその配向をブロックする少なくとも1つの回転防止エレメントMAを備える。この少なくとも1つの回転防止エレメントは、第1貫通孔F1の近傍に配置されている。
支持プレート1は、支持プレート1を基体プレート2と連結するのを可能にする複数の第2貫通孔F2及び第3貫通孔F3を更に備える。第2貫通孔F2のそれぞれは、支持プレート1の外周の近傍に配置され、第3貫通孔F3は、重心BAに配置される。
本発明によれば、支持プレート1は、第1貫通孔F1の近傍に配置された複数の第1小孔又はスロット5と、第2貫通孔F2の近傍に配置された複数の第2小孔又はスロット6とを備える。
第1小孔5及び第2小孔6は、支持プレート1から材料を(例えば、せん断加工により)除去することによって得られる。
詳細には、第1小孔5は、複数の第1小孔グループを形成するように、支持プレート1に配置される。各第1貫通孔F1の周囲に、対応する第1小孔グループが設けられる。各第1小孔グループは、3つの第1小孔5を備える。
各第1小孔グループの第1小孔5は、湾曲しており、三角形の頂点に配置されている。各第1小孔5は、略放物線の断面を有する。この放物線の凹面は、第1貫通孔F1に向けられ、放物線の頂点は、対応する第1貫通孔F1の中心から第1所定距離D1に位置し、各回転防止エレメントMAが、第1貫通孔F1と、対応する第1小孔5との間に介装されるようになっている。この第1所定距離D1は、14.5mm〜21.5mmの値とすることができ、好ましくは16.5mmである。
各第1小孔グループの第1小孔5は、支持プレートの第1部分7によって互いに離間されている。言い換えると、各第1小孔グループにおいて、第1小孔5と第1部分7とは交互に設けられている、すなわち、空(empty)部分(小孔)と充填(filled)部分(支持プレートの部分)とが交互に設けられている。第1部分7は、小孔の幅Xと等しい幅と、所定の長さYとを有し、図2において、第1部分7のそれぞれは、同じグループの2つの連続する第1小孔5の対向縁部をそれぞれ繋ぐ2本の破線と、それら2つの連続する第1小孔5の端部である2つの連続線とによって画成されている。第1小孔5の幅Xは、1.5mm〜5mmの値とすることができ、好ましくは2.5mmである。第1部分7の長さYは、3mm〜15mmの値とすることができ、好ましくは9mmである。
詳細には、プレートは、第1中央部、第2側部及び第3側部を有する。それらの部のそれぞれに、対応する複数の第1小孔グループが設けられている。
記載の第1実施例において、支持プレート1には、12個の第1小孔グループが設けられている。6個の第1小孔グループが支持プレート1の中央部に配置され、3個の第2の第1小孔グループが第2側部に配置され、3個の第3の第1小孔グループが第3側部に配置されている。
第1の第1小孔グループの第1小孔5により形成された各三角形の重心は、変形六角形(irregular hexagon)の頂点に配置されており、この変形六角形各頂点が、対応する貫通孔F1の中心と一致している。変形六角形は、その中心として重心BAを有し、6個の等しい辺で形成され、第1の対の隣接する辺、及び、その第1の対の辺と反対側の第2の対の隣接する辺は、それぞれ第1の鈍角及び第2の鈍角を画成しており、第1の鈍角及び第2の鈍角は互いに等しく、それらの一対の辺のそれぞれの辺と、残りの辺のそれぞれとにより形成される鈍角よりも大きい。言い換えると、変形六角形には楕円が外接しており、重心BAは、その楕円の2つの焦点から等距離にある。
第2のグループ及び第3のグループの第1小孔により形成された三角形の重心は、各頂点が対応する貫通孔F1の中心と一致した対応する二等辺三角形の頂点に配置されている。
図4〜6を特に参照し、各摩擦材ボタン状物Tは、金属製の支持エレメントSを備える。詳細には、ボタン状物Tは、摩擦材TAの部分を備え、その摩擦材TAは、ディスクの表面と接触することを目的とした第1面又は摩擦面T1と、その第1面T1とは反対側の、支持エレメントSの第1面S1上にろう付け溶接された第2面T2とを有する。
支持エレメントSは、ボタン状物Tを、対応する第1貫通孔F1を介して、支持プレート1と連結する連結手段Cを備える。
支持エレメントSは、第2面S2と、第2面S2に対して平行且つ離間して段差(elevation)Rを形成する第3面S3とを更に備える。言い換えると、第3面S3は、第2面S2に対して浮き彫り状になった面である。
詳細には、第3面S3は、支持プレート1と接触することを目的としており、段差Rによって、そのボタン状物Tの第2面S2は、支持プレート1の第1面11から第3所定距離D3に位置するようになる。従って、支持エレメントSの第3面S3が、その支持エレメントの第2面S2に対して浮き彫り状になった面であるということは、第2面S2が、その第2面と支持プレートとの接触を回避するように、支持プレート1から常に離間しているということを意味する。第3所定距離D3は、0.5mm〜2mmの値とすることができ、好ましくは1mmである。
記載の第1実施例において、第2面S2は、変形六角形の形状を有し、第3面S3は、略三角形状を有する。
連結手段Cは、第3面S3上に配置されている。
詳細には、連結手段Cは、円筒状断面を有するカラーを備える。各ボタン状物のカラーは、対応する第1貫通孔F1に挿入され、支持プレート1上にカシメられる。従って、カラーは、第1貫通孔F1に挿入されるような大きさになっている。
第3面S3は、ボタン状物Tを支持プレート1と連結したときに、対応する第1小孔グループの第1小孔5間に備えられる支持プレート1の部分上に第3面S3が配置されるような大きさ及び形状になっている。より詳細には、第3面S3は、第1小孔グループの各第1小孔の内側縁部、すなわち、第1貫通孔F1に向けられた各小孔の縁部と一致するような大きさ及び形状になっている。
言い換えると、ボタン状物Tを支持プレート1と連結する際、第1小孔グループの第1小孔5間に備えられた支持プレート1の表面部分が、ボタン状物Tと支持プレート1との間の接触面(以下、参照符号CSで示す)となる。
第3面S3の寸法及び形状は、その第3面S3が、第1小孔グループの第1小孔5と、(第1小孔グループの第1小孔5と交互に配置された)第1部分7とに重なるのを回避し、後者が自由に変形できるようになっている。事実、段差Rのために、支持エレメントSの第2面S2も、第1小孔グループの第1小孔5や第1部分7と重ならず、後者が自由に変形できるようになっている。言い換えると、段差Rのために、第2面S2は、第1小孔グループの第1小孔5や第1部分7と接触できないようになっている。
記載の第1実施例において、第3面S3は、支持エレメントSの第1面S1及びボタン状物Tの摩擦面T1よりも小さい。
更に、ボタン状物Tと支持プレート1との間の接触面(以下、参照符号CSで示す)は、個々のボタン状物Tの摩擦面T1よりも小さい。
記載の第1実施例において、これは必須ではないが、連結手段C及び支持エレメントSは、一体である。第2面S2と第3面S3との間に形成された連結手段C及び段差Rは、冷間塑性変形を用いて、各支持エレメントS上に得られる。
図面には示していない第1変形例では、各ボタン状物において、支持プレートに各第1小孔グループのためのスペーサを設けることも可能である。各スペーサは、各第1小孔グループの第1小孔により包囲される領域を占める大きさになっているとともに、所定の厚さを有する。このようにして、各ボタン状物の支持エレメントSの第2面S2と支持プレート1との間の距離が、段差Rとスペーサの厚さとの合計と等しくなる。
図面には示していない第2変形例では、各ボタン状物Tに段差Rを設けず(従って、第2面S2に対して浮き彫り状になった第3面S3を設けず)、各ボタン状物において、支持プレート1にのみ、各第1小孔グループに対して所定の厚さを有するとともに、各第1小孔グループの第1小孔により包囲される支持プレート1の領域を占める大きさになっているスペーサを設けることも可能である。
ボタン状物Tの回転を防止し、支持プレート1上でのボタン状物Tの配向をブロックする各回転防止エレメントMAは、支持プレート1上に設けられた膨出部を備え、これが、各支持エレメントに設けられた対応するハウジングRAに挿入される。
記載の第1実施例において、支持プレート1上に存在する各ボタン状物Tに対して、3個の回転防止エレメントMAが、正三角形の頂点に配置され、その正三角形に内接する円周は、第1貫通孔F1と同心である。
カラーC及び回転防止エレメントMAは、支持プレート1と、その上に配置された対応するボタン状物Tとの間に堅い掛止拘束(interlocking rigid constraint)を形成する。
各第1小孔グループの第1小孔5間に介装された支持プレートの第1部分7は、支持プレート1と基体プレート2との間に介装されたスペーサ23及び段差Rのために、その弾性領域において屈曲し且つ/又は捻じれるため、支持プレート1とボタン状物Tとの間の接触面(うち一つを図10において参照符号CSで示す)(すなわち、支持プレートと、各ボタン状物Tの支持エレメントSの第3面S3との間の接触面)は、垂直力並びにそれにより生じる接線力及び熱膨張の影響下でも、ディスク面に対して平行を維持する。その結果、各ボタン状物の摩擦面T1も、ディスク面に対して平行を維持する。その結果、各ボタン状物Tの摩擦面T1が、ディスク面に対して、且つ、支持プレート1と各ボタン状物の支持エレメントSの第3面S3との間の接触面(参照符号CSで以下に示す)に対して平行を維持するため、ボタン状物Tの一定且つ均一な摩滅(いわゆる平坦且つ平行な摩滅)が得られる。
言い換えると、第1小孔5間に存在する支持プレート1の第1部分7のそれぞれは、支持プレート1の各ボタン状物Tとの接触面と、支持プレート1の残りの部分との間の弾性ヒンジとして働く。
支持プレート1上に配置された第1小孔5が、ボタン状物Tの屈曲撓み性(flexual yieldability)に繋がり、制動フェーズの開始時、各第1貫通孔に対する摩擦力により与えられる曲げモーメントの結果として、各ボタン状物Tの摩擦面T1が、ディスクの回転中その仮想点に最初にぶつかる摩擦面T1の部分において若干より多くチャージされるようになると有利である。このようにして、ディスクの表面上に存在する水の膜を破壊して、ボタン状物Tのアクアプレーニングを回避できる。
第2貫通孔F2の近傍に配置された第2小孔6を参照すると、第2小孔6は湾曲している。詳細には、各第2小孔6は、対応する第2貫通孔F2の中心から第2所定距離D2の位置に配置されている。より詳細には、各第2小孔6は、対応する第2貫通孔F2の中心をその中心とし約120°の角度で対している(subtends)円弧状断面を有する。その第2所定距離D2は、5mm〜7mmの値とすることができ、好ましくは5mmである。各第2小孔の幅は、1mm〜4mmの値を有し、好ましくは2mmである。
更に、第2小孔6は、各第2小孔6の中心が、対応する第2貫通孔2の中心と重心BAとを結ぶ線上に位置付けられるように、支持プレート1上に配置されている。
第2小孔6は、第2貫通孔F2において、支持プレート1と基体プレート2との間の撓み性(yieldability)を決定し、第2貫通孔F2の周囲の支持プレート1の部分が屈曲且つ/又は捻じれることができる。
第3貫通孔F3の近傍には小孔は設けられておらず、支持プレート1及び基体プレート2は、第1貫通孔F1の領域のグループの重心BAにおいて堅く拘束されている。従って、支持プレート1の熱膨張は、重心BAを起点として且つその周囲に放射状に広がり、第2小孔6によって吸収される。
すでに述べたように、第2貫通孔F2及び第3貫通孔F3によって、支持プレート1を基体プレート2と連結することが可能となる。
この目的のために、第2貫通孔F2のそれぞれは、対応するブロッキングエレメントMBの挿入を可能とし、第3貫通孔F3は、更なるブロッキングエレメントMBAの挿入を可能とする。
すでに述べたように、支持プレート1及び基体プレート2は、スペーサ23が介装されることによって、互いに対して所定距離D0に位置するように連結されている。詳細には、各スペーサ23は、対応する第2貫通孔F2及び第3貫通孔F3に位置付けられている。図8の詳細部に、ブロッキングエレメントMBが挿入された第2貫通孔2において、支持プレート1と基体プレート2との間に介装されたスペーサ23を示す。所定距離D0は、2mm〜3mmの値とすることができ、好ましくは2mmである。
各スペーサがワッシャを備えると好ましい。
更に、支持プレート1及び基体プレート2は、固定されるように連結されてもよいし、取り外し可能に連結されてもよい。その結果、第1代替例において、ブロッキングエレメントMB及びMBAは、リベット等の固定されたブロッキングエレメントであってもよい。あるいは、第2代替例において、ブロッキングエレメントMB及びMBAは、基体プレート1に固定されるピストンを備えて、スプリットピンや弾性ストップリング等を介して支持プレート1を基体プレート2に対してブロックするようにして、使用により摩耗したボタン状物Tを保持する支持プレート1を交換して、それに固定された基体プレート2及びダブテールエレメント3の両方を回収することで摩擦パッドを再生できるようにしてもよい。
第1実施例と関連付けられた図面では示していないが、本発明の範囲から逸脱することなく、任意の数の第1貫通孔F1及び第2貫通孔F2を設けることが可能である。
記載の第1実施例において、支持プレート1は、第1貫通孔、第2貫通孔、第3貫通孔並びに第1小孔5及び第2小孔6の形成のために材料を取り除いた後、500℃を超える焼き戻し温度で焼き戻しすることを可能とするような物性を有する鋼鉄で作られる。そのような鋼鉄の例としては、AISI422がある。
更に、記載の第1実施例において、支持プレート1は、12個のボタン状物Tを支持している(図7〜10)。
各ボタン状物Tは、10cm〜15cmの大きさの摩擦面T1を有し、変形六角形の断面を有する。摩擦面T1も、変形六角形の断面を有する。詳細には、各ボタン状物Tは、第1の長さを有する3つの第1の辺と、第2の長さを有する3つの第2の辺とを交互に有し、ここで、第2の長さは、第1の長さよりも短い。各ボタン状物Tは、支持プレート1上におけるボタン状物Tの長さの短い辺の突出が、対応する第1小孔5の放物線の頂点を備える部分に向けられるように、支持プレート1上に連結される。
しかしながら、第1実施例と関連付けられた図面では示していないが、支持プレート1は、本発明の範囲から逸脱することなく、任意の数のボタン状物Tを支持してもよく、ボタン状物Tは、任意の断面、例えば、三角形状断面を有してもよい。その結果、ボタン状物の摩擦面T1も、三角形状断面又は任意の断面を有してもよい。
すでに述べたように、支持プレート1は、複数の第1小孔グループを有する。各第1小孔グループに、対応するボタン状物Tが配置される。
詳細には、6個のボタン状物Tの第1グループが、支持プレート1の第1中央部に配置され、3個のボタン状物Tの第2グループが、支持プレート1の第2側部に配置され、3個のボタン状物Tの第3グループが、第3側部に配置される。
第1ボタン状物グループの6個のボタン状物Tは、ボタン状物Tのそれぞれの長さの短い辺が重心BAに向けられるように、支持プレート1の第1中央部に位置付けられる。
視認できるように、各ボタン状物は、第1小孔グループに配置されているため、各ボタン状物Tの中心は、第1小孔グループの第1小孔5により形成される三角形の重心で形成される変形六角形と対応する変形六角形の頂点に配置される。
各第2ボタン状物グループ及び各第3ボタン状物グループのボタン状物Tは、各ボタン状物Tの中心が、対応する二等辺三角形の頂点に配置されるように、支持プレート1上に位置付けられる。この二等辺三角形は、第1小孔グループの第1小孔5により形成される正三角形の重心で形成される二等辺三角形と対応している。
図8は、支持プレート1上に配置された第1貫通孔F1の領域のグループの重心BAに沿う軸線C−Cに沿う断面を示す。回転防止エレメントMA、支持プレート1、基体プレート2及びダブテールエレメント3が、この断面から視認できる。
図9は、その上に12個のボタン状物Tが配置された支持プレート1の斜視図である。
図10は、2個のボタン状物Tを取り外し、4個のボタン状物Tを透明にして、ボタン状物Tが、対応する第1小孔グループにおける支持プレート1上にどのように位置付けられるかを示す、支持プレート1の斜視図である。
更に、支持プレート1の表面部には、(2つの取り除いたボタン状物のうち一つにおける)第1小孔グループ5の第1小孔5により包囲される領域が破線により示されて、これが、ボタン状物Tと支持プレート1との間の接触面CSであることを示している。すでに述べたように、支持エレメントSの第3面S3(すなわち、支持プレートと接触するボタン状物の部分)は、この領域を占めるが、第1小孔グループの第1小孔5にも、それらの小孔と交互に配置された第1部分7にも重ならないような大きさ及び形状になっている。更に、段差Rのために、支持エレメントSの第2面S2も、第1小孔グループの第1小孔5にも、それらの第1小孔と交互に配置された第1部分7にも重ならず接触もしない。
記載の第1実施例において、接触面CSは、略三角形状を有し、各支持エレメントSの(支持プレートと接触することを目的としている)第3面S3は、略三角形状を有する。しかしながら、接触面は、各支持エレメントの第3面と同様に、円形状(第4及び第5実施例を参照して以下に説明する)又は凸状多角形状を有してもよい。
図11A〜11Eは、それぞれが、対応する摩擦パッドに属し、異なる時点において力が加えられて弾性領域において変形した2つの隣接する支持プレートを示している。
2つの支持プレート1の変形は、主に、これら2つのプレート、第1小孔5及び第2小孔6の縁部を観察することにより視認することができる。
鉄道車両のディスクブレーキ用の摩擦材ボタン状物Tを支持するための摩擦パッドPの支持プレート1の第2実施例を図12に示す。
記載の第1実施例とは異なり、支持プレート1には、9個の第1小孔グループが設けられている。
3つの第1の第1小孔グループが、支持プレート1の中央部に配置され、3つの第2の第1小孔グループが、第2側部に配置され、3つの第3の第1小孔グループが、第3側部に配置されている。
第1小孔グループのそれぞれの第1小孔により形成される各三角形の重心は、それぞれの頂点が、対応する貫通孔F1(図13)の中心と一致する対応する二等辺三角形の頂点に配置されている。
更に、第1実施例とは異なり、本実施例において参照符号F3’で示される第3貫通孔は、本実施例において参照符号MBA’で示される更なるブロッキングエレメントの挿入を可能とするように、第1貫通孔F1の領域のグループにより画成される重心BAの近傍に配置される。
図14は、その上に9個のボタン状物Tが配置された支持プレート1の斜視図である。
支持プレート1の第1実施例上に配置されたボタン状物Tとは異なり、各ボタン状物Tは、16cm〜18cmの大きさの摩擦面T1を有する。
鉄道車両のディスクブレーキ用の摩擦材ボタン状物Tを支持するための摩擦パッドPの支持プレート1の第3実施例を図15に示す。
記載の第1実施例とは異なり、支持プレート1には、6個の第1小孔グループが設けられている。
従って、支持プレートには、3つの第1の第1小孔グループと、3つの第2の第1小孔グループとが設けられている。
第1小孔グループのそれぞれの第1小孔により形成される各三角形の重心は、それぞれの頂点が、対応する貫通孔F1(図16)の中心と一致する対応する二等辺三角形の頂点に配置されている。
図17は、その上に6個のボタン状物Tが配置された支持プレート1の斜視図である。
支持プレート1の第1実施例上に配置されたボタン状物Tとは異なり、各ボタン状物Tは、24cm〜26cmの大きさの摩擦面T1を有する。
鉄道車両のディスクブレーキ用の摩擦材ボタン状物Tを支持するための支持プレート1の第4実施例を図18に示す。
第3実施例と同様に、支持プレート1には、6つの第1小孔グループが設けられている。
しかしながら、第3実施例とは異なり、各第1小孔グループの第1小孔5は、円周に沿って配置されている。この円周は、対応する第1貫通孔F1と同心である。
その結果、図示はしていないが、支持エレメントSの少なくとも第3面S3が円形状を有する。
鉄道車両のディスクブレーキ用の摩擦材ボタン状物Tを支持するための支持プレート1の第5実施例を図19に示す。
詳細には、第3実施例と同様に、支持プレート1は、6個のボタン状物を支持するように構成され、各第1小孔グループの第1小孔5は、円周に沿って配置されている。
各第1小孔グループが一つの第1貫通孔F1の周囲に配置された第3実施例とは異なり、各第1小孔グループは、複数の第1貫通孔F1の周囲に配置されている。
詳細には、各第1小孔グループは、複数の第1貫通孔F1の周囲に配置されており、これらの複数の第1貫通孔F1は、第1貫通孔の中心が正三角形(図20)の対応する頂点に位置するように配置されている。より詳細には、この正三角形は、それに沿って各第1小孔グループの第1小孔が配置された円周と同心の円周に内接している。
記載の第5実施例において、各第1小孔グループは、3個の第1貫通孔F1の周囲に配置されている。しかしながら、図面には示していないが、各第1小孔グループは、2個の第1貫通孔や3個を超える数の第1貫通孔の周りに配置されてもよい。
図21〜23は、支持プレートの第5実施例と連結されたボタン状物Tを示す。
支持プレート1の第1実施例と連結されるボタン状物T(図4〜6に示す)とは異なり、支持プレート1の第5実施例と連結させることができるボタン状物Tの支持エレメントSは、そのボタン状物Tを支持プレート1に連結するための第1連結手段C1、第2連結手段C2及び第3連結手段C3を備える。記載の第5実施例において、これは必須ではないが、第1連結手段C1、第2連結手段C2及び第3連結手段C3並びに支持エレメントSは、単一の部品である。連結手段C1,C2,C3のそれぞれは、円筒状断面を有する対応するカラーを備える。各カラーは、対応する第1貫通孔F1に挿入され、支持プレート1上にカシメられる。
第1連結手段、第2連結手段及び第3連結手段は、正三角形の頂点において、支持エレメントSの第3面S3上に配置されている。
更に、支持エレメントSの第3面S3は、円形状を有し、円周に沿って配置された第1小孔グループの第1小孔5により包囲される領域と接触するような大きさになっている。その結果、ボタン状物Tと支持プレート1との間の接触面CSは、円形状を有する。
本発明の対象を構成する支持プレート1は、摩擦材ボタン状物及びディスク面の両方を不均一な摩滅から保護するため有利である。何故なら、これにより、ボタン状物Tとディスク面との間の接触圧、ひいてはボタン状物に加わる垂直力及び接線力の分布を略均一なものとすることを可能とするからである。詳細には、あるボタン状物Tに作用する圧力及び力が、同じ支持プレート1上に配置された他のボタン状物Tに加わる圧力及び力とほぼ同じになる。
更に、接触圧が略均一な形で分配されるため、ボタン状物の放射状突出を含む部分におけるディスク面上の温度領域の均一な分布が保証される。
本発明を、非限定の例示の目的のために、その好ましい実施例を参照して説明したが、添付の特許請求の範囲により規定される保護の相対的な範囲から逸脱することなく、任意の変形及び/又は変更を、当業者が行ってもよいことは理解されたい。

Claims (25)

  1. 鉄道車両のディスクブレーキ用の複数の摩擦材ボタン状物(T)を支持するための支持プレート(1)において、
    各ボタン状物(T)を前記支持プレート(1)と連結することを可能とする少なくとも1つの第1貫通孔(F1)であって、各第1貫通孔(F1)が領域を画成し、各第1貫通孔(F1)の領域のグループが前記支持プレート(1)に重心(BA)を画成する、第1貫通孔(F1)と、
    前記少なくとも1つの第1貫通孔(F1)の周囲に配置され、それぞれが少なくとも2つの第1小孔(5)を備える少なくとも1つの第1小孔又はスロットグループ(5)と、
    対応するブロッキングエレメント(MB)を挿入して前記支持プレート(1)を基体プレート(2)と連結するための複数の第2貫通孔(F2)であって、前記支持プレート(1)の周囲の近傍に配置された第2貫通孔(F2)とを備え、
    前記第1小孔(5)が、前記支持プレートの第1部分(7)と交互に配置されて、鉄道車両の制動フェーズ中に、前記支持プレート(1)と前記基体プレート(2)との間の温度差の有無に係わらず、前記ボタン状物(T)に加わる垂直力の影響により前記第1部分(7)がその弾性領域において変形して、前記ボタン状物(T)上の接触圧の分布が互いに略均一となるようになっていることを特徴とする支持プレート(1)。
  2. 各第1小孔グループ(5)が、前記少なくとも1つの第1貫通孔(F1)の周囲に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の支持プレート。
  3. 各第1小孔グループ(5)が、少なくとも2つの第1貫通孔(F1)の周囲に配置されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の支持プレート(1)。
  4. 前記支持プレート(1)を前記基体プレート(2)と更に連結するように更なるブロッキングエレメント(MBA,MBA’)を挿入するための第3貫通孔(F3,F3’)であって、前記重心(BA)に又は前記重心(BA)の近傍に配置された第3貫通孔(F3,F3’)を備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の支持プレート(1)。
  5. 少なくとも1つの第2貫通孔(F2)の近傍に配置された少なくとも1つの第2小孔又はスロット(6)であって、好ましくは各第2貫通孔(F2)に対して1つの第2小孔(6)を備えることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の支持プレート(1)。
  6. 前記第2小孔(6)のそれぞれが湾曲し、且つ、対応する第2貫通孔(F2)から第2所定距離(D2)の位置において前記支持プレート(1)に配置されたことを特徴とする、請求項に記載の支持プレート(1)。
  7. 対応するボタン状物(T)の回転を防止し、前記支持プレート(1)上の前記ボタン状物の配向をブロックする少なくとも1つの回転防止エレメント(MA)を備えることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の支持プレート(1)。
  8. 各第1小孔グループが3個の第1小孔(5)を備えることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の支持プレート(1)。
  9. 前記3個の第1小孔(5)が三角形の頂点に配置されるとともに、各第1小孔が、第1貫通孔(F1)から第1所定距離(D1)において支持プレート(1)に配置されることを特徴とする、請求項に記載の支持プレート(1)。
  10. 12個の第1貫通孔(F1)を備え、ここで、6個の第1貫通孔(F1)が前記支持プレート(1)の第1中央部に配置され、3個の第1貫通孔(F1)が前記支持プレート(1)の第2側部に配置され、3個の第1貫通孔(F1)が前記支持プレート(1)の第3側部に配置され、且つ、
    各第1貫通孔(F1)に対して1つずつ設けられた12個の第1小孔グループを備え、ここで、6個の第1の第1小孔グループが前記支持プレート(1)の前記第1中央部に配置され、3個の第2の第1小孔グループが前記支持プレート(1)の前記第2側部に配置され、3個の第3の第1小孔グループが前記支持プレート(1)の前記第3側部に配置されることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の支持プレート(1)。
  11. 前記支持プレート(1)の前記第1中央部に設けられた前記6個の第1貫通孔(F1)の中心が変形六角形の頂点に配置され、該変形六角形が、中心として前記重心(BA)を有するとともに6つの等しい辺で形成され、前記支持プレート(1)の前記第2側部に設けられた前記3つの第1貫通孔(F1)の中心が第1三角形の頂点に配置され、前記支持プレート(1)の前記第3側部に設けられた前記3つの第1貫通孔(F1)の中心が第2三角形の頂点に配置され、各第1貫通孔(F1)の中心が、各第1小孔グループの前記3つの第1小孔(5)により形成される対応する三角形の重心と一致していることを特徴とする、請求項9に従属する請求項10に記載の支持プレート(1)。
  12. 9個の第1貫通孔(F1)を備え、ここで、3個の第1貫通孔(F1)が前記支持プレート(1)の第1中央部に配置され、3個の第1貫通孔(F1)が前記支持プレート(1)の第2側部に配置され、3個の第1貫通孔(F1)が前記支持プレート(1)の第3側部に配置され、且つ、
    各第1貫通孔(F1)に対して1つずつ設けられた9個の第1小孔グループを備え、ここで、3個の第1の第1小孔グループが前記支持プレート(1)の前記第1中央部に配置され、3個の第2の第1小孔グループが前記支持プレート(1)の前記第2側部に配置され、3個の第3の第1小孔グループが前記支持プレート(1)の前記第3側部に配置されることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の支持プレート(1)。
  13. 前記支持プレート(1)の前記第1中央部に設けられた前記3個の第1貫通孔(F1)の中心が、第1三角形の頂点に配置され、前記支持プレート(1)の前記第2側部に設けられた前記3個の第1貫通孔(F1)の中心が、第2三角形の頂点に配置され、前記支持プレート(1)の前記第3側部に設けられた前記3個の第1貫通孔(F1)の中心が、第3三角形の頂点に配置されることを特徴とする、請求項12に記載の支持プレート(1)。
  14. 6個の第1貫通孔(F1)を備え、且つ、各第1貫通孔(F1)に対して1つずつ設けられた6個の第1小孔グループを備え、ここで、3個の第1貫通孔(F1)の中心が、第1三角形の頂点に配置され、3個の第1貫通孔(F1)の中心が、第2三角形の頂点に配置されていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の支持プレート(1)。
  15. 各第1小孔グループの前記第1小孔(5)が円周に沿って配置されていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の支持プレート(1)。
  16. 各第1小孔グループ(5)が、3個の第1貫通孔(F1)の周囲に配置され、前記3個の第1貫通孔(F1)の中心が、前記第1小孔(5)が配置された円周に対して同心の円周に内接する三角形の頂点に配置されていることを特徴とする、請求項1〜15のいずれか一項に記載の支持プレート(1)。
  17. 鋼鉄、好ましくはAISI422から作られることを特徴とする、請求項1〜16のいずれか一項に記載の支持プレート(1)。
  18. 請求項1〜17のいずれか一項に記載の支持プレート(1)と、
    複数の摩擦材ボタン状物(T)とを備え、
    各ボタン状物(T)が、前記支持プレート(1)の少なくとも1つの第1貫通孔(F1)と連結される第1連結手段(C,C1,C2,C3)を少なくとも備え、
    各ボタン状物が、対応する第1小孔グループにおいて前記支持プレート()上に連結される、摩擦パッド(P)。
  19. 前記支持プレート(1)が、各第1小孔グループのためのスペーサを備え、前記スペーサが、各第1小孔グループの前記第1小孔(5)により画成される前記支持プレート(1)の領域を占める大きさになっているとともに、所定の厚さを有するスペーサを備え、
    各ボタン状物(T)が、摩擦材(TA)の部分及び支持エレメント(S)を備え、前記支持エレメント(S)が、摩擦材(TA)の前記部分と接触する第1面(S1)と、前記第1面(S1)に対向する第2面(S2)とを備えることを特徴とする、請求項18に記載の摩擦パッド(P)。
  20. 各ボタン状物(T)が、摩擦材(TA)の部分及び支持エレメント(S)を備え、
    前記支持エレメント(S)が、摩擦材(TA)の前記部分と接触する第1面(S1)と、第2面(S2)と、前記第2面(S2)に対して平行且つ離間して段差(R)を形成する第3面(S3)とを備え、ボタン状物(T)を前記支持プレート(1)と連結すると、前記第3面(S3)が前記支持プレート(1)と接触し、前記第2面(S2)が前記支持プレート(1)から第3所定距離(D3)に位置するようになっていることを特徴とする、請求項18に記載の摩擦パッド(P)。
  21. 前記支持プレート(1)が、各第1小孔グループのためのスペーサを備え、前記スペーサが、各第1小孔グループの前記第1小孔(5)により画成される前記支持プレート(1)の領域を占める大きさになっているとともに、所定の厚さを有することを特徴とする、請求項18〜20のいずれか一項に記載の摩擦パッド(P)。
  22. 前記支持エレメント(S)の前記第3面(S3)が、略三角形状又は円形状又は凸状多角形状を有することを特徴とする、請求項20又は21に記載の摩擦パッド(P)。
  23. 各ボタン状物(T)が、変形六角形の断面を有し、該変形六角形が、第2の長さを有する3つの第2の辺と交互に配置された第1の長さを有する3つの第1の辺を有し、前記第2の長さが前記第1の長さよりも短いことを特徴とする、請求項18〜22のいずれか一項に記載の摩擦パッド(P)。
  24. 各ボタン状物(T)が、三角形の断面を有することを特徴とする、請求項18〜22のいずれか一項に記載の摩擦パッド(P)。
  25. 基体プレート(2)と、ダブテールエレメント(3)とを備え、
    前記基体プレート(2)が、前記支持プレート(1)から所定距離(DO)に位置するように、少なくとも1つのスペーサ(23)を介して前記支持プレート(1)に連結され、前記ダブテールエレメント(3)が、前記基体プレート(2)に固定されることを特徴とする、請求項18〜24のいずれか一項に記載の摩擦パッド(P)。
JP2016532796A 2013-08-07 2014-08-07 鉄道車両のディスクブレーキ用摩擦材ボタン状物を支持するためのプレート及びそのプレートを備える摩擦パッド Active JP6499655B2 (ja)

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