JP6499542B2 - 構造物の点検方法 - Google Patents

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Description

本発明は構造物の点検方法に関する。点検対象である構造物としては、例えば橋、トンネル、ダムのような土木構造物、例えばビルディングのような建築構造物などを挙げることができる。
構造物の点検方法は人による打音検査や目視検査が主流である。人による打音検査や目視検査は、検査を行いながら点検箇所の検査結果に合わせて臨機応変に検査内容を変更することが容易であり最も詳細な検査が可能な点検方法であると言える。しかしながら、通常一つの構造物に対して多数の点検箇所が存在すること、例えば橋の床板裏面や高所などの人が赴くことが困難な場所に点検箇所が存在する場合には人が点検箇所に到達するための足場を用意する必要があること等のせいで、人による打音検査や目視検査で構造物を点検することは非常に時間やコストのかかる点検方法になる。この問題は点検対象の構造物が大きくなるほど顕著である。
そこで、点検にかかる時間やコストを低減するために、構造物撮影用カメラを先端に搭載した可動アームを利用した構造物の点検方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2006−2417号公報
しかしながら、上記の構造物撮影用カメラを先端に搭載した可動アームを利用した構造物の点検方法では、大掛かりな装置である可動アームを準備し、更にその可動アームを設置するためのスペースを確保する必要があり場合によっては交通制限などが必要となる。
このような準備にはそれ相応の時間やコストがかかるため、上記の構造物撮影用カメラを先端に搭載した可動アームを利用した構造物の点検方法では、点検にかかる時間やコストをさほど低減することができなかった。
本発明は、上記の状況に鑑み、点検にかかる時間やコストを大幅に低減できる構造物の点検方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る構造物の点検方法は、少なくとも一つの画像認識可能な識別情報が構造体に配置されており、前記識別情報は点検に必要な所定撮影領域の指標を含み、カメラと前記カメラの撮影画像から前記識別情報を画像認識する画像認識部とを有する移動体が、前記画像認識部によって画像認識された前記識別情報に基づいて、前記カメラによる前記所定撮影領域の撮影を実行するという特徴(第1の特徴)を有している。
また、上記第1の特徴を有する構造物の点検方法において、複数の前記識別情報が前記構造体に配置されており、前記識別情報は前記所定撮影領域の撮影順序に関する情報を含むという特徴(第2の特徴)を有しても良い。
また、上記第2の特徴を有する構造物の点検方法において、最終以外の撮影順序に対応する前記識別情報はそれぞれ、次の撮影順序に対応する前記識別情報の画像認識が可能な位置までの移動を支援する情報を含むという特徴(第3の特徴)を有しても良い。
また、上記第1〜第3いずれかの特徴を有する構造物の点検方法において、前記識別情報は前記所定撮影領域の撮影における撮影条件に関する情報を含むという特徴(第4の特徴)を有しても良い。
また、上記第1〜第4いずれかの特徴を有する構造物の点検方法において、前記移動体は前記移動体自身の位置情報を取得する取得部を有し、前記移動体は前記位置情報を参照して移動を行うという特徴(第5の特徴)を有しても良い。
また、上記第5の特徴を有する構造物の点検方法において、前記位置情報はGPSによって前記位置情報を取得するという特徴(第6の特徴)を有しても良い。
また、上記第1〜第6いずれかの特徴を有する構造物の点検方法において、前記移動体は前記構造体への接近を検出するセンサを有し、前記センサの出力に基づいて前記構造体との衝突を回避するという特徴(第7の特徴)を有しても良い。
また、上記第1〜第7いずれかの特徴を有する構造物の点検方法において、前記移動体は飛行体であるという特徴(第8の特徴)を有しても良い。
本発明によれば、点検にかかる時間やコストを大幅に低減できる構造物の点検方法を提供することができる。
第1実施形態の点検対象である橋の概略斜視図 第1実施形態で用いられる飛行体の概略構成図 第2実施形態の点検対象である橋の概略斜視図 点検用撮影領域の一例を示す図 点検用撮影領域の他の例を示す図 第5実施形態で用いられる飛行体の概略構成図 第6実施形態で用いられる飛行体の概略構成図
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態の点検対象である橋の概略斜視図である。図1に示す橋100には四つの画像認識可能なマーク101〜104が配置されている。二重丸形状のマーク101は第1橋脚の下部に配置され、一重丸形状のマーク102は第1橋脚の上部に配置され、三角形状のマーク103は第2橋脚の下部に配置され、バツ形状のマーク104は第2橋脚の上部に配置される。なお、本実施形態ではマークの個数は四つであるが、本発明はこれに限定されない。マークの個数は四つ以外に一つ、二つ、三つ、五つ以上のいずれであっても構わない。
マーク101〜104はどのような態様で配置されていてもよい。例えば、マーク101〜104が塗料で描かれている態様、マーク101〜104が彫られている態様、マーク101〜104がそれぞれプレートに配置され各プレートが橋100に取り付けられている態様などを挙げることができる。
マーク101〜104の大きさも特に限定されない。橋100の大きさ、後述する点検用撮影領域の大きさ、後述するカメラの性能などに応じてマーク101〜104の大きさが適切に設定すればよい。
図2は、第1実施形態で用いられる飛行体の概略構成図である。図2に示す飛行体201はヘリコプター型の飛行体である。飛行体201は、カメラ1と、画像処理部2と、GPS(Global Positioning System)信号受信部3と、後述する主制御部6と各部との間で信号のやりとりを行うためのバス4と、メモリカードインターフェース5と、飛行体201内全体の動作を制御する主制御部6と、駆動制御部7と、第1〜第4モータ8〜11と、第1〜第4プロペラ12〜15と、を有する。また、飛行体201は、自身の向いている方角を検知する方角検知部(不図示)と、自身の姿勢制御を行うために必要なジャイロスコープや加速度センサなどのセンサ類(不図示)とをさらに有している。方角検知部としては例えば地磁気センサを用いることができる。しかしながら、強磁界が発生している時点(例えば高圧線の周辺など)の近傍に飛行体201が位置している場合、地磁気センサが強磁界の影響を受けて正しく磁北を捉えられない可能性がある。このため、方角検知部が、GPS信号から求まる飛行体201の移動してきた位置座標の軌跡を利用して飛行体201の向いている方角を推定する機能を有していることが望ましい。
カメラ1は、例えばCCD(Charge Coupled Device)カメラ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラなどで構成され、撮影によって生成した撮影画像データを画像処理部2に出力する。また、カメラ1は、主制御部6の制御に従って、動画撮影と静止画撮影の切り替え、静止画撮影の撮影タイミング、ズーム撮影のズーム倍率の設定、撮影感度の設定などを行う。
画像処理部2はカメラ1から受け取った撮影画像データの補正処理や圧縮処理などを行う。また、画像処理部2は撮影画像にマーク101〜104が含まれているか否かを確認する画像認識も実行する。
GPS信号受信部3はGPS衛星から送信されるGPS信号を受信する。主制御部6はGPS信号受信部3によって受信されたGPS信号から飛行体201の位置情報を取得する。なお、GPS信号の代わりに、例えば基準位置から移動を開始し、基準位置と移動方向及び移動距離とによって主制御部6が飛行体201の位置情報を取得してもよい。なお、上記の移動方向及び移動距離は主制御部6の駆動制御部7に対する制御の内容によって定まるため、主制御部6は上記の移動方向及び移動距離を把握することができる。
メモリカードインターフェース5はSD(Secure Digital)カードのような外部メモリカードの装着が可能なカードスロットであり、当該外部メモリカードに対してデータの読み書きを行う。本実施形態では、「橋100の点検を実施する際の飛行体201の作業内容に関する情報」が外部メモリカードに記録されている。そして、「橋100の点検を実施する際の飛行体201の作業内容に関する情報」に下記の(i)〜(v)の情報が含まれている。外部メモリカードを取り替えることにより、橋100以外の構造物の点検も容易に実行することができる。
(i)第1橋脚の下部近傍の位置情報、第1橋脚の上部近傍の位置情報、第2橋脚の下部近傍の位置情報、第2橋脚の上部近傍の位置情報、および点検の際の移動経路が第1橋脚の下部近傍の位置→第1橋脚の上部近傍の位置→第2橋脚の下部近傍の位置→第2橋脚の上部近傍の位置の順であること
(ii)最初に撮影する点検用撮影は二重丸形状のマークを基準にして点検用撮影領域を決定すること
(iii)二番目に撮影する点検用撮影は一重丸形状のマークを基準にして点検用撮影領域を決定すること
(iv)三番目に撮影する点検用撮影は三角形状のマークを基準にして点検用撮影領域を決定すること
(v)最後に撮影する点検用撮影はバツ形状のマークを基準にして点検用撮影領域を決定すること
したがって、橋100に配置されているマーク101〜104は点検に必要な点検用撮影領域の指標となっている。
主制御部6は、外部メモリカードに記録されている「橋100の点検を実施する際の飛行体201の作業内容に関する情報」に基づいてカメラ1および駆動制御部7を制御する。なお、上記(i)の情報によって特定される第1橋脚の下部近傍の位置に飛行体201が到着した後、マーク101がカメラ1の画角に収まるように飛行体201の向きが調整され、画像処理部2によってマーク101が認識されてから最初の点検用撮影が行われる。同様に上記(i)の情報によって特定される第1橋脚の上部近傍の位置に飛行体201が到着した後、マーク102がカメラ1の画角に収まるように飛行体201の向きが調整され、画像処理部2によってマーク102が認識されてから二番目の点検用撮影が行われる。同様に上記(i)の情報によって特定される第2橋脚の下部近傍の位置に飛行体201が到着した後、マーク103がカメラ1の画角に収まるように飛行体201の向きが調整され、画像処理部2によってマーク103が認識されてから三番目の点検用撮影が行われる。同様に上記(i)の情報によって特定される第2橋脚の上部近傍の位置に飛行体201が到着した後、マーク104がカメラ1の画角に収まるように飛行体201の向きが調整され、画像処理部2によってマーク104が認識されてから最後の点検用撮影が行われる。
駆動制御部7は主制御部6からの制御に従って第1〜第4プロペラ12〜15を回転させるための第1〜第4モータ8〜11の駆動を制御し、飛行体201の姿勢、飛行体201の移動方向、飛行体201の移動速度などを制御する。
点検用撮影によって生成され画像処理が施された撮影画像データは、主制御部6内部のメモリ(不図示)に保存されても良いが、パーソナルコンピュータ等を用いて画像データ解析等が実施されることが想定されるため外部メモリカードに保存されることが好ましい。点検用撮影によって生成され画像処理が施された撮影画像データが保存されるので、専門知識あるいは資格等を有した検査者が点検対象の構造物まで足を運ぶ必要がなくなり、専門知識あるいは資格等を有した検査者の人材不足解消に寄与することができる。なお、本実施形態とは異なり点検用撮影によって生成され画像処理が施された撮影画像データが無線通信によって遠隔地に伝送される構成にしても良い。この構成によっても、専門知識あるいは資格等を有した検査者が点検対象の構造物まで足を運ぶ必要がなくなり、専門知識あるいは資格等を有した検査者の人材不足解消に寄与することができる。
以上説明した橋100の点検方法によると、人による打音検査や目視検査の代わりに飛行体201による撮影で橋100を点検することができるため、点検にかかる時間やコストを低減することができる。更に、以上説明した橋100の点検方法は、構造物撮影用カメラを先端に搭載した可動アームを利用した構造物の点検方法とは異なり、大掛かりな装置である可動アームを準備する必要が無く、可動アームを設置するためのスペースを確保する必要も無いため、点検にかかる時間やコストを大幅に低減することができる。なお、飛行体201による撮影で異常の可能性ある点検箇所が見つかった場合に、その点検箇所に対して人による打音検査や目視検査が実施されても良い。
また以上説明した橋100の点検方法によると、橋100に配置されているマーク101〜104が点検に必要な点検用撮影領域の指標となっているので、点検現場において適切な点検箇所を把握することが容易である。
また以上説明した橋100の点検方法によると、点検対象である橋100に配置されているマーク101〜104によって点検用撮影領域が定まるので、GPSによる位置情報から点検用撮影領域を定めるよりも高精度に点検用撮影領域を設定することができる。
<第2実施形態>
本実施形態は大部分が第1実施形態と共通するため、主として第1実施形態との相違点について説明する。特に説明を行っていない部分については、第1実施形態と同一または類似の構成或いは動作である。
図3は、第2実施形態の点検対象である橋の概略斜視図である。図3に示す橋100には四つの画像認識可能なマーク101〜104の代わりに四つの画像認識可能な二次元バーコード105〜108が配置されている。なお、本実施形態では二次元バーコードの個数は四つであるが、本発明はこれに限定されない。二次元バーコードの個数は四つ以外に一つ、二つ、三つ、五つ以上のいずれであっても構わない。また、二次元バーコードと同様に所望のデータサイズの情報を格納できるのであれば、二次元バーコードの代わりに画像認識可能な他の識別情報を用いてもよい。
本実施形態で用いられる飛行体の概略構成は第1実施形態で用いられる飛行体の概略構成と同様である。なお、本実施形態では、画像処理部2は撮影画像に二次元バーコードが含まれているか否かを確認する画像認識を実行し、主制御部6は二次元バーコードを解析する機能を有している。
二次元バーコード105は最初の点検用撮影に対応していることを示す情報を含んでいる。また、二次元バーコード106は二番目の点検用撮影に対応していることを示す情報を含んでいる。また、二次元バーコード107は三番目の点検用撮影に対応していることを示す情報を含んでいる。また、二次元バーコード108は最後の点検用撮影に対応していることを示す情報を含んでいる。
本実施形態においても、第1実施形態と同様に、「橋100の点検を実施する際の飛行体201の作業内容に関する情報」が外部メモリカードに記録されている。そして、本実施形態では、「橋100の点検を実施する際の飛行体201の作業内容に関する情報」に下記の(vi)〜(vii)の情報が含まれている。
(vi)第1橋脚の下部近傍の位置情報、第1橋脚の上部近傍の位置情報、第2橋脚の下部近傍の位置情報、第2橋脚の上部近傍の位置情報、および点検の際の移動経路が第1橋脚の下部近傍の位置→第2橋脚の上部近傍の位置→第2橋脚の下部近傍の位置→第2橋脚の上部近傍の位置の順であること
(vii)四つの点検用撮影を行うこと
飛行体201は橋100の点検作業において上記(vi)の情報に従って移動する。そして、移動中に二次元バーコード105を画像認識すると二次元バーコード105を基準にして最初の点検用撮影を行う。また、移動中に二次元バーコード106を画像認識すると二次元バーコード106を基準にして二番目の点検用撮影を行う。また、移動中に二次元バーコード107を画像認識すると二次元バーコード107を基準にして三番目の点検用撮影を行う。また、移動中に二次元バーコード108を画像認識すると二次元バーコード108を基準にして最後の点検用撮影を行う。
したがって、橋100に配置されている二次元バーコード105〜108は点検に必要な点検用撮影領域の指標となっている。
本実施形態における橋100の点検方法も第1実施形態と同様の効果を奏する。さらに第1実施形態よりも外部メモリカードに記録される「橋100の点検を実施する際の飛行体201の作業内容に関する情報」のデータ量を低減することができる。
<第3実施形態>
本実施形態は大部分が第2実施形態と共通するため、主として第2実施形態との相違点について説明する。特に説明を行っていない部分については、第2実施形態と同一または類似の構成或いは動作である。
二次元バーコード105は最初の点検用撮影に対応していることを示す情報に加えて二次元バーコード106の標準撮影位置までの移動を支援する情報も含んでいる。二次元バーコード106の画像認識が可能な位置までの移動を支援する情報としては、例えば、二次元バーコード105の標準撮影位置から二次元バーコード106の標準撮影位置までの移動方向および移動距離、二次元バーコード106の標準撮影位置の座標情報などを挙げることができる。
また、二次元バーコード106は二番目の点検用撮影に対応していることを示す情報に加えて二次元バーコード107の標準撮影位置までの移動を支援する情報も含んでいる。二次元バーコード107の画像認識が可能な位置までの移動を支援する情報としては、例えば、二次元バーコード106の標準撮影位置から二次元バーコード107の標準撮影位置までの移動方向および移動距離、二次元バーコード107の標準撮影位置の座標情報などを挙げることができる。
また、二次元バーコード107は三番目の点検用撮影に対応していることを示す情報に加えて二次元バーコード108の標準撮影位置までの移動を支援する情報も含んでいる。二次元バーコード108の画像認識が可能な位置までの移動を支援する情報としては、例えば、二次元バーコード107の標準撮影位置から二次元バーコード108の標準撮影位置までの移動方向および移動距離、二次元バーコード108の標準撮影位置の座標情報などを挙げることができる。
また、二次元バーコード108は最後の点検用撮影に対応していることを示す情報を含んでいる。
本実施形態においても、第2実施形態と同様に、「橋100の点検を実施する際の飛行体201の作業内容に関する情報」が外部メモリカードに記録されている。そして、本実施形態では、「橋100の点検を実施する際の飛行体201の作業内容に関する情報」に下記の(viii)〜(ix)の情報が含まれている。
(viii)第1橋脚の下部近傍の位置情報、および最初の点検用撮影に対応している二次元バーコードが第1橋脚の下部に配置されていること
(ix)四つの点検用撮影を行うこと
飛行体201は橋100の点検作業において上記(viii)の情報に従って移動する。そして、移動中に二次元バーコード105を画像認識すると二次元バーコード105を基準にして最初の点検用撮影を行う。その後は、二次元バーコードに含まれる情報をたよりに移動および点検用撮影を続行する。
したがって、橋100に配置されている二次元バーコード105〜108は点検に必要な点検用撮影領域の指標となっている。
本実施形態における橋100の点検方法も第2実施形態と同様の効果を奏する。さらに第2実施形態よりも外部メモリカードに記録される「橋100の点検を実施する際の飛行体201の作業内容に関する情報」のデータ量を低減することができる。
<第4実施形態>
本実施形態は大部分が第3実施形態と共通するため、主として第3実施形態との相違点について説明する。特に説明を行っていない部分については、第3実施形態と同一または類似の構成或いは動作である。
二次元バーコード105は最初の点検用撮影に対応していることを示す情報と二次元バーコード106の標準撮影位置までの移動を支援する情報に加えて最初の点検用撮影の撮影条件に関する情報も含んでいる。最初の点検用撮影の撮影条件としては、例えば最初の点検用撮影における撮影感度、ズーム撮影のズーム倍率、撮影枚数などを挙げることができる。
また、二次元バーコード106は二番目の点検用撮影に対応していることを示す情報と二次元バーコード107の標準撮影位置までの移動を支援する情報に加えて二番目の点検用撮影の撮影条件に関する情報も含んでいる。二番目の点検用撮影の撮影条件としては、例えば二番目の点検用撮影における撮影感度、ズーム撮影のズーム倍率、撮影枚数などを挙げることができる。
また、二次元バーコード107は三番目の点検用撮影に対応していることを示す情報と二次元バーコード107の標準撮影位置までの移動を支援する情報に加えて三番目の点検用撮影の撮影条件に関する情報も含んでいる。三番目の点検用撮影の撮影条件としては、例えば三番目の点検用撮影における撮影感度、ズーム撮影のズーム倍率、撮影枚数などを挙げることができる。
また、二次元バーコード108は最後の点検用撮影に対応していることを示す情報に加えて最後の点検用撮影の撮影条件に関する情報も含んでいる。最後の点検用撮影の撮影条件としては、例えば最後の点検用撮影における撮影感度、ズーム撮影のズーム倍率、撮影枚数などを挙げることができる。
なお、二次元バーコードに含まれる点検用撮影の撮影条件に関する情報の変形例としては、情報を読み取っている二次元バーコードと次の二次元バーコードとを結ぶ線上領域を点検用撮影領域とする撮影条件を挙げることができる(図4参照)。この場合、2つの二次元バーコードが静止画の撮影領域に収まらない程離れていれば点検用撮影領域を動画撮影することも撮影条件に含めると良い。
また、二次元バーコードに含まれる点検用撮影の撮影条件に関する情報の他の変形例としては、情報を読み取っている二次元バーコードと次の二次元バーコードとが矩形状の点検用撮影領域の対角線の両端に位置するような撮影条件を挙げることができる(図5参照)。
<第5実施形態>
本実施形態は大部分が第1実施形態と共通するため、主として第1実施形態との相違点について説明する。特に説明を行っていない部分については、第1実施形態と同一または類似の構成或いは動作である。
本実施形態では飛行体201の代わりに図6に示す飛行体202を用いる。飛行体202は飛行体201に近接センサ16を追加した構成である。近接センサ16は橋100などの構造物への接近を検出するセンサであって、例えば超音波を利用した測距センサなどを用いることができる。
主制御部6は近接センサ16の出力に基づいて飛行体201が構造物に過ぎていると判断した場合は構造物との衝突を回避するように駆動制御部7を制御する。なお、構造物との衝突を回避するための移動方向が適切であるか否かについても近接センサ16の出力に基づいて主制御部6が判断することができる。
<第6実施形態>
本実施形態は大部分が第1実施形態と共通するため、主として第1実施形態との相違点について説明する。特に説明を行っていない部分については、第1実施形態と同一または類似の構成或いは動作である。
本実施形態では飛行体201の代わりに図7に示す飛行体203を用いる。飛行体203は飛行体201にGPS信号受信部3の代わりに無線通信部17を設けた構成である。
無線通信部17は、カメラ1の撮影画像信号をリモートコントローラ(不図示)に無線送信する。当該リモートコントローラは表示部を備えており当該表示部にカメラ1の撮影画像を表示する。当該リモートコントローラの操作者は当該表示部の表示を見ながら飛行体203を遠隔操作する。当該リモートコントローラは操作者による操作の内容に基づくリモートコントロール信号を飛行体203の無線通信部17に送信する。主制御部6は無線通信部17によって受信されたリモートコントロール信号に従って駆動制御部7を制御する。
操作者は上記の遠隔操作によって飛行体203をマーク101〜104それぞれの近傍まで操縦する。そして、当該マークの近傍まで移動してきた飛行体203は、ひとたび当該マークをカメラ1でとらえた後は、自動的に当該マークを基準にして点検用撮影領域を決定し点検用撮影を行う。これにより操作者が特段高度な撮影技術を有していなくても目的に沿った品質の画像を取得することが可能となる。上記の通り本実施形態では、操作者が遠隔操作によってマークの近傍まで飛行体203を移動させる手動運転およびマークをカメラ1でとらえた後の自動撮影が、第1実施形態において実施されていた位置情報を用いた自動運転の代わりに実施される。
<その他の変形例>
なお、本発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では飛行体を用いて構造物の点検を行ったが飛行体以外の移動体を用いて構造物の点検を行っても良い。
このように、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
本発明は、例えば橋、トンネル、ダムのような土木構造物、例えばビルディングのような建築構造物などの点検に利用することが可能である。
1 カメラ
2 画像処理部
3 GPS信号受信部
4 バス
5 メモリカードインターフェース
6 主制御部
7 駆動制御部
8〜11 第1〜第4モータ
12〜15 第1〜第4プロペラ
16 近接センサ
17 無線通信部
100 橋
101〜104 マーク
105〜108 二次元バーコード
201〜203 飛行体

Claims (8)

  1. 少なくとも一つの画像認識可能な識別情報が構造体に配置されており、
    前記識別情報は点検に必要な所定撮影領域の指標を含み、
    カメラと前記カメラの撮影画像から前記識別情報を画像認識する画像認識部とを有する移動体が、前記画像認識部によって画像認識された前記識別情報に基づいて、前記カメラによる前記所定撮影領域の撮影を実行することを特徴とする構造物の点検方法。
  2. 複数の前記識別情報が前記構造体に配置されており、
    前記識別情報は前記所定撮影領域の撮影順序に関する情報を含む請求項1に記載の構造物の点検方法。
  3. 最終以外の撮影順序に対応する前記識別情報はそれぞれ、次の撮影順序に対応する前記識別情報の画像認識が可能な位置までの移動を支援する情報を含む請求項2に記載の構造物の点検方法。
  4. 前記識別情報は前記所定撮影領域の撮影における撮影条件に関する情報を含む請求項1〜3のいずれか一項に記載の構造物の点検方法。
  5. 前記移動体は前記移動体自身の位置情報を取得する取得部を有し、
    前記移動体は前記位置情報を参照して移動を行う請求項1〜4のいずれか一項に記載の構造物の点検方法。
  6. 前記位置情報はGPSによって前記位置情報を取得する請求項5に記載の構造物の点検方法。
  7. 前記移動体は前記構造体への接近を検出するセンサを有し、前記センサの出力に基づいて前記構造体との衝突を回避する請求項1〜6のいずれか一項に記載の構造物の点検方法。
  8. 前記移動体は飛行体である請求項1〜7のいずれか一項に記載の構造物の点検方法。
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