JP6499004B2 - 光コネクタプラグのガタ止め機構 - Google Patents

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Description

本発明は、アダプタもしくはレセプタクルに挿入された光コネクタプラグの当該アダプタもしくはレセプタクル内での位置ズレを防止可能とした光コネクタプラグのガタ止め機構に関する。
近年における光ファイバとしては、シングルモードファイバ(SMF)とマルチモードファイバ(MMF)の2種類がある。このうちMMFは損失が大きいため長距離伝送に向いていない。MMFに較べて比較的細いコア径をもち伝搬に損失が少ないのが、光モードが1つのシングルモードと呼ばれているSMFであり、ほとんどが信号を異なる波長の光に乗せて伝送するいわゆる波長分割多重方式や、光の波の性質を利用しその位相(光の振動状態)や振幅で複数の信号を表す多値変調方式等による長距離伝送に利用されている。
ただ、SMFの場合、前記した方式により、1本のコア内を流れるトータルの光パワーが増加することで生じる雑音(ノイズ)の増加が生じる。光の波の振幅や位相が少しでも揺らぐとノイズとなり、伝送誤りを起こす。そのため通信容量をそれ以上に増やすことができなくなってしまう(非線形シャノン限界)。このような欠点を解決したのが、1本の光ファイバに多数のコアを有することで容量を増やした空間分割多重方式によるマルチコア光ファイバであり、省スペースで大容量の長距離情報伝送が可能になった。
このマルチコア光ファイバを利用した光コネクタプラグ同士を接続するための光ファイバ用コネクタにおいて、光コネクタプラグをアダプタやレセプタクル内の両端開口から突合せた際に、互いのコアの各光軸の偏心によって接続損失を生じてしまうのを未然に防ぐための回転防止策が必要となる。例えば、マルチコア光ファイバ等のセンター軸を回転させて多数のコアの光軸を最適位置に合わせるというような方法がある。
このマルチコア光ファイバの光コネクタプラグとしては、例えば特許文献1に開示されているように、フェルールの外周面に平坦面を設けて、それをプラグフレーム側に設けた加圧部を用いて加圧することで、フェルールの軸を中心とした回転運動を防止し、マルチコア光ファイバの回転運動を防止するマルチコア光ファイバ用接続器なるものが存在する。
しかしながら、前記した特許文献1におけるようにフェルール外周面の平坦面と、プラグフレーム側の加圧部とを備えた光コネクタプラグ接続方式では、成型加工部部分が多く、全体の構成が複雑となり、コスト高となる等の問題点があった。
また、従来のように、マルチコア光ファイバ等のセンター軸を回転させて多数のコアの光軸を最適位置に合わせるという場合、光コネクタプラグとアダプタ及びレセプタクル間のクリアランスが回転方向のガタの発生につながり、光学特性を著しく悪くする原因の一つとなっていた(後述する図参照)。
さらに、マルチコア光ファイバ以外の、例えばMU型もしくはSC型等の一般的なコネクタ等においても、アダプタもしくはレセプタクルと、光コネクタプラグとの間にクリアランス(所謂ガタ)が発生することは避けられず、これが光接続時の光学特性を悪くする原因の一つとなる。
そこで、本件出願人は先に、特許文献2に開示されているように、アダプタもしくはレセプタクルのプラグ挿入孔に挿入された光コネクタプラグの決められた面を当該プラグ挿入孔の決められた内壁側に常時押し当てるよう光コネクタプラグの一側面にバネ圧を付与し、光コネクタプラグの位置ズレを防止可能とすることで、マルチコア光ファイバ等を含むあらゆる光ファイバの本来の光学特性を損なわないようにした光コネクタプラグのガタ止め機構を提供している。
特開2014−106440号公報 特開2014−219591号公報
しかしながら、前記した特許文献2の場合、光コネクタプラグの一側面を板バネで直接加圧しているため、板バネ自体に無理な負荷がかかり、必ずしも適切なものとはいえなかった。しかも、この場合、板バネのプラグ挿入孔内での配置方向が光軸方向に向いているため、光コネクタプラグの挿抜の動きで、板バネも一緒に光軸方向に動いて変形してしまう虞があった。
そこで、本発明は、叙上のような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので、板バネ自体に無理な負荷がかからない状態で、光コネクタプラグの決められた面をアダプタもしくはレセプタクルのプラグ挿入孔の決められた内壁面に常時押し当てることにより、前記光コネクタプラグの回転方向のガタ(光コネクタプラグの回転方向の位置ズレ)を防止可能とし、これによりマルチコア光ファイバ等を含むあらゆる光ファイバの本来の光学特性を損なわないようにした光コネクタプラグのガタ止め機構を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明にあっては、光軸方向の両端開口より光コネクタプラグを挿入可能とするよう当該光軸方向にプラグ挿入孔が設けられた外部ハウジングと、該外部ハウジングの上側面に形成された開口部に光軸方向の動きが規制された状態となって取り付けられた加圧板と、該加圧板の外側から荷重を加えることで前記外部ハウジングのプラグ挿入孔に挿入された光コネクタプラグを前記外部ハウジングの方向の内壁側に押し付けるよう当該外部ハウジング外側に装着された弾性体と、によるプラグガタ止め部材を備え、
前記外部ハウジングの開口部の内側下方には、外部ハウジングの幅方向に沿って互いに内向きに相対峙するように支持突起が各形成され、これら支持突起に対応するように前記加圧板下面の前後両端縁側には段差状の支持溝部が形成され、これら支持溝部が前記各支持突起に係止される一方、前記加圧板は、下面が下方に向けて湾曲状に膨出形成されるとともに、前記加圧板上面の左右両端側には、一対の係止突起が形成されてなり、
さらに、前記弾性体は、前記外部ハウジングを側方から挟み込むようにして装着される略コ字枠状の板バネによって形成され、該板バネの左右両端部を、前記加圧板上面の左右両端に形成された一対の係止突起に各係合して、当該板バネのコ字枠一端片によって前記外部ハウジングの上面開口部から前記プラグ挿入孔内部に下面膨出部を臨ませた前記加圧板に対して外側から荷重を加えるものとしてなる
本発明によれば、板バネ自体に無理な負荷がかからない状態で、光コネクタプラグの決められた面をアダプタもしくはレセプタクルのプラグ挿入孔の決められた内壁面に常時押し当てることにより、前記光コネクタプラグの回転方向のガタ(光コネクタプラグの回転方向の位置ズレ)を防止可能とし、これによりマルチコア光ファイバ等を含むあらゆる光ファイバの本来の光学特性を損なわないようすることができる。
すなわち、外部ハウジングに光軸方向の動きが規制された状態となって取り付けられた加圧板と、該加圧板の外側から荷重を加えることでプラグ挿入孔に挿入された光コネクタプラグを前記外部ハウジングの一方向の内壁側に押し付けるよう当該外部ハウジングに装着された弾性体と、によるプラグガタ止め部材を備えたので、光コネクタプラグの一側面に板バネによるバネ圧を、外部ハウジングに光軸方向の動きが規制された状態で取り付けられた加圧板を介して間接的に付与することで、板バネ自体に無理な負荷がかからない状態で、前記光コネクタプラグの回転方向のガタ(光コネクタプラグの回転方向の位置ズレ)を確実に防止することができる。
前記弾性体は、前記外部ハウジングを側方から挟み込むようにして装着される略コ字枠状の板バネによって形成され、該板バネのコ字枠一端片によって前記加圧板の外側に荷重を加えるものとしたので、従来のように光コネクタプラグの挿抜の動きで、板バネも一緒に光軸方向に動いて変形してしまうのを回避することができる。
前記加圧板は、下面が下方に向けて湾曲状に膨出形成されてなり、前記外部ハウジングの上面に形成された開口部からプラグ挿入孔内側に当該加圧板の下面側が臨ませてなるので、プラグ挿入孔に挿入された光コネクタプラグに対する荷重を加圧板を通して確実に伝達させることができ、光コネクタプラグの一側面に対し確実な負荷を常時安定して付与することができる。
本発明を実施するための一形態を示すアダプタの分解斜視図である。 同じくアダプタの組立後の状態を示す斜視図である。 同じくアダプタの組立後の状態を示し、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は左側面図、(d)は底面図、(e)は正面図、(f)背面図である。 図4中、(a)は図3(a)のA−A断面図、(b)は図3(a)のB−B断面図である。 アダプタの使用を説明する斜視図である。 同じくアダプタの使用を説明するもので、片側のみプラグ挿入状態を示す断面図である。 プラグガタ止め部材(板バネ(弾性体)及び加圧体)によって光コネクタプラグの回転方向のガタを無くした状態の説明図である。 マルチコア光ファイバによる光コネクタプラグのクリアランスによるアダプタ内での回転ズレの説明図である。
以下、図面を参照して本発明に係る光コネクタプラグのガタ止め機構の実施の一形態を詳細に説明する。なお、以下においては、光コネクタプラグを両端開口部から突合せ可能とした、例えばMU型のアダプタに挿入される光コネクタプラグのガタ止め機構について説明するが、これに限らずMU型のレセプタクルやSC型のアダプタもしくはSC型のレセプタクル等その他の両端開口部から突合せ可能であれば、例えばマルチコア光ファイバ等のような如何なるコネクタタイプでも本機構は適用できる。さらに、アダプタやレセプタクルは、2芯あるいは3芯以上の光コネクタ用のものでも良いことは勿論である。
本実施形態においては、図1に示すように、2個のアダプタ要素1A、1Bを対面させ、それぞれに形成されたスリーブホルダ104、105(詳細は後述する)に跨って円筒状の割りスリーブ103(詳細は後述する)を挾持させて組み立て固定するアダプタ1を備え、各アダプタ要素1A、1Bは、相互にスナップ係合して両アダプタ要素1A、1Bを固定する係合手段K(詳細は後述する)を有している。
各アダプタ要素1A、1Bは、図1、図2、図3、図5、図6に示すように、二つの光コネクタプラグP1、P2相互を接続できるように、合成樹脂の成型品によって角筒形状の外部ハウジング2Aと内部ハウジング2Bを有しており、この内部に後述する光ファイバ10の端部に取り付けられる光コネクタプラグP1、P2が挿入される空間が形成されている。内部ハウジング2Bには、相手側の外部ハウジング2Aに挿入されて当該外部ハウジング2A内部の中央仕切部101と当接する当接面3と、該当接面3に直角な対向する上下側面4A、4B及び左右側面5A、5Bを有している。なお、外部ハウジング2Aにおいても内部ハウジング2Bと同様に、上下側面4A、4B及び左右側面5A、5Bを有している。両アダプタ要素1A、1B相互を係合手段Kを介して固定する場合には、外部ハウジング2Aに内部ハウジング1Bを挿入して当接面3と中央仕切部101とを合わせれば良い。
外部ハウジング2Aと内部ハウジング2Bの具体的な構成としては、図1、図4及び図6に示すように、一対の対向する光コネクタプラグP1、P2を両端開口から相互に挿入可能とする矩形状の筒体によって形成された外部ハウジング2A内部の中央に前記中央仕切部101が一体形成され、該中央仕切部101には、光コネクタプラグP1先端部を装着保持するための、内側から一方の開口側へ向けて突出した状態の円筒状を成す左右一対のスリーブホルダ105を備えている。そして、前記中央仕切部101側からスリーブホルダ105の内方に割りスリーブ103が嵌挿され、当該中央仕切部101に対向すべく、矩形状の筒体の長手方向一端側に直角に配された前記当接面3に円筒状のスリーブホルダ104を突設して成る内部ハウジング2Bが、外部ハウジング2Aの他方の開口側から挿入される。なお、外部ハウジング2Aの中間部における左右側面5A、5Bには取付孔を有する取付フランジ45が形成されている。
また、外部ハウジング2Aの左右側面5A、5Bの先端側には、四角凹溝形状の係合凹部23が形成され、これに対応して内部ハウジング2Bの左右側面5A、5Bの後端側にはこの係合凹部23に入り込む係合凸部24が形成されている。これら係合凹部23と係合凸部24とは、補合する形状を有しており、従って、係合凹部23に係合凸部24が嵌合した状態では、アダプタ1の平らな左右側面を形成する。
この場合の係合手段Kとして、外部ハウジング2Aの上下内壁に突起爪片状となって形成された被係止部102aに、内部ハウジング2Bの長手方向一端側の上下外壁に横溝状となって形成された係止爪102bが係合することで、中央仕切部101を介して両スリーブホルダ104、105が後端面を当接した状態となってそれぞれ反対向きに突出配置され、これにより隣接する両スリーブホルダ104、105内に、割りスリーブ103が内挿された状態となるものである。
図1、図2、図3(a)、図4(a)、図5、図6に示すように、外部ハウジング2Aの長手方向に沿った前後対称位置には、後述する略コ字枠状の板バネ41A(弾性体)に対応して、上側面4A、左側面5B、下側面4Bにわたって略コ字型窪み状に肉薄となったバネ案内溝25が形成されている。
すなわち、前記バネ案内溝25は、板バネ41Aの厚さの分だけ外部ハウジング2Aの内側に陥没するように形成されている。また、このバネ案内溝25における外部ハウジング2Aの上側面4Aの略中央には、略矩形ブロック片状の加圧板41Bが、外部ハウジング2Aに光軸方向の動きが規制された状態となって取り付けられるための矩形開口状の開口部26が形成されている(図1参照)。そして、図1、図4(a)に示すように、この加圧板41B上面の左右両端側(加圧板41Bがセットされた状態でプラグ挿入方向に沿った前後に対向する部位)には、板バネ41Aの左右両端部を各係合して加圧板41B自体を支持するための係止突起41Cを設けてあり、加圧板41Bだけに板バネ41Aの荷重が加わるように、外部ハウジング4A面に当たらないようにしてある。さらに、図4(b)に示すように、前記開口部26の内側には、外部ハウジング2A及び内部ハウジング2Bの幅方向に沿って互いに内向きに相対峙(プラグ挿入方向に沿った前後方向に対して左右に対向する部位)するように支持突起47が形成され、これに対応して前記加圧板41B下面の前後両端縁側(加圧板41Bがセットされた状態でプラグ挿入方向に沿った前後方向に対して左右に対向する部位)には段差状の支持溝部46が形成されている。この支持溝部46が前記支持突起47に係止されることで、開口部26から加圧板41Bが不用意に落下しないようにしてある。
さらに、前記内部ハウジング2Bの上側面4Aには、外部ハウジング2Aの開口部26に対応して、矩形開口状の開口部27が形成されている。そして、前記外部ハウジング2A内に前記内部ハウジング2Bが挿入された際には、前記した両開口部26、27は互いに連通するものとなっている。本実施形態では、これら加圧板41Bと板バネ41Aとを合わせてプラグガタ止め部材41を構成している。
前記プラグガタ止め部材41を構成するバネ案内溝25に装着された板バネ41A(弾性体)は、該板バネ41Aのコ字枠一端片によって前記加圧板41Bの外側に荷重を加えるものとしてある。すなわち、板バネ41Aは、図1、図2、図3(a)、図3(b)、図3(d)、図4に示すように、コ字枠の中央矩形面を形成する基部42と、該基部42の両端(上下端)から互いに直角に延びる一対の弾性係止部43とを備えている。一方(下端側)の弾性係止部43の左右側縁部には、内方向に切欠形成された凹部44を備え、外部ハウジング2Aの下面側4Bにおけるバネ案内溝25の幅方向両側に突設した凸部44Aに嵌合することで板バネ41Aを外部ハウジング2Aに保持している。
また、他方(上端側)の弾性係止部43は、外部ハウジング2Aの上側面4Aの前記開口部26に装着された加圧板41Bを上方側(外側)から荷重を加えて、プラグ挿入孔Qに挿入された光コネクタプラグP1(P2)を前記外部ハウジング2Aの一方向の内壁側(内部ハウジング2B側に対応する片側の加圧板41Bでは内部ハウジング2Bの一方向の内壁側)に押し付ける機能を有している。すなわち、本実施形態では、前記加圧板41Bの下面は、下方に向けて湾曲状に膨出形成されており、前記外部ハウジング2A上面の開口部26(内部ハウジング2B側に対応する片側の加圧板41Bでは内部ハウジング2Bの開口部27を含む)からプラグ挿入孔Q内側に当該加圧板41Bの下面膨出側を臨ませてある。
前記光コネクタプラグP1、P2は、図6に示すように、横長四角形に形成したプラグフレーム7と金属製のカシメリング8を軸方向に装着し、該カシメリング8の後端部にゴムホルダ9を軸方向に連結一体化させると共に、これらの中心に、光ファイバ10を中心に挿通接着させてあるフェルール11を前記カシメリング8との間にスプリング12を介在して内挿配設させてある。また、前記プラグフレーム7の外側にはツマミ部13を外装し、プラグフレーム7がツマミ部13内を軸方向(図6において左右方向)へ所要ストロークだけ摺動できるように構成されている。
また、図5に示すように、前記ツマミ部13の先端部にあって、その左右両側面には平面形状が略長方形状の開口部14が各設けられ、該開口部14内に位置して、前記プラグフレーム7の左右両側面には、前記アダプタ1における左右一対のバネ性係止片6(図4参照)と係止する係止凹部(図示省略)を各々具備している。また、前記ツマミ部13における開口部14の左右内縁には、前記一対のバネ性係止片6の左右両側に設けた突起の案内部16(図5参照)が、水平な底面の前部に、外側へ傾斜する傾斜面を具備して各々形成させてある。
次に、以上のように構成された形態についての組立、使用の一例について説明する。
アダプタ1を組立てる場合には、図1に示すように、一対のアダプタ要素1A、1Bそれぞれに形成されたスリーブホルダ104、105に跨って円筒状の割りスリーブ103が各挿入された状態となるように当接面3同士を対面させ、前記係合手段Kにより相互にスナップ係合して両アダプタ要素1A、1Bを当接固定する。
そして、前記プラグガタ止め部材41の一部を構成する加圧板41Bを、外部ハウジング2Aの開口部26に予め装着しておき、プラグガタ止め部材41の他の一部を構成する板バネ41A(弾性体)をバネ案内溝25に装着する。このとき、板バネ41Aの他方(上端側)の弾性係止部43は、前記開口部26に装着されている加圧板41Bに対し上方側(外側)から荷重を加える(図4参照)。
図5に示すように、前記構成によるアダプタ1を介して二つの光コネクタプラグP1、P2相互を接続する。この場合、図6に示すように、プラグ挿入孔Qに挿入された光コネクタプラグP1(P2)を前記外部ハウジング2Aの一方向の内壁側(内部ハウジング2B側に対応する片側の加圧板41Bでは内部ハウジング2Bの一方向の内壁側)に押し付ける。すなわち、略円弧状に膨出形成されてなる加圧板41Bが、プラグ挿入孔Qに挿入された光コネクタプラグP1、P2のツマミ部13外側面によって圧潰されつつ、光コネクタプラグP1、P2自体を弾性係止部43の弾発力によってプラグ挿入孔Qの下方向(一方向)内壁側に押し付けた状態となる。
図8(a)に示すように、マルチコア光ファイバの場合、プラグ挿入孔Q内壁と光コネクタプラグP1、P2のツマミ部13上下外側面との間にクリアランスd1及びd2が生じていると、フェルール11の光ファイバ10のセンターCの廻りに反時計方向(図8(b)参照)あるいは時計方向(図8(c)参照)に若干の角度だけ回転可能となってしまい、相手側光ファイバの多数のコアの各光軸に対して回転ズレ(偏心)Δθが生じる。これによりマルチコア光ファイバ等を含むあらゆる光ファイバの本来の光学特性が損なわれてしまうものである。
図7に示すように、前記クリアランスd1及びd2が生じていても、加圧板41Bと板バネ41A(弾性体)とによるプラグガタ止め部材41によって、プラグ挿入孔Qに挿入された光コネクタプラグP1、P2が下方向(決められた一方向)内壁側に常に押し付けられているため、フェルール11が常に下方向(決められた一方向)内壁側に位置付けられる。すなわち、回転ズレのない正規の位置に光ファイバ10のセンターCが位置する。これにより例えばマルチコア光ファイバ等を含むあらゆる光ファイバの本来の光学特性を損なわないようにすることができる。
P1、P2 光コネクタプラグ
Q プラグ挿入孔
K 係合手段
d1、d2 クリアランス
C センター
Δθ 回転ズレ(偏心)
アダプタ
1A、1B アダプタ要素
2A 外部ハウジング
2B 内部ハウジング
3 当接面
4A 上側面
4B 下側面
5A 左側面
5B 右側面
6 バネ性係止片
7 プラグフレーム
8 カシメリング
9 ゴムホルダ
10 光ファイバ
11 フェルール
12 スプリング
13 ツマミ部
14 開口部
16 案内部
23 係合凹部
24 係合凸部
25 バネ案内溝
26、27 開口部
41 プラグガタ止め部材
41A 板バネ(弾性体)
41B 加圧板
41C 係止突起
42 基部
43 弾性係止部
44 凹部
44A 凸部
46 支持溝部
47 支持突起
101 中央仕切部
102a 被係止部
102b 係止爪
103 割りスリーブ
104、105 スリーブホルダ

Claims (1)

  1. 光軸方向の両端開口より光コネクタプラグを挿入可能とするよう当該光軸方向にプラグ挿入孔が設けられた外部ハウジングと、該外部ハウジングの上側面に形成された開口部に光軸方向の動きが規制された状態となって取り付けられた加圧板と、該加圧板の外側から荷重を加えることで前記外部ハウジングのプラグ挿入孔に挿入された光コネクタプラグを前記外部ハウジングの方向の内壁側に押し付けるよう当該外部ハウジング外側に装着された弾性体と、によるプラグガタ止め部材を備え、
    前記外部ハウジングの開口部の内側下方には、外部ハウジングの幅方向に沿って互いに内向きに相対峙するように支持突起が各形成され、これら支持突起に対応するように前記加圧板下面の前後両端縁側には段差状の支持溝部が形成され、これら支持溝部が前記各支持突起に係止される一方、前記加圧板は、下面が下方に向けて湾曲状に膨出形成されるとともに、前記加圧板上面の左右両端側には、一対の係止突起が形成されてなり、
    さらに、前記弾性体は、前記外部ハウジングを側方から挟み込むようにして装着される略コ字枠状の板バネによって形成され、該板バネの左右両端部を、前記加圧板上面の左右両端に形成された一対の係止突起に各係合して、当該板バネのコ字枠一端片によって前記外部ハウジングの上面開口部から前記プラグ挿入孔内部に下面膨出部を臨ませた前記加圧板に対して外側から荷重を加えるものとしてなることを特徴とする光コネクタプラグのガタ止め機構。
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