JP6498796B1 - 半導体装置の検査方法、半導体装置の製造方法、半導体装置の検査装置 - Google Patents

半導体装置の検査方法、半導体装置の製造方法、半導体装置の検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】封止部の内部におけるワイヤの埋設状態を短時間かつ高い精度で検査することができる半導体装置の検査方法を提供すること。
【解決手段】支持部材と、前記支持部材上に配置された半導体素子と、前記半導体素子から離れて配置された端子と、前記半導体素子と前記端子とを電気的に接続するワイヤと、前記半導体素子と前記ワイヤとを封止する封止部とを有する半導体装置の検査方法であって、前記封止部に光を照射して、光干渉断層撮影(OCT)を行う工程と、前記光干渉断層撮影(OCT)で得られた断層画像に基づいて、前記封止部の内部における前記ワイヤの埋設状態を検査する工程とを有する、半導体装置の検査方法。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体装置の検査方法、半導体装置の製造方法、半導体装置の検査装置に関する。
半導体素子は、周囲の湿度の変化や結露によって特性に影響が及ぼされることがあることから、外気と遮断するように樹脂などで封止され、パッケージ化されて半導体装置として用いられる。
図1は、特許文献1の半導体装置1の構成を示す断面図である。図1に示されるように、特許文献1には、ダイパッド3と、その上に接着剤4を介して配置されたICチップ1と、ICチップ1と離れて配置されたインナーリード2と、ICチップ3とインナーリード2とを電気的に接続するボンディングワイヤ5と、ICチップ3とボンディングワイヤ5を封止する封止樹脂6とを有する半導体装置が開示されている。
半導体装置の製造工程では、半導体装置の信頼性を高める観点から、封止樹脂6で封止する前に、ボンディングワイヤのループ形状などの外観を検査することがある。特許文献2および3では、封止樹脂6で封止する前に、ボンディングワイヤ5のループ形状を撮像装置で撮影し、得られた画像データを処理して3次元化することによって、ボンディングワイヤ5のループ形状を検査する方法が開示されている。
特開平11−67951号公報 特開昭59−139638号公報 特開平1−251731号公報
また、上記のような半導体装置では、ボンディングワイヤ5(以下、単に「ワイヤ」という)の一部が封止樹脂6(以下、単に「封止部」という)の外部に露出していると、当該露出した部分の封止部とワイヤとの間の隙間から外気中の水分などが浸入しやすい。そのため、ワイヤが封止部で完全に覆われていることが求められる。そのため、封止部で封止した後に、ワイヤが封止部で完全に覆われているかどうかを検査する必要がある。
ワイヤが封止部で完全に覆われているかどうかの検査は、従来は、光学顕微鏡による観察によって行われている。しかしながら、光学顕微鏡による観察では、時間がかかるだけでなく、封止部の表面を観察することができるだけであり、封止部の内部を観察することはできなかった。そのため、特に封止部が透明である場合や厚みが薄い場合には、ワイヤが封止部で完全に覆われているかどうかが分かりにくかった。また、ワイヤが封止部の表面からどの程度離れているかを定量的に把握することもできないため、検査精度も十分なものではなかった。また、特許文献2や3に示されるような画像処理方法でも、封止部の表面を観察することができるだけであり、封止部の内部を観察することはできないため、ワイヤが封止部で完全に覆われているかどうかが分かりにくかった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、封止部の内部におけるワイヤの埋設状態を短時間かつ高い精度で検査することができる半導体装置の検査方法、半導体装置の製造方法および半導体装置の検査装置を提供することを目的とする。
本発明に係る半導体装置の検査方法は、支持部材と、前記支持部材上に配置された半導体素子と、前記半導体素子から離れて配置された端子と、前記半導体素子と前記端子とを電気的に接続するワイヤと、前記半導体素子と前記ワイヤとを封止する封止部とを有する半導体装置の検査方法であって、前記封止部に光を照射して、光干渉断層撮影(OCT)を行う工程と、前記光干渉断層撮影(OCT)で得られた断層画像に基づいて、前記封止部の内部における前記ワイヤの埋設状態を検査する工程とを有する、構成を採る。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、支持部材と、前記支持部材上に配置された半導体素子と、前記半導体素子から離れて配置された端子と、前記半導体素子と前記端子とを電気的に接続するワイヤと、前記半導体素子と前記ワイヤとを封止する封止部とを有する半導体装置の製造方法であって、本発明の係る半導体装置の検査方法で、前記封止部の内部における前記ワイヤの埋設状態を検査する工程を有する、構成を採る。
本発明に係る半導体装置の検査装置は、光干渉断層撮影(OCT)を用いて半導体装置を検査するための検査装置であって、半導体装置を配置するためのステージと、前記半導体装置に照射する光を出射するための光出射部と、前記光の光路上に配置され、前記光を測定光と参照光とに分波するための光分波部と、前記測定光の照射位置を、前記半導体装置の表面の面内方向に沿って走査するための光走査部と、前記測定光の前記半導体装置からの反射光と、前記参照光とを合波して、干渉光を生成するための干渉光生成部と、前記干渉光を分光するための分光器と、前記分光器により分光された前記干渉光を検出するための受光センサーとを有し、前記受光センサーにより前記干渉光を検出するための光検出部と、前記光検出部で検出された検出結果に基づいて、断層画像を得るための処理部とを有する、構成を採る。
本発明は、封止部の内部におけるワイヤの埋設状態を短時間かつ高い精度で検査することができる半導体装置の検査方法、半導体装置の製造方法および半導体装置の検査装置を提供することができる。
図1は、特許文献1の半導体装置の構成の一例を示す模式図である。 図2は、実施の形態に係る検査装置の構成の一例を示す模式図である。 図3A、Bは、実施の形態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。 図4は、表示部に表示された半導体装置の2次元の断層画像の一例を示す模式図である。 図5A、Bは、変形例に係る半導体装置の構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。本発明に係る検査装置および検査方法は、光干渉断層撮影(OCT)を利用して、半導体装置を検査するための検査装置および検査方法である。光干渉断層撮影(OCT)とは、光源からの光を検査対象物に照射し、検査対象物から反射されて戻る光(測定光)と参照光とを合成させて得られる干渉光を用いて、検査対象物の断層画像を形成する方法である。以下の説明では、光干渉断層撮影(OCT)として、スペクトラルドメインOCT(SD−OCT)を利用した検査装置(以下、単に「検査装置」ともいう)および検査方法について説明する。
[検査装置の構成]
図2は、本実施の形態に係る、半導体装置を検査するための検査装置100の構成を示す模式図である。検査装置100は、光出射部110、ファイバーカプラ(「光分波部」または「干渉光生成部」とも称する)120、光走査部130、半導体装置200を配置するためのステージ140、導光部150、光検出部160、制御処理部(処理部)170、および表示部180を有する。
なお、図2において、光出射部110とファイバーカプラ120は、光ファイバー10aを介して互いに光学的に接続されている。ファイバーカプラ120と光走査部130は、光ファイバー10bを介して互いに光学的に接続されている。ファイバーカプラ120と導光部150は、光ファイバー10cを介して互いに光学的に接続されている。ファイバーカプラ120と光検出部160は、光ファイバー10dを介して互いに光学的に接続されている。
光出射部110は、超広帯域光源111および光源制御部112を有する。
超広帯域光源111は、広い波長帯域の光を出射するための光源である。光出射部110からの出射光は、単一のピークを有していてもよいし、重なり合う複数のピークを有していてもよい。光出射部110からの出射光の波長も、特に制限されない。
超広帯域光源111は、単一の光源により構成されていてもよいし、複数の光源により構成されていてもよい。超広帯域光源111の例には、単一または複数のスーパールミネッセントダイオード(SLD)が連結された超広帯域発光ダイオード、超広帯域スーパーコンティニューム(SC)、ASE(Amplified Spontaneous Emission)光源などが含まれる。
光源制御部112は、光出射部110に含まれる各種機器(例えば、超広帯域光源111)を制御して、光出射部110からの出射光の出射を制御する。光源制御部112は、例えば、演算装置、制御装置、記憶装置、入力装置および出力装置を含む公知のコンピュータやマイコンなどによって構成される。
ファイバーカプラ120は、光出射部110からの出射光の光路上に配置され、出射光を測定光と参照光とに分波する。測定光は、光ファイバー10bに導かれ、参照光は、光ファイバー10cに導かれる。このとき、ファイバーカプラ120により光ファイバー10bに導かれる測定光と、光ファイバー10cに導かれる参照光との光量比は、適宜に調整されうる。当該光量比は、例えば、1:1(光ファイバー10b:光ファイバー10c)である。
また、ファイバーカプラ120は、測定光の半導体装置200からの反射光と、導光部150を介して戻ってきた参照光とを合波して、半導体装置200の断層情報を含む干渉光を生成する。干渉光は、光ファイバー10dに導かれる。ファイバーカプラ120は、互いに異なる波長の光を合波させうるWDMカプラである。
光走査部130は、測定光の照射位置を、半導体装置200の表面(封止部260の表面)の面内方向に沿って走査する。光走査部130は、光ファイバー10bからの測定光を半導体装置200の表面(封止部250の表面)に集光する。また、光走査部130は、半導体装置200からの反射光を光ファイバー10bに導く。光走査部130は、第1コリメートレンズ131、ガルバノスキャナー132および対物レンズ133を有する。
第1コリメートレンズ131は、光ファイバー10bからの測定光を平行光にする。また、第1コリメートレンズ131は、半導体装置200からの反射光を光ファイバー10bに向けて集光する。第1コリメートレンズ131は、公知のレンズから適宜選択されうる。第1コリメートレンズ131の例には、平凸レンズおよび平凹レンズが含まれる。また、第1コリメートレンズ131の材料の例には、樹脂およびガラスが含まれる。
ガルバノスキャナー132は、ガルバノミラー134と、ガルバノミラー134の角度を調整するための角度調整部135とを有する。ガルバノスキャナー132は、ガルバノミラー134の角度を調整することで、第1コリメートレンズ131により平行光とされた測定光の進行方向を調整する。これにより、ガルバノスキャナー132は、測定光の照射位置を、半導体装置200の表面の面内方向において走査する。ガルバノスキャナー132は、例えば、測定光の照射位置を、半導体装置200の表面の面内方向の一方向において調整するためのガルバノミラーと、半導体装置200の表面の面内方向の当該一方向に直交する方向において調整するためのガルバノミラーと、これらのガルバノミラー134の角度を調整するための角度調整部135とにより構成される。
対物レンズ133は、ガルバノスキャナー132により進行方向を調整された光を、被検体の半導体装置200に集光する。また、対物レンズ133は、半導体装置200からの反射光を平行光にする。対物レンズ133は、公知のレンズから適宜選択されうる。たとえば、対物レンズ133は、凸レンズおよび凹レンズを組み合わせて構成することができる。このとき、対物レンズ133は、当該凸レンズおよび当該凹レンズが互いに貼り合わされて構成されるアクロマートレンズであってもよい。
角度調整部135は、ガルバノミラー134の角度を調整する。これにより、半導体装置200の表面における測定光の照射位置が調整される。角度調整部135は、例えば、ガルバノミラー134のガルバノモーターを動かすための制御装置を含む公知のコンピュータやマイコンなどによって構成される。
ステージ140は、半導体装置200を支持および固定するための支持部材である。ステージ140は、固定式のものであってもよいし、可動式のものであってもよい。本実施の形態では、ステージ140は、固定式のものでありうる。
導光部150は、光ファイバー10cからの参照光を、後述のミラー153で反射させ、反射した参照光を光ファイバー10cに導く。導光部150は、第2コリメートレンズ151、集光レンズ152およびミラー153を有する。
第2コリメートレンズ151は、光ファイバー10cからの、参照光を平行光にする。また、第2コリメートレンズ151は、ミラー153で反射され、集光レンズ152により平行光とされた光を光ファイバー10cに向けて集光する。第2コリメートレンズ151の例は、第1コリメートレンズ131と同じである。
集光レンズ152は、第2コリメートレンズ151により平行光とされた光をミラー153に向けて集光する。また、集光レンズ152は、ミラー153で反射した光を平行光にする。集光レンズ152は、公知のレンズから適宜選択されうる。集光レンズ152の例には、平凸レンズが含まれる。また、集光レンズ152の材料の例には、樹脂およびガラスが含まれる。
ミラー153は、参照光を反射する。ミラー153は、半導体装置200の表面で反射する測定光の光路長と、参照光の光路長とが、同じとなるように配置される。ミラー153は、光を反射できればよく、例えば、表面にアルミニウムコートが施された平面ミラーである。
光検出部160は、光ファイバー10dからの干渉光を検出する。光検出部160は、干渉光を検出して、検出結果を取得する。光検出部160は、第3コリメートレンズ161、分光器162、結像レンズ163、受光センサー164および受光センサー制御部165を有する。
第3コリメートレンズ161は、光ファイバー10dからの干渉光を平行光にする。第3コリメートレンズ161の例は、第1コリメートレンズ131と同じである。
分光器162は、第3コリメートレンズ161により平行光とされた干渉光を分光する。これにより、干渉光は、波長に応じて異なる方向に向かって進行する。分光器162は、公知の分光器から適宜選択されうる。分光器162の例には、回折格子およびプリズムが含まれる。
結像レンズ163は、分光器162により分光された光を平行光とする。結像レンズ163は、公知のレンズから適宜選択されうる。たとえば、結像レンズ163の例には、平凸レンズが含まれる。また、結像レンズ163の材料の例には、樹脂およびガラスが含まれる。
受光センサー164は、分光器162で分光された光を波長毎に検出する。受光センサー164は、検出結果を制御処理部170に出力する。受光センサー164の種類は、1次元撮像素子(ラインセンサー)または2次元撮像素子(イメージセンサー)である。受光センサー164の例には、電荷結合素子(CCD)および相補型金属酸化膜半導体素子(CMOS)が含まれる。
受光センサー制御部165は、受光センサー164の出力値の検出や、当該出力値による、受光センサー164の感度の管理、適切な出力値を得るための受光センサー164の感度の変更などを制御する。受光センサー制御部165は、例えば、演算装置、制御装置、記憶装置、入力装置および出力装置を含む公知のコンピュータやマイコンなどによって構成される。
制御処理部170は、光源制御部112、角度調整部135および受光センサー制御部165を制御する。制御処理部170は、光源制御部112を制御することで、光出射部110を制御する。制御処理部170は、角度調整部135を制御することで、ガルバノミラー134の角度を調整する。制御処理部170は、受光センサー制御部165を制御することで、受光センサー164を制御する。
制御処理部170は、光検出部160(受光センサー164)での干渉光の検出結果を処理する処理部としても機能する。すなわち、制御処理部170は、検出結果を処理(解析)して、半導体装置200の2次元または3次元の断層画像を生成する。解析処理は、通常の光干渉断層撮影(OCT)で用いられる解析処理と同様の方法で行うことができ、例えばフーリエ変換処理などを含む。
また、制御処理部170は、断層画像に基づいて、ワイヤ250の表面と封止部260の表面との間の最小距離を算出することもできる。最小距離の算出も、通常の光干渉断層撮影(OCT)で用いられる距離の算出処理と同様の方法で行うことができる。
表示部180は、測定結果を表示するための装置である。表示部180は、制御処理部170で得られた2次元または3次元の断層画像を表示する。本実施の形態では、表示部180は、半導体装置200の封止部260の内部の状態に関する3次元の断層画像を表示する。表示部180の例には、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ(LCD)、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイなどの表示装置、およびプリンタなどの印刷装置が含まれる。
[検査装置における光路]
次に、検査装置100における光路について説明する(図2参照)。光出射部110からの出射光は、ファイバーカプラ120に到達し、測定光および参照光に分波される。測定光は、光走査部130により半導体装置200の表面に導かれ、照射される。測定光の、半導体装置200からの反射光は、光走査部130により導かれ、再度、ファイバーカプラ120に到達する。一方、参照光は、導光部150におけるミラー153で反射され、再度、ファイバーカプラ120に到達する。測定光の半導体装置200からの反射光と、参照光とは、ファイバーカプラ120により、合波され、干渉光が生成される。干渉光は、光検出部160の分光器162で分光される。分光された干渉光は、光検出部160の受光センサー164で検出される。
次に、本実施の形態に係る検査装置100を用いた半導体装置200の検査方法、具体的には検出装置100を用いて、半導体装置200の封止部260の内部におけるワイヤ250の埋設状態を検査する方法について説明する。まず、検査対象となる半導体装置200について説明する。
[半導体装置の構成]
図3は、半導体装置200の構成を示す図である。図3Aは、半導体装置200の平面図であり、図3Bは、図3Aにおける3B−3B線の断面図である。図3Aにおいては、封止部260の内部の構成を分かりやすくするために、封止部260が透明である例を示す。
図3に示されるように、半導体装置200は、支持部材210、アイランド220、半導体素子230、端子240、ワイヤ250および封止部260を有する。
支持部材210は、半導体素子230および端子240の一部(内部端子240a)を支持する。支持部材210は、半導体素子230や端子240の一部を支持可能な部材であればよく、特に限定されないが、例えば絶縁板(樹脂板やセラミック板、ガラスエポキシ板など)、放熱板、プリント基板およびテープ基板などでありうる。
放熱板は、通常、金属板である。放熱板を構成する金属材料の例には、銅、鉄、アルミニウム、これらの合金および42アロイなどが含まれる。中でも、放熱性が高いことから、42アロイまたは銅合金が好ましい。なお、端子240との間で導通を防止する観点から、放熱板の表面には、端子240との間を絶縁するための絶縁層が配置される。プリント基板は、樹脂基材などの絶縁基材と、それにパターン状に配置された導線とを含む基板であり、例えばガラスエポキシ基板やポリイミド基板、セラミック基板などである。テープ基板は、樹脂テープと、それにパターン状に配置された導線とを含む基板である。本実施の形態では、支持部材210は、ガラスエポキシ板である。
アイランド220は、支持部材210上に配置され、半導体素子230を支持する。アイランド220を構成する材料は、通常、端子240と同じ金属材料でありうる。
半導体素子230は、アイランド220上にダイボンド材(不図示)を介して配置されている。半導体素子230は、例えばC−MOSやCCDなどの固体撮像素子でありうる。半導体素子230の表面には、例えば複数の電極パッド(不図示)が配置されており、ワイヤ250を介して端子240(内部端子240a)と電気的に接続されている。
端子240は、半導体素子230とは離れて配置されている。端子240の一方の端部240aは、封止部260の内部に埋設されており、ワイヤ250を介して半導体素子230と電気的に接続されている。端子240の他方の端部は、封止部260の外部に露出しており、例えば搭載基板(不図示)などに電気的に接続される。
端子240は、半導体素子230の周囲を囲むように配置された複数のリードであってもよいし、支持部材230上に配置された複数の電極であってもよい。端子240がリードである場合、端子240の一方の端部240aはインナーリード部、端子240の他方の端部240bはアウターリード部ともいう。端子240が電極である場合、端子240の一方の端部240aは内部電極、端子240の他方の端部240bは外部電極ともいう。
端子240を構成する材料は、導電性を有する材料であればよく、特に限定されない。端子240を構成する材料の例には、銅、鉄、アルミニウム、これらの合金および42アロイなどが含まれる。中でも、42アロイまたは銅合金が好ましい。
ワイヤ250は、半導体素子230の電極(不図示)と端子240の一方の端部240aとを電気的に接続する。ワイヤ250を構成する材料は、端子240を構成する材料と同様でありうる。
封止部260は、半導体素子230とワイヤ250を封止するように配置されている。それにより、半導体素子230を外部から遮断し、水分などにより特性への影響が及ばないようにすることができる。
封止部260を構成する材料は、絶縁材料であればよく、特に制限されないが、通常、樹脂材料で構成されている。樹脂材料に含まれる樹脂は、特に制限されず、熱可塑性樹脂であってもよいし、熱硬化性樹脂であってもよい。熱可塑性樹脂の例には、シリコーン樹脂などが含まれる。熱硬化性樹脂の例には、エポキシ樹脂、ポリイミド、フェノール樹脂および不飽和ポリエステル樹脂などが含まれる。樹脂材料は、必要に応じて充填材などをさらに含んでもよい。本実施の形態では、封止部260を構成する樹脂材料は、シリコーン樹脂などの熱可塑性樹脂でありうる。
封止部260は、測定光を一定以上のレベルで透過可能な透光性を有していればよく、無色であってもよいし、有色であってもよい。
このように構成された半導体装置200では、前述の通り、ワイヤ250の一部が封止部260の外に露出していると、その露出した部分のワイヤ250と封止部260との間の隙間から外部の水分などが浸入しやすく、半導体素子230へダメージを与えやすい。したがって、半導体素子230への水分などによるダメージを抑制するためには、ワイヤ250が、封止部260によって完全に覆われていることが重要である。このような封止部260の内部におけるワイヤ250の埋設状態は、前述の検査装置100を用いて検査することができる。
次に、検査装置100を用いて、半導体装置200の封止部260の内部におけるワイヤ250の埋設状態を検査する方法について説明する。
[半導体装置の検査方法]
本実施の形態に係る半導体装置の検査方法は、検査装置100を用いて、半導体装置200について光干渉断層撮影(OCT)を行う工程、および光干渉断層撮影(OCT)で得られた断層画像に基づいて、封止部260の内部におけるワイヤ250の埋設状態を検査する工程を有する。
(光干渉断層撮影(OCT)を行う工程)
まず、被検体である半導体装置200を、検査装置100のステージ140上の所定の位置に配置する。
次いで、制御処理部170は、光源制御部112を制御して、超広帯域光源111(または光出射部110)から出射光を出射させる。また、制御処理部170は、角度調整部135を制御して、測定光の照射位置を半導体装置200の表面(封止部260の表面)の面内方向に沿って走査させる。そして、光検出部160は、半導体装置200からの測定光の反射光と、参照光との干渉により得られる干渉光を分光し、検出する。これにより、半導体装置200の断層情報を含む検出結果が取得される。取得された検出結果は、制御処理部170に送信され、処理(解析)されて2次元または3次元の断層画像が生成され、記憶される。また、制御処理部170は、必要に応じて断層画像に基づいて、ワイヤ250の表面と封止部260の表面との間の最小距離を算出する。これらの制御処理部170が行う解析処理(取得された検出結果に基づいて断層画像を得るための解析処理や、最小距離を算出するための解析処理)は、通常の光干渉断層撮影(OCT)で用いられる解析処理と同様の方法で行うことができる。
本実施の形態では、得られた断層画像は、表示部180に表示される。
(ワイヤの埋設状態を検査する工程)
表示部180に表示された断層画像に基づいて、封止部260の内部におけるワイヤ250の埋設状態を検査する。具体的には、得られた断層画像において、ワイヤ250の表面と封止部260の表面との間の最小距離dを測定する。そして、最小距離dが、閾値以上であるかどうかを検査する。
図4は、表示部180に表示された半導体装置200の2次元の断層画像の一例を示す模式図である。図4は、図3AのA−A線の断層画像(ワイヤ250のループ頂点付近の断層画像)を示している。なお、図4においては、実際に得られる断層画像の白黒を反転させて表示しており、両端側の2つのワイヤ250の図示は省略している。図4においては、5つのワイヤ250が、それぞれ封止部260で覆われていることが示される。ワイヤ250の表面と封止部260の表面との間の最小距離dは、例えば処理ソフトなどにより数値化することができる。
(効果)
以上のように、本実施の形態に係る半導体装置の検査方法では、検査装置100を用いた光干渉断層撮影(OCT)により、半導体装置200の封止部260の内部の断層画像を、短時間かつ高い精度で得ることができる。それにより、半導体装置200の封止部260の内部におけるワイヤ250の埋設状態を、短時間かつ高精度で観察することができる。それにより、特に封止部260が透明である場合や封止部260の厚みが薄い場合など、光学顕微鏡ではワイヤ250が封止部260で覆われているかどうかが分かりにくい場合であっても、本実施の形態に係る半導体装置の検査方法によれば、封止部260の内部の状態を高い精度で観察することができるので、封止部260でワイヤ250が覆われているかどうかが分かりやすい。さらに、ワイヤ250の表面と封止部260の表面との間の最小距離dを定量化することもできるので、検査精度を一層高めることができる。
[半導体装置の製造方法]
本実施の形態に係る半導体装置の製造方法は、前述の半導体装置200を製造する工程、および前述の半導体装置200の検査を行う工程を有する。
(半導体装置を製造する工程)
半導体装置200を製造する工程は、例えば支持部材210上に、アイランド220および端子240を有するリードフレーム(不図示)と、半導体素子230とを順に積層し、固定する工程、半導体素子230と端子240とをワイヤ250で電気的に接続する(ワイヤボンディングする)工程、および半導体素子230とワイヤ250を樹脂材料などで封止する工程を有する。
半導体素子230とワイヤ250を樹脂材料で封止する方法は、特に制限されないが、例えばポッティング法、インサート成形法(トランスファー成形法、射出成形法)などでありうる。本実施の形態では、ポッティング法である。
(半導体装置を検査する工程)
得られた半導体装置200の封止部260の内部におけるワイヤ250の埋設状態を、前述の方法で検査する。そして、ワイヤ250の表面と封止部260の表面との間の最小距離dを測定し、閾値の範囲内であるかどうかを確認する。最小距離dが閾値以上である場合、異常なしと判断し、そのときの製造条件を維持して半導体装置を製造する。最小距離dが閾値未満である場合、異常ありと判断し、最小距離dが閾値以上となるように製造条件を調整する。例えば、ワイヤボンディング工程におけるワイヤ250のループ形状やループ高さを調整したり、封止工程における樹脂材料の付与量や樹脂材料の粘度などを調整したりする。
(効果)
以上のように、本実施の形態に係る半導体装置の製造方法は、前述の検査方法で半導体装置を検査する工程を有する。前述の検査方法では、光干渉断層撮影(OCT)を利用することから、半導体装置200の封止部260の内部におけるワイヤ250の埋設状態を短時間で精度よく検査することができる。また、検査結果に基づいて、半導体装置200の製造条件へのフィードバックを行うこともできる。それにより、半導体装置200の製造効率を低下させることなく、信頼性の高い半導体装置200を製造することができる。
(変形例)
なお、本実施の形態では、光干渉断層撮影(OCT)として、スペクトラルドメインOCT(SD−OCT)を利用した検査装置および検査方法を示したが、これに限定されず、スイプトソープOCT(SS−OCT)やタイムドメインOCT(TD−OCT)を利用した検査装置および検査方法であってもよい。SS−OCTを利用する場合、分光器160は不要であるとともに、光源として波長掃引レーザーを用いる。TD−OCTを利用する場合、分光器160は不要であるとともに、導光部150のミラー153は、制御処理部170によって動くように構成される。
また、本実施の形態では、測定光の走査を、ガルバノミラー134の角度を調整することによって行う例を示したが、これに限定されず、光走査部130とステージ140の相対的な位置関係を変化させること(例えば光走査部130を固定し、ステージ140をXYZ軸方向に可動にすること)によって行ってもよい。
また、本実施の形態では、半導体装置として、支持部材210として絶縁板を用いたリードフレームタイプの半導体装置200を用いる例を示したが、これに限定されない。
図5AおよびBは、変形例に係る半導体装置300および400の構成を示す断面図である。図5Aに示されるように、支持部材310は、放熱板であってもよい。その場合、端子340は、支持部材310上に絶縁層320を介して配置された電極でありうる。また、図示しないが、支持部材210は、裏面に電極が配置されたプリント基板などであってもよい。さらに、図5Bに示されるように、封止部260の外側がさらにモールド樹脂などの第2封止部270で封止されていてもよい。その場合、封止部260は、例えば熱可塑性樹脂であり、第2封止部270は、例えば熱硬化性樹脂でありうる。
本発明の半導体装置の検査方法は、例えば半導体素子およびワイヤが封止部で封止された構造を有する半導体装置の検査工程およびそれを用いた半導体装置の製造工程に用いることができる。
10a〜d 光ファイバー
100 検査装置(半導体装置を検査するための検査装置)
110 光出射部
111 第1光源
112 光源制御部
120 ファイバーカプラ(光分波部、干渉光生成部)
130 光走査部
131 第1コリメートレンズ
132 ガルバノスキャナー
133 対物レンズ
134 ガルバノミラー
135 角度調整部
140 ステージ
150 導光部
151 第2コリメートレンズ
152 集光レンズ
153 ミラー
160 光検出部
161 第3コリメートレンズ
162 分光器
163 結像レンズ
164 受光センサー
165 受光センサー制御部
170 制御処理部(処理部)
180 表示部
200 半導体装置
210 支持部材
220 アイランド
230 半導体素子
240 端子
240a 内部端子
240b 外部端子
250 ワイヤ
260 封止部
270 第2封止部

Claims (6)

  1. 支持部材と、前記支持部材上に配置された半導体素子と、前記半導体素子から離れて配置された端子と、前記半導体素子と前記端子とを電気的に接続するワイヤと、前記半導体素子と前記ワイヤとを封止する封止部とを有する半導体装置の検査方法であって、
    前記封止部に光を照射して、光干渉断層撮影(OCT)を行う工程と、
    前記光干渉断層撮影(OCT)で得られた断層画像に基づいて、前記封止部の内部における前記ワイヤの埋設状態を検査する工程と
    を有し、
    前記ワイヤの埋設状態を検査する工程では、前記断層画像に基づいて、前記ワイヤと前記封止部の表面との間の距離を測定する、
    半導体装置の検査方法。
  2. 前記ワイヤの埋設状態を検査する工程では、前記断層画像に基づいて、前記ワイヤの表面と前記封止部の表面との間の最小距離を測定する、
    請求項1に記載の半導体装置の検査方法。
  3. 支持部材と、前記支持部材上に配置された半導体素子と、前記半導体素子から離れて配置された端子と、前記半導体素子と前記端子とを電気的に接続するワイヤと、前記半導体素子と前記ワイヤとを封止する封止部とを有する半導体装置の製造方法であって、
    請求項1または2に記載の方法で、前記封止部の内部における前記ワイヤの埋設状態を検査する工程を含む、
    半導体装置の製造方法。
  4. 光干渉断層撮影(OCT)を用いて半導体装置を検査するための検査装置であって、
    前記半導体装置を配置するためのステージと、
    前記半導体装置に照射する光を出射するための光出射部と、
    前記光の光路上に配置され、前記光を測定光と参照光とに分波するための光分波部と、
    前記測定光の照射位置を、前記半導体装置の表面の面内方向に沿って走査するための光走査部と、
    前記測定光の前記半導体装置からの反射光と、前記参照光とを合波して、干渉光を生成するための干渉光生成部と、
    前記干渉光を分光するための分光器と、前記分光器により分光された前記干渉光を検出するための受光センサーとを有し、前記受光センサーにより前記干渉光を検出するための光検出部と、
    前記光検出部で検出された検出結果に基づいて、断層画像を得るための処理部と
    を有し、
    前記半導体装置は、支持部材と、前記支持部材上に配置された半導体素子と、前記半導体素子から離れて配置された端子と、前記半導体素子と前記端子とを電気的に接続するワイヤと、前記半導体素子と前記ワイヤとを封止する封止部とを有し、
    前記処理部は、前記断層画像に基づいて、前記ワイヤと前記封止部の表面との間の距離を算出する、
    半導体装置の検査装置。
  5. 記処理部は、前記断層画像に基づいて、前記ワイヤの表面と前記封止部の表面との間の最小距離を算出する、
    請求項4に記載の半導体装置の検査装置。
  6. 前記断層画像を表示するための表示部をさらに有する、
    請求項4または5に記載の半導体装置の検査装置。

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