JP6497792B2 - 試験用電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、試験用電源装置に係り、さらに詳しくは、基本周波数の交流電源の供給を受ける検査対象装置に対して電源を供給する試験用電源装置の改良に関する。
商用電源から基本周波数の交流電源が供給される電力装置には、太陽電池や燃料電池の出力変換を行うPCS(Power Conditioning System)等がある。この種の電力装置は、商用電源の電圧変動に対する耐性試験に適合することが求められる。例えば、EMC(Electro-Magnetic Compatibility:電磁両立性)試験規格では、基本周波数の電圧波形に様々な周波数の電圧波形が妨害波として重畳された合成波に対するイミュニティ(電磁的な耐性)が要求される。耐性試験では、電源装置から供給される電圧波形が歪んでいても電力装置が正常に動作するか否かが判別される。
上述した耐性試験を行うための試験用電源装置は、ACシミュレータと呼ばれ、リニアアンプ方式の電源装置が知られている。リニアアンプ方式の電源装置は、信号発生器により生成される高調波信号を基本周波数の信号に加算し、能動素子の増幅作用を利用して電力増幅を行う装置であり、定格出力は高々数kVA〜数十kVA程度である。このため、大容量のPCSの耐性試験には適さないという問題があった。
そこで、インバータ方式の電源装置を用いて耐性試験を行うことが考えられる。インバータ方式の電源装置は、複数のスイッチング素子からなるインバータを所定のスイッチング周波数で動作させることによって合成波を生成する装置であり、大容量化が容易である。例えば、基本周波数は50Hz又は60Hzであることから、数kHz〜十数kHz程度のスイッチング周波数が使用される。ところが、上述したEMC試験規格では、基本周波数の40倍といった高次の高調波を生成する必要がある。数kHz〜十数kHz程度のスイッチング周波数で高次の高調波を生成すると、分解能不足によって電圧波形に歪みが生じてしまうという問題がある。
一方、スイッチング周波数を高くすることにより、高次の高調波波形に歪みが生じるのを防止することができる。しかしながら、スイッチング周波数を高くすれば、スイッチングによる電力損失が増大してしまうという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、大容量化が容易であり、高次の高調波波形を発生させることができる試験用電源装置を提供することを目的とする。特に、スイッチング動作による電力損失の増大を抑制しつつ、高次の高調波波形に歪みが生じるのを防止することができる試験用電源装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様による試験用電源装置は、基本周波数の試験用電源装置であって、上記基本周波数の電圧波形を基本波として生成する低帯域インバータと、上記低帯域インバータよりも高いスイッチング周波数で動作し、上記基本周波数よりも高い周波数として予め定められた第1閾値周波数以上の高帯域テスト周波数の電圧波形を妨害波として生成する高帯域インバータと、上記低帯域インバータ及び上記高帯域インバータが1次コイル及び2次コイルにそれぞれ接続され、上記基本波に上記妨害波を重畳させるトランス結合回路と、上記高帯域テスト周波数を指定するテスト周波数指定手段とを備える。
この様な構成によれば、低帯域インバータ及び高帯域インバータのスイッチング動作によって電力増幅が行われるため、大容量化が容易である。また、低帯域インバータよりも高いスイッチング周波数で動作する高帯域インバータによって妨害波が生成されるため、高次の高調波波形に歪みが生じるのを防止することができる。また、トランス結合回路が基本波に妨害波を重畳させるため、1つのインバータによって電力増幅が行われる場合に比べ、スイッチング動作による電力損失の増大を抑制することができる。
本発明の第2の態様による試験用電源装置は、上記構成に加え、上記低帯域インバータが、上記基本波に上記第1閾値周波数以上の周波数として予め定められた第2閾値周波数未満の低帯域テスト周波数の電圧波形が重畳された合成波を生成し、上記テスト周波数指定手段が、上記低帯域テスト周波数を指定するように構成される。この様な構成によれば、基本波に低帯域テスト周波数の電圧波形が妨害波として重畳された合成波を生成することができる。
本発明の第3の態様による試験用電源装置は、上記構成に加え、上記低帯域インバータが、上記基本周波数の整数倍の高調波又は上記基本周波数の非整数倍の次数間高調波が重畳された合成波を生成し、上記次数間高調波には、上記基本周波数の1倍未満の電圧波形が含まれるように構成される。
この様な構成によれば、基本周波数の整数倍の高調波が妨害波として重畳された合成波だけでなく、基本周波数の非整数倍の次数間高調波が妨害波として重畳された合成波も生成することができる。
本発明の第4の態様による試験用電源装置は、上記構成に加え、上記基本周波数が50Hz又は60Hzであり、上記低帯域インバータが、20kHz以下のスイッチング周波数で動作し、上記テスト周波数指定手段が、上記基本周波数の12倍以下の範囲内で予め定められた周波数を上記第1閾値周波数及び上記第2閾値周波数として上記低帯域テスト周波数及び上記高帯域テスト周波数を指定するように構成される。
この様な構成によれば、低帯域インバータで生成される合成波形に歪みが生じるのを抑制するとともに、高帯域インバータにおけるスイッチング損失の増大を抑制することができる。
本発明の第5の態様による試験用電源装置は、上記構成に加え、上記高帯域インバータが、上記低帯域インバータよりも出力が小さいように構成される。この様な構成によれば、スイッチング動作による電力損失の増大を抑制することができる。
本発明の第6の態様による試験用電源装置は、上記構成に加え、上記トランス結合回路の上記1次コイルに並列に接続されるコンデンサを備え、上記1次コイルの漏れインダクタンスと上記コンデンサとが上記高帯域インバータのキャリア除去フィルタを形成するように構成される。
この様な構成によれば、キャリア除去フィルタ用のコイルをトランス結合回路とは別個に設ける場合に比べ、部品点数の増加を抑制しつつ、高帯域インバータの出力からスイッチング周波数成分を除去することができる。
本発明の第7の態様による試験用電源装置は、上記構成に加え、商用電源を利用して直流電圧を生成するコンバータを備え、上記低帯域インバータ及び上記高帯域インバータが、共通の上記コンバータから供給される上記直流電圧を利用して電圧波形を生成するように構成される。この様な構成によれば、インバータごとにコンバータを設ける場合に比べ、装置を小型化することができる。
本発明の第8の態様による試験用電源装置は、上記構成に加え、上記高帯域インバータが、炭化ケイ素を用いた電界効果トランジスタからなるように構成される。この様な構成によれば、高帯域インバータがケイ素を用いた絶縁ゲートバイポーラトランジスタからなる場合に比べ、高帯域インバータにおける電力損失を低減させることができる。
本発明によれば、大容量化が容易であり、高次の高調波波形に歪みが生じるのを防止することができる試験用電源装置を提供することができる。特に、スイッチング動作による電力損失の増大を抑制しつつ、高次の高調波波形に歪みが生じるのを防止することができる。
本発明の実施の形態による試験用電源装置1の一構成例を示したシステム図である。 図1の電源生成ユニット12の構成例を示した図である。 図2の高帯域インバータ123及びトランス結合回路124の詳細を示した図である。 図2のインバータ制御回路129の構成例を示したブロック図である。 図2の電源生成ユニット12の動作例を示した図である。
<試験用電源装置1>
図1は、本発明の実施の形態による試験用電源装置1の一構成例を示したシステム図である。図中には、検査対象のPCS(Power Conditioning System)2に接続された試験用電源装置1が示されている。PCS2は、太陽電池又は燃料電池で発電された直流電力を交流電力に変換し、安定した電圧及び周波数で電力系統へ出力する電力変換装置である。
試験用電源装置1は、基本周波数f0の交流電源の供給を受ける検査対象装置に対し、電源を供給するACシミュレータであり、基本周波数f0の電圧波形に様々な周波数の電圧波形が妨害波として重畳された合成波を生成して各種の耐性試験を行う。この試験用電源装置1は、基本周波数f0や耐性試験のためのテスト周波数を指定する情報処理端末11と、情報処理端末11からのテスト周波数指示に基づいて、合成波を生成し、PCS2に電源として印加する電源生成ユニット12とにより構成される。
情報処理端末11は、例えば、耐性試験用のアプリケーションプログラムに基づいて動作するパーソナルコンピュータである。この情報処理端末11は、閾値周波数fts1未満の低帯域テスト周波数f1を指定し、或いは、閾値周波数fts2以上の高帯域テスト周波数f2を指定するためのテスト周波数指示を生成し、電源生成ユニット12へ出力する。
閾値周波数fts1及びfts2は、いずれも基本周波数f0よりも高い周波数の固定値であり、予め定められる。閾値周波数fts1は、閾値周波数fts2以上である。低帯域テスト周波数f1及び高帯域テスト周波数f2は、ユーザ操作に基づいて指定され、或いは、予め定められたテストスケジュールに従って自動的に指定される。
基本周波数f0は、商用電源3の周波数に対応し、例えば、f0=50Hzである。情報処理端末11は、基本周波数f0の12倍以下の範囲内で予め定められる周波数を閾値周波数fts1及びfts2として、低帯域テスト周波数f1及び高帯域テスト周波数f2を指定する。閾値周波数fts1及びfts2は、例えば、fts1=fts2であり、基本周波数f0の9倍、すなわち、fts1,fts2=450Hzが用いられる。
低帯域テスト周波数f1は、基本周波数f0の0.33倍以上9倍未満の範囲内で指定される。一方、高帯域テスト周波数f2は、基本周波数f0の9倍以上40倍以下の範囲内で指定される。この様な構成を採用することにより、EMC試験規格で定められた様々な耐性試験を行うことができる。
例えば、個別高調波試験、次数間高調波試験及び周波数スイープ試験を行うことができる。個別高調波試験は、2次から40次までの高調波を順次に重畳させる耐性試験である。次数間高調波試験は、基本周波数f0の非整数倍の電圧波形を次数間高調波と呼び、この次数間高調波を重畳させる耐性試験である。周波数スイープ試験は、0.33次から40次までの高調波を段階的又は連続的に重畳させる耐性試験である。なお、基本周波数f0がf0=60Hzであれば、閾値周波数ftsには、fts=540Hzが用いられる。
電源生成ユニット12は、商用電源3から供給される電力を利用して所望の交流電圧を電源として生成するインバータユニットである。商用電源3は、例えば、3相3線式で周波数が50Hz、電圧の実効値が420Vの交流電力を電源生成ユニット12に供給する。
<電源生成ユニット12>
図2は、図1の電源生成ユニット12の構成例を示した図である。この電源生成ユニット12は、コンバータ121、低帯域インバータ122、高帯域インバータ123、トランス結合回路124、開閉器125、出力端子126、コンバータ制御回路127、インバータ制御回路128及び129により構成される。
コンバータ121は、商用電源を利用して直流電圧を生成する変換器であり、複数のスイッチング素子、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)からなる。このコンバータ121は、商用電源から入力される交流電圧を直流電圧に変換し、低帯域インバータ122及び高帯域インバータ123へ出力する。コンバータ121の各スイッチング素子は、ゲート駆動信号GSによってスイッチングする。コンバータ121から出力される直流電圧は、例えば、650Vである。
低帯域インバータ122は、コンバータ121から入力される直流電圧を低帯域の交流電圧に変換し、トランス結合回路124又は開閉器125を介して出力端子126から出力するスイッチング方式の変換器であり、複数のスイッチング素子、例えば、IGBTからなる。低帯域インバータ122の各スイッチング素子は、ゲート駆動信号GS1によってスイッチングする。
この低帯域インバータ122は、所定のスイッチング周波数fs1、例えば、fs1=7kHzで動作し、基本周波数f0の電圧波形を基本波として生成し、或いは、当該基本波に低帯域テスト周波数f1の電圧波形が妨害波として重畳された合成波を生成する。低帯域インバータ122により基本波に重畳される妨害波の電圧レベルは、基本波の電圧レベルの0〜十数%程度である。なお、スイッチング周波数fs1は、数kHzを上回る周波数、例えば、十数kHz、具体的には、16kHz〜18kHzであってもよい。
また、低帯域インバータ122は、基本周波数f0の整数倍の高調波が妨害波として重畳され、或いは、基本周波数f0の非整数倍の次数間高調波が妨害波として重畳された合成波を生成する。次数間高調波には、基本周波数f0の1倍未満の電圧波形が含まれる。
高帯域インバータ123は、コンバータ121から入力される直流電圧を高帯域の交流電圧に変換し、トランス結合回路124へ出力するスイッチング方式の変換器であり、複数のスイッチング素子からなる。高帯域インバータ123の各スイッチング素子は、ゲート駆動信号GS2によってスイッチングする。
この高帯域インバータ123は、低帯域インバータ122よりも高いスイッチング周波数fs2、例えば、fs2=42kHzで動作し、高帯域テスト周波数f2の電圧波形を妨害波として生成する。また、高帯域インバータ123は、低帯域インバータ122よりも出力が小さい。例えば、低帯域インバータ122の出力が800kVA程度であるのに対し、高帯域インバータ123の出力は、150kVA程度であり、低帯域インバータ122の1/5以下である。
トランス結合回路124は、低帯域インバータ122により生成される基本波に対し、高帯域インバータ123により生成される妨害波を重畳させるための変圧器回路であり、低帯域インバータ122及び高帯域インバータ123が1次コイル及び2次コイルにそれぞれ接続される。このトランス結合回路124により基本波に重畳される妨害波の電圧レベルは、基本波の電圧レベルの0〜十数%程度である。
開閉器125は、低帯域テスト周波数f1の電源を出力する場合に導通し、高帯域テスト周波数f2の電源を出力する場合に遮断する電磁開閉方式のスイッチであり、トランス結合回路124に並列に接続される。
電流計131は、低帯域インバータ122の出力電流Ioutを検出するための電流検出器であり、低帯域インバータ122とトランス結合回路124との間に配置される。出力電流Ioutは、出力端子126に接続されている負荷を流れる負荷電流である。電流計132は、高帯域インバータ123の出力電流Iinvを検出するための電流検出器であり、高帯域インバータ123とトランス結合回路124との間に配置される。
電圧計133は、電流計131とトランス結合回路124との間に配置され、低帯域インバータ122の出力電圧Voutが検出される。この電圧計133は、1次コイル及び2次コイルがそれぞれ交流の各相とデルタ結線される。電圧計134は、トランス結合回路124の1次コイルに並列に配置され、高帯域インバータ123の出力電圧Vinvが検出される。この電圧計134は、1次コイルが交流の各相とスター結線され、2次コイルが交流の各相とデルタ結線される。
コンバータ制御回路127は、コンバータ121を制御するための制御回路であり、ゲート駆動信号GSを生成し、コンバータ121へ出力する。インバータ制御回路128は、情報処理端末11からのテスト周波数指示に基づいて、低帯域インバータ122を制御する制御回路であり、出力電流Iout及び出力電圧Voutを参照してゲート駆動信号GS1を生成し、低帯域インバータ122へ出力する。
インバータ制御回路129は、情報処理端末11からのテスト周波数指示に基づいて、高帯域インバータ123を制御する制御回路であり、出力電流Iout、出力電流Iinv及び出力電圧Vinvを参照してゲート駆動信号GS2を生成し、高帯域インバータ123へ出力する。
また、インバータ制御回路129は、低帯域テスト周波数f1の電源を出力する場合に、開閉器125を閉状態(オン状態)に切り替えることにより、トランス結合回路124に対するバイパス経路を導通させた後、高帯域インバータ123を停止させる。一方、インバータ制御回路129は、高帯域テスト周波数f2の電源を出力する場合に、高帯域インバータ123を動作させた後、開閉器125を開状態(オフ状態)に切り替えることにより、トランス結合回路124に対するバイパス経路を遮断し、インバータ制御回路128に対し、基本波を選択するように指示する。
図3は、図2の高帯域インバータ123及びトランス結合回路124の詳細を示した図である。高帯域インバータ123は、6つのスイッチング素子4と、6つの還流ダイオード5とにより構成され、コンバータ121からの直流入力を3相3線式の交流電圧に変換する。電圧の実効値は、例えば、360Vである。
スイッチング素子4には、スイッチング動作による電力損失が少ないトランジスタ、例えば、炭化ケイ素を用いたFET(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)などが用いられる。
還流ダイオード5は、スイッチング素子4を保護するための半導体素子であり、スイッチング素子4のソース端子とドレイン端子との間に並列に接続される。インバータ制御回路129からのゲート駆動信号GS2は、スイッチング素子4のゲート端子に入力される。
トランス結合回路124は、3つのトランス6と、トランス6の1次コイルと低帯域インバータ122からの交流入力と出力端子126とを互いに接続するオープンスター結線部と、トランス6の2次コイルと高帯域インバータ123とを互いに接続するデルタ結線部とにより構成される。低帯域インバータ122からの交流入力は、3相3線式の交流電圧であり、実効値は、例えば、420Vである。
オープンスター結線部及びデルタ結線部の構成は、以下の通りである。1次コイルの一端が交流入力の第1相に接続され、他端が第1相の出力端子126に接続されたトランス6の2次コイルは、一端が高帯域インバータ123の第1相に接続され、他端が第2相に接続されている。また、1次コイルの一端が交流入力の第2相に接続され、他端が第2相の出力端子126に接続されたトランス6の2次コイルは、一端が高帯域インバータ123の第2相に接続され、他端が第3相に接続されている。また、1次コイルの一端が交流入力の第3相に接続され、他端が第3相の出力端子126に接続されたトランス6の2次コイルは、一端が高帯域インバータ123の第3相に接続され、他端が第1相に接続されている。
このトランス結合回路124には、1次コイルに並列にコンデンサ130が接続されている。コンデンサ130は、コンデンサ130と1次コイルの漏れインダクタンスとにより、高帯域インバータ123のキャリア除去フィルタを形成するための容量素子である。このコンデンサ130は、トランス6ごとに設けられ、トランス6の1次コイルに並列に接続される。
開閉器125は、トランス結合回路124の1次コイルに並列に接続され、閉状態において、トランス結合回路124に対するバイパス経路を形成する。この開閉器125は、トランス6ごとに設けられ、トランス6の1次コイルに並列に接続される。
<インバータ制御回路129>
図4は、図2のインバータ制御回路129の構成例を示したブロック図である。このインバータ制御回路129は、実効値指令生成部21、実効値演算部22、実効値電圧制御部23、瞬時電圧波形制御部24、位相整合部25、加算器26、ピークカットリミッタ27、瞬時電流波形制御部28及びゲート駆動信号生成部29により構成される。
実効値指令生成部21は、出力電圧Vinvの実効値を決めるための実効値指令を生成する。実効値演算部22は、電圧計134により検出された出力電圧Vinvから実効値を求める。実効値電圧制御部23は、出力電圧Vinvの実効値が一定となるようにフィードバック制御する制御部であり、減算器231及び波形指令生成部232により構成される。
減算器231は、実効値指令生成部21により生成された実効値指令に対し、実効値演算部22により求められた実効値を減算して実効値指令の誤差を生成し、波形指令生成部232へ出力する。波形指令生成部232は、情報処理端末11からのテスト周波数指示と減算器231からの実効値指令の誤差とに基づいて、出力電圧Vinvの電圧波形を決めるための波形指令を生成する。波形指令生成部232は、例えば、誤差増幅部及び正弦波生成部により構成され、増幅した誤差と正弦波とから波形指令を作成する。
瞬時電圧波形制御部24は、出力電圧Vinvの瞬時値をフィードバック制御する制御部であり、加算器241及びインバータ電圧PI制御部242により構成される。加算器241は、波形指令生成部232により生成された波形指令に対し、電圧計134により検出された出力電圧Vinvを逆位相で加算して波形指令の誤差を生成し、インバータ電圧PI制御部242へ出力する。インバータ電圧PI制御部242は、加算器241からの波形指令の誤差に基づいて、出力電流Iinvの電流波形を決めるための波形指令を生成する。インバータ電圧のPI制御は、出力を波形指令と出力電圧Vinvの検出値との誤差の1次関数として制御するとともに、誤差の積分に応じて出力を変化させるフィードバック制御である。
位相整合部25は、電流計131により検出された出力電流Ioutの位相を一定量ずらすことにより、インバータ電圧PI制御部242の波形指令と整合させる。この位相整合部25は、出力電流Ioutの検出値をトランス結合回路124の2次コイル側の位相に整合させる移相器であり、検出値の位相を30°遅らせる。位相のずれ30°は、1次コイル側のスター結線と2次コイル側のデルタ結線との間の位相差に対応している。
加算器26は、インバータ電圧PI制御部242により生成された波形指令に対し、位相整合部25からの出力電流Ioutの検出値を電流指令として同位相で加算し、ピークカットリミッタ27へ出力する。ピークカットリミッタ27は、負荷短絡時の過電流を防止するための回路である。瞬時電流波形制御部28は、出力電流Iinvの瞬時値をフィードバック制御する制御部であり、加算器281,283及びインバータ電流PI制御部282により構成される。
出力電流Ioutは、出力端子126に接続されている負荷を実際に流れる負荷電流であることから、出力電流Ioutの検出値を出力電流Iinvの波形指令と同位相で加算して瞬時電流波形の指令値とすることにより、高帯域インバータ123を定電流運転状態で動作させるフィードフォワード制御が行われる。
低帯域テスト周波数f1の電源から高帯域テスト周波数f2の電源に切り替える場合、開閉器125を開状態に切り替えることにより、トランス結合回路124のバイパス経路が遮断される。その際、高帯域インバータ123のフィードフォワード制御により、遮断前の負荷電流が維持されるようにトランス結合回路124の1次コイルの両端に電圧が印加されるため、低帯域テスト周波数f1から高帯域テスト周波数f2への電源の切り替えを連続的に行うことができる。
加算器281は、ピークカットリミッタ27からの波形指令に対し、電流計132により検出された出力電流Iinvを逆位相で加算して波形指令の誤差を生成し、インバータ電流PI制御部282へ出力する。インバータ電流PI制御部282は、加算器281からの波形指令の誤差に基づいて、出力電圧Vinvの波形指令値を生成する。加算器283は、インバータ電流PI制御部282により生成された波形指令値に対し、波形指令生成部232により生成された波形指令を同位相で加算し、ゲート駆動信号生成部29へ出力する。
ゲート駆動信号生成部29は、加算器283からの波形指令値に基づいて、ゲート駆動信号GS2を生成し、高帯域インバータ123へ出力する。このゲート駆動信号生成部29は、PWM(パルス幅変調)方式の駆動回路からなり、パルス状のゲート駆動信号GS2を生成する。ゲート駆動信号生成部29は、例えば、三角波信号を生成する信号発振器と、波形指令値を三角波信号と比較する比較器とにより構成される。三角波信号の周波数、すなわち、キャリア周波数は、fs2=42kHzである。
インバータ制御回路128についても、インバータ制御回路129と同様に、電流計131により検出される出力電流Ioutと、電圧計133により検出される出力電圧Voutとに基づいて、ゲート駆動信号GS1を生成する。
図5は、図2の電源生成ユニット12の動作例を示した図であり、波形指令値7と三角波信号8とからゲート駆動信号GS2が生成される様子が示されている。波形指令値7とは、基本周波数f0が60Hzである場合に、最高次(40次)の高帯域テスト周波数f2としてf2=2.4kHzが指定されたときの指令値である。三角波信号8のキャリア周波数は、42kHzである。
ゲート駆動信号GS2は、正弦波状の波形指令値7と三角波信号8との交点において、電圧レベルがハイとローとの間で切り替えられる矩形波からなる。この様な高次の高帯域テスト周波数f2であっても、キャリア周波数が高いため、十分な分解能が得られ、高調波波形に歪みが生じるのを防止することができる。
本実施の形態によれば、低帯域インバータ122及び高帯域インバータ123のスイッチング動作によって電力増幅が行われるため、大容量化が容易である。また、低帯域インバータ122よりも高いスイッチング周波数fs2で動作する高帯域インバータ123によって高次の妨害波が生成されるため、高次の高調波波形に歪みが生じるのを防止することができる。また、トランス結合回路124が基本波に高次の妨害波を重畳させるため、1つのインバータによって電力増幅が行われる場合に比べ、スイッチング動作による電力損失の増大を抑制することができる。
また、トランス結合回路124の漏れインダクタンスとコンデンサ130とが高帯域インバータ123のキャリア除去フィルタを形成するため、キャリア除去フィルタ用のコイルをトランス結合回路124とは別個に設ける場合に比べ、部品点数の増加を抑制しつつ、高帯域インバータ123の出力からスイッチング周波数成分を除去することができる。
また、低帯域インバータ122及び高帯域インバータ123が、共通のコンバータ121から供給される直流電圧を利用して電圧波形を生成するため、インバータごとにコンバータを設ける場合に比べ、装置を小型化することができる。さらに、高帯域インバータ123が、炭化ケイ素を用いたFETからなるため、高帯域インバータ123がケイ素を用いたIGBTからなる場合に比べ、高帯域インバータ123の電力損失を低減させることができる。
なお、本実施の形態では、高帯域インバータ123が炭化ケイ素を用いたFETからなる場合の例について説明したが、本発明は、高帯域インバータ123の構成をこれに限定するものではない。例えば、高帯域インバータ123をFET又はIGBTにより構成しても良い。
また、本実施の形態では、試験用電源装置1の電源生成ユニット12が2つのインバータ回路により構成される場合の例について説明したが、本発明は、電源生成ユニット12を3以上のインバータ回路によって構成するものにも適用可能である。例えば、2つの低帯域インバータ122を並列に接続することにより、出力を大容量化しても良い。
また、本実施の形態では、閾値周波数fts1及び閾値周波数fts2を互いに一致させて低帯域テスト周波数f1と高帯域テスト周波数f2とが重複しない場合の例について説明した。しかし、本発明は、閾値周波数fts2を上回る周波数を閾値周波数fts1とすることによって低帯域テスト周波数f1の調整範囲と高帯域テスト周波数f2の調整範囲とが重複するような構成であってもよい。
1 試験用電源装置
11 情報処理端末
12 電源生成ユニット
121 コンバータ
122 低帯域インバータ
123 高帯域インバータ
124 トランス結合回路
125 開閉器
126 出力端子
127 コンバータ制御回路
128,129 インバータ制御回路
130 コンデンサ
131,132 電流計
133,134 電圧計
2 PCS
3 商用電源
4 スイッチング素子
5 還流ダイオード
6 トランス
7 波形指令値
8 三角波信号

Claims (6)

  1. 50Hz又は60Hzの基本周波数の試験用電源を生成する試験用電源装置において、
    20kHz以下のスイッチング周波数で動作し、上記基本周波数の電圧波形を基本波として生成する低帯域インバータと、
    上記低帯域インバータよりも高いスイッチング周波数で動作し、指定されたテスト周波数に基づいて、高帯域妨害波の電圧波形を生成する高帯域インバータと、
    上記低帯域インバータ及び上記高帯域インバータが1次コイル及び2次コイルにそれぞれ接続され、上記基本波に上記高帯域妨害波を重畳させるトランス結合回路とを備え、
    上記低帯域インバータは、上記テスト周波数に基づいて、上記基本波に低帯域妨害波の電圧波形が重畳された合成波を生成し、
    上記基本波に上記低帯域妨害波又は上記高帯域妨害波が重畳された波形を上記試験用電源として生成し、
    上記高帯域妨害波は、上記基本周波数よりも高い第1閾値周波数以上の周波数を有し、
    上記低帯域妨害波は、上記第1閾値周波数以上の第2閾値周波数未満の周波数を有し、
    上記第1閾値周波数及び上記第2閾値周波数は、上記基本周波数の12倍以下の範囲内で予め定められることを特徴とする試験用電源装置。
  2. 上記低帯域妨害波は、上記基本周波数の整数倍の高調波又は上記基本周波数の非整数倍の次数間高調波であり、上記次数間高調波には、上記基本周波数の1倍未満の周波数を有するものが含まれることを特徴とする請求項1に記載の試験用電源装置。
  3. 上記トランス結合回路の上記1次コイルに並列に接続され、閉状態のときに上記低帯域インバータのための上記トランス結合回路に対するバイパス経路を形成する開閉器を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の試験用電源装置。
  4. 上記トランス結合回路の上記1次コイルに並列に接続されるコンデンサを備え、
    上記1次コイルの漏れインダクタンスと上記コンデンサとが上記高帯域インバータのキャリア除去フィルタを形成することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の試験用電源装置。
  5. 商用電源を利用して直流電圧を生成するコンバータを備え、
    上記低帯域インバータ及び上記高帯域インバータは、共通の上記コンバータから供給される上記直流電圧を利用して電圧波形を生成することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の試験用電源装置。
  6. 上記高帯域インバータは、炭化ケイ素を用いた電界効果トランジスタからなることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の試験用電源装置。
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