JP6497135B2 - 溶接継手およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、溶接継手およびその製造方法に関する。
従来、自動車等の輸送機器の構成部材として、スポット溶接によって互いに接合された複数の金属板を備えた溶接継手が用いられている。特に近年、車体の軽量化および高強度化を両立させる観点から、アルミニウム材と複数の鋼材とを積層した構成を有する溶接継手の利用が検討されている。
たとえば、アルミニウム材および2枚の鋼材が順に積層された構成を有する溶接継手をスポット溶接によって製造する際には、アルミニウム材および2枚の鋼材を一対の電極で挟んだ状態で、該一対の電極間に電流を流す。これにより、アルミニウム材と鋼材との界面および鋼材と鋼材との界面に溶接金属(ナゲット)が形成され、アルミニウム材および2枚の鋼材が接合される。
上記のような構成を有する溶接継手では、アルミニウム材と鋼材との接合に適した溶接条件および鋼材と鋼材との接合に適した溶接条件が大きく異なる場合がある。このため、たとえば、鋼材と鋼材との界面に適切な大きさの溶接金属を形成しようとすると、アルミニウム材に対する入熱量が大きくなり過ぎる場合がある。この場合、アルミニウム材において著しい減肉が生じたり、溶接金属において欠陥が生じたりする。これにより、アルミニウム材と鋼材との接合強さを十分に確保できなくなる。一方、アルミニウム材と鋼材との界面に適切な大きさの溶接金属を形成しようとすると、鋼材と鋼材との界面に十分な大きさの溶接金属を形成することができなくなる場合がある。この場合、鋼材と鋼材との接合強さを十分に確保できなくなる。
そこで、従来、上記のような問題を解決するための溶接方法が提案されている。たとえば、特許文献1には、異種材界面と同種材界面とを有する被接合材の接合方法が開示されている。特許文献1の接合方法では、まず、重ね合わせた少なくとも3枚の板材に比較的小さい第1の電流を通電し、同種材界面にナゲットを優先的に形成する。その後、第1の電流よりも大きな第2の電流を通電する。特許文献1には、上記の方法によれば、同種材界面の接触抵抗が小さくなった状態で異種材界面にナゲットが形成されるので、各界面に所望の大きさのナゲットを形成することができ、板材の減肉を抑制しつつ各界面における接合強さを十分に確保できることが記載されている。
特開2008−272825号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、適切なタイミングで第1の電流から第2の電流に切り替えるために、板材間の接触抵抗をモニタリングしなければならない。この場合、接触抵抗をモニタリングするための装置が必要になるので、接合材の製造コストが増加する。
さらに、板材の材質によっては、特許文献1の方法では十分な接合強さを確保できない場合がある。たとえば、アルミニウム材および2枚の鋼材を特許文献1の方法で接合する場合、鋼材の固有抵抗が低ければ、第1の電流の通電中にアルミニウム材の溶融量が多くなり過ぎるおそれがある。この場合、アルミニウム材の減肉が発生したり、アルミニウム材と鋼材との界面においてチリが発生したりする。これにより、アルミニウム合金板と鋼材との接合強さが低下する。
本発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、アルミニウム材と複数の鋼材とを接合した溶接継手において、低コストで十分な接合強さを確保できる構成を得ることを目的とする。
(1)本発明の一実施形態に係る溶接継手は、厚み方向に順に積層されたアルミニウム材からなる第1金属板と鋼材からなる第2金属板と鋼材からなる第3金属板とを備え、前記第1金属板と前記第2金属板と前記第3金属板とは前記厚み方向に垂直な方向に間隔を置いて形成された第1溶接部および第2溶接部によって接合され、前記第1溶接部は、前記第1金属板に形成された溶接金属と前記第3金属板に形成された溶接金属とを含み、前記第2溶接部は、前記第2金属板と前記第3金属板との境界部に形成された溶接金属を含み、前記第1溶接部の前記第1金属板の前記溶接金属は、前記第1金属板と前記第2金属板との界面に達して前記第1金属板と前記第2金属板とを接合するように形成され、前記第2溶接部の前記溶接金属は、前記第2金属板と前記第3金属板とを接合するように形成され、前記第1溶接部における前記第1金属板と前記第2金属板との接合強さおよび前記第2溶接部における前記第2金属板と前記第3金属板との接合強さはそれぞれ、前記第1金属板の母材の引張強さよりも大きい。
上記の溶接継手では、第1溶接部における第1金属板と第2金属板との接合強さおよび第2溶接部における第2金属板と第3金属板との接合強さはそれぞれ、第1金属板の母材の引張強さよりも大きい。これにより、溶接継手に大きな引張応力が作用しても、溶接継手が第1金属板と第2金属板との境界部または第2金属板と第3金属板との境界部において破断することを防止できる。すなわち、溶接継手の接合強さを十分に確保できる。
また、上記の溶接継手では、たとえば、第2溶接部において第1金属板(アルミニウム材)の溶融量が多くなり過ぎることによって第1金属板と第2金属板との接合強さを十分に確保できなかったとしても、第1溶接部によって第1金属板と第2金属板との分離を防止できる。一方、第1溶接部において第2金属板と第3金属板との境界部に十分な大きさの溶接金属を形成できなかったとしても、第2溶接部によって第2金属板と第3金属板との分離を防止できる。このため、上記の溶接継手では、第1溶接部を形成する際には、第1金属板と第2金属板との接合強さを考慮した溶接条件を設定すればよく、第2溶接部を形成する際には、第2金属板と第3金属板との接合強さを考慮した溶接条件を設定すればよい。言い換えると、第1溶接部の形成中に第2金属板と第3金属板との接合強さを考慮して溶接条件を変更する必要はなく、第2溶接部の形成中に第1金属板と第2金属板との接合強さを考慮して溶接条件を変更する必要もない。したがって、溶接条件を変更するために溶接電流等をモニタリングする必要がない。これにより、溶接継手を容易かつ低コストで製造できる。
(2)前記第1金属板と前記第2金属板と前記第3金属板とは、複数の前記第1溶接部および複数の前記第2溶接部によって接合され、前記第1溶接部および前記第2溶接部が前記垂直な方向において交互に形成されていてもよい。この場合、第1金属板と第2金属板との分離および第2金属板と第3金属板との分離を十分に防止できる。
(3)本発明の一実施形態に係る溶接継手の製造方法は、アルミニウム材からなる第1金属板と鋼材からなる第2金属板と鋼材からなる第3金属板とを厚み方向に順に積層して積層体を得る積層工程と、前記積層体を一対の電極で狭持しつつ該一対の電極間に通電して第1溶接部を形成する第1溶接部形成工程と、前記第1溶接部が形成される位置に対して前記厚み方向に垂直な方向に離れた位置において前記積層体を前記一対の電極で狭持しつつ該一対の電極間に通電して第2溶接部を形成する第2溶接部形成工程とを備え、前記第1溶接部は、前記第1金属板に形成される溶接金属と前記第3金属板に形成される溶接金属とを含み、前記第2溶接部は、前記第2金属板と前記第3金属板との境界部に形成される溶接金属を含み、前記第1溶接部の前記第1金属板の前記溶接金属は、前記第1金属板と前記第2金属板との界面に達して前記第1金属板と前記第2金属板とを接合するように形成され、前記第2溶接部の前記溶接金属は、前記第2金属板と前記第3金属板とを接合するように形成され、前記第1溶接部における前記第1金属板と前記第2金属板との接合強さおよび前記第2溶接部における前記第2金属板と前記第3金属板との接合強さはそれぞれ、前記第1金属板の母材の引張強さよりも大きい。
上記の方法によって製造された溶接継手では、第1溶接部における第1金属板と第2金属板との接合強さおよび第2溶接部における第2金属板と第3金属板との接合強さはそれぞれ、第1金属板の母材の引張強さよりも大きい。これにより、溶接継手に大きな引張応力が作用しても、溶接継手が第1金属板と第2金属板との境界部または第2金属板と第3金属板との境界部において破断することを防止できる。すなわち、溶接継手の接合強さを十分に確保できる。
また、上記の方法によって製造された溶接継手では、たとえば、第2溶接部において第1金属板(アルミニウム材)の溶融量が多くなり過ぎることによって第1金属板と第2金属板との接合強さを十分に確保できなかったとしても、第1溶接部によって第1金属板と第2金属板との分離を防止できる。一方、第1溶接部において第2金属板と第3金属板との境界部に十分な大きさの溶接金属を形成できなかったとしても(第2金属板と第3金属板との接合強さを十分に確保できなかったとしても)、第2溶接部によって第2金属板と第3金属板との分離を防止できる。このため、第1溶接部形成工程では、第1金属板と第2金属板との接合強さを考慮した溶接条件を設定すればよく、第2溶接部形成工程では、第2金属板と第3金属板との接合強さを考慮した溶接条件を設定すればよい。言い換えると、第1溶接部形成工程において第2金属板と第3金属板との接合強さを考慮して溶接条件を変更する必要はなく、第2溶接部形成工程において第1金属板と第2金属板との接合強さを考慮して溶接条件を変更する必要もない。したがって、溶接条件を変更するために溶接電流等をモニタリングする必要がない。これにより、溶接継手を容易かつ低コストで製造できる。
本発明によれば、十分な強度を有する溶接継手が低コストで得られる。
本発明の一実施形態に係る溶接継手を示す平面図である。 図1のII−II線断面図である。 第1溶接部における第1金属板および第2金属板の接合強さと第1金属板の母材の引張強さとの比較方法の一例を説明するための図である。 第2溶接部における第2金属板および第3金属板の接合強さと第1金属板の母材の引張強さとの比較方法の一例を説明するための図である。 溶接継手の製造工程の一例を示す図である。 本発明のその他の実施形態に係る溶接継手を示す平面図である。 本発明のその他の実施形態に係る溶接継手を示す平面図である。 図7のVIII-VIII線断面図である。 本発明のその他の実施形態に係る溶接継手を示す断面図である。 本発明のその他の実施形態に係る溶接継手を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る溶接継手およびその製造方法について説明する。まず、溶接継手の構成について説明する。
(溶接継手の構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る溶接継手10を示す平面図であり、図2は、図1のII−II線断面図である。
図1および図2を参照して、溶接継手10は、厚み方向(図2の矢印D1参照)に順に積層された第1金属板12(以下、金属板12と略記する。)、第2金属板14(以下、金属板14と略記する。)および第3金属板16(以下、金属板16と略記する。)を備えている。金属板12はアルミニウム材からなり、金属板14および金属板16はそれぞれ鋼材からなる。なお、アルミニウム材には、純アルミニウムおよびアルミニウム合金が含まれる。
金属板12の厚みは、たとえば、1.0〜2.0mmであり、金属板14の厚みは、たとえば、0.6〜2.0mmであり、金属板16の厚みは、たとえば、0.6〜2.5mmである。なお、本発明に係る溶接継手は、自動車、鉄道車両、建築構造物および産業機械等の種々の部品の材料として用いることができる。したがって、本発明に係る溶接継手の各金属板の寸法および形状は、該部品の構造等に応じて適宜変更される。
図2を参照して、本実施形態では、金属板12の上記厚み方向における一方側(金属板14とは反対側)の面が溶接継手10の表面10aとなり、金属板16の上記厚み方向における他方側(金属板14とは反対側)の面が溶接継手10の裏面10bとなる。
図1および図2を参照して、金属板12,14,16は、複数の第1溶接部W1(以下、溶接部W1と略記する。)および複数の第2溶接部W2(以下、溶接部W2と略記する。)によって接合されている。複数の溶接部W1,W2は、上記厚み方向に垂直な方向(矢印D2参照)に間隔を置いて形成されている。上記垂直な方向において、溶接部W1の中心と溶接部W2の中心との距離は、たとえば、15〜50mmである。本実施形態では、溶接部W1と溶接部W2とが交互に配置されている。溶接継手の製造方法については後述するが、溶接部W1および溶接部W2は、スポット溶接によって形成される。
図2を参照して、各溶接部W1は、金属板12に形成された溶接金属(ナゲット)A1と、金属板16に形成された溶接金属(ナゲット)F1とを含む。溶接金属A1は、金属板12と金属板14との界面18に達して金属板12と金属板14とを接合するように形成されている。本実施形態では、溶接金属F1は、金属板14と金属板16との界面20に達していない。このため、本実施形態では、溶接金属F1は、金属板14と金属板16とを接合していない。なお、溶接金属F1が界面20に達していてもよい。すなわち、金属板14と金属板16とを接合するように溶接金属F1が形成されていてもよい。
各溶接部W2は、金属板12に形成された溶接金属(ナゲット)A2と、金属板14および金属板16の境界部に形成された溶接金属(ナゲット)F2とを含む。溶接金属A2は、界面18に達して金属板12と金属板14とを接合するように形成されている。溶接金属F2は、金属板14と金属板16とを接合するように形成されている。
金属板14の厚み(mm)および金属板16の厚み(mm)うちの小さい方の値をtとした場合、界面20における溶接金属F2の径(ナゲット径)は、たとえば4√t(mm)以上である。なお、溶接金属F1が界面20に達している場合、界面20における溶接金属F1の径(ナゲット径)は、たとえば4√t(mm)未満である。すなわち、溶接金属F1が界面20に達している場合でも、溶接金属F1による金属板14と金属板16との接合強さは、鋼と鋼とを接合した溶接継手において一般に求められる接合強さの水準に達していなくてよい。
溶接継手10では、溶接部W1における金属板12と金属板14との接合強さは、金属板12の母材の引張強さよりも大きい。また、溶接部W2における金属板14と金属板16との接合強さは、金属板12の母材の引張強さよりも大きい。なお、溶接部W1における金属板14と金属板16との接合強さは、たとえば、溶接部W1における金属板12と金属板14との接合強さよりも小さい。
溶接部W1における上記の接合強さと金属板12の母材の引張強さとの比較、および溶接部W2における上記の接合強さと金属板12の母材の引張強さとの比較は、たとえば、以下のようにして行うことができる。
図3は、溶接部W1における金属板12および金属板14の接合強さと金属板12の母材の引張強さとの比較方法の一例を説明するための図である。
まず、図3(a)に示すように、1つの溶接部W1を含みかつ溶接部W2を含まないように、溶接継手10(図2参照)から引張試験用の試験片22を切り出す。試験片22では、上記垂直な方向(矢印D2参照)において、金属板12の一端部12aが金属板14よりも一方側に突出し、金属板14の一端部14aが金属板12および金属板16よりも他方側に突出している。なお、試験片22の形状は、JIS Z3136 1999の規定に準拠する。したがって、金属板12および金属板14の板厚に応じて、試験片22の寸法は適宜変更される。
上記の試験片22に対して引張試験を行い、試験片22を破断させる。具体的には、金属板12の一端部12aおよび金属板14の一端部14aをそれぞれ引張試験機(図示せず)に固定する。そして、一端部12aおよび一端部14aを上記垂直な方向(矢印D2参照)において互いに反対方向に引っ張り、試験片22を破断させる。
この引張試験において、図3(b)に示すように、試験片22が金属板12の母材で破断した場合には、溶接部W1における金属板12と金属板14との接合強さが金属板12の母材の引張強さよりも大きいと判断する。一方、図3(c)に示すように、金属板12と金属板14とが界面18(図3(a)参照)において分離するように試験片22が破断した場合には、溶接部W1における金属板12と金属板14との接合強さが金属板12の母材の引張強さよりも小さいと判断する。
図4は、溶接部W2における金属板14および金属板16の接合強さと金属板12の母材の引張強さとの比較方法の一例を説明するための図である。
まず、図4に示すように、1つの溶接部W2を含みかつ溶接部W1を含まないように、溶接継手10(図2参照)から引張試験用の試験片24を切り出す。試験片24では、上記垂直な方向(矢印D2参照)において、金属板16の一端部16aが金属板12,14よりも一方側に突出し、金属板14の一端部14aが金属板12,16よりも他方側に突出している。なお、試験片24の形状は、JIS Z3136 1999の規定に準拠する。したがって、金属板14および金属板16の板厚に応じて、試験片22の寸法は適宜変更される。
上記の試験片24に対して引張試験を行い、試験片24を破断させて、金属板14と金属板16との接合部のせん断強さ(より具体的には、溶接金属F2の界面20におけるせん断強さ)を測定する。具体的には、金属板14の一端部14aおよび金属板16の一端部16aをそれぞれ引張試験機(図示せず)に固定する。そして、一端部14aおよび一端部16aを上記垂直な方向(矢印D2参照)において互いに反対方向に引っ張り、試験片24を破断させる。その後、試験片24の破断時の引張荷重等に基づいて、金属板14と金属板16との接合部のせん断強さを測定する。測定したせん断強さが金属板12の母材の引張強さよりも大きい場合には、溶接部W2における金属板14と金属板16との接合強さが金属板12の母材の引張強さよりも大きいと判断する。一方、測定したせん断強さが金属板12の母材の引張強さよりも小さい場合には、溶接部W2における金属板14と金属板16との接合強さが金属板12の引張強さよりも小さいと判断する。
なお、詳細な説明は省略するが、溶接部W1における金属板14と金属板16との接合強さおよび金属板12と金属板14との接合強さは、たとえば、溶接部W1における金属板14と金属板16との境界部のせん断強さおよび金属板12と金属板14との境界部のせん断強さを測定することによって評価できる。
(溶接継手の効果)
溶接継手10では、溶接部W1における金属板12と金属板14との接合強さおよび溶接部W2における金属板14と金属板16との接合強さはそれぞれ、金属板12の母材の引張強さよりも大きい。これにより、溶接継手10に大きな引張応力が作用しても、溶接継手10が金属板12と金属板14との境界部または金属板14と金属板16との境界部において破断することを防止できる。すなわち、溶接継手10の接合強さを十分に確保できる。
また、溶接継手10では、たとえば、溶接部W2において、アルミニウム材からなる金属板12の溶融量が多くなり過ぎることによって金属板12と金属板14との接合強さを十分に確保できなかったとしても、溶接部W1の溶接金属A1によって金属板12と金属板14との分離を防止できる。一方、溶接部W1において金属板14と金属板16との境界部に十分な大きさの溶接金属F1を形成できなかったとしても(金属板14と金属板16との接合強さを十分に確保できなかったとしても)、溶接部W2の溶接金属F2によって金属板14と金属板16との分離を防止できる。このため、溶接継手10では、溶接部W1を形成する際には、金属板12と金属板14との接合強さを考慮した溶接条件(適切な大きさの溶接金属A1を形成するための溶接条件)を設定すればよい。また、溶接部W2を形成する際には、金属板14と金属板16との接合強さを考慮した溶接条件(適切な大きさの溶接金属F2を形成するための溶接条件)を設定すればよい。言い換えると、溶接部W1の形成中に金属板14と金属板16との接合強さを考慮して溶接条件を変更する必要はなく、溶接部W2の形成中に金属板12と金属板14との接合強さを考慮して溶接条件を変更する必要もない。したがって、溶接条件を変更するために溶接電流等をモニタリングする必要がない。これにより、溶接継手10を容易かつ低コストで製造できる。
溶接継手10では、溶接部W1と溶接部W2とが交互に配置されている。これにより、金属板12と金属板14との分離および金属板14と金属板16との分離を十分に防止できる。
(溶接継手の製造方法)
次に、溶接継手の製造方法について説明する。以下においては、上述の溶接継手10の製造工程を例に挙げて、本発明の実施形態に係る溶接継手の製造方法について説明する。
図5は、溶接継手10の製造工程の一例を示す図である。
図5(a)を参照して、まず、金属板12、金属板14および金属板16を厚み方向に順に積層して積層体26を得る(積層工程)。次に、図5(b)を参照して、溶接機の一対の電極28a,28bで積層体26を狭持しつつ該電極28a,28b間に通電して、溶接部W1を形成する(第1溶接部形成工程)。次に、図5(c)を参照して、溶接部W1が形成される位置に対して上記垂直な方向(矢印D2参照)に離れた位置において、電極28a,28bで積層体26を狭持しつつ該電極28a,28b間に通電して、溶接部W2を形成する(第2溶接部形成工程)。その後、上記第1溶接部形成工程および第2溶接部形成工程を繰り返すことによって、複数の溶接部W1および複数の溶接部W2を有する溶接継手10(図2参照)が完成する。なお、第1溶接部形成工程および第2溶接部形成工程を実施する順番は逆であってもよい。すなわち、溶接部W1の形成前に溶接部W2を形成してもよい。また、複数の溶接部W1を形成した後に複数の溶接部W2を形成してもよく、複数の溶接部W2を形成した後に複数の溶接部W1を形成してもよい。
本実施形態に係る溶接方法では、第1溶接部形成工程では、金属板12と金属板14との接合強さを考慮した溶接条件(適切な大きさの溶接金属A1を形成するための溶接条件)を設定すればよい。また、第2溶接工程では、金属板14と金属板16との接合強さを考慮した溶接条件(適切な大きさの溶接金属F2を形成するための溶接条件)を設定すればよい。言い換えると、第1溶接部形成工程において金属板14と金属板16との接合強さを考慮して溶接条件を変更する必要はなく、第2溶接部形成工程において金属板12と金属板14との接合強さを考慮して溶接条件を変更する必要もない。したがって、溶接条件を変更するために溶接電流等をモニタリングする必要がない。これにより、溶接継手10を容易かつ低コストで製造できる。なお、後述する溶接継手36(図9参照)および溶接継手42(図10参照)を製造する際には、上記の積層工程において4枚の金属板を積層することによって積層体を得る。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、溶接部W1と溶接部W2とが、一方向(図1の矢印D2参照)において交互に形成されていたが、溶接部W1と溶接部W2との位置関係は上述の例に限定されない。
図6は、本発明のその他の実施形態に係る溶接継手30を示す平面図である。図6を参照して、溶接継手30では、一方向(矢印D2参照)に沿って間隔を置いて形成された複数の溶接部W1と一方向に沿って間隔を置いて形成された複数の溶接部W2とが、並列に配置されている。複数の溶接部W1,W2の配置以外の溶接継手30の構成については、溶接継手10(図1,2参照)と同様である。このように複数の溶接部W1,W2を配置した溶接継手30においても、上述の溶接継手10と同様の効果が得られる。
上述の実施形態では、第2溶接部W2が第1金属板12に形成される溶接金属A2を含む場合について説明したが、第2溶接部の構成は上述の例に限定されない。
図7は、本発明のその他の実施形態に係る溶接継手32を示す平面図であり、図8は、図7のVIII-VIII線断面図である。図7および図8を参照して、溶接継手32が上述の溶接継手30(図6参照)と異なるのは、第1金属板12の代わりに第1金属板34(以下、金属板34と略記する。)を備えている点、および複数の第2溶接部W2の代わりに複数の第2溶接部W2a(以下、溶接部W2aと略記する。)が形成されている点である。
金属板34が上述の金属板12と異なるのは、金属板34の幅方向の寸法が金属板14の幅方向の寸法の1/2である点である。このため、溶接継手32では、平面視において金属板14の一部が金属板34から露出している。溶接部W2aが上述の溶接部W2と異なるのは、溶接金属A2(図2参照)を有していない点である。このような構成の溶接継手32においても、上述の溶接継手10と同様の効果が得られる。
上述の実施形態では、3枚の金属板を備えた溶接継手について説明したが、溶接継手が4枚の金属板を備えていてもよい。
図9は、本発明のその他の実施形態に係る溶接継手36を示す断面図である。図9に示す溶接継手36が上述の溶接継手10(図2参照)と異なるのは、第4金属板38(以下、金属板38と略記する。)をさらに備えている点、複数の第1溶接部W1の代わりに複数の第1溶接部W11(以下、溶接部W11と略記する。)が形成されている点、および複数の第2溶接部W2の代わりに複数の第2溶接部W21(以下、溶接部W21と略記する。)が形成されている点である。本実施形態では、金属板12、金属板14、金属板16および金属板38が、厚み方向(矢印D1参照)に順に積層されている。金属板38は、鋼材からなる。
溶接部W11が溶接部W1と異なるのは、金属板38に形成された溶接金属(ナゲット)F11をさらに含む点である。本実施形態では、溶接金属F11は、金属板16と金属板38との界面40に達していない。このため、本実施形態では、溶接金属F11は、金属板16と金属板38とを接合していない。なお、溶接金属F11が界面40に達していてもよい。すなわち、金属板16と金属板38とを接合するように溶接金属F11が形成されていてもよい。本実施形態では、溶接部W11における金属板16と金属板38との接合強さは、たとえば、溶接部W11における金属板12と金属板14との接合強さよりも小さい。
溶接部W21が溶接部W2と異なるのは、金属板16と金属板38との境界部に形成された溶接金属(ナゲット)F21をさらに含む点である。溶接金属F21は、金属板16と金属板38とを接合するように形成されている。
金属板16の厚み(mm)および金属板38の厚み(mm)のうちの小さい方の値をtとした場合、本実施形態では、溶接金属F11の径(ナゲット径)は、たとえば4√t(mm)未満であり、溶接金属F21の径(ナゲット径)は、たとえば4√t(mm)以上である。
溶接継手36では、溶接部W11における金属板12と金属板14との接合強さは、金属板12の母材の引張強さよりも大きい。また、溶接部W21における金属板14と金属板16との接合強さおよび金属板16と金属板38との接合強さはそれぞれ、金属板12の母材の引張強さよりも大きい。これにより、溶接継手36に大きな引張応力が作用しても、溶接継手36が金属板12と金属板14との境界部、金属板14と金属板16との境界部および金属板16と金属板38との境界部において破断することを防止できる。すなわち、溶接継手36の接合強さを十分に確保できる。
また、溶接継手36では、たとえば、溶接部W21において、金属板12の溶融量が多くなり過ぎたとしても、溶接部W11の溶接金属A1によって金属板12と金属板14との分離を防止できる。一方、溶接部W11において金属板14と金属板16との境界部および金属板16と金属板38との境界部に十分な大きさの溶接金属F1,F11を形成できなかったとしても、溶接部W21の溶接金属F2によって金属板14と金属板16との分離を防止でき、溶接金属F21によって金属板16と金属板38との分離を防止できる。このため、溶接継手36では、溶接部W11を形成する際には、金属板12と金属板14との接合強さを考慮した溶接条件(適切な大きさの溶接金属A1を形成するための溶接条件)を設定すればよい。また、溶接部W21を形成する際には、金属板14と金属板16との接合強さおよび金属板16と金属板38との接合強さを考慮した溶接条件(適切な大きさの溶接金属F2,F21を形成するための溶接条件)を設定すればよい。言い換えると、溶接部W11の形成中に金属板14と金属板16との接合強さおよび金属板16と金属板38との接合強さを考慮して溶接条件を変更する必要はなく、溶接部W21の形成中に金属板12と金属板14との接合強さを考慮して溶接条件を変更する必要もない。したがって、溶接条件を変更するために溶接電流等をモニタリングする必要がない。これにより、溶接継手36を容易かつ低コストで製造できる。
図10は、本発明のその他の実施形態に係る溶接継手42を示す断面図である。図10に示す溶接継手42が上述の溶接継手36(図9参照)と異なるのは、第4金属板38の代わりに第4金属板44(以下、金属板44と略記する。)を備えている点、複数の第1溶接部W11の代わりに複数の第1溶接部W12(以下、溶接部W12と略記する。)が形成されている点、および複数の第2溶接部W21の代わりに複数の第2溶接部W22(以下、溶接部W22と略記する。)が形成されている点である。金属板44は、アルミニウム材からなる。
溶接部W12が溶接部W11と異なるのは、溶接金属F11の代わりに金属板44に形成された溶接金属(ナゲット)A12を有する点である。溶接金属A12は、金属板44と金属板16との界面46に達して金属板44と金属板16とを接合するように形成されている。本実施形態では、溶接部W12における金属板14と金属板16との接合強さは、たとえば、溶接部W12における金属板16と金属板44との接合強さよりも小さい。
溶接部W22が溶接部W21と異なるのは、溶接金属F21の代わりに金属板44に形成された溶接金属(ナゲット)A22を有する点である。溶接金属A22は、界面46に達して金属板44と金属板16とを接合するように形成されている。
溶接継手42では、溶接部W12における金属板12と金属板14との接合強さおよび金属板44と金属板16との接合強さは、金属板12の母材および金属板44の母材の引張強さよりも大きい。また、溶接部W22における金属板14と金属板16との接合強さは、金属板12の母材および金属板44の母材の引張強さよりも大きい。これにより、溶接継手42に大きな引張応力が作用しても、溶接継手42が金属板12と金属板14との境界部、金属板14と金属板16との境界部および金属板16と金属板44との境界部において破断することを防止できる。すなわち、溶接継手42の接合強さを十分に確保できる。
また、溶接継手42では、たとえば、溶接部W22において、金属板12,44の溶融量が多くなり過ぎたとしても、溶接部W12の溶接金属A1によって金属板12と金属板14との分離を防止でき、溶接金属A12によって金属板44と金属板16との分離を防止できる。一方、溶接部W12において金属板14と金属板16との境界部に十分な大きさの溶接金属F1を形成できなかったとしても、溶接部W22の溶接金属F2によって金属板14と金属板16との分離を防止できる。このため、溶接継手42では、溶接部W12を形成する際には、金属板12と金属板14との接合強さおよび金属板44と金属板16との接合強さを考慮した溶接条件(適切な大きさの溶接金属A1,A12を形成するための溶接条件)を設定すればよい。また、溶接部W22を形成する際には、金属板14と金属板16との接合強さを考慮した溶接条件(適切な大きさの溶接金属F2を形成するための溶接条件)を設定すればよい。言い換えると、溶接部W12の形成中に金属板14と金属板16との接合強さを考慮して溶接条件を変更する必要はなく、溶接部W22の形成中に金属板12と金属板14との接合強さおよび金属板44と金属板16との接合強さを考慮して溶接条件を変更する必要もない。したがって、溶接条件を変更するために溶接電流等をモニタリングする必要がない。これにより、溶接継手42を容易かつ低コストで製造できる。
本発明によれば、十分な強度を有する溶接継手が低コストで得られる。したがって、本発明に係る溶接継手は、自動車、鉄道車両、建築構造物および産業機械等の種々の部品の材料として用いることができる。
10,30,32,36,42 溶接継手
10a 溶接継手の表面
10b 溶接継手の裏面
12,14,16,34,38,44 金属板
12a,14a,16a 一端部
18,20,40,46 界面
22,24 試験片
26 積層体
28a,28b 電極
W1,W2,W2a,W11,W21,W12,W22 溶接部
A1,A2,A12,A22,F1,F2,F11,F21 溶接金属(ナゲット)

Claims (3)

  1. 厚み方向に順に積層されたアルミニウム材からなる第1金属板と鋼材からなる第2金属板と鋼材からなる第3金属板とを備え、
    前記第1金属板と前記第2金属板と前記第3金属板とは前記厚み方向に垂直な方向に間隔を置いて形成された第1溶接部および第2溶接部によって接合され、
    前記第1溶接部は、前記第1金属板に形成された溶接金属と前記第3金属板に形成された溶接金属とを含み、
    前記第2溶接部は、前記第2金属板と前記第3金属板との境界部に形成された溶接金属を含み、
    前記第1溶接部の前記第1金属板の前記溶接金属は、前記第1金属板と前記第2金属板との界面に達して前記第1金属板と前記第2金属板とを接合するように形成され、
    前記第2溶接部の前記溶接金属は、前記第2金属板と前記第3金属板とを接合するように形成され、
    前記第1溶接部の前記第3金属板に形成された溶接金属は、前記第2金属板と前記第3金属板との界面に達していない、または、前記第1溶接部の前記第3金属板に形成された溶接金属の前記界面における径は、前記第2溶接部の前記第2金属板と前記第3金属板とを接続する溶接金属の前記界面における径未満であり、
    前記第1溶接部における前記第1金属板と前記第2金属板との接合強さおよび前記第2溶接部における前記第2金属板と前記第3金属板との接合強さはそれぞれ、前記第1金属板の母材の引張強さよりも大きい、溶接継手。
  2. 前記第1金属板と前記第2金属板と前記第3金属板とは、複数の前記第1溶接部および複数の前記第2溶接部によって接合され、前記第1溶接部および前記第2溶接部が前記垂直な方向において交互に形成されている、請求項1に記載の溶接継手。
  3. アルミニウム材からなる第1金属板と鋼材からなる第2金属板と鋼材からなる第3金属板とを厚み方向に順に積層して積層体を得る積層工程と、
    前記積層体を一対の電極で狭持しつつ該一対の電極間に通電して第1溶接部を形成する第1溶接部形成工程と、
    前記第1溶接部が形成される位置に対して前記厚み方向に垂直な方向に離れた位置において前記積層体を前記一対の電極で狭持しつつ該一対の電極間に通電して第2溶接部を形成する第2溶接部形成工程とを備え、
    前記第1溶接部は、前記第1金属板に形成される溶接金属と前記第3金属板に形成される溶接金属とを含み、
    前記第2溶接部は、前記第2金属板と前記第3金属板との境界部に形成される溶接金属を含み、
    前記第1溶接部の前記第1金属板の前記溶接金属は、前記第1金属板と前記第2金属板との界面に達して前記第1金属板と前記第2金属板とを接合するように形成され、
    前記第2溶接部の前記溶接金属は、前記第2金属板と前記第3金属板とを接合するように形成され、
    前記第1溶接部の前記第3金属板に形成された溶接金属は、前記第2金属板と前記第3金属板との界面に達していない、または、前記第1溶接部の前記第3金属板に形成された溶接金属の前記界面における径は、前記第2溶接部の前記第2金属板と前記第3金属板とを接続する溶接金属の前記界面における径未満であり、
    前記第1溶接部における前記第1金属板と前記第2金属板との接合強さおよび前記第2溶接部における前記第2金属板と前記第3金属板との接合強さはそれぞれ、前記第1金属板の母材の引張強さよりも大きい、溶接継手の製造方法。
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