JP6496764B2 - 収納庫システムおよびコントロールユニット - Google Patents

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Description

本発明は、オフィスなどに設置される収納庫システムおよび収納庫システムを構成する各収納庫ユニットの電気錠を制御するコントロールユニットに関する。
オフィスなどには書類や書籍さらには物品などを収容することができるさまざまなタイプの収納庫が設置されている。特に秘匿情報を扱う書類などは錠付き収納庫に保管される。
錠付き収納庫の個数が多くなると目的の鍵を見つけるのが大変になるばかりか鍵の保管リスクが高くなる。そこで、近年、電気信号により解錠することができる電気錠付きの収納庫が導入されている。さらに、下記特許文献1には、そのような電気錠付き収納庫をユニット化し、複数の収納庫ユニットと、タッチパネル式ディスプレイに表示されるGUI(Graphical User Interface)を通じて各収納庫ユニットの電気錠の施解錠を制御するコントロールユニットとを組み合わせてなる収納庫システムが開示されている。
特開2012−36593号公報
収納庫システムにおいてコントロールユニットは各電気錠に信号を送ってその電気錠の施解錠を制御する。そのためコントロールユニットが目的の電気錠に信号を送信できるように各電気錠にはユニークなアドレスが割り当てられている。
一般に電気錠のアドレス設定は電気錠の制御基板に実装されたロータリースイッチやディップスイッチなどを設定して行われるが、収納庫ユニットの個数が多くなるとこれらスイッチ設定作業量も増えて手間がかかる。また、収納庫ユニットの個数が多かったり、ユニット入れ替えが頻繁に発生したりするとアドレスを重複して設定してしまうおそれがある。このアドレスの重複はシステムトラブルの原因となるため回避しなければならない。
上記問題に鑑み、本発明は、収納庫システムにおいて各電気錠のアドレスを容易に設定できるようにすることを目的とする。
本発明の一局面に従うと、電気錠付きの収納庫ユニットが複数連結されて構成される収納庫システムの一部として組み込まれて各収納庫ユニットが有する電気錠を制御するコントロールユニットは、各種画面を表示するとともにユーザーからのタッチ操作を受け付けるタッチパネル式ディスプレイと、前記各収納庫ユニットと通信する通信インタフェースと、前記各収納庫ユニットが有する電気錠のアドレスと前記収納庫システムの正面レイアウト図中での前記各収納庫ユニットのロケーションとの対応関係を表すテーブルを記憶するメモリと、前記タッチパネル式ディスプレイ、前記通信インタフェースおよび前記メモリに接続されたコンピュータとを備え、前記コンピュータが、前記タッチパネル式ディスプレイに前記収納庫システムの正面レイアウト図を表示する第1の機能と、実際の前記各収納庫ユニットおよび前記収納庫システムの正面レイアウト図中での前記各収納庫ユニットの双方に対する操作を通じて実際の前記各収納庫ユニットと前記収納庫システムの正面レイアウト図中での前記各収納庫ユニットとの対応関係を特定して前記各収納庫ユニットが有する電気錠にアドレスを付与する第2の機能と、前記各収納庫ユニットが有する電気錠に付与したアドレスと前記収納庫システムの正面レイアウト図中での前記各収納庫ユニットのロケーションとを紐付けたレコードを前記テーブルに追加する第3の機能と、前記テーブルを参照して、ユーザーが前記収納庫システムの正面レイアウト図中で指定した収納庫ユニットが有する電気錠のアドレスを特定し、当該アドレス宛に信号を送信して当該電気錠を解錠する第4の機能とを有するコントロールユニットである。
また、本発明の別の局面に従った収納庫システムは、複数の、電気錠付きの収納庫ユニットと、上記のコントロールユニットとを備えた収納庫システムである。
上記構成によると、コントロールユニットのタッチパネル式ディスプレイに収納庫システムの正面レイアウト図が表示され、実際の各収納庫ユニットおよび収納庫システムの正面レイアウト図中での前記各収納庫ユニットの双方に対する操作を通じて各電気錠にユニークなアドレスが付与され、各収納庫ユニットが有する電気錠のアドレスと収納庫システムの正面レイアウト図中での各収納庫ユニットのロケーションとの対応関係を表すテーブルがメモリに記憶される。
以上のように本発明によると、収納庫システムにおいて、各電気錠のアドレスをディップスイッチやロータリースイッチで設定することなく、コントロールユニットのタッチパネル式ディスプレイに表示されるGUIを通じて容易に設定することができる。
本発明の一実施形態に係る収納庫システムの正面図 本発明の一実施形態に係る収納庫システムのシステム構成図 本発明の一実施形態に係る収納庫システムの構築手順を示す図 各収納庫ユニットが有する電気錠の製造番号のリストを表す図 タッチパネル式ディスプレイに表示された収納庫システムの正面レイアウト図を示す図 収納庫システムの正面レイアウト図の作成の様子を示す図 第1例に係るユニット紐付け作業における各収納庫ユニットとコントロールユニットとの間の通信シーケンス図 第2例に係るユニット紐付け作業における各収納庫ユニットとコントロールユニットとの間の通信シーケンス図 第3例に係るユニット紐付け作業における各収納庫ユニットとコントロールユニットとの間の通信シーケンス図 第4例に係るユニット紐付け作業における各収納庫ユニットとコントロールユニットとの間の通信シーケンス図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者らは、当業者が本発明を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。また、図面に描かれた各部材の寸法、厚み、細部の詳細形状などは実際のものとは異なることがある。
1.収納庫システムの概要
図1は、本発明の一実施形態に係る収納庫システムの正面図である。本実施形態に係る収納庫システム100は、電気錠付きの6つの収納庫ユニット10A〜10Fと、コントロールユニット20とを備えている。
収納庫ユニット10Aはコントロールユニット20を収容することができることができるユニットであり、コントロールユニット20の収容空間以外は両開き保管庫になっている。収納庫ユニット10Bは独立した4つの収納庫を有しており、各収納庫に片開き扉が設けられるとともに各扉に電気錠が設けられている。収納庫ユニット10Cは収納庫ユニット10Aよりも背の低い両開き保管庫である。収納庫ユニット10Dは3段ファイルキャビネットであり、各引き出しに電気錠が設けられている。収納庫ユニット10Eは両開き耐火金庫であり、電気錠以外に図略のダイアル錠も有する。収納庫ユニット10Fは収納庫ユニット10Eよりも背の高い両開き耐火金庫であり、電気錠以外に図略のダイアル錠も有する。なお、収納庫ユニット10A〜10Fはいずれも直方体形状を有するとともに幅および奥行きが共通化されている。
収納庫ユニット10D〜10Fは床置きされる下段ユニットであり、収納庫ユニット10A〜10Cは下段ユニットの上に設置される上段ユニットである。下段ユニットと上段ユニットとの組み合わせは自由である。すなわち、ユーザーは、下段ユニットおよび上段ユニットとして任意の収納庫ユニットを選んでそれら収納庫ユニットを連結して収納庫システムを自由に構築することができる。図1に示した収納庫システム100では、収納庫ユニット10D〜10Fの上に収納庫ユニット10A〜10Cが設置されている。
コントロールユニット20は、各収納庫ユニット10A〜10Fが有する電気錠を制御するユニットであり、それ自体が収納庫システム100の一部として組み込まれている。具体的には、コントロールユニット20は収納庫ユニット10Aに収容されている。
コントロールユニット20の正面にタッチパネル式ディスプレイ24が設けられている。ユーザーはタッチパネル式ディスプレイ24に表示されるGUIを通じて各収納庫ユニット10A〜10Fが有する電気錠を解錠することができる。また、管理者はタッチパネル式ディスプレイ24に表示されるGUIを通じて収納庫システム100の初期設定やメンテナンスなどを行うことができる。
2.収納庫システムのシステム構成
次に、収納庫システム100のシステム構成について説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る収納庫システムのシステム構成図である。コントロールユニット20は各収納庫ユニット10A〜10Fと通信線30で接続されている。通信線30としてLON(Local Operating Network)やLAN(Local Area Network)などを利用可能である。また、コントロールユニット20と各収納庫ユニット10A〜10Fとの接続形態として、図2に示したバス型以外にスター型やデイジーチェーン型などのさまざまなネットワークトポロジーが採用可能である。
各収納庫ユニット10A〜10Fは錠モジュール11を有する。錠モジュール11は、電気錠12と、表示灯13と、シリンダー錠14と、扉開閉センサ15とを備えている。電気錠12は、ギヤモータやソレノイドといった電気的作用を利用した電動機構による錠装置であり、コントロールユニット20からの解錠信号を受けて解錠する。なお、電気錠12の固有番号である製造番号が錠モジュール11における図略のメモリに記憶されている。表示灯13は、LED(Light Emitting Diode)などで構成され、電気錠12の解錠時などに点灯する。シリンダー錠14は、鍵を鍵穴に差し込んで解錠する機械式の錠であり、電気錠12を非常解錠することができる。扉開閉センサ15は、収納庫ユニットの扉の開閉を検知するセンサであり、磁気近接センサやドアスイッチなどで構成することができる。
なお、収納庫ユニット10Dでは各引き出しに、収納庫ユニット10Bでは各収納庫に、それぞれ錠モジュール11が設けられている。
コントロールユニット20は、通信インタフェース21と、コンピュータ22と、メモリ23と、タッチパネル式ディスプレイ24とを備えている。コンピュータ22は、通信インタフェース21、メモリ23およびタッチパネル式ディスプレイ24に接続されている。通信インタフェース21は、通信線30に接続され、コンピュータ20と各収納庫ユニット10A〜10Fの錠モジュール11との通信を行う。メモリ23は、オペレーティングシステムプログラムやアプリケーションプログラムといったコンピュータ22で実行されるコンピュータプログラムのほか、コンピュータ22により生成されるデータや参照されるデータなどを記憶する記憶デバイスである。特にメモリ23には、各収納庫ユニット10A〜10Fが有する電気錠12のアドレスと収納庫システム100の正面レイアウト図中での各収納庫ユニット10A〜10Fのロケーションとの対応関係を表すテーブルが記憶されている。メモリ23は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリなどの半導体メモリおよび/またはHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などのディスク装置で構成することができる。タッチパネル式ディスプレイ24は、各種画面を表示するとともにユーザーからのタッチ操作を受け付ける表示デバイスであり、例えばLCD(Liquid Crystal Display)などを利用可能である。なお、タッチパネル式ディスプレイ24は、収納庫システム100の全体図を表示可能なように、XGA(eXtended Graphics Array)以上の画面解像度を有する大型ディスプレイ(例えば15インチディスプレイ)を採用することが好ましい。
3.収納庫システムの構築手順
収納庫システム100は例えば次の手順で構築することができる。図3は、本発明の一実施形態に係る収納庫システムの構築手順を示す図である。
まず、各収納庫ユニット10A〜10Fを所定の場所に設置する(S1)。このとき、各収納庫ユニット10A〜10Fの錠モジュール11においてディップスイッチやロータリースイッチの設定をする必要はない。
各収納庫ユニット10A〜10Fの設置が終わると、各収納庫ユニット10A〜10Fとコントロールユニット20とを結線する(S2)。これにより、後述するある実施例では、各収納庫ユニット10A〜10Fからコントロールユニット20へ各収納庫ユニット10A〜10Fが有する電気錠12の製造番号が通知される。コントロールユニット20は、通知された電気錠12の製造番号を、図4に示したようなリスト形式でメモリ23に記録する。なお、リストにおける製造番号の並び順は任意である。
その後、コントロールユニット20のタッチパネル式ディスプレイ24を操作して、設置した収納庫システム100の正面レイアウト図を作成する(S3)。詳細については後述する。
収納庫システム100の正面レイアウト図が作成できると、設置した各収納庫ユニット10A〜10Fとコントロールユニット20のタッチパネル式ディスプレイ24に表示される収納庫システム100の正面レイアウト図の双方を操作して、各収納庫ユニット10A〜10Fと収納庫システム100の正面レイアウト図とを紐付ける(S4)。詳細については後述する。
各収納庫ユニット10A〜10Fと収納庫システム100の正面レイアウト図との紐付け作業が終わると、コントロールユニット20のタッチパネル式ディスプレイ24を操作して各収納庫ユニット10A〜10Fの電気錠12を解錠操作できるようになる。さらにユーザーの利便性を考慮して、各収納庫ユニット10A〜10Fに任意の参照番号を自由に設定することができる(S5)。参照番号を使用することで、コントロールユニット20のタッチパネル式ディスプレイ24において各収納庫ユニット10A〜10Fを数字で容易に指定することができる。
4.コントロールユニットの機能
次に、コントロールユニット20の機能について説明する。コンピュータ22は、タッチパネル式ディスプレイ24に収納庫システム100の正面レイアウト図を表示する機能、およびメモリ23に記憶された上記テーブルを参照して、ユーザーが収納庫システム100の正面レイアウト図中で指定した収納庫ユニット10A〜10Fが有する電気錠12のアドレスを特定し、当該アドレス宛に信号を送信して当該電気錠を解錠する機能を有する。
図5は、タッチパネル式ディスプレイ24に表示された収納庫システム100の正面レイアウト図を示す図である。収納庫システム100の正面レイアウト図において各収納庫ユニット10A〜10F(収納庫ユニット10B、10Dについては細分化された各収納庫または各引き出し)にユニークな参照番号が割り当てられている。ユーザーは収納庫システム100の正面レイアウト図中で、参照番号が割り当てられた任意の収納庫ユニットをタッチ操作して解錠場所を指定してから「決定」ボタンをタッチ操作することで、目的の収納庫ユニットの電気錠を解錠することができる。なお、図5は解錠場所として参照番号「10」が割り当てられた収納庫ユニット10Cが指定された例を示している。
4.1 システム正面レイアウト図作成
図5に示した収納庫システム100の正面レイアウト図はタッチパネル式ディスプレイ24を操作して作成することができる。図6は、収納庫システム100の正面レイアウト図の作成の様子を示す図である。タッチパネル式ディスプレイ24の画面中のキャンバス領域241に収納庫システムの配置枠242が表示されている。ユーザーは画面左側のユニット選択ウィンドウにおいて所望の収納庫ユニットを選択し、それを所望の配置枠242までドラッグ&ドロップするか、または所望の収納庫ユニットをタッチ操作して選択してからそれを配置すべき所望の配置枠242をタッチ操作する。この作業を繰り返して収納庫システム100の正面レイアウト図を作成することができる。作成した収納庫システム100の正面レイアウト図はメモリ23に記憶される。このように本実施形態に係る収納庫システム100では、コントロールユニット20のタッチパネル式ディスプレイ24の操作を通じて収納庫システム100の正面レイアウト図を容易に作成することができる。
収納庫システム100の正面レイアウト図が完成すると、各収納庫ユニット10A、10C、10E、10F、収納庫ユニット10Bの各収納庫および収納庫ユニット10Dの各引き出しに任意の参照番号を設定することができる。参照番号は自動で設定することができる。あるいは、ユーザーが収納庫システム100の正面レイアウト図中で任意の収納庫ユニットを指定して当該指定した収納庫ユニットの参照番号を手動設定することもできる。あるいは、ユーザーが収納庫システム100の正面レイアウト図中で収納庫ユニットを次々にタッチしていくことで参照番号を1ずつ増加させるといった半自動での設定も可能である。
なお、収納庫システム100の正面レイアウト図は、各収納庫ユニット10A〜10Fを設置してから作成してもよいし、各収納庫ユニット10A〜10Fを設置する前に作成してもよい。
また、収納庫システム100がLANに接続されている場合には、当該LANに接続されたパソコンなどを用いて収納庫システム100の正面レイアウト図を作成することができる。
また、収納庫システム100の正面レイアウト図は、収納庫システム100を正面から撮影し、その正面写真画像をコンピュータ22あるいは上記LANに接続されたパソコンが画像処理して自動的に作成することもできる。
4.2 ユニット紐付け作業
上述したように、各収納庫ユニット10A〜10Fを設置して結線し、さらに収納庫システム100の正面レイアウト図の作成が終わると、次は、各収納庫ユニット10A〜10Fと収納庫システム100の正面レイアウト図とを紐付ける必要がある。このユニット紐付け作業を支援するために、コンピュータ22は、実際の各収納庫ユニット10A〜10Fおよび収納庫システム100の正面レイアウト図中での各収納庫ユニット10A〜10Fの双方に対する操作を通じて実際の各収納庫ユニット10A〜10Fと収納庫システム100の正面レイアウト図中での各収納庫ユニット10A〜10Fとの対応関係を特定して各収納庫ユニット10A〜10Fが有する電気錠12にアドレスを付与する機能、および各収納庫ユニット10A〜10Fが有する電気錠に付与したアドレスと収納庫システム100の正面レイアウト図中での各収納庫ユニット10A〜10Fのロケーションとを紐付けたレコードを、メモリ23に記憶されたテーブルに追加する機能を有する。後述するある実施例では、コンピュータ22は、さらに、各収納庫ユニット10A〜10Fがコントロールユニット20と結線されたときに各収納庫ユニット10A〜10Fから各収納庫ユニット10A〜10Fが有する電気錠12の製造番号を取得する機能を有する。
以下、各収納庫ユニット10A〜10Fと収納庫システム100の正面レイアウト図との紐付け作業の具体例を紹介する。便宜のため、下記の各例では、収納庫システム100は2台の収納庫ユニットAおよび収納庫ユニットBとコントロールユニット20とで構成されているものとする。なお、下記の各例に係るユニット紐付け作業は収納庫ユニットが3台以上の場合にも適用できることは言うまでもない。
4.2.1 各収納庫ユニットを操作してのユニット紐付け作業
(第1例)
図7は、第1例に係るユニット紐付け作業における各収納庫ユニットA,Bとコントロールユニット20との間の通信シーケンス図である。
各収納庫ユニットA,Bとコントロールユニット20を結線した後、ユーザーは、収納庫システム100における2つの収納庫ユニットA,Bのうち例えば収納庫ユニットAに対して何らかの操作、例えば、シリンダー錠14で電気錠12を非常解錠するかまたは収納庫ユニットAの扉を開閉する(S102)。これにより、収納庫ユニットAからコントロールユニット20へ検出信号が送信される。このとき、例えば、収納庫ユニットAが有する電気錠12の製造番号を検出信号として送信してもよい。
その後、ユーザーは、コントロールユニット20のタッチパネル式ディスプレイ24に表示された収納庫システム100の正面レイアウト図中で収納庫ユニットAをタッチ操作する(S103)。なお、収納庫ユニットAは収納庫システム100の正面レイアウト図中でロケーションAに表示されているものとする。
収納庫システム100の正面レイアウト図中で収納庫ユニットAがタッチ操作されると、コントロールユニット20は、検出信号の送信元、すなわち収納庫ユニットAの電気錠12にアドレスを付与する(S104)。これにより、コントロールユニット20から収納庫ユニットAへアドレスADD_Aが送信され、収納庫ユニットAの錠モジュール11はアドレスADD_Aを内部メモリに記憶する(S105)。一方、コントロールユニット20は、収納庫ユニットAのアドレスADD_AとロケーションAとを紐付けたレコードを、メモリ23に記憶されたテーブルに追加する(S106)。なお、検出信号として収納庫ユニットAの製造番号S/N_Aを送信する場合には、コントロールユニット20は、収納庫ユニットAの製造番号S/N_AとアドレスADD_AとロケーションAとを紐付けたレコードを生成することができる。
次に、ユーザーは、収納庫ユニットBに対して何らかの操作、例えば、シリンダー錠14で電気錠12を非常解錠するかまたは収納庫ユニットBの扉を開閉する(S107)。これにより、収納庫ユニットBからコントロールユニット20へ検出信号が送信される。このとき、例えば、収納庫ユニットBが有する電気錠12の製造番号を検出信号として送信してもよい。
その後、ユーザーは、コントロールユニット20のタッチパネル式ディスプレイ24に表示された収納庫システム100の正面レイアウト図中で収納庫ユニットBをタッチ操作する(S108)。なお、収納庫ユニットBは収納庫システム100の正面レイアウト図中でロケーションBに表示されているものとする。
収納庫システム100の正面レイアウト図中で収納庫ユニットBがタッチ操作されると、コントロールユニット20は、検出信号の送信元、すなわち収納庫ユニットBの電気錠12にアドレスを付与する(S109)。これにより、コントロールユニット20から収納庫ユニットBへアドレスADD_Bが送信され、収納庫ユニットBの錠モジュール11はアドレスADD_Bを内部メモリに記憶する(S110)。一方、コントロールユニット20は、収納庫ユニットBのアドレスADD_BとロケーションBとを紐付けたレコードを、メモリ23に記憶されたテーブルに追加する(S111)。なお、検出信号として収納庫ユニットBの製造番号S/N_Bを送信する場合には、コントロールユニット20は、収納庫ユニットBの製造番号S/N_BとアドレスADD_BとロケーションBとを紐付けたレコードを生成することができる。
以上のようにして、各収納庫ユニットA,Bの電気錠12のアドレスと収納庫システム100の正面レイアウト図中での各収納庫ユニットA,Bとの紐付け作業が完了する。
(第2例)
図8は、第2例に係るユニット紐付け作業における各収納庫ユニットA,Bとコントロールユニット20との間の通信シーケンス図である。
各収納庫ユニットA,Bとコントロールユニット20を結線した後、ユーザーは、コントロールユニット20のタッチパネル式ディスプレイ24に表示された収納庫システム100の正面レイアウト図中で収納庫システム100における2つの収納庫ユニットA,Bのうち例えば収納庫ユニットAをタッチ操作する(S202)。なお、収納庫ユニットAは収納庫システム100の正面レイアウト図中でロケーションAに表示されているものとする。
その後、ユーザーは、実際の収納庫ユニットAに対して何らかの操作、例えば、シリンダー錠14で電気錠12を非常解錠するかまたは収納庫ユニットAの扉を開閉する(S203)。これにより、収納庫ユニットAからコントロールユニット20へ検出信号が送信される。このとき、例えば、収納庫ユニットAが有する電気錠12の製造番号を検出信号として送信してもよい。
コントロールユニット20は、検出信号を受信すると、当該検出信号の送信元、すなわち収納庫ユニットAの電気錠12にアドレスを付与する(S204)。これにより、コントロールユニット20から収納庫ユニットAへアドレスADD_Aが送信され、収納庫ユニットAの錠モジュール11はアドレスADD_Aを内部メモリに記憶する(S205)。一方、コントロールユニット20は、収納庫ユニットAのアドレスADD_AとロケーションAとを紐付けたレコードを、メモリ23に記憶されたテーブルに追加する(S206)。なお、検出信号として収納庫ユニットAの製造番号S/N_Aを送信する場合には、コントロールユニット20は、収納庫ユニットAの製造番号S/N_AとアドレスADD_AとロケーションAとを紐付けたレコードを生成することができる。
次に、ユーザーは、コントロールユニット20のタッチパネル式ディスプレイ24に表示された収納庫システム100の正面レイアウト図中で収納庫ユニットBをタッチ操作する(S207)。なお、収納庫ユニットBは収納庫システム100の正面レイアウト図中でロケーションBに表示されているものとする。
その後、ユーザーは、実際の収納庫ユニットBに対して何らかの操作、例えば、シリンダー錠14で電気錠12を非常解錠するかまたは収納庫ユニットBの扉を開閉する(S208)。これにより、収納庫ユニットBからコントロールユニット20へ検出信号が送信される。このとき、例えば、収納庫ユニットBが有する電気錠12の製造番号を検出信号として送信してもよい。
コントロールユニット20は、検出信号を受信すると、当該検出信号の送信元、すなわち収納庫ユニットBの電気錠12にアドレスを付与する(S209)。これにより、コントロールユニット20から収納庫ユニットBへアドレスADD_Bが送信され、収納庫ユニットBの錠モジュール11はアドレスADD_Bを内部メモリに記憶する(S210)。一方、コントロールユニット20は、収納庫ユニットBのアドレスADD_BとロケーションBとを紐付けたレコードを、メモリ23に記憶されたテーブルに追加する(S211)。なお、検出信号として収納庫ユニットBの製造番号S/N_Bを送信する場合には、コントロールユニット20は、収納庫ユニットBの製造番号S/N_BとアドレスADD_BとロケーションBとを紐付けたレコードを生成することができる。
以上のようにして、各収納庫ユニットA,Bの電気錠12のアドレスと収納庫システム100の正面レイアウト図中での各収納庫ユニットA,Bとの紐付け作業が完了する。
4.2.2 各収納庫ユニットの表示灯を利用したユニット紐付け作業
(第3例)
図9は、第3例に係るユニット紐付け作業における各収納庫ユニットA,Bとコントロールユニット20との間の通信シーケンス図である。コントロールユニット20(より厳密にはコンピュータ22、以下同様。)は、結線された収納庫ユニットA,Bからそれぞれが有する電気錠12の製造番号S/N_A,S/N_Bを受信して図4に示したような製造番号リストを生成する(S301)。なお、製造番号の通知の順序はどちらが先でもよい。
ユーザーは、コントロールユニット20のタッチパネル式ディスプレイ24に表示された収納庫システム100の正面レイアウト図中で収納庫システム100における2つの収納庫ユニットA,Bのうち例えば収納庫ユニットAをタッチ操作する(S302)。なお、収納庫ユニットAは収納庫システム100の正面レイアウト図中でロケーションAに表示されているものとする。
収納庫システム100の正面レイアウト図中で収納庫ユニットAがタッチ操作されると、コントロールユニット20は、アドレスがまだ付与されていない電気錠12の製造番号を収納庫ユニットA,Bにブロードキャストする(S303)。具体的には、コントロールユニット20は、先ほど生成した製造番号リストを参照して、アドレスとの紐付けがまだ行われていない製造番号を選択してそれをブロードキャストする。ここで、いずれの電気錠12にもアドレスが付与されていないため、コントロールユニット20は、製造番号リストの先頭の製造番号をブロードキャストする。この結果、例えば、収納庫ユニットBが有する電気錠12の製造番号S/N_Bがブロードキャストされるものとする。製造番号S/N_Bがブロードキャストされると、当該製造番号S/N_Bを持つ電気錠12を有する収納庫ユニットBの表示灯13が点灯する(S304)。
コントロールユニット20は、製造番号S/N_Bをブロードキャストすると、タッチパネル式ディスプレイ24にユーザー確認用のウィンドウを表示する。当該ウィンドウには「OK」および「NG」のボタンがあり、ユーザーが意図した収納庫ユニットの表示灯が点灯した場合には「OK」ボタンを、ユーザーが意図しない収納庫ユニットの表示灯が点灯した場合には「NG」ボタンをタッチ操作するようになっている。この場合、収納庫システム100の正面レイアウト図中で収納庫ユニットAをタッチ操作したところ収納庫ユニットBの表示灯13が点灯したのであるから、ユーザーは「NG」ボタンをタッチ操作することなる。
「NG」ボタンがタッチ操作されると、コントロールユニット20は、アドレスがまだ付与されていない別の電気錠12の製造番号を収納庫ユニットA,Bにブロードキャストする(S305)。具体的には、コントロールユニット20は、先ほど生成した製造番号リストを参照して、アドレスとの紐付けがまだ行われていない別の製造番号を選択してそれをブロードキャストする。ここで、製造番号リストの2番目の製造番号にはアドレスがまだ付与されていないため、コントロールユニット20は、その製造番号をブロードキャストする。この結果、例えば、収納庫ユニットAが有する電気錠12の製造番号S/N_Aがブロードキャストされるものとする。製造番号S/N_Aがブロードキャストされると、当該製造番号S/N_Aを持つ電気錠12を有する収納庫ユニットAの表示灯13が点灯する(S306)。
コントロールユニット20は、製造番号S/N_Aをブロードキャストすると、タッチパネル式ディスプレイ24に、上述したユーザー確認用のウィンドウを再び表示する。この場合、ユーザーが意図した収納庫ユニットAの表示灯13が点灯したのであるから、ユーザーは「OK」ボタンをタッチ操作することなる(S307)。
「OK」ボタンがタッチ操作されると、コントロールユニット20は、製造番号S/N_Aを持つ電気錠12、すなわち収納庫ユニットAの電気錠12にアドレスを付与する(S308)。これにより、コントロールユニット20から収納庫ユニットAへアドレスADD_Aが送信され、収納庫ユニットAの錠モジュール11はアドレスADD_Aを内部メモリに記憶する(S309)。一方、コントロールユニット20は、収納庫ユニットAの製造番号S/N_AとアドレスADD_AとロケーションAとを紐付けたレコードを、メモリ23に記憶されたテーブルに追加する(S310)。
次に、ユーザーは、コントロールユニット20のタッチパネル式ディスプレイ24に表示された収納庫システム100の正面レイアウト図中で収納庫ユニットBをタッチ操作する(S311)。なお、収納庫ユニットBは収納庫システム100の正面レイアウト図中でロケーションBに表示されているものとする。
収納庫システム100の正面レイアウト図中で収納庫ユニットBがタッチ操作されると、コントロールユニット20は、アドレスがまだ付与されていない電気錠12の製造番号を収納庫ユニットA,Bにブロードキャストする(S312)。具体的には、コントロールユニット20は、先ほど生成した製造番号リストを参照して、アドレスとの紐付けがまだ行われていない製造番号を選択してそれをブロードキャストする。ここで、製造番号リストの先頭の製造番号にはアドレスがまだ付与されていないため、コントロールユニット20は、その製造番号をブロードキャストする。この結果、例えば、収納庫ユニットBが有する電気錠12の製造番号S/N_Bがブロードキャストされるものとする。製造番号S/N_Bがブロードキャストされると、当該製造番号S/N_Bを持つ電気錠12を有する収納庫ユニットBの表示灯13が点灯する(S313)。
コントロールユニット20は、製造番号S/N_Bをブロードキャストすると、タッチパネル式ディスプレイ24に、上述したユーザー確認用のウィンドウを再び表示する。この場合、ユーザーが意図した収納庫ユニットBの表示灯13が点灯したのであるから、ユーザーは「OK」ボタンをタッチ操作することなる(S314)。
「OK」ボタンがタッチ操作されると、コントロールユニット20は、製造番号S/N_Bを持つ電気錠12、すなわち収納庫ユニットBの電気錠12にアドレスを付与する(S315)。これにより、コントロールユニット20から収納庫ユニットBへアドレスADD_Bが送信され、収納庫ユニットBの錠モジュール11はアドレスADD_Bを内部メモリに記憶する(S316)。一方、コントロールユニット20は、収納庫ユニットBの製造番号S/N_BとアドレスADD_BとロケーションBとを紐付けたレコードを、メモリ23に記憶されたテーブルに追加する(S317)。
以上のようにして、各収納庫ユニットA,Bの電気錠12の製造番号とそのアドレスと収納庫システム100の正面レイアウト図中での各収納庫ユニットA,Bとの紐付け作業が完了する。
(第4例)
図10は、第4例に係るユニット紐付け作業における各収納庫ユニットA,Bとコントロールユニット20との間の通信シーケンス図である。コントロールユニット20(より厳密にはコンピュータ22、以下同様。)は、結線された収納庫ユニットA,Bからそれぞれが有する電気錠12の製造番号S/N_A,S/N_Bを受信して図4に示したような製造番号リストを生成する(S401)。なお、製造番号の通知の順序はどちらが先でもよい。
コントロールユニット20は、アドレスがまだ付与されていない電気錠12の製造番号を収納庫ユニットA,Bにブロードキャストする(S402)。具体的には、コントロールユニット20は、先ほど生成した製造番号リストを参照して、アドレスとの紐付けがまだ行われていない製造番号を選択してそれをブロードキャストする。ここで、いずれの電気錠12にもアドレスが付与されていないため、コントロールユニット20は、製造番号リストの先頭の製造番号をブロードキャストする。この結果、例えば、収納庫ユニットAが有する電気錠12の製造番号S/N_Aがブロードキャストされるものとする。製造番号S/N_Aがブロードキャストされると、当該製造番号S/N_Aを持つ電気錠12を有する収納庫ユニットAの表示灯13が点灯する(S403)。
その後、ユーザーは、コントロールユニット20のタッチパネル式ディスプレイ24に表示された収納庫システム100の正面レイアウト図中で、表示灯が点灯した収納庫ユニットをタッチ操作する。この場合、収納庫ユニットAの表示灯13が点灯したのであるから、ユーザーは、タッチパネル式ディスプレイ24に表示された収納庫システム100の正面レイアウト図中で収納庫ユニットAをタッチ操作する(S404)。なお、収納庫ユニットAは収納庫システム100の正面レイアウト図中でロケーションAに表示されているものとする。
収納庫システム100の正面レイアウト図中で収納庫ユニットAがタッチ操作されると、コントロールユニット20は、製造番号S/N_Aを持つ電気錠12、すなわち収納庫ユニットAの電気錠12にアドレスを付与する(S405)。これにより、コントロールユニット20から収納庫ユニットAへアドレスADD_Aが送信され、収納庫ユニットAの錠モジュール11はアドレスADD_Aを内部メモリに記憶する(S406)。一方、コントロールユニット20は、収納庫ユニットAの製造番号S/N_AとアドレスADD_AとロケーションAとを紐付けたレコードを、メモリ23に記憶されたテーブルに追加する(S407)。
次に、コントロールユニット20は、アドレスがまだ付与されていない電気錠12の製造番号を収納庫ユニットA,Bにブロードキャストする(S408)。具体的には、コントロールユニット20は、先ほど生成した製造番号リストを参照して、アドレスとの紐付けがまだ行われていない製造番号を選択してそれをブロードキャストする。ここで、製造番号リストの2番目の製造番号にはアドレスがまだ付与されていないため、コントロールユニット20は、その製造番号をブロードキャストする。この結果、例えば、収納庫ユニットBが有する電気錠12の製造番号S/N_Bがブロードキャストされるものとする。製造番号S/N_Bがブロードキャストされると、当該製造番号S/N_Bを持つ電気錠12を有する収納庫ユニットBの表示灯13が点灯する(S409)。
その後、ユーザーは、コントロールユニット20のタッチパネル式ディスプレイ24に表示された収納庫システム100の正面レイアウト図中で、表示灯が点灯した収納庫ユニットをタッチ操作する。この場合、収納庫ユニットBの表示灯13が点灯したのであるから、ユーザーは、タッチパネル式ディスプレイ24に表示された収納庫システム100の正面レイアウト図中で収納庫ユニットBをタッチ操作する(S410)。なお、収納庫ユニットBは収納庫システム100の正面レイアウト図中でロケーションBに表示されているものとする。
収納庫システム100の正面レイアウト図中で収納庫ユニットBがタッチ操作されると、コントロールユニット20は、製造番号S/N_Bを持つ電気錠12、すなわち収納庫ユニットBの電気錠12にアドレスを付与する(S411)。これにより、コントロールユニット20から収納庫ユニットBへアドレスADD_Bが送信され、収納庫ユニットBの錠モジュール11はアドレスADD_Bを内部メモリに記憶する(S412)。一方、コントロールユニット20は、収納庫ユニットBの製造番号S/N_BとアドレスADD_BとロケーションBとを紐付けたレコードを、メモリ23に記憶されたテーブルに追加する(S413)。
以上のようにして、各収納庫ユニットA,Bの電気錠12の製造番号とそのアドレスと収納庫システム100の正面レイアウト図中での各収納庫ユニットA,Bとの紐付け作業が完了する。
4.2.3 各ユニット紐付け作業のメリット/デメリット
上記第1例および第2例は、収納庫ユニットおよびタッチパネル式ディスプレイ24の2箇所を操作する必要があるが、OKまたはNGといったユーザー確認が不要であり、収納庫ユニットの個数が少ない場合には素早く作業することができるというメリットがある。上記第3例および第4例では、収納庫ユニットの表示灯の点灯を確認する必要があり、場合によっては表示灯が見えづらいということもあるが、作業箇所がタッチパネル式ディスプレイ24だけであるため、作業員一人でも作業することができるというメリットがある。
4.3 GUIを通じた解錠操作
各収納庫ユニット10A〜10Fと収納庫システム100の正面レイアウト図との紐付け作業が終わると、コントロールユニット20から各収納庫ユニット10A〜10Fへの信号送信はアドレスを指定して行われるようになる。例えば、タッチパネル式ディスプレイ24に表示された収納庫システム100の正面レイアウト図中で任意の収納庫ユニットがタッチ操作されて解錠が指示されると、コントロールユニット20は、メモリ23に記憶されたテーブルを参照して当該タッチ操作された収納庫ユニットのロケーションに対応するアドレスを特定し、当該特定したアドレス宛に信号を送信する。これにより、目的の収納庫ユニットの電気錠12を解錠することができる。
5.その他の実施形態
以上説明したように、本実施形態によると、収納庫システム100において、各電気錠12のアドレスをディップスイッチやロータリースイッチで設定することなく、タッチパネル式ディスプレイ24に表示されるGUIを通じて容易に設定することができる。
なお、本実施形態に係る収納庫システム100にさらに次のような機能を追加してもよい。例えば、各収納庫ユニット10A〜10Fと収納庫システム100の正面レイアウト図との紐付けが正しいかどうかを確認するために、各収納庫ユニット10A〜10Fの表示灯13を数秒間ずつ順に点灯させ、それに合わせて収納庫システム100の正面レイアウト図中で該当する各収納庫ユニット10A〜10Fを強調表示する機能を追加してもよい。
また、収納庫システム100の正面レイアウト図中で任意の収納庫ユニットをタッチ操作すると、その収納庫ユニットを最後に利用したユーザーの情報、その収納庫ユニットの収容物の情報、その収納庫ユニットの解錠履歴情報、その収納庫ユニットのエラー情報などを表示する機能を追加してもよい。
また、ユーザーが所望する目的物がどの収納庫ユニットに収納されているかわからない状況において、ユーザーがタッチパネル式ディスプレイ24において目的物を検索することで、その目的物を収容する収納庫ユニットを見つけて解錠するという機能を追加してもよい。
また、収納庫ユニットを解錠する場合において、複数ユーザー、例えば、本人とその上司の両者のユーザー認証がされなければ解錠を不可にするというセキュリティー機能を追加してもよい。
また、コントロールユニット20がクラッシュした場合に備えて、メモリ23に記憶されているテーブルをUSBメモリなどの外部メモリにバックアップする機能を追加してもよい。
また、収納庫システム100が大規模になるとタッチパネル式ディスプレイ24に収納庫システム100の全体図を表示しきれなくなるため、コントロールユニット20と無線通信するタブレット端末に収納庫システム100の任意の部分の正面レイアウト図を表示し、当該タブレット端末から収納庫システム100を操作できるようにしてもよい。
また、収納庫ユニットの個数が多いと画面上で目的の収納庫ユニットを見つけるのが困難であるため、収納庫システム100の正面レイアウト図において、解錠可能な収納庫ユニット、頻繁に利用する収納庫ユニット、最後に解錠した収納庫ユニットなどを異なる色や濃淡で表示するようにしてもよい。
以上のように、本発明における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本発明における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
100 収納庫システム
10A〜10F 収納庫ユニット
12 電気錠
13 表示灯
20 コントロールユニット
21 通信インタフェース
22 コンピュータ
23 メモリ
24 タッチパネル式ディスプレイ

Claims (8)

  1. 電気錠付きの収納庫ユニットが複数連結されて構成される収納庫システムの一部として組み込まれて各収納庫ユニットが有する電気錠を制御するコントロールユニットであって、
    各種画面を表示するとともにユーザーからのタッチ操作を受け付けるタッチパネル式ディスプレイと、
    前記各収納庫ユニットと通信する通信インタフェースと、
    前記各収納庫ユニットが有する電気錠のアドレスと前記収納庫システムの正面レイアウト図中での前記各収納庫ユニットのロケーションとの対応関係を表すテーブルを記憶するメモリと、
    前記タッチパネル式ディスプレイ、前記通信インタフェースおよび前記メモリに接続されたコンピュータとを備え、
    前記コンピュータが、前記タッチパネル式ディスプレイに前記収納庫システムの正面レイアウト図を表示する第1の機能と、実際の前記各収納庫ユニットおよび前記収納庫システムの正面レイアウト図中での前記各収納庫ユニットの双方に対する操作を通じて実際の前記各収納庫ユニットと前記収納庫システムの正面レイアウト図中での前記各収納庫ユニットとの対応関係を特定して前記各収納庫ユニットが有する電気錠にアドレスを付与する第2の機能と、前記各収納庫ユニットが有する電気錠に付与したアドレスと前記収納庫システムの正面レイアウト図中での前記各収納庫ユニットのロケーションとを紐付けたレコードを前記テーブルに追加する第3の機能と、前記テーブルを参照して、ユーザーが前記収納庫システムの正面レイアウト図中で指定した収納庫ユニットが有する電気錠のアドレスを特定し、当該アドレス宛に信号を送信して当該電気錠を解錠する第4の機能とを有するコントロールユニット。
  2. 前記コンピュータが、ユーザーがアドレスがまだ付与されていない電気錠を有する収納庫ユニットを操作して当該操作した収納庫ユニットから信号を受信し、さらにユーザーが前記収納庫システムの正面レイアウト図中で当該操作した収納庫ユニットに該当する収納庫ユニットを指定することにより、当該操作した収納庫ユニットが有する電気錠にアドレスを付与するものである請求項1に記載のコントロールユニット。
  3. 前記コンピュータが、アドレスがまだ付与されていない電気錠を有する収納庫ユニットを前記収納庫システムの正面レイアウト図中で指定し、ユーザーが該当指定した収納庫ユニットを操作して当該操作した収納庫ユニットから信号を受信することにより、当該操作した収納庫ユニットが有する電気錠にアドレスを付与するものである請求項1に記載のコントロールユニット。
  4. 前記収納庫ユニットに対する操作が前記収納庫ユニットの非常解錠操作である請求項2または請求項3に記載のコントロールユニット。
  5. 前記収納庫ユニットに対する操作が前記収納庫ユニットの扉開閉操作である請求項2または請求項3に記載のコントロールユニット。
  6. 電気錠付きの収納庫ユニットが複数連結されて構成される収納庫システムの一部として組み込まれて各収納庫ユニットが有する電気錠を制御するコントロールユニットであって、
    各種画面を表示するとともにユーザーからのタッチ操作を受け付けるタッチパネル式ディスプレイと、
    前記各収納庫ユニットと通信する通信インタフェースと、
    前記各収納庫ユニットが有する電気錠のアドレスと前記収納庫システムの正面レイアウト図中での前記各収納庫ユニットのロケーションとの対応関係を表すテーブルを記憶するメモリと、
    前記タッチパネル式ディスプレイ、前記通信インタフェースおよび前記メモリに接続されたコンピュータとを備え、
    前記コンピュータが、前記タッチパネル式ディスプレイに前記収納庫システムの正面レイアウト図を表示する第1の機能と、前記各収納庫ユニットから前記各収納庫ユニットが有する電気錠の製造番号を取得して製造番号リストを生成する第2の機能と、前記各収納庫ユニットが有する電気錠に付与したアドレスと前記収納庫システムの正面レイアウト図中での前記各収納庫ユニットのロケーションとを紐付けたレコードを前記テーブルに追加する第3の機能と、前記テーブルを参照して、ユーザーが前記収納庫システムの正面レイアウト図中で指定した収納庫ユニットが有する電気錠のアドレスを特定し、当該アドレス宛に信号を送信して当該電気錠を解錠する第4の機能とを有し、
    前記コンピュータが、ユーザーが前記収納庫システムの正面レイアウト図中で、アドレスがまだ付与されていない電気錠を有する収納庫ユニットを指定することにより、前記製造番号リストを参照して、アドレスがまだ付与されていない電気錠の製造番号を前記各収納庫ユニットにブロードキャストして当該製造番号を持つ電気錠を有する収納庫ユニットの表示灯を点灯させ、ユーザーが前記表示灯が点灯した収納庫ユニットと当該指定した収納庫ユニットとが一致すると確認した場合には前記表示灯が点灯した収納庫ユニットが有する電気錠にアドレスを付与し、そうでない場合には前記表示灯が点灯した収納庫ユニットが有する電気錠にアドレスを付与せずにアドレスがまだ付与されていない別の電気錠の製造番号を前記各収納庫ユニットにブロードキャストするものであるコントロールユニット。
  7. 電気錠付きの収納庫ユニットが複数連結されて構成される収納庫システムの一部として組み込まれて各収納庫ユニットが有する電気錠を制御するコントロールユニットであって、
    各種画面を表示するとともにユーザーからのタッチ操作を受け付けるタッチパネル式ディスプレイと、
    前記各収納庫ユニットと通信する通信インタフェースと、
    前記各収納庫ユニットが有する電気錠のアドレスと前記収納庫システムの正面レイアウト図中での前記各収納庫ユニットのロケーションとの対応関係を表すテーブルを記憶するメモリと、
    前記タッチパネル式ディスプレイ、前記通信インタフェースおよび前記メモリに接続されたコンピュータとを備え、
    前記コンピュータが、前記タッチパネル式ディスプレイに前記収納庫システムの正面レイアウト図を表示する第1の機能と、前記各収納庫ユニットから前記各収納庫ユニットが有する電気錠の製造番号を取得して製造番号リストを生成する第2の機能と、前記各収納庫ユニットが有する電気錠に付与したアドレスと前記収納庫システムの正面レイアウト図中での前記各収納庫ユニットのロケーションとを紐付けたレコードを前記テーブルに追加する第3の機能と、前記テーブルを参照して、ユーザーが前記収納庫システムの正面レイアウト図中で指定した収納庫ユニットが有する電気錠のアドレスを特定し、当該アドレス宛に信号を送信して当該電気錠を解錠する第4の機能とを有し、
    前記コンピュータが、前記製造番号リストを参照して、アドレスがまだ付与されていない電気錠の製造番号を前記各収納庫ユニットにブロードキャストして当該製造番号を持つ電気錠を有する収納庫ユニットの表示灯を点灯させ、さらにユーザーが前記収納庫システムの正面レイアウト図中で、前記表示灯が点灯した収納庫ユニットに該当する収納庫ユニットを指定することにより、前記表示灯が点灯した収納庫ユニットが有する電気錠にアドレスを付与するものであるコントロールユニット。
  8. 複数の、電気錠付きの収納庫ユニットと、
    請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のコントロールユニットとを備えた収納庫システム。
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