JP6496297B2 - 押出セラミックハニカム構造の実時間閉ループ形状制御 - Google Patents

押出セラミックハニカム構造の実時間閉ループ形状制御 Download PDF

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Description

関連出願の説明
本出願は2010年11月30日に出願された米国仮特許出願第61/418159号の米国特許法第119条の下の優先権の恩典を主張する。本明細書はこの特許出願の明細書の内容に依存し、この特許出願の明細書の内容はその全体が本明細書に参照として含められる。
本開示の様々な態様は、全般には押出セラミックハニカム構造の形状制御に関し、特に押出セラミックハニカム構造の実時間閉ループ形状制御のためのシステム及び方法に関する。
セラミックハニカム構造を形成するプロセスは、選ばれるかまたは所望の形状を有する押出品を形成する工程を含む。押し出されてしまうと、押出品形状を制御された態様で変更することは困難であり、よって押出品形状は押出に際して所望の形状のある許容範囲内になければならない。しかし、所望の押出品形状と実押出品形状の間には差が生じ得る。押出品の形状を選ばれた許容範囲内に制御するための現行のシステム及び方法は、不便で時間がかかるオフライン測定を利用している。この結果、いずれもが製造プロセスの費用を高める、かなりの製品廃棄及びスループット低下が生じる。
本開示の一態様はセラミック前駆体押出品形状を制御する方法である。本方法は、バレルを通し、押出ダイを通して、セラミック前駆体バッチ材料を押し出すことにより押出品を形成する工程を含む。本方法は、バッチ材料の含水量を決定する工程、バレル温度及びスクリュー温度の少なくとも一方を測定する工程及び、ダイを通るバッチ材料の押出量を制御する、バレル内の1つ以上の押出スクリューの回転速度を測定する工程も含む。本方法はさらに、押出品がダイを出てくるときの押出品形状を測定する工程及び、押出品形状を選ばれた許容範囲内に維持するために、バッチ材料の含水量、バレル温度、スクリュー温度及びスクリュー回転速度の内の少なくとも1つを調節する工程を含む。
本開示の別の態様はセラミック前駆体押出品形状を制御するためのセラミック前駆体押出品制御システムである。本システムは、バッチ材料を収めるように適合されたバレルを有する押出機及び押出機バレルに対して動作可能な態様で配置された押出ダイを備える。本システムは、バレル温度及びスクリュー温度の少なくとも一方を制御するように、またバレル温度及びスクリュー温度の少なくとも一方の測定値を与えるように、構成された温度制御装置も備える。本システムは、選ばれた量の水をバッチ材料に加えるように構成された水ユニットも備え、選ばれた水量はバッチ材料含水量に対応する。本システムは、少なくとも1つの押出スクリューをバレル内に有する押出スクリューシステムも備える。少なくとも1つの押出スクリューは可変回転速度を有し、押出スクリューシステムは、ダイを通るバッチ材料の押出量を制御することができ、押出スクリュー回転速度の測定値を与えることができる。本システムは、ダイに隣接して配置され、押出品形状の測定値を与えるように構成された、形状センサも備える。本システムはさらに、バッチ材料含水量、バレル及びスクリューの温度測定値、押出スクリュー回転速度及び押出品形状を受け取り、押出品形状を選ばれた許容範囲内に維持するために、バッチ材料含水量、バレル温度、スクリュー温度及びスクリュー回転速度の内の少なくとも1つを変化させるように構成された、コントローラを備える。
本発明の別の態様は押出システムによって形成されるセラミック押出品形状を制御する方法である。本方法は、押出品を形成するために少なくとも1つの押出スクリューを用い、押出機バレルを通し、押出ダイを通して、バッチ材料を押し出す工程を含む。本方法は、ダイの直近で押出品形状を測定する工程、バッチ材料含水量を決定する工程、押出機バレル及び少なくとも1つのスクリューの温度を測定する工程及び少なくとも1つの押出スクリューの回転速度を測定する工程も含む。本方法はさらに、押出品形状を選ばれた許容範囲内に維持するために、バッチ材料含水量、バレル温度、スクリュー温度及びスクリュー回転速度の内の少なくとも1つを調節する工程を含む。
本開示のさらなる特徴及び利点は以下の詳細な説明に述べられ、ある程度は、当業者にはその説明から容易に明らかであろうし、以下の詳細な説明、特許請求の範囲及び添付図面を含む、本明細書に説明されるように本開示を実施することによって認められるであろう。
上述の全般的な説明及び以下の詳細な説明はいずれも本開示の実施形態を提示し、特許請求されるような本開示の本質及び特質を理解するための概要または枠組みの提供が目的とされていることは当然である。添付図面は本開示のさらに深い理解を提供するために含められ、本明細書に組み入れられて本明細書の一部をなす。図面は本開示のいくつかの態様及び実施形態を示し、図面とともに、本開示の原理及び動作の説明に役立つ。
図1は、セラミックハニカム構造を形成するために用いられ、押出品形状の実時間閉ループ制御を提供できる、押出システムの実施形態例の略図である。 図2は図1の押出システムの別の略図である。 図3は、押出品がどのように切断されてロッグにされるかを示す、押出品の例の斜視図である。 図4は原押出品から形成された生素地品及び後のセラミック体の拡大斜視図である。 図5Aはバッチ水量を15.1%から16.1%まで変化させた場合の押出プロセス例についての掃引曲線である。 図5Bは回転速度を16RPMから20RPMまで変えた場合の押出プロセス例についての掃引曲線である。 図5Cはバレル温度を−4℃から+2℃まで変えた場合の押出プロセス例についての掃引曲線である。 図6は、バッチ材料表層温度T34S(△)及びバッチ材料コア温度T34C(◇)の測定値から圧力差ΔPがどのように計算されるかを示す、図5Aから5Cに示される掃引曲線を象徴する仮想掃引曲線である 図7Aは、回転速度及びバレル温度が変えられ、バッチ水量が15.5%に一定に保たれた場合の押出プロセス例についての掃引曲線であり、それぞれの押出品の外形形状(所望の形状S及び測定された形状Sのいずれも)が対応する掃引曲線について示されている。 図7Bは、回転速度及びバレル温度が変えられ、バッチ水量が15.5%に一定に保たれた場合の押出プロセス例についての掃引曲線であり、それぞれの押出品の外形形状(所望の形状S及び測定された形状Sのいずれも)が対応する掃引曲線について示されている。 図7Cは、回転速度及びバレル温度が変えられ、バッチ水量が15.5%に一定に保たれた場合の押出プロセス例についての掃引曲線であり、それぞれの押出品の外形形状(所望の形状S及び測定された形状Sのいずれも)が対応する掃引曲線について示されている。 図7Dは、回転速度及びバレル温度が変えられ、バッチ水量が15.5%に一定に保たれた場合の押出プロセス例についての掃引曲線であり、それぞれの押出品の外形形状(所望の形状S及び測定された形状Sのいずれも)が対応する掃引曲線について示されている。 図8Aは、回転速度及びバレル温度が変えられ、バッチ水量が16.1%に一定に保たれた場合の、図7Aから7Dと同様の押出プロセス例についての掃引曲線である。 図8Bは、回転速度及びバレル温度が変えられ、バッチ水量が16.1%に一定に保たれた場合の、図7Aから7Dと同様の押出プロセス例についての掃引曲線である。 図8Cは、回転速度及びバレル温度が変えられ、バッチ水量が16.1%に一定に保たれた場合の、図7Aから7Dと同様の押出プロセス例についての掃引曲線である。 図8Dは、回転速度及びバレル温度が変えられ、バッチ水量が16.1%に一定に保たれた場合の、図7Aから7Dと同様の押出プロセス例についての掃引曲線である。 図9Aは、回転速度及び含水量が変えられ、バレル温度が1℃に一定に保たれた場合の、図7Aから7Dと同様の押出プロセス例についての掃引曲線である。 図9Bは、回転速度及び含水量が変えられ、バレル温度が1℃に一定に保たれた場合の、図7Aから7Dと同様の押出プロセス例についての掃引曲線である。 図9Cは、回転速度及び含水量が変えられ、バレル温度が1℃に一定に保たれた場合の、図7Aから7Dと同様の押出プロセス例についての掃引曲線である。 図9Dは、回転速度及び含水量が変えられ、バレル温度が1℃に一定に保たれた場合の、図7Aから7Dと同様の押出プロセス例についての掃引曲線である。 図10は、圧力差による押出品形状の分布を示す、図7A〜7D,8A〜8D及び9A〜9Dの形状曲線を含む形状曲線群から決定されるような、形状パラメータSP対圧力差ΔP(psi)のグラフである。 図11は、例えば、約150psi(1.03MPa)におけるデータ点Bに対する「良」形状パラメータ値SP=0を含む、図10のグラフのデータからとられたデータ点AからDにおける、圧力差による押出品形状の変遷のグラフである。 図12は、形状変化と温度変化の間の相関を示す、(ダイの出口で測定された)押出品形状変化対(押出機バレルにかけて測定された)バッチ温度変化のグラフである。
厳しい形状仕様(例えば、±1.0mmの外形仕様)を満たす押出成形(ETS)セラミックハニカム構造を作製できる能力は、収縮に対して押出パラメータを予測及び調節でき、形状誤差を実時間で診断及び修正できる能力に依存する。現在、形状制御は、ダイの調整、バッチ温度制御及びシュリンクプレート補正を用いて実施されている。固定値への(ある範囲内の)バッチ温度制御は形状及び品質の制御に有効な手段であるが、形状及びプロセスの不安定性を生じさせ得る、バッチレオロジーの日々の変化を考慮していない。バッチレオロジーの変化による形状の突然の変化は寸法収率損を生じさせ得るだけでなく、押出システムの(例えば新しいダイ及びハードウエア構成による)物理的再構成も要求し得る。そのようなシステム再構成及びそれに続くプロセス安定化には1時間ないし3時間の時間がかかり得る。
押出中に押出品の中心−エッジ間フロー差を直接に測定するための既知の技術はないから、現今の手法では、エッジ(表層)圧力Pに対する中心またはコア圧力Pの差である圧力差ΔP,すなわちΔP=P−Pが測定される。圧力差ΔPは、例えば毛管レオメーターを用いて、オフラインで測定される。この測定は押出プロセス及びレオロジーに関する貴重な情報を提供する。しかし、この圧力差情報は押出が行われてから2〜3時間後に生成され、しかもこの情報だけでは押出品形状を制御するには不十分である。
それらの例が添付図面に示される、本開示の実施形態をここで詳細に参照する。可能であれば必ず、全図面を通して同じ参照数字が同じかまたは同様の要素を指すために用いられるであろう。
図1は、押出品100及びその後のセラミックハニカム体101,102及び102’(図3及び図4を見よ)のような、セラミックハニカム構造を形成するために用いられる押出システム10の実施形態例の略図である。システム10は押出品形状の実時間閉ループ制御を提供することができる。図2は、システムのいくつかの特徴を強調している、押出システム10の別の略図である。本明細書に用いられるように、実時間制御は、押出品が押し出されている間の押出品形状のあらかじめ定められた限度内でのシステム10による維持、制御及び/または修正を可能にするに十分に短い時間内の制御応答を、システム10が発することを意味する。
押出システム10は、投入端22及び排出端24を有する、混合段または「ウエットタワー」20を備える。ウエットタワー20は初めに、投入端22において様々なバッチ材料成分30をそれぞれの成分源31から乾燥形態で受け取り、これらを水(及び必要に応じて油)とともに混合して、バッチ材料含水量または「バッチ水量」を有する、初期セラミック形成(セラミック前駆体)バッチ材料34を形成する。バッチ水量は一般に、バッチ材料成分の乾燥重量に比較されるように、重量パーセント(重量%)で測定される(適用可能である場合には記号「%」が重量%を意味すると了解されたい)。ウエットタワー20は、例えばロータリーコーン44が後続する混合機40を備える。ウエットタワー20は、例えば混合機に加えられる水の量を送出秤51で量ることによって、選ばれた量で水を混合機40の供給するように構成された水ユニット50も備える。一例において、バッチ水量は水ユニット50を用いてバッチ材料成分30に加えられた水の量を知ることによって決定される。別の一例において、バッチ水は、水ユニット50内の送出秤51を介してバッチ材料(またはバッチ材料成分)に加えられる水の量を調節することで、調節される。実施形態例において、水ユニット50は、以下で論じられるように、手動態様または自動態様で制御される。バッチ材料34の例は以下に論じられる。
押出システム10はさらに、ウエットタワー20の排出端24に隣接して配置された、コンベアユニット60を備える。コンベアユニット60は受入端66及び送出端68をもつコンベアベルト64を有する。コンベアベルト64は図示されるように時計回りに回転する。コンベアユニット60は保護カバー70を有する。
コンベアベルト受入端66は、ウエットタワー20からバッチ材料を受け取るため、ウエットタワー20の排出端24に配置される。一実施形態例において、ロータリーコーン44はコンベアベルト受入端66にバッチ材料34を比較的一様な層で送り出すのに役立つ。一実施形態例において、バッチ材料34は約1インチ(25.4mm)と約2インチ(50.8mm)の間の厚さ及び約10インチ(25.4cm)と約14インチ(35.6cm)の間の幅を有する層をなしてコンベアベルト64により搬送される。ウエットタワー20は、コンベアベルト64で搬送されるバッチ材料34の層の厚さを調節するように構成される。
押出システム10はさらにシュート80及び押出ユニット90を備える。シュート80はコンベアベルト64の送出端68からバッチ材料34を受け取り、1つ以上のバレル91及び押出区画96を備える押出ユニット90にバッチ材料34を送るように構成される。1つ以上のバレル91及び押出スクリュー93の温度は、一例においてバレル及びスクリューに冷媒(図示せず)を流す、バレル及びスクリュー温度制御システム210によって調整される。一例において、バレル及びスクリュー温度制御システム210は、マスターコントローラMCに送られる温度信号S’T91により1つ以上のバレル91及びスクリュー93のバレル及び/またはスクリュー温度T91の測定値を与えるように(例えば温度センサを用いて)構成される。一例において、バレル91の1つはバッチ材料34からのガスの除去を可能にする真空ベント89を備える。
押出ユニット90はバッチ材料34を受け取り、バッチ材料34からビレットを形成するように構成され、ビレットは次いで押出区画96の排出端97において押出ダイ92を押し通されて押出品100になる。一例において、これはモーター95で駆動される1つ以上の押出スクリュー93によって達成され、モーターは1つ以上の押出スクリュー93の回転速度RRを示す電気回転速度信号SRRを出す。モーター95及び押出スクリュー93は押出スクリューシステムを構成する。一実施形態例において、押出ユニット90は複数の押出品100を同時に形成するために一度に動作する複数の押出ダイ92を備える。押出ユニット90は、図2に示されるように複数のバレル91を備えることもできる。
一実施形態例において、押出システム10は、全てマスターコントローラMCに電気的に接続される、少なくとも1つのバレル温度センサ220,必要に応じるバッチ水分センサ230及び形状センサユニット240を備える。モーター95及びバレル温度制御システム210もマスターコントローラMCに電気的に接続される。バレル温度センサ220は少なくとも1つのバレル91に対して動作可能な態様で配置され、バレル温度T91を表す電気温度信号ST91を出す。電気温度信号ST91はマスターコントローラMCに送られる。温度センサ220がバレル温度制御システム210の一部である例において、電気温度信号S’T91は電気温度信号ST91と同じである。
マスターコントローラMCはモーターから電気回転信号SRRも受け取り、モーター制御信号S95によって回転速度RRを制御することができる。
必要に応じる水分センサ230はバッチ材料34に対して動作可能な態様で配置され、含水量(バッチ水量)M34を表す電気信号SM34を出す。この場合、電気バッチ水量信号SM34はマスターコントローラMCに送られる。押出システムのための含水量測定システムの一例が米国特許出願第12/471530号の明細書に説明されている。この明細書は本明細書に参照として含められる。上に論じたように、水ユニット50においてバッチ材料成分30にどれだけの量の水が加えられたかを知ることによっても、バッチ水量M34を決定することができる。さらに、バッチ水量M34は、選ばれた量の水を加えて選ばれたバッチ水量M34を含むバッチ材料34を形成するため、手動態様で、またはマスターコントローラMCによる自動態様で、動作させることができる送出秤51を用いて変えることができる。
一実施形態例において、押出システム10はダイ92に隣接して押出ユニット90の押出区画96内に配置されたインライン温度センサ250を備える。インライン温度センサ250は押出の直前にバッチ材料の温度T250を中心またはコア(T34C)からエッジまたは表層(T34S)まで測定するように構成される。一例において、インライン温度センサ250は、ダイ92の背後の約10インチ(25.4cm)から約12インチ(30.5cm)に配置される。インライン温度センサ250は押出品にかけて(すなわち横断面において)押出品100の温度測定値T250に対応する電気温度信号S250を出す。
一例において、インライン温度センサ250は、マスターコントローラMCに電気的に接続され、電気温度信号S250をマスターコントローラMCに送る。一例において、温度測定値T250は、ダイ92を通して押し出されている間の、押出品10にかけての温度プロファイルに対応する。そのような温度プロファイルは(以下で説明される)温度掃引曲線により圧力差に関する情報を与えるに役立つことができ、圧力差情報は、続いて、コアから表層までダイを通る押出品の流量に関する情報を与え、よって押出品形状に関する情報を与える。そのような温度プロファイルは押出機の出口における押出品形状に関する情報も与える。温度と形状の間の相関が、バレルにわたるバッチの温度変動の増大にともなう形状変動の増大を示す、図12に与えられるデータによって示される。インライン温度センサ250の一例が米国特許出願第12/788389号の明細書に説明されている。この明細書は本明細書に参照として含められる。すなわち、一実施形態において、インライン温度センサ250からの温度プロファイルは、形状センサユニット240からの形状測定値と比較して、測定された形状と測定された形状に直接に関係するはずのパラメータの間の対応を保証するために用いられる。この比較はマスターコントローラMCにおいて自動的に実行される。
別の実施形態において、押出品100の温度プロファイルの1つ以上の温度測定値T250はサンプル押出品について手作業で測定される。手作業による温度測定値T250は、例えば、携帯型温度プローブを用いて得ることができる。例えば針入度計を用いる押出品硬度のような、押出品100の他の手作業測定も行うことができる。これらの手作業測定値は、上述したように、特に押出品形状測定値に関して、バッチレオロジーが一貫した態様で作用していることを保証するために用いることができる。
形状センサユニット240はダイ92に隣接して配置され、押出品100がダイを出てくるときの押出品の外径(プロファイル)S(x,y,z)またはS(r,θ,z)の測定値を表す電気信号S100を出す(図3を見よ)。断面形状または外形は一般に与えられたz値に対してS(x,y)またはS(r,θ)で与えられ、zは押出品100の長さに沿って測定される(図3を見よ)。理想的なまたは所望の押出品形状はSで表される。測定された形状Sを表す電気形状信号S100がマスターコントローラMCに送られる。マスターコントローラMCは所望の形状Sも格納し、所望の形状Sを測定された形状Sと比較するように構成される。一例において、形状センサユニット240は、押出品100の非接触測定を行うため、レーザビームのような光ビーム242を用いる。一実施形態において、形状センサユニット240は、米国ジョージア州コロンブス(Columbus)のBytewise Measurement Systems社から、Profile360(登録商標)Profile measurement Systemとして、入手できるような、レーザ及びカメラベースの測定システムである。
マスターコントローラMCは、電気RPM制御信号S95によって1つ以上の押出スクリュー93の回転速度RR(回転数毎分またはRPM)を制御するため、モーター95にも電気的に接続される。マスターコントローラMCは、必要に応じて、押出システム10の全体の動作に対するウエットタワー20の動作を制御するため、ウエットタワー20にも動作可能な態様で接続される。詳しくは、マスターコントローラMCは、バッチ材料含水量(バッチ水量)M34を制御するためにバッチ材料に加えられる水の量を制御するため、ウエットタワー20の水ユニット50の動作を制御するように構成することができる。マスターコントローラはウエットタワー制御信号S20によってウエットタワー20を制御する。
一実施形態において、バレル温度T91は、その温度がバレル温度制御システム210を用いて制御されるバレル91において測定され、バレル温度は測定されたバッチ材料温度T34に応じて変えられる。バッチ材料温度T34はバッチ材料34に対する温度設定点T設定に定めることができ、T設定と比較することができる。この情報は、バレル温度制御システム210の動作を調節して、バッチ材料設定点温度T設定に対応するようにバレル温度T91を制御するために用いることができる。
一例において、バッチ材料温度T34は押出システム10において、例えば温度センサ226を用いて、測定することができ、対応する電気信号ST34がマスターコントローラMCに送られる。しかし、本明細書に説明されるシステム及び方法においでバッチ材料温度測定が用いられる必要はないことに注意されたい。代わりに、バレル温度T91を用いることができる。
図1及び図2の参照を続ければ、押出品100は押出ダイ92を出て、押出ダイに隣接して配置されたコンベア110上に置かれる。押出品100はセラミックハニカム構造の一例を構成する。一実施形態例において、図3に示されるように、押出品100は切断されて「生素地」または「ロッグ」101と呼ばれる短尺材にされる。ロッグ101は、例えば3フィート(91.4cm)長とすることができる。生素地101は次いでコンベア101によって乾燥ステーション(例えばオーブンまたは「アプリケーター」)120に搬送される。乾燥ステーション120は、乾燥中にロッグ101がとどまる、内室122を有する。乾燥ステーション120は乾燥を果たすため、例えば無線周波数(RF)輻射またはマイクロ波周波数(MF)輻射を用いることができる。
乾燥プロセスは、ロッグ101が、押出品101内に初めに存在していた液体のほとんどまたは全てが取り除かれ、よって含水量がロッグ101の切断及び切断された個品の高温における焼成に対して許容できるレベルまで低減されていることを意味する、実質的乾燥状態になるまで行われる。実施形態例において、乾燥ステーション120を出る際に、ロッグ101が含有する水は2重量%より少なく、いくつかの実施形態においては1重量%より少ない。この段階において適切な含水量を有していることが、水分が多すぎるロッグは切断時に損傷され(例えば「汚れ」を受け)、カッティングソーも損傷され得るから、肝要である。
ロッグ101が十分に乾燥すれば、ロッグ101はさらに短い生素地個品102に切断され(図4を見よ)、切断された個品は(例えば熱風炉内で)焼成される。これにより、生素地個品102が、図4に示されるように、端面間を軸方向に延びる平行セルチャネルを形成する薄い相互連結多孔質壁体をもつハニカム構造を有する、それぞれのセラミック体102’に変換される。一実施形態例において、セラミック体102’はセラミックフィルタを形成するために用いられる。押出品100,ロッグ101,生素地個品102及びセラミック体102’は全てセラミックハニカム構造の相異なる形態をなすことに注意されたい。
ATベースセラミック材料からなるセラミック体102’の例は、米国特許第7001861号、米国特許第6942713号、米国特許第6620751号及び米国特許第7259120号の明細書に論じられている。これらの特許明細書は本明細書に参照として含められる。そのようなATベース体は、自動車排出ガス制御用途のような、高温用途のためのコージェライト体または炭化ケイ素(SiC)体の代替として用いられる。本明細書に開示されるシステム及び方法は、RF乾燥法またはMW乾燥法にかけることができる、いかなるタイプの生素地にも適用される。
一実施形態において、マスターコントローラMCは、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM、DVD、磁気光ディスク(MOD)あるいは、ネットワークまたはインターネットのような他のデジタルソース、さらにはこれから開発されるはずのデジタル手段のような、コンピュータ読出可能媒体から命令及び/またはデータを読み出すための、例えば、「フロッピー」ディスクドライブ、CD−ROMドライブ、DVDドライブ、MODドライブ(図示せず)あるいは、イーサネット(登録商標)デバイス(図示せず)のようなネットワーク接続デバイスを含む、他のいずれかのデジタルデバイスを有するコンピュータまたは同様のデバイスであるかあるいはそのようなコンピュータまたは同様のデバイスを備える。別の実施形態において、マスターコントローラMCはファームウエア(図示せず)に格納された命令を実行する。
一実施形態において、マスターコントローラMCは機能を果たし、本明細書に説明される方法を実行するようにプログラムされる。術語「コンピュータ」は、本明細書に用いられるように、広く、コンピュータ、プロセッサ、マイクロコントローラ、マイクロコンピュータ、プログラマブルロジックコントローラ、特定用途集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、等を指す。
一例において、押出品形状の選ばれた仕様内への維持に向けられた、本明細書に開示される方法を実施するためまたはそのような実施を助成するために、ソフトウエアを用いることができる。ソフトウエアは汎用コンピュータで実行可能とすることができる。動作において、ソフトウエア及びおそらくは関連するデータレコードを汎用コンピュータプラットフォーム内に格納することができる。しかし、またあるときは、別の場所にソフトウエアを格納するか、及び/または適切な汎用コンピュータシステムにローディングするためにソフトウエアを転送することができる。したがって、本明細書に論じられる実施形態は、少なくとも1つのマシン読出可能媒体によって実行される、1つ以上のコードモジュールの形態の1つ以上のソフトウエア製品を含むことができる。プロセッサによるそのようなコードの実行は本明細書に論じられ、示される実施形態を実施するために用いることができる。また、マスターコントローラMCの実施形態は、マスターコントローラ、1つ以上のスレーブコントローラ、1つ以上の監視コントローラ及びこれらの組合せを含む、複数のコンピュータの使用を含む。一例において、マスターコントローラMCはディスプレイ300を備える。
バッチ材料
一例において、ウエットタワー20において形成された水ベースセラミック前駆体混合物は、(コージェライトのような)セラミックを形成する無機前駆体材料、必要に応じる黒鉛またはスターチのような造孔剤、結合剤、離型剤及びビヒクルのバッチ材料混合物を含む。無機バッチ材料成分は、焼成すると(コージェライトまたはチタン酸アルミニウムの主焼結相組成のような)主焼結相組成を有する多孔質セラミックを得ることができる、(1つ以上のセラミックを含む)無機成分のいずれかの組合せとすることができる。
一実施形態例において、無機バッチ材料成分は、酸化マグネシウム源、アルミナ形成源及びシリカ源から選ぶことができる。バッチ材料成分はさらに、焼成すると、ほとんどがコージェライトからなるか、またはコージェライト、ムライト及び/またはスピネルを含む、セラミック品が得られるように選ばれる。例えば、無機バッチ材料成分は、重量で少なくとも約90%のコージェライト、さらに好ましくは重量で93%のコージェライトを含むセラミック品を得られるように選ぶことができる。一実施形態例において、コージェライト含有ハニカム品は基本的に、酸化物の重量%ベースで表して、重量で約49%から約56%のSiO,重量で約33%から約38%のAl及び重量で約12%から約16%のMgOからなる。この目的のため、無機コージェライト前駆体粉末バッチ材料組成の一例は、好ましくは、約33〜約41重量%の酸化アルミニウム源、約46〜約53重量%のシリカ源及び約11〜約17重量%の酸化マグネシウム源を含む。コージェライトの形成に適する無機バッチ材料成分混合物の非限定的例が、米国特許第3885977号及び第5258150号、米国特許出願公開第2004/0261384号及び第2004/0029707号、及び米国特許再発行第38888号の明細書に開示されている。これらの明細書は全て参照として本明細書に含められる。
無機セラミックバッチ材料成分には、酸化物、水酸化物、等のような合成材料を含めることができる。あるいは、それらの成分は、最終セラミック体に望ましい特性に依存して選ばれる、クレー、タルクまたはこれらのいずれかの組合せのような、天然産出鉱物とすることができる。
一例において、「無機バッチ材料」は、混合物のごく僅か(例えば約1%から約7%)を構成するいくらかの造孔有機物を一般に含んでいるから、「実質的に無機」であるセラミックベース混合物を含む。
一実施形態において、与えられたセラミック前駆体配合物に対して間接的に測定された温度と直接に測定された温度の間の関係が決定され、次いで、バッチ材料の温度を間接的に測定し、バッチ材料のコア温度を推定するために2つの温度についての既知の関係を用いることにより、例えばバッチコア温度T34Cを含む、バッチ材料34の温度を推定するために用いられる。
別の実施形態において、押出機バレル91からバッチ材料34への(またはバッチ材料からバレルへの)熱伝達はバッチ材料のコア温度T34Cと表層温度T34Sの間の望ましい差を維持するに十分な速度で調節される。本明細書に用いられるように、術語「熱伝達」はバッチ材料から少なくとも1つの押出機バレル91に熱を伝達することによるバッチ材料の冷却を含む。一実施形態において、温度範囲は、多数の無誤差セラミックハニカム構造が得られ、再加工の必要が減じられる、一様な形状を有する押出品100を作製するように選ばれる。
温度掃引曲線
押出品100を形成するために押し出すことができる、全てではないにしても、ほとんどのセラミックバッチ材料34に対して、最適なコア温度T34C及び表層温度T34Sがある。これらの最適なコア及び表層の温度は、バッチレオロジーの変動により、変わり得る。与えられたバッチ配合物に対する最適なコア及び表層の温度またはその近くで形成された押出品100は一般に、適するに至らない温度で形成された押出品より少ない欠陥を有するであろう。
図5Aから図5Cは、M34=15.1%(破線)及びM34=16.1%(実線)の2つの異なるバッチ水量値(図5A)、RR=16RPM(破線)及び20RPM(実線)の2つの異なる押出スクリュー回転速度(図5B)及びT91=−4℃(破線)及び+2℃(実線)の2つの異なるバレル温度(図5C)に対する、実験的に測定された、圧力Pの値(psi)対バッチ温度T34の値(℃)のグラフである。グラフの曲線は温度掃引曲線または単に掃引曲線と呼ばれる。圧力Pは、例えば毛管レオメーターを用いて、温度掃引試験を行っている間に測定される。図5Aから図5Cのグラフのためのデータ収集に用いられた毛管レオメーターは、1mm(径開口)ダイをもつ小型ラム押出機に設けられた。バレルが定率で加熱されている間ラムが定速度で押され、バレル内の圧力センサが圧力Pを記録する。
図5Aから図5Cは、バッチの含有水量M34が掃引曲線にかなり大きな影響を与えることを明らかにしている。水がバッチ材料34に加えられると、掃引曲線は下方にシフトし、よって圧力Pが下がり、また掃引曲線は右方にシフトし、よってバッチ材料のゲル化温度が上がる。
掃引曲線状の表層温度T34S及びコア温度T34Cの位置は押出機100の形状にかなり大きな影響を与える。図6は図5Aから図5Cに示される掃引曲線を象徴し、それぞれが‘△’及び‘◇’で示される、表層温度T34S及びコア温度T34Cの例を示す、仮想温度掃引曲線である。バッチ温度T34が上昇して掃引曲線を上方にシフトさせると、圧力Pが上がり、バッチ材料34がダイ92を通して押し出されるときのバッチ流量が減少する。逆に、バッチ温度T34が低下して掃引曲線を下方にシフトさせると、ダイ92を通るバッチ材料34のバッチ流量は増加する。
コア温度T34Cは一般に表層温度T34Sより高いから、押出機100はこの温度差に対応する流量差を示す。すなわち、バッチ材料のコアと表層の間の温度差が圧力差に直接に関係し、掃引曲線によって、バッチ材料コア温度T34Cはコア圧力Pに関係付けられ、バッチ材料表層温度T34Sは表層圧力Pに関係付けられている。圧力差ΔPは押出品100の形状に関係付けられる。
圧力差ΔPの、表層及びコアの温度にそれぞれ依存するだけでなく、バッチ水量M34及び回転速度RRにも依存する、表層圧力及びコア圧力に基づく最適値からの差が、押出セラミックハニカム構造100のレオロジー誘起形状誤差の根本的原因である。
下の表1に、表示された図に示される、多くの対応する掃引曲線に対する多くの押出パラメータ例の値をまとめてある。
図7Aから図7Dは、回転速度RR及びバレル温度T91が変えられ、バッチ水量M34が一定値15.5%に保たれた場合の掃引曲線である。それぞれの掃引曲線上のバッチ材料の表層温度T34S及びコア温度T34Cはそれぞれ‘△’及び‘◇’で示されている。それぞれの掃引曲線とともに、所望の押出品形状Sの断面図(破線)も、レーザベース形状測定ユニット210で測定したままの、押出品形状Sの実測断面図(実線)とともに示されている。
図8Aから図8Dは、図7Aから図7Dと同様であるが、バッチ水量M34が一定値16.1%に保たれた場合の掃引曲線である。図9Aから図9Dは、図7Aから図7Dと同様であるが、バッチ水量M34及び回転速度RRが変えられ、バレル温度T91が一定値1℃に保たれた場合の掃引曲線である。
図10は、図7A〜図7D,図8A〜図8D及び図9A〜図9Dのプロットに基づいて、圧力差ΔP(psi)対形状パラメータSPをプロットしている。圧力差に対する様々な値は、ある形状パラメータで特徴が表され、指定される、ある押出品形状に対応する。図10にともなう形状パラメータSP例は−4から+8の範囲にあり、最良の形状は形状パラメータSP=0を有し、これは図10において約150psi(1.03MPa)の圧力差ΔPに関係付けられる。形状パラメータSPは特定の押出プロセス中に生じることが知られている押出品形状に基づくことができる。
一例において、圧力差ΔPはハードウエア補正により、すなわち、ダイの寸法及び形状のような、システム10の構成を変えることにより、調節することができる。これは、掃引曲線のより平坦な領域にシフトするために行うことができ、この結果、掃引曲線のこの領域はバッチレオロジーの変動をより容易に受容するから、より安定な押出プロセスが得られる。
図11は、図10からの4つのデータ点A,B,C及びDについて、圧力差ΔPにともなう押出品形状パラメータSPの変遷を示す。データ点Bは形状パラメータSP=0を有し、最良の、すなわち所望の形状Sと実測形状Sの間の形状誤差が最小の、形状を有する。データ点Aは約−4の形状パラメータSPに対応し、外形形状が所望の長円形より円形に近づくように(長円の主軸に沿う)側面が引き寄せられる、「引き寄せ」の問題が生じている。データ点Cは約4の形状パラメータSPに対応し、理想の長円形状に比較して方形になっている。データ点Dは約7.5の形状パラメータSPに対応し、形状Cよりも細長く、またさらに方形にされ、したがって形状パラメータSP=4に関係付けられる形状よりもさらに一層理想形状から外れている。一例において、測定された形状S及び所望の形状Sは、形状パラメータSPとともに、ディスプレイ300上に表示することができる。
本開示の一態様は、バッチ水量M34,バレル温度T91及び1つ以上の押出スクリュー93の回転速度RRに基づく、押出品100の実時間閉ループ形状制御である。これらの3つのプロセス制御パラメータと毛管レオメーターで測定したときのΔPの間の関係の要約が下の表2に提示されている。表2の押出データは、標準的な長円形ダイを通して押し出される標準的なATバッチ材料を用いる押出プロセスからとられた。
δ(ΔP)列は、圧力差ΔPの変化を、与えられたプロセスパラメータの1単位の変化の関数として数量化している。バッチ水量M34に対して、単位変化は1%である。バレル温度T91に対して、単位変化は1℃である。回転速度RRに対して、単位変化は1RPMである。
表2のデータは、バッチ水量M34における1%の変化により圧力差ΔPが約−322psi(−2.22MPa)変化することを示す。1RPMの回転速度RRの変化は圧力差ΔPを約50psi(+345kPa)だけ変化させる。1℃のバレル温度の変化は圧力差ΔPを約+29.2psi(+201kPa)だけ変化させる。
表2のp値は圧力差ΔPに対する様々なパラメータの関係の統計的有意性を示す。0.01以下のp値は99%以上の信頼性レベルで非常に強い関係があることを示す。表2から、3つのプロセスパラメータM34,T91及びRRの全てに圧力差ΔPと、したがって押出品形状Sとの強い相関があることが分かる。
したがって、本開示の一態様は、バッチ水量M34,バレル温度T91及び1つ以上の押出スクリュー93の回転速度RRの押出品形状Sに対する密接な関係を利用することによって押出品100の形状を制御するための実時間閉ループ方法である。本方法は、押出機バレル91を通し、押出ダイ92を通してバッチ材料34を押し出すことによって押出品100を形成する工程を含む。本方法は、例えば水分センサ230を用いて、バッチ水量M34を測定し、電気バッチ水量信号S34をマスターコントローラMCに送る工程、あるいは水ユニット50においてバッチ材料に加えられた水の量を決定する工程を含む。本方法は、例えばバレル温度センサ220を用いて、バレル温度T91を測定し、電気バレル温度信号ST91をマスターコントローラMCに送る工程も含む。バレル温度T91はバレル温度制御システム210から得ることもできる。一実施形態において、バレル温度センサ220はバレル温度制御システム210の一部である。
必要に応じる工程には、サンプル押出品100について手作業で、あるいはインライン温度センサ250で自動的に、押出品温度プロファイルを測定し、押出品形状測定値とバッチレオロジーの間の対応を保証するために、このデータを押出品形状測定値と相関させる工程が含まれる。
本方法はさらに、例えばモーター95を用いて、押出スクリュー回転速度RRを測定し、電気回転速度信号SRRをマスターコントローラMCに送る工程を含む。本方法は、例えば形状センサユニット240を用いて、押出品100がダイを出るときの押出品100の形状を測定し、電気形状信号S100をマスターコントローラMCに送る工程も含む。本方法は、選ばれた許容範囲内に押出品形状を維持するため、押出品100を押し出している間、バッチ水量M34,バレル温度T91及び回転速度RRの内の少なくとも1つを調節する工程も含む。一例において、選ばれる許容範囲は、測定される外形の理想または所望の外形からの偏差が±1.0mmより大きくはない範囲として定められる。一例において、マスターコントローラMCは、所望の外形を測定された外形と比較し、測定された外形が選ばれた許容範囲内になければ、押出システム10のエンドユーザに(例えば、ディスプレイ300上のビジュアルグラフィックにより、または音響アラームにより、あるいは両者により)知らせるように構成される。
バッチ水量M34の調節はマスターコントローラMCの動作によって達成され得る。一例において、マスターコントローラMCは、例えばバッチ材料に加えられる水の量を水ユニット50に増減させることによって、バッチ材料34の水含有量を制御する、バッチ水量制御信号S20をウエットタワー20に送る。同様に、バレル温度T91の調節は、制御信号S210を、例えばバレル温度T91を所望の値に設定するために制御信号S210に応答して冷媒の流量を制御できる、バレル温度制御システム210に送るマスターコントローラMCによって達成され得る。同様に、マスターコントローラMCは、1つ以上の押出スクリュー95の回転速度RRを変化させるためにモーター95にモーター制御信号S95を送ることができる。押出品100の形状が選ばれた許容範囲内にあれば3つのパラメータの値は維持され、押出品形状が、バッチ水量M34,バレル温度T91及び回転速度RRの内の少なくとも1つを応答して変える必要があるであろう形状変化(誤差)に対して監視される。一例において、マスターコントローラMCは、バッチ水量測定値、バレル温度測定値及び押出スクリュー回転速度と押出品形状の間の数量化された関係を、(例えばソフトウエアにより)有する。
一例において、与えられた対応のバッチ材料34に対し、押出品100は、バッチ水量M34,バレル温度T91及び回転速度RRを変えながら連続的に形成され、同時に、マスターコントローラMCに格納することができる掃引曲線及び形状パラメータを確立するために押出品形状が測定される。マスターコントローラMCは、上述したパラメータ間の数量化された関係を確立するため、格納されたパラメータ値の処理も行う。上述したように、必要に応じて、押出品100の温度プロファイルを、サンプル押出品100について手作業で、またはインライン温度センサ250を用いて、測定することができる。この温度プロファイルデータは、次いで、数量化された関係の構築に、及びバッチレオロジーが形状測定値と整合していることの保証に、役立たせるために用いられる。
バッチ水量M34,バレル温度T91及び回転速度RRが測定されると、次いで、形状誤差を補正するため及び押出品100を選ばれた形状許容範囲内に維持するため、これらのパラメータの内の少なくとも1つを調節することができる。
本開示の精神及び範囲を逸脱することなく本開示に様々な改変及び変形がなされ得ることが当業者には明らかであろう。したがって、これらの開示の改変及び変形が添付される特許請求項及びそれらの等価形態の範囲内に入れば、本開示はそのような改変及び変形を包含するとされる。
10 押出システム
20 ウエットタワー
22 投入端
24 排出端
30 バッチ材料成分
31 成分源
34 バッチ材料
40 混合機
44 ロータリーコーン
50 水ユニット
51 送出秤
60 コンベアユニット
64 コンベアベルト
66 受入端
68 送出端
70 保護カバー
80 シュート
89 真空ベント
90 押出ユニット
91 押出機バレル
92 押出ダイ
93 押出スクリュー
95 モーター
96 押出区画
97 押出区画排出端
100 押出品
101 ロッグ
102,102’ セラミックハニカム体
110 コンベア
120 乾燥ステーション
122 乾燥ステーション内室
210 バレル温度制御システム
220 バレル温度センサ
226 温度センサ
230 バッチ水分センサ
240 形状センサユニット
242 光ビーム
250 インライン温度センサ
300 ディスプレイ

Claims (3)

  1. セラミック前駆体押出品の形状を制御する方法において、
    バレルを通し、押出ダイを通してセラミック前駆体のバッチ材料を、前記バレル内の1つ以上の押出スクリューにより押し出して前記押出品を形成する工程であって、前記押出ダイを通る前記バッチ材料の押出を制御して前記押出品を形成する工程、
    前記押出品が前記押出ダイを出てくるときの前記押出品形状を測定する工程、及び
    前記押出品形状が所望の外形について選ばれた許容範囲内にない場合、前記押出品形状を前記選ばれた許容範囲内に維持するため、バッチ材料含水量、バレル温度及び前記バレル内の前記押出スクリューの回転速度のうち、少なくとも1つを調節する工程、
    を含み、
    前記調節する工程が、前記バッチ材料含水量;前記押出品の表層圧力とコア圧力との圧力差に影響する前記バレル温度及び前記回転速度;を変えて複数の実験的に確立された圧力対温度掃引曲線から得られる、前記バッチ材料含水量、前記バレル温度、および前記回転速度と前記押出品形状との間の数量化された関係に基づいてなされるものであり
    記バッチ材料含水量、前記バレル温度及び前記回転速度の少なくとも1つが、前記複数の実験的に確立された圧力対温度掃引曲線間で異なるものであることを特徴とする方法。
  2. 前記バッチ材料含水量を調節する場合、前記バッチ材料に加えられる水の量を変えることによって行うことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記押出ダイに隣接して配置された形状センサユニットを用いて前記押出品形状を測定する工程、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
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