JP6492862B2 - 低温用厚鋼板及びその製造方法 - Google Patents
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Description
C:0.01〜0.12%、
Si:0.01〜0.30%、
Mn:0.4〜2.0%、
Ni:5.0%を超え8.0%未満、
Al:0.002〜0.08%
を含有し、
P:0.05%以下、
S:0.008%以下、
N:0.0050%以下
に制限し、残部はFe及び不純物からなり、
マルテンサイト主体の金属組織を有し、
板厚方向で鋼板の表面から板厚の1/4の部位での残留γ量が3.0体積%以上、15.0体積%以下であり、
かつセメンタイトの平均円相当径が1μm以下であり、円相当径が0.5μm以上のセメンタイトの粒子数密度が10000個/mm2以下である
ことを特徴とする低温用厚鋼板。
Cu:2.0%以下、
Cr:1.5%以下、
Mo:0.5%以下、
V:0.10%以下、
B:0.005%以下
の1種又は2種以上を含有することを特徴とする上記(1)に記載の低温用厚鋼板。
Nb:0.10%以下、
Ti:0.10%以下
の一方又は両方を含有することを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の低温用厚鋼板。
Ca:0.004%以下、
Mg:0.002%以下、
REM:0.002%以下
の1種又は2種以上を含有することを特徴とする上記(1)〜(3)の何れか1項に記載の低温用厚鋼板。
[工程1]鋼片をAc3〜1000℃に加熱する工程。
[工程2]前記加熱後の鋼片を熱間圧延し、650〜850℃の仕上温度で熱間圧延を終了する工程。
[工程3]前記熱間圧延後、厚鋼板をAr1〜Ar3の焼入開始温度まで冷却し、250℃以下まで3℃/s以上の冷却速度で冷却する工程。
[工程4]前記厚鋼板を、Ac1点+80℃以下の焼戻温度Tt(℃)に加熱し、下記式(1)によって求められるt1(分)以上の時間保持した後、1℃/s以上の冷却速度で、下記(2)式を満足する温度T1(℃)以下まで冷却する工程。
t1=350−5×[Ni]+0.4×t−0.5×Tt ・・・ (1)式
T1=237−1170×[C]+137×[Si] ・・・ (2)式
ここで、[C]、[Si]、[Ni]は、それぞれ、C、Si、Niの含有量(質量%)、tは板厚(mm)である。
[工程3’]前記熱間圧延後、厚鋼板をAr1未満に冷却し、Ac1〜Ac3の焼入開始温度に再加熱し、250℃以下まで3℃/s以上の冷却速度で冷却する工程。
t1=350−5×[Ni]+0.4×t−0.5×Tt ・・・ (1)式
T1=237−1170×[C]+137×[Si] ・・・ (2)式
ここで、[C]、[Si]、[Ni]は、それぞれ、C、Si、Niの含有量(質量%)、tは板厚(mm)である。
C:0.01〜0.12%
Cは、母材の強度確保のために必要な元素であり、本発明ではC量を0.01%以上とする。また、C量が0.01%未満であると、溶融線(Fusion Line、FL)でのラス形成が不十分になり、FL近傍の溶接熱影響部(Heat Affected Zone、HAZ)の靭性が低下することがある。好ましくはC量を0.03%以上とする。一方、C量が0.12%を超えると、HAZ、なかでもFL近傍のHAZの靭性劣化が著しくなる。したがって、C量の上限を0.12%以下とする。C量の好ましい上限は0.09%以下である。
Siは、脱酸剤であり、効果を得るためにSi量を0.01%以上とする。また、Siは、焼戻工程で、過飽和に固溶しているマルテンサイト中からのセメンタイトへの分解析出反応を抑制する元素でもあり、好ましくはSi量を0.02%以上、より好ましくは0.03%以上とする。一方、Si量が0.30%を超えると、母材ではセメンタイトが粗大になり、HAZでは島状マルテンサイトが生成し、靭性が低下するため、上限を0.30%以下とする。好ましくは、Si量の上限を0.15%以下とし、より好ましくは0.10%以下とする。
Mnは、脱酸剤であり、また、焼入れ性を向上させる元素である。本発明では、母材及びHAZの強度及び靭性を確保するために、Mn量を0.4%以上とする。好ましくはMn量を0.5%以上、より好ましくは0.6%以上とする。一方、Mn量が2.0%を超えると、中心偏析に起因して板厚方向での母材特性が不均一になり、靱性が低下することがあるため、Mn量の上限を2.0%以下とする。好ましくはMn量を1.5%以下、より好ましくは1.1%以下とする。
Pは不純物であり、粒界に偏析して靭性を低下させるため、P量を0.05%以下に制限する。好ましくはP量を0.03%以下とする。P量は少ないほど好ましいため、下限は特に規定しないが、製造コストの観点から、0.001%以上を含有してもよい。
Sは不純物であり、中心偏析を助長したり、脆性破壊の起点となる延伸形状のMnSが生成する原因となることがあるため、S量を0.008%以下に制限する。好ましくはS量を0.003%以下とする。S量は少ないほど好ましいため、下限は特に規定しないが、製造コストの観点から、0.0001%以上を含有してもよい。
Niは低温用鋼として靭性を確保するために必要な最も基本的な元素であり、本発明ではNi量を5.0%超とする。好ましくはNi量を5.5%超、より好ましい範囲は6.0%超とする。Ni量が多いほど高い低温靭性が得られるが、コストが高くなるため、Ni量の上限を8.0%未満とする。
Alは脱酸剤であり、効果を得るためにAl量を0.002%以上とする。また、Alは、Siと同様、セメンタイトの生成を抑制する元素でもあり、好ましくはAl量を0.005%以上とする。一方、Al量が0.08%を超えると、介在物に起因して靱性が低下するため、上限を0.08%以下とする。また、島状マルテンサイトの生成に起因するHAZの靱性の低下を抑制するため、好ましくはAl量を0.04%以下とする。
Nは不純物であり、鋼中に固溶するN量の増加や析出物の生成によって靭性の低下の原因となるため、0.005%以下に制限する。HAZ靭性の確保のためには、N量を0.004%以下にすることが好ましい。N量は少ないほど好ましいため、下限は特に規定しないが、製造コストの観点から、0.001%以上を含有してもよい。
Cuは、強度度の上昇に寄与する元素であり、0.1%以上を含有させてもよい。より好ましくは、Cu量を0.2%以上とする。一方、Cuを過剰に含有させると、HAZの靱性が低下することがあるため、Cu量の上限は2.0%以下が好ましい。より好ましくはCu量を1.3%以下、更に好ましくは0.7%以下とする。
Crは、耐炭酸ガス腐食性や焼入れ性の向上に寄与する元素であり、0.05%以上を含有させてもよい。より好ましくはCr量を0.1%以上とする。一方、Crを過剰に含有させると、HAZの靱性が低下することがあるため、Cr量の上限は1.5%以下が好ましい。より好ましくはCr量を1.0%以下、更に好ましくは0.5%以下とする。
Moは、母材の強度と靱性を向上させる元素であり、0.02%以上を含有させてもよい。より好ましくはMo量を0.05%以上とする。一方、Mo量が過剰であると、HAZの硬度が高くなり、靱性と耐SSC性を損なうことがあるため、Mo量を0.5%以下とすることが好ましい。より好ましくは、Mo量を0.3%以下、更に好ましくは0.2%以下とする。
Vは、焼戻工程で炭窒化物を析出し、母材の強度の向上に寄与する元素であり、0.015%以上を含有させてもよい。より好ましくはV量を0.02%以上とする。一方、0.10%超のVを添加しても効果が飽和し、靱性劣化を招くことがあるため、V量を0.10%以下とすることが好ましい。より好ましくは、V量を0.08%以下、更に好ましくは0.05%以下とする。
Bは、微量の添加で焼入れ性を向上させる元素であり、母材の強度を向上させるために0.0003%以上を含有させてもよい。より好ましくは、B量を0.0005%以上、更に好ましくは0.0010%以上とする。一方、B量が0.005%を超えると、粗大な硼化合物が析出し、靭性が劣化することがあるため、B量を0.005%以下とすることが好ましい。より好ましくは、B量を0.004%以下、更に好ましくは0.002%以下とする。
Nbは、組織を微細化して低温靭性を向上させる元素であり、0.01%以上を含有させてもよい。より好ましくはNb量を0.02%以上とする。一方、Nbを過剰に添加すると粗大な炭化物や窒化物を形成し、靭性を低下させることがあるため、Nb量を0.10%以下とすることが好ましい。より好ましくはNb量を0.08%以下、更に好ましくは0.05%以下とする。
Tiは、脱酸に利用すると、Al、Ti、Mnからなる酸化物相を形成し、組織を微細化する効果が得られることから、0.01%以上のTiを含有させてもよい。より好ましくはTi量を0.02%以上とし、更に好ましくはTi量を0.03%以上とする。一方、Ti量が0.1%を超えると、Ti酸化物やTi−Al酸化物が形成されて分散密度が低下し、小入熱の溶接熱影響部の組織を微細化する効果が低下することがあるため、Ti量は0.1%以下が好ましい。より好ましくはTi量を0.07%以下、更に好ましくは0.03%以下とする。
Caは、鋼中のSと反応して溶鋼中で酸硫化物(オキシサルファイド)を形成する元素であり、圧延方向に延伸したMnSの生成を抑制して靱性を向上させるために、0.0003%以上を含有させてもよい。より好ましくはCa量を0.0005%以上とする。一方、Ca量が0.004%を超えると、靱性の劣化を招くことがあるので、Ca量は0.004%以下が好ましい。より好ましくはCa量を0.003%以下、更に好ましくは0.002%以下とする。
Mgは、微細なMg含有酸化物を生成する元素であり、γ粒径を微細化する効果を得るために0.0002%以上を含有させてもよい。より好ましくはMg量を0.0003%以上とする。一方、Mg量が0.002%を超えると、酸化物が多くなりすぎて延性低下をもたらすことがあるので、Mg量を0.002%以下とすることが好ましい。より好ましくはMg量を0.0010%以下とする。
REM(希土類元素)は、溶接熱影響部の組織を微細化し、また、Caと同様、硫化物の形態の制御に有効な元素であり、0.0002%以上含有させることが好ましい。より好ましくはREM量を0.0003%以上とする。一方、REMを過剰に含有させると、介在物を形成し、清浄度を低下させ、靱性を損なうことがあるため、REM量は0.002%以下が好ましい。より好ましくはREM量を0.001%以下とする。
B−1.板厚(1/4)t位置の残留γ量:3.0体積%以上
本発明の低温用厚鋼板は、焼入れ性を向上させるNiの含有量が多いため、マルテンサイト組織を主体とする金属組織となる。マルテンサイト組織が主体であるとは、分率が最大の相がマルテンサイトであることを意味する。また、残留γとマルテンサイト組織のほかに、25%体積%以下のベイナイト組織などが存在しても、厚鋼板の脆性き裂伝ぱ停止特性に影響を及ぼすことはない。
セメンタイトは、鋼の素地(マトリックス)との界面でのひずみ集中によって脆性破壊を助長するため、特に粗大なセメンタイトの生成を抑制することが望ましく、セメンタイトの平均円相当径を1μm以下にすることが必要である。また、平均円相当径の微細化に加えて、セメンタイトの粒子径と数密度も制御する必要がある。これは、円相当径が1μm以下のセメンタイトであっても、粒子が近接していると微小なき裂が連結し、脆性破壊が助長されるためである。より好ましくはセメンタイトの平均円相当径を0.5μm以下とする。セメンタイトが原因となる脆性破壊を抑制するために、円相当径が0.5μm以上のセメンタイトを10000個/mm2以下にする必要があり、好ましくは5000個/mm2以下とする。セメンタイトの平均円相当径、及び、円相当径が0.5μm以上のセメンタイト数密度は、透過型電子顕微鏡によって測定することができる。
本発明の低温用厚鋼板は、加熱工程(工程1)、圧延工程(工程2)、焼入工程(工程3、工程3’)、焼戻工程(工程4)を経て製造することができる。ただし、以下の製造方法に限定されるものではない。熱間圧延に供する鋼片については、格別にその鋳造条件を規定するものではなく、造塊−分塊スラブを鋼塊として用いてもよいし、連続鋳造スラブを用いてもよい。製造効率、歩留り及び省エネルギーの観点からは、連続鋳造スラブを用いることが好ましい。
熱間圧延前に鋼片を加熱する加熱工程では、加熱温度をAc3点〜1000℃に制御するのが好ましい。加熱温度は、組織をオーステナイト変態させるためAc3点以上とすることが好ましい。より好ましくは、鋼片の変形抵抗を小さくして、圧延工程でのロールへの負荷を抑制するために、加熱温度を850℃以上とする。一方、加熱温度が高いほど組織が粗大化するため、1000℃以下にすることが好ましい。
圧延工程では、加熱工程で加熱した鋼片の熱間圧延を行う。圧延工程では、熱間圧延によって変形帯を積極的に組織中に導入し、組織を微細化するため、仕上圧延温度が850℃以下となるようにして熱間圧延を行うことが好ましい。一方、仕上圧延温度の下限は、変形抵抗が大きくなり過ぎないように、650℃以上とすることが好ましい。なお、熱間圧延中の温度は、被圧延材(鋼片又は厚鋼板)の表面温度を測定して求めればよい。
焼入工程は、組織の粗大化を防止するために、焼入開始温度を二相域温度とし、冷却速度を3℃/s以上にすることが好ましい。また、焼入工程は、熱間圧延後、そのまま、厚鋼板をAr1点〜Ar3点に冷却した後、焼入れる工程(工程3)、又は、一旦、Ar1点未満に冷却した後、Ac1点〜Ac3点に再加熱して焼入れる工程(工程3’)の何れかを選択することができる。焼入れの方法はスプレー法など手段を問わない。また、冷却停止温度は250℃以下とすることが好ましい。なお、焼入工程の冷却速度は、厚鋼板の板厚tの中心部、すなわち、板厚(1/2)t位置での冷却速度である。
焼戻工程では、焼入れによって生じたマルテンサイト中の歪みを除去するため、厚鋼板を[Ac1点+80℃]以下の温度に加熱する。焼戻しを[Ac1点+80℃]以下の温度で行うことにより、焼入れままのマルテンサイト組織を高靭性化し、残留γ量を増加させることができる。なお、効果的に歪みを除去するためには、焼戻工程の加熱温度を500℃以上とすることが好ましく、保持時間を下記(1)式のt1(分)以上とすることが好ましい。
t1=350−5×[Ni]+0.4×t−0.5×Tt ・・・ (1)式
T1=237−1170×[C]+137×[Si] ・・・ (2)式
ここで、[C]、[Si]、[Ni]は、それぞれ、C、Si、Niの含有量(質量%)、tは板厚(mm)である。
Claims (6)
- 質量%で、
C:0.01〜0.12%、
Si:0.01〜0.30%、
Mn:0.4〜2.0%、
Ni:5.0%を超え8.0%未満、
Al:0.002〜0.08%
を含有し、
P:0.05%以下、
S:0.008%以下、
N:0.0050%以下
に制限し、残部はFe及び不純物からなり、
マルテンサイト主体の金属組織を有し、
板厚方向で鋼板の表面から板厚の1/4の部位での残留γ量が3.0体積%以上、15.0体積%以下であり、
かつセメンタイトの平均円相当径が1μm以下であり、円相当径が0.5μm以上のセメンタイトの粒子数密度が10000個/mm2以下である
ことを特徴とする低温用厚鋼板。 - 更に、質量%で、
Cu:2.0%以下、
Cr:1.5%以下、
Mo:0.5%以下、
V:0.10%以下、
B:0.005%以下
の1種又は2種以上を含有することを特徴とする請求項1に記載の低温用厚鋼板。 - 更に、質量%で、
Nb:0.10%以下、
Ti:0.10%以下
の一方又は両方を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の低温用厚鋼板。 - 更に、質量%で、
Ca:0.004%以下、
Mg:0.002%以下、
REM:0.002%以下
の1種又は2種以上を含有することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の低温用厚鋼板。 - 請求項1〜4の何れか1項に記載の化学組成を有する鋼片に、下記[工程1]〜[工程4]の工程を施すことを特徴とする低温用厚鋼板の製造方法。
[工程1]鋼片をAc3〜1000℃に加熱する工程。
[工程2]前記加熱後の鋼片を熱間圧延し、650〜850℃の仕上温度で熱間圧延を終了する工程。
[工程3]前記熱間圧延後、厚鋼板をAr1〜Ar3の焼入開始温度まで冷却し、250℃以下まで3℃/s以上の冷却速度で冷却する工程。
[工程4]前記厚鋼板を、Ac1点+80℃以下の焼戻温度Tt(℃)に加熱し、下記式(1)によって求められるt1(分)以上の時間保持した後、1℃/s以上の冷却速度で、下記(2)式を満足する温度T1(℃)以下まで冷却する工程。
t1=350−5×[Ni]+0.4×t−0.5×Tt ・・・ (1)式
T1=237−1170×[C]+137×[Si] ・・・ (2)式
ここで、[C]、[Si]、[Ni]は、それぞれ、C、Si、Niの含有量(質量%)、tは板厚(mm)である。 - 前記[工程3]に代えて、下記[工程3’]の工程を施すことを特徴とする請求項5に記載の低温用厚鋼板の製造方法。
[工程3’]前記熱間圧延後、厚鋼板をAr1未満に冷却し、Ac1〜Ac3の焼入開始温度に再加熱し、250℃以下まで3℃/s以上の冷却速度で冷却する工程。
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