JP6492458B2 - 太陽光発電システム及びパネル洗浄方法 - Google Patents

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Description

本発明は太陽光発電システムに関し、特に、太陽光発電パネルの受光面の洗浄に関する。
太陽光発電パネルは、自然環境に晒されているため、表面(受光面)が汚れる。汚れは、発電効率の低下に繋がる。特に、集光型で太陽を追尾する太陽光発電装置は、表面が汚れると発電効率が大きく(例えば20%程度)低下する場合がある。例えば、砂漠地方に設置された太陽光発電装置は、表面に塵埃が堆積し、結露と相まって粘着状態になると自然には取れず、発電効率の低下を招く。
そこで、表面のクリーニング機能を設けた太陽光発電装置が提案されている(例えば、特許文献1の図2,特許文献2の図1,図2参照。)。
これらの先行技術では、いずれも、ブラシが表面を移動してクリーニングを行う構成である。
特開2011−249667号公報 特開2012−124303号公報
しかしながら、ブラシ及びこれを駆動するクリーニング装置を太陽光発電パネル全体に取り付けるのは、構造が複雑化してコストが高くなる。また、故障も生じやすいので、保守点検も頻繁に行わなければならない。
かかる従来の問題点に鑑み、本発明は、複雑なクリーニング装置を設けることなく、簡易に洗浄機能を実現する太陽光発電システム及びパネル洗浄方法を提供することを目的とする。
本開示は、以下の発明を含む。但し、本発明は、特許請求の範囲によって定められるものである。
本発明の太陽光発電システムは、支持部と、方位角及び仰角のそれぞれについて任意の角度の姿勢をとり得るよう、前記支持部に支持された太陽光発電パネルと、前記太陽光発電パネルの姿勢を変える駆動装置と、発電時には、前記駆動装置により前記太陽光発電パネルを駆動して太陽の光を当てるとともに、洗浄モードを実行するときは、前記太陽光発電パネルが、その受光面への付着物を雨、風、結露、重力を含む自然現象の少なくとも一部の利用により除去し易い姿勢になるよう前記駆動装置を制御する制御装置と、を備えている。
また、本発明のパネル洗浄方法は、支持部と、方位角及び仰角のそれぞれについて任意の角度の姿勢をとり得るよう、前記支持部に支持された太陽光発電パネルと、前記太陽光発電パネルの姿勢を変える駆動装置とを備えた太陽光発電装置についてのパネル洗浄方法であって、洗浄モードを実行するときは、前記駆動装置を制御することにより、前記太陽光発電パネルが、その受光面への付着物を雨、風、結露、重力を含む自然現象の少なくとも一部の利用により除去し易い姿勢にするパネル洗浄方法である。
本発明によれば、複雑なクリーニング装置を設けることなく、簡易に洗浄機能を実現する太陽光発電システム及びパネル洗浄方法を提供することができる。
1基分の、集光型の太陽光発電装置の正面図である。 1基分の、集光型の太陽光発電装置の側面図である。 集光型の太陽光発電モジュールの一例を拡大して示す斜視図(一部破断)である。 1個のフレネルレンズと、セルとの光学的な関係を示す斜視図である。 自然現象として重力と風とを利用する洗浄モードのパターン1を示す図である。 自然現象として雨、風、重力を利用する洗浄モードのパターン2を示す図である。 自然現象として結露、重力を利用する洗浄モードのパターン3を示す図である。 集光型の太陽光発電装置の姿勢制御に関するシステム部分を含む、太陽光発電システムの一例を示す図である。 洗浄工程を実行するためのフローチャートである。 太陽光発電システムの、システム構成の他の例を示す図である。 図8の構成に、加振装置を付加した構成を示す図である。
[実施形態の要旨]
本発明の実施形態の要旨としては、少なくとも以下のものが含まれる。
(1)この太陽光発電システムは、支持部と、方位角及び仰角のそれぞれについて任意の角度の姿勢をとり得るよう、前記支持部に支持された太陽光発電パネルと、前記太陽光発電パネルの姿勢を変える駆動装置と、発電時には、前記駆動装置により前記太陽光発電パネルを駆動して太陽の光を当てるとともに、洗浄モードを実行するときは、前記太陽光発電パネルが、その受光面への付着物を雨、風、結露、重力を含む自然現象の少なくとも一部の利用により除去し易い姿勢になるよう前記駆動装置を制御する制御装置と、を備えている。
上記(1)のような太陽光発電システムでは、洗浄モードを実行するとき制御装置が駆動装置を動作させて、太陽光発電パネルは、その受光面への付着物を自然現象の利用により除去し易い姿勢になる。従って、例えば、雨、風、結露、重力等、自然現象を利用した受光面の洗浄を行うことができる。
(2)また、(1)の太陽光発電システムにおいて、前記制御装置は、少なくとも雨及び風に関する気象情報を外部の情報源から取得し、前記洗浄モードのスケジューリングを行い、当該スケジューリングに基づいて前記駆動装置を制御するようにしてもよい。
この場合、外部の情報源から信頼性の高い気象情報を取得することにより、洗浄モードを計画的に行うことができる。また、太陽光発電パネル側には、雨や風に対するセンサ等を設ける必要が無い。
(3)また、(1)の太陽光発電システムにおいて、降雨センサ及び風向風速センサを備え、前記制御装置は、これらのセンサ出力に基づいて前記駆動装置を制御するようにしてもよい。
この場合、太陽光発電パネルが設置されている現場の気象状況に応じて、洗浄モードを臨機応変に行うことができる。
(4)また、(1)〜(3)のいずれかの太陽光発電システムにおいて例えば、前記洗浄モードでは、斜め下向きにした前記受光面に風が当たる姿勢をとることができる。
この場合、斜め下向きにすることで受光面に付着した塵埃等の付着物の自然落下を促進し、さらに、風が当たることで塵埃等を強制的に落下させることができる。
(5)また、(1)〜(3)のいずれかの太陽光発電システムにおいて例えば、前記洗浄モードでは、斜め上向きにした前記受光面に降雨及び風を当てる姿勢をとることができる。
この場合、斜め上向きにした受光面への降雨により、受光面に付着した塵埃等の付着物を洗い流し、さらに風によって、洗い流す効果を高めることができる。
(6)また、(1)〜(3)のいずれかの太陽光発電システムにおいて例えば、前記洗浄モードでは、夜間から明け方まで、前記受光面を真上に向けて水平に保ち、その後前記受光面を立てて結露水を落下させることができる。
この場合、真上を向けた受光面に蓄積する結露水を、受光面を立てることで受光面に付着した塵埃等の付着物とともに洗い流すことができる。
(7)また、(1)〜(6)のいずれかの太陽光発電システムにおいて、前記受光面には、親水性又は撥水性の層が形成されていることが好ましい。
この場合、洗浄モードでの付着物の除去を促進することができる。
(8)また、(1)〜(7)のいずれかの太陽光発電システムにおいて、前記洗浄モードのとき、前記太陽光発電パネルを微振動させる加振装置が設けられていてもよい。
この場合、加振装置で太陽光発電パネルを微振動させることにより、洗浄モードでの付着物の除去を促進することができる。
(9)一方、パネル洗浄方法としての観点からは、支持部と、方位角及び仰角のそれぞれについて任意の角度の姿勢をとり得るよう、前記支持部に支持された太陽光発電パネルと、前記太陽光発電パネルの姿勢を変える駆動装置とを備えた太陽光発電装置についてのパネル洗浄方法であって、洗浄モードを実行するときは、前記駆動装置を制御することにより、前記太陽光発電パネルが、その受光面への付着物を雨、風、結露、重力を含む自然現象の少なくとも一部の利用により除去し易い姿勢にするパネル洗浄方法である。
上記(9)のような洗浄方法によれば、洗浄モードを実行するとき太陽光発電パネルは、その受光面への付着物を自然現象の利用により除去し易い姿勢になる。従って、例えば、雨、風、結露、重力等、自然現象を利用した受光面の洗浄を行うことができる。
[実施形態の詳細]
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
《太陽光発電装置》
図1及び図2はそれぞれ、1基分の、集光型の太陽光発電装置の正面図及び側面図である。図1において、太陽光発電装置100は、左右2翼に分かれたパネルを備える太陽光発電パネル1と、その支持部2と、支持部2を鉛直に地面に固定する架台3とを備えている。架台3は、地面に固定されている。支持部2の上端の、太陽光発電パネル1の支持点には、二軸ドライブ2dが設けられている。この二軸ドライブ2dにより、太陽光発電パネル1は、図のX軸に平行な軸2xを中心とする仰角方向の回動と、Z軸に平行な支持部2を中心とする方位角方向の回動とが可能である。なお、広義の「支持部」は、支持部2のみならず、二軸ドライブ2dや架台3も含む。
回動範囲として、軸2xを中心とした仰角方向の場合は、太陽光発電パネル1をZ方向の真上(天頂)に向けた水平な姿勢(0度)から、鉛直姿勢(90度)を経て、Z方向の真下を向けた水平な姿勢(180度)まで、180度の回動が、双方向に(つまり360度)可能である。支持部2を中心とする回動も、360度可能である。このように360度の回動が可能となるのは、回動の妨げとならないように、両翼のパネル間の隙間に、支持部2や二軸ドライブ2dが設けられているからである。このようにして太陽光発電パネル1は、方位角及び仰角のそれぞれについて任意の角度の姿勢をとり得るように、支持部2に支持されている。
図2は、仰角方向への回動の様子の一例を示している。支持部2には、駆動装置4が設けられている。駆動装置4は、二軸ドライブ2dの内蔵モータを駆動するための駆動回路を有している。各軸のモータ(ステッピングモータ)の動作により、太陽光発電パネル1は、方位角、仰角のそれぞれについて任意の角度の姿勢をとることができる。
図1に戻り、太陽光発電パネル1の各翼は、例えば縦9×横10の太陽光発電モジュール1Mをマトリクス状に並べて構成されている。従って、両翼の太陽光発電パネル1で、180個の太陽光発電モジュール1Mが存在している。
《太陽光発電モジュール》
図3は、集光型の太陽光発電モジュール(以下、単にモジュールとも言う。)1Mの一例を拡大して示す斜視図(一部破断)である。図において、モジュール1Mは、平底の底面11aを有するバット状の筐体11と、底面11aに接して複数列に並べるように配置されたフレキシブルプリント配線板12と、筐体11の鍔部11bに、蓋のように取り付けられた集光部13とを、主要な構成要素として備えている。筐体11は、金属製である。
フレキシブルプリント配線板12は、細片フィルム状の絶縁基材に、回路パターンを構成する導電体層を設けたものであり、その上に、セル12cその他の電子部品が実装されている。セル12cとしては、耐熱性を有する発電効率の高い太陽電池が用いられる。
集光部13は、フレネルレンズアレイであり、太陽光を集光するフレネルレンズ13fがマトリックス状に複数個(例えば縦16×横12で、192個)並んで形成されている。このような集光部13は、例えば、ガラス板を基材として、その裏面(内側)にシリコーン樹脂膜を形成したものとすることができる。フレネルレンズ13fは、この樹脂膜に形成される。フレネルレンズ13fの総数及び配置は、セル12cの総数及び配置と同じであり、互いに光軸を一致させるように、一対一に対応している。筐体11の外面には、モジュール1Mの出力を取り出すためのコネクタ14が設けられている。
図4は、1個のフレネルレンズ13fと、セル12cとの光学的な関係を示す斜視図である。フレネルレンズ13fの光軸Axは、セル12cの中心と交差する。フレネルレンズ13fに対して太陽光が入射角0度で入射すると、フレネルレンズ13fで収束させられた光は、セル12cに集まり、セル12cが発電する。日中、太陽光発電パネル1(図1)が太陽を正確に追尾すれば、常にこのような光学的関係となり、効率よく発電が行われる。
《洗浄モード》
次に、発電とは別に実行される洗浄モードについて説明する。洗浄モードを実行するときは、駆動装置4により、太陽光発電パネル1が、受光面への付着物を自然現象の利用により除去し易い姿勢になるようにする。駆動装置4を制御するのは、制御装置であり、これについては後述する。自然現象とは、主に、雨、風、結露、重力である。
洗浄モードは、基本的には、発電しない夜間に実行される。但し、日中でも、例えば、雲が深く垂れ込めて十分な発電ができず、かつ、雨が降っているか又は所定の強さ以上の風が吹いているときには実行することができる。
《洗浄モードのパターン1》
図5は、自然現象として重力と風とを利用する洗浄モードのパターン1を示す図である。この場合、太陽光発電パネル1の受光面1aは、斜め下を向いている。また、単に斜め下というだけではなく、風(横風)が受光面1aに当たるように、斜め下を向いている。斜め下に向けることで、受光面1aに堆積した塵埃等の付着物が自然落下するのを促進することができる。また、風を受けることにより、風が受光面1aに沿って図の矢印に示すように流れるので、受光面1aに付着した塵埃等を強制的に落下させることができる。
例えば砂漠のような、雨が少なく砂ぼこりの多い地域に設置した太陽光発電パネル1では、このような洗浄モードの実行が有効である。この場合、風は、所定の風速が必要であり、また、風が吹いてくる方向・時間の情報が必要である。なお、「斜め下」の角度範囲は、受光面1aが真下を向いて水平である状態(180度)と、受光面1aが鉛直に立っている状態(90度)の間の範囲である。受光面1aが水平に近いほど塵埃等は自然落下しやすいが、風圧を受けにくいので塵埃等を除去する(剥がす)効果が少なくなる。逆に、受光面1aが鉛直に近づくほど風圧を強く受けるが、風が受光面1aに沿って流れにくいので、塵埃等を除去する効果が薄れる。
なお、図5と類似するパターンとしては、受光面1aをほぼ鉛直に立てて、受光面1aに対して斜め方向から風を受けることも可能である。
《洗浄モードのパターン2》
図6は、自然現象として雨、風、重力を利用する洗浄モードのパターン2を示す図である。この場合、太陽光発電パネル1の受光面1aは、斜め上を向いている。また、単に斜め上というだけではなく、風(横風)が受光面1aに斜めから当たるような方位を向いている。なお、風は、受光面1aが向いている方位から当たってもよいが、斜めから当たることが好ましい。
まず、受光面1aを斜め上に向けることで、降雨により、受光面1aの塵埃等の付着物は洗い流され、落下する。また、風を受けることにより、風が受光面1aに沿って流れ、水流の撹拌効果を与えるので、受光面1aに付着した塵埃等を洗い流す効果を高めることができる。
この場合、降雨の時間を捉えて、このような姿勢をとる必要がある。また、所定の風速の風があれば、風が吹いてくる方向・時間の情報が必要である。なお、「斜め上」の角度範囲は、受光面1aが真上を向いて水平である状態(0度)と、受光面1aが鉛直になっている状態(90度)の間の範囲である。受光面1aが水平に近いほど受ける雨の総量が多くなるが、流速が出ないので、塵埃等を洗い流す効果が薄れる。また、風は通りやすいが、風圧を受けにくいので風による撹拌効果が少なくなる。逆に、受光面1aが鉛直に近づくほど雨の流速が早くなり、塵埃等除去効果は得られるが、受ける雨の総量が少なくなる。風による撹拌効果も出にくくなる。なお、雨のみでも一定の塵埃等除去効果は得られるので、洗浄モードのパターン2は、風が無いか又は風が弱い場合でも、適用可能である。
《洗浄モードのパターン3》
図7は、自然現象として結露、重力を利用する洗浄モードのパターン3を示す図である。この場合、まず夜間には(a)に示すように、太陽光発電パネル1の受光面1aは、真上を向いて水平である(夜間の通常姿勢)。この状態で、気温が下がると、受光面1aに多量の結露が生じる。水平であるため、結露水は表面張力で受光面1aに溜まっている。溜まった状態の結露水は、受光面1aの表面にこびりついた汚れを柔らかくして取れやすくする。次に、朝が近づくと、(b)に示すように受光面1aを斜め上向きにする。これにより、結露水が塵埃等の付着物とともに流れ落ちる。結露水が流れ落ち、日が昇ると、(c)に示すように太陽を追尾する通常の発電状態とする。
《受光面のコーティング》
上記のような洗浄モード1〜3の実行による洗浄効果をより高めるためには、塵埃等の汚れが受光面1aから取れやすくするための低摩擦コーティングを施すことが好ましい。
コーティング剤として超親水性塗膜(例えば、SiO)を形成すると、結露水や降雨により汚れを洗い流す効果が高められる。また、超撥水性塗膜(フッ素系塗膜や微細な凹凸のある塗膜)を形成すると、汚れの付着を減らす効果が得られる。
このような親水性又は撥水性の層により、洗浄モードでの付着物の除去を促進することができる。
《洗浄モードの制御を含む太陽光発電システム》
次に、上に例示した洗浄モードの制御を実行することができる太陽光発電システムについて説明する。
図8は、集光型の太陽光発電装置100の姿勢制御に関するシステム部分を含む、太陽光発電システム200の一例を示す図である。図において、集光型の太陽光発電装置100は、前述のように、太陽の追尾動作のための駆動装置4を備えている。駆動装置4は、仰角(elevation)方向への駆動用のステッピングモータ4e、方位角(azimuth)方向への駆動用のステッピングモータ4aと、これらを駆動する駆動回路4dとを備えている。これらのステッピングモータ4e,4aは、二軸ドライブ2dに内蔵されている。
なお、ステッピングモータは一例に過ぎず、他の動力源でもよい。
太陽光発電装置100には、太陽光発電パネル1の空きスペース等を利用するか又はその近傍に、追尾センサ5及び日射計6が設けられている。日射計6の出力信号は、制御装置8の制御部81に入力される。また、太陽光発電パネル1の発電電力は、電力計7で検知することができ、制御部81には検知した電力を示す信号が入力される。駆動装置4は、太陽光発電パネル1の設置場所の緯度、経度を記憶し、また、時計機能を有している。駆動装置4は、追尾センサ5の出力信号と、緯度・経度・時刻から演算される太陽の位置とに基づいて、太陽光発電パネル1が常に太陽に向くよう、追尾動作を行う。但し、追尾センサ5は設けない場合もある。その場合には、緯度・経度・時刻から演算される太陽の位置にのみ基づいて追尾動作が行われる。
制御装置8は、通常、太陽光発電装置100から離れて設けられる。制御装置8内には、制御部81の他、気象情報格納部82、及び、洗浄工程スケジュール部83が存在する。制御装置8は、コンピュータ、メモリ、補助記憶装置等を用いて機能的に各部(81〜83)を構成することができる。気象情報格納部82には、外部データソース9から、太陽光発電装置100が設置されている場所の、局所的な気象情報が提供される。制御装置8と外部データソース9とは、例えばインターネットを介して接続される。外部データソース9とは、設置する国や地域によって異なるが、例えば国・地方公共団体の機関又は民間気象情報会社が提供する気象予報データソースである。
洗浄工程スケジュール部83は、気象情報格納部82に格納された情報に基づいて洗浄工程をスケジューリングする。制御部81は、洗浄工程スケジュール部83が用意した洗浄工程のスケジュールに基づいて、駆動装置4を駆動し、太陽光発電装置100に洗浄モードを実行させる。
図9は、洗浄工程を実行するためのフローチャートの一例である。このフローチャートの処理は、定期的に実行される。フローチャートの実行主体は、制御装置8である。
まず、ステップS1において制御装置8は、外部データソース9から最新の気象情報を取得し、気象情報格納部82に格納する。次に制御装置8は、取得した気象情報に基づいて洗浄工程のスケジューリングを行う(ステップS2)。なお、洗浄工程を実行するのは一般には夜間であるが、まれに日中でも可能であるため、ここでは、夜間のみならず日中も含めたスケジューリングを行う例について説明する。
例えば所定の強さ以上の風が吹くと予想される時間帯があれば、その時間帯と風向きとに基づくパターン1(図5)の姿勢の洗浄モードを実行する予定を立てる。
また、降雨が予想される場合は、その時間帯にパターン2(図6)の姿勢の洗浄モードを実行する予定を立てる。さらに所定の強さ以上の風も予想される場合は、その風が好適な角度(斜め)から当たるように方位角も考慮した、パターン2の姿勢の洗浄モードを実行する予定を立てる。
また、雨も、所定の強さの風も予想されない場合は、夜間に、パターン3(図7)の洗浄モードを実行する予定を立てる。
次に、制御装置8は、現在、日中か夜間かを判定する(ステップS3)。制御装置8は、例えば内蔵する時計機能により、これを判定することができる。また、発電電力や、日射計6の出力によっても、判定可能である。
ステップS3での判定結果が「日中」であれば、制御装置8は、一定出力以上で発電中か否かを判定する(ステップS8)。この判定結果は、通常は「Yes」となり、処理終了となる。すなわち、この場合には、洗浄モードは実行されない。
一方、ステップS3において「夜間」の場合には、制御装置8は、洗浄工程の開始時期か否かを判定する(ステップS4)。ここで、まだ時間的に開始時期ではない場合には、制御装置8は、一旦処理を終了する。そして、次に当該フローチャートを実行するとき、気象情報が同じであれば、同様に、制御装置8はステップS4に達する。気象情報は随時変化する可能性があるので、このようにして、最新の気象情報に基づいてスケジューリングした洗浄工程を実行することができる。
洗浄工程の開始時期になった場合は、制御装置8は、洗浄工程を実行し(ステップS5)、終了させる(ステップS6)。その後、制御装置8は、太陽光発電パネル1の姿勢を元に戻す(ステップS7)。夜間であれば、受光面1aを真上に向けた水平姿勢である。これにより、当該フローチャートの処理終了となる。
なお、日中でもまれに、暗くなって一定出力以上で発電できない場合がある(ステップS8の「No」)。このような場合は、制御装置8は、日中の洗浄工程がスケジューリングされているか否かを判定する(ステップS9)。すなわち、雨や風によって、パターン1(図5)又はパターン2(図6)の洗浄モードが実行できる場合である。パターン3は夜間専用であるため、日中の洗浄モードにはなり得ない。ステップS9で「No」の場合は、処理終了となり、また、「Yes」の場合はステップS4〜S7の処理が実行される。
《まとめ》
以上のように、本実施形態の太陽光発電システムでは、発電時には、駆動装置4により太陽光発電パネル1を駆動して太陽の光を当てるとともに、洗浄モードを実行するときは、太陽光発電パネル1が、その受光面1aへの付着物を雨、風、結露、重力を含む自然現象の少なくとも一部の利用により除去し易い姿勢になるよう駆動装置4を制御する制御装置8を備えている。
これにより、洗浄モードを実行するとき制御装置8が駆動装置4を動作させて、太陽光発電パネル1は、その受光面1aへの付着物を、自然現象の利用により除去し易い姿勢になる。従って、雨、風、結露、重力等、自然現象を利用した受光面1aの洗浄を行うことができる。これにより、複雑なクリーニング装置を設けることなく、簡易に洗浄機能を実現する太陽光発電システムを提供することができる。
このようなシステムは、特に、水道水による洗浄ができないか又は困難な場所、あるいは、水道料金が高い国や地域に設置された太陽光発電パネルの洗浄に好適である。
また、制御装置8は、気象情報を外部の情報源(外部データソース9)から取得し、洗浄モードのスケジューリングを行い、当該スケジューリングに基づいて駆動装置4を制御するが、信頼性の高い気象情報を取得することにより、洗浄モードを計画的に行うことができる。また、太陽光発電パネル側には、雨や風に対するセンサ等を設ける必要が無い。
また、本実施形態は、太陽光発電装置100についてのパネル洗浄方法でもある。すなわち、洗浄モードを実行するときは、駆動装置4を制御することにより、太陽光発電パネル1が、その受光面1aへの付着物を雨、風、結露、重力を含む自然現象の少なくとも一部の利用により除去し易い姿勢にするパネル洗浄方法である。
かかる洗浄方法によれば、洗浄モードを実行するとき太陽光発電パネル1は、その受光面1aへの付着物を自然現象の利用により除去し易い姿勢になる。従って、例えば、雨、風、結露、重力等、自然現象を利用した受光面1aの洗浄を行うことができる。これにより、複雑なクリーニング装置を設けることなく、簡易に洗浄機能を実現するパネル洗浄方法を提供することができる。
《システム構成の他の例》
図10は、太陽光発電システムの、システム構成の他の例を示す図である。図8と異なるのは、気象情報の情報源が外部データソースではなく、自前のセンサ出力に基づく点であり、その他の構成は同様である。すなわち、雨に関しては降雨センサ91、風向き及び風量に関しては風向風速センサ92からセンサ出力が制御装置8の気象情報格納部82に提供される。また、温湿度計93から温度及び湿度に関するセンサ出力が制御装置8の気象情報格納部82に提供される。
この場合、雨や風の予報に基づいて予め洗浄工程のスケジューリングを行うことはできない。しかし、制御装置8は、降雨センサ91及び風向風速センサ92のセンサ出力に基づいて洗浄モードのパターン1又は2を実行できる状態(夜間又は、日中でも十分に発電できない状態)であれば直ちに実行するスケジューリングを行って、駆動装置4に指令を送り、太陽光発電パネル1は洗浄モードの姿勢をとる。
これにより、受光面1aの洗浄を行うことができる。また、降雨センサ91及び風向風速センサ92のセンサ出力に基づいて、洗浄モードのパターン1又は2のいずれも実行できる状態でなくなった場合は、制御装置8及びその指令を受けた駆動装置4は、太陽光発電パネル1を、元の姿勢に戻す。こうして、太陽光発電パネル1が設置されている現場の気象状況に応じて、洗浄モードを臨機応変に行うことができる。
一方、温湿度計93からのセンサ出力に基づいて、夜間から朝方にかけて結露が発生することの予測を行うことができる。従って、このような結露が予測される場合は、洗浄モードのパターン3のスケジューリングを行い、実行することができる。なお、夜間から朝方の時間帯に限らず、気温の急変等により結露が発生し易い状況が予測される場合にも、洗浄モードのパターン3を実行することが可能である。
なお、図10の構成(降雨センサ91、風向風速センサ92及び温湿度計93を設ける。)を、図8の構成に併用することも可能である。
《その他》
なお、上記の実施形態では、集光型の太陽光発電に関して説明したが、上述の洗浄モードの適用は、集光型に限定されない。例えば、集光型でない一般的な太陽光発電装置であっても、図1と同様な回動メカニズムを装備すれば、自然現象を利用した洗浄モードの実行が可能となる。
また、上記の実施形態では自然現象のみを利用した洗浄モードの実行について説明したが、自然現象に加えて、例えば太陽光発電パネル1を微振動させる加振装置を設け、洗浄モードでは加振により、受光面1aの付着物の除去を促進することができる。このような加振装置は、例えば携帯電話等のバイブレーション機能を実現する構成を少し大型化したものにより、容易に実現することができる。
図11は、図8の構成に、加振装置20を付加した構成を示す図である。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 太陽光発電パネル
1a 受光面
1M 太陽光発電モジュール
2 支持部
2d 二軸ドライブ
2x 軸
3 架台
4 駆動装置
4a、4e ステッピングモータ
4d 駆動回路
5 追尾センサ
6 日射計
7 電力計
8 制御装置
9 外部データソース
11 筐体
11a 底面
11b 鍔部
12 フレキシブルプリント配線板
12c セル
13 集光部
13f フレネルレンズ
14 コネクタ
20 加振装置
81 制御部
82 気象情報格納部
83 洗浄工程スケジュール部
91 降雨センサ
92 風向風速センサ
93 温湿度計
100 太陽光発電装置
200 太陽光発電システム

Claims (8)

  1. 支持部と、
    方位角及び仰角のそれぞれについて360度の範囲内の任意の角度の姿勢をとり得るよう、前記支持部に支持された集光型太陽光発電パネルと、
    前記集光型太陽光発電パネルの姿勢を変える駆動装置と、
    発電時には、前記駆動装置により前記集光型太陽光発電パネルを駆動して太陽の光を当てるとともに、一定出力以上の発電が得られない場合には洗浄モードを実行しうる制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記洗浄モードを実行するときは、前記集光型太陽光発電パネルが、その受光面への付着物を風、重力を同時に利用することにより除去し易い姿勢になるように、かつ、前記受光面に対して斜めに風が当たる姿勢になるよう前記駆動装置を制御し、所定時間その姿勢を保って前記付着物が除去され重力により自然落下することを促した後、前記集光型太陽光発電パネルを元の姿勢に戻
    前記集光型太陽光発電パネルは、前記洗浄モードにおいて、斜め下向きにした前記受光面に風が当たる姿勢をとる
    太陽光発電システム。
  2. 支持部と、
    方位角及び仰角のそれぞれについて360度の範囲内の任意の角度の姿勢をとり得るよう、前記支持部に支持された集光型太陽光発電パネルと、
    前記集光型太陽光発電パネルの姿勢を変える駆動装置と、
    発電時には、前記駆動装置により前記集光型太陽光発電パネルを駆動して太陽の光を当てるとともに、一定出力以上の発電が得られない場合には洗浄モードを実行しうる制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記洗浄モードを実行するときは、前記集光型太陽光発電パネルが、その受光面への付着物を雨、風、重力を同時に利用することにより除去し易い姿勢になるように、かつ、前記受光面に対して斜めに風が当たる姿勢になるよう前記駆動装置を制御し、所定時間その姿勢を保って前記付着物が除去され重力により自然落下することを促した後、前記集光型太陽光発電パネルを元の姿勢に戻し、
    前記集光型太陽光発電パネルは、前記洗浄モードにおいて、斜め上向きにした前記受光面に降雨及び風を当てる姿勢をとる
    太陽光発電システム。
  3. 前記制御装置は、少なくとも雨及び風に関する気象情報を外部の情報源から取得し、前記洗浄モードのスケジューリングを行い、当該スケジューリングに基づいて前記駆動装置を制御する請求項1又は請求項2に記載の太陽光発電システム。
  4. 降雨センサ及び風向風速センサを備え、前記制御装置は、これらのセンサ出力に基づいて前記駆動装置を制御する請求項1又は請求項2に記載の太陽光発電システム。
  5. 前記受光面には、親水性又は撥水性の層が形成されている請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の太陽光発電システム。
  6. 前記洗浄モードにおいて、前記集光型太陽光発電パネルを微振動させる加振装置が設けられている請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の太陽光発電システム。
  7. 支持部と、方位角及び仰角のそれぞれについて360度の範囲内の任意の角度の姿勢をとり得るよう、前記支持部に支持された集光型太陽光発電パネルと、前記集光型太陽光発電パネルの姿勢を変える駆動装置とを備えた太陽光発電装置についてのパネル洗浄方法であって、
    一定出力以上の発電が得られない場合には洗浄モードを実行し
    前記洗浄モードを実行するときは、前記駆動装置を制御することにより、前記集光型太陽光発電パネルが、その受光面への付着物を風、重力を同時に利用することにより除去し易い姿勢になるように、かつ、前記受光面に対して斜めに風が当たる姿勢になるよう前記駆動装置を制御し、所定時間その姿勢を保って前記付着物が除去され重力により自然落下することを促した後、前記集光型太陽光発電パネルを元の姿勢に戻
    前記集光型太陽光発電パネルは、前記洗浄モードにおいて、斜め下向きにした前記受光面に風が当たる姿勢をとる
    パネル洗浄方法。
  8. 支持部と、方位角及び仰角のそれぞれについて360度の範囲内の任意の角度の姿勢をとり得るよう、前記支持部に支持された集光型太陽光発電パネルと、前記集光型太陽光発電パネルの姿勢を変える駆動装置とを備えた太陽光発電装置についてのパネル洗浄方法であって、
    一定出力以上の発電が得られない場合には洗浄モードを実行し
    前記洗浄モードを実行するときは、前記駆動装置を制御することにより、前記集光型太陽光発電パネルが、その受光面への付着物を雨、風、重力を同時に利用することにより除去し易い姿勢になるように、かつ、前記受光面に対して斜めに風が当たる姿勢になるよう前記駆動装置を制御し、所定時間その姿勢を保って前記付着物が除去され重力により自然落下することを促した後、前記集光型太陽光発電パネルを元の姿勢に戻
    前記集光型太陽光発電パネルは、前記洗浄モードにおいて、斜め上向きにした前記受光面に降雨及び風を当てる姿勢をとる
    パネル洗浄方法。
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