JP6489398B2 - 組立式音声拡張装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート状部材を用いて組み立てることにより音声拡張装置として使用可能な組立式音声拡張装置に関する。
近年、携帯電話機、スマートフォン、デジタル音楽プレイヤー、タブレット型端末等のような携帯型の端末が多数提供されており、これらの端末で音楽等を楽しむユーザも多い。これらの端末の多くは、携帯性を高めるべく内蔵されているバッテリにより駆動させることが多い。
スマートフォン等の携帯型端末の多くにおいては、イヤフォンやヘッドフォンを使用しなくても簡易に音楽等を楽しむことができるよう、小型のスピーカーが内蔵されている。しかしながら、スマートフォン等の端末で再生される音楽等を、さらに拡張させて再生したいという要望がある。かかる要望を満足すべく、例えば下記特許文献1に開示されているスピーカ装置のようなものが提供されている。このスピーカ装置は、携帯電子機器を接続するためのコネクタやスピーカを備えており、コネクタに接続された携帯電子機器から受信したオーディオ信号を拡張してスピーカから出力することができる。
特開2013−146047号公報
しかしながら、上述した従来技術のスピーカ装置は、携帯電子機器を接続するためのコネクタやスピーカを設ける必要がある分だけ装置構成が複雑であり、携帯電子機器と共に携行する用途には用いにくい。また、従来技術のスピーカ装置は、オーディオ信号を電気的に拡張してスピーカーから出力するものであるため、電源を別途必要とするという問題がある。また、上述したスマートフォン等の端末等の多くは、携帯可能なように内蔵バッテリにより動作可能とされているが、そのバッテリー容量は端末自身を駆動させるだけでもさほど長持ちするものではない。そのため、端末の内蔵バッテリの電力をオーディオ信号の拡張等のためにも用いることとすると、バッテリーにより端末を駆動可能な時間が大幅に減ってしまうという問題がある。
そこで本発明は、電力を使用することなくスピーカーを備えた端末から出力される音声を拡張可能であって、携帯性に優れた組立式音声拡張装置の提供を目的とした。
上述した課題を解決すべく提供される本発明の組立式音声拡張装置は、シート状部材を用いて組み立てることによりスピーカーを備えた端末から出力される音声を拡張させるための音声拡張装置として使用可能であり、前記シート状部材を屈曲させることにより筒状部を構成可能であり、スピーカーを備えた端末を差し込み可能な端末差込口が、前記筒状部の軸線方向中間部に形成され、前記端末差込口に前記端末を差し込むことにより、前記端末において前記スピーカーが設けられた部位が、前記筒状部の内側に到来することを特徴とするものである。
本発明の組立式音声拡張装置は、シート状部材を用いて組み立てることによりスピーカーを備えた端末から出力される音声を拡張させるための音声拡張装置として使用可能なものである。そのため、本発明の組立式音声拡張装置は、シート状部材の状態で持ち運び、使用したい場所において組み立てることにより音声拡張装置として使用できる。従って、本発明の組立式音声拡張装置は、携帯性に優れている。
また、本発明の組立式音声拡張装置は、電源を使用する必要がない。そのため、使用に際して別途電源を準備したり、端末のバッテリーを使用する必要がない。そのため、本発明の組立式音声拡張装置は、電源が使用できない屋外や、バッテリー容量が十分でない端末において音声を拡張するために好適に利用することができる。
また、本発明の組立式音声拡張装置は、シート状部材を丸め構成された筒状部に設けられた端末差込口にスピーカーを備えた端末を差し込むことが可能である。また、端末差込口に端末を差し込むことにより、端末に設けられたスピーカーに相当する部位が、筒状部の内側に到来した状態になる。そのため、端末を作動させてスピーカーから音声を発生させると、筒状部において音声の指向性増強や共鳴等の効果により音声が拡張される。
さらに、本発明の組立式音声拡張装置は、筒状部の軸線方向中間部に差込口形成領域が形成されている。そのため、スピーカーにおいて発生した音声を、端末の両脇に向けて分配して伝播させることができる。従って、本発明の組立式音声拡張装置によれば、端末のスピーカーで発生した音声を、ステレオ方式の如く再生させることができる。
上述した本発明の組立式音声拡張装置は、前記端末差込口に差し込まれた前記端末が、前記筒状部の内周面に対して線接触するものであることが望ましい。
かかる構成とした場合、端末差込口に差し込んだ状態において端末本体の底面となる部分あるいはその近傍にスピーカーが設けられた構造の端末を使用した場合であっても、スピーカーが筒状部の内周面によって完全に閉塞されてしまうことを抑制できる。これにより、端末のスピーカーからクリアに音声を発生させることが可能となる。
上述した本発明の組立式音声拡張装置は、前記筒状部を設置対象物の設置面上に設置して使用されるものであり、前記端末差込口に差し込まれた前記端末の姿勢が、前記設置面の法線に対して傾斜した状態になるようにガイドする端末ガイド部を有するものであることが好ましい。
本発明の組立式音声拡張装置においては、端末差込口に差し込まれた端末が端末ガイド部によってガイドされ、傾斜した姿勢になる。そのため、端末差込口に端末を差し込むことにより、端末が筒状部の内周面に対して線接触した状態になる。これにより、使用する端末が端末本体の底面あるいはその近傍にスピーカーが設けられた構造ものであったとしても、スピーカーが筒状部の内周面によって閉塞されてしまうことを抑制できる。従って、本発明によれば、端末のスピーカーから発生する音声をクリアな状態で拡張可能な組立式音声拡張装置を提供できる。
また、上述した本発明の組立式音声拡張装置は、前記シート状部材に、前記端末差込口の形成用として差込口形成領域が設けられており、前記端末差込口を構成する縁のうち、前記筒状部の軸線方向に延びる一の縁Aを除く他の縁に該当する部位に切れ目が形成されており、前記縁Aが稜線をなすように前記差込口形成領域を前記筒状部の内側に押し込むこと、あるいは前記差込口形成領域を前記筒状部の外側に引き出すことにより前記端末ガイド部が形成されるものとすることが可能である。
本発明の組立式音声拡張装置では、シート状部材を筒状部の内側あるいは外側に切り起こすことにより端末差込口を形成すると共に、切り起こすことで形成された切り起こし片を端末ガイド部として利用することができる。そのため、本発明の組立式音声拡張装置においては、端末ガイド部を形成するための別途の構成を設ける必要が無く、シンプルな構成とすることができる。
上述した本発明の組立式音声拡張装置は、前記筒状部を構成した状態を維持可能なように前記シート状部材を固定する固定手段を有し、前記筒状部を設置対象物の設置面上に設置した状態において、前記シート状部材の一端側に、前記固定手段による固定位置を越えて前記設置面に到達するように形成された設置面到達部が設けられているものであることが望ましい。
かかる構成とした場合、組立式音声拡張装置を設置対象物に設置すると、筒状部だけでなく設置面到達部においても設置面に当接した状態になる。そのため、本発明の組立式音声拡張装置は、設置状態における安定性が高い。
また、上述した本発明の組立式音声拡張装置は、前記シート状部材が、弾性力を有する素材によって形成されており、前記筒状部の軸線方向の一部の領域において前記シート状部材が前記固定手段によって固定され、他の領域においては前記シート状部材が非固定状態とされているものとすることが可能である。
かかる構成とした場合、シート状部材を屈曲させて筒状部を構成した場合に、シート状部材には弾性力により元の状態に戻ろうとする力が作用する。固定手段により固定された部分においては、シート状部材の弾性力に反して固定力が作用するが、非固定の部分については弾性力によりシート状部材が筒状部から離れる方向に撓んだ状態になる。本発明の組立式音声拡張装置においては、筒状部の軸線方向の一部において固定手段が設けられているが、他の部分については非固定とされている。そのため、シート状部材の一端側において、固定手段による固定位置を越える領域に形成された設置面到達部の一部(非固定の部分)が筒状部から離れる方向に張り出した状態になる。本発明の組立式音声拡張装置においては、このようにして張り出した部分が、筒状部を支えるための脚として機能し、設置状態における安定性をさらに向上させうる。
上述した本発明の組立式音声拡張装置は、前記設置面到達部の一部の領域が、他の領域よりも大きく撓んで前記筒状部から離れた状態になるものであることが好ましい。
本発明の組立式音声拡張装置においては、設置面到達部の一部の領域が、他の領域よりも大きく撓んで筒状部から離れた状態になるため、この張り出し部分が筒状部を支えるための脚として機能する。従って、本発明によれば、設置状態における安定性に優れた組立式音声拡張装置を提供することができる。
上述した本発明の組立式音声拡張装置は、前記筒状部を構成した状態を維持可能なように前記シート状部材を固定する固定手段が、前記シート状部材に一体的に形成されているものであることが望ましい。
かかる構成によれば、固定手段を形成するための部材を別途準備する必要がなく、組立式音声拡張装置をより一層シンプルなものとすることが可能である。
ここで本発明者らが鋭意検討したところ、端末差込口に端末を差し込んだ状態において端末の側方に筒状部の内部空間に連通した隙間が形成されている方が、隙間がない場合よりも音質や音響効果が向上するとの知見を得た。
かかる知見に基づいて提供される本発明の組立式音声拡張装置は、前記端末差込口に前記端末を差し込んだ状態において、前記端末の側方に前記筒状部の内部空間に繋がる隙間が形成されるものである。
かかる構成とすることにより、端末差込口に差し込んだ端末において発生する音質や音響効果の向上が期待できる。
上述した本発明の組立式音声拡張装置は、前記シート状部材が、他部材と組み合わされており、前記他部材から分離させた前記シート状部材を用いて組み立てることにより前記音声拡張装置として使用可能なものとすることが可能である。
本発明によれば、電力を使用することなくスピーカーを備えた端末から出力される音声を拡張可能であって、携帯性に優れた組立式音声拡張装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る組立式音声拡張装置を示す斜視図である。 図1に示した組立型音声増幅装置を構成するシート状部材を示す平面図である。 図1の要部を拡大した斜視図である。 図1に示した組立式音声拡張装置の平面図である。 図1に示した組立式音声拡張装置の断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る組立式音声拡張装置10(以下、単に「音声拡張装置10」とも称する)について、図面を参照しつつ詳細に説明する。音声拡張装置10は、組み立て状態において図1に示すような外観形状を有するものである。音声拡張装置10は、図2に示すような矩形状のシート状部材20を用いて組み立てることにより使用可能な状態になる組立式のものである。音声拡張装置10は、スマートフォンや携帯電話機、デジタル音楽プレイヤー、タブレット型端末等のような携帯型の端末100のスピーカー102から出力される音声を拡張させるためのものである。音声拡張装置10は、組み立て状態において机や台などの設置対象物110の設置面112上に設置した状態で使用される。
シート状部材20は、例えばポリプロピレンやPET樹脂等の樹脂素材、あるいは紙等からなるシート状の部材である。本実施形態では、シート状部材20の材質としてポリプロピレンが採用されている。図2に示すように、シート状部材20には、音声拡張装置10の主要部をなす筒状部30が形成される筒状部形成領域22と、固定手段50が形成される固定手段形成領域24と、設置面到達部60が形成される設置面到達部形成領域26とが設けられている。
シート状部材20の幅方向両端近傍に、固定手段形成領域24(以下、必要に応じて一方側を「固定手段形成領域24a」と称し、他方側を「固定手段形成領域24b」とも称する)が設けられている。また、シート状部材20において固定手段形成領域24a,24bの間に存在するシート状部材20の大部分をなす領域が、筒状部形成領域22とされている。また、固定手段形成領域24a,24bのうち一方側に対してさらにシート状部材20の幅方向外側の領域が、設置面到達部形成領域26とされている。具体的には、設置面到達部形成領域26は、固定手段形成領域24a,24bのうち、後に詳述する係合部52が設けられる固定手段形成領域24a側に設けられている。
また、筒状部形成領域22内には、端末差込口32及び端末ガイド部40を形成するための差込口形成領域28が設けられている。図1等に示すように、筒状部形成領域22を屈曲させた状態で固定手段50により固定することで、筒状部30と設置面到達部60を形成することができる。以下、音声拡張装置10の構造について、さらに詳細に説明する。
筒状部30は、シート状部材20の筒状部形成領域22を屈曲させて筒状にすることにより形成される。筒状部30は、断面形状が矩形や多角形のものであっても良いが、本実施形態ではシート状部材20を丸めることにより、断面形状が円形あるいは楕円形になるように形成されている。また、筒状部30は、内部空間が略中空とされ、両端が解放された形状とされている。筒状部30は、後に詳述する固定手段50によってシート状部材20を固定することにより、形状が維持されている。
図1や図4に示すように、音声拡張装置10を組み立てると、筒状部30の軸線方向中間部(本実施形態では略中央部)に端末差込口32が形成される。端末差込口32は、シート状部材20に設けられた差込口形成領域28を加工して形成される略矩形の開口である。具体的には、シート状部材20には、差込口形成領域28を構成する4つの縁A〜縁Dのうち、筒状部30の軸線方向に延びる縁Aを除く他の縁B〜Dに該当する部位に切れ目28b〜28dが形成されている。音声拡張装置10の組み立て時に、縁Aに相当する部分に稜線28aが形成されるように差込口形成領域28を筒状部30の内側に押し込むと、端末差込口32が形成される。また、図1や図5に示すように、差込口形成領域28に相当する部分は、縁A(稜線28a)を基端部として片持ち状に支持された状態となり、後に詳述する端末ガイド部40として機能する。
図1や図4に示すように、端末差込口32の開口幅W1、すなわち筒状部30の長手方向への開口領域の長さは、使用が想定されるスマートフォン等の端末100の平均的な幅W2よりも大きい。開口幅W1は、端末100の幅W2に対して1cm〜5cm程度大きいことが望ましく、1.5〜3cm程度大きいことがさらに好ましい。この程度の大きさの開口幅W1とした場合は、端末差込口32に端末100を差し込んだ状態において端末100の両脇に筒状部30の内部に繋がる隙間34,34が形成される。この隙間34,34を設けることにより、端末差込口32への端末100の差し込みが容易になるだけでなく、音質や音響効果の向上が期待できる。
図5に示すように、端末ガイド部40は、端末差込口32に差し込まれる端末100が倒れ込まないように支持するためのガイドである。端末ガイド部40によって端末100を支持すると、端末100は、設置面112の法線Lに対して傾斜した状態になる。言い換えれば、端末ガイド部40は、差込口形成領域28の縁A側(以下、「背面側」とも称す)から、縁Aに対向する縁C側(以下、「正面側」とも称す)に向かうに連れて下り勾配となるように形成されている。そのため、端末差込口32に端末100を差し込むと、端末100は、音声拡張装置10の背面側から正面側に向けて下り勾配となるように傾いた姿勢になる。これにより、端末100の底面100a側の部位が筒状部30の内周面30aに対して線接触した状態になる。従って、使用する端末100が、スピーカー102で発生する音声を底面100a側から出力可能なものであったとしても、底面100a全体が筒状部30の内周面30aに面接触して閉塞されることを抑制できる。
固定手段50は、上述した筒状部30を構成した状態を維持可能なようにシート状部材20を固定するためのものである。固定手段50は、係合部52と被係合部54との組み合わせにより構成される係合構造55を複数(本実施形態では2つ)備えている。固定手段50を構成する係合部52及び被係合部54は、いずれもシート状部材20に形成されている。すなわち、固定手段50は、シート状部材20に一体的に形成されている。
図2に示すように、係合部52は、シート状部材20の幅方向一端側に設けられた固定手段形成領域24aに設けられている。係合部52は、固定手段形成領域24aに設けられた切れ目56に沿ってシート状部材20を切り起こすことにより形成される凸状の部分である。係合部52を構成するための切れ目56は、シート状部材20の長手方向両端近傍に一箇所ずつ形成されている。
被係合部54は、固定手段形成領域24bに設けられた切れ目58によって構成されている。切れ目58は、係合部52をなす凸状部を形脱可能なように形成されている。また、切れ目58は、シート状部材20の長手方向両端近傍に一箇所ずつ形成されている。各切れ目58は、係合部52をなす2つの凸状部にそれぞれ対応する位置に形成されている。
ここで、図1や図5等に示すように、音声拡張装置10を組み立てる場合には、シート状部材20のうち被係合部54が形成された固定手段形成領域24b側が筒状部30の内側となり、係合部52が形成された固定手段形成領域24a側が筒状部30の外側となるようにシート状部材20を巻回すことで筒状部30が形成される。すなわち、筒状部30を形成する場合には、固定手段形成領域24bの外側に固定手段形成領域24aが重なった状態になる。そのため、ユーザーが音声拡張装置10を組み立てる場合には、筒状部形成領域22を屈曲させた(丸めた)状態として片手で押さえておき、他方の手で固定手段形成領域24aにある切れ目56に沿って係合部52を切り起こし、固定手段形成領域24bにおいて切れ目58により形成された被係合部54に差し込むことにより、筒状部30を構成した状態を維持可能なようにシート状部材20を固定することができる。
図4に示すように音声拡張装置10を差込口形成領域28側から平面視すると、固定手段50による固定位置は、音声拡張装置10の背面側(差込口形成領域28の縁A側)の領域に位置している。また、図5に示すように音声拡張装置10を筒状部30の両端部(開口端)側から側面視すると、固定手段50による固定位置は、筒状部30の軸心位置の高さと同等あるいはそれ以下の領域に位置している。
固定手段50は、筒状部30の軸線方向の一部の領域においてのみシート状部材20を固定し、他の領域においてはシート状部材20が非固定状態とされる。すなわち、音声拡張装置10の組み立てに際し、固定手段50は、係合部52及び被係合部54が設けられているシート状部材20の長手方向両端近傍(筒状部30の軸線方向両端近傍)においてのみシート状部材20を固定し、他の部分においてはシート状部材20を固定しない。ここで、シート状部材20は、可撓性を有する素材により形成されており、筒状部30を構成するために屈曲させると元の平坦な状態に戻る方向に弾性力を発揮するものである。そのため、図4に示すように、音声拡張装置10の組み立て状態において、固定手段50により固定されていない領域については、固定されている領域よりも筒状部30から離れる方向に撓んだ状態になる。
設置面到達部60は、シート状部材20に設けられた設置面到達部形成領域26によって構成される部分である。上述したように、設置面到達部形成領域26は、シート状部材20において幅方向一端側に設けられた固定手段形成領域24aに対し、さらに幅方向外側に設けられた領域である。また、上述したように、固定手段形成領域24a側の端部は、音声拡張装置10を組み立てるためにシート状部材20を巻回す際に、固定手段形成領域24b側の端部に対して外側に重なる部分である。そのため、図1や図5に示すように、設置面到達部60は、音声拡張装置10の背面側において、固定手段50によるシート状部材20の固定位置を越えて突出した状態になる。また、設置面到達部60は、端末差込口32が上方に向けて開口するように音声拡張装置10を設置面112上に設置することにより、設置面112に到達するように形成されている。そのため、音声拡張装置10を設置面112上に設置すると、筒状部30だけでなく、設置面到達部60においても設置面112に接触する。すなわち、設置面到達部60は、筒状部30が転倒しないように支持する支持脚としての機能を発揮する。
ここで、上述したように、固定手段形成領域24aにおいて固定手段50により固定されていない領域(本実施形態では、筒状部30の軸線方向の中間領域)については、固定されている領域よりも筒状部30から離れる方向に撓んだ状態になっている。また、設置面到達部60が設けられている設置面到達部形成領域26は、係合部52が設けられた固定手段形成領域24aに連続する位置にある。そのため、図4に示すように、設置面到達部形成領域26についても、筒状部30の軸線方向の中間領域において筒状部30から離れる方向に撓んで膨出した状態になっている。これにより、筒状部30が転倒しないように支持する支持脚としての設置面到達部60の機能が強化されている。
上述したように、本実施形態の音声拡張装置10は、シート状部材20を用いて組み立てることにより、電源等を用いることなく使用可能なものである。そのため、音声拡張装置10は、シート状部材20の状態で持ち運び、使用したい場所において組み立てて使用できる。従って、本実施形態の音声拡張装置10は、携帯性及び利便性に優れている。また、電源を使用する必要がないため、別途電源を準備したり、端末100のバッテリーを使用する必要がない。そのため、音声拡張装置10は、電源が使用できない屋外や、バッテリー容量が十分でない端末100においても好適に利用することができる。
また、図5等に示すように、音声拡張装置10は、端末差込口32に端末100を差し込むことにより、端末100のスピーカー102が設けられた部分が、筒状部30の内側に収まる。これにより、スピーカー102から発生させた音声を、筒状部30における指向性増強や共鳴等の効果により拡張させることができる。
また、図5に示すように、音声拡張装置10においては、端末差込口32に差し込まれた端末100が、端末ガイド部40によってガイドされて傾斜した姿勢となり、筒状部30の内周面30aに対して線接触する。そのため、底面100a近傍にスピーカー102が設けられた構造の端末100を使用した場合であっても、スピーカー102が筒状部30の内周面30aによって完全に閉塞されてしまうことを抑制し、音質の高い音声を発生させることが可能となる。
また、端末ガイド部40は、シート状部材20の一部を用いて形成されるものであり、端末ガイド部40となるものを別途準備する必要がない。そのため、音声拡張装置10は、構成が極めてシンプルである。
なお、本実施形態では、シート状部材20に設けられた差込口形成領域28を筒状体30の内側に折り込んで端末ガイド部40を形成した例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、差込口形成領域28を筒状体30の外側に引き起こして端末ガイド部40に相当するものを形成しても良い。また、音声拡張装置10は、端末ガイド部40に相当するものを別途の部材で作成することや、端末ガイド部40を設けないこととしても良い。なお、底面100a近傍にスピーカー102が設けられた構造の端末100の使用が想定される場合には、端末ガイド部40を設けない場合であっても、端末100が上述したのと同様に傾斜した姿勢になるようにする方策を講じることが好ましい。
また、本実施形態では、差込口形成領域28が、筒状部30の軸線方向中間部に設けられている。そのため、端末100のスピーカー102において発生した音声を、左右に分配して伝播させることができる。従って、音声拡張装置10によれば、端末100において発生した音声を、ステレオ方式の如く再生させることが可能である。
上述したように、音声拡張装置10には、設置面到達部60が設けられている。そのため、音声拡張装置10を設置対象物110に設置すると、筒状部30だけでなく設置面到達部60においても設置面112に当接した状態になり、安定性が高い。さらに、本実施形態では、筒状部30の軸線方向の両端側の領域においてシート状部材20が固定手段50によって固定され、軸線方向の中間部分においてはシート状部材20が非固定状態とされている。このような構成とすることにより、設置面到達部60において筒状部30の軸線方向の中間部分が両端部分よりも筒状部30から離れる方向に撓んで膨出した状態になり、筒状部30が転倒しないように支持することができる。
なお、本実施形態においては、固定手段50による固定位置を筒状部30の軸線方向両端側に設け、軸線方向中間部においては固定手段50による固定を行わない例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。具体的には、固定手段50による固定位置を筒状部30の軸線方向中間部に設け、軸線方向両端部においては固定手段50による固定を行わないこととしても良い。かかる構成とした場合には、上述した実施形態の例とは逆に、筒状部30の軸線方向の両端部分が中間部分よりも筒状部30から離れる方向に撓んで膨出した状態になり、両端の膨出部分を筒状部30が転倒しないように支持するための支持脚として機能させることが可能となる。また、筒状部30の安定性向上の観点からは好ましくないが、筒状部30の軸線方向の略全体において固定手段50に相当するものによりシート状部材20を固定することとしても良い。なお、筒状部30の安定性向上の観点からすれば、筒状部30の軸線方向の略全体においてシート状部材20を固定する場合には、筒状部30自身が転倒しにくい構成である場合を除き、筒状部30を支持するための構成を付加することが望ましい。
また、上述した音声拡張装置10は、固定手段50がシート状部材20に一体的に形成されている。そのため、音声拡張装置10は、構成がシンプルである。なお、固定手段50は、上述したようにシート状部材20に一体的に形成することも可能であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、固定手段50に代えて別途の部材を採用しても良い。また、固定手段50に加えて、さらに別の固定手段を設けても良い。
上述した音声拡張装置10は、端末差込口32に端末100を差し込んだ状態において端末100の側方に筒状部30の内部空間に連通した隙間34が形成される構成とされている。これにより、端末差込口32に差し込んだ端末100において発生する音質や音響効果の向上が期待できる。また、端末差込口32に対して、端末100を容易に差し込み可能となる。
上述した実施形態では、音声拡張装置10の組立用として用いるシート状部材20のみを準備する例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。具体的には、他物品を構成する部材の一部としてシート状部材20を設け、音声拡張装置10を使用する際に他物品を構成する他部材からシート状部材20を適宜分離させて使用可能としても良い。さらに詳細には、例えば従来公知のクリアフォルダを構成する2枚のシートのうち、一方あるいは双方をシート状部材20によって構成し、音声拡張装置10として使用する際にシート状部材20を分離させて組み立て可能としても良い。同様の例として、カレンダーや、雑誌あるいは書籍等の冊子等の一部としてシート状部材20を設けたもの等が考えられる。
本実施形態では、シート状部材20をポリプロピレン等の樹脂製のシート等を用いて形成した例を示したが、変形可能なシート材であればいかなる材質で作成されていても良い。具体的には、紙などをシート状部材20の材料として用いても良い。
また、音声拡張装置10及びこれを構成するシート状部材20の製造方法は特に限定されるものではないが、シート材を打ち抜きやレーザー加工などの従来公知の方法を用いて行うことができる。
また、筒状部30等には、必要に応じて広告などの表示を行うことも可能である。この表示は、着色などで行ってもよく、既に説明したように型でプレスする際に機能に影響しないような形に型抜きするなどして行ってもよい。
本実施形態の音声拡張装置10は、筒状部30を断面形状が円形の筒体とした例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく断面形状が矩形や多角形の筒体であっても良い。かかる構成とした場合、筒状部30の安定性が向上するため、設置面到達部60のような筒状部30の安定性を向上させるための構成を適宜省略することが可能となる。
本発明の組立式音声拡張装置は、携帯電話機、スマートフォン、デジタル音楽プレイヤー、タブレット型端末等のような端末から発せられる音声を拡張する用途全般において利用できる。
10 音声拡張装置
20 シート状部材
28 差込口形成領域
28a 稜線
30 筒状部
30a 内周面
32 端末差込口
34 隙間
40 端末ガイド部
50 固定手段
50 非固定手段
60 設置面到達部
100 端末
102 スピーカー
110 設置対象物
112 設置面

Claims (8)

  1. シート状部材を用いて組み立てることによりスピーカーを備えた端末から出力される音声を拡張させるための音声拡張装置として使用可能であり、
    前記シート状部材を屈曲させることにより筒状部を構成可能であり、
    前記スピーカーを備えた前記端末を差し込み可能な端末差込口が、前記筒状部の軸線方向中間部に形成され、
    前記端末差込口に前記端末を差し込むことにより、前記端末において前記スピーカーが設けられた部位が、前記筒状部の内側に到来するものであり、
    前記シート状部材に、前記端末差込口の形成用として差込口形成領域が設けられており、
    前記端末差込口を構成する縁のうち、前記筒状部の軸線方向に延びる一の縁Aを除く他の縁に該当する部位に切れ目が形成されており、
    前記筒状部を設置対象物の設置面上に設置して使用されるものであり、
    前記端末差込口に差し込まれた前記端末の姿勢が、前記設置面の法線に対して傾斜した状態になるようにガイドする端末ガイド部を有し、
    前記縁Aが稜線をなすように前記差込口形成領域を前記筒状部の内側に押し込むこと、あるいは前記差込口形成領域を前記筒状部の外側に引き出すことにより前記端末ガイド部が形成されることを特徴とする組立式音声拡張装置。
  2. シート状部材を用いて組み立てることによりスピーカーを備えた端末から出力される音声を拡張させるための音声拡張装置として使用可能であり、
    前記シート状部材を屈曲させることにより筒状部を構成可能であり、
    前記スピーカーを備えた前記端末を差し込み可能な端末差込口が、前記筒状部の軸線方向中間部に形成され、
    前記端末差込口に前記端末を差し込むことにより、前記端末において前記スピーカーが設けられた部位が、前記筒状部の内側に到来するものであり、
    前記筒状部を構成した状態を維持可能なように前記シート状部材を固定する固定手段を有し、
    前記筒状部を設置対象物の設置面上に設置した状態において、前記シート状部材の一端側に、前記固定手段による固定位置を越えて前記設置面に到達するように形成された設置面到達部が設けられていることを特徴とする組立式音声拡張装置。
  3. 記筒状部を構成した状態を維持可能なように前記シート状部材を固定する固定手段を有し、
    前記シート状部材が、弾性力を有する素材によって形成されており、
    前記筒状部の軸線方向の一部の領域において前記シート状部材が前記固定手段によって固定され、他の領域においては前記シート状部材が非固定状態とされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の組立式音声拡張装置。
  4. シート状部材を用いて組み立てることによりスピーカーを備えた端末から出力される音声を拡張させるための音声拡張装置として使用可能であり、
    前記シート状部材を屈曲させることにより筒状部を構成可能であり、
    前記スピーカーを備えた前記端末を差し込み可能な端末差込口が、前記筒状部の軸線方向中間部に形成され、
    前記端末差込口に前記端末を差し込むことにより、前記端末において前記スピーカーが設けられた部位が、前記筒状部の内側に到来するものであり、
    前記筒状部を設置対象物の設置面上に設置した状態において、前記シート状部材の一端側に、前記筒状部を構成した状態を維持可能なように前記シート状部材を固定する固定手段による固定位置を越えて前記設置面に到達するように形成された設置面到達部が設けられており、
    前記設置面到達部の一部の領域が、他の領域よりも大きく撓んで前記筒状部から離れた状態になることを特徴とする音声拡張装置。
  5. 前記筒状部を構成した状態を維持可能なように前記シート状部材を固定する固定手段が、前記シート状部材に一体的に形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の組立式音声拡張装置。
  6. 前記端末差込口に前記端末を差し込んだ状態において、前記端末の側方に前記筒状部の内部空間に繋がる隙間が形成されることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の組立式音声拡張装置。
  7. 前記シート状部材が、他部材と組み合わされており、
    前記他部材から分離させた前記シート状部材を用いて組み立てることにより前記音声拡張装置として使用可能であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の組立式音声拡張装置。
  8. 前記端末差込口に差し込まれた前記端末が、前記筒状部の内周面に対して線接触するこ
    とを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の組立式音声拡張装置。
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