JP6488480B2 - 送電線用スペーサーの摩耗検知部材、及び送電線用スペーサー部品 - Google Patents
送電線用スペーサーの摩耗検知部材、及び送電線用スペーサー部品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6488480B2 JP6488480B2 JP2015161652A JP2015161652A JP6488480B2 JP 6488480 B2 JP6488480 B2 JP 6488480B2 JP 2015161652 A JP2015161652 A JP 2015161652A JP 2015161652 A JP2015161652 A JP 2015161652A JP 6488480 B2 JP6488480 B2 JP 6488480B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wear
- wear detection
- detection member
- clevis
- transmission line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 title claims description 207
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 title claims description 82
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 79
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 25
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 14
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 14
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 11
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 9
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 9
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 9
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 9
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 9
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 claims description 5
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 claims description 5
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 5
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims description 5
- 239000005060 rubber Substances 0.000 claims description 5
- 229920002943 EPDM rubber Polymers 0.000 claims description 4
- 229920002877 acrylic styrene acrylonitrile Polymers 0.000 claims description 4
- 229920001084 poly(chloroprene) Polymers 0.000 claims description 4
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 claims description 4
- YAAQEISEHDUIFO-UHFFFAOYSA-N C=CC#N.OC(=O)C=CC=CC1=CC=CC=C1 Chemical compound C=CC#N.OC(=O)C=CC=CC1=CC=CC=C1 YAAQEISEHDUIFO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- 229910001069 Ti alloy Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 239000004925 Acrylic resin Substances 0.000 claims description 2
- 229920005668 polycarbonate resin Polymers 0.000 claims description 2
- 239000004431 polycarbonate resin Substances 0.000 claims description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 31
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 31
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 19
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 13
- 239000000463 material Substances 0.000 description 13
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 12
- 230000008859 change Effects 0.000 description 8
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 8
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 8
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 238000002845 discoloration Methods 0.000 description 6
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 6
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 6
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 4
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 4
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 3
- 238000013461 design Methods 0.000 description 3
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 3
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 2
- JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N iron(III) oxide Inorganic materials O=[Fe]O[Fe]=O JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 2
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 2
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 2
- 230000032683 aging Effects 0.000 description 1
- 238000007743 anodising Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 230000018109 developmental process Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000005246 galvanizing Methods 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 238000010422 painting Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 239000000049 pigment Substances 0.000 description 1
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 1
- 229920000515 polycarbonate Polymers 0.000 description 1
- 239000004417 polycarbonate Substances 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 229910001256 stainless steel alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Description
最初に本発明の実施態様の内容を列記して説明する。
本発明の実施形態に係る送電線用スペーサーの摩耗検知部材の詳細を、以下に図面を参照しつつ説明する。この摩耗検知部材の主たる特徴とするところは、送電線用スペーサーのクランプ部材に外装されて、クランプ部材に摺接する連結部材との接触に伴う変形によりその少なくとも一部がクランプ部材から離脱する点にある。この離脱により、クランプ部材の連結部材との摺接による摩耗量が許容摩耗量に達したことを検知する。ここでは、各実施形態に係る摩耗検知部材が取り付けられる送電線用スペーサーのクランプ部材及び連結部材の構成は共通する。まず、その共通する構成を主に図1、図2に基いて説明し、その後、各実施形態に係る摩耗検知部材の固有の構成についてそれぞれ図面を参照しつつ説明する。図中の同一符号は同一名称物を示す。
送電線用スペーサー100は、複数の導体(図示せず)の相互の間隔を一定に保持する。送電線用スペーサー100は、図1に示すように、導体を保持する複数のクランプ部材1と、各クランプ部材1に連結される連結部材2と、各クランプ部材1を連結部材2を介して支持する支持部材3と備える。この例では、4つのクランプ部材1を備え、これらクランプ部材1が連結部材2(アイ金具)を介して四角枠状の支持部材3に支持されている。
クランプ部材1は、図1に示すように、保持部4と開閉機構部5とクレビス部6とを有する。これら保持部4と開閉機構部5の枠部51(後述)とクレビス部6とは一体に形成されている。クランプ部材1の材質は、例えばアルミニウムやアルミニウム合金などが挙げられる。
保持部4は、導体(送電線)を保持する。保持部4は、図1に示すように、クランプ部材1の一端側に設けられ、基部41と蓋部42と枢軸43とを備える。基部41は、開閉機構部5の枠部51(後述)及びクレビス部6に一体に形成される。蓋部42は、基部41の一端側に枢軸43を支点として揺動可能に取付けられ、揺動させることにより基部41に対して開閉可能である。蓋部42は、ロックピン52(後述)により閉じられた状態で固定される。枢軸43は、蓋部42を基部41に対して揺動自在に支持する。
開閉機構部5は、保持部4を開閉する。具体的には、基部41と蓋部42との間の保持空間に送電線を配置させた状態で蓋部42を閉じて基部41と蓋部42とで送電線を一定の把持力で把持したり、蓋部42を基部41に対して開いたりする。開閉機構部5は、図2に示すように、枠部51とロックピン52と圧縮バネ53と押し下げ部材54とを備える。枠部51は、基部41とクレビス部6とを一体につなぐ。ロックピン52は、蓋部42を引っ掛かけて閉じた状態に固定する。ロックピン52は、その軸部の一端にフランジ部を、他端に揺動自在に支持される揺動ピンを備える。上記フランジ部とフランジ部に対向する枠部51内面との間で上記軸部に圧縮バネ53が外装される。圧縮バネ53は、蓋部42の閉じる方向へロックピン52を付勢する。即ち、ロックピン52を蓋部42に引っ掛けた状態で蓋部42を閉じる。押し下げ部材54は、圧縮バネ53の付勢力に抗して圧縮バネ53を圧縮することでロックピン52の蓋部42への引っ掛かりを解除する。押し下げ部材54に代えて、押しボルトを用いてもよい。その場合、例えば、枠部51の端部には押しボルトのネジ孔を形成しておく。枠部51内面と上記フランジ部との間には隙間が形成されている。
クレビス部6は、クランプ部材1の他端側に設けられ、連結部材2の挿入部21が挿入されて連結される。クレビス部6は、U字状であり、対向する一対の突片(第1突片61a及び第2突片61b)と、両突片61a、61b間を繋ぐ連結片62とを有する。両突片61a,61bの間には、連結部材2が嵌め込まれる隙間が形成されている。両突片61a、61bの形状は、半円状である。このクレビス部6のU字の間、即ち第1突片61aと第2突片61bとの間に連結部材2の挿入部21が挿入され、支持軸7を介して揺動可能に取り付けられている。具体的には、第1突片61a及び第2突片61bに支持軸7が挿通される挿通孔63が形成されると共に、連結部材2の挿入部21に支持軸7が挿通される挿通孔22が形成されており、両挿通孔63,22に支持軸7が挿通され、クレビス部6と挿入部21とが支持軸7を介して連結されている。この両突片61a、61bの連結部材2との対向面(内面)が連結部材2との摺接により摩耗する。このクレビス部6は、後述する摩耗検知部材8Aが外装される。即ち、クレビス部6の表面の一部は、摩耗検知部材8Aにより覆われて隠れる。
連結部材2は、一方の端部をクランプ部材1に連結し、他方の端部を支持部材3に連結する。連結部材2は棒状であり、その一方の端部にはクレビス部6に挿入される挿入部21を有する。この挿入部21は、支持軸7を介してクレビス部6に連結される。挿入部21は、クレビス部6のU字の間に挟まれるように、断面略矩形状である。連結部材2の他方の端部は、断面略円形状であり、後述する支持部材3の軸受部31に固定するための雄ねじ部が設けられている。連結部材2の中間には、フランジ部が設けられている。連結部材2は、例えば鉄や鋼で形成されている。
支持軸7は、図2に示すように、クレビス部6の挿通孔63と連結部材2(挿入部21)の挿通孔22に挿通され、クレビス部6と挿入部21とを連結する部材である。支持軸7の一端部(図2紙面下側)には、フランジ部71が形成されている。支持軸7の一端側には、フランジ部71に一端側が当接し、他端側が挿入部21に当接するバネ72が嵌装されている。このバネ72により、挿入部21がクレビス部6の第2突片61b側に向けて付勢されており、連結部材2が支持軸7の軸方向(挿通方向)に摺動することを規制している。支持軸7の他端部は、第2突片61bに挿通されるピン73が貫通して、第2突片61bに固定されている。第2突片61bと挿入部21との間には、支持軸7に座金74が配置されている。座金74は、例えばステンレスで形成されている。
支持部材3は、図1に示すように、四角枠状であり、各角部に軸受部31を有する。この軸受部31に連結部材2の他方の端部が固定され、連結部材2を介してクランプ部材1を支持している。
[摩耗検知部材]
主に図3〜図5(適宜図1、図2参照)を参照して実施形態1に係る摩耗検知部材8Aを説明する。図4、図5では、摩耗検知部材8Aをクレビス部6に取付けた状態を示し、説明の便宜上、保持部4の蓋部42及び枢軸43と、開閉機構部5のロックピン52、圧縮バネ53,及び押し下げ部材54とを省略して示している。この点は、後述する図8,9,12,14,16,18,19でも同様である。摩耗検知部材8Aは、上述したように、クランプ部材1(クレビス部6)の連結部材2との摺接による摩耗量が許容摩耗量に達したことを検知する。摩耗検知部材8Aは、クレビス部6の摩耗量が所定量以上に達した際、連結部材2と接触する。この接触に伴って摩耗検知部材8Aの一部は変形する。その変形が所定以上に大きくなったとき、摩耗検知部材8Aの少なくとも一部はクレビス部6から離脱する。その変形が所定以上になるのは、クレビス部6の摩耗量が許容摩耗量に達した際である。即ち、摩耗検知部材8Aの少なくとも一部の離脱により、クレビス部6が許容摩耗量に達したことが分かる。ここでは、この摩耗検知部材8Aは、接触部81と取付部82とを備える。これら接触部81と取付部82とは一体に形成されている。
接触部81は、クレビス部6と連結部材2の挿入部21との摺接によるクレビス部6(第1突片61a)の内面の摩耗量が所定量以上になった際、連結部材2に接触する。この接触部81と連結部材2との接触により、後述する低強度部83に局所的に負荷をかけて低強度部83を変形させ、摩耗検知部材8Aの少なくとも一部を離脱させる。即ち、接触部81は、低強度部83よりも強度が高く、連結部材2との接触により破壊されない程度の強度を有していることが挙げられる。そうすれば、低強度部83への局所的な負荷をかけ易い。特に、接触部81は、連結部材2との接触で摩耗し難いことが好ましい。ここでは、接触部81は、第1突片61aの外面と内面とを繋ぐ端面を覆うように、ベース821(後述)の周縁(円弧)から連結部材2側に突出して形成されているU字状片である。接触部81の形成領域は、両アーム823(後述)間に亘っている。このU字状片により、外部から視認できる第1突片61aの略外周面全体を接触部81で覆うことができる。そのため、後述するように摩耗検知部材8Aのクレビス部6からの離脱をより明確に確認できる。
取付部82は、接触部81と一体に形成され、クランプ部材1(クレビス部6)に外装して接触部81をクランプ部材1に取り付ける。即ち、取付部82のクレビス部6への外装により、接触部81と取付部82とでクレビス部6の表面の一部が覆われる。取付部82は、局所的に低強度に構成され、連結部材2による接触部81への接触に伴って変形する低強度部83を有する。ここでは、取付部82は、ベース821と一対のフック822と一対のアーム823とを備える。これらベース821と一対のフック822と一対のアーム823とは、一体に形成されている。
低強度部83は、局所的に低強度に形成され、連結部材2による接触部81への接触に伴って変形する。低強度部83の変形が所定以上になると、摩耗検知部材8Aの少なくとも一部が離脱する。低強度部83の変形が所定以上となるのは、クレビス部6の摩耗量が許容摩耗量に達したときである。即ち、低強度部83は、クレビス部6が許容摩耗量に達したときに摩耗検知部材8Aの少なくとも一部が離脱するような変形が生じるように形成する。ここでいう変形とは、弾性変形や塑性変形による形状の変化に加えて、低強度部83の機械的強度を超える変形に伴って破断する場合も含む。
実施形態1の摩耗検知部材8Aによれば、クレビス部6の連結部材2との摺接に伴う摩耗量が許容摩耗量に達したことを容易に判別できる。クレビス部6が許容摩耗量に達した際に摩耗検知部材8Aの全てがクレビス部6から離脱するため、許容摩耗量に達する前から達した後への変化が大きくて分かり易いからである。そのため、クレビス部6が許容摩耗量に達したことを遠隔からでも容易に判別できる。よって、クレビス部6の摩耗状態を確認するにあたり、遠隔から観察することで済み、宙乗機を使用するなどして、作業員が送電線上を移動してスペーサーに接近する必要がないため、安全かつ作業性が向上する。その上、送電を停止する必要もないので、時間と費用を節約できる。また、この摩耗検知部材8Aは、既設の送電線用スペーサーに後付けすることができる。
図6を参照して実施形態2に係る摩耗検知部材8Bを説明する。摩耗検知部材8Bは、取付部82のアーム823の幅の大きさと低強度部83の形成箇所が実施形態1の摩耗検知部材8Aと相違し、それ以外の点は実施形態1の摩耗検知部材8Aと同様である。即ち、摩耗検知部材8Bは、接触部81と、ベース821、フック822、及びアーム823を有する取付部82とを備える。離脱箇所は、摩耗検知部材8Bの全てである。以下、相違点を中心に説明し、同様の構成及び同様の効果については説明を省略する。この点は、以下の実施形態3〜8でも同様である。
図7〜図9を参照して実施形態3に係る摩耗検知部材8Cを説明する。摩耗検知部材8Cは、接触部81の形成領域と低強度部83の形成箇所とが実施形態1の摩耗検知部材8Aと相違し、それ以外の点は実施形態1の摩耗検知部材8Aと同様である。即ち、摩耗検知部材8Cは、接触部81と、ベース821、フック822、及びアーム823を有する取付部82とを備える。
図10を参照して実施形態4に係る摩耗検知部材8Dを説明する。摩耗検知部材8Dは、低強度部83の形成箇所が実施形態3の摩耗検知部材8Cと相違し、それ以外の点は実施形態3の摩耗検知部材8Cと同様である。即ち、摩耗検知部材8Dは、接触部81と、ベース821、フック822、及びアーム823を有する取付部82とを備える。
図11、図12を参照して実施形態5に係る摩耗検知部材8Eを説明する。摩耗検知部材8Eは、更に、連結機構84を備える点が、実施形態3の摩耗検知部材8Cと相違し、それ以外の点は実施形態3の摩耗検知部材8Cと同様である。即ち、摩耗検知部材8Dは、接触部81と、ベース821、フック822、及びアーム823を有する取付部82とを備える。低強度部83の形成箇所は、ベース821における接触部81との両隣接箇所とし、離脱箇所は、接触部81である。
図13、図14を参照して実施形態6に係る摩耗検知部材8Fを説明する。摩耗検知部材8Fは、フック822の引っ掛け箇所、フック822の形状、アーム823の長さ、及び低強度部83の形成箇所が、実施形態1の摩耗検知部材8Aと相違し、それ以外の点は実施形態1の摩耗検知部材8Aと同様である。即ち、摩耗検知部材8Fは、接触部81と、ベース821、フック822、及びアーム823を有する取付部82とを備える。離脱箇所は、摩耗検知部材8Fの全てである。
図15、図16を参照して実施形態7に係る摩耗検知部材8Gを説明する。摩耗検知部材8Gは、フック822の引っ掛け箇所、アーム823の長さと幅、及び低強度部83の形成箇所が実施形態1の摩耗検知部材8Aと相違し、それ以外の点は実施形態1の摩耗検知部材8Aと同様である。即ち、摩耗検知部材8Gは、接触部81と、ベース821、フック822、及びアーム823を有する取付部82とを備える。離脱箇所は、摩耗検知部材8Gの全てである。
図17〜図19を参照して実施形態8の摩耗検知部材8Hを説明する。摩耗検知部材8Hは、主として更に落下防止部材85を備える点が、実施形態3の摩耗検知部材8Cと相違し、それ以外の点は実施形態3の摩耗検知部材8Cと概ね同様である。即ち、摩耗検知部材8Hは、接触部81と、ベース821、フック822、及びアーム823を有する取付部82とを備える。低強度部83の形成箇所は、フック822とアーム823との連結箇所とし、離脱箇所は、摩耗検知部材8Hの全てであるが、落下防止部材85により落下はしない。ここでは、摩耗検知部材8Hの材質は、金属としている。
1 クランプ部材
2 連結部材
21 挿入部 22 挿通孔
3 支持部材
31 軸受部
4 保持部
41 基部 42 蓋部 43 枢軸
5 開閉機構部
51 枠部 52 ロックピン 53 圧縮バネ 54 押し下げ部材
6 クレビス部
61a 第1突片 61b 第2突片 62 連結片 63 挿通孔
7 支持軸
71 フランジ部 72 バネ 73 ピン 74 座金
8A,8B,8C,8D,8E,8F,8G,8H 摩耗検知部材
81 接触部
82 取付部
821 ベース 822 フック 823 アーム
824 挿通孔 825 設置部 826 貫通孔
83 低強度部 832 幅狭部
84 連結機構 841 凸部 842 凹部
85 落下防止部材 851 環状本体部 852 接続部
Claims (9)
- 送電線用スペーサーの摩耗検知部材であって、
送電線用スペーサーのクランプ部材と前記クランプ部材に連結される連結部材との摺接による前記クランプ部材の摩耗量が所定量以上になった際、前記連結部材に接触する接触部と、
前記接触部と一体に形成され、前記クランプ部材に外装して前記接触部を前記クランプ部材に取り付ける取付部とを備え、
前記取付部は、局所的に低強度に構成され、前記連結部材による前記接触部への接触に伴って変形することで、前記摩耗検知部材の少なくとも一部を前記クランプ部材から離脱させて前記摩耗量が許容摩耗量に達したことを検知する低強度部を有する送電線用スペーサーの摩耗検知部材。 - 前記低強度部が、切欠により形成された薄肉部、及び局所的に幅を小さくした幅狭部の少なくとも一方を有する請求項1に記載の送電線用スペーサーの摩耗検知部材。
- 前記クランプ部材は、前記連結部材が嵌め込まれる隙間が形成されたU字状のクレビス部と、前記クレビス部に一体に形成されて送電線を保持する保持部と、前記保持部を開閉する開閉機構部とを備え、
前記取付部は、
前記クレビス部の一方の外面に配置されるベースと、
前記クレビス部の他方の外面、前記クレビス部の前記隙間に面する内面、及び前記開閉機構部のいずれかに引っ掛けられる一対のフックと、
前記ベースと前記各フックとを連結する一対のアームとを備え、
前記接触部は、前記クレビス部の一方の外面と前記内面とを繋ぐ端面に対向するように前記ベースから前記連結部材側に突出して形成されており、
前記低強度部は、前記ベースにおける前記接触部との隣接箇所、前記フックと前記アームとの連結箇所、及び前記アームの途中箇所の少なくとも一箇所に形成されている請求項1又は請求項2に記載の送電線用スペーサーの摩耗検知部材。 - 前記一対のフックは、前記クレビス部の他方の外面に引っ掛けられ、それぞれ先端に設けられて互いに係合することで連結する連結機構を備える請求項3に記載の送電線用スペーサーの摩耗検知部材。
- 前記摩耗検知部材の色が、前記クランプ部材と異なる請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の送電線用スペーサーの摩耗検知部材。
- 更に、前記低強度部の変形により離脱した前記摩耗検知部材の少なくとも一部を落下させることなく前記クランプ部材に繋ぎ止めておく落下防止部材を備える請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の送電線用スペーサーの摩耗検知部材。
- 前記摩耗検知部材は、アクリロニトリル−アクリルゴム−スチレン樹脂、アクリロニトリル−スチレン−アクリレート樹脂、アクリロニトリル−エチレン−プロピレン−ジエン−スチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、及びクロロプレンゴムの中から選択される1種の樹脂又はゴムで構成される請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の送電線用スペーサーの摩耗検知部材。
- 前記摩耗検知部材は、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス、及びチタン合金の中から選択される1種の金属で構成される請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の送電線用スペーサーの摩耗検知部材。
- 送電線を保持するクランプ部材と、前記クランプ部材に連結される連結部材とを備える送電線用スペーサー部品であって、
前記クランプ部材の前記連結部材との摺接による摩耗量が許容摩耗量に達したことを検知する摩耗検知部材を備え、
前記摩耗検知部材は、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の送電線用スペーサーの摩耗検知部材である送電線用スペーサー部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015161652A JP6488480B2 (ja) | 2015-08-19 | 2015-08-19 | 送電線用スペーサーの摩耗検知部材、及び送電線用スペーサー部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015161652A JP6488480B2 (ja) | 2015-08-19 | 2015-08-19 | 送電線用スペーサーの摩耗検知部材、及び送電線用スペーサー部品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017041954A JP2017041954A (ja) | 2017-02-23 |
JP6488480B2 true JP6488480B2 (ja) | 2019-03-27 |
Family
ID=58203383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015161652A Active JP6488480B2 (ja) | 2015-08-19 | 2015-08-19 | 送電線用スペーサーの摩耗検知部材、及び送電線用スペーサー部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6488480B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7156316B2 (ja) * | 2020-01-08 | 2022-10-19 | Jfeスチール株式会社 | フィルタプレス式脱水機用スライドライナーおよびその使用方法 |
CN113928558A (zh) * | 2021-09-16 | 2022-01-14 | 上海合时无人机科技有限公司 | 一种基于无人机的自动拆装间隔棒方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3041767B2 (ja) * | 1996-05-16 | 2000-05-15 | 九州電力株式会社 | 限界摩耗量標示型架線金具 |
JP4310634B2 (ja) * | 2003-12-26 | 2009-08-12 | 住電朝日精工株式会社 | 送電線用スペーサー |
JP2012228022A (ja) * | 2011-04-18 | 2012-11-15 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 摩耗発見具 |
JP2013135512A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Furukawa Electric Power Systems Co Ltd | スペーサの導体把持部 |
-
2015
- 2015-08-19 JP JP2015161652A patent/JP6488480B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017041954A (ja) | 2017-02-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8646575B1 (en) | Beam anchor | |
KR102434501B1 (ko) | 모니터링이 가능한 가공배전라인 연결기기 | |
JP6488480B2 (ja) | 送電線用スペーサーの摩耗検知部材、及び送電線用スペーサー部品 | |
CN202324931U (zh) | 平开窗用滑撑铰链 | |
US20170121154A1 (en) | Rigging connector having combination hook and shackle mounting | |
US9447843B2 (en) | Belt or belt segment having an open end and attachment device therefor | |
US10245452B2 (en) | Apparatus for suspending a load on a rope | |
CN104540746B (zh) | 具有至少一个螺栓锁止件的夹紧环锁止机构 | |
US20130154290A1 (en) | Hook-Type Handling Device for Hoist with Indicator Arrangement | |
CN101938537A (zh) | 吊饰安装结构及具该吊饰安装结构的便携式电子装置 | |
JP4771853B2 (ja) | 変圧器吊下げ装置及び変圧器吊下げ設置方法 | |
RU2012125909A (ru) | Хомут анкера для подъема бетонных элементов | |
JP2009241824A (ja) | トロリ線のハンガ装置 | |
JP6667021B1 (ja) | フックの外れ止め装置 | |
US20170341913A1 (en) | Method and apparatus for detecting overload distortion | |
JP7032190B2 (ja) | 電車線のテンションバランサ | |
JP2009255804A (ja) | トロリ線のハンガ装置 | |
CN209067128U (zh) | 一种应用于石油钻井的吊卡装置 | |
CN212919138U (zh) | 一种用于杆塔作业的扳手 | |
JP2015212185A (ja) | 外れ止め付きフック、吊り具押え部材 | |
GB2184991A (en) | Lifting apparatus | |
CN213863504U (zh) | 一种物流运输安全磁力挂钩 | |
JP2018079993A (ja) | 吊上補助具 | |
JP7255907B1 (ja) | フックの外れ止め装置 | |
KR200451928Y1 (ko) | 호이스트의 줄걸이 장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20180423 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190121 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190201 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190204 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6488480 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |