JP6486025B2 - カメラシステム、撮像装置およびその制御方法 - Google Patents

カメラシステム、撮像装置およびその制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、レンズ交換が可能なカメラシステムに関するものである。
レンズ交換式のカメラでは、レンズの交換後において、カメラ本体部に装着されたレンズの特性や使用者の意図に合わせてカメラ設定の変更を行う場合がある。その際、設定の変更箇所が多岐に及ぶと、設定変更に時間がかかる可能性がある。そのため、撮影者がシャッタチャンスを逃すことが懸念される。この問題を解決するため、レンズ内にカメラの設定情報を記録する手段を有し、レンズの装着時には記録された情報をカメラ本体部が取得して、カメラ設定を一括して変更する技術が開示されている(特許文献1)。
特開平7−140513号公報
特許文献1に開示された従来技術では、使用者が多数の交換レンズを所有する場合にレンズをそれぞれ交換して設定する必要がある。このため、撮影の事前準備に時間がかかるという問題がある。また、今日のカメラには多種多様な設定項目があるため、撮影経験や知識が充分でない使用者であっても容易に設定可能な方法が求められている。
本発明は、撮像装置の本体部に装着されたレンズ装置に対して、使用者の意図する撮影動作を即座に行えるようにするために、設定処理を容易かつ短時間に行うことを目的とする。
本発明に係るシステムは、レンズ装置と、該レンズ装置を装着可能な撮像装置の本体部を備えるレンズ交換式のカメラシステムであって、ユーザが前記レンズ装置に応じて設定した撮影に関するカメラ設定情報を、該レンズ装置の情報と対応付けて前記本体部の不揮発性メモリに記憶する記憶処理手段と、前記本体部へのレンズ装置の装着に応じて、前記記憶処理手段により前記不揮発性メモリに記憶された前記カメラ設定情報の中から、該レンズ装置に対応するカメラ設定情報を検索し、検索したカメラ設定情報を反映させた設定での撮影を制御する制御手段と、を備える。前記制御手段は、前記不揮発性メモリに記憶された前記カメラ設定情報のリストから、前記レンズ装置の仕様条件の情報を検索し、当該情報が検索された場合には該当するカメラ設定情報を前記リストから削除し、前記レンズ装置の仕様条件と、入力されたカメラ設定情報とを対応付けて前記不揮発性メモリに記憶させる制御を行う。
本発明によれば、撮像装置の本体部に装着されたレンズ装置に対して、使用者の意図する撮影動作を即座に行えるようにするために、設定処理を容易かつ短時間に行うことができる。
本発明の実施形態に係るカメラシステムの構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るカメラの外観図である。 実施例1における、カメラ設定情報の入力処理を示すフローチャートである。 レンズの指定画面を例示した図である。 カメラ設定情報の入力画面(A)から(D)を例示した図である。 実施例1の入力処理によってメモリに格納されたカメラ設定情報を例示した図である。 図3のS304に示す入力処理を示すフローチャートである。 実施例1における、レンズ装着時のカメラ設定変更処理を示すフローチャートである。 レンズ装着時に設定変更が行われた際の報知画面を例示した図である。 図8のS805に示す設定変更処理を示すフローチャートである。 実施例2における、カメラ設定情報の入力処理を示すフローチャートである。 キーワードによるカメラ設定情報のリストを例示した図である。 キーワードによるカメラ設定情報の入力画面を例示した図である。 実施例2の入力処理によってメモリに格納されたカメラ設定情報を例示した図である。 実施例3における、カメラ設定情報の入力処理を示すフローチャートである。 レンズの表示優先度のリストを例示した図である。 レンズの表示優先度のリストに基づくレンズ指定画面を例示した図である。 実施例3における、レンズ装着時のカメラ設定変更処理を示すフローチャートである。 実施例4における、カメラ設定情報の入力処理を示すフローチャートである。 レンズ仕様条件の入力画面を例示した図である。 実施例4の入力処理によってメモリに格納されたカメラ設定情報を例示した図である。 実施例4における、レンズ装着時のカメラ設定変更処理を示すフローチャートである。
以下に、本発明の各実施形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るレンズ交換式のカメラ100のシステム構成例を示すブロック図である。カメラシステム制御部(以下、カメラ制御部という)101は、カメラ100全体を制御する中央演算処理装置(CPU)を備える。撮像部106は、光学像を電気信号に変換するためにCCD(電荷結合素子)やCMOS(相補型金属酸化膜半導体)素子等で構成される撮像素子を備える。シャッタ105は撮像素子への露光制御を行う。
不揮発性メモリ103は、電気的に消去および記録可能なメモリであり、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等が用いられる。不揮発性メモリ103には、カメラ制御部101の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいうプログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートに示す処理を実行するためのプログラムのことである。カメラ制御部101は、不揮発性メモリ103に記憶されたプログラムを読み出して実行することで、本実施形態の各種処理を実現する。また不揮発性メモリ103には、後述する記憶処理によって、装着可能なレンズの一覧情報やカメラ設定情報のリスト、キーワード設定用カメラ設定情報、レンズの表示優先度のリストが記憶される。
電源制御部107は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量を検出する。電源制御部107は、検出結果及びカメラ制御部101の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間だけ各部へ供給する。電源部108は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプタ等からなる。電源SW(スイッチ)110は、使用者が電源のオン操作やオフ操作を切り替える際に使用する。
メインメモリ115には、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)が用いられる。メインメモリ115は、カメラ制御部101の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ103から読み出したプログラム等を記憶する。
カメラ制御部101に対して各種の動作指示を入力するための操作手段として、図1ではモード切替SW109、第1シャッタSW113、第2シャッタSW114、操作部111を示す。モード切替SW109はカメラ制御部101の動作モードを静止画記録モード、動画記録モード、再生モード等に切り替える際に使用者が操作する。静止画記録モードには、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。使用者はモード切替SW109に操作により、所望のモードに切り替えることができる。動画撮影モードの切り替えについても同様である。
第1シャッタSW113は、カメラ100に設けられたレリーズボタン112(図2参照)の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)操作でONとなり、第1のシャッタスイッチ信号SW1を発生させる。この信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作が開始する。第2シャッタSW114は、レリーズボタン112の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)操作でONとなり、第2のシャッタスイッチ信号SW2を発生させる。カメラ制御部101は、第2のシャッタスイッチ信号SW2を受け付けた場合に、撮像部106への露光動作を開始させる。操作部111は、表示装置102に表示される種々の機能アイコンの選択やリスト選択等の操作に応じて、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして使用される。機能ボタンとしては、例えば終了ボタン、戻りボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。例えば、メニューボタンの押下により、設定用メニュー画面が表示装置102に表示される。使用者は、表示装置102に表示されたメニュー画面と、上下左右の十字ボタンや決定ボタン等を操作して各種設定を行うことができる。
カメラシステムを構成するレンズ装置200は、カメラ本体部に着脱可能なレンズユニットである。レンズ装置200はズームレンズ、フォーカスレンズ、絞り羽根等を備える。レンズシステム制御部(以下、レンズ制御部という)201はCPUを備え、インタフェース(I/F)部104を介してカメラ制御部101から入力される指示にしたがって、レンズ装置200内の各ブロック部の制御や、各種情報の通信を行う。絞り制御部202は、レンズ制御部201の制御指令にしたがって絞り羽根を駆動制御する。フォーカス制御部203は、レンズ制御部201の制御指令にしたがってフォーカスレンズを駆動制御する。
図2は、撮像装置の外観を概略的に例示する。以下では、被写体側を前側と定義して各部の位置関係を説明する。
表示装置102は、画像や各種情報を表示するための表示デバイスを有し、カメラ本体部の背面に設けられている。電源スイッチ110は、使用者が電源のオン/オフ切り替え時に操作する。レリーズボタン112は撮影指示を行うための操作部材であり、カメラ本体部の上面部に配置されている。モード切替SW109はカメラ本体部の背面にてレリーズボタン112の下方に位置し、各種モードを切り替える際に使用者が操作する。操作部111は各種スイッチや十字ボタン、操作ボタン、タッチパネル等の操作部材を備える。
[実施例1]
次に、本発明の実施例1において、カメラ設定情報の入力動作と、レンズ装着時のカメラ設定の変更動作について説明する。全体的な流れは、大別して以下の2つのステップで構成される。
・第1ステップ(カメラ設定情報の入力ステップ)
使用者がレンズ装着時にカメラ設定の変更を行うレンズを指定し、そのレンズを装着した場合のカメラ設定情報を使用者が入力すると、カメラ設定情報が不揮発性メモリ103に格納される。
・第2ステップ(レンズ装着時のカメラ設定変更ステップ)
カメラ本体部へのレンズ装着時に、装着されたレンズに対応したカメラ設定情報を不揮発性メモリ103から取得する処理が実行される。取得されたカメラ設定情報に基づいてカメラ設定の変更処理が行われる。
レンズ装着時に設定変更可能なカメラ設定項目は、例えば、以下の通りである。
・露出時間、絞り値、ISO感度。
・AF方式(1点、多点等)、測光モード(中央重点測光、部分測光等)、ドライブモード(単写、連写等)、ISO感度の最大値、撮影モード(シャッタ速度優先モードや絞り優先モード等)。
・露出補正、フォーカス設定(オートフォーカス、マニュアルフォーカス)、アートフィルタ機能、ホワイトバランス、色の仕上がり設定、自動照明調整機能。
・コンティニュアスAFの有無、レンズ光学補正の有無、手振れ補正の有無、AF動作(ワンショットAF、サーボAF等)。
・記録画質(Raw画像、JPEG(Joint Photographic Experts Group)画像等)。
カメラ設定情報には、これら全ての設定項目に関するパラメータが含まれている。
図3のフローチャートを参照して、カメラ設定情報の入力処理について説明する。本処理は、使用者によってメニュー画面等でカメラ設定情報を入力する項目が選択された場合に開始する。
S301でカメラ制御部101は、不揮発性メモリ103に格納されている、装着可能なレンズの一覧情報を読み出す。カメラ制御部101はレンズの指定画面として、レンズ名の一覧表を作成して表示装置102に表示させる。図4は表示装置102の画面の表示される一覧表401を例示する。S302では、使用者がレンズの指定操作を行う。S301で表示装置102に表示された一覧表の中から、使用者が操作部111の十字ボタンを用いて選択操作を行う。使用者はカメラ設定情報を指定するレンズを示す項目へカーソルを移動し、操作部111の決定ボタンを押下することでレンズを指定する。レンズの指定が完了した後、使用者は操作部111の十字ボタンを操作して「決定」アイコン402までカーソルを移動し、操作部111の決定ボタンを押下する。使用者が指定したレンズ名の情報(識別情報)がメインメモリ115に記憶される。
S303でカメラ制御部101は、メインメモリ115内に、使用者が入力したカメラ設定情報を格納するためのメモリ領域を確保する。S304では、使用者がカメラ設定情報を入力する。入力処理については、図7のフローチャートを参照して後述する。
S305でカメラ制御部101は、不揮発性メモリ103に記憶されたカメラ設定情報リストから、S302でメインメモリ115に格納したレンズ名と同一のレンズ名を検索する。メインメモリ115に格納したレンズ名と同一のレンズ名のレンズに関するカメラ設定情報が格納されていた場合、S306へ進み、当該情報が格納されていなかった場合にはS307へ進む。
S306でカメラ制御部101は、S305で検索されたレンズ名に関するカメラ設定情報をリストから削除し、S307に処理を進める。S307でカメラ制御部101は、S302でメインメモリ115に記憶したレンズ名と、S303で確保したメモリ領域に格納されている、使用者が入力したカメラ設定情報とを対応付ける。そして、カメラ制御部101は、入力済みのカメラ設定情報を、不揮発性メモリ103のカメラ設定情報リストに追加して記憶させる。不揮発性メモリ103への記憶処理が完了すると、本フローチャートの処理を終了する。なお、図3のS302に示すレンズの指定処理では、使用者が複数のレンズを指定してもよい。この場合、指定されたレンズの数だけ、S305からS307の処理が繰り返し実行され、入力済みのカメラ設定情報をカメラ設定情報リストへ記憶する処理が行われる。
次に、図7のフローチャートを参照して、図3のS304に示したカメラ設定情報の入力処理を説明する。使用者は、表示装置102に表示される設定入力用画面を見ながら設定項目のパラメータを個々に入力する。ただし、1つの画面で全ての設定項目を入力すると各設定項目の表示が小さくなり、操作性の低下を招く可能性がある。このため、複数の設定画面を使用者に提示し、設定画面ごとに項目を入力する形態を採る。図5に設定画面例を示す。図5(A)から(D)に示す画面には、露出時間、絞り値、ISO感度、AF方式、測光モード、ドライブモード、記録画質を設定項目として例示する。本例では、設定変更が可能なカメラ設定項目において、1画面に3項目ずつ表示されて順次に入力処理が行われる。また、設定項目を表示して入力する順序については、列挙した設定項目の順(露出時間、絞り値、ISO感度、AF方式、測光モード、ドライブモード・・・、記録画質)とする。
図7のS701でカメラ制御部101は、カメラ設定情報の入力画面を表示装置102に表示させる。入力画面には各設定項目に対応する入力用アイコン501と、次の画面へ進むための「次へ」のアイコン502が表示される。設定項目は、本ステップの処理が実行される度に、3項目ずつ順番に表示される。図5(A)は、最初に表示される入力画面を例示し、最初の3項目である、「露出時間」、「絞り値」、「ISO感度」の入力画面が表示される。図5(C)は、その次に表示される設定画面を例示し、3項目の「AF方式」、「測光モード」、「ドライブモード」の入力画面が表示される。全ての設定項目の入力が完了した場合、つまり、最後の入力画面の場合には、図5(D)に示すように、「次へ」ではなく「完了」のアイコン503が表示される。
S702では、使用者が表示装置102に表示されている設定項目のパラメータを入力する。使用者が画面内の変更したい設定項目のアイコンまで操作部111の十字ボタンを操作してカーソルを移動させ、操作部111の決定ボタンを押下する。例えば、図5(B)に示すように、露光時間の設定項目が表示される。使用者が選択した設定項目の選択肢がプルダウン表示により提示される。使用者は、操作部111の十字ボタンを操作して、入力するパラメータまでカーソルを移動させ、操作部111の決定ボタンを押下する。これにより、当該設定項目の入力が完了する。この場合、選択し得るパラメータは、設定項目に固有のパラメータ、または撮影状況に応じてカメラが自動で設定する「自動設定」、またはレンズ交換前の情報をそのまま引き継ぐ「変更しない」のいずれかである。ただし、「記録画質」等のように自動設定ができない設定項目については使用者が設定可能な選択肢が提示される。入力画面内の全ての設定項目について使用者が入力操作を完了した後、操作部111の十字ボタンで「次へ」のアイコン502、または「完了」のアイコン503へカーソルを移動させ、操作部111の決定ボタンを押下するとS703に進む。
S703でカメラ制御部101は、図3のS303で確保したメモリ領域に、S702で使用者が入力した設定項目のパラメータ値を格納する。図5(A)の例では、露出時間が「自動設定」で、絞り値が「F1.8」、ISO感度が「変更しない」として入力操作が行われる。使用者が「次へ」のアイコン502を選択した場合、「露出時間」として「自動設定」、「絞り値」として「F1.8」、「ISO感度」として「変更しない」という各パラメータの値が、図3のS303で確保したメモリ領域に格納される。S704でカメラ制御部101は、使用者による設定項目の入力が全て完了したか否かを判定する。現在表示されている画面が最後の入力画面でなければ、S701へ処理を戻し、最後の入力画面である場合、一連の処理を終了する。
図6は、カメラ本体部に装着可能なレンズ装置の名称と、使用者が入力したカメラ設定情報の項目を、カメラ設定情報リストの形式で例示したものである。図3のS302にてレンズの指定選択で「EF50 F1.8」のレンズを使用者が選択し、背景を暈した写真をJPEG形式で撮影する場合を例に説明すると、図3のS305にてカメラ設定情報の入力処理では露出時間が「自動設定」である。絞り値は「F1.8」、記録画質は「JPEG」、その他の設定項目は「変更しない」として入力される。
次に、図8のフローチャートを参照して、レンズ装着時のカメラ設定変更処理を説明する。本処理はレンズがカメラ本体部に装着されると開始する。
S801でレンズ制御部201は、I/F部104を介してカメラ制御部101にレンズの仕様及びレンズ名の情報を送信する。カメラ制御部101がレンズの仕様及びレンズ名の情報を取得すると、当該情報をメインメモリ115に格納した後、S802へ処理を進める。レンズの仕様の情報とは、焦点距離、開放F値、手振れ補正の可否、ズームレンズや単焦点レンズといったレンズタイプ等の、レンズに係わる各種情報のことである。S802でカメラ制御部101は、メインメモリ115に記憶されたレンズ名に対し、図3のS309で不揮発性メモリ103に格納したカメラ設定情報リスト中のレンズ名から一致するものを検索し、カメラ設定情報を特定する。検索の結果、レンズ名の一致によりカメラ設定情報が特定された場合、S803へ進み、検索されなかった場合には処理を終了する。
S803でカメラ制御部101はメインメモリ115内に、設定変更確認用のメモリ領域を確保する。このメモリ領域には全ての設定項目のパラメータを格納することができる。次のS804でカメラ制御部101は、S803で確保したメモリ領域を初期化する。具体的には、カメラ制御部101はメモリ領域内の全ての設定項目のパラメータに対して、「変更していない」ことを示すデフォルト値を書き込む。S805でカメラ制御部101は、S802で検索したレンズ名に対応するカメラ設定情報に基づいて、カメラ設定値を変更する。設定変更処理については、図10のフローチャートを用いて後述する。
S806でカメラ制御部101は、S803で確保したメモリ領域において、全ての設定項目のパラメータを参照する。カメラ制御部101は、「変更していない」以外に設定されているパラメータをもつ設定項目を検索する。「変更していない」以外のパラメータが1項目でもメモリ領域に格納されていた場合、S807に処理を進める。全ての設定項目に「変更していない」というパラメータが設定されている場合には処理を終了する。
S807でカメラ制御部101は、カメラ設定が変更された旨を、表示装置102の画面に表示させることで使用者に報知する。図9は表示装置102の画面例を示す。図6で示したカメラ設定情報リストが不揮発性メモリ103に格納されており、「EF50 F1.8」レンズをカメラ本体部に装着した場合の報知例を示す。図9(A)では、設定変更が行われた旨のメッセージ901と、変更内容の詳細画面を表示するための「変更箇所」アイコン902を表示装置102が画面に表示する。使用者は、変更内容の詳細を知りたい場合に操作部111の十字ボタンを操作して「変更箇所」アイコン902まで移動させる。使用者が操作部111の決定ボタンを押下すると、変更内容の詳細情報が表示装置102の画面に表示される。カメラ制御部101は図8のS803で確保した設定変更確認用のメモリ領域における全ての設定項目のパラメータを参照する。カメラ制御部101は、「変更していない」以外のパラメータをもつ設定項目を発見した場合、当該パラメータ、及び当該設定項目の現時点での設定項目のパラメータ値を画面に表示させる。これにより、変更前と変更後の設定変更の内容が使用者に通知される。
図9(B)は、設定変更前後の設定内容を使用者に報知する表示例を示す。図6で示したカメラ設定情報リストが不揮発性メモリ103に格納されており、露出時間が「1/300」、絞り値が「F4.5」、記録画質が「Raw」に設定されているものとする。使用者が「EF50 F1.8」のレンズをカメラ本体部に装着した場合、図9(B)の情報が画面に表示される。レンズ装着時には、露出時間が「自動設定」に、絞り値が「F1.8」に、記録画質が「JPEG」にそれぞれ変更されていることを使用者に通知する処理が実行される。詳細情報の確認処理を終了する場合には、使用者が操作部111の十字ボタンを操作して「完了」アイコン903までカーソルを移動させ、操作部111の決定ボタンを押下する。その後で図8のS807にて表示されていた画面へ戻る。
次に、図8のS805に示すカメラ設定値の変更処理について、図10のフローチャートを参照して説明する。基本的な動作としては、まず設定変更可能な設定項目の中からチェック対象の設定項目が決定される。そして、カメラ設定情報のチェック対象である設定項目のパラメータが「変更しない」以外であって、かつカメラ設定と同じパラメータではない場合のみ、当該設定項目のカメラ設定を変更する処理が行われる。また設定変更前の内容を使用者に確認できるようにするために、図8のS803で確保された設定変更確認用のメモリ領域には、カメラ制御部101がカメラ設定の変更前のパラメータを格納する。その後、チェック対象となる設定項目を次の別の設定項目に変更し、全ての設定項目に対して本処理が繰り返し実行される。本例では、先に列挙した設定変更可能な設定項目を、先頭から順番にチェック対象とする場合を説明する。
図10のS1001でカメラ制御部101は、チェック対象項目の初期設定を行う。つまり、最初のチェック対象となる設定項目が指定される。例えば、「露出時間」を最初のチェック対象の設定項目とする。S1002でカメラ制御部101は、カメラ設定情報に係るチェック対象の設定項目のパラメータを参照する。カメラ制御部101は当該パラメータとして、「変更しない」ことを示す値が記憶されているか否かを確認する。「変更しない」ことを示す値がメモリに記憶されている場合、S1008へ進み、それ以外のパラメータ値がメモリに記憶されている場合にはS1003へ移行する。
S1003でカメラ制御部101は、カメラ設定情報に係るチェック対象の設定項目と、現時点でのカメラ設定におけるチェック対象の設定項目とを照合する。両者が一致していた場合、S1008へ進み、不一致の場合にはS1004へ進む。S1004でカメラ制御部101は、図8のS803で確保した設定変更確認用のメモリ領域に、現時点のカメラ設定におけるチェック対象の設定項目のパラメータ値を記憶させる。S1005でカメラ制御部101は、図8のS801でメインメモリ115に格納したレンズ仕様の情報を参照し、カメラ設定情報に係るチェック対象設定項目のパラメータ値への変更が可能か否かを判定する。当該パラメータ値への変更が可能な場合、S1006へ進み、変更が不可能な場合にはS1007へ進む。一例として、「EF50 F1.8」のレンズをカメラ本体部に装着した場合を想定する。この場合、絞り値「F1.8」がカメラ設定情報としてメモリに記憶されていれば、設定変更が可能であるのでS1006へ処理を進める。また、絞り値「F1.0」がカメラ設定情報としてメモリに格納されていた場合には、設定変更が不可能であるため、S1007へ進む。なお、露出時間のように、レンズ仕様とは無関係の設定項目である場合には、常にS1006へ進む。
S1006でカメラ制御部101は、現在のカメラ設定におけるチェック対象の設定項目のパラメータ値を、カメラ設定情報に係るチェック対象の設定項目のパラメータ値に変更する。変更が完了すると、S1008へ進む。
S1007でカメラ制御部101は、カメラ設定情報に係るチェック対象の設定項目と図8のS801でメインメモリ115に格納したレンズ仕様に基づいて、設定可能なパラメータを選定する。カメラ制御部101は、カメラ設定におけるチェック対象の設定項目のパラメータ値を、選定したパラメータ値に変更する。設定可能なパラメータの選定処理では、以下の設定が行われる。
(A)カメラ設定情報に係るチェック対象の設定項目のパラメータ値が、装着済みのレンズで設定可能なパラメータの最大値を超えていた場合
カメラ制御部101は、設定可能なパラメータの最大値を設定する。
(B)カメラ設定情報に係るチェック対象の設定項目のパラメータ値が、装着済みのレンズで設定可能なパラメータの最小値を下回っていた場合
カメラ制御部101は、設定可能なパラメータの最小値を設定する。
なお、設定不可能なパラメータの場合には、カメラ制御部101は「設定しない」ことを示す値を設定する。一例として、「EF50 F1.8」のレンズがカメラ本体部に装着された際、カメラ設定情報の絞り値のパラメータが「F1.0」であった場合には(B)に該当する。この場合、カメラ制御部101は絞りの最小値である「F1.8」を設定する。また、手振れ補正が不可能なレンズがカメラ本体部に装着された際、手振れ補正を「設定する」へと変更するデータがカメラ設定情報に格納されていた場合には、設定不可能なパラメータに該当する。この場合、カメラ制御部101は手振れ補正を「設定しない」に変更する。
S1008でカメラ制御部101は、チェック対象の設定項目が最後の項目であるか否かを判定する。最後の設定項目の場合には処理を終了し、最後の設定項目でなければS1009へ進む。本例では、チェック対象の項目が「記録画質」である場合に処理が終了する。S1009でカメラ制御部101は、チェック対象の設定項目を次の設定項目に変更してS1002へ戻って処理を続行する。本例では、チェック対象の設定項目が「露出時間」であった場合、次のチェック対象の設定項目として「絞り値」に変更される。
本実施形態では、事前に使用者が指定したレンズがカメラ本体部に装着された時点で、カメラ設定が自動的に変更されるため、レンズ装着時の設定変更に要する処理時間を低減できる。カメラ本体部に装着したレンズに対して使用者の意図する撮影を即座に行えるように、カメラ設定処理が短時間に実行されるので、レンズ交換時にシャッタチャンスを逃さずに撮影することができる。
[実施例2]
次に、本発明に係る実施例2を説明する。実施例2において実施例1の場合と同様の構成要素については既に使用した符号を用いることにより、それらの詳細な説明を省略し、主に相違点を説明する。なお、このような説明の省略については後述の実施例でも同じである。
本実施形態は、使用者がカメラ設定情報をキーワードで選択する処理を特徴とする。
図11のフローチャートを参照して、本実施形態におけるカメラ設定情報の入力処理を説明する。本処理の開始タイミングは実施例1の場合と同様である。S1101〜S1103の処理は、実施例1で説明した図3のS301〜S303の処理と同様であるため、S1104から説明する。
S1104でカメラ制御部101は、不揮発性メモリ103に格納されているキーワード設定用カメラ設定情報を読み出す。キーワード設定用カメラ設定情報は、キーワードとカメラ設定情報とを対応付けたリスト形式として不揮発性メモリ103に格納されている。キーワードとは、これに対応付けたカメラ設定情報をもとにカメラ設定が変更された場合、どのような写真が撮れるかを記述した簡易な説明文である。使用者は指定したレンズでどのような写真を撮りたいかを、キーワードから選択する。図12はこのリストを例示したものであり、キーワードとして「背景をボカした写真」、「全体がクッキリとした写真」、「一瞬を捉えた写真」を示す。キーワードが「全体がクッキリとした写真」である場合に、背景が明瞭な写真を撮影するためには絞りを絞る必要がある。このため、絞り値をF6.0に設定するカメラ設定情報となっている。カメラ制御部101はリストを取得すると、選択画面としてキーワードを一覧にまとめた表を作成し、表示装置102の画面に表示させる制御を行う。図13は、図12に示したキーワード設定用のカメラ設定情報リストを呼出した場合の選択画面を例示したものである。図13では、キーワード1301として「背景をボカした写真」、「全体がクッキリとした写真」、「一瞬を捉えた写真」が画面に表示され、「背景をボカした写真」が選択状態である。
S1105では、使用者がカメラ設定情報をキーワードから選択する。S1104で表示装置102に表示されているカメラ設定情報リストの中から、使用者が操作部111の十字ボタンを用いて、選択したいキーワードの項目へカーソルを移動させる。操作部111の決定ボタンを押下することで使用者はキーワードを選択する。その後、使用者は操作部111の十字ボタンで「決定」項目1302までカーソルを移動させ、操作部111の決定ボタンを押下するとS1106へ進む。S1106及びS1107では、実施例1における図3のS305及びS306と同等の処理がそれぞれ実行される。
S1106で否定的判定結果(NO)であった場合、またはS1107の後にS1108に進む。S1108でカメラ制御部101は、S1102でメインメモリ115に格納したレンズ名と、S1105で使用者が選択したキーワードに対応したカメラ設定情報を関連付けて、不揮発性メモリ103のカメラ設定情報リストに追加して記憶させる。図14には、レンズ名とカメラ設定情報を表形式で例示する。図11のS1102におけるレンズの指定で使用者が「EF14 F2.8」のレンズを選択し、風景写真等を撮影したいという意図をもって、S1105で「全体がクッキリとした写真」を選択した際のカメラ情報設定リストを例示したものである。カメラ設定情報リストに入力内容が追加されて不揮発性メモリ103への格納が完了すると、一連の処理を終了する。なお、本実施形態におけるレンズ装着時のカメラ設定変更処理については実施例1の場合と同様である。
本実施形態では、使用者が所望のキーワードを選択することにより、複数の項目を一括して設定できる。つまり、使用者は多種多様な設定項目を一つずつ選択する必要が無いので、設定時間を短縮でき、また撮影経験の浅い使用者でも容易に設定が可能となる。
[実施例3]
次に、本発明に係る実施例3を説明する。本実施形態では、過去のレンズ装着情報(履歴情報)をもとに使用者がレンズを指定し、カメラ設定情報を入力する動作について説明する。
図15のフローチャートを参照して、本実施形態におけるカメラ設定情報の入力処理を説明する。本処理の開始タイミングは実施例1の場合と同様である。
S1501でカメラ制御部101は、不揮発性メモリ103に格納されているレンズ情報のリストから、レンズの一覧表を作成する。レンズの一覧表を作成する際、カメラ制御部101は不揮発性メモリ103に格納されているレンズの表示優先度のリストを用いて、優先度の高いレンズの順にソーティング処理を行う。図16は、レンズ名と優先度を例示した、レンズの表示優先度リストである。例えば、優先度の値が大きいほど、画面の上位にてレンズ名が優先的に表示されるものとする。カメラ制御部101が作成した一覧表は、表示装置102が画面に表示する。図17は、図16の表示優先度リストにしたがって作成されたレンズ一覧の表示画面を例示する。優先度にしたがって上位から順に並べ替えられたレンズ名が枠1701内に表示され、その下方に「決定」アイコン1702が表示される。図15のS1502〜S1507はそれぞれ、実施例1における図3のS302〜S307と同様の処理であるため、それらの説明を割愛する。
次に、図18のフローチャートを参照して、本実施形態におけるレンズ装着時のカメラ設定変更処理を説明する。本処理の開始タイミングは実施例1の場合と同様である。S1801は、実施例1における図8のS801と同等の処理であり、また、S1803〜S1808はそれぞれ、実施例1における図8のS802〜S807と同等の処理である。よって、S1802のみ説明する。
S1801の後にS1802へ進み、カメラ制御部101は不揮発性メモリ103に格納されているレンズの表示優先度のリストから、S1801で取得したレンズ名と同じレンズ名を検索する。カメラ制御部101は、検索したレンズ名の優先度を高くするために、その優先度に1を加算した後、不揮発性メモリ103に記憶する。そしてS1803に処理を進める。
レンズの表示優先度の値については、写真を撮影する度にカウントアップすることで撮影した枚数を優先度に反映させてもよい。または、レンズをカメラ本体部に装着している時間を計測することにより、使用時間を優先度に反映させて使用時間の長いレンズを優先的に表示してもよい。また、優先度がゼロであるレンズについてはレンズ名を画面に表示しないことで、装着履歴のないレンズを表示しない処理が可能である。
本実施形態では、使用頻度の高いレンズほど、画面の上位に表示されるので使用者がレンズの選択を容易に行うことができる。
[実施例4]
次に、本発明に係る実施例4を説明する。本実施形態では、使用者がレンズの仕様条件を入力し、その仕様を満たすレンズのカメラ設定情報を入力する処理について説明する。本例では、仕様条件として焦点距離および開放F値の情報を例示する。
図19のフローチャートを参照して、本実施形態におけるカメラ設定情報の入力処理を説明する。本処理の開始タイミングは実施例1の場合と同様である。
S1901でカメラ制御部101は、使用者がレンズ仕様条件を入力するための入力用画面を表示装置102に表示させる。図20は入力画面を例示し、焦点距離と開放F値の範囲をそれぞれ入力するための枠2001が表示される。S1902では、使用者がレンズの仕様条件を入力する。図20(A)は、レンズの仕様条件として焦点距離と開放F値の各範囲についての入力例を示す。使用者は操作部111の十字ボタンを操作し、仕様条件を指定する項目のパラメータまでカーソルを移動させる。使用者が操作部111の決定ボタンを押下することで選択したパラメータの詳細項目が画面にプルダウン表示される。さらに使用者は操作部111の十字ボタンを操作して所望のパラメータまでカーソルを移動させ、操作部111の決定ボタンを押下することでパラメータを確定させる。図20(B)は使用者が焦点距離のパラメータを選択した場合のプルダウン表示画面を例示する。焦点距離の選択肢(数値)2003が縦方向に表示され、使用者は所望の値を選択することができる。図20(A)では、レンズの仕様条件として使用者が焦点距離30〜50、開放F値1.0〜1.8を指定した例を示している。使用者はパラメータの入力を終了した後、操作部111の十字ボタンを操作して「完了」項目2002までカーソルを移動させ、操作部111の決定ボタンを押下する。これにより入力情報がメインメモリ115に格納される。S1903及びS1904はそれぞれ、実施例1における図3のS303及びS304と同等の処理であるため、それらの説明を省略する。
S1905でカメラ制御部101は、不揮発性メモリ103のカメラ設定情報リストの中から、S1902でメインメモリ115に格納したレンズ仕様条件のデータを検索する。検索の結果、レンズ仕様条件のデータが格納されていた場合、S1606へ進み、当該レンズ仕様条件のデータが格納されていなかった場合にはS1907へ進む。S1906でカメラ制御部101は、S1905で検索されたレンズ仕様条件、つまりS1902でメインメモリ115に格納したレンズ仕様条件と同一のレンズ仕様条件を有するカメラ設定情報をリストから削除する。そしてS1907に処理を進める。
S1907でカメラ制御部101は、S1902で使用者が指定したレンズ仕様条件と、S1904で入力したカメラ設定情報とを対応付ける。対応付けられたレンズ仕様条件のデータ及びカメラ設定情報は、カメラ設定情報リストに追加して不揮発性メモリ103に格納される。図21は不揮発性メモリ103に格納されたリストを例示する。S1902にて使用者は、焦点距離が30〜60、開放F値が1.0〜1.8のレンズを指定し、S1904で露出時間を「自動設定」とし、絞り値を「F1.8」に選択した場合を示す。不揮発性メモリ103への格納が完了すると処理を終了する。
次に、図22のフローチャートを参照して、本実施形態におけるレンズ装着時のカメラ設定変更処理を説明する。本処理の開始タイミングは実施例1の場合と同様である。
S2201でレンズ制御部201は、I/F部104を介してカメラ制御部101にレンズ仕様のデータを送信する。カメラ制御部101がレンズ仕様のデータを取得すると、S2202へ進む。S2202でカメラ制御部101は、S2201で取得したレンズ仕様と、図19のS1905で不揮発性メモリ103に格納されたカメラ設定情報のリストからレンズ仕様条件を満たす情報を検索する。例として、図21に示すレンズ仕様条件にて、焦点距離が30〜60の範囲であって、開放F値が1.0〜1.8の範囲の場合を説明する。使用者が「EF50 F1.8」のレンズをカメラ本体部に装着した際、その焦点距離および開放F値は共にレンズ仕様条件の範囲内である。つまり、装着されたレンズは、図21のレンズ仕様条件を満たしている。また、使用者が「EF16 F2.8」のレンズをカメラ本体部に装着した際には、その焦点距離が条件外であるため、図21のレンズ仕様条件を満たさない。S2202でカメラ制御部101がレンズ仕様条件を満たすカメラ設定情報を発見した場合、S2203へ進み、発見できなかった場合には処理を終了する。S2203,S2204はそれぞれ、実施例1における図8のS803,S804と同等の処理である。
S2205でカメラ制御部101は、S2202でレンズ仕様条件を満たしたレンズに対応したカメラ設定情報を不揮発性メモリ103から取得する。S2206,S2207はそれぞれ、実施例1における図8のS806,S807と同等の処理である。
本実施形態では使用者がレンズ仕様条件を、焦点距離と開放F値の2種類で指定している。これは例示であって、様々なレンズ仕様を条件として指定可能である。例えば、ズームレンズであるか、または単焦点レンズであるかといったレンズタイプを条件に追加し、また、手振れ補正機能の有無を条件として追加してもよい。
本実施形態では、使用者が指定した仕様条件を満たすレンズを一括で指定することにより、レンズ指定を容易に行える。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 カメラ
101 カメラシステム制御部
102 表示装置
103 不揮発性メモリ
106 撮像部
111 操作部
200 レンズユニット
201 レンズシステム制御部

Claims (7)

  1. レンズ装置と、該レンズ装置を装着可能な撮像装置の本体部を備えるレンズ交換式のカメラシステムであって、
    ユーザが前記レンズ装置に応じて設定した撮影に関するカメラ設定情報を、該レンズ装置の情報と対応付けて前記本体部の不揮発性メモリに記憶する記憶処理手段と、
    前記本体部へのレンズ装置の装着に応じて、前記記憶処理手段により前記不揮発性メモリに記憶された前記カメラ設定情報の中から、該レンズ装置に対応するカメラ設定情報を検索し、検索したカメラ設定情報を反映させた設定での撮影を制御する制御手段と、を備え
    前記制御手段は、前記不揮発性メモリに記憶された前記カメラ設定情報のリストから、前記レンズ装置の仕様条件の情報を検索し、当該情報が検索された場合には該当するカメラ設定情報を前記リストから削除し、前記レンズ装置の仕様条件と、入力されたカメラ設定情報とを対応付けて前記不揮発性メモリに記憶させる制御を行うことを特徴とするカメラシステム。
  2. レンズ装置を装着可能な本体部を備えるレンズ交換式の撮像装置であって、
    ユーザが前記レンズ装置に応じて設定した撮影に関するカメラ設定情報を、該レンズ装置の情報と対応付けて前記本体部の不揮発性メモリに記憶する記憶処理手段と、
    前記本体部へのレンズ装置の装着に応じて、前記記憶処理手段により前記不揮発性メモリに記憶された前記カメラ設定情報の中から、該レンズ装置に対応するカメラ設定情報を検索し、検索したカメラ設定情報を反映させた設定での撮影を制御する制御手段と、を備え
    前記制御手段は、前記不揮発性メモリに記憶された前記カメラ設定情報のリストから、前記レンズ装置の仕様条件の情報を検索し、当該情報が検索された場合には該当するカメラ設定情報を前記リストから削除し、前記レンズ装置の仕様条件と、入力されたカメラ設定情報とを対応付けて前記不揮発性メモリに記憶させる制御を行うことを特徴とする撮像装置。
  3. 前記カメラ設定情報に対応するキーワードを表示する表示手段を備え、
    前記制御手段は、入力された前記キーワードから前記カメラ設定情報を特定して当該カメラ設定情報を反映させた設定での撮影を制御することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、過去に前記レンズ装置が前記本体部に装着されたときの当該レンズ装置の情報の一覧表を作成して前記不揮発性メモリに記憶させるとともに、表示手段に前記一覧表を表示させる制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、前記不揮発性メモリに記憶されている表示優先度の情報を用いて、優先度の高い順に前記レンズ装置の情報をソーティング処理して前記一覧表を作成することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、検索したカメラ設定情報を反映させた結果、カメラ設定が変更された場合、カメラ設定が変更された旨を報知する処理を行うことを特徴とする請求項2からのいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. レンズ装置を装着可能な本体部を備えるレンズ交換式の撮像装置にて実行される制御方法であって、
    ユーザが前記レンズ装置に応じて設定した撮影に関するカメラ設定情報を、該レンズ装置の情報と対応付けて前記本体部の不揮発性メモリに記憶する記憶処理ステップと、
    前記本体部へのレンズ装置の装着に応じて、前記記憶処理ステップにて前記不揮発性メモリに記憶された前記カメラ設定情報の中から、該レンズ装置に対応するカメラ設定情報を検索し、検索したカメラ設定情報を反映させた設定での撮影を制御する制御ステップと、を有し
    前記制御ステップでは、前記不揮発性メモリに記憶された前記カメラ設定情報のリストから、前記レンズ装置の仕様条件の情報を検索し、当該情報が検索された場合には該当するカメラ設定情報を前記リストから削除し、前記レンズ装置の仕様条件と、入力されたカメラ設定情報とを対応付けて前記不揮発性メモリに記憶させる制御が行われることを特徴とする撮像装置の制御方法。
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