JP6484694B2 - カリヨン打鈴機構を有する機械式時計 - Google Patents

カリヨン打鈴機構を有する機械式時計 Download PDF

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Description

本発明は、時及び四半時を異なるメロディで打鈴するカリヨン打鈴機構を有する計時器ムーブメントに関し、上記ムーブメントは、少なくとも1つのクォーター・スネイルを駆動するように構成した駆動手段を含み、上記打鈴機構は、
−アワー・スネイル、
−クォーター・ラック駆動小歯車、
−枢動ミニッツ・ラック、
−ミニッツ・サプライズ・ピース
を備え、アワー・スネイルは、アワー・ジャンパにより保持するアワー・スター・ホイールにより支持し、各時で、上記クォーター・スネイルと一体であるクォーター・ピンによって位置決めし、クォーター・ラック駆動小歯車は、打鈴列によって駆動し、枢動クォーター・ラックを駆動するように構成し、枢動クォーター・ラックの枢動移動は、上記クォーター・ラックと一体であるクォーター・フィーラによって制限し、枢動クォーター・ラックは、上記クォーター・スネイル上に載置されるように構成し、枢動ミニッツ・ラックの枢動移動は、上記枢動ミニッツ・ラックと一体であるミニッツ・フィーラによって制限し、枢動ミニッツ・ラックは、上記ムーブメントの上記駆動手段によって駆動するミニッツ・スネイル上に載置されるように構成し、クォーター・ラックは、上記ミニッツ・ラックの駆動歯を駆動するように構成した駆動手段を備え、ミニッツ・サプライズ・ピースは、上記ミニッツ・スネイルと同軸であり、上記ミニッツ・スネイルの上に重ねられ、上記クォーター・スネイルと一体に回転し、上記ミニッツ・スネイルに対して少なくとも部分的に枢動自由であり、ミニッツ・サプライズ・ピースのジャンパばねと協働し、四半時の変更直後及び最初の分の間に上記ミニッツ・スネイルのゼロ分段を延長するように構成する。
本発明は、精密時計学、特に時計のための、特にチャイム又はカリヨンを有する打鈴機構の分野に関する。
打鈴機構は、精密時計学において、とりわけ最も高く評価されている複雑機構である。そのような機構を時計に組み込むことは、例外なく複雑なものである。
一般に、従来のグランド・ソヌリ機構は、低い方の音色の「ドン音」及び高い方の音色の「ディン音」の2つのゴングを有し、「ドン音」は時の打鈴に使用し、「ドン音」と「ディン音」とを組み合わせて、各四半時の「ディン・ドン音」を打鈴するものであり、この高い方の音色のゴングは、分を打鈴するように装備された時計の場合、分の打鈴に使用することもできる。
カリヨン又はチャイムを有するグランド・ソヌリ機構は、四半時毎及び正時に短いメロディを演奏するように設計されている。最も精巧なカリヨンでは、各四半時で異なるメロディを演奏する。また、時で演奏されるメロディは、個々の四半時のメロディから得られるシーケンスである。
正確な時間でメロディを演奏することは困難である。サプライズ・ピースは、打鈴機能が開始される瞬間に対しより良好な精度をもたらすものである。打鈴の間のあらゆる誤差を回避するために、例えば針と切欠きとを協働させるといった、かなり正確な調節を構成要素に対し行わなければならない。そのような機構は、調節が困難であり、衝撃があるとこの調節を損なう場合がある。
一代替形態は、スネイルをより大きく作製し、スネイルの時間期間を変更することである。しかし、利用可能な空間はその他の複雑機構によって異なり、そのような構成が常に可能であるわけではない。
NOUVELLE LEMANIA SA名義の欧州特許出願第1416342A1号は、中心ホイール・セットを備える打鈴計時器を開示しており、中心ホイール・セットは、1時間で1回転し、第1のスネイル、及び第1のスネイルに関連するサプライズ・ピース、第2のスネイル、打鈴動作制御部材に接続し、打鈴動作制御部材を作動した際に第2のスネイルに対し当接するように構成したフィーラを備えた枢動ラック、第1のスネイル上でサプライズ・ピースを枢動させるサプライズ・ピース・ジャンパ、及びラックが休止位置にあるときにサプライズ・ピース・ジャンパをサプライズ・ピースから離すサプライズ・ピース分離デバイスを備える。このサプライズ・ピース分離デバイスは、突出要素を含み、突出要素は、ラックに固定され、サプライズ・ピース・ジャンパと協働してサプライズ・ピース・ジャンパをサプライズ・ピースから離して移動させるように構成されている。
MONTRES BREGUET SA名義のスイス特許出願第704590A2号は、計時器のための分離機構を開示しており、分離機構は、一方に計時器ムーブメント、もう一方に少なくとも1つの打鈴機構を含み、打鈴機構は、上記計時器ムーブメントによって駆動する時間基準上で時間情報を読み取るフィーラ・アームを含む。この分離機構は、計時器の制御機構と協働するように構成した少なくとも1つの第1の分離器を含み、第1の準備位置では、時間情報フィーラが時間基準上で情報を検索しないようにする停止位置を取るようにし、第2の非準備位置では、フィーラが通過して時間基準と接触することを可能にするようにする。
欧州特許出願第1416342A1号 スイス特許出願第704590A2号
本発明は、かなりの精度でカリヨン・チャイムを解放可能にする小型の代替形態をもたらすことを提案するものであり、従来のグランド・ソヌリ機構の最小可能構成要素しか使用しない。
この目的で、本発明は、請求項1に記載の計時器ムーブメントに関する。
本発明は、カリヨン打鈴機構を有する機械式時計(watch)であり、そのようなムーブメントを含む時計(watch)にも関する。
本発明は、カリヨン打鈴機構を有する機械式時計(clock)であり、そのようなムーブメントを含む時計(clock)にも関する。
本発明の他の特徴及び利点は、図面を参照する以下の詳細な説明を読めば明らかになるであろう。
本発明の第1の変形形態を示す図である。本発明によるムーブメントから構成した打鈴機構の一部の概略平面図であり、クォーター・ラックは、ミニッツ・ラックの上に重ねられている。公知の様式では、ミニッツ・ラックは、ミニッツ・スネイルと同一平面上にあり、ミニッツ・スネイルは、クォーター・チャイムを解放した後、最初の分の間、延長され、ミニッツ・ラックのフィーラによって、近接面のミニッツ・サプライズ・ピースによって感知することができ、このミニッツ・サプライズ・ピースは、ミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパと協働する。本発明に特定の公知の様式では、クォーター・ラックは、クォーター・スネイルと同一平面上にあり、クォーター・スネイルは、クォーター・チャイムを解放した後、最初の分の間、延長され、クォーター・ラックのフィーラによって、近接面に配置したクォーター・サプライズ・ピースによって感知することができ、このクォーター・サプライズ・ピースは、クォーター・サプライズ・ピース・ジャンパと協働する。図1は、チャイムを解放して時を打鈴する直前の、59分における組立体の位置を示し、クォーター・サプライズ・ピース・ジャンパは、クォーター・サプライズ・ピースを保持している。 本発明の第1の変形形態を示す図である。図1と同様の図であり、クォーター・サプライズ・ピース・ジャンパが、クォーター・サプライズ・ピースと先端同士が接触している位置にある、ゼロ分における同じ機構を示す。 本発明の第1の変形形態を示す図である。図1及び図2と同様の図であり、1分における同じ機構を示し、ミニッツ・ラックは、ミニッツ・スネイル上に載置しており、次に、機構は、クォーター・サプライズ・ピースがクォーター・サプライズ・ピースを推進させる位置にある。 本発明の第1の変形形態を示す図である。スネイル組立体の概略断面図であり、本発明の第1の変形形態では、スネイル組立体は、同軸組立体であり、ここでは心棒部分を備えるミニッツ・スネイルの周囲に組み立てられた、クォーター・ラック及びミニッツ・ラックと協働する本発明の構成要素、並びにクォーター・サプライズ・ピース・ジャンパ及びミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパを支持する。この特定の非限定スネイル組立体は、ここでは、その上側端部からその下側端部に向かって以下を支持する:計時器ムーブメントと協働する中空軸小歯車、ミニッツ・スネイルのカラー、クォーター・スネイルに固着したミニッツ・サプライズ・ピース、クォーター・スネイルに続いて、且つクォーター・スネイル上でクォーター・サプライズ・ピースが枢動し、クォーター・サプライズ・ピースはアワー・ドライバによって軸方向に停止し、アワー・ドライバは、クォーター・スネイル上に押圧され、次に、フィンガが、ミニッツ・スネイルの管状部分上に押圧され、フィンガは、クォーター・スネイルのための軸方向停止部を形成し、このフィンガは、打鈴機構を係止又は解除するように働き、最終的に、4つの歯が付いたスターは、管状部分上に押圧され、各四半時でグランド・ソヌリ機構を解放するように構成する。 本発明の第1の変形形態を示す図である。図4のスネイル組立体の概略上面図である。 本発明の第1の変形形態を示す図である。図4のスネイル組立体の部分概略上面図である。ミニッツ・スネイル、ミニッツ・サプライズ・ピース及びクォーター・スネイルのみを示し、クォーター・スネイルは、筐体の内部に条片ばねを備える。 本発明の第1の変形形態を示す図である。ミニッツ・スネイルの概略平面図である。 本発明の第1の変形形態を示す図である。ミニッツ・サプライズ・ピースの概略平面図である。 本発明の第1の変形形態を示す図である。クォーター・スネイルの概略平面図である。 本発明の第1の変形形態を示す図である。クォーター・サプライズ・ピースの概略平面図である。 本発明の第1の変形形態を示す図である。アワー・ドライバの概略平面図である。 本発明の第1の変形形態を示す図である。図1から図3と同様の図であり、59分における異なる構成要素の位置を示す。3つの瞬間における、ミニッツ・ラックとミニッツ・スネイルとミニッツ・サプライズ・ピースとの間の協働を示す。 図1から図3と同様の図であり、59分における異なる構成要素の位置を示す。3つの瞬間における、クォーター・ラックとクォーター・スネイルとミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパとミニッツ・サプライズ・ピースとの間の協働を示す。 本発明の第1の変形形態を示す図である。図1から図3と同様の図であり、59分における異なる構成要素の位置を示す。図16と同様に、3つの瞬間における、クォーター・ラックとクォーター・スネイルとミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパとミニッツ・サプライズ・ピースと、クォーター・サプライズ・ピースと、クォーター・サプライズ・ピース・ジャンパとの間の協働を示す。図14は、アワー・ドライバも示し、アワー・ドライバは、中に備えたピンによって12個の歯の付いたアワー・スター・ホイールを駆動するように構成する。 本発明の第1の変形形態を示す図である。図1から図3と同様の図であり、ゼロ分における異なる構成要素の位置を示す。3つの瞬間における、ミニッツ・ラックとミニッツ・スネイルとミニッツ・サプライズ・ピースとの間の協働を示す。 本発明の第1の変形形態を示す図である。図1から図3と同様の図であり、ゼロ分における異なる構成要素の位置を示す。3つの瞬間における、クォーター・ラックとクォーター・スネイルとミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパとミニッツ・サプライズ・ピースとの間の協働を示す。本発明によるクォーター・サプライズ・ピース及びクォーター・サプライズ・ピース・ジャンパを更に示す。 本発明の第1の変形形態を示す図である。図1から図3と同様の図であり、ゼロ分における異なる構成要素の位置を示す。図16と同様の、3つの瞬間における、クォーター・ラックとクォーター・スネイルとミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパとミニッツ・サプライズ・ピースと、クォーター・サプライズ・ピースと、クォーター・サプライズ・ピース・ジャンパとの間の協働を示す。アワー・ドライバも示し、アワー・ドライバは、中に備えたピンによって12個の歯の付いたアワー・スター・ホイールを駆動するように構成する。 本発明の第1の変形形態を示す図である。図1から図3と同様の図であり、1分における異なる構成要素の位置を示す。3つの瞬間における、ミニッツ・ラックとミニッツ・スネイルとミニッツ・サプライズ・ピースとの間の協働を示す。 本発明の第1の変形形態を示す図である。図1から図3と同様の図であり、1分における異なる構成要素の位置を示す。3つの瞬間における、クォーター・ラックとクォーター・スネイルとミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパとミニッツ・サプライズ・ピースとの間の協働を示す。 図1から図3と同様の図であり、1分における異なる構成要素の位置を示す。図16と同様の、3つの瞬間における、クォーター・ラックとクォーター・スネイルとミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパとミニッツ・サプライズ・ピースと、クォーター・サプライズ・ピースと、クォーター・サプライズ・ピース・ジャンパとの間の協働を示す。図20図は、アワー・ドライバも示し、アワー・ドライバは、中に備えたピンによって12個の歯の付いたアワー・スター・ホイールを駆動するように構成する。 本発明によるムーブメントを備える時計を示すブロック図であり、ムーブメントは、図示の打鈴機構を有する。 本発明によるムーブメントを備える時計を示すブロック図であり、ムーブメントは、図示の打鈴機構を有する。 本発明の第2の変形形態を示す図であり、クォーター・サプライズ・ピースは、ピンによって一体に回転する上側部分及び下側部分を含む。第2の変形形態のスネイル組立体の概略上面図である。 本発明の第2の変形形態を示す図であり、スネイル組立体の第1の変形形態の図4と同様の、本発明の第2の特定の変形形態のスネイル組立体の概略断面図であり、スネイル組立体は、同軸組立体であり、ここでは心棒部分を備えるミニッツ・スネイルの周囲に組み立てられた、クォーター・ラック及びミニッツ・ラックと協働する本発明の構成要素、並びにクォーター・サプライズ・ピース・ジャンパ及びミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパを支持する。このスネイル組立体は、ここでは、その上側端部からその下側端部に向かって以下を支持する:計時器ムーブメントと協働する中空軸小歯車、ミニッツ・スネイル・カラー、クォーター・スネイルと一体に回転するミニッツ・サプライズ・ピース、クォーター・スネイルに続いて、且つクォーター・スネイル上で、クォーター・スネイルに従って、且つクォーター・スネイル上で、2つの重ね合わせた部分を備えるクォーター・サプライズ・ピースを枢動する。アワー・ドライバは、ミニッツ・サプライズ・ピース上に押圧され、4つの歯が付いたスターは、ミニッツ・スネイルの管状部分上に押圧され、各四半時でグランド・ソヌリ機構を解放するように構成する。図35まで、上側(矢印A)から辿る図を「上面」図と呼び、下側(矢印B)から辿る図を「底面」図と呼び、奇数番号の図は上面図であり、偶数番号の図は底面図である。 本発明の第2の変形形態を示す図であり、クォーター・スネイルの概略平面上面図であり、クォーター・スネイルは、第1のスネイル・ピン、第2のスネイル・ピン及び第3のスネイル・ピンを支持する。クォーター・スネイルの条片ばねは、フックを含み、フックは、ミニッツ・スネイル内に備えた第1の支承ピンと協働するように構成する。 本発明の第2の変形形態を示す図であり、ミニッツ・サプライズ・ピースの概略平面底面図であり、ミニッツ・サプライズ・ピースは、クォーター・スネイルの径方向切欠き、及び更には径方向楕円開口又は位置決めアイと相補的に協働するように構成した突起、ミニッツ・スネイル内に備えた同じ第1の支承ピンを封入するように構成した第1の開口、並びにミニッツ・スネイルが支持する第2のドテピンを封入するように構成した第2の開口を含む。 本発明の第2の変形形態を示す図であり、クォーター・スネイル及びミニッツ・サプライズ・ピースを重ね合わせた構成の概略平面上面図である。 本発明の第2の変形形態を示す図であり、同組立体の底面図である。 本発明の第2の変形形態を示す図であり、以下で詳述するクォーター・スネイル、ミニッツ・サプライズ・ピース及びクォーター・サプライズ・ピースを重ね合わせた構成の概略平面上面図である。 本発明の第2の変形形態を示す図であり、同組立体の底面図である。 本発明の第2の変形形態を示す図であり、クォーター・サプライズ・ピースの上側部分の概略平面上面図であり、クォーター・サプライズ・ピースは、図33に示すクォーター・サプライズ・ピースの下側部分と一体に回転するピンを支持し、クォーター・サプライズ・ピースは、上側部分のこのピンと協働する第1の径方向アイ、実質的に円形ばねアームの端部で、クォーター・スネイルの第3のピンと協働するように構成した第2のアイを含む。 本発明の第2の変形形態を示す図であり、ミニッツ・スネイルの概略平面底面図であり、ミニッツ・スネイルは、クォーター・スネイルの条片ばねと協働するように構成した第1の支承ピン、及びミニッツ・サプライズ・ピースの第2の開口と協働するように構成した第2のドテピンを支持する。 本発明の第2の変形形態を示す図であり、クォーター・サプライズ・ピースの下側部分の図である。 本発明の第2の変形形態を示す図であり、クォーター・サプライズ・ピースの上側部分及び下側部分を重ね合わせた構成の概略平面上面図である。 本発明の第2の変形形態を示す図であり、クォーター・サプライズ・ピースの上側部分及び下側部分を重ね合わせた構成の概略平面底面図である。 本発明の第2の変形形態を示す図であり、図1から図3と同様の、第2の変形形態による打鈴機構の部分概略平面上面図であり、打鈴機構は、本発明によるムーブメント内に休止位置で備えられている。 本発明の第2の変形形態を示す図であり、図1から図3と同様の、第2の変形形態による打鈴機構の部分概略平面底面図であり、打鈴機構は、本発明によるムーブメント内に休止位置で備えられている。 本発明の第2の変形形態を示す図であり、図1から図3と同様の、第2の変形形態による打鈴機構の部分概略底面図であり、打鈴機構は、本発明によるムーブメント内に休止位置で備えられている。図38は、図37では示さない4つの歯が付いたスター・ホイールを含む。 本発明の第2の変形形態を示す図であり、図12から図20と同様の図であり、59分における異なる構成要素の位置を示す。ミニッツ・サプライズ・ピース、及び3つの瞬間における、ミニッツ・ラックとミニッツ・スネイルとミニッツ・サプライズ・ピースとの間の協働をより正確に示す。 本発明の第2の変形形態を示す図であり、図12から図20と同様の図であり、59分における異なる構成要素の位置を示す。クォーター・スネイル、及び3つの瞬間における、クォーター・ラックとクォーター・スネイルとミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパとミニッツ・サプライズ・ピースとの間の協働をより正確に示す。 本発明の第2の変形形態を示す図であり、図12から図20と同様の図であり、59分における異なる構成要素の位置を示す。クォーター・サプライズ・ピース、及び3つの瞬間における、クォーター・ラックとクォーター・スネイルとミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパとミニッツ・サプライズ・ピースと、クォーター・サプライズ・ピースと、クォーター・サプライズ・ピース・ジャンパとの間の協働をより詳細に示す。図41は、アワー・ドライバも示し、アワー・ドライバは、中に備えたピンを介して12個の歯が付いたアワー・スター・ホイールを駆動するように構成する。 本発明の第2の変形形態を示す図であり、図12から図20と同様の図であり、ゼロ分における異なる構成要素の位置を示す。ミニッツ・サプライズ・ピース、及び3つの瞬間における、ミニッツ・ラックとミニッツ・スネイルとミニッツ・サプライズ・ピースとの間の協働をより正確に示す。 本発明の第2の変形形態を示す図であり、図12から図20と同様の図であり、ゼロ分における異なる構成要素の位置を示す。クォーター・スネイル、及び3つの瞬間における、クォーター・ラックとクォーター・スネイルとミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパとミニッツ・サプライズ・ピースとの間の協働をより正確に示す。 本発明の第2の変形形態を示す図であり、図12から図20と同様の図であり、ゼロ分における異なる構成要素の位置を示す。クォーター・サプライズ・ピース、及び3つの瞬間における、クォーター・ラックとクォーター・スネイルとミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパとミニッツ・サプライズ・ピースと、クォーター・サプライズ・ピースと、クォーター・サプライズ・ピース・ジャンパとの間の協働をより詳細に示す。図44は、アワー・ドライバも示し、アワー・ドライバは、中に備えたピンを介して12個の歯が付いたアワー・スター・ホイールを駆動するように構成する。 本発明の第2の変形形態を示す図であり、図12から図20と同様の図であり、1分における異なる構成要素の位置を示す。ミニッツ・サプライズ・ピース、及び3つの瞬間における、ミニッツ・ラックとミニッツ・スネイルとミニッツ・サプライズ・ピースとの間の協働をより正確に示す。 本発明の第2の変形形態を示す図であり、図12から図20と同様の図であり、1分における異なる構成要素の位置を示す。クォーター・スネイル、及び3つの瞬間における、クォーター・ラックとクォーター・スネイルとミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパとミニッツ・サプライズ・ピースとの間の協働をより正確に示す。 本発明の第2の変形形態を示す図であり、図12から図20と同様の図であり、1分における異なる構成要素の位置を示す。クォーター・サプライズ・ピース、及び3つの瞬間における、クォーター・ラックとクォーター・スネイルとミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパとミニッツ・サプライズ・ピースと、クォーター・サプライズ・ピースと、クォーター・サプライズ・ピース・ジャンパとの間の協働をより詳細に示す。図47は、アワー・ドライバも示し、アワー・ドライバは、中に備えたピンを介して12個の歯が付いたアワー・スター・ホイールを駆動するように構成する。
本発明は、少なくとも時、及び各1時間周期の間で四半時を打鈴するように構成したカリヨン打鈴機構100を含む計時器ムーブメント200に関し、カリヨン打鈴機構100は、各四半時及び正時で異なるメロディを伴う。より詳細には、この打鈴機構100は、正時、そして順次、四半時で4つの異なるメロディを演奏するように構成する。より詳細には、この打鈴機構100は、最初に時数を打鈴し、次にメロディを演奏するように構成する。
このムーブメント200は、従来のように、とりわけ、少なくとも1つのクォーター・スネイル10を駆動するように構成した駆動手段を含む。
本明細書では、打鈴機構の構造全体を詳細に説明しない。打鈴機構の製造に関する詳細は、当業者に周知であって、計時学の打鈴複雑時計で専門に扱われており、より詳細には著作物、題名「複雑時計のための案内書(Les montres compliquees)」、Francois Lecoultre著、Editions horlogeres、ビエンヌ(スイス)、ISBN 2−88175−000−1(仏語版)、又はISBN 2−88175−002−8(独語版)、又はISBN 2−88175−001−X(英語版)、より詳細には、限定はしないが「Repeating watches」、「Old repeating watches」、「Modern quarter repeaters」、「Simplified repeater」、Half−quarter repeaters」、Breguet half−quarter repeater」、「Five−minute repeater」、Minute−repeaters」、及び「Clock watches」と題する章で専門に扱われている。
「Clock watches」と題するこの最後の章は、より詳細には、本発明の背景に関し、時計又はグランド・ソヌリ機構は、時及び四半時が少なくとも経過する際、ユーザの介入なしに打鈴される。
本発明の実施に必要な、注目すべき構成要素のみを以下で言及する。
本発明のケースでは、打鈴機構100は、
−アワー・スネイル20、
−クォーター・ラック駆動小歯車12、
−枢動ミニッツ・ラック32、
−ミニッツ・サプライズ・ピース37
を含み、アワー・スネイル20は、アワー・ジャンパ23が保持するアワー・スター・ホイール22が支持し、各時で、クォーター・スネイル10と一体であるクォーター・ピン29によって位置決めし、クォーター・ラック駆動小歯車12は、打鈴列によって駆動し、枢動クォーター・ラック13を駆動するように構成し、枢動クォーター・ラック13の枢動移動は、クォーター・ラック13と一体であるクォーター・フィーラ14によって制限し、枢動クォーター・ラック13は、クォーター・スネイル10上に載置されるように構成し、枢動ミニッツ・ラック32の枢動移動は、枢動ミニッツ・ラック32と一体であるミニッツ・フィーラ31によって制限し、枢動ミニッツ・ラック32は、ムーブメント200の駆動手段によって駆動するミニッツ・スネイル30上に載置されるように構成し、クォーター・ラック13は、クォーター・ラック13内に備えた駆動歯39を駆動するように構成した駆動手段を含み、ミニッツ・サプライズ・ピース37は、ミニッツ・スネイル30と同軸であり、ミニッツ・スネイル30の上に重ねられ、クォーター・スネイル10と一体に回転し、ミニッツ・スネイル30に対して少なくとも部分的に枢動自由であり、ミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパ38と協働し、四半時の変更直後及び四半時後の最初の分の間にミニッツ・スネイル30のゼロ分段を延長するように構成する。
本発明によれば、打鈴機構100は、クォーター・サプライズ・ピース19を含み、クォーター・サプライズ・ピース19は、クォーター・スネイル10と同軸であり、クォーター・スネイル10の上に重ねられ、角度移動を制限した状態でクォーター・スネイル10に対して少なくとも部分的に枢動自由であり、正時における四分の四半時(four quarter)のメロディ、新たな時における最初の分のメロディの順次演奏を保証するように構成する。打鈴機構100は、クォーター・サプライズ・ピース19の平面内に、クォーター・サプライズ・ピース19を駆動及び/又は係止するように構成したクォーター・サプライズ・ピース・ジャンパ109も含む。
実施形態に応じて、クォーター・サプライズ・ピース19は、図1から図19に示す第1の変形形態のように一体要素であるか、又は図23から図47に示す第2の変形形態のようにいくつかの要素を組み込む部分組立体であってもよく、クォーター・サプライズ・ピース19は、少なくとも1つの上側部分219及び下側部分319を含み、少なくとも1つの上側部分219及び下側部分319は、同軸であり、一体に枢動し、サプライズ・ピース・ピン419によって一体に回転する。
このクォーター・サプライズ・ピース・ジャンパ109は、変形形態に応じて、弾性戻り手段、特にばねによって推進するか、又はそのような弾性戻り手段から形成することができる。
特定の変形形態では、クォーター・サプライズ・ピース・ジャンパ109は、ミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパ38と連結される。
別の特定の変形形態(図示せず)では、クォーター・サプライズ・ピース・ジャンパ109は、ミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパ38と共に一体組立体を形成する。
また別の特定の変形形態(図示せず)では、クォーター・サプライズ・ピース・ジャンパ109は、ミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパ38と連結される。クォーター・スネイル109及びミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパ38は、異なる面にあるため、このレベルの差は、そのような連結接続の場合、例えば制御ピンによって修正しなければならず、より詳細には、この連結接続は、ばね等による弾性接続部を含むことに留意されたい。
より詳細には、クォーター・ラック13は、第1のクォーター歯15及び第2のクォーター歯105を含み、第1のクォーター歯15は、第1のクォーター歯15を作動させて第1の四半時ゴングを打鈴する第1のクォーター・ハンマ・トリップと協働するように構成し、第2のクォーター歯105は、第2の四半時ゴングを打鈴するように構成した第2のクォーター・ハンマ・トリップと協働するように構成し、第1のクォーター歯15及び第2のクォーター歯105は、四半時を打鈴する一連の第1の音及び第2の音が得られるように離間している。
より詳細には、打鈴機構100は、分を打鈴するように構成し、ミニッツ・ラック32は、ミニッツ歯33を含み、ミニッツ歯33は、ミニッツ・ゴングを打鈴するように構成したミニッツ・ハンマを作動するミニッツ・ハンマ・トリップと協働するように構成する。
より詳細には、グランド・ソヌリ機構の場合、打鈴機構100は、打鈴香箱を含み、打鈴香箱は、ムーブメント200の巻回軸によって巻回される。打鈴機構は、解放レバーにより解放され、解放レバーは、戻止めラチェットと噛み合い、ミニッツ・ラック32、クォーター・ラック13及びアワー・ラックの解放を生じさせる。これら3つの構成要素のそれぞれは、各自の戻しばねを有する。戻止めラチェットがこれらの構成要素を解放するため、ばねは、これらの構成要素をそれぞれのスネイル上に押圧することができる。
より詳細には、図4及び図5に見られるように、打鈴機構100は、スネイル組立体40を含み、スネイル組立体40は、同じ軸D周りに同軸に組み付けた、
−ミニッツ・スネイル30、
−一方の第1のショルダ111、及び
−もう一方の心棒部分112
を含む。ミニッツ・スネイル30はクォーター・スネイル10の第1のボア113を枢動させる管状部分301を含む。このクォーター・スネイル10は、クォーター・スネイル10のリム上に支持するクォーター・カラー114のいずれかの側に、クォーター・カム115を含む。第1のショルダ111は、ミニッツ・サプライズ・ピース37のボア371を中心に置く。このミニッツ・サプライズ・ピース37は、クォーター・カラー114とミニッツ・スネイル30内に備えたミニッツ・カラー302との間に挿入する。心棒部分112は、クォーター・サプライズ・ピース19のボア191を枢動し、ボア191は、クォーター・カラー114とアワー・ドライバ28との間に封入されている。このアワー・ドライバ28は、心棒部分112上に押圧され、クォーター・スネイル10と一体であり、クォーター・サプライズ・ピース19の軸方向の遊びを制限するように構成する。このアワー・ドライバ28は、軸Dと平行であるクォーター・ピン29を支持し、アワー・スター・ホイール22を駆動する。
より詳細には、スネイル組立体40は、中空軸小歯車91も含み、中空軸小歯車91は、ミニッツ・スネイル30と一体に回転し、ムーブメント200の駆動手段によって駆動され、1時間に1回転する。
より詳細には、スネイル組立体40は、フィンガ92も含み、フィンガ92は、管状部分301上に押圧され、クォーター・スネイル10の軸方向の遊びを制限し、打鈴機構100内に備えたレバーと協働することによって打鈴機構を係止又は解除してアワー駆動手段を正時で解放するように構成する。
より詳細には、スネイル組立体40は、4つの歯が付いたスター・ホイール93も含み、歯付きスター・ホイール93は、管状部分301上に押圧され、各四半時でグランド・ソヌリ機構を解放するように構成する。
好ましくは、クォーター・サプライズ・ピース19は、ドテピンを含み、ドテピンは、クォーター・スネイル10内に備えた第1の円形又は楕円筐体と協働するように構成する。
好ましくは、ミニッツ・スネイル30は、第1の支承ピン303を含み、第1の支承ピン303は、条片ばね110と当接して協働するように構成し、条片ばね110は、クォーター・スネイル10の取付け点103上に片持ちされている。この取付け点103は、真鍮、レーザはんだ又は溶接又はその他の種類のものとすることができる。例えば微細加工材料から作製し、LIGA又は同様の方法によって成形する一変形形態では、クォーター・スネイル10は、103に条片ばね110と一体に取り付けることができる。
好ましくは、ミニッツ・スネイル30は、第2のドテピン304を含み、第2のドテピン304は、ミニッツ・サプライズ・ピース37内に備えた第2の円形又は楕円筐体372と協働するように構成する。
図23から図47は、本発明の第2の変形形態を示し、クォーター・サプライズ・ピース19は、ピン419によって一体に回転する上側部分219及び下側部分319を含む。
図24は、第2の変形形態のスネイル組立体を示し、スネイル組立体は、同軸組立体であり、ここでは心棒部分を備えるミニッツ・スネイル30の周囲に組み立てられた、クォーター・ラック及びミニッツ・ラックと協働する構成要素、並びにクォーター・サプライズ・ピース・ジャンパ及びミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパを支持する。このスネイル組立体は、矢印Aの方向で、その上側端部からその下側端部に向かって以下を支持する:
−計時器ムーブメントと協働する中空軸小歯車91、
−ミニッツ・スネイル30のカラー、
−ミニッツ・サプライズ・ピース37、
−アワー・ドライバ28、
−4つの歯が付いたスター・ホイール93
を支持し、ミニッツ・サプライズ・ピース37は、楕円穴372を含み、第2のスネイル・ピン172を一体に回転駆動し、第2のスネイル・ピン172は、クォーター・スネイル10によって支持し、クォーター・スネイル10に従って、
−クォーター・スネイル上では、2つの重ね合わせた部分、即ち上側部分219及び下側部分319、から構成したクォーター・サプライズ・ピース19を枢動し、
−12本の歯でアワー・スター22を駆動するピン29を支持するアワー・ドライバ28は、ミニッツ・サプライズ・ピース37内に備えた管状部分上に押圧され、
−4つの歯が付いたスター・ホイール93は、ミニッツ・スネイル30の管状部分上に押圧され、各四半時でグランド・ソヌリ機構を解放するように構成する。
図23及び図24は、打鈴機構の休止位置を示し、休止位置では、全てが巻回され、打鈴機構調整器は停止し、打鈴機構を再度解放することができる。
クォーター・サプライズ・ピース19は、ミニッツ・サプライズ・ピース37上に重ねられ、ミニッツ・サプライズ・ピース37に対して、クォーター・サプライズ・ピース19を制限された様式で枢動することができる。
ミニッツ・スネイル30は、クォーター・スネイル10の条片ばね110と協働するように構成した第1の支承ピン303、及びミニッツ・サプライズ・ピース37と協働するように構成した第2のドテピン304を支持する。
図25から図28は、クォーター・スネイル10とミニッツ・サプライズ・ピース37との並置を示し、クォーター・スネイル10及びミニッツ・サプライズ・ピース37は、一体に回転し、例えば、限定はしないが、リベット等で互いに対し留められている。この場合、管状組立体は、図24からわかるように、ミニッツ・スネイル30内に備えた管状部分上に収容されている。ミニッツ・スネイル30は、ムーブメントによって駆動し、輪列のために依然として付勢されている。ミニッツ・サプライズ・ピース37は、ミニッツ・スネイル30に対して枢動することができる。クォーター・サプライズ・ピース19は、ミニッツ・サプライズ・ピース37に対して自由回転するように組み付けられている。
クォーター・スネイル10は、第1のスネイル・ピン173、第2のスネイル・ピン172及び第3のスネイル・ピン701を支持し、その条片ばね110は、フック1130を含み、フック1130は、ミニッツ・スネイル30内に備えた第1の支承ピン303と協働するように構成する。この変形形態では、このクォーター・スネイル10は、平坦な打抜き形状で経済的に作製するか、又はLIGA若しくはMEMS若しくは同様の方法によって、微細加工可能な材料、シリコン等で作製することができ、クォーター・スネイル10は、ここでは、径方向切欠き116を含み、径方向切欠き116は、ここでは管状部分を有するミニッツ・サプライズ・ピース37の突起237と協働するように開口している。
条片ばね110のフック1130とミニッツ・スネイル30の第1の支承ピン303との間の協働により、打鈴ユニットが自動的にその元の位置に戻ることが保証され、特に、ミニッツ・サプライズ・ピース37が故意又は偶発的な動作によってジャンパ38上で変位した場合に、機構がその初期位置に戻ることが保証される。
この目的で、ミニッツ・サプライズ・ピース37は、第2のスネイル・ピン172と協働する楕円径方向開口又は位置決めアイ372、ミニッツ・スネイル30内に備えた第1の支承ピン303を封入するように構成した第1の開口437、及び第2のドテピン304を封入するように構成した第2の開口337も含み、第2のドテピン304は、ミニッツ・スネイル30によって支持し、打鈴ユニットがその初期位置に戻るようにする。
クォーター・サプライズ・ピース19は、ここでは、2つの重ね合わせた部分、即ち、一体に枢動する上側部分219及び下側部分319、を含む。クォーター・サプライズ・ピース19の上側部分219は、クォーター・サプライズ・ピースの下側部分319の第1の径方向アイ313と一体に回転するピン419を支持する。この下側部分319は、実質的に円形のばねアーム311の端部に、クォーター・スネイル10の第3のピン701と協働するように構成した第2のアイ312を含み、第3のピン701は、上側部分219内に設けた径方向切欠き216の内部を移動可能であり、クォーター・スネイル10に対する上側部分219の移動を制限するようにする。ばねアーム311は、特に、サプライズ・ピースによって生じるジャンプの際、クォーター・スネイルに対して上側部分219をその休止位置に戻す性質がある。クォーター・サプライズ・ピースがジャンプした場合、ばねは、ピンを初期の停止位置に戻す性質がある。
より詳細には、図31から図35に図示する変形形態からわかるように、上側部分219は、その周辺部に、異なる半径の4つの円形区分を有し、これらの区分は、四分の四半時、及びクォーター・スネイル10のそれぞれの区分に対応する。したがって、これらの区分のいくつかは、切欠きによって分離し、クォーター・スネイル10の対応区分に対応する最大半径の周辺部分218は、2つの側部217及び2190を有する切欠き216によって直ぐ隣のより小さい半径の区分から分離されている。
下側部分319は、突起を含み、突起は、より大きい同じ半径値の円形区分317を備え、縁部318で終端する。図34及び図35は、この上側部分219及び下側部分319を重ね合わせた構成を示す。
図27及び図28は、クォーター・スネイル10及びミニッツ・サプライズ・ピース37を重ね合わせた構成、並びに位置決めアイ372と第2のスネイル・ピン172との間の協働を示す。
図29及び図30は、クォーター・スネイル10、ミニッツ・サプライズ・ピース37及びクォーター・サプライズ・ピース19を重ね合わせた構成を示す。これらの図は、第1のスネイル・ピン173と上側部分219の切欠き216の側部2190との間の当接状態での協働、並びに第3のスネイル・ピン701及び下側部分319の第2のアイ312との間の協働を示す。この下側部分319のばね311は、上側部分219を張り、ピン312に対して上側部分219を戻す性質がある。
図36及び図37は、休止位置における第2の変形形態を有する打鈴機構の一部を示す。
クォーター・サプライズ・ピース・ジャンパ109及びミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパ38は、ここでは、非限定的に、同じ軸S周りに枢動するように組み付けられ、それぞれ、それぞれピン706及び705に作用するばね604及び603の作用を受ける。クォーター・サプライズ・ピース・ジャンパ109は、停止ピン702を支持し、図36からわかるように、停止ピン702は、ミニッツ・ラック32の切欠き上に載置され、ミニッツ・ラック32のくちばし状縁部は、ミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパ38上に載置され、したがって、ミニッツ・ラック32上に応力を付与している。
クォーター・ラック13及びミニッツ・ラック32は、ここでは、非限定的に、同じ軸P周りに枢動するように組み付けられ、それぞればね602及び601の作用を受ける。楕円溝323は、ばね601を支持するピン703の移動を可能にする。
図37は、ミニッツ・サプライズ・ピース37の第2の開口337とミニッツ・スネイル30の第2のドテピン304との間の協働を示す。
打鈴機構が解放されると、ばね601及び602はそれぞれ、ミニッツ・ラック32及びクォーター・ラック13を枢動させ、それぞれのスネイルを感知するようにする。
ミニッツ・ラック32が自由落下すると、その動きにより2つのサプライズ・ピース・ジャンパを解放する。
時間が変化する際、
−59分では、四分の三半時及び14分が打鈴され、2つのジャンパはサプライズ・ピースを移動させない;
−正時のゼロ分では、四分の四半時のみが打鈴され、ミニッツ・ジャンパが移動し、ミニッツ・サプライズ・ピースを変位させ、上側段を触知し、ミニッツ・ラックの移動を制限する。クォーター・サプライズ・ピース・ジャンパは、クォーター・サプライズ・ピースに対して移動するが、クォーター・サプライズ・ピースを起動しない;
−四半時の打鈴が望ましくない、ちょうど1分である最初の分の瞬間では、ミニッツ・サプライズ・ピースは、ジャンパによって変位し、クォーター・サプライズ・ピースも、ジャンパによって変位する。
59分の瞬間では、図39からわかるように、ミニッツ・ラック32が落下し、ミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパが解放され、ミニッツ・サプライズ・ピースの同軸円形外形上に移動し、これにより、一切の移動を伴わずに、ミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパ38がその縁部380を介して、ミニッツ・サプライズ・ピース37の円形周辺部370上に載置される。この図は、5時の位置における、開口内でのミニッツ・サプライズ・ピース37の第2の開口337とミニッツ・スネイル30の第2の支承ピン304との間の協働、及び1時の位置における開口内でのミニッツ・サプライズ・ピース37の第1の開口437とミニッツ・スネイル30の第1の支承ピン303との間の協働を示す。
ミニッツ・ラックのくちばし320は、ミニッツ・スネイル30の切欠きの底部において、14番目の切欠きで読取り位置にある。
図40及び図41からわかるように、クォーター・ラック13のくちばし130は、クォーター・スネイル10の最下レベル115上に載置されている。
第1のスネイル・ピン173は、上側部分219の切欠き216の側部2190上に載置されている。
図41は、クォーター・サプライズ・ピース・ジャンパの解放を示し、クォーター・サプライズ・ピース・ジャンパは、クォーター・サプライズ・ピースに対して移動し、クォーター・ラックは、時計回りに回転して当接する。クォーター・サプライズ・ピースは、まだ移動していない。というのは、クォーター・サプライズ・ピース・ジャンパ109の雄V字形部分の面1099の1つは、クォーター・サプライズ・ピース19の下側部分319の縁部318上に載置しているためである。
打鈴機構が解放されるゼロ分の瞬間では、ミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパに加えて、ミニッツ・ラックが解放され、ミニッツ・サプライズ・ピースと接触し、適時にミニッツ・サプライズ・ピースを解放し、ミニッツ・ラックが上側段を触知し、その移動を制限する。この場合、ピン304はその筐体内部で停止する。図42からわかるように、ミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパ38は、縁部380に隣接するスポーク形状部分381を介して、その円形ショルダ370の端部で、ミニッツ・サプライズ・ピース37の縁部371上に載置されている。ミニッツ・ラック32のくちばし320は、ミニッツ・サプライズ・ピース37の別の円形ショルダ370上にもたれる。第2の支承ピン304は、その開口337内で9時の位置にあり、第1の支承ピン303は、その開口437内で7時の位置にある。ミニッツ・サプライズ・ピースが枢動すると、クォーター・スネイルも枢動する。クォーター・ラック13のくちばし130は、突起237上に載置されているクォーター・スネイル10の径方向切欠き116内部に深く貫入し、径方向切欠き116は、次にクォーター・ラックがアクセス可能な最下段である。ゼロ分の打鈴は、60分、即ち、四分の四半時の打鈴に等しい。
第1のスネイル・ピン173は、依然として上側部分219の切欠き216の側面2190上に載置されている。
2つのジャンパは一緒に解放される。図44は、クォーター・サプライズ・ピース・ジャンパ109のV字形部分の縁部1090が、クォーター・サプライズ・ピース19の下側部分319の周辺円形部分317上に載置されていること、したがって、このレベルでは何も生じていないことを示す。
最初の分の瞬間では、1分のみで、四半時を鳴らす必要はない。打鈴機構を解放すると、ミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパが解放され、これにより、ミニッツ・サプライズ・ピースに対し作用し、ミニッツ・ラックに対してミニッツ・サプライズ・ピースを十分に変位させ、下側段を感知するようにする。図45からわかるように、ミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパ38は、スポーク形状部分381を介してミニッツ・サプライズ・ピース37の縁部371上に依然として載置されている。ミニッツ・ラック32のくちばし320は、ミニッツ・スネイル30の最大直径部302上に径方向に載置され、ミニッツ・サプライズ・ピース37の別の縁部371上に接線方向に載置されている。第2の支承ピン304は、その開口337内で依然として9時の位置にあり、第1の支承ピン303は、その開口437内で依然として7時の位置にある。クォーター・ラック13のくちばし130は、クォーター・サプライズ・ピース19の上側部分219の最大直径部218上に径方向に載置されている。
この目的は、クォーター・ラック・フィーラが突起237まで落下しないようにするためである。したがって、クォーター・サプライズ・ピース・ジャンパは、クォーター・サプライズ・ピースに作用し、クォーター・サプライズ・ピースを変位させ、クォーター・ラックの向かいに更なる段を挿入してクォーター・ラックが脱落しないようにする。図46からわかるように、次に、第1のスネイル・ピン173は、上側部分219の切欠き216のもう一方の側面217上に載置されている。
図47は、クォーター・サプライズ・ピース19の下側部分319の縁部318が、クォーター・サプライズ・ピース・ジャンパ109のV字形部分の円形部1091上に載置されていることを示す。
したがって、この機構は、ユーザがミニッツ・リピータを59分で開始した場合に四分の四半時を打鈴しないようにすることを可能にする。このことにより、ゼロ分では、ミニッツ・スネイル及びクォーター・スネイルが正しく変位し、四分の四半時及びゼロ分を正確に打鈴すること、並びに最初の分に達したときに、クォーター・サプライズ・ピースが必要に応じて変位することを保証し、四半時を打鈴しないが、1分のみを打鈴することを保証する。
本発明は、カリヨン打鈴機構を有する機械式時計(watch)であり、そのようなムーブメント200を含む時計(watch)1000にも関する。
本発明は、カリヨン打鈴機構を有する機械式時計(clock)であり、そのようなムーブメント200を含む時計(clock)2000にも関する。
したがって、本発明は、正確な時間でカリヨン打鈴機構の完全な動作を保証する。この動作は、従来の組立体により得られ、特定の専門的知識を必要とする複雑な調節を必要としない。本発明による打鈴機構は、特に、例示した変形形態のスネイル組立体のサイズを制限するものであり、据え付けが容易な小型ユニットを形成する。
本発明は、要求に応じて打鈴するミニッツ・リピータ機構も含むグランド・ソヌリ機構に適合しており、この場合、機構は、ユーザが解放すると、カリヨン・メロディによって最初に時間を、次に四半時を、次に分を打鈴する。
10 クォーター・スネイル
12 クォーター・ラック駆動小歯車
13 枢動クォーター・ラック
14 クォーター・フィーラ
20 アワー・スネイル
22 アワー・スター・ホイール
23 アワー・ジャンパ
29 クォーター・ピン
32 枢動ミニッツ・ラック
38 ミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパ
100 カリヨン打鈴機構
200 計時器ムーブメント

Claims (19)

  1. 少なくとも時、及び各1時間周期の間で四半時を打鈴するように構成したカリヨン打鈴機構(100)を含む計時器ムーブメント(200)であって、前記カリヨン打鈴機構(100)は、各四半時及び正時で異なるメロディを伴い、前記ムーブメント(200)は、少なくとも1つのクォーター・スネイル(10)を駆動するように構成した駆動手段を含み、前記打鈴機構(100)は、
    −アワー・スネイル(20)、
    −クォーター・ラック駆動小歯車(12)、
    −枢動ミニッツ・ラック(32)、
    −ミニッツ・サプライズ・ピース(37)
    を含み、前記アワー・スネイル(20)は、アワー・ジャンパ(23)が保持するアワー・スター・ホイール(22)が支持し、各時で、前記クォーター・スネイル(10)と一体であるクォーター・ピン(29)によって位置決めし、前記クォーター・ラック駆動小歯車(12)は、打鈴列によって駆動し、枢動クォーター・ラック(13)を駆動するように構成し、前記枢動クォーター・ラック(13)の枢動移動は、前記クォーター・ラック(13)と一体であるクォーター・フィーラ(14)によって制限し、前記クォーター・フィーラ(14)が、前記クォーター・スネイル(10)の変化する外径の径方向に載置されるように構成し、前記枢動ミニッツ・ラック(32)の枢動移動は、前記枢動ミニッツ・ラック(32)と一体であるミニッツ・フィーラ(31)によって制限し、前記ミニッツ・フィーラ(31)が、前記ムーブメント(200)の前記駆動手段によって駆動するミニッツ・スネイル(30)の変化する外径の径方向に載置されるように構成し、前記クォーター・ラック(13)は、前記ミニッツ・ラック(32)の駆動歯(39)を駆動するように構成した駆動手段を備え、前記ミニッツ・サプライズ・ピース(37)は、前記ミニッツ・スネイル(30)と同軸であり、前記ミニッツ・スネイル(30)の上に重ねられ、前記クォーター・スネイル(10)と一体に回転し、前記ミニッツ・スネイル(30)に対して少なくとも部分的に枢動自由であり、ミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパ(38)と協働し、四半時の変更直後及び最初の分の間に前記ミニッツ・スネイル(30)内に備えたゼロ分段を延長するように構成する、計時器ムーブメント(200)において、
    前記打鈴機構(100)は、クォーター・サプライズ・ピース(19)を含み、前記クォーター・サプライズ・ピース(19)は、前記クォーター・スネイル(10)と同軸であり、前記クォーター・スネイル(10)の上に重ねられ、角度移動を制限した状態で前記クォーター・スネイル(10)に対して少なくとも部分的に枢動自由であり、正時における四分の四半時のメロディ、新たな時における最初の分のメロディの順次演奏を保証するように構成し、前記打鈴機構(100)は、前記クォーター・サプライズ・ピース(19)の平面内に、前記クォーター・サプライズ・ピース(19)を駆動及び/又は係止するように構成したクォーター・サプライズ・ピース・ジャンパ(109)を更に含むことを特徴とする、計時器ムーブメント(200)。
  2. 前記クォーター・サプライズ・ピース・ジャンパ(109)は、前記ミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパ(38)とは別個であることを特徴とする、請求項1に記載のムーブメント(200)。
  3. 前記クォーター・サプライズ・ピース・ジャンパ(109)は、前記ミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパ(38)と一体組立体を形成することを特徴とする、請求項1に記載のムーブメント(200)。
  4. 前記クォーター・サプライズ・ピース・ジャンパ(109)は、前記ミニッツ・サプライズ・ピース・ジャンパ(38)と連結していることを特徴とする、請求項1に記載のムーブメント(200)。
  5. 前記クォーター・ラック(13)は、第1のクォーター歯(15)及び第2のクォーター歯(105)を含み、前記第1のクォーター歯(15)は、第1のクォーター・ハンマ・トリップと協働し、第1の四半時ゴングを打鈴するように構成した第1のクォーター・ハンマを作動するように構成し、前記第2のクォーター歯(105)は、第2のクォーター・ハンマ・トリップと協働し、第2の四半時ゴングを打鈴するように構成した第2のクォーター・ハンマを作動するように構成し、前記第1のクォーター歯(15)及び前記第2のクォーター歯(105)は、四半時を打鈴する一連の第1の音及び第2の音が得られるように離間していることを特徴とする、請求項1に記載のムーブメント(200)。
  6. 前記打鈴機構(100)は、分を打鈴するように構成すること、前記ミニッツ・ラック(32)は、ミニッツ歯(33)を含み、前記ミニッツ歯(33)は、ミニッツ・ゴングを打鈴するように構成したミニッツ・ハンマを作動するミニッツ・ハンマ・トリップと協働するように構成することを特徴とする、請求項1に記載のムーブメント(200)。
  7. 前記打鈴機構(100)は、打鈴香箱を含み、前記打鈴香箱は、前記ムーブメント(200)内に備えた巻回軸によって巻回し、前記打鈴機構を解放するために、解放レバーを備え、前記解放レバーは、戻止めラチェットと噛み合い、前記ミニッツ・ラック(32)、前記クォーター・ラック(13)及び前記アワー・ラックの解放を生じさせ、前記3つの構成要素のそれぞれは、各自の戻しばねを有し、前記戻しばねは、前記戻止めラチェットによって解放されると前記構成要素を前記それぞれのスネイルに対し押圧するように構成することを特徴とする、請求項1に記載のムーブメント(200)。
  8. 前記打鈴機構(100)は、スネイル組立体(40)を含み、前記スネイル組立体(40)は、同じ軸(D)周りに同軸に組み付けた、前記ミニッツ・スネイル(30)、一方の第1のショルダ111、及びもう一方の心棒部分112を備え、前記ミニッツ・スネイル(30)は前記クォーター・スネイル(10)の第1のボア(113)を枢動させる管状部分(301)を含み、前記クォーター・スネイル(10)は、前記クォーター・スネイル(10)のリム上に支持するクォーター・カラー(114)のいずれかの側に、クォーター・カム(115)を含み、前記第1のショルダ(111)は、前記ミニッツ・サプライズ・ピース(37)のボア(371)を中心に置き、前記ミニッツ・サプライズ・ピース(37)は、前記クォーター・カラー(114)と前記ミニッツ・スネイル(30)内に備えたミニッツ・カラー(302)との間に挿入し、前記心棒部分(112)は、前記クォーター・サプライズ・ピース(19)のボア(191)を枢動し、前記ボア(191)は、前記クォーター・カラー(114)とアワー・ドライバ(28)との間に封入し、前記アワー・ドライバ(28)は、前記心棒部分(112)上に押圧され、前記クォーター・スネイル(10)と一体であり、前記クォーター・サプライズ・ピース(19)の軸方向の遊びを制限するように構成し、前記アワー・ドライバ(28)は、前記軸(D)と平行である前記クォーター・ピン(29)を支持し、前記アワー・スター・ホイール(22)を駆動することを特徴とする、請求項1に記載のムーブメント(200)。
  9. 前記スネイル組立体(40)は、中空軸小歯車(91)も含み、前記中空軸小歯車(91)は、前記ミニッツ・スネイル(30)と一体に回転し、前記ムーブメント(200)の前記駆動手段によって駆動され、1時間に1回転することを特徴とする、請求項8に記載のムーブメント(200)。
  10. 前記スネイル組立体(40)は、フィンガ(92)も含み、前記フィンガ(92)は、前記管状部分(301)上に押圧され、前記クォーター・スネイル(10)の軸方向の遊びを制限し、前記打鈴機構(100)内に備えたレバーと協働することによって前記打鈴機構を係止又は解除し、正時でアワー駆動手段を解放するように構成することを特徴とする、請求項8に記載のムーブメント(200)。
  11. 前記スネイル組立体(40)は、4つの歯が付いたスター・ホイール(93)も含み、前記歯付きスター・ホイール(93)は、前記管状部分(301)上に押圧され、各四半時で前記カリヨン打鈴機構を解放するように構成することを特徴とする、請求項8に記載のムーブメント(200)。
  12. 前記クォーター・サプライズ・ピース(19)は、ドテピンを含み、前記ドテピンは、前記クォーター・スネイル(10)内に備えた第1の筐体と協働するように構成することを特徴とする、請求項1に記載のムーブメント(200)。
  13. 前記ミニッツ・スネイル(30)は、第1の支承ピン(303)を含み、前記第1の支承ピン(303)は、条片ばね(110)と当接して協働するように構成し、前記条片ばね(110)は、前記クォーター・スネイル(10)の取付け点(103)上に片持ちされていることを特徴とする、請求項1に記載のムーブメント(200)。
  14. 前記ミニッツ・サプライズ・ピース(37)は、第1の開口(437)を含み、前記第1の開口(437)の内部では、前記第1の支承ピン(303)は、移動を制限した状態で移動可能であることを特徴とする、請求項13に記載のムーブメント(200)。
  15. 前記ミニッツ・スネイル(30)は、第2のドテピン(304)を含み、前記第2のドテピン(304)は、前記ミニッツ・サプライズ・ピース(37)内に備えた第2の筐体(372;337)と協働するように構成することを特徴とする、請求項1に記載のムーブメント(200)。
  16. 前記クォーター・サプライズ・ピース(19)は、同軸で一体に回転する少なくとも1つの上側部分(219)及び下側部分(319)を含み、前記下側部分(319)は、実質的に円形のばねアーム(311)の端部に、前記クォーター・スネイル(10)の第3のピン(701)と協働するように構成した第2のアイ(312)を含み、前記第3のピン(701)は、前記上側部分(219)内に備えた径方向切欠き(216)の内部を移動可能であり、前記クォーター・スネイル(10)に対する前記上側部分(219)の移動を制限することを特徴とする、請求項1に記載のムーブメント(20)。
  17. 前記上側部分(219)は、異なる半径の円形区分を含み、前記円形区分は、四分の四半時、及び前記クォーター・スネイル(10)のノッチによって区分けされたそれぞれの区分に対応することを特徴とする、請求項16に記載のムーブメント(200)。
  18. カリヨン打鈴機構を有する機械式時計(watch)であり、請求項1に記載のムーブメント(200)を含むことを特徴とする、時計(watch)(1000)。
  19. カリヨン打鈴機構を有する機械式時計(clock)であり、請求項1に記載のムーブメント(200)を含むことを特徴とする、時計(clock)(2000)。
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