JP6484068B2 - インダクタンス素子用樹脂ケースおよびインダクタンス素子 - Google Patents

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Description

本発明は、インダクタンス素子用樹脂ケースおよびこの樹脂ケースに収容されたインダクタンス素子に関する。
近年、電気機器あるいは電子機器の小型化、高周波化、大電流化が進む中で、インダクタンス素子にも同様の対応が求められている。しかしながら、インダクタンス素子を構成する磁性コアの中で、現在主流のフェライトコアでは材料特性そのものが限界に来ており、新たな材料が模索されている。センダストやアモルファス箔帯等の新材料がフェライト材料に置き換えられているが、一部の動きにとどまっている。磁気特性に優れたアモルファス粉末材料も登場しているが、成形性が従来の材料に比べて悪く、普及している状態ではない。
少なくとも2個のU形磁性コアまたはUU形磁性コアと、この磁性コアの少なくとも1箇所で巻回したコイルとから構成される従来のインダクタンス素子について図10に示す。図10はUU形コアにコイルを備えたインダクタンス素子であり、図10(a)は平面図、図10(b)はA−A断面図を示す。
図10に示すインダクタンス素子13は、UU形磁性コア14の脚部15同士を当接させ、この磁性コア14を樹脂ケース16に収容している。また、コイル17が脚部15の2箇所に配置されている。樹脂ケース16は、平面視上部上面の16aおよび同裏面の16b、平面視下部上面の16cおよび同裏面の16dに4分割されて成形され当接面を相互に固定することで得られる。またコイル17は、予め巻線されたコイル部品をコア固定時に組み込まれる場合が多い。図11はU形磁性コアの樹脂ケースであり、図11(a)は平面図、図11(b)は正面図、図11(c)は裏面図である。樹脂ケース16’は、平面視上部の16’aおよび同裏面の16’bを有している。
通常のアモルファス箔帯などの軟磁性板を積層したU形磁性コアの場合は金属バンドなどでコア同士の外周を拘束している。しかしながら、上記コイル部品を一緒に組み込む場合には、バンドでの拘束工程が煩雑になりやすく、自動化が困難である。また、粉末の磁性材から成形した圧粉磁性コアを金属バンドで固定する場合、高い圧環強度や低いラトラ値を必要とし、本手法の適用自体が限定される。また、金属バンドなどで固定しない場合でも、位置決めしながら接着剤でU形磁性コア同士を固定するための治具が必要になり、組立作業が煩雑であった。
分割磁性コアを用いたリアクトルとして、積層コアをロ字状に配置し、各外側の積層コアに対しギャップ形成用の絶縁スペーサを介して直交して配置される側辺を構成する積層コアの周囲にコイルを巻回してなり、上記側辺を構成する積層コアを内設する絶縁性の筒状ボビンを備え、このボビン内に内設される積層コアを軸線方向において二分割して構成するとともに、これらの分割コア間にギャップを形成するための仕切り部を、上記ボビンの内壁部に一体的に設けたリアクトルが知られている(特許文献1)。また、少なくとも1以上のギャップを介して複数の磁性を有する第1のコアが繋げられてコアユニットが形成され、2つの該コアユニットが対向配置されており、2つの上記コアユニットの端部間に磁性を有する第2のコアが所定の離間を置いて対向配置されることにより、平面視が略環状のリアクトルコアが形成されており、コアユニットを構成する第1のコアの位置決め姿勢および2つの第2のコアの位置決め姿勢を保持固定する固定部材を具備しており、該固定部材が弾性体を介してケースに固定されているリアクトルが知られている(特許文献2)。
特開2006−202922号公報 特開2010−27692号公報
しかしながら、上記各特許文献においても分割された樹脂ケースの組み立てにあたっては、当接面の位置決めを行なうのが困難であり、また、コアギャップの管理も不十分であり、さらに、組立作業が煩雑であった。また、分割された樹脂ケースの形状が異なる場合、その形状毎に金型が必要となる。
本発明はこのような問題に対処するためになされたものであり、インダクタンス素子の組み立てにあたって、樹脂ケース当接面の位置決めを容易にできるとともに、コアギャップの管理も容易であり、さらに、組立作業を容易にできるインダクタンス素子用樹脂ケースおよびこの樹脂ケースに収容されたインダクタンス素子の提供を目的とする。
本発明のインダクタンス素子用樹脂ケースは、磁性コアの周囲にコイルを有するインダクタンス素子に用いられ、上記磁性コアを収容する樹脂ケースであって、この樹脂ケースが複数に分割された部品の集合体であり、上記分割された部品のうちの少なくとも2個以上が相互に同一形状であることを特徴とする。また、上記分割された部品同士が当接する端面に相補的な凹凸が形成されていることを特徴とする。特に相補的な凹凸が相互に嵌合する形状に分割されていることを特徴とする。また、相互に嵌合する形状が嵌合後の抜けを防止する機能を有することを特徴とする。
本発明のインダクタンス素子用樹脂ケースは、U形磁性コア、UU形磁性コア、UR形磁性コア、およびI形磁性コアから選ばれる少なくとも1つの磁性コアを収容できることを特徴する。また、樹脂ケースに配置されるコイルのコイル軸方向端面に、上記磁性コアの抜け防止部を有する開口部を樹脂ケースに設けることを特徴とする。また、樹脂ケースの所定箇所に、上記磁性コアと接触しない箇所に貫通穴または凹部を設けることを特徴とする。
本発明のインダクタンス素子は、上記本発明の樹脂製ケース内に収容されている磁性コアの周囲にコイルが設けられてなることを特徴とする。
本発明のインダクタンス素子用樹脂ケースは、樹脂ケースが複数に分割された部品の集合体であり、上記分割された部品のうちの少なくとも2個以上が相互に同一形状であるので、金型点数を削減できる。特に、分割された部品のすべてを同一形状とすることで金型を1つにできる。
また、分割された部品同士が当接する端面に相補的な凹凸が形成されているので、この凹凸を設け位置決めのためのガイドとすることができる。その結果、組立を簡便に行うことができ、特に粉末の磁性材から成形した圧縮磁性コアを用いる場合において、コアの強度等の機械的特性に関係なく簡易に利用できるようになる。
また、この凹凸に抜け止め機能を付与することで運搬時の取り扱いが簡便になる。
当接する端面に設ける凹凸を対向させたときに嵌合できるような形状にすることで1個のU形磁性コアを収める2個の絶縁ケースを同一形状にできることから、組立性が向上する。また金型を1つにできることから、生産性も高められ、コスト低減を図ることができる。また、この絶縁ケースの一部に開口部を設けてコアと冷却ケースを接触させることで積極的な冷却を図ることもできる。ケースに凹部を設けることでインダクタの位置決めができ、貫通口を設けることでインダクタの位置決めまたは冷却用の蓋などと共締めすることができる。
U形磁性コア2個の組み合わせ以外には、U形磁性コアとI形磁性コア、UR形磁性コア2個、UR形磁性コアとI形磁性コア、E形磁性コアとI形磁性コアなどへ適用できる。
U形磁性コアを収容するための樹脂ケースを示す図である。 樹脂ケースの組み合わせ方法を説明する図である。 凹形が貫通孔となる場合の例を示す図である。 ギャップがない、または、小さい場合の例である。 図4の樹脂ケースの組み合わせ方法を説明する図である。 樹脂ケースに開口部を設けた例を示す図である。 樹脂ケースに肩部を設けた例を示す図である。 樹脂ケースに肩部を設けなくてもよい例を示す図である。 位置決め用の貫通穴を設けた例を示す図である。 UU形磁性コアを有するインダクタンス素子を示す図である。 U形磁性コアの樹脂ケースを示す図である。
本発明の樹脂ケースは、磁性コアの周囲にコイルを有するインダクタンス素子において、その磁性コアを収容するための樹脂ケースに関する。磁性コアとしてU形磁性コアを例とした場合の分割された部品の1つを図1に示す。図1(a)は4分割された磁性コア用樹脂ケースの平面視上部平面図、図1(b)は正面図である。図1(c)は相補的な凹凸形状の他の例(2つ)を示す断面図である。樹脂ケースに収容されたU形磁性コアはU形状の脚部同士を当接することで平面視環状の磁性コアとなる。4分割された樹脂ケースの一つの形態が図1(a)および図1(b)に示されている。このU形磁性コア用樹脂ケース1は、U形磁性コア間に形成されるギャップが凹凸形状を配置するのに十分な大きさである場合の例である。
図1(a)および図1(b)に示す樹脂ケース1は、この樹脂ケースの外周に配置されるコイルの軸方向脚部2同士の当接面のうち一方の面に当接面より突出した凸形A1を、他方の面に当接面より後退した凹形A2をそれぞれ設ける。この凹凸部は他の樹脂ケース1と回転させて向い合せたときに嵌合できる位置に設ける。すなわち、樹脂ケース1の平面視にて、中心線3より線対称となる位置に、組み立て時に相互に嵌合する凹凸部を設ける。同一形状の樹脂ケース1を4個組み合わせることで平面視環状の磁性コアを収容できるケースとなる。このケースは、磁性コアの厚さ方向とコイルの軸方向で4分割され、図1(a)および図1(b)はその1つを表す。
また、図1(c)の断面図に示す2つの形状は、それぞれ図1(a)とは異なる相補的な凹凸形状の例である。これらの例では、磁性コア脚部における、厚さ方向および軸方向の少なくともいずれかの断面形状を該図に示す形状とすればよく、厚さ方向と軸方向の断面形状が、同一の形状であっても、異なる形状を組み合わせたものであってもよい。
樹脂ケース1の組み合わせ方法について図2により説明する。図2は組み合わされた正面図であり、図2(a)は一方のU形コア、図2(b)は他方のU形コアをそれぞれ示す。また、図2(c)は図2(a)において係合爪を設けた形態を、図2(d)はその側面図をそれぞれ示す。
図2(a)に示すように、脚部に凹凸を持った樹脂ケース1として、ケース1aおよびケース1bを2個準備して、所定のU形状に成形した磁性コアをケース1aおよびケース1bに収める。そのときケース1aおよびケース1bは同一形状の樹脂ケース1を重ね合わせる結果、ケース1aの凸形A1とケース1bの凹形A2とが隣り合う形となり、ケース1aの凹形A2とケース1bの凸形A1とが隣り合う形となる。
また、図2(c)および図2(d)に示すように、厚さ方向に少なくとも2箇所以上に脱落防止のための相補的な係合爪18を設けて、ケース1aおよびケース1bを一体としてもよい。係合爪18の凹凸形状は、他の樹脂ケースと回転させて向い合せたときに嵌合できる位置に設ける。
図2(b)に示すように、ケース1cおよびケース1dを2個準備して、上記図2(a)の場合と同様に樹脂ケース1を重ね合わせる。このようにして得られた、磁性コアを収めたU形磁性コア2個をコイル軸方向に向い合せて、一方の凹部に他方の凸部をガイドさせながら組み立てることにより平面視環状のインダクタンス素子が容易に得られる。すなわち、図2(a)に示すケース1aの凸形A1と図2(b)に示すケース1cの凹形A2とが嵌合するように組み立てる。この結果、図2(a)に示すケース1aの凹形A2と図2(b)に示すケース1cの凸形A1とが嵌合し、図2(a)に示すケース1bの凸形A1と図2(b)に示すケース1dの凹形A2とが嵌合し、図2(a)に示すケース1bの凹形A2と図2(b)に示すケース1の凸形A1とが嵌合する。
図3は、凹形A2が貫通孔A2’となる場合の例を示す。この場合においても、上記凹形と同様に、4個の樹脂ケースを準備することにより平面視環状のインダクタンス素子を容易に組み立てることができる。すなわち、図3(a)に示すケース1a’の凸形A1’と図3(b)に示すケース1c’の貫通孔A2’とが嵌合するように組み立てる。この結果、図3(a)に示すケース1a’の貫通孔A2’と図3(b)に示すケース1c’の凸形A1’とが嵌合し、図3(a)に示すケース1b’の凸形A1’と図3(b)に示すケース1d’の貫通孔A2’とが嵌合し、図3(a)に示すケース1b’の貫通孔A2’と図3(b)に示すケース1’の凸形A1’とが嵌合する。
上記相互に嵌合する凸形、凹形または貫通孔は、嵌合後抜け止め防止機能を設けることが好ましい。嵌合後抜け止め防止機能としては、嵌合部の当接面に垂直な面に、例えば曲面、鉤型などの相補的な凹凸を設けることが挙げられる。
図4は、U形磁性コアを収容する樹脂ケース4において、脚部2の当接面にギャップがない場合、またはギャップの距離が小さく、凹部を設けることが困難である場合の例である。図4(a)は平面図、図4(b)は正面図、図4(c)は裏面図である。樹脂ケース4は、当接面に近い外周部に凸形A3および凹形A4を設ける。凹凸の境目は片方の脚部の平面視中心線5付近が望ましい。また、組み立て時の欠け防止のため凸形A3の角を丸めることが望ましい。磁性コアにギャップがある場合において、U形磁性コアの脚部が分割され絶縁樹脂ケース4内で自由に動く場合は位置決めのため、U形磁性コアの動きを抑制する樹脂板などを挿入することができる。
樹脂ケース4の組み合わせ方法について図5により説明する。図5は組み合わされた平面図であり、図5(a)は平面視ケースの上半分、図5(b)は同ケースの下半分をそれぞれ示す。
脚部に凹凸を持った樹脂ケース4として、ケース4aおよびケース4bを2個準備して、所定のU形状に成形した磁性コアをケース4aおよびケース4bに収める。そのときケース4aおよびケース4bは同一の樹脂ケース4を重ね合わせる結果、ケース4aの凸形A3とケース4bの凹形A4とが向かい合う形となり、ケース4aの凹形A4とケース4bの凸形A3とが向かい合う形となる。
同様に、ケース4cおよびケース4dを2個準備して、上記と同様に樹脂ケース4を重ね合わせる。このようにして得られた、磁性コアを収めたU形磁性コア2個をコイル軸方向に向い合せて、一方の凹部に他方の凸部をガイドさせながら組み立てることにより、ギャップの距離が0から設定できる、平面視環状のインダクタンス素子が容易に得られる。すなわち、図5(a)に示すケース4aの凸形A3と図5(b)に示すケース4cの凹形A4とが嵌合するように組み立てる。この結果、図5(a)に示すケース4aの凹形A4と図5(b)に示すケース4cの凸形A3とが嵌合し、図5(a)に示すケース4bの凸形A3と図5(b)に示すケース4dの凹形A4とが嵌合し、図5(a)に示すケース4bの凹形A4と図5(b)に示すケース4の凸形A3とが嵌合する。
上記図2、図3、図5に示す組み合わせ方法は、U形磁性コアを収容できる同一の形状の樹脂ケースを4個準備して、それぞれを組み合わせることにより平面視環状のインダクタンス素子を得る方法であるが、U形磁性コアとI形磁性コアの組み合わせであってもI形磁性コアがU形磁性コアと当接する面の形状を上記と同様に凹凸にすることでI形磁性コア用のケースも金型を1つにできる。
図1、図4に示す樹脂ケースにおいて、収容される磁性コアの一部を露出させて積極的に冷却させるための開口部を設けることができる。開口部を設けた例を図6に示す。図6は、図1に示す樹脂ケースにおいて冷却させるための開口部を設けた例であり、図6(a)は平面図、図6(b)は正面図、図6(c)は裏面図である。なお、凹凸部は図示を省略してある。樹脂ケース6の頂部に開口部7が設けられている。このとき、コイルに対して軸方向の抜け止めのため、抜ける方向にケースの一部を残す、または肩部6aを設ける。
樹脂ケースに磁性コアを収容し、この磁性コアの周囲にコイルを形成してインダクタンス素子が得られるが、樹脂ケースにコイルの位置決めのための肩部を設けることができる。肩部を設けることにより、インダクタンス素子の組み立てが容易になる。
図7は肩部を設けた場合の例であり、図7(a)は平面図、図7(b)は正面図、図7(c)は裏面図である。凹凸部は図示を省略してある。樹脂ケース8の脚部外周にコイルの位置決めとなる肩部9を設けることができる。インダクタンス素子を組み立てる際に冷却ケースや接地面にコイル位置決めガイドが不要になる。なお、コイルが脚部の内寸いっぱいまである場合は肩部を設けなくともよい。その場合の例を図8に示す。図8(a)は平面図、図8(b)は正面図、図8(c)は裏面図である。樹脂ケース10の凹凸部は図示を省略してある。
インダクタンス素子の位置決め用の貫通穴を設けた例を図9に示す。図9(a)は平面図、図9(b)は正面図、図9(c)は裏面図である。凹凸部は図示を省略してある。インダクタンス素子の位置決めとなる貫通口12は樹脂ケース11において、内部に収容される磁性コアと接触しない箇所、例えば平面視4角形の頂角付近に設ける。なお、貫通口12の代わりに凹部を設けることができる。位置決めは対角の2点のみで可能である。また、頂角付近の4箇所に設けて冷却用のフタなどと位置決めをしながら共締めすることもできる。これによりさらに積極的に冷却することができる。共締めしない場合は凹部を設けてインダクタンス素子の位置決めをすることもできる。
本発明のインダクタンス素子は、位置決めの容易な上記樹脂ケースを用いるので、U形磁性コア2個の組み合わせ以外に、U形磁性コアとI形磁性コア、UR形磁性コア2個、UR形磁性コアとI形磁性コア、E形磁性コアとI形磁性コアなどを組み合わせるインダクタンス素子に適用できる。また、磁性コアのギャップ管理と運搬時の抜け止めの機能を有するので、インダクタンス素子の組立性を向上し、かつ金型を1つにできることから、生産性も高められ、コスト低減を図ることができる。
本発明のインダクタンス素子用樹脂ケースは組み立て時の位置決めの容易で、かつ金型を単一にすることができるので、多品種のインダクタンス素子に適用できる。
1、4、6、8、10、11 樹脂ケース
2 脚部
3、5 中心線
7 開口部
9 肩部
12 貫通口
13 インダクタンス素子
14 UU形磁性コア
15 脚部
16 樹脂ケース
17 コイル
18 係合爪

Claims (5)

  1. 磁性コアの周囲にコイルを有するインダクタンス素子に用いられ、前記磁性コアを収容するインダクタンス素子用樹脂ケースであって、
    該樹脂ケースが前記磁性コアの厚さ方向と前記コイルの軸方向で4つに分割された部品の集合体であり、前記分割された部品はそれぞれU字形状で、かつ相互に同一形状であり、
    前記分割された部品は、U字形状の中心線より線対称となる位置であって、該分割された部品のU字形状の脚部に、相補的な凹凸を有し、
    前記分割された部品は、前記相補的な凹凸が相互に嵌合する形状に分割された部品であり、
    前記樹脂ケースは、前記分割された部品の2個がそれぞれ、前記磁性コアの厚さ方向で一方の部品の前記相補的な凹凸の凸形と他方の部品の前記相補的な凹凸の凹形とが隣り合うように重ねられ、その重ねられた部品同士が、前記コイルの軸方向において前記相補的な凹凸で相互に嵌合されたケースであり、
    前記相互に嵌合する形状は、嵌合後の抜けを防止する機能を有し、
    前記樹脂ケースは、前記コイルの軸方向における端面に開口部を有すると共に、前記磁性コアの抜け防止部を有し、かつ、前記コイルの位置決めとなる肩部を該樹脂ケースの脚部外周に有することを特徴とするインダクタンス素子用樹脂ケース。
  2. 前記分割された部品は、該分割された部品の前記脚部同士が当接する端面に前記相補的な凹凸を有し、該端面の一方に前記凸形、他方に前記凹形が形成されていることを特徴する請求項1記載のインダクタンス素子用樹脂ケース。
  3. 前記樹脂ケースの前記磁性コアと接触しない箇所に貫通穴または凹部を設けることを特徴とする請求項1または請求項2記載のインダクタンス素子用樹脂ケース。
  4. 前記樹脂ケースがU形磁性コアを収容できる樹脂ケースであり、
    前記分割された部品は、各脚部の外周部に前記相補的な凹凸をそれぞれ有し、該相補的な凹凸の境目は、前記各脚部の平面視中心線であることを特徴とする請求項1から請求項までのいずれか1項記載のインダクタンス素子用樹脂ケース。
  5. 樹脂製ケース内に収容されている磁性コアの周囲にコイルが設けられてなるインダクタンス素子であって
    前記樹脂製ケースが請求項1から請求項までのいずれか1項記載のインダクタンス素子用樹脂ケースであることを特徴とするインダクタンス素子。
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