JP6483539B2 - 組立建物 - Google Patents
組立建物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6483539B2 JP6483539B2 JP2015119922A JP2015119922A JP6483539B2 JP 6483539 B2 JP6483539 B2 JP 6483539B2 JP 2015119922 A JP2015119922 A JP 2015119922A JP 2015119922 A JP2015119922 A JP 2015119922A JP 6483539 B2 JP6483539 B2 JP 6483539B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vertical frame
- sash
- frame
- opening
- invisible
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Bay Windows, Entrances, And Structural Adjustments Related Thereto (AREA)
- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Description
このような組立建物の一例として特許文献1に記載されたサンルームが提案されている。このサンルームは、家屋の外壁から延びる屋根と側部の角部に設置された支柱と側面パネルとを組み立てて形成しており、側部の正面と側面には引き違い障子が設置され、引き違い障子の上部にはランマが設置されている。
そして、ランマの下枠である無目は縦枠の内面に当接し、その下側のサッシ枠におけるサッシ縦枠はランマの縦枠よりも幅の狭い部材で構成されている。そのため、ランマの縦枠はサッシ上枠の上面に載置される構成を有している。
本発明によれば、FIX窓の縦枠を流れ落ちる水は無目に流れ込み、無目の上面から無目の端部とサッシ上枠の端部を流れて下方に流れる。その際、無目の見付方向の端部はその下に当接するサッシ上枠の端部と面一かより見付け方向外側に突出しているため、無目との間からサッシ上枠の上面に流れ込むことを防止できて、サッシ上枠の上面に形成した取り付け孔から組立建物内に水が漏れることを防止できる。また、縦枠を流れる水は無目に流れ落ちて、無目から縦枠の開口部を通して下方向に延びる空洞部内に流すことができるためスムーズに水を排出することができる。
これによって、開口部から空洞部内に流入する水はガイド部材によって縦枠とサッシ縦枠の境目の下側に誘導できるため、空洞部内でも境目からサッシ上枠の上面に水が流れ込むことを防止できる。
開口部から空洞部内に流れ込む水はガイド部材のテーパ面を流れて空洞部の一面を形成する縦枠とサッシ縦枠から離間する方向にガイドするため、一層、縦枠との境目からサッシ上枠の上面に水が流れ込むことを防止できる。
図1は本発明の実施形態による組立建物の一例として、物干しルーム1を示すものである。本実施形態による物干しルーム1は例えば家屋2のテラス窓3に設置した組み立て式の建物である。物干しルーム1は、家屋2のテラス窓3の延長上に設置した床面4に設置したものであり、テラス窓3の両側の壁面に設置した一対の支持枠5とその前方に設置した一対の支柱6とを備え、更に家屋2のテラス窓3の上部壁面から斜め下方に湾曲して形成する屋根7と、2本の支柱6と一対の支持枠5を連結した例えば平面視略四角形状をなす側部8とを備えている。
なお、引き違い障子13に代えてドアを設置してもよいし、引き戸を設置してもよい。これら引き違い障子、ドア、引き戸等は障子を構成し、引き違い障子、ドア、引き戸等とその枠体10はサッシを構成する。
また、無目21の下側には引き違い障子13を納めたサッシの枠体10が形成されている。サッシの枠体10は、内側サッシ縦枠24、外側サッシ縦枠25、サッシ上枠26、サッシ下枠27で略四角形枠状に形成されている。
ランマ12における外側縦枠19の下部には略直角に切り欠いた下部切欠凹部29(第一の切欠凹部)が形成され、この下部切欠凹部29には無目21の見付け方向端部が嵌め込まれて嵌合している。外側縦枠19の下部19bは下部切欠凹部29によって小幅に形成されている。
また、外側縦枠19の下部19bと外側サッシ縦枠25の上部25bの境目は無目21とサッシ上枠26の接続面であるサッシ上枠26の上面と面一とされているが、上下にずれていてもよい。
そのため、ランマ12の外側縦枠19のガラス溝部19aを伝わって流れ落ちる雨水等は無目21の端面とサッシ上枠26の端面を伝わってその下方に流れ落ちることになる。サッシ上枠26に無目21に連結するための取り付け孔31があってもサッシ上枠26の上面に雨水が流れ込んで取り付け孔31から水が物干しルーム1内に落下することを防止できる。
また、図3及び図4に示すように、外側縦枠19のガラス溝部19a内には、無目21のガラス溝部21aの延長上に開口部33が形成され、この開口部33は空洞部20aに連通している。そのため、開口部33から外側縦枠19の空洞部20a内に侵入した雨水は外側サッシ縦枠25の空洞部20bを通って床面4側に落下して排水されることになる。
更に本体部35aの支柱6側の面には開口部33側の上部から下部に向けて支柱6に近づくようにテーパ面35cを形成し、テーパ面35cの下側の下端部35dは外側縦枠19と外側サッシ縦枠25の端面同士の境目近くに位置している。これによって、開口部33から空洞部20a、20bに落下する雨水が外側縦枠19と外側サッシ縦枠25の境目からサッシ上枠26の上面に流れることを防止している。
このガイド部材35によって開口部33を通過した雨水は支柱6側に落下して外側縦枠19の空洞部20aから外側サッシ縦枠25の空洞部20bの下方まで落下する。
本実施形態による物干しルーム1は家屋2のテラス窓3の外側に設置されているために雨風にさらされる。そして、物干しルーム1に吹き付ける雨により例えば側面8bにおけるランマ12の外側縦枠19に付着する雨水は、ガラスパネル17が現場取り付けであることも相まってガラス溝部19aが深く形成されており、ガラスパネル17とパッキンとの隙間からガラス溝部19aに流れ込んで下方に流れて無目21のガラス溝部21aに流れ落ちる。
なお、本実施形態では、雨水だけでなく物干しルーム1の洗浄時の洗浄水等も同様に外側縦枠19の開口部33から空洞部20a及び空洞部20bを通して下方に誘導できる。
しかも、無目21のガラス溝部21aに流れ込む雨水は外側縦枠19の開口部33を通って支柱6との間の空洞部20a、20b内を下方までスムーズに落下する。また、開口部33の空洞部20a内にガイド部材35を設置したため、雨水はテーパ面35cを流れて外側サッシ縦枠25との境目を越えてこの境目の下方位置で空洞部20a、20b内を流れ落ち、サッシ上枠26の上面に雨水が流れ込むことを確実に防止できる。
また、開口部33に代えて外側縦枠19の下部切欠凹部29と無目21との嵌合部分、そして外側サッシ縦枠25の上部切欠凹部30とサッシ上枠26との嵌合部分に下方に延びる隙間を形成してもよい。この場合には、無目21のガラス溝部21aからこの隙間を通ってサッシ上枠26の下方に雨水を誘導できる。
なお、ランマ12の外側縦枠19は本発明における縦枠を構成し、外側サッシ縦枠25はサッシ縦枠を構成する。
また、上述した実施形態において必ずしも支柱6は設置しなくてもよく側部8の剛性によって物干しルーム1を支持してもよい。この場合、空洞部20a、20bを仕切る支柱6の壁面に代えて外側縦枠19、外側サッシ縦枠25の各仕切片を閉塞する板材を設けるとよい。
なお、本発明は物干しルーム1に限らず、テラス囲いやサンルームや日よけ場やガーデンルーム等を含む各種の組立建物に適用できる。
6 支柱
8 側部
8b 側面
10 サッシの枠体
12 ランマ
13 引き違い障子
16 枠体
19 外側縦枠
19a、21a ガラス溝部
20a、20b 空洞部
21 無目
25 外側サッシ縦枠
26 サッシ上枠
29 下部切欠凹部
30 上部切欠凹部
33 開口部
35 ガイド部材
35c テーパー面
Claims (3)
- 屋根と側部とを備え、前記側部にはFIX窓及び開閉可能な障子を納めたサッシを備えた組立建物であって、
前記FIX窓に収納したパネルの側部を支持する縦枠と、
前記縦枠に形成された第一の切欠凹部に嵌合して前記パネルの下部を支持する無目と、
前記FIX窓の下側に設置されていて開閉可能な障子を納めたサッシにおいて前記縦枠の下側に設置されたサッシ縦枠と、
前記サッシ縦枠に形成した第二の切欠凹部に嵌合していて前記無目の下側に固定したサッシ上枠と、を備え、
前記無目の端部は前記サッシ上枠の端部と面一かそれより突出しており、
前記縦枠には前記無目の延長上に開口部が形成されていて、前記開口部を通して縦枠の無目と反対側に形成した空洞部に水を流すようにしたことを特徴とする組立建物。 - 前記空洞部内における前記縦枠の開口部にガイド部材を取り付け、該ガイド部材によって前記開口部から流入する水を前記縦枠とサッシ縦枠の境目の下側に誘導するようにした請求項1に記載された組立建物。
- 前記ガイド部材には下方に向けて前記縦枠から離間する方向に傾斜するテーパ面を形成した請求項2に記載された組立建物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015119922A JP6483539B2 (ja) | 2015-06-15 | 2015-06-15 | 組立建物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015119922A JP6483539B2 (ja) | 2015-06-15 | 2015-06-15 | 組立建物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017002652A JP2017002652A (ja) | 2017-01-05 |
JP6483539B2 true JP6483539B2 (ja) | 2019-03-13 |
Family
ID=57751780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015119922A Active JP6483539B2 (ja) | 2015-06-15 | 2015-06-15 | 組立建物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6483539B2 (ja) |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4713993Y1 (ja) * | 1968-04-23 | 1972-05-20 | ||
JPH0280780A (ja) * | 1989-08-28 | 1990-03-20 | Tateyama Alum Ind Co Ltd | 組合せサッシ |
JPH08284553A (ja) * | 1995-04-11 | 1996-10-29 | Ykk Architect Prod Kk | 仮設ハウス用サッシ枠の漏水防止構造 |
JP2000145184A (ja) * | 1998-11-05 | 2000-05-26 | Showa Alum Corp | 組立建物 |
US20030233796A1 (en) * | 2002-06-24 | 2003-12-25 | Walz Robert A. | Roof panel for a sun room |
JP4006736B2 (ja) * | 2004-03-29 | 2007-11-14 | 日本総合住生活株式会社 | 改装サッシ |
JP2006219831A (ja) * | 2005-02-08 | 2006-08-24 | Ykk Ap株式会社 | 窓サッシ |
JP4799081B2 (ja) * | 2005-08-25 | 2011-10-19 | 株式会社Lixil | ロック部に排水構造を有する鋼板ドア |
JP5043386B2 (ja) * | 2006-08-28 | 2012-10-10 | 株式会社Lixil | 改装サッシの下枠水抜き装置及びその下枠改装方法 |
-
2015
- 2015-06-15 JP JP2015119922A patent/JP6483539B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017002652A (ja) | 2017-01-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101242606B1 (ko) | 물막이를 구비한 미서기창의 창틀프레임 | |
KR100900479B1 (ko) | 물받이가 구비된 조립식 창틀용 프레임구조 | |
KR101896771B1 (ko) | 수밀 최적화 구조가 적용된 입면 분할 창호 | |
JP6483539B2 (ja) | 組立建物 | |
JP6872314B2 (ja) | 建具と建具の施工方法 | |
JP7021789B2 (ja) | モジュール化した窓戸の連結設置構造 | |
KR102558132B1 (ko) | 물넘침 방지를 위한 창틀의 분리형 레일 | |
JP5461375B2 (ja) | 建具 | |
JP4172785B2 (ja) | サッシ下枠の排水構造 | |
JP4459760B2 (ja) | サッシ | |
KR102207186B1 (ko) | 배수가 용이한 입면 분할 창호 | |
IT201800003481A1 (it) | Serramento | |
JP6328994B2 (ja) | 建具 | |
JP7055760B2 (ja) | 玄関庇 | |
KR20100001878A (ko) | 슬라이딩 창호가 구비된 커튼월의 개선구조 | |
KR102035219B1 (ko) | 배수가 용이한 입면 분할 창호 | |
JP7530286B2 (ja) | 建具 | |
JP7039283B2 (ja) | 方立 | |
KR200406608Y1 (ko) | 문틀 섀시 | |
JP4580462B2 (ja) | バルコニ用サッシ体およびルーフバルコニ付き勾配屋根 | |
JP2024014498A (ja) | 水切り材の取付構造 | |
JP6951238B2 (ja) | 方立 | |
JP4868420B2 (ja) | 建具を備えた建物 | |
RU2069729C1 (ru) | Окно | |
JP2017101448A (ja) | 建具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171221 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181003 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181016 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181206 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190212 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190214 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6483539 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |