JP6483186B2 - 海流発電システム、および該システムでの使用に適した係留索 - Google Patents

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Description

本発明は、海流を利用して発電を行う海流発電システム、および該システムでの使用に適した係留索に関する。
近年、無尽蔵に存在する自然エネルギーを利用した、環境に優しい発電の研究が積極的に進められている。そのひとつに、海流によってタービンを回転させ、これにより発電を行う海流発電がある。
海流発電のための従来の海流発電システムとしては、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。この海流発電システムは、発電機を含む浮体と、海底に設置されたアンカーと、浮体をアンカーに係留する係留索とを備えている。この海流発電システムにおいて、浮体は、該浮体に加わる海流の作用力Fwと、該浮体に生じる浮力Fbと、係留索の張力Fwfとがバランスした位置(深度)をとる。例えば、浮体は、海流の作用力Fwが弱い場合には比較的浅い深度まで上昇し、海流の作用力Fwが強い場合には比較的深い深度まで下降する。
国際公開第2016/039290号
ところで、世界有数の強い海流である黒潮が流れる紀伊半島沖の水深は、2000m以上である。また、黒潮は、水深200mまでの比較的浅い深度において流速が最も大きい。したがって、上記従来の海流発電システムを用いて黒潮による効率的な発電を行う場合は、浮体が水深200mまでの比較的浅い位置をとるように、水深以上(例えば、水深の1.5倍である3000m)の長さを有する係留索で浮体を係留するとともに、係留索の自重による大きな張力Fwfに対抗し得る大きな浮力Fbを浮体に生じさせなければならない。しかしながら、このような浮体の設計は非常に困難であった。また、自重により係留索が大きく撓むと、浮体の姿勢が不安定になるという問題もあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その課題とするところは、係留索の自重の影響を受けにくい海流発電システム、および該システムでの使用に適した係留索を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る海流発電システムは、海底に設置されたアンカーと、海流を受けて回転するタービンを有する発電機と、アンカーと発電機との間に接続された係留索とを備え、係留索は、内層と、内層を覆うカーボンナノチューブ構造体からなる外層と、内層に配置された導電ケーブルとを含む係留索ユニットを含むとともに、内層の残余の部分に空気が充填されたことにより1.02〜1.04の比重を有し、発電機による発電電力は、導電ケーブルを介してアンカー側に送られる。
上記海流発電システムの係留索は、複数の係留索ユニットと、係留索ユニットを連結するカーボンナノファイバー構造体からなる連結部とを含んでいることが好ましい。
また、上記海流発電システムは、アンカー側に配置された係留索ユニットの比重が発電機側に配置された係留索ユニットの比重よりも大きいことが好ましい。
上記海流発電システムの導電ケーブルは、発電電力のための第1ケーブルと発電機に対する制御信号のための第2ケーブルとを含んでいてもよいし、発電電力のためのケーブルのみを含んでいてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る係留索は、内層と、内層を覆うカーボンナノチューブ構造体からなる外層と、内層に配置された導電ケーブルとを含み、かつ内層の残余の部分に空気を充填した場合の比重が1.02〜1.04である複数の係留索ユニットと、係留索ユニットを連結するカーボンナノファイバー構造体からなる連結部とを備えている。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る係留索ユニットは、内層と、内層を覆うカーボンナノチューブ構造体からなる外層と、内層に配置された導電ケーブルとを備え、内層の残余の部分に空気を充填した場合の比重が1.02〜1.04である。
本発明によれば、係留索の自重の影響を受けにくい海流発電システム、および該システムでの使用に適した係留索を提供することができる。
本発明に係る海流発電システムを示す概略図である。 本発明に係る係留索を示す図である。 図2に示した係留索の横断面図である。 図2に示した係留索の部分縦断面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る海流発電システムおよび係留索の実施例について説明する。
図1に、本発明の実施例に係る海流発電システム1を示す。海流発電システム1は、海底100に設置されたアンカー2と、海流を受けて回転するタービンを有する発電機3(浮体)と、発電機3をアンカー2に係留する係留索10とを備えている。また、沿岸部101には、指令センター102が設置されている。
指令センター102は、海底ケーブル103および係留索10を介して発電機3に接続されるとともに、送電ケーブル104を介して電力系統に接続されている。発電機3が発電した電力は、係留索10を介してアンカー2に送られた後、海底ケーブル103を介して指令センター102に送られる。また、発電機3は、海底ケーブル103および係留索10を介して指令センター102からの制御信号を受信することができる。
海流発電システム1は、複数のアンカー2と、アンカー2のそれぞれに各1つ接続された係留索10と、複数の係留索10のそれぞれに各1つ接続された発電機3とを備えていてもよい。また、海流発電システム1は、1つのアンカー2と、アンカー2に扇状に接続された複数の係留索10と、複数の係留索10のそれぞれに各1つ接続された発電機3とを備えていてもよい。
図2に示すように、係留索10は、複数の係留索ユニット11(11a,11b,11c・・・)と、これらを連結する連結部12(12a,12b・・・)とを含んでいる。係留索ユニット11の長さは、一例として10mであるが、これには限定されない。
係留索ユニット11は、図3に示すように、内層14と、内層14を覆う外層13と、内層14に配置された第1ケーブル15および第2ケーブル16とを含む。係留索ユニット11は、内層14の残余の部分(すなわち、第1ケーブル15および第2ケーブル16以外の部分)に空気が充填されたことにより、全体として1.02〜1.04の比重を有している。比重は、係留索ユニット11を構成する各部の材料および/または寸法を変えることにより、上記の範囲内に調整されている。
外層13は、堅牢性に優れたカーボンナノチューブ構造体からなる。カーボンナノチューブ構造体は、例えば、複数のカーボンナノチューブをフィルム状またはメッシュ状に形成したものであってもよいし、これらを複数枚積層したものであってもよい。
第1ケーブル15は、発電機3が発電した電力をアンカー2側に送るための導電ケーブルである。第1ケーブル15は、送電時の損失を抑えるために、電気抵抗が小さい金属材料(例えば、銅)で構成されていることが好ましい。第1ケーブル15は、絶縁性を有する不図示の被覆を有していてもよい。
第2ケーブル16は、発電機3が指令センター102からの制御信号を受信するための導電ケーブルである。本実施例に係る海流発電システム1は、発電状態等に関するデータが発電機3から指令センター102に送信されるよう構成されていてもよい。この場合は、内層14に不図示の第3ケーブルを追加的に配置してもよいし、第2ケーブル16のみを用いて指令センター102からの制御信号と発電機3からのデータとを時分割で送受信してもよい。なお、第2ケーブル16も、絶縁性を有する不図示の被覆を有していてもよい。
連結部12は、可撓性を有するカーボンナノファイバー構造体からなる。本実施例における係留索10は、可撓性を有する連結部12を含んでいるので、海流を受けたときに適度に撓むことができる。
図4に示すように、連結部12aは、隣り合う係留索ユニット11a,11bの端部に跨って配置されている。本実施例では、連結部12aおよび係留索ユニット11a,11bの端部が、一方に設けられた雄ネジ部と他方に設けられた雌ネジ部との係合により固定されているが、この固定手段は単なる一例に過ぎない。
前述した通り、係留索ユニット11は、全体として1.02〜1.04の比重を有している。したがって、複数の係留索ユニット11(11a,11b,11c・・・)を連結してなる係留索10も、全体として1.02〜1.04の比重を有している。
海域および水温によって多少異なるが、海水の比重は約1.02である。したがって、係留索10の比重を上記の範囲内に調整することにより、自重により係留索10が大きく撓んだり、自重に起因する係留索10の大きな張力Fwfにより発電機3が下方に引っ張られ、発電機3の深度を比較的浅い深度に維持することが困難になったりすることを防ぐことができる。すなわち、本実施例によれば、係留索10の自重の影響を受けにくい海流発電システム1を実現することができる。
以上、本発明に係る海流発電システムおよび係留索(係留索ユニット)の実施例について説明してきたが、本発明の構成はこれに限定されるものではない。
例えば、アンカー2側に配置される係留索ユニット11は、発電機3側に配置される係留索ユニット11よりも比重が大きくてもよい。海水の比重は、深度が大きくなるにつれて大きくなる。したがって、上記の構成によれば、係留索10の自重の影響をさらに受けにくい海流発電システムを実現することができる。なお、比重は、係留索ユニット11毎に変えられてもよいし、連続した複数の係留索ユニット11からなるグループ毎に変えられてもよい。
また、係留索10は、単一の係留索ユニット11で構成されていてもよい。
1 海流発電システム
2 アンカー
3 発電機
10 係留索
11 係留索ユニット
12 転結部
13 外層
14 内層
15 第1ケーブル(導電ケーブル)
16 第2ケーブル(導電ケーブル)
100 海底
101 沿岸部
102 指令センター
103 海底ケーブル
105 送電ケーブル

Claims (6)

  1. 海底に設置されたアンカーと、
    海流を受けて回転するタービンを有する発電機と、
    前記アンカーと前記発電機との間に接続された係留索と、
    を備え、
    前記係留索は、内層と、前記内層を覆うカーボンナノチューブ構造体からなる外層と、前記内層に配置された導電ケーブルとを含む係留索ユニットを含むとともに、前記内層の残余の部分に空気が充填されたことにより1.02〜1.04の比重を有し、
    前記発電機による発電電力は、前記導電ケーブルを介して前記アンカー側に送られる
    ことを特徴とする海流発電システム。
  2. 前記係留索は、複数の前記係留索ユニットと、前記係留索ユニットを連結するカーボンナノファイバー構造体からなる連結部とを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の海流発電システム。
  3. 前記アンカー側に配置された前記係留索ユニットの比重が、前記発電機側に配置された前記係留索ユニットの比重よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の海流発電システム。
  4. 前記導電ケーブルは、前記発電電力のための第1ケーブルと、前記発電機に対する制御信号のための第2ケーブルとを含む
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の海流発電システム。
  5. 内層と、前記内層を覆うカーボンナノチューブ構造体からなる外層と、前記内層に配置された導電ケーブルとを含み、かつ前記内層の残余の部分に空気を充填した場合の比重が1.02〜1.04である複数の係留索ユニットと、
    前記係留索ユニットを連結するカーボンナノファイバー構造体からなる連結部と、
    を備えたことを特徴とする係留索。
  6. 内層と、
    前記内層を覆うカーボンナノチューブ構造体からなる外層と、
    前記内層に配置された導電ケーブルと、
    を備え、
    前記内層の残余の部分に空気を充填した場合の比重が1.02〜1.04である
    ことを特徴とする係留索ユニット。
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