JP6482990B2 - カップリング - Google Patents

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Description

この発明は、回転モータの回転軸と、このモータを駆動源として回転する負荷装置の回転軸との軸中心線の差を吸収しながらそれらを連結するカップリングに関する。
この種のカップリングとして、図8に示すものが従来から知られている。
このカップリングは、一対の回転軸11,12における軸中心線のずれを吸収しながら両回転軸11,12を連結するもので、このカップリングは、一方の回転軸11を保持する一方の保持部13と、他方の回転軸12を保持する他方の保持部14とを備えるとともに、これら両保持部13,14を弾性部15で連結している。
したがって、回転軸11,12の軸中心線がずれていた場合でも、上記弾性部15が撓んでそのずれを吸収できる。
特開平8−226456号公報
上記のように一対の保持部13,14を弾性部15で連結した従来のカップリングは、その弾性部15で軸中心線のずれの吸収させるために、その剛性を低くせざるをえない。そのために、共振周波数も低くなり、高速回転には耐えられなくなる。特に、数万回転という高速回転のときに、その回転数と弾性部の共振周波数とが一致すると、弾性部が縄跳びの縄のように大きくぶれた状態で回ってしまう。
このように大きくぶれた状態で回ってしまうと、弾性部が破壊され、カップリングとして機能しなくなるという問題があった。
また、高速回転時に弾性部が破壊されてしまうと、その破片が遠心力によって勢いよく飛び散るという危険もあった。
この発明の目的は、高速回転でも破壊されにくいカップリングを提供することである。
第1の発明は、本体の両端側に連結部を備え、これら連結部のそれぞれに回転軸を連結するカップリングであって、上記本体を剛体で形成するとともに、少なくともいずれか一方の上記連結部は、軸線方向に相対移動可能にした一対の止め部を対向させ、これら止め部間に筒状の軸保持部材を組み込み、この軸保持部材には、上記止め部に接触させた一対の力点と、これら一対の力点間において上記軸保持部材の周方向に沿った作用部とを備え、この作用部は、上記一対の力点の間隔を狭くする軸方向の力が作用したとき、この軸保持部材に挿入された回転軸に弾性接触して、締め付け力を発揮する構成にした点を特徴とする。
第2の発明は、上記作用部が周方向に等間隔に複数設けられるとともに、これら作用部と作用部との間に逃げ部が形成され、この逃げ部が、上記軸保持部材に発生した周方向のひずみを吸収する構成にした点に特徴を有する。
第3の発明は、上記連結部に、上記軸保持部材を挿入する筒部が設けられ、この筒部は上記止め部に接触する上記軸保持部材の両側部分が拡径方向に変形することを阻止する構成にした点を特徴とする。
第4の発明は、上記筒部にねじが形成され、このねじに連結するねじ部材を備え、一方の上記止め部が上記筒部内に設けられるとともに、他方の上記止め部が上記ねじ部材に設けられ、上記ねじ部材を締め付けることによって、一対の止め部の対向間隔が小さくされて上記一対の力点の間隔が狭くされる構成にした点に特徴を有する。
第1の発明によれば、連結部において上記作用部が回転軸に対して弾性接触するので、対向する回転軸の軸中心線のずれを吸収しながら対向する回転軸を連結することができる。
このように連結部内で両回転軸の軸中心線のずれを吸収できるので、両連結部間の本体を剛体で構成することができる。このように、本体を剛体で形成できるので、本体の共振周波数を高くでき、高速回転に耐えることができる。
また、従来のように高速回転時に破壊された部品などが外方へ飛んでしまう危険もない。
第2の発明によれば、軸保持部材に、一対の力点の間隔を狭くする軸方向の力を作用させたとき、作用部間に設けた逃げ部が周方向のひずみを吸収するので、上記軸方向に作用する力を分散させずに、その力を作用部が軸中心線に向かう締め付け力として集中させることができる。
第3の発明によれば、軸保持部材の両側部分を筒部が押えて、軸保持部材が拡径方向に変形するのを阻止できる。そのため、軸方向の力が拡径方向へ逃げなくなるので、第2の発明と同様に、力を作用部が軸中心線に向かう締め付け力として集中させることができる。
第4の発明によれば、筒部にねじ部材を締め付けることによって、軸保持部材に軸方向の力を作用させ、作用部に締め付け力を発揮させることができる。
第1実施形態の断面図である。 第1実施形態の軸保持部材の斜視図である。 第1実施形態の軸保持部材の平面図である。 図3のIV-IV線断面図である。 回転軸の位置ずれに対応する第1実施形態の原理を示す説明図である。 第2実施形態の断面図である。 第3実施形態の断面図である。 回転軸の位置ずれに対応する従来のカップリングの説明図である。
図1〜図5は第1実施形態を示すもので、そのカップリングは、図1に示すように、剛体からなる筒状の本体1を備えている。この本体1は、その両側に筒部1b,1cを備えている。
また、本体1の外周には、スパナなどの工具を引っ掛けるための一対のDカット部1d,1dを形成し、上記筒部1b,1cの外周には、それぞれ雄ねじ1e,1fが形成されている。
また、上記本体1と、筒部1b,1cとの境に形成される段部を、一方の止め部1g,1hとしている。
そして、上記筒部1b,1cに形成した雄ねじ1e,1fに、この発明のねじ部材である一対の袋ナット2,3の雌ねじ2a,3aをはめている。
このように雄ねじ1e,1fにはめた上記袋ナット2,3の内側には、上記一方の止め部1g,1hに対向する他方の止め部2c,3cを備えている。
なお、図中の符号2b,3bは、袋ナット2,3に形成した軸孔で、この軸孔2b,3bには、回転軸A1,A2(図5参照)を挿入する。
上記一方の止め部1g,1h及び他方の止め部2c,3c間には、それぞれ筒状の軸保持部材4,5を組み込むが、これら軸保持部材の構成は次のとおりである。
この軸保持部材4,5は、その外形を、図1〜4に示すように、軸方向の端部4a,5aと4b,5bとの中間がくびれた鼓状にして全体的には筒状にしている。
そして、軸保持部材4,5を筒部1b,1cに組み入れて袋ナット2,3を筒部1b,1cにはめたとき、軸保持部材4,5の一方の端部4a,5aが上記一方の止め部1g,1hに接触し、他方の端部4b,5bが上記他方の止め部2c,3cに接触する。
また、上記軸保持部材4,5に軸方向の力を作用させていない図1の状態で、両袋ナット2,3の他方の止め部2c,3cと筒部1b,1cとの間には、すき間が保持されるようにしている。このすき間の範囲で袋ナット2,3をストロークさせて、軸保持部材4,5に対する軸方向の力を調整可能にしている。
さらに、軸保持部材4,5の両端側外周が、上記筒部1b,1cの内壁に接触し、軸保持部材4,5がその直径方向にがたつかないようにしている。このようにしたので、軸保持部材4,5の両端部分が拡径方向に変形するのを阻止できる。
また、軸保持部材4,5それぞれにおいて、上記くびれ部分の内側を内径方向に突出させて、その突出部先端を3つの作用部4c,5cとしている。この作用部4c,5cを構成する突出部先端は、図1に示すようにその断面を円弧状にしている。さらに、これら作用部4c,5cは、くびれ部分の周方向に沿って形成された3つの空間からなる逃げ部4d,5dを介して等間隔に形成されている。
なお、図3は、軸保持部材4,5の一方の端部4a,5a側から見た平面図であり、図4は、図3のIV-IV線断面図である。
なお、図1では軸保持部材4,5の上記逃げ部4d,5dを省略している。
上記のように軸保持部材4,5を組み付けた状態で、例えば、一方の袋ナット2を締め付けると、上記一方の止め部1gと他方の止め部2cとの間隔が狭くなる。両止め部1g,2cの間隔を狭くする力は、軸保持部材4の両端部4a,4bに作用し、この軸保持部材4を軸方向に圧縮する力となる。
このような軸方向の力は、上記くびれ部に対応した作用部4cにおいて軸中心線C3(図5参照)に向かう力に変換される。
このとき、軸保持部材4の外周が、本体1の筒部1bに接触しているので、軸保持部材4の拡径方向の変形が阻止され、上記軸方向の力は、作用部4cが軸中心線C3に向かう力に変換される。
したがって、上記端部4a,4bが、軸保持部材4における止め部1g,2cに接触させたこの発明の一対の力点を構成している。
なお、他方の軸保持部材5も、上記一方の軸保持部材4と同様であり、袋ナット3を締め付けることによって発生する軸方向の力は、作用部5cが軸中心線C3に向かう力に変換される。
したがって、上記端部5a,5bが、軸保持部材5における止め部1h,3cに接触させたこの発明の一対の力点を構成している。
このようなカップリングで、一対の回転軸A1,A2を連結する際には、次のようにする。
図5に示す一方の回転軸A1を、上記袋ナット2の軸孔2bから軸保持部材4の作用部4c内に挿入する。また、他方の回転軸A2を、上記袋ナット3の軸孔3bから軸保持部材5の作用部5c内に挿入する。
その後、袋ナット2を締めれば、上記したように作用部4cが軸中心線C3に向かう力を発揮し、一方の回転軸A1に弾性接触して回転軸A1を締め付ける。
なお、上記軸保持部材4を硬質金属で形成すれば、作用部4cが弾性変形したとしても、回転軸A1に対する締め付け力を大きく保つことができる。
したがって、この第1実施形態における上記弾性接触とは、硬質金属であっても接触部分が多少変形し、締付け力が開放されたときに形状が復元する接触状態のことである。
なお、軸保持部材4に、ゴムなどのいわゆる弾性部材を用いてもかまわないが、この場合には、作用部4cがわずかな力でも大きく変形してしまうので、大きな締め付け力を発揮させることができない。
また、袋ナット3を締め付けた場合の他方の軸保持部材5の機能や特性は、上記一方の軸保持部材4と同じである。すなわち、作用部5cが、袋ナット3に挿入した他方の回転軸A2と弾性接触して回転軸A2を締め付けることになる。
上記のように、一対の回転軸A1,A2それぞれに対して、作用部4c,5cが弾性接触して、回転軸を締め付けるが、このとき、上記弾性接触可能な範囲内であれば、両回転軸間A1,A2のずれを吸収することができる。
両回転軸A1,A2の軸中心線C1,C2のずれが吸収された図5の状態で、各回転軸A1,A2が回転すれば、回転軸A1,A2は軸中心線C1,C2を中心に回転し、本体1は自身の軸中心線C3を中心に回転する。
このとき、上記本体1は剛体からなるので、共振周波数が高く、高速回転にも耐えられる。言い換えると、この第1実施形態では、両軸保持部材4,5で回転軸A1,A2のずれを吸収できるので、これらの間を剛体で構成することができ、高速回転にも耐えられるようになった。
なお、本体1の剛性は、カップリングの使用目的によって選択すればよく、高い回転数で使用するものには、高速回転でも共振しないように、剛性が高い材質を選択し、低い回転数で使用するものには、それほど剛性が高くない材質を選択することもできる。
また、上記本体1、袋ナット2,3、軸保持部材4,5の材質は特に限定されないが、この第1実施形態では、本体1をアルミニウム、袋ナット2,3を真鍮、軸保持部材4,5をステンレスで形成している。
このように、本体1と袋ナット2,3とを異質の材質にしたのは、ねじ結合部分でのかみつきを防止するためである。
このような第1実施形態のカップリングは、100000〔rpm〕のときにも、破壊されないことを実験で確認済みである。
なお、上記従来の弾性カップリングは、70000〔rpm〕で共振して破損し、カップリングとして機能しなくなってしまった。
また、上記軸保持部材4,5には、逃げ部4d,5dを介して等間隔に配置された3つの作用部4c,5cを備えているが、作用部の数は3つに限らない。
ただし、作用部が3つの場合には、いずれの作用部4c,5cも回転軸の外周に必ず接触して、回転軸を安定して支持できるメリットがある。
さらに、上記逃げ部4d,5dは必須ではない。しかし、逃げ部4d,5dを設けずに、作用部4c,5cが円周状に連続した構成では、軸保持部材4,5に軸方向の力を作用させたとき、この軸方向の力の全てを、作用部4c,5cの全周が軸中心線に向かう力に変換させることができない。そのため、上記逃げ部4d,5dを設けない場合には、軸方向の力を締め付け力として集中させる効率が低下してしまう。
しかし、この第1実施形態のように、逃げ部4d,5dを設ければ、この逃げ部4d,5dが周方向のひずみを吸収するので、軸保持部材4,5に軸方向の力を作用させたとき、この軸方向の力の全てを、作用部4c,5cを軸中心線に向かう力に変換しやすくなる。
ただし、上記逃げ部4d,5dは、上記のように周方向のひずみを吸収できれば、その形態は問わない。
なお、上記カップリングを構成する全ての部材は、回転時のブレをできるだけ小さくするために、質量の偏りのない、いわゆる回転対称形であることが好ましい。
また、この第1実施形態では、上記筒部1b,1cと、袋ナット2,3と、軸保持部材4,5とで、この発明の連結部を構成する。
図6に示す第2実施形態は、直径の異なる回転軸の連結に対応できるカップリングであって、一方の連結部の直径を大きくしている点が、上記第1実施形態と異なる。連結部の直径が異なる以外は、第1実施形態と実質的に同じ構成である。したがって、第2実施形態において、図6には、第1実施形態と同一符号を付し、それらの詳細な説明は省略する。
このようにした第2実施形態では、図6において左側の連結部には、右側の連結部よりも直径の大きな回転軸を連結することができる。その他の作用効果は、第1実施形態と同様である。
すなわち、この第2実施形態のカップリングも、袋ナット2,3を締め付けるだけで、両回転軸A1,A2の軸中心線のずれを吸収して両者を連結することができる。
また、第2実施形態のカップリングも、本体1を剛体で構成し、ばね機構を備えていないため、第1実施形態と同様に、高速回転になっても共振して破壊されることがない。
図7に示す第3実施形態は、第1,2実施形態の袋ナット2,3に替えて、ボルト6,7を用いたものである。
このようにボルト6,7を用いたので、筒部1b,1c内に雌ねじ1k,1mを形成し、ボルト6,7を筒部1b,1cに差し込むようにしている。
この第3実施形態においても、上記第1実施形態と同様の構成要素には、上記第1実施形態と同じ符号を用い、詳細な説明は省略する。この第3実施形態の軸保持部材4,5は、図2〜4に示す第1実施形態のものと同じである。
以下には、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
上記ボルト6,7は、それぞれ上記雌ねじ1k,1mと結合する雄ねじ6a,7aと、回転軸を挿入する軸孔6b,7bとを備えるとともに、このボルト6,7の締め付け方向先端には、ボルト6,7を上記雌ねじ1k,1mに結合したとき、本体1の止め部1g,1hと対向する止め部6c,7cを備えている。
そして、筒部1b内には、軸保持部材4を組み込み、軸保持部材4の一対の力点となる端部4a,4bを上記止め部1gと6cに接触させている。
また、筒部1c内には、軸保持部材5を組み込み、軸保持部材5の一対の力点となる端部5a,5bを上記止め部1hと止め部7cに接触させている。
なお、上記軸保持部材4,5は、各筒部1b,1cの雌ねじ1k,1mが形成されていない部分に組み込まれ、その外周が上記雌ねじ1k,1mに接触しないような寸法関係を保っている。このようにしたのは、軸保持部材4,5の外周が雌ねじ1k,1mに接触すると、軸保持部材4,5の軸線が傾いてしまって、回転軸に対する締め付け力に偏りが生じる可能性があるためである。
また、ボルト6は、軸保持部材4に押圧力を作用させていない図7に示す状態で、上記雄ねじ6aの締め付け方向先端と止め部6cとの間にすき間を保ち、このすき間の範囲で、ボルト6が、上記一対の止め部1g,6c間距離、すなわち一対の力点となる端部4a,4b間距離を狭くする方向に移動可能にしている。ボルト7においても、同様に、雄ねじ7aの締め付け方向先端と止め部7cとの間にすき間を保ち、ボルト7の軸方向移動を可能にしている。
なお、この第3実施形態では、上記筒部1bとボルト6と軸保持部材4とで一方の連結部を構成し、上記筒部1cとボルト7と軸保持部材5とで他方の連結部を構成している。
上記のようにした第3実施形態では、上記ボルト6,7の軸孔6b,7bから、作用部4c,5c内にそれぞれ回転軸を挿入し、ボルト6,7を締め付けるだけで、各軸作用部4c,5cが回転軸と弾性接触し、軸中心線のずれを吸収しながら対向する回転軸同士を連結できる。
また、この第3実施形態のカップリングも、本体1を剛体で構成し、ばね機構を備えていないため、第1実施形態と同様に、高速回転になっても共振して破壊されることがない。
さらに、この第3実施形態においても、一対の連結部を構成する部材の内径を、異なるものにすれば、直径の異なる回転軸同士を連結することができる。
上記のようにした第1〜3実施形態は、いずれも、回転軸の軸方向に移動する部材のみで構成されている。そのため、高速回転時に、例えば袋ナット2,3やボルト6,7が緩んで本体1から外れてしまったとしても、それらに遠心力が作用しないので、外方に飛び散ることがない。高速回転時の遠心力で部材が飛んでしまうと、それが人や物に衝突する危険性があるが、上記第1〜3実施形態ではそのような問題は発生しない。
また、上記第1〜3実施形態は、本体1の両側に設けた一対の連結部に軸保持部材4,5を設けているが、軸中心線のずれを吸収可能な軸保持部材は、いずれか一方の連結部のみに設け、他方の連結部には設けなくてもよい。
特に、超高速回転の回転軸同士を連結するカップリングとして有用である。
1 本体
1b 筒部
1c 筒部
1e 雄ねじ
1f 雄ねじ
1g 止め部
1h 止め部
1k 雌ねじ
1m 雌ねじ
2 袋ナット
2c 止め部
3 袋ナット
3c 止め部
4 軸保持部材
4a (力点)端部
4b (力点)端部
4c 作用部
4d 逃げ部
5 軸保持部材
5a (力点)端部
5b (力点)端部
5c 作用部
5d 逃げ部
6 ボルト
6c 止め部
7 ボルト
7c 止め部
A1,A2 回転軸

Claims (4)

  1. 本体の両端側に連結部を備え、これら連結部のそれぞれに回転軸を連結するカップリングであって、
    上記本体は剛体で形成されるとともに、
    少なくともいずれか一方の上記連結部は、
    軸線方向に相対移動可能にした一対の止め部を対向させ、
    これら止め部間に筒状の軸保持部材が組み込まれ、
    この軸保持部材は、
    上記止め部に接触させた一対の力点と、
    これら一対の力点間において上記軸保持部材の周方向に沿った作用部とを備え、
    この作用部は、上記一対の力点の間隔を狭くする軸方向の力が作用したとき、この軸保持部材に挿入された回転軸に対して弾性接触して、締め付け力を発揮する構成にしたカップリング。
  2. 上記作用部は周方向に等間隔に複数設けられるとともに、これら作用部と作用部との間には逃げ部が形成され、この逃げ部は、上記軸保持部材に発生した周方向のひずみを吸収する構成にした請求項1に記載のカップリング。
  3. 上記連結部には、上記軸保持部材を挿入する筒部が設けられ、この筒部は上記止め部に接触する上記軸保持部材の両側部分が拡径方向に変形するのを阻止する構成にした請求項1又は2に記載のカップリング。
  4. 上記筒部にねじが形成され、このねじに連結するねじ部材を備え、
    一方の上記止め部が上記筒部内に設けられるとともに、
    他方の上記止め部が上記ねじ部材に設けられ、
    上記ねじ部材を締め付けることによって、一対の止め部の対向間隔を小さくして上記一対の力点の間隔を狭くする構成にした請求項3に記載のカップリング。
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