JP6482677B2 - 無線端末、プロセッサ及びネットワーク装置 - Google Patents

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Description

本出願は、通信システムにおいて用いられる無線端末、プロセッサ及びネットワーク装置に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、近傍サービス(ProSe:Proximity−based Services)の仕様策定が進められている。
ProSeには、第1の無線端末(ProSe UE−to−Network Relay)が、ネットワーク圏外の第2の無線端末(Remote UE)とネットワークとの間で第2の無線端末のデータ(トラフィック)を中継するUE−to−Network中継が含まれる。UE−to−Network中継では、第2の無線端末のデータを中継するためのPDN接続(以下、中継PDN接続と称する)が確立されることが想定される。
3GPP技術報告書 「TS 23.303 V13.1.1」 2015年9月30日
一の実施形態に係る無線端末は、プロセッサを備える。前記プロセッサは、中継端末を介してネットワークとの通信を行うリモート端末のトラフィックを、近傍サービスにより前記リモート端末と前記ネットワークとの間で中継するよう構成される。前記プロセッサは、前記無線端末によりトラフィックが中継されるリモート端末の数の情報を前記ネットワークへ通知するよう構成される。
一の実施形態に係るプロセッサは、無線端末を制御するためのプロセッサである。前記プロセッサは、中継端末を介してネットワークとの通信を行うリモート端末のトラフィックを、近傍サービスにより前記リモート端末と前記ネットワークとの間で中継し、かつ、前記無線端末によりトラフィックが中継されるリモート端末の数を前記ネットワークへ通知するよう構成される。
一の実施形態に係るネットワーク装置は、中継端末を介してネットワークとの通信を行うリモート端末のトラフィックを、近傍サービスにより前記リモート端末と前記ネットワークとの間で中継するよう構成される無線端末と通信するよう構成されるネットワーク装置である。前記無線端末によりトラフィックが中継されるリモート端末の数の情報を前記無線端末から受け取るよう構成される。
一の実施形態に係るプロセッサは、中継端末を介してネットワークとの通信を行うリモート端末のトラフィックを、近傍サービスにより前記リモート端末と前記ネットワークとの間で中継するよう構成される無線端末と通信するよう構成されるネットワーク装置を制御するためのプロセッサである。前記プロセッサは、前記無線端末によりトラフィックが中継されるリモート端末の数の情報を前記無線端末から受け取るよう構成される。
図1は、LTEシステムの構成を示す図である。 図2は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。 図3は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。 図4は、実施形態に係るUE−to−Network中継を説明するための図である。 図5は、UE100のブロック図である。 図6は、eNB200のブロック図である。 図7は、MME/S−GW300のブロック図である。 図8は、動作環境を説明するための図である。 図9は、第1実施形態に係る動作を説明するためのシーケンス図である。 図10は、第1実施形態の変更例に係る動作を説明するためのシーケンス図である。 図11は、第3実施形態に係る動作を説明するためのシーケンス図である。
[実施形態の概要]
一の実施形態に係る無線端末は、プロセッサを備える。前記プロセッサは、中継端末を介してネットワークとの通信を行うリモート端末のトラフィックを、近傍サービスにより前記リモート端末と前記ネットワークとの間で中継するよう構成される。前記プロセッサは、前記無線端末によりトラフィックが中継されるリモート端末の数の情報を前記ネットワークへ通知するよう構成される。
前記プロセッサは、新たなリモート端末と前記無線端末との間に中継用の接続が確立されることに応じて、前記リモート端末の数を前記ネットワークへ通知するよう構成されてもよい。
前記プロセッサは、基地局へサイドリンク情報を示すために用いられるSidelink UE Informationメッセージを用いて、前記リモート端末の数を前記ネットワークへ通知するよう構成されてもよい。
一の実施形態に係るプロセッサは、無線端末を制御するためのプロセッサである。前記プロセッサは、中継端末を介してネットワークとの通信を行うリモート端末のトラフィックを、近傍サービスにより前記リモート端末と前記ネットワークとの間で中継し、かつ、前記無線端末によりトラフィックが中継されるリモート端末の数を前記ネットワークへ通知するよう構成される。
一の実施形態に係るネットワーク装置は、中継端末を介してネットワークとの通信を行うリモート端末のトラフィックを、近傍サービスにより前記リモート端末と前記ネットワークとの間で中継するよう構成される無線端末と通信するよう構成されるネットワーク装置である。前記無線端末によりトラフィックが中継されるリモート端末の数の情報を前記無線端末から受け取るよう構成される。
一の実施形態に係るプロセッサは、中継端末を介してネットワークとの通信を行うリモート端末のトラフィックを、近傍サービスにより前記リモート端末と前記ネットワークとの間で中継するよう構成される無線端末と通信するよう構成されるネットワーク装置を制御するためのプロセッサである。前記プロセッサは、前記無線端末によりトラフィックが中継されるリモート端末の数の情報を前記無線端末から受け取るよう構成される。
実施形態に係る無線端末は、近傍サービスによりデータを中継可能である。前記無線端末は、前記無線端末によりデータが中継されるリモート端末の数の情報を、前記近傍サービスによる中継に用いられる中継ベアラを設定するネットワーク装置に通知する制御を行うコントローラを備える。
前記コントローラは、前記リモート端末の数に基づいて、所定値よりも高いビットレートが設定された前記中継ベアラを用いて、前記リモート端末のデータを中継する制御を行ってもよい。
前記コントローラは、新たなリモート端末との間に前記近傍サービスによる中継用の接続が確立される場合に、前記リモート端末の数の情報を前記ネットワーク装置に通知する制御を行ってもよい。
前記コントローラは、前記近傍サービスによる中継のために無線リソースを要求する場合に、前記リモート端末の数の情報を前記ネットワーク装置に通知する制御を行ってもよい。
前記無線端末は、前記中継ベアラを用いて中継可能なリモート端末の数の最大値の情報を前記ネットワーク装置から受信するレシーバをさらに備えてもよい。前記コントローラは、前記リモート端末の数が前記最大値を超えた場合に、前記リモート端末の数の情報を前記ネットワーク装置に通知する制御を行ってもよい。
実施形態に係るネットワーク装置は、近傍サービスによりデータを中継可能である無線端末から、前記無線端末によりデータが中継されるリモート端末の数の情報を受信するレシーバと、前記リモート端末の数に基づいて、前記近傍サービスによる中継に用いられる中継ベアラを設定するコントローラと、を備える。
前記コントローラは、前記中継ベアラがビットレートが保証されるGBRベアラである場合、前記リモート端末の数に基づいて、第1の所定値よりも高いビットレートを前記中継ベアラに設定し、前記中継ベアラがビットレートが保証されないnon−GBRベアラである場合、前記リモート端末の数に基づいて、第2の所定値よりも高い合計最大ビットレートを前記中継ベアラに設定してもよい。
実施形態に係る無線端末は、近傍サービスによりデータを中継可能である。前記無線端末は前記近傍サービスによる中継に用いられる中継ベアラを用いて中継可能なリモート端末の数の最大値の情報をネットワーク装置から受信するレシーバと、前記中継ベアラを用いて中継する前記リモート端末の数が前記最大値を超えないように制御するコントローラと、を備える。
実施形態に係るネットワーク装置は、近傍サービスによりデータを中継可能である無線端末に対して、前記近傍サービスによる中継に用いられる中継ベアラを設定するコントローラを備える。前記コントローラは、前記中継ベアラを用いて中継可能なリモート端末の数の最大値の情報を前記無線端末に通知する制御を行う。
実施形態に係る無線端末は、近傍サービスによる中継に用いられる中継ベアラを用いてデータを中継可能である。前記無線端末は、同一の中継ベアラが用いられるリモート端末の数を前記基地局へ通知する制御を行うコントローラと、前記リモート端末の数に基づいて前記中継のために割り当てられる無線リソースの割当情報を受信するレシーバと、を備える。
前記コントローラは、同一の中継ベアラを用いて、優先度が異なる複数のパケットを前記基地局へ中継する場合、優先度が高いパケットを優先して前記基地局へ送信する制御を行ってもよい。
前記コントローラは、複数のリモート端末から受信した優先度が同一の複数のパケットを前記基地局へ中継する場合、前記複数のリモート端末のそれぞれのパケットの送信機会が均等になるように制御してもよい。
実施形態に係る基地局は、近傍サービスによる中継に用いられる中継ベアラを用いてデータを中継可能である無線端末から、同一の中継ベアラが用いられるリモート端末の数を受信するレシーバと、前記リモート端末の数に基づいて割り当てられた前記中継のための無線リソースの割当情報を前記無線端末へ通知するトランスミッタと、を備える。
(移動通信システム)
実施形態に係る移動通信システムであるLTEシステムについて説明する。図1は、LTEシステムの構成を示す図である。
図1に示すように、LTEシステムは、UE(User Equipment)100、E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)10、及びEPC(Evolved Packet Core)20を備える。セルラネットワークのオペレータにより管理されない外部ネットワークには、Server400が設けられる。
UE100は、無線端末に相当する。UE100は、移動型の通信装置である。UE100は、セル(サービングセル)との無線通信を行う。UE100の構成は後述する。
E−UTRAN10は、無線アクセスネットワークに相当する。E−UTRAN10は、eNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は、基地局に相当する。eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。eNB200の構成は後述する。
eNB200は、1又は複数のセルを管理している。eNB200は自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。eNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータ(以下、単に「データ」という)のルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能等を有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される。「セル」は、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。
EPC20は、コアネットワークに相当する。EPC20は、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300と、P−GW(Packet Data Network Gateway)350とを含む。MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行う。S−GWは、データの転送制御を行う。MME/S−GW300は、S1インターフェイスを介してeNB200と接続される。E−UTRAN10及びEPC20は、ネットワークを構成する。P−GW350は、外部ネットワークから(及び外部ネットワークに)ユーザデータを中継する制御を行う。
Server400は、例えば、ProSeアプリケーションサーバ(ProSe Application Server)である。この場合、Server400は、ProSeにおいて用いられる識別子を管理する。例えば、Server400は、「EPC ProSe ユーザID」及び「ProSeファンクションID」を記憶する。Server400は、「アプリケーションレイヤユーザID」と「EPC ProSe ユーザID」とをマッピングする。
Server400は、ProSe機能を有していてもよい。ProSe機能は、ProSeに必要なネットワーク関連動作のために用いられる論理機能である。ProSe機能は、ProSeの特徴毎に異なる役割を果たす。Server400は、ProSe機能のみを有するネットワーク装置であってもよい。
図2は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。図2に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルの第1層乃至第3層に区分されている。第1層は、物理(PHY)層である。第2層は、MAC(Medium Access Control)層、RLC(Radio Link Control)層、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層を含む。第3層は、RRC(Radio Resource Control)層を含む。
物理層は、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理層とeNB200の物理層との間では、物理チャネルを介してデータ及び制御信号が伝送される。
MAC層は、データの優先制御、ハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理、及びランダムアクセス手順等を行う。UE100のMAC層とeNB200のMAC層との間では、トランスポートチャネルを介してデータ及び制御信号が伝送される。eNB200のMAC層は、スケジューラを含む。スケジューラは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS))及びUE100への割当リソースブロックを決定する。
RLC層は、MAC層及び物理層の機能を利用してデータを受信側のRLC層に伝送する。UE100のRLC層とeNB200のRLC層との間では、論理チャネルを介してデータ及び制御信号が伝送される。
PDCP層は、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRC層は、制御信号を取り扱う制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRC層とeNB200のRRC層との間では、各種設定のためのメッセージ(RRCメッセージ)が伝送される。RRC層は、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100はRRCコネクティッド状態(コネクティッド状態)である。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続がない場合、UE100はRRCアイドル状態(アイドル状態)である。
RRC層の上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)層は、セッション管理及びモビリティ管理等を行う。
図3は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムは、下りリンクにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)が適用される。LTEシステムは、上りリンクにはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)が適用される。
図3に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成される。各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msである。各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含む。各サブフレームは、時間方向に複数個のシンボルを含む。各リソースブロックは、周波数方向に複数個のサブキャリアを含む。1つのシンボル及び1つのサブキャリアにより1つのリソースエレメント(RE)が構成される。UE100に割り当てられる無線リソース(時間・周波数リソース)のうち、周波数リソースはリソースブロックにより特定できる。UE100に割り当てられる無線リソース(時間・周波数リソース)のうち、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により特定できる。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に下りリンク制御信号を伝送するための物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)として使用される領域である。PDCCHの詳細は後述する。各サブフレームの残りの部分は、主に下りリンクデータを伝送するための物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)として使用できる領域である。
上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に上りリンク制御信号を伝送するための物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)として使用される領域である。各サブフレームにおける残りの部分は、主に上りリンクデータを伝送するための物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)として使用できる領域である。
(近傍サービス)
近傍サービス(ProSe:Proximity−based Services)について説明する。ProSeにおいて、複数のUE100は、eNB200を介さない直接的な無線リンクを介して各種の信号を送受信する。ProSeにおける直接的な無線リンクは、「サイドリンク(Sidelink)」と称される。
「Sidelink」は、直接ディスカバリ及び直接通信のためのUE−UE間インターフェイスである。「Sidelink」は、PC5インターフェイスに対応する。PC5は、直接ディスカバリ、直接通信及び近傍サービスによるUE−to−Network中継のための制御及びユーザプレーンのために用いられる近傍サービスを利用可能なUE間の参照点である。PC5インターフェイスは、ProSeにおけるUE−UE間インターフェイスである。
ProSeのモードとしては、「直接ディスカバリ(Direct Discovery)」及び「直接通信(Direct Communication)」の2つのモードが規定されている。
直接ディスカバリは、特定の宛先を指定しないディスカバリ信号をUE間で直接的に伝送することにより、相手先を探索するモードである。直接ディスカバリは、PC5を介してE−UTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)における直接無線信号を用いて、UEの近傍における他のUEを発見するための手順である。直接ディスカバリは、E−UTRA技術で2つのUE100の能力のみを用いて、近傍サービスを実行可能な他のUE100を発見するために近傍サービスを実行可能なUE100によって採用される手順である。直接ディスカバリは、UE100がE−UTRAN(eNB200(セル))によってサービスが提供される場合にのみ、サポートされる。UE100は、セル(eNB200)に接続又はセルに在圏している場合、E−UTRANによってサービスが提供され得る。
ディスカバリ信号(ディスカバリメッセージ)の送信(アナウンスメント)のためのリソース割り当てタイプには、「タイプ1」と「タイプ2(タイプ2B)」とがある。「タイプ1」では、UE100が無線リソースを選択する。「タイプ2(タイプ2B)」では、eNB200が無線リソースを割り当てる。
「Sidelink Direct Discovery」プロトコルスタックは、物理(PHY)層、MAC層、及びProSeプロトコルを含む。UE(A)の物理層とUE(B)の物理層との間では、物理サイドリンクディスカバリチャネル(PSDCH)と称される物理チャネルを介してディスカバリ信号が伝送される。UE(A)のMAC層とUE(B)のMAC層との間では、サイドリンクディスカバリチャネル(SL−DCH)と称されるトランスポートチャネルを介してディスカバリ信号が伝送される。
直接通信は、特定の宛先(宛先グループ)を指定してデータをUE間で直接的に伝送するモードである。直接通信は、いずれのネットワークノードを通過しない経路を介してE−UTRA技術を用いたユーザプレーン伝送による、近傍サービスを実行可能である2以上のUE間の通信である。
直接通信のリソース割り当てタイプには、「モード1」と「モード2」とがある。「モード1」では、直接通信の無線リソースをeNB200が指定する。「モード2」では、直接通信の無線リソースをUE100が選択する。
直接通信プロトコルスタックは、物理(PHY)層、MAC層、RLC層、及びPDCP層を含む。UE(A)の物理層とUE(B)の物理層との間では、物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)を介して制御信号が伝送される。UE(A)の物理層とUE(B)の物理層との間では、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)を介してデータが伝送される。物理サイドリンクブロードキャストチャネル(PSBCH)を介して同期信号等が伝送されてもよい。UE(A)のMAC層とUE(B)のMAC層との間では、サイドリンク共有チャネル(SL−SCH)と称されるトランスポートチャネルを介してデータが伝送される。UE(A)のRLC層とUE(B)のRLC層との間では、サイドリンクトラフィックチャネル(STCH)と称される論理チャネルを介してデータが伝送される。
(UE−to−Network中継)
UE−to−Network中継について、図4を用いて説明する。図4は、実施形態に係るUE−to−Network中継を説明するための図である。
図4において、リモートUE(Remote UE)は、ネットワーク圏外(Outof−Network)に位置するUEである。すなわち、リモートUEは、セルのカバレッジ外に位置する。リモートUEは、セルのカバレッジ内に位置する場合も有り得る。従って、リモートUEは、E−UTRAN10によって直接サービスが提供されないUE100(E−UTRAN10によってサーブ(serve)されないUE100)である。リモートUE100は、後述するリレーUEを介してパケットデータネットワーク(PDN:Packet Data Network)と通信できる。リモートUEは、公衆安全(Public Safety)のためのUE(ProSe−enabled Public Safety UE)であってもよい。
「ProSe−enabled Public Safety UE」は、HPLMNが公衆安全のための使用を許可するように構成されている。「ProSe−enabled Public Safety UE」は、近傍サービスを利用可能であり、近傍サービスにおける手順及び公衆安全のための特定の能力をサポートしている。例えば、「ProSe−enabled Public Safety UE」は、公衆安全のための情報を近傍サービスにより送信する。公衆安全のための情報とは、例えば、災害(地震・火災など)に関する情報、消防関係者又は警察関係者に用いられる情報などである。
リモートUEは、後述するように、リレーUEからProSe中継サービスを提供される。ProSe中継サービスが提供されるリモートUEとProSe中継サービスを提供するリレーUEとの間で、UE−to−Network中継が実行される。
リレーUE(ProSe UE−to Network Relay)は、ProSe中継サービスをリモートUEのために提供する。具体的には、リレーUEは、リモートUEのためにパケットデータネットワークとの通信のサービス継続性を提供する。従って、リレーUEは、リモートUEとネットワークとの間でデータ(ユニキャストトラフィック)を中継する。リレーUEは、近傍サービス(直接通信)によりリモートUEのデータ(トラフィック)を中継する。具体的には、リレーUEは、PC5インターフェイスを介してリモートUEから受信したデータ(上りトラフィック)を、Uuインターフェイス(LTE−Uu)又はUnインターフェイス(LTE−Un)を介してeNB200に中継する。リレーUEは、Uuインターフェイス又はUnインターフェイスを介してeNB200から受信したデータ(下りトラフィック)をPC5インターフェイスを介してリモートUEへ中継する。リレーUEは、ネットワーク内(セルのカバレッジ内)にのみ位置する。
リレーUEは、公衆安全のための通信に関係する任意のタイプのトラフィックを中継できる包括的な機能を提供することができる。
リレーUEとリモートUEは、物理層間でデータ及び制御信号を伝送できる。同様に、リレーUEとリモートUEは、MAC層間、RLC層間及びPDCP層間でデータ及び制御信号を伝送できる。リレーUEは、PDCP層の上位層としてIPリレー(IP−Relay)層を有してもよい。リモートUEは、PDCP層の上位層としてIP層を有してもよい。リレーUEとリモートUEとは、IPリレー層とIP層との間でデータ及び制御信号を伝送できる。リレーUEは、IPリレー層とIP−GW350のIP層との間でデータを伝送できる。
リレーUEは、AS層(Access Stratum)において、ブロードキャストを用いてリモートUEにデータ(トラフィック)を送信できる。リレーUEは、AS層において、ユニキャストを用いてリモートUEにデータを送信してもよい。UE−to−Network中継がブロードキャストを用いて実行されている場合、リレーUEとリモートUEとの間において、AS層におけるフィードバックは行われないが、NAS層(Non Access Stratum)におけるフィードバックは行われてもよい。UE−to−Network中継がユニキャストを用いて実行されている場合、AS層におけるフィードバックが行われてもよい。
(無線端末)
実施形態に係るUE100(無線端末)について説明する。図5は、UE100のブロック図である。図5に示すように、UE100は、レシーバ(Receiver:受信部)110、トランスミッタ(Transmitter:送信部)120、及びコントローラ(Controller:制御部)130を備える。レシーバ110とトランスミッタ120とは、一体化されたトランシーバ(送受信部)であってもよい。
レシーバ110は、コントローラ130の制御下で各種の受信を行う。レシーバ110は、アンテナを含む。レシーバ110は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換する。レシーバ110は、ベースバンド信号をコントローラ130に出力する。
UE100は、「ProSe−enabled Public Safety UE」である場合、レシーバ110は、異なる2つの周波数における無線信号を同時に受信可能である。例えば、UE100は、2つのレシーバ110(2 RX Chain)を有する。UE100は、一方のレシーバ110によりセルラ用の無線信号を受信できる。UE100は、他方のレシーバ110によりProSe用の無線信号を受信できる。
トランスミッタ120は、コントローラ130の制御下で各種の送信を行う。トランスミッタ120は、アンテナを含む。トランスミッタ120は、コントローラ130が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換する。トランスミッタ120は、無線信号をアンテナから送信する。
コントローラ130は、UE100における各種の制御を行う。コントローラ130は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に使用される情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサと、CPU(Central Processing Unit)と、を含む。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。プロセッサは、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサは、後述する各種の処理及び上述した各種の通信プロトコルを実行する。
UE100は、GNSS受信機を備えていてもよい。GNSS受信機は、UE100の地理的な位置を示す位置情報を得るために、GNSS信号を受信する。GNSS受信機は、受信した信号をコントローラ130に出力する。UE100は、UE100の位置情報を取得するためのGPS機能を有していてもよい。
以下で説明するUE100が実行する処理(動作)について、UE100が備えるレシーバ110、トランスミッタ120、コントローラ130の少なくともいずれかが実行するが、便宜上、UE100が実行する処理として説明する。
(基地局)
実施形態に係るeNB200(基地局)について説明する。図6は、eNB200のブロック図である。図6に示すように、eNB200は、レシーバ(受信部)210、トランスミッタ(送信部)220、コントローラ(制御部)230、及びネットワークインターフェイス240を備える。トランスミッタ210とレシーバ220は、一体化されたトランシーバ(送受信部)であってもよい。
レシーバ210は、コントローラ230の制御下で各種の受信を行う。レシーバ210は、アンテナを含む。レシーバ210は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換する。レシーバ210は、ベースバンド信号をコントローラ230に出力する。
トランスミッタ220は、コントローラ230の制御下で各種の送信を行う。トランスミッタ220は、アンテナを含む。トランスミッタ220は、コントローラ230が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換する。トランスミッタ220は、無線信号をアンテナから送信する。
コントローラ230は、eNB200における各種の制御を行う。コントローラ230は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に使用される情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサと、CPU(Central Processing Unit)と、を含む。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。プロセッサは、後述する各種の処理及び上述した各種の通信プロトコルを実行する。
ネットワークインターフェイス240は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。ネットワークインターフェイス240は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信等に使用される。
以下で説明するeNB200が実行する処理(動作)について、eNB200が備えるトランスミッタ210、レシーバ220、コントローラ230、ネットワークインターフェイス240の少なくともいずれかが実行するが、便宜上、eNB200が実行する処理として説明する。
(MME/S−GW)
実施形態に係るMME/S−GW300について説明する。図7は、MME/S−GW300のブロック図である。図7に示すように、MME/S−GW300は、コントローラ(制御部)310、及びネットワークインターフェイス(送信部/受信部)320を備える。
コントローラ310は、MME/S−GW300における各種の制御を行う。コントローラ310は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に使用される情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサと、CPU(Central Processing Unit)と、を含む。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。プロセッサは、後述する各種の処理及び上述した各種の通信プロトコルを実行する。
ネットワークインターフェイス320は、S1インターフェイスを介してeNB200と接続される。P−GW350と接続される。ネットワークインターフェイス240は、S1インターフェイス上で行う通信等に使用される。
以下で説明するMME/S−GW300が実行する処理(動作)について、MME/S−GW300が備えるコントローラ310及びネットワークインターフェイス320の少なくともいずれかが実行するが、便宜上、eNB200が実行する処理として説明する。
MMEとS−GWとのそれぞれは、異なる装置により構成されてもよい。P−GW350は、MME/S−GW300と同様に、コントローラ(制御部)及びネットワークインターフェイス(送信部/受信部)を備えるため、説明を省略する。
(動作環境)
動作環境について、図8を用いて説明する。図8は、動作環境を説明するための図である。
図8に示すように、リレーUEであるUE100−1は、複数のリモートUE(具体的には、UE100−2及びUE100−3)との間にUE−to−Network中継のための接続が確立されている。従って、UE100−2及びUE100−3は、UE100−1(リレーUE)の配下のリモートUEである。1つのリレーUEが複数のリモートUEのトラフィック(パケット)を中継する場合、1つの中継用のEPSベアラに、複数のリモートUEのパケットが割り当てられることが想定される。
具体的には、図8に示すように、UE100−2において、複数のパケットが発生したと仮定する。当該複数のパケットは、パケット毎に設定された優先度(PPPP:ProSe Per Packet Priority)1を有するパケット1と、優先度2を有するパケット2と、優先度3を有するパケット3とからなる。UE100−2は、パケット1とLCID♯1とを対応付け、パケット2とLCID♯2とを対応付け、パケット3とLCID♯3とを対応付け、パケット1−3をUE100−1へ送信する。UE100−1は、パケット1−3を受信する。
UE100−3において、パケットが発生したと仮定する。UE100−3は、UE100−2と同様に、優先度1を有するパケット1とLCID♯1とを対応付け、パケット1をUE100−1へ送信する。
UE100−2は、既存のセルラ通信(UL Uu通信)と同様に、上位レイヤで規定されるTFT(Traffic Flow Template)に従って、各リモートUEから受信した各パケットを、確立された各EPSベアラに対応する論理チャネルグループ識別子(LCID)の中で、適切なQoSを有するLCIDとをマッピングする。図8において、UE100−1は、UE100−2のパケット1及び2をLCID♯4とマッピングし、パケット3をLCID♯5とマッピングする。UE100−1は、UE100−3のパケット1をLCID♯4とマッピングする。
UE100−1は、eNB200から提供された論理チャネル識別子(LCID)と論理チャネルグループ識別子(LCGID)とが関連付けられたマッピング情報に従って、各LCIDと各LCGIDとをマッピングする。図8において、UE100−1は、LCID♯4及びLCID♯5をLCGID♯3にマッピングする。
UE100−1は、各LCGIDにマッピングされたバッファ量をバッファ状態(BS)として、既存のバッファ状態報告(BSR)により、eNB200に通知する。既存のBSRは、MAC層(MACエンティティ)と関連付けられた上りリンクのバッファにおいて送信に利用可能なバッファの量についての情報をサービングセル(サービングeNB200)に提供するために用いられる。図8では、UE100−1は、LCGID♯3に対応付けられたバッファ量(すなわち、UE100−2のパケット1−3及びUE100−3のパケット1のバッファ量)をBSRによりeNB200に通知する。
eNB200は、BSRに基づいて、制御情報(UL grant)により、UE100−1へ中継用の無線リソースを割り当てる。ここで、eNB200は、BSRに基づくバッファ状態が、複数のリモートUEのトラフィック(パケット)により構成されるバッファ量を示しているのか、単一のリモートUEのトラフィック(パケット)により構成されるバッファ量を示しているのかが不明である。また、トラフィック量が同じであっても、複数のリモートUEのトラフィックの方が、単一のリモートUEのトラフィックよりも多くの無線リソースが必要である。このため、eNB200が、BSRに基づいて、セルラ通信と同様に、単一のリモートUEのトラフィックにより構成されるバッファ量と同じ無線リソースをUE100−1へ割り当てた場合、複数のリモートUEから受信したパケットをeNB200へ送信するためには、無線リソースが不十分である可能性がある。その結果、UE−to−Network中継において、通信品質(QoS)を満たせない虞がある。
そこで、以下において、1つのリレーUEが複数のリモートUEのトラフィック(パケット)を中継する場合(特に、1つのベアラ(中継用のEPSベアラ)により複数のトラフィック中継する場合)であっても、UE−to−Network中継における通信品質(QoS)を満たすことが可能な技術を説明する。
[第1実施形態]
第1実施形態に係る動作について、図9を用いて説明する。図9は、第1実施形態に係る動作を説明するためのシーケンス図である。
図9に示すように、ステップS110において、リレーUEであるUE100−1は、UE100−1によりデータが中継されるリモートUEの数の情報を、MME/S−GW300に通知する。UE100−1は、ベアラリソースの変更(例えば、リソースの割り当て又は解放)のためのベアラリソース変更要求(Request Bearer Resource Modification)メッセージにより、リモートUEの数の情報をMME/S−GW300に通知してもよい。
UE100−1は、新たなリモートUEとの間に中継用の接続が確立される場合に、リモートUEの数の情報をMME/S−GW300に通知してもよい。UE100−1は、新たなリモートUEが、UE100−1の配下になった場合に、リモートUEの数の情報をMME/S−GW300に通知してもよい。
ステップS120において、MME/S−GW300は、リモートUEの数の情報をP−GW350に通知する。MME/S−GW300は、ベアラリソース要求メッセージ(Bearer Resource Command)により、リモートUEの数の情報を、P−GW350に通知してもよい。
MMEは、UE100−1からリモートUEの数の情報を受信した場合、ベアラリソース要求メッセージにより、S−GWに、リモートUEの数の情報を送ってもよい。S−GWは、リモートUEの数の情報を含むベアラリソース要求メッセージをP−GW350に送ってもよい。
ステップS130において、中継ベアラ(EPSベアラ)の設定を変更するための手順が実行される。具体的には、MME/S−GW300及びP−GW350(以下、ネットワーク装置)は、リモートUEの数に基づいて、中継ベアラのビットレート(転送速度)を所定値よりも高いビットレートに設定(変更)する。ネットワーク装置は、リモートUEの数に応じて、中継ベアラのビットレートが大きくなるように、中継ベアラの設定を変更してもよい。所定値は、初期値であってもよい。所定値は、ビットレートが変更される前の値であってもよい。このように、中継ベアラの設定変更により、設定前よりも高いQoSが提供される。
中継ベアラが、ビットレートが保証されるGBR(Guranteed Bit Rate)ベアラである場合、ネットワーク装置は、リモートUEの数に基づいて、単一のUEのトラフィックを伝送するために設定される第1の所定値よりも高いビットレートを中継ベアラに設定できる。
中継ベアラが、ビットレートが保証されないnon−GBRベアラである場合、ネットワーク装置は、リモートUEの数に基づいて、単一のUEのトラフィックを伝送するために設定される第2の所定値よりも高い合計最大ビットレート(AMBR:Aggregate Maximum Bit Rate)を中継ベアラに設定できる。ネットワーク装置は、APN(アクセスポイント名)毎のAMBRであるAPN−AMBR、及び、UE毎のAMBRであるUE−AMBRの設定を変更することにより、第2の所定値よりも高いAMBRを中継ベアラに設定できる。
EPSベアラは、リレーUEとS−GW300との間のE−RAB、及びS−GW300BとP−GW350との間のS5/S8ベアラにより構成される。S5/S8ベアラは、S5/S8インターフェイス上に確立される。後述するE−RABが存在する場合、E−RABは、EPSベアラと1対1で対応する。S−GW300は、S5/S8ベアラとS1−Uベアラとの対応関係を記憶する。
E−RABは、リレーUEとeNB200(DeNB)との間のデータ無線ベアラ(DRB Bearer/Radio Bearer)、及びeNB200とS−GW300との間のS1−Uベアラ(S1−U Bearer)により構成される。
S1−Uベアラは、S1−Uインターフェイス上に確立される。データ無線ベアラが存在する場合、データ無線ベアラは、EPSベアラ/E−RABと1対1で対応する。eNB200は、S1−Uベアラとデータ無線ベアラとの対応関係を記憶する。
従って、EPSベアラの設定変更により、これらの各種ベアラの設定が変更される。
後述するように、ネットワーク装置は、設定変更されたEPSベアラを用いて中継可能なリモートUEの数の最大値(上限値)の情報をUE100−1に通知してもよい。
EPSベアラの設定変更が行われた後、UE100−1は、単一のUEのトラフィックを伝送するために設定される所定値よりも高いビットレートが設定された中継ベアラを用いて、リモートUEのデータを中継する。EPSベアラのビットレートに応じたQoS制御が行われるため、eNB200は、中継ベアラに設定されたビットレートに応じて、無線リソースのスケジューリングを実行する。UE100−1は、設定変更されたEPSベアラを用いて、リモートUEのトラフィックをeNB200へ中継(転送)する。
これにより、1つのリレーUEが、1つの中継用のEPSベアラにより、複数のリモートUEのトラフィック(パケット)を中継する場合であっても、UE−to−Network中継における通信品質(QoS)を満たすことができる。UE100−1は、LCIDの優先度に基づいて実行される既存のLCP(Logical Channel Prioritization)手順だけでなく、第3実施形態で説明するように、パケット毎に設定された優先度(PPPP)及び/又はリモートUEの公正性を考慮して、優先して送信すべきパケットを判断してもよい。これにより、UE−to−Network中継における通信品質(QoS)をさらに満たすことができる。
(変更例)
第1実施形態の変更例について、図10を用いて説明する。図10は、第1実施形態の変更例に係る動作を説明するためのシーケンス図である。本変更例では、UE100−1が、eNB200を経由して、リモートUEの数の情報をネットワーク装置に通知する。第1実施形態と同様の部分は、説明を適宜省略する。
図10に示すステップS210において、リレーUEであるUE100−1は、リモートUEの数の情報を、eNB200に送信する。UE100−1は、例えば、eNB200にサイドリンク情報を示すために用いられるSidelinkUEInformationメッセージを用いて、リモートUEの数の情報をeNB200に送信できる。
UE100−1は、UE−to−Network中継のために無線リソース(送信無線リソース)を要求する場合に、リモートUEの数の情報をeNB200に送信してもよい。
ステップS220において、eNB200は、リモートUEの数を受信した場合、UE100−1の配下のリモートUEの数の情報をMME/S−GW300に通知する。
ステップS230及びS240は、ステップS120及びS130に対応する。
このように、UE100−1は、リモートUEの数を柔軟に通知することができるため、1つのリレーUEが複数のリモートUEのトラフィック(パケット)を中継する場合であっても、UE−to−Network中継における通信品質(QoS)を満たすことができる。
eNB200は、UE100−1からリモートUEの数の情報を受信した場合、リモートUEの数を考慮して、無線リソースのスケジューリングを実行してもよい。すなわち、リモートUEの数が複数である場合、リモートUEの数が単一である場合よりも、多めに無線リソースを割り当ててもよい。
[第2実施形態]
第2実施形態について説明する。第1実施形態と同様の部分は、説明を適宜省略する。
第2実施形態では、ネットワーク装置(MME/S−GW300及びP−GW350)は、中継ベアラを用いて中継可能なリモートUEの数の最大値(上限値)の情報をリレーUEであるUE100−1に通知する。
リモートUEの数の最大値(上限値)は、当該中継ベアラを用いた場合に所定値以上の通信品質が保証される最大のリモートUEの数である。従って、リモートUEの最大値を超えた複数のリモートUEのデータ(トラフィック)を同一の中継ベアラを用いて中継した場合、通信品質が劣化する可能性がある。
リモートUEの数の最大値の情報は、リモートUEの最大数そのものであってもよい。リモートUEの数の最大値の情報は、例えば、中継ベアラに設定されたビットレートの値であってもよい。UE100−1は、ビットレートにより、リモートUEの最大数を算出できてもよい。
ネットワーク装置は、中継ベアラが確立された場合に、確立された中継ベアラにおけるリモートUEの数の最大値の情報をUE100−1に通知してもよい。従って、ネットワーク装置は、中継ベアラ毎にリモートUEの数の最大値の情報をUE100−1に通知してもよい。
UE100−1は、配下のリモートUEの数が、中継ベアラにおけるリモートUEの数の最大値を越えないように制御する。
例えば、リモートUEの数の最大値の情報と同じ数のリモートUEと接続しているUE100−1は、新たなリモートUEから中継を要求された場合、新たなリモートUEの中継を拒否してもよい。
UE100−1は、新たなリモートUEとの接続により、配下のリモートUEの数がリモートUEの数の最大値を越えた場合、第1実施形態と同様に、リモートUEの数の情報をネットワーク装置に通知してもよい。これにより、中継ベアラのビットレートがより高い値に変更されるため、新たなリモートUEの中継を開始しても、UE−to−Network中継における通信品質(QoS)を満たすことができる。
ネットワーク装置は、設定変更された中継ベアラにおけるリモートUEの数の最大値の情報をUE100−1に新たに通知できる。UE100−1は、新たに通知されたリモートUEの数の最大値に基づいて、リモートUEの数を制御できる。
[第3実施形態]
第3実施形態について、図11を用いて説明する。図11は、第3実施形態に係る動作を説明するためのシーケンス図である。第3実施形態では、UE100−1が、同一の中継ベアラが用いられるリモートUEの数をeNB200へ通知する。
図11に示すように、ステップS310において、UE100−1は、同一の中継ベアラが用いられるリモートUEの数をeNB200へ通知する。例えば、図8に示されるように、UE100−1は、UE100−2のパケット1及び2と、UE100−3のパケット1とをLCID♯4とマッピングした場合、LCID♯4(EPSベアラ♯4)におけるリモートUE数が「2」であることをeNB200に通知する。UE100−1は、UE100−2のパケット3をLCID♯5とマッピングした場合、LCID♯5(EPSベアラ♯5)におけるリモートUE数が「1」であることをeNB200に通知する。従って、パケットとLCIDとのマッピングにより、リモートUE数は変化するため、UE100−1は、リモートUEの数(トラフィック数)の瞬時値をeNB200へ通知している。
UE100−1は、MAC CEにより、LCID(EPSベアラ)毎のリモートUE数をeNB200に通知してもよい。UE100−1は、BS(バッファ状態)と共に、LCID毎のリモートUE数をeNB200に通知してもよい。UE100−1は、リモートUE数を示す情報を含むBSRをeNB200に通知してもよい。UE100−1は、BSRとは別にリモートUE数を示す情報をeNB200に通知してもよい。UE100−1は、SidelinkUEInformationメッセージにより、LCID毎のリモートUE数をeNB200に通知してもよい。
UE100−1は、リモートUE数が単数であるLCIDにおけるリモートUEの数の通知を省略してもよい。従って、UE100−1は、リモートUE数が複数であるLCIDにおけるリモートUEの数をeNB200に通知してもよい。UE100−1は、LCID毎のリモートUE数が変更された場合に、リモートUE数をeNB200に通知してもよい。
LCIDとパケットとのマッピングによるリモートUEの数を通知しているため、パケット(トラフィック)が発生していないリモートUEは考慮されない。従って、本実施形態では、通知されるリモートUEの数は、パケットが発生しているリモートUEの数に依存する。
ステップS320において、eNB200は、リモートUE数の数に基づいて、UE100−1に中継用の無線リソースを割り当てる。eNB200は、リモートUEの数が多いほど、無線リソースの量が多くなるように、無線リソースを割り当てる。eNB200は、配下のリモートUEの数が同じであっても、リモートUEの数が多い中継ベアラを有するUE100−1に対して、多くの無線リソースを割り当ててもよい。eNB200は、リモートUEの数に基づいて割り当てられた無線リソースの割当情報をUE100−1に通知する。UE100−1は、無線リソースの割当情報をeNB200から受信する。
これにより、eNB200は、実際にパケットが発生しているリモートUE数を考慮できるため、無線リソースを効率的に割り当てることができる。
ステップS330において、UE100−1は、割り当てられた無線リソースを用いて、リレーUEのデータ(トラフィック)をeNB200へ中継する。
UE100−1は、同一の中継ベアラ(例えば、EPSベアラ♯4)を用いて、優先度(PPPP)が異なる複数のパケットをeNB200へ中継する場合、優先度が高いパケットを優先してeNB200へ送信(中継)する制御を行う。例えば、パケット1がパケット2よりも優先度が高い場合、UE100−1は、パケット1をパケット2よりも優先してeNB200へ送信する。このように、UE100−1は、既存のLCP手順だけでなく、同一のLCIDにマッピングされたパケットの優先度(PPPP)を考慮して、優先して送信すべきパケット(トラフィック)を判断する。これにより、パケットの優先度が考慮された中継を実行することができるため、各リモートUEの通信品質(QoS)を満たすことができる。
UE100−1は、同一の中継ベアラを用いて、複数のリモートUEから受信した優先度が同一の複数のパケットをeNB200へ中継する場合、複数のリモートUEのそれぞれのパケットの送信機会が均等になるように制御する。例えば、UE100−1は、UE100−2から優先度1の複数のパケットを受信し、UE100−3から優先度1の複数のパケットを受信したケースを想定する。UE100−1は、UE100−2からの複数のパケットの全てをeNB200へ送信した後に、UE100−3からの複数のパケットのeNB200への送信を開始するのではなく、例えば、UE100−2のパケットとUE100−3のパケットを交互にeNB200へ送信することができる。UE100−1は、このような制御を行うため、データ(RLC SDU、MAC SDU)を適切に分割してもよいし、パケット(RLC SDU、MAC PDU)を適切に格納してもよい。このように、UE100−1は、複数のリモートUEのそれぞれから同一の優先度(PPPP)を有するパケットを受信した場合、リモートUE間でQoSに差が生じないように、リモートUEのパケットを公平に送信する制御を実行してもよい。これにより、一部のリモートUEの通信品質が劣化することを抑制することができる。
[その他の実施形態]
上述した各実施形態によって、本出願の内容を説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本出願の内容を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
上述した第1実施形態において、ネットワーク装置は、UE100−1から通知された下りチャネルの受信品質を示す指示子であるCQI(Channel Quality Indicator)パラメータに基づいて、中継ベアラとしてのGBRベアラの設定を変更するか、中継ベアラとしてのnon−GBRベアラの設定を変更するかを決定してもよい。従って、ネットワーク装置は、リモートUEの数だけでなく、CQIに基づいて、中継ベアラの設定を変更してもよい。
ネットワーク装置は、確立された中継ベアラの設定を変更するだけでなく、中継用のベアラとしてEPSベアラを確立する際に、リモートUEの数を考慮して、EPSベアラ(GBRベアラ/non−GBRベアラ)を確立してもよい。この際、ネットワーク装置は、リモートUEの数だけでなく、CQIパラメータも考慮して、中継用のEPSベアラ(GBRベアラ/non−GBRベアラ)を確立してもよい。
ネットワーク装置は、QoSクラスを識別するためのQCI(QoS Class Identifer)パラメータに基づいて、中継ベアラとしてのEPSベアラの設定変更(又は確立)を実行してもよい。QCIパラメータは、ベアラレベルパケット転送処理(bearer level packet forwarding treatment)を制御するためのノード固有のパラメータの基準として使用される。QCIパラメータは、アプリケーション(トラフィック)により決定されてもよいし、UE100−1から指定されてもよい。
上述した第3実施形態では、UE100−1は、LCID(EPSベアラ)毎のリモートUE数をeNB200に通知していたが、LCID(EPSベアラ)毎のリモートUEの数ではなく、パケット(トラフィック)が発生しているリモートUEの数(全体数)をeNB200に通知してもよい。
上述した第3実施形態において、UE100−1は、複数のリモートUEのそれぞれから同一の優先度(PPPP)を有するパケットを受信した場合、これらのパケットが同一のLCID(中継ベアラ)にマッピングされない場合であっても、リモートUEのパケットを公平に送信(中継)する制御を行ってもよい。従って、UE100−1は、リモートUEのパケットが同一のLCID(中継ベアラ)にマッピングされるか否かに関係なく、パケットの優先度(PPPP)(及びLCIDの優先度)を考慮して、送信元が異なるリモートUEのパケットをeNB200へ公平に送信(中継)する制御を行ってもよい。
上述した各実施形態に係る動作は、適宜組み合わせて実行されてもよい。上述した各シーケンスにおいて、必ずしも全ての動作が必須の構成ではない。例えば、各シーケンスにおいて、一部の動作のみが実行されてもよい。
上述した各実施形態では特に触れていないが、上述した各ノード(UE100、eNB200など)のいずれかが行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体であってもよい。
UE100及びeNB200のいずれかが行う各処理を実行するためのプログラムを記憶するメモリ及びメモリに記憶されたプログラムを実行するプロセッサ)によって構成されるチップが提供されてもよい。
上述した実施形態では、移動通信システムの一例としてLTEシステムを説明したが、LTEシステムに限定されるものではなく、LTEシステム以外のシステムに本出願に係る内容を適用してもよい。
なお、日本国特許出願第2015−218939号(2015年11月6日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。

Claims (6)

  1. ネットワークに含まれる基地局の上位装置であるネットワーク装置であって、
    コントローラを備え、前記コントローラは、
    リレー端末を介して前記基地局との通信を行うリモート端末のトラフィックを、近傍サービスにより中継するよう構成される前記リレー端末から、前記リモート端末の数の情報を受け取り、
    前記リモート端末の数に基づいて、前記近傍サービスによる中継に用いられる中継ベアラを設定するように構成され、
    前記中継ベアラは、前記リレー端末と前記基地局との間のベアラであり、
    前記コントローラは、前記リモート端末の数に基づいて、所定値よりも高いビットレートを前記中継ベアラに設定するよう更に構成されるネットワーク装置。
  2. 前記コントローラは、
    前記中継ベアラがビットレートが保証されるGBRベアラである場合、前記リモート端末の数に基づいて、第1の所定値よりも高いビットレートを前記中継ベアラに設定し、
    前記中継ベアラがビットレートが保証されないnon−GBRベアラである場合、前記リモート端末の数に基づいて、第2の所定値よりも高い合計最大ビットレートを前記中継ベアラに設定するように構成される請求項1に記載のネットワーク装置。
  3. 前記コントローラは、
    前記中継ベアラを用いて中継可能なリモート端末の数の最大値の情報を前記リレー端末に通知するように構成される請求項1に記載のネットワーク装置。
  4. ネットワークに含まれる基地局の上位装置であるネットワーク装置を制御するためのプロセッサであって、
    前記プロセッサは、
    リレー端末を介して前記基地局との通信を行うリモート端末のトラフィックを、近傍サービスにより中継するよう構成される前記リレー端末から、前記リモート端末の数の情報を受け取り、
    前記リモート端末の数に基づいて、前記近傍サービスによる中継に用いられる中継ベアラを設定し、
    前記リモート端末の数に基づいて、所定値よりも高いビットレートを前記中継ベアラに設定するよう構成され、
    前記中継ベアラは、前記リレー端末と前記基地局との間のベアラであるプロセッサ。
  5. 無線端末であって、
    プロセッサを備え、
    前記プロセッサは、中継端末を介してネットワークに含まれる基地局との通信を行うリモート端末のトラフィックを、近傍サービスにより前記リモート端末と前記基地局との間で中継するよう構成され、
    前記プロセッサは、
    前記無線端末によりトラフィックが中継されるリモート端末の数の情報を前記基地局の上位装置であるネットワーク装置へ通知し、
    前記ネットワーク装置によって設定された、前記近傍サービスによる中継に用いられる中継ベアラを用いて、前記リモート端末のデータを中継する制御を行うように構成され、
    前記中継ベアラは、前記リモート端末の数に基づいて、所定値よりも高いビットレートが設定され
    前記中継ベアラは、前記リレー端末と前記基地局との間のベアラである無線端末。
  6. 無線端末を制御するためのプロセッサであって、
    前記プロセッサは、
    中継端末を介してネットワークに含まれる基地局との通信を行うリモート端末のトラフィックを、近傍サービスにより前記リモート端末と前記基地局との間で中継し、
    前記無線端末によりトラフィックが中継されるリモート端末の数を、前記基地局の上位装置であるネットワーク装置へ通知し、
    前記ネットワーク装置によって設定された、前記近傍サービスによる中継に用いられる中継ベアラを用いて、前記リモート端末のデータを中継する制御を行うように構成され、
    前記中継ベアラは、前記リモート端末の数に基づいて、第1の所定値よりも高いビットレートが設定され
    前記中継ベアラは、前記リレー端末と前記基地局との間のベアラであるプロセッサ。
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