JP6482346B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置に関するものである。
入力インピーダンスが高く、出力インピーダンスが低いソースフォロアをバッファ段及び出力段に用いた場合、ソースフォロアに流れる電流を抑制すると共に、ソースフォロアを介してより多くの負荷を駆動することができる。従って、ソースフォロアを多段に接続して、例えば固体撮像素子の出力回路に用いる場合がある。(例えば特許文献1、及び特許文献2参照)。
そして、特許文献1及び特許文献2では、出力回路の出力段に含まれるソースフォロアに供給する電圧を、出力段の前段に接続されたソースフォロアに供給する電圧よりも低くすることで、出力回路の消費電力を抑制する手法を示している。
特開2001−78096号公報 特開2007−19691号公報
一方、ソースフォロアは、上述したインピーダンス特性を有するため、レギュレータに用いられる場合もある。
レギュレータは、フィードバックした出力電圧をレギュレータの差動部に入力し、差動部で基準電圧と比較することで電圧の変動が予め定めた範囲内に収まるように制御して、より安定した電圧を出力する電源である。
しかしながら、差動部のゲインが小さい場合、または差動部のゲインが小さくなる周波数領域では、差動部に供給される電源電圧のノイズ、及び電源電圧の変動の影響を受け、レギュレータの出力電圧が予め定めた範囲を超えて変動してしまう場合があることが知られている。
こうした現象が発生した場合、特に、より低い電圧を出力するレギュレータほど、出力電圧に対する電圧の変動が大きくなってしまい、問題になることがある。
本発明は、上述した課題を解決するために提案されたものであり、供給される電源電圧の変動の影響を抑制することができる半導体装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の半導体装置は、出力電圧を出力する出力端子と、前記出力電圧が入力される第1の電源と、基準電圧発生回路からの基準電圧が入力される第2の電源とを含み、前記出力電圧及び前記基準電圧を比較した比較結果を出力する差動部と、前記差動部の出力が入力される制御端子、駆動電源に接続されたドレイン端子、及び前記出力端子に接続されたソース端子を有する駆動用トランジスタであるDMOSトランジスタと、定電圧が入力される制御端子、前記DMOSトランジスタのソース端子及び前記出力端子に接続されたドレイン端子、並びに接地されたソース端子を有する負荷トランジスタと、を含むソースフォロア回路と、を備える。
供給される電源電圧の変動の影響を抑制することができる、という効果を奏する。
第1実施形態に係るレギュレータの一例を示す回路図である。 電源電圧を変動させた際の第1実施形態に係るレギュレータの各部電圧波形を示すシミュレーション結果の一例を示す図である。 第2実施形態に係るレギュレータの一例を示す回路図である。 電源電圧を変動させた際の第2実施形態に係るレギュレータの各部電圧波形を示すシミュレーション結果の一例を示す図である。 第2実施形態に係るレギュレータの変形例を示す回路図である。 従来のレギュレータの一例を示す回路図である。
以下、図面を参照して開示の技術の実施形態の一例を詳細に説明する。なお、機能が同じ働きを担う構成要素には、全図面を通して同じ符号を付与し、重複する説明を適宜省略する場合がある。
(第1実施形態)
まず、図6に、従来のレギュレータ100の一例を示す。レギュレータ100は、例えば差動部11、及びソースフォロア回路12を含む。
そして、差動部11は、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)を含む一般的な入力差動段を備え、例えばp型のMOSFETであるFET20及びFET21、並びに、n型のMOSFETであるFET22、FET23、及びFET24を含む。
差動部11では、FET20及びFET21のソース端子が電源電圧Vddに接続され、FET20及びFET21のゲート端子が互いに接続される。また、FET20のゲート端子とドレイン端子とが互いに接続されると共に、FET20のドレイン端子が、更にFET22のドレイン端子と接続される。
一方、FET21のドレイン端子はFET23のドレイン端子と接続され、FET22及びFET23のソース端子が互いに接続される。そして、FET22及びFET23のソース端子がFET24のドレイン端子と接続され、FET24のソース端子が接地電位Vssに接続される。
このように接続される差動部11のFET22のゲート端子には、例えばレギュレータ100の後述する出力端子から出力される出力電圧Vlが入力され、FET23のゲート端子には、例えば、基準電圧Vdが入力される。一方、FET24のゲート端子には、図示しない予め定めた電圧を発生する定電圧発生回路から供給される電圧Vaが入力される。
そして、差動部11では、FET24は定電流源として動作し、出力電圧Vlと基準電圧Vdとを比較し、出力電圧Vlと基準電圧Vdとの差分に応じた電圧Vbが、点Bから後段のソースフォロア回路12に出力される。
ソースフォロア回路12は、例えばp型のMOSFETであるFET25と、n型のMOSFETであるFET26と、を含む。
FET25のソース端子は、FET20及びFET21と同様に電源電圧Vddに接続される。また、FET26のドレイン端子はFET25のドレイン端子に接続され、FET26のソース端子は接地電位Vssに接続される。更にFET26のゲート端子には、電圧Vaが入力され、FET26は定電流源として動作する。
一方、FET25のゲート端子は、差動部11の点B、即ちFET21のドレイン端子に接続され、FET25のゲート端子に出力電圧Vlと基準電圧Vdとの差分に応じた電圧Vbが入力されると、FET25のソースドレイン間を流れる電流が変化して、FET25のドレイン端子から出力される出力電圧Vlが基準電圧Vdに近づくように制御される。
しかし、図6に示す従来のレギュレータ100の場合、差動部11のゲインが小さい(例えば20dB以下)場合、または差動部11のゲインが小さくなる周波数領域では、電源電圧Vddのノイズ、及び電源電圧Vddの変動の影響を受け、レギュレータ100の出力電圧Vlが、基準電圧Vdに基づいて設定した予め定めた範囲を超えて変動してしまう場合がある。
従って、以下では、供給される電源電圧Vddが変動する場合であっても、出力電圧Vlの変動を抑制するレギュレータについて説明する。
図1は、第1実施形態に係るレギュレータ50の一例を示す。レギュレータ50は、例えば差動部3、及びソースフォロア回路4を含む。
差動部3は、MOSFETを含む入力差動段を備え、例えばp型のMOSFETであるFET1及びFET2、並びに、n型のMOSFETであるFET3及びFET4を含む。
差動部3では、FET1のソース端子にレギュレータ50の出力電圧Vlがフィードバックされて入力されると共に、FET1のゲート端子及びドレイン端子が互いに接続され、ダイオード接続の形態をとる。また、FET2のソース端子には、基準電圧発生回路1から供給される基準電圧Vdが入力されると共に、FET2のゲート端子はFET1のゲート端子と接続される。
一方、FET3のドレイン端子はFET1のドレイン端子に接続されると共に、FET4のドレイン端子はFET2のドレイン端子に接続され、FET3及びFET4の各々のソース端子は接地される。また、FET3及びFET4の各々のゲート端子には、予め定めた電圧を発生する定電圧発生回路2から供給される電圧Vaが入力されることで、FET3及びFET4は定電流源として各々動作する。
このように接続することで、差動部3は、カレントミラーの考え方に従ってFET1のゲート端子に印加される電圧、即ちFET1のバイアス電圧をFET2のゲート端子に移し、出力電圧Vlと、基準電圧Vdとを比較する。
一方、ソースフォロア回路4は、例えばn型のDMOSFET(Diffused Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)であるFET5と、n型のMOSFETであるFET6と、を含む。なお、DMOSFETは、パワー用MOSFETとも言われ、例えば一般的な信号制御用MOSFETと比較して、ソースドレイン間により大きい電流を流すことができる。また、DMOSFETは、信号制御用MOSFETと比較して、オン抵抗が小さく、約1MHz以上の高速スイッチングも可能なMOSFETである。
FET5のドレイン端子はレギュレータ50を駆動する電源電圧Vddに接続される。また、FET5のソース端子はレギュレータ50から出力電圧Vlを出力する出力端子Qに接続されると共に、更にソース端子が接地されたFET6のドレイン端子に接続される。
FET5のゲート端子は、差動部3の地点dg、即ちFET2のドレイン端子と、FET4のドレイン端子と、を接続する接続線に接続される。また、FET6のゲート端子に、定電圧発生回路2から供給される電圧Vaが入力されることで、FET6は定電流源として動作する。
更に、出力端子Qは、差動部3に含まれるFET1のソース端子に接続されると共に、負荷R1に接続され、レギュレータ50から負荷R1に出力電圧Vlを供給する。
次に、レギュレータ50の動作について説明する。
既に述べたように、FET1のゲートドレイン間はダイオード接続されると共に、FET2のゲート端子に接続される。従って、FET1による電圧降下(閾値電圧)をpVT、地点pgにおける電圧、即ちFET1のバイアス電圧をVpgとすれば、バイアス電圧Vpgは(1)式によって表される。
(数1)
Vl−pVT=Vpg ・・・(1)
従って、(1)式で示される電圧Vpgが、FET2のゲート端子にも印加されることになる。
なお、同じp型のMOSFETであっても、閾値電圧pVTは、MOSFETのソースドレイン間を流れる電流の大きさで変化する。FET3及びFET4は定電流源として動作するため、仮にFET3のソースドレイン間を流れる電流の大きさと、FET4のソースドレイン間を流れる電流の大きさと、が同じであれば、FET1及びFET2の閾値電圧pVTも同じになる。
一方、レギュレータ50によって出力される出力電圧Vlが基準電圧Vdより低い場合、出力電圧Vlが基準電圧Vdと同じ電圧になっている場合と比較して、電圧Vpgが低下する。従って、この場合には(2)式が成立する。
(数2)
Vd−Vpg>pVT・・・(2)
(2)式によれば、出力電圧Vlが基準電圧Vdより低くなるに従って、電圧Vpgが低下するため、FET2のゲートソース間電圧が上昇することがわかる。FET2のソースドレイン間を流れる電流の大きさは、FET2のソース端子における電圧(ソース電圧)と、FET2のバイアス電圧と、の電圧差に依存する。従って、出力電圧Vlが基準電圧Vdより低くなるに従って、FET2のソースドレイン間を流れる電流が増加し、地点dgにおける電圧、即ちFET5のゲート端子に入力される電圧が上昇する。なお、以降では、FET5のゲート端子に入力される電圧をFET5のバイアス電圧Vdgという。
即ち、出力電圧Vlが基準電圧Vdより低くなるに従って、FET5のバイアス電圧Vdgが上昇するため、出力端子Qから出力される出力電圧Vlが上昇する。
逆に、レギュレータ50によって出力される出力電圧Vlが基準電圧Vdより高い場合、出力電圧Vlが基準電圧Vdと同じ電圧になっている場合と比較して、電圧Vpgが上昇する。従って、この場合には(3)式が成立する。
(数3)
Vd−Vpg<pVT・・・(3)
(3)式によれば、出力電圧Vlが基準電圧Vdより高くなるに従って、電圧Vpgが上昇するため、FET2のゲートソース間電圧が低下することがわかる。従って、出力電圧Vlが基準電圧Vdより高くなるに従って、FET2のソースドレイン間を流れる電流が減少し、FET5のバイアス電圧Vdgが低下する。
即ち、出力電圧Vlが基準電圧Vdより高くなるに従って、FET5のバイアス電圧Vdgが低下するため、出力端子Qから出力される出力電圧Vlが低下する。
以上のレギュレータ50の動作により、出力電圧Vlの変動に応じて、出力電圧Vlが基準電圧Vdに近づくように制御される。
なお、差動部3において、出力電圧Vlと基準電圧Vdとの差分を表すFET5のバイアス電圧Vdgの精度を向上するためには、FET1とFET2とで、互いにできるだけ同じ動作特性を有するMOSFETを使用することが好ましい。更に、FET3とFET4とでも、互いにできるだけ同じ動作特性を有するMOSFETを使用することが好ましい。ここで、動作特性とは、MOSFETの閾値電圧、及び、印加電圧に対する電流の大きさを示す電圧電流特性等のMOSFETの動作に関する特性をいう。
第1実施形態に係るレギュレータ50では、差動部3に含まれるFET1のソース端子に出力電圧Vlが供給されると共に、FET2のソース端子に基準電圧Vdが供給される。従って、レギュレータ50では、図6に示すレギュレータ100の差動部11のように、FET1及びFET2の各々のソース端子に電源電圧Vddが供給されないことから、電源電圧Vddが変動する場合であっても、差動部11におけるFET25のバイアス電圧Vbの変動量に比べて、差動部3におけるFET5のバイアス電圧Vdgの変動量が抑制される。即ち、レギュレータ100に比べて、レギュレータ50の出力電圧Vlの変動が抑制されることになる。
また、電源電圧VddはFET5のドレイン端子から供給されるが、DMOSFETの動作特性上、ソースドレイン間を流れる電流の大きさは、主にゲートソース間電圧に応じて決定される。従って、FET5のドレイン端子に供給される電源電圧Vddが変動しても、ソースドレイン間を流れる電流の変動が抑制される。即ち、電源電圧Vddが変動する場合であっても、レギュレータ50の出力電圧Vlの変動を抑制することができる。
このようにレギュレータ50は、図6に示す従来のレギュレータ100に比べて、電源電圧変動除去比(PSRR:Power Supply Rejection Ratio)の大きいレギュレータであると言うことができる。
また、レギュレータ50は、出力電圧Vlに対してフィードバック制御を実行しているため、開ループ制御に比べて動作の安定性が問題になる場合がある。しかし、レギュレータ50は、出力段をソースフォロア回路4としているため、例えばFET5のゲートソース間にコンデンサを挿入するといった対応で位相補償が実現でき、比較的容易に動作の安定性を確保することができる。
なお、ソースフォロア回路4におけるFET5のバイアス電圧Vdgと、出力電圧Vlと、の関係は(4)式で表される。
(数4)
dg−Vt=Vl・・・(4)
ここで、VtはFET5の閾値電圧を示す。一般的な信号制御用MOSFETの閾値電圧は約0.7Vであるが、FET5は、いわゆる電力制御用に用いられるDMOSFETであり、DMOSFETの閾値電圧は約−0.5Vである。
例えば、出力電圧Vlを1Vにする際、FET5にFET6のような信号制御用MOSFETを用いた場合、(4)式から“Vdg−0.7=Vl”となるため、FET5のバイアス電圧Vdgとして1.7V必要となる。
一方、FET5にDMOSFETを用いた場合、(4)式から“Vdg+0.5=Vl”となるため、FET5のバイアス電圧は0.5Vでよいことになる。
このようにレギュレータ50のソースフォロア回路4は、図6に示すレギュレータ100のソースフォロア回路12に比べて、低い電圧での動作が可能となる。従って、基準電圧Vdを電源電圧Vddより低く設定し、例えば従来のレギュレータ100では動作することが困難であった電源電圧Vdd=0.8V、基準電圧Vd=0.7Vといった電圧条件であっても、レギュレータ50は動作することができる。特に、例えば1V未満の低い電圧で駆動する水晶発振回路に電源を供給する場合であっても、レギュレータ50であれば、電源電圧Vdd=0.9V、基準電圧Vd=0.6V、出力電圧Vl=0.6Vで1μAの電流を供給することができる。
図2に、電源電圧Vddを変動させた際のレギュレータ50における出力電圧Vl、基準電圧Vd、FET1のバイアス電圧Vpg、及びFET5のバイアス電圧Vdgの変化を示すシミュレーション結果を示す。
図2(1)はFET5のバイアス電圧Vdg、図2(2)はFET1のバイアス電圧Vpg、図2(3)は電源電圧Vdd、及び図2(4)は出力電圧Vlと基準電圧Vdとの波形を示す。なお、図2(4)において、波形30が出力電圧Vlを示し、波形40が基準電圧Vdを示している。
図2に示すように、基準電圧Vdを約2Vに固定した上で、電源電圧Vddを約4.0Vと約2.0Vとに交互に繰り返し変動させた場合であっても、電源電圧Vddと比較して、レギュレータ50の出力電圧Vlの変動が抑制されていることがわかる。
(第2実施形態)
図6に示す従来のレギュレータ100において、FET25のソースドレイン間に流れる電流を増加させ、より多くの負荷を駆動するためには、FET25にMOSFETを複数接続し、出力マルチ数を大きく必要がある。
しかし、MOSFETのゲートドレイン間、及びゲートソース間には寄生容量が存在し、これらの寄生容量の和がMOSFETの入力容量となり、差動部11に作用する。従って、図6に示したソースフォロア回路12の出力マルチ数を大きくするに従って、差動部11への負荷容量が増加することになる。特に、MOSFETのゲートドレイン間の寄生容量は、ミラー効果により電圧増幅率倍されて差動部11に作用する。即ち、ソースフォロア回路12の出力マルチ数が大きくなるに従って、レギュレータ100の安定性の度合いを表す位相余裕が悪化する傾向が見られるようになる。従って、電源電圧Vddの変動に伴い、出力電圧Vlも変動する場合がある。
一方、図3は、第2実施形態に係るレギュレータ51の一例を示す図である。レギュレータ51は、差動部11と、レギュレータ51の出力部であるソースフォロア回路12と、の間にバッファ部13が挿入される。
バッファ部13は、例えばn型のDMOSFETであるFET7と、n型のMOSFETであるFET8と、を含む。
FET7のドレイン端子は電源電圧Vddに接続され、FET7のゲート端子は、差動部11の地点dg、即ちFET21のドレイン端子と、FET23のドレイン端子と、を接続する接続線に接続される。
また、FET7のソース端子はFET8のドレイン端子と接続されると共に、FET7のソース端子と、FET8のドレイン端子と、を接続する接続線上の地点pgで、ソースフォロア回路12のFET25のゲート端子と接続される。
更に、FET8のソース端子は接地電位Vssに接続されると共に、FET8のゲート端子には、図示しない予め定めた電圧を発生する定電圧発生回路から供給される電圧Vaが入力され、FET8は定電流源として動作する。
なお、FET7に例えばn型のMOSFETを用いた場合、FET25のゲート電圧に入力される電圧、即ちFET25のバイアス電圧Vpgが電源電圧Vddまで上昇せずに、FET25をオフできない状況が発生する場合があることから、FET7にDMOSFETを用いている。
レギュレータ51では、出力電圧Vlが基準電圧Vdより低くなるに従って、地点dgにおける電圧、即ちFET7のゲート端子に入力されるバイアス電圧Vdgが低下するため、地点pgにおける電圧、即ちFET25のバイアス電圧Vpgも低下する。従って、FET25のドレイン端子から取り出される出力電圧Vlは上昇することになる。
一方、出力電圧Vlが基準電圧Vdより高くなるに従って、FET7のバイアス電圧Vdgが上昇するため、FET25のバイアス電圧Vpgも上昇する。従って、FET25のドレイン端子から取り出される出力電圧Vlは低下することになる。
以上のレギュレータ51の動作により、出力電圧Vlの変動に応じて、出力電圧Vlが基準電圧Vdに近づくように制御される。
なお、既に述べたように、DMOSFETの閾値電圧は約−0.5Vである。従って、例えばFET7のバイアス電圧Vdgが0Vになっても、FET25のバイアス電圧Vpgは0Vに低下せずに約0.5Vの電圧が印加されることになり、FET25をオンしきれない場合が考えられる。この場合、例えば閾値電圧を0Vに設定したDMOSFETをFET7として使用すれば、FET25をオンしきれない状態を回避することができる。
図4は、電源電圧Vddを変動させた際の、各種レギュレータの出力電圧の変化を示すシミュレーション結果である。
図4(1)は電源電圧Vdd、図4(2)は、図6に示す従来のレギュレータ100の出力電圧Vl、図4(3)は、第2実施形態に係るレギュレータ51の出力電圧Vl、及び図4(4)は、第2実施形態に係るレギュレータ51のFET7を、DMOSFETではなく、p型のMOSFETに置き換えた場合の出力電圧Vlの波形を示す。
図4に示すように、電源電圧Vddを約4.0Vと約2.0Vとに交互に繰り返し変動させた場合であっても、図4(3)の出力電圧Vlは、図4(2)の出力電圧Vl及び図4(4)の出力電圧Vlと比べて変動が抑制され、PSRR及び位相余裕共に良好な波形を示していることがわかる。これは、バッファ部13にDMOSFETを使用したソースフォロア回路を適用したことによる。なお、レギュレータ51のFET25の出力マルチ数を大きくしても、同様の傾向を示す。
一方、図4(2)の出力電圧Vlの場合、第2実施形態に係るレギュレータ51より位相余裕が少ないため、電圧が変動するリンギングが認められる。
また、図4(4)の出力電圧Vlの場合、第2実施形態に係るレギュレータ51よりPSRRが小さいため、電源電圧Vddが約2.0Vから約4.0Vに立ち上がるタイミングで、電圧が上昇している。これは、p型のMOSFETであるFET7が定電流源として動作し、電源電圧Vddが変動しても、電源電圧Vddの変動に応じた、FET7のソースドレイン間を流れる電流を流しきれなくなるため、FET25のゲート電圧Vpgが上昇するためである。
このように第2実施形態に係るレギュレータ51では、差動部11と、ソースフォロア回路12と、の間にバッファ部13を設けると共に、バッファ部13に、DMOSFETを用いたソースフォロアを適用した。従って、電源電圧Vddが変動する場合であっても、従来のレギュレータ100に比べて、レギュレータ51の出力電圧Vlの変動が抑制される。
なお、図5に示すレギュレータ52のように、差動部11と、バッファ部13と、の間に、FET9及びFET10にp型のMOSFETを用いたソースフォロア回路を更に挿入してもよい。
具体的には、p型のMOSFETであるFET9のゲート端子と、FET21のゲート端子及びドレイン端子と、を接続すると共に、FET9のソース端子は電源電圧Vdd、FET9のドレイン端子は、n型のMOSFETであるFET11のドレイン端子と接続する。
また、p型のMOSFETであるFET10のゲート端子と、FET20のゲート端子及びドレイン端子と、を接続すると共に、FET10のソース端子は電源電圧Vdd、FET10のドレイン端子は、n型のMOSFETであるFET12のドレイン端子と接続する。
更に、FET11及びFET12のソース端子を接地電位Vssに各々接続すると共に、FET11及びFET12のゲート端子を、FET11のドレイン端子に各々接続し、FET10のドレイン端子と、FET12のドレイン端子と、を接続する接続線上の地点dgで、バッファ部13のFET7のゲート端子と接続する。
この場合、図3に示したFET7のバイアス電圧Vdgに比べて、FET7のバイアス電圧Vdgを低下させることができる。従って、FET7のバイアス電圧Vdgを、より0Vに近づけることができるため、レギュレータ51と比較して、電流負荷特性を向上させることができる。
なお、図5において、Is1及びIs2は電流源、C1はコンデンサ、FET13はp型のMOSFET、並びにFET14及びFET15はn型のMOSFETを表す。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記の各実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記の各実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、当該変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
1・・・基準電圧発生回路、2・・・定電圧発生回路、3・・・差動部、4・・・ソースフォロア回路、11・・・差動部、12・・・ソースフォロア回路、13・・・バッファ部、50、51、52、100・・・レギュレータ、Vd・・・基準電圧、Vdd・・・電源電圧、Vl・・・出力電圧、Vss・・・接地電位

Claims (6)

  1. 出力電圧を出力する出力端子と、
    前記出力電圧が入力される第1の電源と、基準電圧発生回路からの基準電圧が入力される第2の電源とを含み、前記出力電圧及び前記基準電圧を比較した比較結果を出力する差動部と、
    前記差動部の出力が入力される制御端子、駆動電源に接続されたドレイン端子、及び前記出力端子に接続されたソース端子を有する駆動用トランジスタであるDMOSトランジスタと、定電圧が入力される制御端子、前記DMOSトランジスタのソース端子及び前記出力端子に接続されたドレイン端子、並びに接地されたソース端子を有する負荷トランジスタと、を含むソースフォロア回路と、
    を備えた半導体装置。
  2. 前記差動部は、前記出力電圧が入力されるソース端子、並びに、互いに接続された制御端子及びドレイン端子を有する第1のトランジスタと、前記基準電圧が入力されるソース端子、前記第1のトランジスタの制御端子に接続された制御端子、及び前記DMOSトランジスタの制御端子に接続されたドレイン端子を有する第2のトランジスタと、前記第1のトランジスタのドレイン端子と接続されたドレイン端子、前記定電圧が入力される制御端子、及び接地されたソース端子を有する第3のトランジスタと、前記第2のトランジスタのドレイン端子と接続されたドレイン端子、前記定電圧が入力される制御端子、及び接地されたソース端子を有する第4のトランジスタと、を含む
    請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記基準電圧は、前記DMOSトランジスタのドレイン端子に接続された前記駆動電源が供給する電圧より低い電圧である
    請求項2記載の半導体装置。
  4. 前記基準電圧の電圧値が1V未満に設定された
    請求項2又は請求項3の何れか1項に記載の半導体装置。
  5. 前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタは、同じ動作特性を有する
    請求項2〜請求項4の何れか1項に記載の半導体装置。
  6. 前記第3のトランジスタ及び前記第4のトランジスタは、同じ動作特性を有する
    請求項2〜請求項5の何れか1項に記載の半導体装置。
JP2015062378A 2015-03-25 2015-03-25 半導体装置 Active JP6482346B2 (ja)

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