JP6481563B2 - 着衣量推定装置及び空調システム - Google Patents

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Description

本発明は、着衣量推定装置及び空調システムに関する。
空調制御において、人の温熱快適感を最適化する手法が知られている。温熱快適感を表す指標としては、ISO7730にて定められたPMV(Predicted Mean Vote:予想平均温冷感申告)指標が広く用いられている。PMV指標は、着衣量、代謝量、空気温度、相対湿度、平均放射温度、平均風速の6要素により求めることができる。PMV指標の6要素のうち着衣量は直接に計測する手段がなく、従来は他の情報に基づき推定されている。例えば特許文献1には、対象人物の着衣の表面温度と皮膚温度とを用いて着衣の熱抵抗値を着衣量として算出する手法が記載されている。
特許第3350721号公報
特許文献1に記載される従来の着衣量推定手法では、着衣表面温度に対する外乱要素として、空調風および環境からの輻射が考慮されていない。特に車両用空調装置の場合、家庭用空調装置と比較して吹出口や車室の各壁面が乗員と近い位置にあるため、環境温度や着衣表面温度に対する空調風や壁面からの輻射の影響が極めて大きい。このような外乱要素の影響により、従来手法では正確な着衣量を推定できない虞がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、着衣量の推定精度を向上できる着衣量推定装置及び空調システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る着衣量推定装置(20)は、対象人物(M)が含まれる熱画像を生成する熱画像生成部(120)と、前記熱画像生成部により生成された前記熱画像から前記対象人物の少なくとも一部を含む領域(A,B,C,D)を選択し、前記領域における前記対象人物の表面温度の温度むらに基づいて、前記対象人物の着衣量が相対的に薄着であるか否かを判別する着衣量演算部(112)と、を備え、前記温度むらは、着衣のしわに起因して発生する前記表面温度の周期的な変動を含むことを特徴とする。
同様に、上記課題を解決するために、本発明に係る空調システム(10,10A)は、上記の着衣量推定装置(20)と、空調装置(200)と、前記空調装置の動作を制御する空調制御部(113)と、を備え、前記空調制御部は、前記着衣量推定装置による前記対象人物の着衣量推定結果に応じて前記空調装置の動作を調整することを特徴とする。
このように本発明では、着衣量を推定する指標として、対象人物(着衣)の表面温度の絶対値ではなく、着衣のしわにより発生する温度むらに着目している。すなわち、体温の着衣表面への伝わり方にどの程度のムラがあるかの度合いから着衣量を判別する。空調風や直射日光、壁面からの輻射などの外乱によって表面温度の絶対値が変動しても、温度むらは相対量であるため変動しにくいと考えられる。このため、温度むらに基づき着衣量を推定することで、外乱の影響を受けにくい状態で、対象人物の着衣量が相対的に薄着であるか否かを判別できる。この結果、着衣量の推定精度を向上できる。
本発明によれば、着衣量の推定精度を向上できる着衣量推定装置及び空調システムを提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る着衣量推定装置が適用される車両用空調システムの概略構成を示す図である。 図2は、車両用空調システムの制御装置100で実施される実行される処理の流れを示すフローチャートである。 図3は、図2中のステップS105のサブルーチン処理の第一例を示すフローチャートである。 図4は、図2中のステップS105のサブルーチン処理の第二例を示すフローチャートである。 図5は、熱画像の一例と、この熱画像上に生成される推定領域の一例を示す図である。 図6は、図5中の薄着部分に該当する推定領域における表面温度分布の一例を示す図である。 図7は、図5中の厚着部分に該当する推定領域における表面温度分布の一例を示す図である。 図8は、図6,7に示した薄着部分及び厚着部分の温度分布を2次元表現した図である。 図9は、図6,7に示した薄着部分及び厚着部分の温度分布の空間周波数特性を示す図である。 図10は、本発明の一実施形態に係る着衣量推定装置が適用される室内用空調システムの概略構成を示す図である。 図11は、熱画像上に生成される推定領域の他の例を示す図である。 図12は、熱画像上に生成される推定領域の他の例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
[実施形態]
図1〜9を参照して実施形態について説明する。図1に示されるように、本発明の一実施形態に係る着衣量推定装置20は、車両用空調システム10(以下単に「空調システム」ともいう)に含まれる。車両用空調システム10は、制御装置100と、空調装置200とを備える。車両用空調システム10は、車両に備えられた空調装置200の動作を、制御装置100を用いて制御することにより、車室RM1内の空調を適切に行うための装置である。図1には車両用空調システム10が搭載された車両のうち、車室RM1の一部(運転席の近傍)が模式的に示されている。
空調装置200は、不図示の冷凍サイクルによって温度調整された空気を車室RM1内に供給することにより、車室RM1内を快適に保つための装置である。空調装置200から車室RM1内に供給される空気の温度及び流量、並びに風向などは、制御装置100が行う制御によって調整される。
車室RM1内には、運転席であるシートSTが、乗員Mが着座し運転を行うための座席として設けられている。なお、図1における左側が車両の前方側であり、右側が車両の後方側である。
車両には車室RM1内の気温を測定するためのセンサ(不図示)が設けられている。当該センサで測定された気温は、制御装置100(本体部110)に入力されている。
制御装置100は、本体部110と、熱画像カメラ120とによって構成されている。
熱画像カメラ120は、対象人物としての乗員Mが含まれる熱画像を生成する。熱画像カメラ120は、物体から放射又は反射されて到達した赤外線を検知し、当該赤外線の強度分布を示す画像(熱画像)を撮影するためのカメラである。熱画像カメラ120は、マトリックス状に配置された複数の赤外線撮像素子をその内部に備えている。これら赤外線撮像素子により、撮影範囲の各部から到達する赤外線の強度分布を計測し、熱画像として出力することが可能となっている。
熱画像カメラ120は、乗員Mの上半身部分を含む熱画像を前方側から撮影できるよう、車室RM1内において乗員Mよりも前方側且つ上方側となる位置に取り付けられている。図1においては、熱画像カメラ120で熱画像を撮影することのできる範囲が矢印RGで示されている。当該範囲には、乗員Mの上半身が含まれる。このように生成される熱画像の一例が図5に示される。図5の例では、熱画像の全体にわたり乗員Mの上半身が配置されている。
熱画像カメラ120は、後述する“しわ”判定において着衣の表面の“しわ”(言い換えると、熱画像上において着衣のしわに起因して発生する表面温度の周期的な変動)を検知することができる、十分な空間解像度をもつことが好ましい。熱画像カメラ120は、空間解像度の観点から、マイクロボロメータ式の熱画像カメラを用いることが好ましい。熱画像カメラ120は、人体計測の観点から、8μmから14μmの波長の範囲の遠赤外線を検知できる熱画像カメラを用いることが好ましい。
本体部110は、CPU,ROM、RAM等を備えたコンピュータシステムである。本体部110は、熱画像カメラ120により撮影された熱画像に基づいて各部の温度を算出し、当該温度に基づいて対象人物としての乗員Mの着衣量を推定し、推定した着衣量に基づいて空調装置200の動作を制御する。本体部110は、機能的な制御ブロックとして、人体検出部111と、着衣量演算部112と、空調制御部113とを有している。
人体検出部111は、熱画像カメラ120により撮影された熱画像の中から乗員Mが存在する領域(以下では「人体領域」という)を抽出する。図5に例示される熱画像では、画像中の乗員Mの上半身部分の輪郭とその内部が、人体検出部111により抽出される人体領域となる。
着衣量演算部112は、人体検出部111により抽出された人体領域の熱画像から乗員Mの着衣量を推定する。着衣量演算部112は、熱画像から乗員Mの少なくとも一部を含む領域を、着衣量を推定するための推定領域(以下単に「領域」ともいう)として選択し、この選択された推定領域に対して着衣量推定に関する二段階の判定を行う。より詳細には、着衣量演算部112は、選択領域に対して最初に“しわ”判定(図2のステップS106参照)により薄着(薄手の着衣)か否かを判断する。着衣量が薄着と判断できない場合に、次に“温度”判定(図2のステップS109参照)により厚着(厚手の着衣)か、肌が露出しているかを判断する。この結果、着衣量演算部112は、熱画像から選択した推定領域が乗員Mの薄着部分であるか、厚着部分であるか、肌露出部分であるかを判別することができる。なお、着衣量演算部112による着衣量推定手法の詳細(上記の“しわ”判定や“温度”判定の具体的な処理など)については図2などを参照して後述する。
空調制御部113は、空調装置200の動作を制御する部分である。空調制御部113は、着衣量演算部112により推定された乗員Mの着衣量に応じて、空調装置200の動作を調整することができる。
車両用空調システム10に含まれる上述の要素のうち、制御装置100の熱画像カメラ120、人体検出部111、及び着衣量演算部112が、対象人物としての乗員Mの着衣量を推定することができる着衣量推定装置20として機能する。車両用空調システム10は、上述のように制御装置100と空調装置200とを備えるものであるが、着衣量推定装置20と、空調制御部113と、空調装置200とを備える、とも表現することができる。
図2を参照しながら、本体部110により行われる具体的な処理の内容について説明する。図2に示される一連の処理は、所定の周期が経過する毎に本体部110で繰り返し実行される。
ステップS101では、熱画像カメラ120による熱画像の撮影が行われ、当該熱画像が本体部110により取得される。熱画像は、例えば図5に示されるように、画像の中央部に対象人物としての乗員Mの上半身部分を配置するよう構成される。ステップS101の処理が完了するとステップS102に進む。
ステップS102では、人体検出部111により熱画像から人体領域が抽出される。人体検出部111は、抽出した人体領域に関する情報を着衣量演算部112に出力する。ステップS102の処理が完了するとステップS103に進む。
ステップS103では、着衣量演算部112により、ステップS102にて抽出された熱画像中の人体領域において、着衣量を推定するための領域が生成される。本実施形態では、着衣量演算部112は、図5に示されるように、熱画像中の人物領域全体をメッシュ状に区切り、それぞれが略矩形状の複数の推定領域を作成する。着衣量演算部112は、このように作成した複数の推定領域の個々において乗員Mの着衣量を推定する。ステップS103の処理が完了するとステップS104に進む。
ステップS104では、着衣量演算部112により、ステップS103にて生成された複数の推定領域から1つの推定領域が選択される。着衣量演算部112は、以降のステップS106〜S111の着衣量推定がまだ行われていない推定領域を選択する。ステップS104の処理が完了するとステップS105に進む。
ステップS105では、着衣量演算部112により、ステップS104にて選択された推定領域における「温度むら情報」が算出される。ステップS105の処理が完了するとステップS106に進む。ここで、「温度むら」とは、着衣のしわにより発生する表面温度のむらを言い、言い換えると、着衣のしわにより発生する表面温度の周期的な変動、または、着衣表面の隣接する複数領域間における表面温度の変化傾向、とも表現することができる。
一般に、着衣にしわができると、着衣には、内側(対象人物の皮膚側)に湾曲し、肌や下着と密着する谷部と、外側に湾曲して肌から最も離れる山部とが交互に生じる。着衣の表面温度は、このしわの形状によって変動する。しわの谷部では着衣が肌や下着と密着するため、表面温度は対象人物の体温の影響を受けて相対的に高くなる。一方、しわの山部では肌から最も離れるため、表面温度は体温の影響を受けにくく相対的に低くなる。したがって、着衣のしわ部分には、谷部の高い温度と、山部の低い温度とが交互に生じる温度パターンが出現する。
ここで、薄手の着衣(薄着)の場合には、着衣の断熱性が低いため谷部の温度が比較的高くなる。また、着衣自体が容易に変形できるためしわができやすい。したがって、薄着の場合には、熱画像に上述のしわにより生じる温度パターンが出現しやすい傾向がある。一方、厚手の着衣(厚着)の場合には、着衣の断熱性が高く、また着衣の変形量が少ないため、全体に体温の影響を受けづらく、熱画像では一様に低い温度となる傾向がある。また、肌が露出している場合には熱画像では一様に高い温度となる傾向がある。つまり、熱画像上では、薄着の部分において上述した着衣のしわにより発生する温度むらが顕著に現れ、それ以外(厚着または肌露出の部分)には温度むらが現れにくい。本実施形態では、このような着衣の“しわ”に着目して、体温の着衣表面への伝わり方にどの程度のむらがあるかの度合いから着衣量を判別する。この判別手法を本実施形態では「“しわ”判定」と表記する。
本ステップS105にて算出される「温度むら情報」とは、この“しわ”判定の判定指標として用いられる情報であり、温度むらの度合いを表すことができる情報である。本実施形態では、この温度むら情報として、(1)推定領域における表面温度の温度勾配、または、(2)推定領域における空間周波数特性のうち所定周波数以上の空間周波数成分の特徴量、のいずれかが用いられる。
上記(1)を適用する場合、本ステップS105では、図3のサブルーチン処理が実施される。具体的には、図3のステップS201にて、ステップS104にて選択された推定領域における表面温度の温度勾配が温度むら情報として算出される。ステップS201の処理が完了すると、図2のフローチャートに戻る。
ここで、本ステップS201にて算出される温度勾配について、図5〜8を参照して説明する。図5に示す熱画像の構成例では、乗員Mがインナーとアウターの2枚の衣服を重ね着しており、熱画像上の人体領域が、インナーが露出している薄着部分CL1と、インナー及びアウターが重畳している厚着部分CL2と、その他の肌露出部分とから構成されている。この人体領域をメッシュ状に区分して形成される複数の推定領域のうち、薄着部分CL1に該当する1つが推定領域Aとして、また、厚着部分CL2に該当する1つが推定領域Bとして図5に示されている。
薄着部分CL1の推定領域Aでは、図6に示されるように、表面温度分布に薄手の着衣に特有の周期的な変動が表れる傾向が強い。一方、厚着部分CL2の推定領域Bでは、図7に示されるように、表面温度分布は一様な温度となる傾向が強い。図6,7の温度分布を任意のx方向に沿って二次元表現したグラフが図8に示されている。図8の横軸は推定領域A、B上の位置を表し、図6,7に示す任意のx軸に沿った位置に相当する。図8の縦軸は、x軸上の各位置における表面温度Tを表す。図8中の実線のグラフAは、図6に示す薄着部分CL1の推定領域Aにおける温度分布の一例を表すものであり、薄着部分に特有である周期的な温度変動が表れている。一方、図8中の一点鎖線のグラフBは、図7に示す厚着部分CL2の推定領域Bにおける温度分布の一例を表すものであり、厚着部分に特有である表面温度が略一定となる傾向が表れている。
本ステップS201にて算出される温度勾配とは、図8に示すグラフA,Bの任意の位置xにおける傾きdT/dxに対応する情報である。例えば、等間隔の複数の位置xにおいて傾きdT/dxを算出し、これらの傾きの最大値や平均値などを該当の推定領域の温度勾配として算出することができる。薄着部分CL1に該当するグラフAに示されるように、温度勾配が大きいほど、表面温度の変動周期が短くなり、着衣のしわがより多く発生している(すなわち薄着部分)と推定することができる。一方、厚着部分CL2に該当するグラフBに示されるように、温度勾配が小さいほど、表面温度の変動が低減し、着衣のしわがなくなる(すなわち薄着部分ではない)と推定することができる。
上記(2)を適用する場合、本ステップS105では、図4のサブルーチン処理が実施される。具体的には、図4のステップS301では、ステップS104にて選択された推定領域における表面温度の空間周波数特性が算出される。ステップS301の処理が完了するとステップS302に進む。
ここで図3の説明と同様に、図5〜8に示す推定領域A,Bの例を参照しつつ本ステップの処理について説明する。図6〜8に示す推定領域A,Bの表面温度分布を周波数変換することで導出できる、これらの推定領域A,Bの空間周波数特性のグラフが図9に示されている。図9の横軸は周波数ωを表し、縦軸は各周波数におけるパワースペクトルPを表す。図9中の実線のグラフAは、図6,8に示す薄着部分CL1の推定領域Aにおける温度分布の空間周波数特性の一例を表し、一点鎖線のグラフBは、図7,8に示す厚着部分CL2の推定領域Bにおける温度分布の空間周波数特性の一例を表す。本ステップS301では、図9にグラフA,Bとして示す空間周波数特性が算出される。図9に示すように、薄着部分CL1の空間周波数特性は、厚着部分CL2の空間周波数特性と比較して、高周波成分のパワースペクトルが大きい傾向がある。
ステップS302では、ステップS301にて算出された空間周波数特性のうち所定周波数ω1以上の領域の特徴量が、温度むら情報として算出される。「特徴量」とは、例えば、所定周波数ω1以上の領域におけるパワースペクトルの積分値や、所定周波数ω1以上の任意の周波数におけるパワースペクトルの値、などが挙げられる。ここで、特徴量を算出する範囲を「所定周波数ω1以上」としたのは、所定周波数ω1以上に限定して高周波成分に絞った方が薄着部分CL1に特有の空間周波数特性をより明確に抽出できるためである。ステップS302の処理が完了すると、図2のフローチャートに戻る。
ステップS106では、着衣量演算部112により、上述の「“しわ”判定」が行われる。“しわ”判定は、具体的にはステップS105で算出した温度むら情報を所定のしきい値と比較して、しわの大小を判定する。しわの大小は、しわの深さの大小や、一定面積あたりのしわの数の大小、とも表現することができる。ステップS106の“しわ”判定の結果、温度むら情報がしきい値以上のとき、しわが大きいと判定してステップS107に進み、一方、温度むら情報がしきい値より小さいとき、しわが小さいと判定してステップS108に進む。
ステップS107では、ステップS106にて推定領域に発生しているしわが大きいと判定されたので、当該推定領域が薄着部分CL1であると判別される。ステップS107の処理が完了するとステップS112に進む。
ステップS108〜S111の各処理では、ステップS106の“しわ”判定にて推定領域に発生しているしわが小さいと判定されたので、当該推定領域が薄着部分CL1ではないものと判断されて次の「“温度”判定」が行われる。この場合、当該推定領域は、しわが小さい領域、すなわち、一様な温度分布を持つ領域であるので、この“温度”判定では、当該推定領域が厚着の部分CL2、または、肌が露出している部分のうちどちらの部分であるかが判別される。ステップS108では、まずは“温度”判定に用いられる推定領域の表面温度の代表値(例えば当該領域の温度分布の平均値や中央値など)が算出される。ステップS108の処理が完了するとステップS109へ進む。
ステップS109では、着衣量演算部112により「“温度”判定」が行われる。“温度”判定は、具体的にはステップS108で算出した推定領域の表面温度の代表値を所定のしきい値と比較して、表面温度の高低を判定する。ステップS109の“温度”判定の結果、表面温度がしきい値より小さいとき、表面温度が低いと判定してステップS110に進み、一方、表面温度がしきい値以上のとき、表面温度が高いと判定してステップS111に進む。
ステップS110では、ステップS106の“しわ”判定にて推定領域が一様な温度分布を持つ領域と判定され、かつ、ステップS109の“温度”判定にて推定領域の表面温度が低いと判定されたので、当該推定領域が厚着部分CL2であると判別される。ステップS110の処理が完了するとステップS112に進む。
ステップS111では、ステップS106の“しわ”判定にて推定領域が一様な温度分布を持つ領域と判定され、かつ、ステップS109の“温度”判定にて推定領域の表面温度が高いと判定されたので、当該推定領域が着衣部分ではなく肌が露出している部分であると判別される。ステップS111の処理が完了するとステップS112に進む。
ステップS112では、着衣量演算部112により、ステップS103にて生成された複数の推定領域のうち全ての領域が選択され、ステップS105〜S111の各処理を実施済であるか否かが判定される。ステップS112の判定の結果、全領域を選択済の場合にはステップS113に進む。このとき、着衣量演算部112は着衣量推定処理を終了して、各推定領域の着衣量推定の情報を空調制御部113に出力する。一方、未選択の推定領域が残っている場合には、ステップS104に戻り、他の推定領域の着衣量推定処理が行われる。
ステップS113では、ステップS107、S110、またはS111の各推定領域の着衣量推定結果に基づいて、空調制御部113により、空調装置200の動作(設定温度、風量、風向きなど)が調整される。例えば、空調装置200の吹出口から吹出される空調風が直接当たる推定領域が薄着部分CL1や肌露出部分と推定される場合に、厚着部分CL2の場合と比べて吹き出し温度を上げる制御、風量を下げる制御、厚着部分CL2に空調風が直接当たるように吹き出し方向を変更する制御などを行うことができる。同様に、空調装置200の吹出口から吹出される空調風が直接当たる推定領域が厚着部分CL2と推定される場合に、薄着部分CL1や肌露出部分の場合と比べて吹き出し温度を下げる制御、風量を上げる制御なども行うことができる。
本実施形態に係る着衣量推定装置20及び車両用空調システム10の効果を説明する。着衣量推定装置20において、着衣量演算部112は、熱画像カメラ120により生成された熱画像中の推定領域(例えば図5の推定領域A,B)の温度むら(着衣のしわにより発生する表面温度の周期的な変動)に基づいて、乗員Mの着衣量が相対的に薄着の部分CL1であるか否かを判別する。より詳細には、着衣量演算部112は、温度むらの程度を表すことができる「温度むら情報」を推定領域の温度分布から算出し、この温度むら情報が所定のしきい値以上のときに当該推定領域が薄着部分CL1であると判別する(図2のステップS106の“しわ”判定))。
このように本実施形態では、着衣量を推定する指標として、対象人物(着衣)の表面温度の絶対値ではなく、着衣のしわにより発生する温度むらに着目している。すなわち、体温の着衣表面への伝わり方にどの程度のムラがあるかの度合いから着衣量を判別する。空調風や直射日光、壁面からの輻射などの外乱によって表面温度の絶対値が変動しても、温度むらは相対量であるため変動しにくいと考えられる。このため、温度むらに基づき着衣量を推定することで、外乱の影響を受けにくい状態で、対象人物の着衣量が相対的に薄着であるか否かを判別できる。この結果、着衣量の推定精度を向上できる。
また、着衣量演算部112は、“しわ”判定の結果、着衣量が薄着ではないと判定した場合に、推定領域における乗員Mの表面温度に基づいて着衣量が相対的に厚着の部分CL2であるか否かを判定する。より詳細には、着衣量演算部112は、推定領域の表面温度が所定の閾値以下のとき着衣量が相対的に厚着の部分CL2であると判定し、表面温度が所定の閾値以下でないとき推定領域が着衣部分ではなく肌露出部分であると判定する(図2のステップS109の“温度”判定)。
“温度”判定と同様に推定領域の表面温度の大小に応じて着衣部分と肌露出部分とを区別する手法は公知であるが、本実施形態では、先に上記の“しわ”判定により薄着部分CL1を判別した後に、薄着部分CL1を除外した上でこの“温度”判定を行うという二段階の判別手法をとる。一般に、熱画像の表面温度は、肌露出部分、薄着部分CL1、厚着部分CL2の順で低くなる傾向があるが、本実施形態では1段階目の“しわ”判定により肌露出部分と厚着部分との中間に位置する薄着部分を除外していることで、2段階目の“温度”判定において着衣の有無による温度ギャップを大きくとることができ、厚着部分CL2と肌露出部分とをより一層精度良く判別することができる。
また、着衣量演算部112は、図2のステップS105の温度むら情報算出処理において図3のサブルーチンを用いる場合、推定領域における表面温度の温度勾配dT/dxを算出し(図8参照)、温度勾配が閾値以上のとき、乗員Mの着衣量が相対的に薄着部分CL1であると判定する。より詳細には、着衣量演算部112は、温度勾配dT/dxの代表値(最大値や平均値など)を温度むら情報として算出し、この温度むら情報が閾値以上のとき推定領域を薄着部分CL1と推定する。同様に、着衣量演算部112は、図2のステップS105の温度むら情報算出処理において図4のサブルーチンを用いる場合、推定領域における表面温度の空間周波数特性を算出し、空間周波数特性に基づいて乗員Mの着衣量が相対的に薄着であると判定する。より詳細には、着衣量演算部112は、推定領域の温度分布の空間周波数特性のうち、所定周波数ω1より高周波側の成分を用いて特徴量(積分値や任意の周波数におけるパワースペクトルなど)を温度むら情報として算出し、この温度むら情報が閾値以上のとき推定領域を薄着部分CL1と推定する。これらの温度勾配や高周波数成分の特徴量は、外乱に対する頑強性が高いので、外乱の影響を受けることなく、着衣量の推定精度をより一層向上できる。
また、着衣量演算部112は、熱画像中の人体領域の全体をメッシュ状に区切り複数の推定領域を作成し、これら複数の推定領域ごとに乗員Mの着衣量が薄着か否かの判別を行う。これにより、乗員Mの各部の着衣量を個別に判別することが可能となり、着衣量の推定を細分化できる。例えば図5の例では乗員Mは半そでの衣服を着用しているが、この構成により、前腕部の肌露出部分、体幹部中央の薄着部分CL1、肩部や上腕部の厚着部分CL2を個別に判別できる。このように着衣量推定を細分化できることで、よりきめ細かい空調制御が可能となる。
また、本実施形態の着衣量推定装置20は、車両に搭載される車両用空調システム10に適用される。車両用空調システム10の空調制御部113は、着衣量推定装置20による乗員Mの着衣量推定結果に応じて空調装置200の動作を調整する。この構成により、従来の車室内の気温のみならず、乗員Mの着衣量も考慮した空調制御を行うことが可能となり、乗員Mが感じる温熱感をより快適なものとすることが可能となる。
また、車両用空調システム10では、空調装置200が、車両の車室RM1内の空気調節を行うよう設置され、熱画像カメラ120が、対象人物として車両の運転席に着座する乗員Mを含む熱画像を生成できるよう設置される。つまり、車両用空調システム10の場合、空調装置200の吹出し口や、フロントガラスやドアと乗員Mとの距離が短いため、乗員Mが空調風を直接受けたり、直射日光を受ける機会が多く、熱画像カメラ120で撮影される熱画像の表面温度が空調風や日射などの外乱要素の影響を特に受けやすい。したがって、外乱の影響を受けにくくなり、熱画像に基づく着衣量推定の精度を向上できる本実施形態の構成は、車両用空調システム10に特に効果的であるといえる。
[変形例]
図10〜12を参照して変形例について説明する。上記実施形態では、着衣量推定装置20を車両用空調システム10に適用する構成を例示したが、車両以外へも適用可能であり、例えば図10に示すように、着衣量推定装置20を建物の部屋RM2内に設置される部屋用空調システム10Aに適用することも可能である。この場合、制御装置100の本体部110(図10では機能ブロックは図示を省略している)は、部屋用空調装置200Aの動作を制御可能に接続される。部屋用空調装置200Aは、不図示の冷凍サイクルによって温度調整された空気を部屋RM2内に供給することにより、部屋RM2内を快適に保つべく設置されている。熱画像カメラ120は、例えば、部屋RM2内にいる対象人物Mの全身を含む熱画像を撮影できるよう、部屋RM2内において対象人物Mよりも上方側となる位置に取り付けられている。着衣量推定装置20は、部屋RM2内にいる対象人物Mの着衣量を推定し、部屋用空調システム10Aは、着衣量推定装置20による対象人物Mの着衣量推定結果に応じて部屋用空調装置200Aの動作を調整することができる。
また、上記実施形態では、着衣量を推定するための推定領域として、熱画像上の人体領域をメッシュ状に区切った複数の推定領域を生成する構成を例示したが、推定領域の形状や大きさはこれに限られない。例えば図11に示すように、熱画像中の人体領域の中央部分を推定領域Cとして選択することもできる。この場合、当該推定領域Cにおける着衣量推定結果を対象人物Mの着衣量の代表値として利用することができる。また、図12に示すように、熱画像中の対象人物Mの着衣部分を推定領域Dとして選択することもできる。この場合、例えば予め熱画像の前処理や可視画像などを用いる別途の手段により、同一の着衣とみなせる領域を抽出してから着衣量を推定することで、着衣量の推定精度を向上することができる。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、前述した各具体例が備える各要素及びその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
上記実施形態における熱画像カメラ120は、対象人物Mが含まれる熱画像を生成することができれば他の装置に置き換えることもできる。例えば、既存のビデオカメラ等によって可視光で撮像された画像と、温度センサなどにより計測された環境温度や対象人物周辺の輻射温度とを組み合わせて用いて、対象人物Mの表面温度分布を熱画像として生成することもできる。
10:車両用空調システム(空調システム)
10A:部屋用空調システム(空調システム)
20:着衣量推定装置
112:着衣量演算部
113:空調制御部
120:熱画像カメラ(熱画像生成部)
200:空調装置
200A:部屋用空調装置(空調装置)
M:乗員(対象人物)

Claims (10)

  1. 対象人物(M)が含まれる熱画像を生成する熱画像生成部(120)と、
    前記熱画像生成部により生成された前記熱画像から前記対象人物の少なくとも一部を含む領域(A,B,C,D)を選択し、前記領域における前記対象人物の表面温度の温度むらに基づいて、前記対象人物の着衣量が相対的に薄着であるか否かを判別する着衣量演算部(112)と、を備え、
    前記温度むらは、着衣のしわに起因して発生する前記表面温度の周期的な変動を含むことを特徴とする着衣量推定装置(20)。
  2. 前記着衣量演算部は、前記着衣量が薄着ではないと判定した場合に、前記領域における前記対象人物の表面温度に基づいて前記着衣量が相対的に厚着であるか否かを判定する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の着衣量推定装置。
  3. 前記着衣量演算部は、前記表面温度が所定の閾値以下のとき前記着衣量が相対的に厚着であると判定し、前記表面温度が所定の閾値以下でないとき前記領域が着衣部分ではなく肌露出部分であると判定する、
    ことを特徴とする、請求項2に記載の着衣量推定装置。
  4. 前記着衣量演算部は、前記領域における前記表面温度の温度勾配を算出し、前記温度勾配が閾値以上のとき、前記対象人物の着衣量が相対的に薄着であると判定する
    ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の着衣量推定装置。
  5. 前記着衣量演算部は、前記領域における前記表面温度の空間周波数特性を算出し、前記空間周波数特性に基づいて前記対象人物の着衣量が相対的に薄着であると判定する
    ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の着衣量推定装置。
  6. 前記着衣量演算部は、前記熱画像中の前記対象人物の領域全体をメッシュ状に区切り複数の前記領域(A,B)を作成し、前記複数の領域ごとに前記薄着か否かの判別を行う
    ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の着衣量推定装置。
  7. 前記着衣量演算部は、前記熱画像中の前記対象人物の領域の中央部分を前記領域(C)として選択する
    ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の着衣量推定装置。
  8. 前記着衣量演算部は、前記熱画像中の前記対象人物の着衣部分を前記領域(D)として選択することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の着衣量推定装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の着衣量推定装置(20)と、
    空調装置(200,200A)と、
    前記空調装置の動作を制御する空調制御部(113)と、
    を備え、
    前記空調制御部は、前記着衣量推定装置による前記対象人物の着衣量推定結果に応じて前記空調装置の動作を調整する
    ことを特徴とする空調システム(10,10A)。
  10. 車両に搭載され、
    前記空調装置(200)が、前記車両の車室(RM1)内の空気調節を行うよう設置され、
    前記熱画像生成部が、前記対象人物として前記車両の運転席に着座する乗員を含む前記熱画像を生成できるよう設置される、
    ことを特徴とする請求項9に記載の空調システム(10)。
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