JP6425821B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、空調空間の温度を検出する赤外線センサによって人体を検出する空気調和機に関する。
従来、赤外線センサを備える空気調和機において、赤外線センサで取得した熱画像に対し、人の体温に近い温度を閾値として、その閾値を超えた部分を人体として切り出す技術が知られている。特許文献1には、サーモパイルを走査することによって熱画像を取得する空気調和機が開示されている。特許文献1は、サーモパイルを1回だけ走査したときに得られる熱画像によって、人体を検出している。
国際公開第2008/029679号
しかしながら、特許文献1に開示された空気調和機は、走査回数が1回であるため、人体を正確に検出するためには、走査ステップを細かくして分解能を上げ、解像度を高める必要がある。このため、走査時間が増大し、高解像度化により画素数が増える。従って、制御部の処理能力が過大となる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、制御部の処理能力を抑えつつ人体を正確に検出する空気調和機を提供するものである。
本発明に係る空気調和機は、空調空間の空調を行う空調機本体と、空調機本体に設けられ、赤外線によって空調空間の温度を検出する赤外線センサと、赤外線センサを制御する制御部と、を備え、制御部は、赤外線センサによって検出された空調空間の温度から、空調空間の第1の温度分布画像を生成する第1の画像生成手段と、第1の画像生成手段によって生成された第1の温度分布画像において、第1の閾値温度を超える画素を抽出する第1の抽出手段と、赤外線センサによって検出された空調空間の温度から、第1の抽出手段において抽出された画素を含む領域の画像であり第1の温度分布画像よりも解像度が高い第2の温度分布画像を生成する第2の画像生成手段と、第2の画像生成手段によって生成された第2の温度分布画像において、第2の閾値温度を超える画素群からなる領域を人体領域として抽出する第2の抽出手段と、第2の抽出手段によって抽出された人体領域の温度に基づいて、空調機本体の動作を制御する空調制御手段と、を有する。
本発明によれば、第1の温度分布画像が生成された後、第1の閾値温度を超える画素を含む領域の画像であり、第1の温度分布画像よりも解像度が高い第2の温度分布画像が生成される。このように、解像度が高い第2の温度分布画像の生成は、人体領域に相当する領域のみとすることができるため、制御部の処理能力を抑えつつ、人体を正確に検出することができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機1を示す模式図である。 本発明の実施の形態1における赤外線センサ3を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機1を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1における第1の温度分布画像11aを示す図である。 本発明の実施の形態1における第1の温度分布画像11aを示す図である。 本発明の実施の形態1における第1の温度分布画像11aを示す図である。 本発明の実施の形態1における第1の温度分布画像11aを示す図である。 本発明の実施の形態1における第2の温度分布画像13aを示す図である。 本発明の実施の形態1における第2の温度分布画像13aのヒストグラムである。 本発明の実施の形態1における第2の温度分布画像13aの人体領域14aを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機1の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機100を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2における第2の温度分布画像13aのヒストグラムである。 本発明の実施の形態2における第2の温度分布画像13aを示す図である。 本発明の実施の形態2における第2の温度分布画像13aを示す図である。 本発明の実施の形態2における第2の温度分布画像13aを示す図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機100の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る空気調和機200を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4における第2の温度分布画像13aの人体領域14aを示す図である。 本発明の他の実施の形態における第1の温度分布画像11aを示す図である。 本発明の他の実施の形態における第1の温度分布画像11aを示す図である。
実施の形態1.
以下、本発明に係る空気調和機の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機1を示す模式図である。この図1に基づいて、空気調和機1について説明する。図1に示すように、空気調和機1は、空調空間の空調を行う空調機本体2と、赤外線センサ3と、制御部10とを備えている。空調機本体2には、送風機(図示せず)と熱交換器(図示せず)とが設けられている。送風機は、空気を空調機本体2の内部に導入し且つ外部に放出するものである。熱交換器は、空調機本体2に取り込まれた空気と冷媒とを熱交換するものである。
図2は、本発明の実施の形態1における赤外線センサ3を示す図である。図3に示すように、赤外線センサ3は、空調機本体2に設けられ、赤外線を走査して空調空間の温度を検出するものである。赤外線センサ3は、例えば垂直方向に並べられたサーモパイル等の熱画像センサであり、所定時間毎に水平方向に走査される。
図3は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機1を示すブロック図である。制御部10は、CPU等から構成され、赤外線センサ3を制御するものであり、図2に示すように、第1の画像生成手段11と、第1の抽出手段12と、第2の画像生成手段13と、第2の抽出手段14と、空調制御手段15とを有している。
図4A及び図4Bは、本発明の実施の形態1における第1の温度分布画像11aを示す図である。第1の画像生成手段11は、赤外線センサ3によって検出された空調空間の温度から、空調空間の第1の温度分布画像11aを生成するものである。図4Aに示すように、赤外線センサ3によってセンシングされた垂直方向熱画像は、赤外線センサ3が所定時間毎に水平方向に走査されることによって、複数作成される。そして、水平方向の走査が、左右のいずれかで終了された場合、複数の垂直方向熱画像が合成されて、図4Bに示すように、第1の温度分布画像11aが生成される。なお、第1の画像生成手段11は、赤外線センサ3によって測定された画像を低解像度化して第1の温度分布画像11aを生成するようにしてもよい。
図5A及び図5Bは、本発明の実施の形態1における第1の温度分布画像11aを示す図である。第1の抽出手段12は、第1の画像生成手段11によって生成された第1の温度分布画像11aにおいて、第1の閾値温度を超える画素を抽出するものである。図5Aに示すように、第1の画像生成手段11によって第1の温度分布画像11aが生成され、例えば、低温領域と中温領域と高温領域とが存在するものとする。高温領域は、第1の閾値温度を超える画素であり、第1の抽出手段12は、この高温領域を抽出する。なお、第1の閾値温度は、人の体温に近い温度が設定される。
図6は、本発明の実施の形態1における第2の温度分布画像13aを示す図である。第2の画像生成手段13は、赤外線センサ3によって検出された空調空間の温度から、第1の抽出手段12において抽出された画素を含む領域の画像であり第1の温度分布画像11aよりも解像度が高い第2の温度分布画像13aを生成するものである。図5Bにおいて第1の閾値温度を超える画素である高温領域が、第1の画像生成手段11における走査ステップよりも細かい走査ステップで走査される。例えば、水平方向の刻み幅が第1の画像生成手段11における刻み幅よりも狭く設定される。これにより、図6に示すように、第1の温度分布画像11aよりも解像度が高い第2の温度分布画像13aが生成される。
前述の如く、第1の画像生成手段11は、赤外線センサ3によって測定された画像を低解像度化して第1の温度分布画像11aを生成するようにしてもよい。この場合、第1の画像生成手段11は、赤外線センサ3を低解像度で走査し、第2の画像生成手段13は、赤外線センサ3を高解像度で走査する。また、第2の画像生成手段13は、第1の閾値温度を超える画素を含む領域を高解像度で取得しつつ、それ以外の領域を低解像度で生成してもよい。
図7は、本発明の実施の形態1における第2の温度分布画像13aのヒストグラム、図8は、本発明の実施の形態1における第2の温度分布画像13aの人体領域14aを示す図である。第2の抽出手段14は、第2の画像生成手段13によって生成された第2の温度分布画像13aにおいて、第2の閾値温度を超える画素群からなる領域を人体領域14aとして抽出する。図7に示すように、温度毎の頻度を示すヒストグラムにおいて、例えば二つのピーク値の間に位置する谷領域の温度(図7の白抜き矢印)が第2の閾値として設定され、その第2の閾値よりも高温領域が、図8に示すように、人体領域14aとして抽出される。このように、本実施の形態1は、ヒストグラムが2つのクラスに分割処理されることにより、人体領域14aが抽出される。
空調制御手段15は、第2の抽出手段14によって抽出された人体領域14aの温度に基づいて、空調機本体2の動作を制御するものである。空調制御手段15は、例えば、空調機本体2の風量、空調機本体2に設けられたルーバーの風向、空調機本体2の運転モード、空調機本体2の設定温度等を制御する。
図9は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機1の動作を示すフローチャートである。次に、本実施の形態1に係る空気調和機1の動作について説明する。図9に示すように、先ず、第1の画像生成手段11によって、第1の温度分布画像11aが生成される(ステップST1)。次に、第1の抽出手段12によって、第1の閾値温度を超える画素が抽出される(ステップST2)。第1の閾値温度を超える画素がない場合(ステップST2のNo)、ステップST1に戻る。第1の閾値温度を超える画素が抽出された場合(ステップST2のYes)、第2の画像生成手段13によって第2の温度分布画像13aが生成される(ステップST3)。その後、第2の抽出手段14によって、人体領域14aが抽出される(ステップST4)。そして、空調制御手段15によって、人体領域14aの温度に基づいて、空調機本体2の動作が制御される(ステップST5)。
本実施の形態1によれば、第1の温度分布画像11aが生成された後、第1の閾値温度を超える画素を含む領域の画像であり、第1の温度分布画像11aよりも解像度が高い第2の温度分布画像13aが生成される。このように、解像度が高い第2の温度分布画像13aの生成は、人体領域14aに相当する領域のみとすることができるため、制御部10の処理能力を抑えつつ、人体を正確に検出することができる。また、空調制御手段15は、人体領域14aの温度、例えば人体の温冷感に基づいて、空調機本体2の動作を制御するため、使用者の快適性を高めることができる。このように、本実施の形態1は、人体の温冷感を推定することによって、使用者の快適性を向上させている。そして、第2の温度分布画像13aは解像度が高いため、手足を含む人体領域14aを正確に抽出することができる。
従来、人の体温に近い温度を閾値として、人体領域14aを抽出する場合、日照りを受けた壁、テレビ等の高温物体等と人体とを区別するため、画像同士の差分を用いた技術が知られている。また、人体の複数の部位毎に閾値が設定されている技術が知られている。これらの従来技術は、人体と人体以外の背景とを区別するために、人体と背景とを切り分ける閾値が設定される。また、人体の温冷感を推定するためには、手先、足先といった一点の体温ではなく、手、足、体といった人体領域14aの全体の温度分布が必要であるが、従来技術では、事前に設定された閾値が用いられるため、人体領域14aをシルエットとして正確に検出することができない。
ここで、人の体温は、暑さに弱い体質、寒さに弱い体質、現在の環境、直前の環境等によって変動する。このため、人の体温の変動に応じた閾値を設定することは容易ではない。また、背景の温度は、外気等環境の状態によって変動するため、環境に応じた閾値を設定することも容易ではない。また、人の体温は、不均一な温度分布を有しており、頭部、体幹、手、足等の部分で温度が異なる。手足等の温度は、暑さに弱い体質、寒さに弱い体質、現在の環境、直前の環境等によって顕著に変動し、頭部に比べて温度が低く背景の温度に近づくことが多い。このように、従来技術の場合、人又は環境に応じた閾値の設定が困難のため、手足を含む人体領域14aを正確に抽出することが難しい。
また、画像の差分を用いて人体領域14aを抽出する場合、人体と人体以外の高温物体とを区別することは可能でも、人体の温度変動及び背景の温度変動に対応していないため、手足を含む人体領域14aを正確に抽出することは容易ではない。また、従来技術では、走査回数が1回であるため、人体を正確に検出するためには、走査ステップを細かくして分解能を上げ、解像度を高める必要がある。このため、走査時間が増大し、高解像度化により画素数が増える。従って、制御部の処理能力が過大となる。また、熱画像の画素数が増大するため、RAM等の記憶部の容量が増大する。このため、コストがかかる。
これに対し、本実施の形態1は、先ず、第1の温度分布画像11aが生成され、その後、人体領域14aと推定された領域が、高解像度の第2の温度分布画像13aとして生成される。これにより、制御部10の処理能力を抑え、記憶部の容量を削減することができる。また、空間全体の熱画像には、窓、床、家具等の人体以外の多様な熱源が存在し、これらの温度と人の体温とを区別する必要がある。本実施の形態1は、先ず人体が含まれる可能性が高い領域が抽出され、その領域だけが高解像度の熱画像として生成されるため、手足を含む正確な人体領域14aを抽出することができる。
また、従来、熱画像から人体領域14aを切り出し、リモコンの設定に従って風向を制御し、人体領域14aに対して体感温度を算出して空調負荷を調整する技術が知られている。本実施の形態1は、高解像度の第2の温度分布画像13aを生成して人体領域14aを抽出するため、手先及び足先等の部位を検出して人体の温冷感を推定することができる。そして、人体の温冷感に基づいて、風向制御、空調負荷調整等が行われる。従って、同一空間内で代謝が異なる複数の人を同時に快適にすることができる。
また、第1の画像生成手段11は、赤外線センサ3によって測定された画像を低解像度化して第1の温度分布画像11aを生成してもよい。これにより、第2の温度分布画像13aと同じ解像度となるように走査された画像を間引きして、第1の温度分布画像11aを生成することができる。即ち、第1の画像生成手段11と第2の画像生成手段13とで、赤外線センサ3の走査ステップ等を共通化することができる。
実施の形態2.
図10は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機100を示すブロック図である。図10に示すように、本実施の形態2は、制御部110が頭部抽出手段115及び手抽出手段116を有している点で、実施の形態1と相違する。本実施の形態2では、実施の形態1と同一の部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図11は、本発明の実施の形態2における第2の温度分布画像13aのヒストグラムである。頭部抽出手段115は、第2の抽出手段14によって抽出された人体領域14aにおいて、第2の閾値温度よりも高い第3の閾値温度を超える複数の隣接する画素群の画素数が閾値画素数を超える場合、画素群からなる領域を頭部領域115aとして抽出するものである。図11に示すように、温度毎の頻度を示すヒストグラムにおいて、温度が最も高く且つ頻度も高い領域(図11の囲い部)が、頭部領域115aとして抽出される。
図12A、図12B及び図12Cは、本発明の実施の形態2における第2の温度分布画像13aを示す図である。手抽出手段116は、頭部抽出手段115によって抽出された頭部領域115aから人体領域14aの輪郭に位置する画素に沿って走査し、到達した端部の画素群からなる領域を手領域116aとして抽出するものである。先ず、図12Aに示すように、頭部領域115aにおける中心を頭部位置とされる。次に、図12Bに示すように、頭部領域115aの下端において水平方向に延びる画素群が肩ラインとされる。そして、図12Cに示すように、肩ラインの左端部から、輪郭に位置する画素に沿って、下方向、左方向、下方向に走査され、到達した端部が手先とされる。また、肩ラインの右端部から、輪郭に位置する画素に沿って、下方向、右方向に走査され、到達した端部が手先とされる。このように、手抽出手段116は、輪郭に位置する画素を屈曲しながら手先を探索する。
空調制御手段15は、手抽出手段116によって抽出された手領域116aの温度に基づいて、空調機本体2の動作を制御するものである。
図13は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機100の動作を示すフローチャートである。次に、本実施の形態2に係る空気調和機100の動作について説明する。図13に示すように、先ず、第1の画像生成手段11によって、第1の温度分布画像11aが生成される(ステップST1)。次に、第1の抽出手段12によって、第1の閾値温度を超える画素が抽出される(ステップST2)。第1の閾値温度を超える画素がない場合(ステップST2のNo)、ステップST1に戻る。第1の閾値温度を超える画素が抽出された場合(ステップST2のYes)、第2の画像生成手段13によって第2の温度分布画像13aが生成される(ステップST3)。その後、第2の抽出手段14によって、人体領域14aが抽出される(ステップST4)。
そして、頭部抽出手段115によって、頭部領域115aが抽出される(ステップST11)。頭部領域115aがない場合(ステップST11のNo)、ステップST1に戻る。頭部領域115aが抽出された場合(ステップST11のYes)、手抽出手段116によって、手領域116aが抽出される(ステップST12)。手領域116aがない場合(ステップST12のNo)、ステップST1に戻る。手領域116aが抽出された場合(ステップST12のYes)、空調制御手段15によって、手領域116aの温度に基づいて、空調機本体2の動作が制御される(ステップST5)。
本実施の形態2によれば、制御部110は、第2の抽出手段14によって抽出された人体領域14aにおいて、第2の閾値温度よりも高い第3の閾値温度を超える複数の隣接する画素群の画素数が閾値画素数を超える場合、画素群からなる領域を頭部領域115aとして抽出する頭部抽出手段115と、頭部抽出手段115によって抽出された頭部領域115aから人体領域14aの輪郭に位置する画素に沿って走査し、到達した端部の画素群からなる領域を手領域116aとして抽出する手抽出手段116と、を更に有し、空調制御手段15は、手抽出手段116によって抽出された手領域116aの温度に基づいて、空調機本体2の動作を制御するものである。
人体において、手以外の胸部等は、着衣によって正確な体温が検出し難い。本実施の形態2では、衣服等から露出している可能性が高い手先を検出することによって、人体の温冷感を正確に推定することができる。このように、人体の温冷感を推定し、この温冷感に基づいて空調機本体2を制御することによって、使用者の快適性を手間なく向上させることができる。また、頭部領域115a及び手領域116aを抽出する上で、頭部領域115a又は手領域116aが抽出されない場合、人体領域14aではないと判断される。このように、本実施の形態2は、人体ではないものを人体であると誤検出することを抑制することができる。なお、頭部領域115aから人体領域14aの輪郭に位置する画素に沿って走査し、到達した端部の画素群からなる領域として、頭部領域115aに近い領域を手領域116a、頭部領域115aから遠い領域を足領域として抽出されてもよい。即ち、頭部領域115aからの距離に基づいて、手領域116aを抽出してもよい。
実施の形態3.
図14は、本発明の実施の形態3に係る空気調和機200を示すブロック図である。図14に示すように、本実施の形態3は、制御部210が算出手段217を有している点で、実施の形態1と相違する。本実施の形態3では、実施の形態1と同一の部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
算出手段217は、第2の抽出手段14によって抽出された人体領域14aの平均温度を算出するものである。空調制御手段15は、算出手段217によって算出された平均温度に基づいて、空調機本体2の動作を制御するものである。
本実施の形態3によれば、制御部210は、第2の抽出手段14によって抽出された人体領域14aの平均温度を算出する算出手段217を更に有し、空調制御手段15は、算出手段217によって算出された平均温度に基づいて、空調機本体2の動作を制御するものである。このように、人体領域14aの平均温度によって人体の温冷感を推定して、空調機本体2の動作を制御することによって、実施の形態1及び2と同様の効果を奏する。
実施の形態4.
図15は、本発明の実施の形態4における第2の温度分布画像13aの人体領域14aを示す図である。本実施の形態4では、第2の抽出手段14が第2の温度分布画像13aを2値化処理することによって、人体領域14aを検出する点で、実施の形態1,2,3と相違する。本実施の形態4では、実施の形態1,2,3と同一の部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1,2,3との相違点を中心に説明する。
図15に示すように、第2の温度分布画像13aにおいて、背景と背景以外とを2値化処理することによって人体と背景とが切り分けられる。人体と背景とを切り分ける2値化処理として、先ず、第1の温度分布画像11aから検出された第1の閾値温度を超える画素を含む領域について高解像度の第2の温度分布画像13aが取得される。そして、第2の温度分布画像13aが、画素数と出力とからヒストグラム化され、第2の温度分布画像13aにおける最大頻度の温度が得られる。そして、最大頻度の温度の周辺が第2の閾値温度とされ、第2の閾値温度よりも高温側と低温側とでクラス間分散が行われ、最大となる温度が算出される。そして、クラス間分散が最大で且つクラス内分散が最小となる温度が第2の閾値温度に設定される。ここで、第2の閾値温度をTとすると、クラス内分散σwithin(T)は、下記式(1)から算出される。
[数1]
Figure 0006425821

σ (T):背景画像の分散(下側閾値)
σO (T):前景画像の分散(上側閾値)
B:背景
O:人
本実施の形態4によれば、第2の抽出手段14は、第2の温度分布画像13aを2値化処理することによって、人体領域14aを抽出するものである。これにより、人体領域14aである高温領域と人体以外の背景である低温領域との2つに分ける第2の閾値温度を最適化することができる。このため、環境及び人の体質に依らず、手足を含む人体領域14aを正確に抽出することができる。
なお、上記実施の形態1〜4において、第2の画像生成手段13が第2の温度分布画像13aを取得するタイミングを、人体領域14aのいずれかのパラメータが所定値以上変化した場合としてもよい。例えば、第1の温度分布画像11aにおいて、人体の温冷感が変化するタイミングで、第2の温度分布画像13aが取得されてもよい。
図16A及び図16Bは、本発明の他の実施の形態における第1の温度分布画像11aを示す図であり、図16Aは、1回目に取得された第1の温度分布画像11a、図16Bは、2回目に取得された第1の温度分布画像11aである。ここで、人体領域14aのパラメータとして、人体領域14aの平均温度としてもよい。この場合、先ず、図16Aに示すように、1回目に取得された第1の温度分布画像11aにおける第1の閾値温度を超える画素の平均温度T0が計算される。そして、図16Bに示すように、2回目に取得された第1の温度分布画像11aにおける第1の閾値温度を超える画素が、1回目の画素に近い位置である場合、1回目の平均温度T0と2回目の平均温度T1との差分が計算され、その差分が所定値以上の場合、第2の温度分布画像13aが取得される。
また、人体領域14aのパラメータとして、人体領域14aの縦横比及び面積、即ち位置としてもよい。この場合、先ず、図16Aに示すように、1回目に取得された第1の温度分布画像11aにおける第1の閾値温度を超える画素の縦横比及び面積が計算される。そして、図16Bに示すように、2回目に取得された第1の温度分布画像11aにおける第1の閾値温度を超える画素が、1回目の画素に近い位置である場合、1回目の縦横比及び面積と2回目の縦横比及び面積との差分が計算され、その差分が所定値以上の場合、第2の温度分布画像13aが取得される。
更に、前述の如く、第2の画像生成手段13は、第1の閾値温度を超える画素を含む領域を高解像度で取得しつつ、それ以外の領域を低解像度で取得してもよい。この場合、第1の温度分布画像11aと第2の温度分布画像13aとで第1の閾値温度を超える画素の位置が同じであるかが判断されてもよい。画素の位置が同じである場合、第2の温度分布画像13aが取得された際の取得範囲が正しいと判断することができる。
そして、人体領域14aの抽出は、制御部10のRAM容量等を削減するため、1回目に取得された第1の温度分布画像11aにおける背景領域を用いて、2回目に取得された第1の温度分布画像11aとの差分をとることによって、第1の閾値温度を超える画素を検出する。なお、画素の検出は、差分による検出以外に、第1の温度分布画像11aを直接2値化処理することによって行われてもよい。第1の温度分布画像11aを2値化処理した場合、左右方向(X方向)、上下方向(Y方向)における温度勾配が所定値以上あるか否か、即ち温度ムラがあるか否かによって、人体、家具、窓等を区別することができる。なお、左右方向(X方向)、上下方向(Y方向)における温度勾配の有無は、第2の温度分布画像13aを2値化処理した場合に判断されてもよい。
なお、空気調和機1は、扇風機といった送風機としてもよい。また、例えばリビングに設置された空気調和機1に搭載された赤外線センサ3によって熱画像が作成され温冷感が推定された場合、HEMS等の無線通信を介して、同じ宅内の他の部屋、例えば寝室等の空気調和機1と連携されていれば、人体の移動と共に空調の補正情報、風向条件等が相互通信される。これにより、使用者に対し、快適な空間を直ちに提供することができる。
1 空気調和機、2 空調機本体、3 赤外線センサ、10 制御部、11 第1の画像生成手段、11a 第1の温度分布画像、12 第1の抽出手段、13 第2の画像生成手段、13a 第2の温度分布画像、14 第2の抽出手段、14a 人体領域、15 空調制御手段、100 空気調和機、110 制御部、115 頭部抽出手段、115a 頭部領域、116 手抽出手段、116a 手領域、200 空気調和機、210 制御部、217 算出手段。

Claims (5)

  1. 空調空間の空調を行う空調機本体と、
    前記空調機本体に設けられ、赤外線によって前記空調空間の温度を検出する赤外線センサと、
    前記赤外線センサを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記赤外線センサによって検出された前記空調空間の温度から、前記空調空間の第1の温度分布画像を生成する第1の画像生成手段と、
    前記第1の画像生成手段によって生成された第1の温度分布画像において、第1の閾値温度を超える画素を抽出する第1の抽出手段と、
    前記赤外線センサによって検出された前記空調空間の温度から、前記第1の抽出手段において抽出された画素を含む領域の画像であり前記第1の温度分布画像よりも解像度が高い第2の温度分布画像を生成する第2の画像生成手段と、
    前記第2の画像生成手段によって生成された第2の温度分布画像において、第2の閾値温度を超える画素群からなる領域を人体領域として抽出する第2の抽出手段と、
    前記第2の抽出手段によって抽出された人体領域の温度に基づいて、前記空調機本体の動作を制御する空調制御手段と、を有する
    空気調和機。
  2. 前記制御部は、
    前記第2の抽出手段によって抽出された人体領域において、前記第2の閾値温度よりも高い第3の閾値温度を超える複数の隣接する画素群の画素数が閾値画素数を超える場合、前記画素群からなる領域を頭部領域として抽出する頭部抽出手段と、
    前記頭部抽出手段によって抽出された頭部領域から前記人体領域の輪郭に位置する画素に沿って走査し、到達した端部の画素群からなる領域を手領域として抽出する手抽出手段と、を更に有し、
    前記空調制御手段は、
    前記手抽出手段によって抽出された手領域の温度に基づいて、前記空調機本体の動作を制御するものである請求項1記載の空気調和機。
  3. 前記制御部は、
    前記第2の抽出手段によって抽出された人体領域の平均温度を算出する算出手段を更に有し、
    前記空調制御手段は、
    前記算出手段によって算出された平均温度に基づいて、前記空調機本体の動作を制御するものである請求項1記載の空気調和機。
  4. 前記第1の画像生成手段は、
    前記赤外線センサによって測定された画像を低解像度化して前記第1の温度分布画像を生成するものである請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気調和機。
  5. 前記第2の抽出手段は、
    前記第2の温度分布画像を2値化処理することによって、人体領域を抽出するものである請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気調和機。
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