JP6481215B2 - クロス角同定方法、クロス角同定装置、及び圧延機 - Google Patents
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Description
本発明の実施形態に係るクロス角同定装置について詳細に説明するにあたり、まず、図1〜図7に基づいて、ロール間クロス角を同定する目的を説明する。
まず、圧延時に発生するスラスト力と圧下方向荷重の差荷重とについて説明すると、圧延中のロール間スラスト力により生じる圧下方向荷重の差荷重は、上ロール系及び下ロール系のうち、ロール間クロス角が生じている側でのみ発生し、ロール間クロス角が発生していない側ではほぼ発生しない。
次に、一対の作業ロールを接触させたキスロール状態において発生するスラスト力と圧下方向荷重の差荷重とについて説明する。キスロール状態では、圧延時と異なり、上ロール系及び下ロール系のうち、ロール間クロス角が生じている側で発生したロール間スラスト力は、上下の作業ロール間を介して、ロール間クロス角が発生していない側へ伝達される。
以上のように、圧延中及びキスロール状態において、ロール間クロス角を圧下方向荷重の変化から同定することは困難である。そこで、発明者らは、これらとは異なる方法を検討するため、小型圧延機を用いた実験的な検討を行い、以下の新しい知見を見出した。すなわち、本発明では、上述のキスロール状態のようにロール間クロス角が生じている側のロール間スラスト力が他側で検出される圧下方向荷重に影響を与えないようにするため、上ロール系と下ロール系とをそれぞれ独立して同定する。このため、上作業ロール1と下作業ロール2とを離隔し、ロールギャップを開状態として、ロール間クロス角を検出する。これにより、例えば、上ロール系においてロール間クロス角があり、ロール間スラスト力が発生してモーメントが発生した場合にも、上作業ロール1と下作業ロール2とは接触していないので、上ロール系で発生したロール間スラスト力は下ロール系へ伝達されない。したがって、下荷重検出装置により検出される圧下方向荷重は、上ロール系のロール間スラスト力による影響が排除された値となる。
本発明に係るロール間クロス角同定方法の一例として、作業ロールのロールギャップを開状態として、ロールを正転させた場合と逆転させた場合との圧下方向荷重を検出し、その差荷重に基づきロール間クロス角を同定する方法がある。対象とする作業ロール及び補強ロールにおいて、ロール間クロス角がゼロであれば、駆動側で検出される圧下方向荷重と作業側で検出される圧下方向荷重との差荷重はゼロとなる。一方、ロール間クロス角がゼロでない場合には、ロールにモーメントが発生して、駆動側と作業側とで検出される圧下方向荷重に差が生じる。また、ロール正転時とロール逆転時とでは、ロールに発生するモーメントの向きが反対となるため、駆動側と作業側とで検出される圧下方向荷重の大きさも反対となる。そこで、ロール正転時とロール逆転時との差荷重に基づき、ロール間クロス角を同定する。
本発明に係るロール間クロス角同定方法の他の一例として、作業ロールのロールギャップを開状態として、ロールが停止している場合と回転している場合との圧下方向荷重を検出し、その差荷重に基づきロール間クロス角を同定する方法がある。上述の例では、圧延機はロールを正転及び逆転させることが可能に構成されている必要であるが、本例に示す方法は、圧延機がロールを一方向にのみ回転可能である場合にも適用可能である。
図7〜図9に基づいて、本発明の第1の実施形態に係る圧延機及び当該圧延機を制御するための装置の構成と、ロール間クロス角同定方法について説明する。第1の実施形態は、上記(a)に示した、ロール正転逆転によるロール間クロス角の同定方法に関するものである。
まず、図7に基づいて、本実施形態に係る圧延機と、当該圧延機を制御するための装置とを説明する。図7は、本実施形態に係る圧延機と、当該圧延機を制御するための装置との構成を示す説明図である。なお、図7に示す圧延機は、ロール胴長方向の作業側から見た状態を示しているとする。
図8及び図9に基づき、本実施形態に係るロール間クロス角同定処理を説明する。なお、図8は、本実施形態に係るロール間クロス角同定処理を示すフローチャートである。図9は、下ロール系へのインクリースベンディング力の負荷時に発生するロール間スラスト力を説明する説明図である。なお、以下では、下ロール系のロール間クロス角を同定する場合について説明するが、上ロール系のロール間クロス角を同定する場合も同様である。
ロール間クロス角同定処理を行うにあたり、まず、ロール間クロス角同定装置21は、インクリースベンディング制御装置15に対して、インクリースベンディング装置により所定のインクリースベンディング力を作業ロールチョックに負荷するように指示する(S100)。インクリースベンディング制御装置15は、当該指示に基づき各インクリースベンディング装置を制御し、所定のインクリースベンディング力を作業ロールチョックに負荷する。
次いで、ロール間クロス角を同定するために必要な圧下方向荷重の取得とその差荷重を演算する。本実施形態では、ロール正転時とロール逆転時とにおいて、作業側及び駆動側の圧下方向荷重を検出する。ここで、ロールの回転状態を表す係数nについて、ロール正転時を1、ロール逆転時を2とする。
ロール間クロス角同定装置21は、ロール正転時及びロール逆転時の差荷重に基づき、ロール間クロス角を同定する(S116)。以下、図9に基づき、ロール間クロス角の同定について説明する。ここでは、下ロール系のロール間クロス角を同定する場合について説明する。なお、上ロール系のロール間クロス角の同定も同様に行えばよい。
図9に、下ロール系において作業ロールチョックにインクリースベンディング力を負荷させたときに発生するロール間スラスト力の関係図を示す。下ロール系における作業ロール−補強ロールのロール間スラスト力TWB Bと、圧下方向の荷重差Pdf Bとの関係は、下記式(1)で表せる。ここで、DW Bは下作業ロール直径、DB Bは下補強ロール直径、hB Bは下補強ロールのスラスト反力の作用点位置、aB Bは下ロール系の支点間距離である。下記式(1)は、特許文献1に記載されているように、下記式(1−1)、式(1−2)で表される下作業ロールと下補強ロールのモーメントの平衡条件式より導出される。このとき、上作業ロールと下作業ロールとの間に作用するスラスト力TWW、上作業ロールと下作業ロールとの接触領域のロール胴長方向長さlWW、上下作業ロール間の線荷重分布の作業側と駆動側の差pdf WWは、作業ロール間のロールギャップが開状態となっていることからゼロとなる。そして、未知数である下作業ロールと下補強ロール間の線荷重分の作業側と駆動側の差pdf WB B及び下作業ロールと下補強ロール間との接触領域のロール胴長方向長さlWB Bを式(1−1)及び式(1−2)から消去することにより、下記式(1)が得られる。
本実施形態では、ロール正転時とロール逆転時の差荷重の値を比較し、ロール間クロスを同定する。上記式(5)では、ロール正転時における圧下方向荷重の差荷重とロール間スラスト力との関係を表したが、同様に、ロール逆転時における圧下方向荷重の差荷重とロール間スラスト力との関係式は、下記式(6)のようになる。なお、ロール逆転時における下ロール系の圧下方向の荷重差をPdf2 B、作業ロールと補強ロールとのロール間クロス角によって生じるロール間スラスト力をTWB2 B、インクリースベンディング力をFB2とする。
次に、本発明の第2の実施形態に係るロール間クロス角同定方法について説明する。第2の実施形態は、上記(b)に示した、ロール回転停止時とロール回転時との荷重差を用いたロール間クロス角の同定方法に関するものである。なお、本実施形態に係る圧延機及び当該圧延機を制御するための装置は、図7に示した第1の実施形態の構成と同一であるため、ここでは説明を省略する。
ロール間クロス角同定処理を行うにあたり、まず、ロール間クロス角同定装置21は、インクリースベンディング制御装置15に対して、インクリースベンディング装置により所定のインクリースベンディング力を作業ロールチョックに負荷するように指示する(S200)。インクリースベンディング制御装置15は、当該指示に基づき各インクリースベンディング装置を制御し、所定のインクリースベンディング力を作業ロールチョックに負荷する。
次いで、ロール間クロス角を同定するために必要な圧下方向荷重の取得とその差荷重を演算する。本実施形態では、ロール停止時とロール回転時とにおいて、作業側及び駆動側の圧下方向荷重を検出する。ここで、ロールの回転状態を表す係数nについて、ロール停止時を0、ロール回転時を1とする。
ロール間クロス角同定装置21は、ロール回転時及びロール停止時の差荷重に基づき、ロール間クロス角を同定する(S216)。ここで、図9に基づき、ロール間クロス角の同定について説明する。ここでは、下ロール系のロール間クロス角を同定する場合について説明する。なお、上ロール系のロール間クロス角の同定も同様に行えばよい。
次に、本発明の第3の実施形態に係るロール間クロス角同定方法について説明する。本実施形態は、ロール間クロス角に加え、さらにロール間摩擦係数、補強ロールのスラスト反力の作用点位置の同定も可能な方法に関するものである。本実施形態においても、第1及び第2の実施形態と同様、作業ロール間のロールギャップを開状態にして、作業ロールチョックにインクリースベンディング力を負荷した状態で、2つのロールの回転状態(例えば正転と逆転、あるいは回転と停止)における圧下方向荷重の差荷重を取得する。このとき、インクリースベンディング力を変化させ、複数水準での圧下方向荷重の差荷重を取得する。これにより、ロール間クロス角だけでなく、他の未知数も同定することが可能となる。
ロール間クロス角同定処理を行うにあたり、まず、ロール間クロス角同定装置21は、圧下装置18に対して、上作業ロール1と下作業ロール2との間隔を調整するよう指示する(S300)。また、ロール間クロス角同定装置21は、水準の数がM個のインクリースベンディング力を設定し、インクリースベンディング制御装置15へ出力する(S302)。インクリースベンディング力の水準の数は、同定する値の数に応じて設定される。例えば、ロール間クロス角とロール間摩擦係数とを同定する場合、Mは2となり、ロール間クロス角、ロール間摩擦係数、及び補強ロールのスラスト反力の作用点位置を同定する場合、Mは3となる。
次いで、ロール間クロス角を同定するために必要な圧下方向荷重の取得とその差荷重を演算する。本実施形態では、作業ロールチョックに負荷するインクリースベンディング力を複数水準変更させて、ロール正転時とロール逆転時とにおける作業側及び駆動側の圧下方向荷重を検出する。ここで、ロールの回転状態を表す係数nについて、ロール正転時を1、ロール逆転時を2とする。また、係数mは、インクリースベンディング力の水準を表す正の整数(1〜M)である。本実施形態ではMは3とする。
ロール間クロス角同定装置21は、ロール正転時及びロール逆転時の差荷重に基づき、ロール間クロス角、ロール間摩擦係数、及び補強ロールのスラスト反力の作用点位置を同定する(S324)。以下、図9に基づき、ロール間クロス角、ロール間摩擦係数、及び補強ロールのスラスト反力の作用点位置の同定について説明する。ここでは、下ロール系の各値を同定する場合について説明するが、上ロール系の各値の同定も同様に行えばよい。また、図11の処理フローにおいては、3水準(M=3)のインクリースベンディング力についての差荷重の取得をする場合について示しているが、以下の説明では、より汎用的に2水準以上(M≧2)の場合について示している。
2 下作業ロール
3 上補強ロール
4 下補強ロール
5a 上作業ロールチョック(作業側)
5b 上作業ロールチョック(駆動側)
6a 下作業ロールチョック(作業側)
6b 下作業ロールチョック(駆動側)
7a 上補強ロールチョック(作業側)
7b 上補強ロールチョック(駆動側)
8a 下補強ロールチョック(作業側)
8b 下補強ロールチョック(駆動側)
9a 上荷重測定装置(作業側)
9b 上荷重測定装置(駆動側)
10a 下荷重測定装置(作業側)
10b 下荷重測定装置(駆動側)
11 ハウジング
13a 入側上インクリースベンディング装置
13b 出側上インクリースベンディング装置
14a 入側下インクリースベンディング装置
14b 出側下インクリースベンディング装置
15 インクリースベンディング制御装置
16 駆動用電動機
17 駆動用電動機制御装置
18 圧下装置
19 上側差荷重演算部[減算器]
20 下側差荷重演算部[減算器]
21 ロール間クロス角同定装置
23 入側上ディクリースベンディング装置
23b 出側上ディクリースベンディング装置
24a 入側下ディクリースベンディング装置
24b 出側下ディクリースベンディング装置
30a、30b 圧下支点位置
41 上中間ロール
42 下中間ロール
43a 上中間ロールチョック(作業側)
43b 上中間ロールチョック(駆動側)
44a 下中間ロールチョック(作業側)
44b 下中間ロールチョック(駆動側)
Claims (7)
- 圧延機のロール間クロス角を同定するクロス角同定方法であって、
前記圧延機は、少なくとも一対の作業ロールと一対の補強ロールとを含む、複数のロールを備える4段以上の圧延機であり、
非圧延時に、前記作業ロールのロールギャップを開状態とした状態で、上側の前記作業ロールを含む上ロール系のロール間及び下側の前記作業ロールを含む下ロール系のロール間に荷重を負荷するようにロールベンディング力を負荷するロールベンディング力負荷ステップと、
上側の前記補強ロールまたは下側の前記補強ロールのうち少なくともいずれか一方の、作業側及び駆動側の圧下支点位置において圧下方向に作用する圧下方向荷重を検出する荷重検出ステップと、
検出した前記作業側の前記圧下方向荷重と前記駆動側の前記圧下方向荷重との荷重差を演算する荷重差演算ステップと、
前記荷重差に基づいて、前記ロール間クロス角を同定する同定ステップと、
を含み、
前記荷重検出ステップでは、前記作業ロールの正転及び逆転を実施して、それぞれの前記作業ロールの回転状態における作業側及び駆動側の前記圧下方向荷重を検出する、クロス角同定方法。 - 圧延機のロール間クロス角を同定するクロス角同定方法であって、
前記圧延機は、少なくとも一対の作業ロールと一対の補強ロールとを含む、複数のロールを備える4段以上の圧延機であり、
非圧延時に、前記作業ロールのロールギャップを開状態とした状態で、上側の前記作業ロールを含む上ロール系のロール間及び下側の前記作業ロールを含む下ロール系のロール間に荷重を負荷するようにロールベンディング力を負荷するロールベンディング力負荷ステップと、
上側の前記補強ロールまたは下側の前記補強ロールのうち少なくともいずれか一方の、作業側及び駆動側の圧下支点位置において圧下方向に作用する圧下方向荷重を検出する荷重検出ステップと、
検出した前記作業側の前記圧下方向荷重と前記駆動側の前記圧下方向荷重との荷重差を演算する荷重差演算ステップと、
前記荷重差に基づいて、前記ロール間クロス角を同定する同定ステップと、
を含み、
前記荷重検出ステップでは、
前記ロールギャップの開状態において負荷するロールベンディング力を少なくとも2水準以上設定し、
前記作業ロールの正転及び逆転あるいは前記作業ロールの回転及び停止のいずれか一方を実施して、各水準における前記作業ロールの回転状態における作業側及び駆動側の前記圧下方向荷重を検出し、
前記同定ステップでは、ロール間摩擦係数、または、前記補強ロールのスラスト反力の作用点位置をさらに同定する、クロス角同定方法。 - 圧延機のロール間クロス角を同定するクロス角同定方法であって、
前記圧延機は、少なくとも一対の作業ロールと一対の補強ロールとを含む、複数のロールを備える4段以上の圧延機であり、
非圧延時に、前記作業ロールのロールギャップを開状態とした状態で、上側の前記作業ロールを含む上ロール系のロール間及び下側の前記作業ロールを含む下ロール系のロール間に荷重を負荷するようにロールベンディング力を負荷するロールベンディング力負荷ステップと、
上側の前記補強ロールまたは下側の前記補強ロールのうち少なくともいずれか一方の、作業側及び駆動側の圧下支点位置において圧下方向に作用する圧下方向荷重を検出する荷重検出ステップと、
検出した前記作業側の前記圧下方向荷重と前記駆動側の前記圧下方向荷重との荷重差を演算する荷重差演算ステップと、
前記荷重差に基づいて、前記ロール間クロス角を同定する同定ステップと、
を含み、
前記荷重検出ステップでは、
前記ロールギャップの開状態において負荷するロールベンディング力を少なくとも3水準以上設定し、
前記作業ロールの正転及び逆転あるいは前記作業ロールの回転及び停止のいずれか一方を実施して、各水準における前記作業ロールの回転状態における作業側及び駆動側の圧下方向荷重を検出し、
前記同定ステップでは、ロール間摩擦係数、及び、前記補強ロールのスラスト反力の作用点位置をさらに同定する、クロス角同定方法。 - 圧延機のロール間クロス角を同定するクロス角同定装置であって、
前記圧延機は、少なくとも一対の作業ロールと一対の補強ロールとを含む、複数のロールを備える4段以上の圧延機であり、
前記クロス角同定装置は、
上側の前記補強ロールまたは下側の前記補強ロールのうち少なくともいずれか一方の、作業側及び駆動側の圧下支点位置において圧下方向に作用する圧下方向荷重に基づいて、前記作業側の前記圧下方向荷重及び前記駆動側の前記圧下方向荷重との荷重差を演算する差荷重演算部と、
前記荷重差に基づいて、前記ロール間クロス角を同定する同定処理部と、
を備え、
前記差荷重演算部に入力される前記作業側の前記圧下方向荷重及び前記駆動側の前記圧下方向荷重は、
非圧延時に、前記作業ロールのロールギャップを開状態とし、かつ、上側の前記作業ロールを含む上ロール系のロール間及び下側の前記作業ロールを含む下ロール系のロール間に荷重を負荷するようにロールベンディング力を負荷した状態で、
前記作業ロールの正転及び逆転を実施し、それぞれの前記作業ロールの回転状態において検出された値である、クロス角同定装置。 - 圧延機のロール間クロス角を同定するクロス角同定装置であって、
前記圧延機は、少なくとも一対の作業ロールと一対の補強ロールとを含む、複数のロールを備える4段以上の圧延機であり、
前記クロス角同定装置は、
上側の前記補強ロールまたは下側の前記補強ロールのうち少なくともいずれか一方の、作業側及び駆動側の圧下支点位置において圧下方向に作用する圧下方向荷重に基づいて、前記作業側の前記圧下方向荷重及び前記駆動側の前記圧下方向荷重との荷重差を演算する差荷重演算部と、
前記荷重差に基づいて、前記ロール間クロス角を同定する同定処理部と、
を備え、
前記差荷重演算部に入力される前記作業側の前記圧下方向荷重及び前記駆動側の前記圧下方向荷重は、
非圧延時に、前記作業ロールのロールギャップを開状態とし、かつ、上側の前記作業ロールを含む上ロール系のロール間及び下側の前記作業ロールを含む下ロール系のロール間に荷重を負荷するようにロールベンディング力を負荷した状態で、
前記作業ロールの正転及び逆転あるいは前記作業ロールの回転及び停止のいずれか一方を実施し、それぞれの前記作業ロールの回転状態において検出された値であり、
前記圧下方向荷重は、前記ロールギャップの開状態において負荷するロールベンディング力を少なくとも2水準以上設定して検出されており、
各水準において検出された前記圧下方向荷重の前記荷重差に基づいて、ロール間摩擦係数、または、前記補強ロールのスラスト反力の作用点位置をさらに同定する、クロス角同定装置。 - 圧延機のロール間クロス角を同定するクロス角同定装置であって、
前記圧延機は、少なくとも一対の作業ロールと一対の補強ロールとを含む、複数のロールを備える4段以上の圧延機であり、
前記クロス角同定装置は、
上側の前記補強ロールまたは下側の前記補強ロールのうち少なくともいずれか一方の、作業側及び駆動側の圧下支点位置において圧下方向に作用する圧下方向荷重に基づいて、前記作業側の前記圧下方向荷重及び前記駆動側の前記圧下方向荷重との荷重差を演算する差荷重演算部と、
前記荷重差に基づいて、前記ロール間クロス角を同定する同定処理部と、
を備え、
前記差荷重演算部に入力される前記作業側の前記圧下方向荷重及び前記駆動側の前記圧下方向荷重は、
非圧延時に、前記作業ロールのロールギャップを開状態とし、かつ、上側の前記作業ロールを含む上ロール系のロール間及び下側の前記作業ロールを含む下ロール系のロール間に荷重を負荷するようにロールベンディング力を負荷した状態で、
前記作業ロールの正転及び逆転あるいは前記作業ロールの回転及び停止のいずれか一方を実施し、それぞれの前記作業ロールの回転状態において検出された値であり、
前記圧下方向荷重は、前記ロールギャップの開状態において負荷するロールベンディング力を少なくとも3水準以上設定して検出されており、
各水準において検出された前記圧下方向荷重の前記荷重差に基づいて、ロール間摩擦係数、及び、前記補強ロールのスラスト反力の作用点位置をさらに同定する、クロス角同定装置。 - 少なくとも一対の作業ロールと一対の補強ロールとを含む、複数のロールを備える4段以上の圧延機であって、
前記作業ロールのロールギャップの開状態において上側の前記作業ロールを含む上ロール系のロール間及び下側の前記作業ロールを含む下ロール系のロール間に荷重を負荷するようにロールベンディング力を負荷する負荷装置と、
前記請求項4〜6のいずれか1項に記載のクロス角同定装置と、
を備える、圧延機。
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