JP6480431B2 - 注射針保護装置 - Google Patents

注射針保護装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6480431B2
JP6480431B2 JP2016521683A JP2016521683A JP6480431B2 JP 6480431 B2 JP6480431 B2 JP 6480431B2 JP 2016521683 A JP2016521683 A JP 2016521683A JP 2016521683 A JP2016521683 A JP 2016521683A JP 6480431 B2 JP6480431 B2 JP 6480431B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
section
cap
protection device
needle
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016521683A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016536053A (ja
Inventor
ジスラン フルニエ
ジスラン フルニエ
ミカエル スワル
ミカエル スワル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aptar Stelmi SAS
Original Assignee
Aptar Stelmi SAS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aptar Stelmi SAS filed Critical Aptar Stelmi SAS
Publication of JP2016536053A publication Critical patent/JP2016536053A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6480431B2 publication Critical patent/JP6480431B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/31Details
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/31Details
    • A61M5/32Needles; Details of needles pertaining to their connection with syringe or hub; Accessories for bringing the needle into, or holding the needle on, the body; Devices for protection of needles
    • A61M5/3202Devices for protection of the needle before use, e.g. caps
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/31Details
    • A61M2005/3103Leak prevention means for distal end of syringes, i.e. syringe end for mounting a needle
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/001Apparatus specially adapted for cleaning or sterilising syringes or needles

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Description

本発明は、針用エラストマーキャップを備える注射針保護装置に関する。
具体的には、本発明は、注射針保護装置であって、縦方向に延び、閉じた先端部と開いた基端部とを有する針用のエラストマーキャップを備え、前記エラストマーキャップは、側壁と端壁とを備え、前記側壁は、前記基端部から基端部領域に沿って延在して、注射器の本体の先端部分を受け止めるためのハウジングを形成し、前記端壁は、前記先端部から先端部領域に沿って厚みを有しており、その厚みが前記針の自由端により穿孔され、前記ハウジングは、前記基端部から順に、最大直径を有する開口部と、円錐台形状または円筒状の第1区分と、前記最大直径よりも小さい直径を有し、前記針を支持する前記本体の先端部分を収容するための円筒状の第2区分と、前記第2区分から前記ハウジングの端壁に向けて先細る第3区分とを備えるものに関する。
上記のような種類の注射針保護装置は、従来から提案されている。
特許文献1には、上記針用エラストマーキャップに類似する針用エラストマーシース(sheath)を備える針シールドアセンブリが開示されている。
しかしながら、この種の注射針保護装置にはいくつかの欠点が見受けられる。
本発明の主題である注射針保護装置は、患者に薬液を注入する皮下注射器に装着するためのものである。皮下注射器は、予め薬液を充填しておくか、注射直前に病院職員が薬液を充填するかにかかわらず、使用するまで滅菌性を維持しなければならない。
例えば、液体を充填した注射器を梱包する場合、以下の手順で梱包前の準備を行う。まず、注射器本体を洗浄する。その先端部にはシリコーンゴムでコーティングした針が装着されている。次に、針用エラストマーキャップを針に装着してアセンブリを形成する。引き続き、当該アセンブリは、好ましくは加圧滅菌器に入れられて滅菌される。
アセンブリが加圧滅菌された後に、注射器に専用の液体が充填される。注射器本体は、注射器を補助するピストンおよびプランジャーによって梱包前に封止される。
針用エラストマーキャップは気体を透過する材料(一般的にはゴム)からなるため、加圧滅菌中は、エラストマーキャップの外部、すなわち加圧滅菌器のチャンバーとエラストマーキャップの内部、すなわち注射器の針を受け止めるハウジングとの間で、圧力の均衡がとれる。
加圧滅菌サイクルでは、加圧滅菌器のチャンバーで1回以上の部分真空(partial vacuum)が発生した後、チャンバーの温度が上昇し、圧力も従来通り大幅に(例えば2、3バールまで)上昇する。
加圧滅菌器のチャンバーで新たな部分真空が発生するまで、この最大圧力は一定時間保たれる(プラトー圧)。
サイクル終了時には、温度が周囲温度まで次第に降下する一方で、圧力は大気圧まで上昇する。
上記説明によると、加圧滅菌サイクルでは、チャンバー内で相当な圧力の急変が生じる。よって、チャンバー内の圧力が最大圧力から部分真空に急降下すると、エラストマーキャップのハウジング内で圧力の均衡が素早くとれず、チャンバーの圧力よりも大きな圧力が一時的にハウジング内に残存するということも起こり得る。
特定の場合、特にエラストマーキャップの側壁が十分に強固ではない場合、ハウジングに残存する圧力により側壁が変形し、エラストマーキャップは、当該キャップを装着する注射器本体の先端部に対して位置ずれが生じてしまう。
このキャップの位置ずれがあまりにも大きくなり、キャップの変形によって注射器本体の先端部がハウジングに保持されないと、キャップが注射器本体から外れてしまうこともある。
キャップと注射器本体との間で位置がずれると、キャップのハウジングと外部環境との密封状態が失われることがある。この場合、ハウジング内の滅菌性、ひいては針の滅菌性が失われるリスクが生じる。キャップが注射器本体から外れると、滅菌性が失われる。
このような位置ずれにより、注射器から液体が流出して注射器内の投与量が減少するリスクも生じる。また、ユーザが液体に接触するリスクも生じる。液体によっては、検査、特に医用画像に用いられるものもあるため危険である。
さらに、針の自由端が外部環境に接触すると、液体の結晶化や凝固化などの物理化学的反応が起こる場合がある。このような物理化学的反応が生じると、液体が劣化して注射器が使用不能となる傾向が見られる。
注射器本体がガラス製の場合、この滅菌性を失うリスクはさらに高まる。なぜならば、注射器本体がプラスチック製の場合よりも寸法公差が相当に大きいからである。
特許文献2は、スロット(slot)を有する環状の突条部(bead)を備える技術的解決方法を提案している。
当該突条部により、針を使用するまで気密状態で封止し滅菌雰囲気を維持する性能が大幅に改善された。
しかしながら、滅菌中に保護装置が膨張して、保護装置を注射器に保持するための表面積が小さくなるリスクがある。その結果、保護装置内の圧力が上昇すると、保護装置が外れて滅菌性が失われるリスクが生じる。さらに、保護装置内の圧力が低下して吸引が起こると、保護装置が収縮して滅菌性が失われるリスクも生じる。
また、特許文献3は、別の先行技術装置を開示している。
欧州特許公開公報第0429052号 欧州特許公開公報第1208861号 欧州特許公開公報第0976415号
本発明は、上述の欠点を克服した注射針保護装置、すなわち、使用するまで針を密封して閉塞した滅菌雰囲気に維持できる、特に、滅菌段階で維持できる注射針保護装置を提供することを目的とする。よって、本発明は、欧州特許公開公報第1208861号を改良した装置を提供することを目的とする。
本発明は、注射針保護装置であって、縦方向に延び、閉じた先端部と開いた基端部とを有する針用のエラストマーキャップを備え、前記エラストマーキャップは、側壁と端壁とを備え、前記側壁は、前記基端部から基端部領域に沿って延在して、注射器の本体の先端部分を受け止めるためのハウジングを形成し、前記端壁は、前記先端部から先端部領域に沿って厚みを有しており、その厚みが前記針の自由端により穿孔され、前記ハウジングは、前記基端部から順に、最大直径を有する開口部と、円錐台形状または円筒状の第1区分と、前記最大直径よりも小さい直径を有し、前記針を支持する前記本体の先端部分を収容するための円筒状の第2区分と、前記第2区分から前記ハウジングの端壁に向けて先細る第3区分とを備え、前記側壁は、前記ハウジングの前記第1区分と前記第2区分との間に環状の突条部を有し、前記突条部の縦方向には少なくとも1つのスロットが形成され、前記第2区分には、前記第2区分の高さより短くて縦方向に延びる少なくとも1つの溝を有することを特徴とする。
好ましくは、複数の、具体的には4つのスロットが、互いに角度をおいて規則的に環状配置されて、前記突条部の縦方向に延び、複数の、具体的には4つの溝が、互いに角度をおいて規則的に環状配置され、前記第2区分の縦方向に延びる。
好ましくは、前記スロットは、前記溝に対して千鳥状に配列される。
好ましくは、前記少なくとも1つの溝は、0.1mm以上0.5mm以下の幅、および/または、0.1mm以上の深さ、および/または、前記第2区分の高さよりも約0.5mm短い長さ、有利には1.50mm以上1.80mm以下の長さ、望ましくは約1.65mmの長さ、の寸法を有する。
好ましくは、前記第3区分には、半径方向に突出する、好ましくは環状の突起部を有し、前記突起部は、前記エラストマーキャップのハウジングにおける吸引力発生時に、前記注射器の前記円錐台形状の中間部分と係合して、前記キャップが前記注射器に対して収縮するのを防ぐ。
好ましくは、前記半径方向に突出する突起部は、0.1mm以上0.5mm以下の半径方向の幅を有する。
好ましくは、開いた基端部と少なくとも部分的に閉じた先端部とを有する縦長円筒状の硬質シェルをさらに備え、前記硬質シェルは、前記基端部から前記先端部まで延在する縦壁とその先端部に位置する端壁とからなって、前記エラストマーキャップを取り囲んで包含するために設けられていると共に、前記エラストマーキャップを保持するための保持手段を備える。
好ましくは、前記保持手段は、凹入縁を含み、前記凹入縁は、前記硬質シェルの自由端部を形成し、前記硬質シェルにおける前記エラストマーキャップの側壁の基端部の保持に適した内径を有する。
好ましくは、前記エラストマーキャップの側壁の外表面の基端部は、環状の肩部を含み、前記環状の肩部は、装置の基端部に向けて凹入し、前記環状の凹入縁と係合する。
好ましくは、前記保持手段は、環状のリブをさらに含み、前記環状のリブは、前記硬質シェルの縦壁の内表面に配置され、第1肩部分と係合し、前記第1肩部分は、前記保護装置の先端部に向けて凹入し、前記ハウジングの第2区分と同じ高さの前記キャップの側壁の外表面に位置する。
本発明の特徴および利点ならびにその他の事項は、非限定的な例として以下に示す詳細な説明および添付図面を参照することにより、より明確となる。
本発明の有利な実施形態に係る針保護装置の断面図であって、中心線の右側に先行技術に係る装置を、中心線の左側に本発明に係る装置の装置を示す。 図1に示す本発明の実施形態に係る針保護装置の切欠斜視図である。 図2に類似する図であって、針を囲むように注射器に装着した針保護装置を示す。 図2に類似する図であって、滅菌中の気体通路を示す。 本発明に係る針保護装置のキャビティ内における圧力が上昇した時の機械的なブロックを示す。 図5に類似する図であって、本発明に係る針保護装置のキャビティ内における吸引時の機械的なブロックを示す。 本発明に係る針保護装置の膨張を制限する状態を示す。 図7に極めて類似する図であって、先行技術に係る針保護装置の過剰な膨張を示す。
以下、本発明の説明において、用語「先端部」は、注射器を持つユーザの手から離れた部分を示し、用語「基端部」は、当該注射器を持つユーザの手に近い部分を示すものとする。
図1は、針用エラストマーキャップ20から構成される、注射針を保護するための保護装置を示す。キャップ20は、開口部した基端部22と閉じた先端部24との間を縦方向に沿って延在し、側壁28と端壁30とによってハウジング26を形成する。
図1において、中心線より右側には欧州特許公開公報第1208861号に開示される先行技術を示し、中心線より左側には本発明を示す。両者間の相違はキャップ20の外形には存在せず、その内側にのみ存在する。
側壁28は、基端部22からキャップ20の長さの有利には約3分の2を占める基端部領域32に沿って中心軸縦方向に延在する。
よって、端壁30は、中実であり、先端部24からキャップ20の長さの有利には約3分の1を占める先端部領域34に沿って縦方向に延在する。この構成により、端壁30は、後述するように、注射針の自由端を収容できる厚み(先端部領域34の長さ)を有する。
この種の注射針保護装置が普及しており、エラストマーキャップ20は縦方向中心軸を中心とする円筒状である。後述するように、キャップ20(側壁28および端壁30)の外側輪郭ならびにハウジング26を形成する側壁28の内側輪郭は、スロットおよび溝を除いて、円対称である。
ハウジング26は、キャップ20の基端部22に位置する開口部36から基端部領域32の先端部側に位置する端壁38にかけて延在する複数の部分から構成される。
ハウジング26の第1区分40は開口部36の近傍に位置し、図に示すように円筒状であるが、端壁38に向けて先細る円錐台形状であってもよい。
図に示すように、第1区分40の直径は、開口部36の直径D1に略等しい。
第1区分40は、開口部36の反対側で第2区分42に隣接する。第2区分42は、注射針を支持する注射器本体の先端部(注射器のハブとして公知)を受け止めるためのものであって、第2区分42は円筒状であり、その直径D2は開口部36の直径D1より小さい。
第2区分42は、第1区分40と反対方向にある第3区分44まで延在する。第3区分44の直径は、ハウジング26の端壁38に向けて徐々に先細る。ハウジング26の端壁38には、円筒状の第4区分46が位置する。第4区分46の直径は注射針の直径に略等しい。
キャップ20の外側輪郭は一般的には円筒状であるが、その直径および形状は後述するように多様である。
端壁30の先端部24から外側を向く面は略平坦であって、そこから、第1部分50および第2部分52へと延びる。第1部分50は、比較的限られた範囲の円錐台形状である。第2部分52は、ハウジング26の第3区分44における基端部領域32の略半分まで延在し、わずかにフレアー状(flared:裾広がり)の円筒形状である。
第2部分52がわずかにフレアー状であるため、キャップの金型からの取り外しが容易になる。また、第1の部分50の形状により、後述するように硬質シェルのキャップ上の中心への設置や取り付けがより容易に行える。
突出した肩部54を介して、第2部分52と第3部分56とが接続する。第3部分56は、ごくわずかにフレアー状の円筒形状であり、ハウジング26における第2区分42の第1区分40に近くまで延在する。
もう一つの突出する肩部58は、第3部分56と第4部分60とを接続する。第4部分60は、円錐台形状であって、第6部分64に隣接する筒状の第5部分62まで延在し、さらにキャップ20の基端部22に向けてハウジング26の第1区分40まで延びる。
第6部分64は、第5部分62から後退し、肩部66を有する。肩部66は、第5部分62と90度よりわずかに小さい角度を形成し、開口部36に向けて延びている。よって、第6部分64は、基端部22に向けて凹入する環状の肩部66を有する。
ハウジング26の第1区分40と第2区分42との間に位置する第2区分42の端では、内部が隆起した環状の突条部70が基端部22に向けて設けられている。
有利には、突条部70は水滴を縦方向に半分にした形状であり、キャップ20の基端部22に向けてその厚みが増す。この水滴形状の端で、もう一つの突出する肩部58と同じ高さの第2区分42が接続される。
突条部70は、洋梨を半分にした形状で、ハウジング26の内側輪郭を形成し、後述するように、注射器本体の先端部を機械的に保持するための縁を構成する。突条部70を設けることにより、加圧滅菌中に、注射器100の先端部104をハウジング26内により良く保持できる。
加圧滅菌中に加圧水蒸気をハウジング26から排出しやすくするために、また、環状の突条部70の変形性を向上させるために、環状の突条部70には、複数のスロット72、有利には4つのスロット72を有する。このスロットは、規則的に環状配置され、突条部70の縦方向に延びる。
当然ながらスロット72を設ける数は任意であり、その深さは大きくても小さくてもよい。スロット72を多数設ける場合は、突条部70における多数の小さな突起部分により隔てられることになる。さらに、スロット72の幅も大きくても小さくてもよい。
当然ながら突条部70は、図示していないが、他の形状、特に非環状であってもよい。例えば、2つのスロット72の間で、キャップ20の外側に中心を有する、内側輪郭が膨出した切頭円環体(truncated torus)であってもよい。
皮下注射器である注射器100を示す図3から特にわかるように、筒状の注射器本体102は、針106を支持する先端部104を有する。
先端部104は一般的には球状であり、針106を支持するボールからなる。具体的には、先端部104は4つの部分からなる環状の隆起部である。4つの部分とは、針106の自由端に向けて先細る円錐台形状の先端部分104d、円錐台形状の先端部分104dと角度をなす円錐台形状の中間部分104b、円筒状の中央部分104aおよび円錐台形状の接続部分104cである。
円錐台形状の接続部分104cは円対称部108と隣接しており、先端部104の最も広い部分から後退する環状の後退部110を形成する。
図3に示すように、針106がキャップ20の内部を貫通する時、針106の自由端はキャップ20の端壁30に突き刺ささり、注射器本体102の先端部104は、キャップ20のハウジング26の第2区分42を貫通する。
図3からわかるように、組み立て後は、環状の突条部70は、円錐台形状の接続部分104cに対して位置決めされる。この構成により、ハウジング26において、針106と筒状の注射器本体102とからなる注射器100の先端部104の機械的な保持を効果的に実現できる。
環状の突条部70が円錐台形状の接続部分104cに密着するため、ハウジング26の第2区分42の直径D2が中央部分104aを固定する程度の大きさである必要はない。
しかしながら、加圧滅菌によりハウジング26の滅菌性を維持するためには、ハウジング26の第2区分42は、注射器100の先端部104の中央部分104aと密着する必要がある。
ここでいう密着とは、滅菌性を維持する、すなわち、細菌または、細菌性あるいは真菌性の毒性物質を排除する、微生物に対する密封性を意味する。
有利には、ハウジング26の第2区分42の直径D2は、注射器本体102の先端部104の外径の85%以上であり、好適には略92%である。また、有利には、環状の突条部70の最小内径は、ハウジング26の第2区分42の直径D2の85%から95%の範囲であり、好適には略90%である。
特に、外径が8.15mmの注射器本体102、外径が4.35mmの中央部分104aおよび外径が3.85mmの円錐台形状の接続部分104cからなる1ミリ注射器100を用いて、試験を行う。この種の注射器には、以下の寸法のキャップ20が用いられる:
ハウジング26の第2区分42の直径(D2):4mm;環状の突条部70におけるハウジング26の直径:3.6mm;ハウジング26の開口部36の直径(D1):4.7mm。
上記寸法のキャップ20は、全長が23.5mmであり、外径は第5部分62において7mmであり、最小外径は第4部分60において6.5mmまで先細る。
当然ながらキャップの寸法は、注射器の寸法、特に針を支持する先端部に依存する。
加圧滅菌におけるキャップ20のハウジング26の密封は、キャップ20と注射器100の先端部104との間の位置ずれのリスクを制限することにより向上する。具体的には、加圧滅菌では、環状の突条部70が、注射器100の先端部104をハウジング26の第2区分42に機械的にブロック(block)する。
さらに、ハウジング26の第2区分42が、注射器100の先端部104の中央部分104aに密着することにより、加圧滅菌後にハウジング26と保護装置の外側との間で微生物に対して封止される。
この構成により、注射器100が使用されるまで、具体的には、キャップ20が針106から外されるまで、ハウジング26および針106の滅菌性が維持される。
本発明によれば、第2区分42は、第2区分42の高さより短く、縦方向に延在する少なくとも1つの軸方向溝420を含む。図4からわかるように、軸方向溝420は直線的である。好適には、4つの軸方向溝420が互いに角度をなして規則的に配置され、スロット70に対して千鳥状に配列される。
図4に示すように、溝を設けることにより蒸気滅菌中の通気が可能となる。これにより、図8に示すような突条部70が注射器100から外れてしまう事態を招く可能性のある第2区分42の過剰な膨張を回避できる。
具体的には、図8からわかるように本発明の軸方向溝420を設けなければ、ハウジング26の圧力上昇により第2区分42が膨張し、突条部70と円錐台形状の接続部分104cとの接触領域が小さくなる。圧力上昇により、第2区分42は急速に外側に変形する傾向にあるため、突条部70は、キャップ20を注射器100に十分に保持することができなくなる。
本発明の軸方向溝420を設ければ、図7に示すようにこのような膨張を大幅に減少でき、その結果、突条部70が注射器100から外れるリスクも大幅に減少できる。
密封性および滅菌性を確保するためには、軸方向溝420は、第2区分42より短く縦方向に延在しなければならない。
有利には、軸方向溝420は以下の特徴を少なくとも1つ有する:0.1mm以上0.5mm以下の幅;0.1mm以上の深さ;第2区分42の長さよりも約0.5mm短い長さ、有利には1.50mm以上1.80mm以下の長さ、好適には約1.65mmの長さ。当然ながらこの寸法もまた、注射器の寸法、特に針を支持する先端部に依存する。
有利には、キャップ20の第3区分44は、半径方向内側に突出する突起部440を含んでいる。半径方向に突出する突起部440は、好適には環状であり、キャップ20のハウジング26における吸引時に、注射器100の円錐台形状の中間部分104bと係合する。
特に、この構成により、キャップ20のハウジング26における吸引時に、とりわけ滅菌中に、キャップ20の注射器100に対する収縮度合を制限できる。
図6は、ハウジング26における吸引の状態を示す。突条部70は円錐台形状の接続部分104cから軸方向にオフセットされる。注射器100の円錐台形状の中間部分104bと係合する半径方向に突出する突起部440により、キャップ20の収縮が制限される。
有利には、半径方向に突出する突起部440の半径方向幅は0.1mm以上0.5mm以下である。すなわち、半径方向に突出する突起部440は、この範囲の距離分だけ第3区分44の内表面から半径方向内側に延在する。
図1では、本発明のキャップ(左側)と欧州特許公開公報第1208861号のキャップとを比較しており、半径方向に突出する突起部440を第2区分42と第3区分44との接合点に設けるように、第2区分42の高さを低減させている。
特に、図2および3に示すように、本発明はまた、上述のエラストマーキャップ20に加えて、キャップ20を収容する硬質シェル80を含む、注射針保護装置を提供する。
従来この種のシェル80は、針106による穿孔が生じ難い硬質の追加的保護材を外付けすることにより、注射器のユーザに針が刺さらないよう保護強化のために用いられていた。
硬質シェル80は、一般的に縦長円筒状であって、キャップ20と同軸状に装着され、開いた基端部82と閉じた先端部84との間に延びる。
硬質シェル80は、キャップ20を内部に挿入して封鎖できるように寸法をとる。このため、硬質シェル80の内側輪郭に定義されるキャビティ86の形状は、キャップ20の外形に略一致する。
硬質シェル80は、基端部82から先端部84まで延在する縦壁88からなる。縦壁88は、キャビティ86を閉塞する端壁92まで延在する。
縦壁88は、端壁92と縦壁88の長さの約5分の2との間に、加圧水蒸気を加圧滅菌器のチャンバーからハウジング26へ透過させるための4つの切欠き部94を有していてもよい。
4つの切欠き部94は、一般的には縦長形状であって、90度おきに放射状に配置される。
キャップ20を硬質シェル80のキャビティ86内に保持するために、凹入縁96を含むキャップ保持手段が設けられる。凹入縁96は、好適には環状の縁において、好適にはキャビティ86の内側に向けて突出するカラー部を形成する。
よって、キャップ20が肩部表面66と軸方向に当接する凹入縁96からシェル80の外に露出しないように、凹入縁96は、キャップ20の外側輪郭の第6部分64が形成する段部に収容される。
組み立てにおいてキャップ20を完全にシェル80に挿入する時、キャップ20の端壁30の実質的に平坦な外表面は、シェル80の端壁92の内表面と軸方向に当接する。なお、通常位置では、キャップ20の端壁30の外表面とシェル80の端壁92は接触しない。
さらに、キャップ20と硬質シェル80との間の縦方向の相対的な位置ずれを封じるために、特に、キャップ20がシェル80の端壁92に向かう動きを封じるために、シェル80の縦壁88の内面に、補助的な保持手段として環状のリブ98が設けられる。環状のリブ98は、キャップ20の肩部58と当接することにより、キャップ20の側壁28の外表面と係合する。
肩部58は、保護装置の先端部24に向けて凹入しており、ハウジング26の第2区分42と同じ高さのキャップ20の側壁28の外表面に位置する第1肩部分である。
図2からわかるように、シェル80の中間において、縦壁88は、少なくともシェル80の外表面に、かつ好適にはシェル80の縦壁88の厚み全体において(図示するように)、環状の肩部99を有する。環状の肩部99は保護装置の先端部24に向けて凹入する(キャビティ86の内径は、端壁92に近い側において小さい)。
凹入する肩部99は、キャップ20の肩部54に対向するように形成される。肩部54は、装置の先端部24に向けて凹入する、ハウジング26の第3区分44と同じ高さのキャップ20の側壁28の外表面に位置する第2肩部分である。
図2からわかるように、凹入する肩部99は、縦壁88に環状の段を設けるために、縦壁88の内表面および外表面の双方に位置していてもよい。
特に、環状の肩部99は、各種製造装置や組み立てラインで針保護装置を容易に扱えるようにするために、設けられている。
さらに、キャップ20をシェル80のキャビティ86に挿入する時、キャップ20の外側輪郭の第5部分62が、リブ98と縁96との間に位置する縦壁88の内表面に接触する。
注射器本体102の先端部104をハウジング26に挿入する時、環状の突条部70は注射器本体102の先端部104により押されて平らになる。キャップ20の側壁28は、十分な可撓性を有するゴムなどの材料からなるため、変形部分はスロット72に吸収される。
さらに、キャップ20の側壁28はキャップ20の外側輪郭の第4部分60に対して十分に薄いため、環状の突条部70が変形すると、側壁28は半径方向外側に移動する。その結果、第4部分60は、シェル80の筒状の縦壁88の内表面に近づくように変形する。これは、環状の突条部70と同じ高さの側壁28の第4部分60の外形が円錐台形状であることと、第4部分60と同じ高さのシェル80の縦壁88の内表面に環状の隙間があることによる。
当然ながら第4部分60は、図示した形状とは逆の形状である円錐台形状、すなわち、キャップ20の基端部22に向けて先細る形状であってもよい。
さらに、第4部分60は、円錐台形状とは異なる形状であってもよい。キャップ20がシェル80に収容されると、その表面と硬質シェル80の縦壁88の対向する領域との間に自由な環状の隙間が生じる。具体的には、この環状の隙間により、注射器100の先端部104の中央部分104aに対して位置するキャップ20の側壁28の領域で、半径方向外側に変形する部分を受け止めることができる。
より一般的には、肩部99の両側において、硬質シェル80の縦壁88と、切欠き部94からシェル80の縦壁88の内面に配置される環状のリブ98まで、すなわち突出する肩部58まで縦方向に延在するキャップ20の側壁28との間に、隙間、有利には環状の隙間が生じる。
キャップ20の材料は、気体、特に加圧水蒸気を透過するため、この隙間により加圧水蒸気が加圧滅菌器のチャンバーからハウジング26まで透過する。さらに、隙間の一部がハウジング26の第2区分42を取り囲むため、注射器100の先端部104の中央部分104aを取り囲むキャップ20の側壁28の領域における半径方向の膨張を受け止めることができる。
したがって、シェル80を設けても、加圧滅菌中の滅菌性およびその後の針106の滅菌性維持のためのキャップ20の使用や動作が変更されることない。さらに、シェル80を設けても、キャップ20を注射器100から外れないようにする力が変更されることはなく、ユーザに針が刺さらないよう、安全性が向上する。
なお、実施形態に基づき本発明を説明したが、当然ながら本発明はこれに限られるものではなく、請求項によって定義されるように、本発明の範囲を超えることなく、有用な変形例を当業者により適用可能である。

Claims (10)

  1. 注射針保護装置であって、
    縦方向に延び、閉じた先端部(24)と開いた基端部(22)とを有する針用のエラストマーキャップ(20)を備え、
    前記エラストマーキャップ(20)は、側壁(28)と端壁(30)とを備え、
    前記側壁(28)は、前記基端部(22)から基端部領域(32)に沿って延在して、注射器(100)の本体(102)の先端部分(104)を受け止めるためのハウジング(26)を形成し、
    前記端壁(30)は、前記先端部(24)から先端部領域(34)に沿って厚みを有しており、その厚みが前記針(106)の自由端により穿孔され、
    前記ハウジング(26)は、前記基端部(22)から順に、
    最大直径(D1)を有する開口部(36)と、
    円錐台形状または円筒状の第1区分(40)と、
    前記最大直径(D1)よりも小さい直径(D2)を有し、前記針(106)を支持する前記本体(102)の先端部分(104)を収容するための円筒状の第2区分(42)と、
    前記第2区分(42)から前記ハウジング(26)の端壁(38)に向けて先細る第3区分(44)とを備え、
    前記側壁(28)は、前記ハウジング(26)の前記第1区分(40)と前記第2区分(42)との間に環状の突条部(70)を有し、前記突条部(70)の縦方向には少なくとも1つのスロット(72)が形成され、
    前記第2区分(42)には、前記第2区分(42)の高さより短くて縦方向に延びる少なくとも1つの溝(420)を有し、当該溝は、前記針の蒸気滅菌中において前記第2区分の通気を可能にして前記第2区分に過剰な膨張を回避させるように、前記第2区分の縦方向に沿って直線的に延びている
    ことを特徴とする注射針保護装置。
  2. 複数の、具体的には4つのスロット(72)が、互いに角度をおいて規則的に環状配置されて、前記突条部(70)の縦方向に延び、
    複数の、具体的には4つの溝(420)が、互いに角度をおいて規則的に環状配置され、前記第2区分(42)の縦方向に延びる
    ことを特徴とする請求項1に記載の注射針保護装置。
  3. 前記スロット(72)は、前記溝(420)に対して千鳥状に配列される
    ことを特徴とする請求項2に記載の注射針保護装置。
  4. 前記少なくとも1つの溝(420)は、
    0.1mm以上0.5mm以下の幅、および/または、
    0.1mm以上の深さ、および/または、
    前記第2区分(42)の高さよりも約0.5mm短い長さ、有利には1.50mm以上1.80mm以下の長さ、望ましくは約1.65mmの長さ、
    の寸法を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の注射針保護装置。
  5. 前記第3区分(44)には、半径方向に突出する、好ましくは環状の突起部(440)を有し、
    前記突起部(440)は、前記エラストマーキャップ(20)のハウジング(26)における吸引力発生時に、前記注射器(100)の前記円錐台形状の中間部分(104b)と係合して、前記キャップ(20)が前記注射器(100)に対して収縮するのを防ぐ
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の注射針保護装置。
  6. 前記半径方向に突出する突起部(440)は、0.1mm以上0.5mm以下の半径方向の幅を有する
    ことを特徴とする請求項5に記載の注射針保護装置。
  7. 開いた基端部(82)と少なくとも部分的に閉じた先端部(84)とを有する縦長円筒状の硬質シェル(80)をさらに備え、
    前記硬質シェル(80)は、前記基端部(82)から前記先端部(84)まで延在する縦壁(88)とその先端部に位置する端壁(92)とからなって、前記エラストマーキャップ(20)を取り囲んで包含するために設けられていると共に、前記エラストマーキャップ(20)を保持するための保持手段(96、98、99)を備える
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の注射針保護装置。
  8. 前記保持手段(96、98、99)は、凹入縁(96)を含み、
    前記凹入縁(96)は、
    前記硬質シェル(80)の自由端部を形成し、前記硬質シェル(80)における前記エラストマーキャップ(20)の側壁(28)の基端部の保持に適した内径を有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の注射針保護装置。
  9. 前記エラストマーキャップ(20)の側壁(28)の外表面の基端部は、環状の肩部(66)を含み、
    前記環状の肩部(66)は、装置の基端部(22)に向けて凹入し、前記環状の凹入縁(96)と係合する
    ことを特徴とする請求項8に記載の注射針保護装置。
  10. 前記保持手段(96、98、99)は、環状のリブ(98)をさらに含み、
    前記環状のリブ(98)は、前記硬質シェル(80)の縦壁(88)の内表面に配置され、第1肩部分(58)と係合し、
    前記第1肩部分(58)は、前記保護装置の先端部(24)に向けて凹入し、前記ハウジング(26)の第2区分(42)と同じ高さの前記キャップ(20)の側壁(28)の外表面に位置する
    ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の注射針保護装置。
JP2016521683A 2013-10-08 2014-10-06 注射針保護装置 Active JP6480431B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR1359754 2013-10-08
FR1359754A FR3011473B1 (fr) 2013-10-08 2013-10-08 Dispositif de protection pour aiguille de seringue.
PCT/FR2014/052521 WO2015052417A1 (fr) 2013-10-08 2014-10-06 Dispositif de protection pour aiguille de seringue.

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016536053A JP2016536053A (ja) 2016-11-24
JP6480431B2 true JP6480431B2 (ja) 2019-03-13

Family

ID=49713295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016521683A Active JP6480431B2 (ja) 2013-10-08 2014-10-06 注射針保護装置

Country Status (10)

Country Link
US (1) US10973986B2 (ja)
EP (1) EP3055008B1 (ja)
JP (1) JP6480431B2 (ja)
KR (1) KR102366034B1 (ja)
CN (1) CN105744977B (ja)
DK (1) DK3055008T3 (ja)
FR (1) FR3011473B1 (ja)
IL (1) IL244603B (ja)
PL (1) PL3055008T3 (ja)
WO (1) WO2015052417A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2923716A1 (en) 2014-03-28 2015-09-30 Sanofi-Aventis Deutschland GmbH Cap having a sheath removal mechanism
FR3024040B1 (fr) * 2014-07-28 2016-08-19 Aptar Stelmi Sas Protege-aiguille rigide, procede et machine d'assemblage d'un tel protege-aiguille rigide.
FR3041263B1 (fr) * 2015-09-23 2017-11-24 Aptar Stelmi Sas Ensemble de distribution comportant une seringue et un dispositif de protection pour aiguille.
USD848674S1 (en) * 2017-05-18 2019-05-14 Xupeng Zu Permanent make-up device
EP3574945B1 (en) * 2018-05-31 2024-07-10 Aspen Global Incorporated Protective device comprising a protective cover with fixed claws
WO2020083842A1 (en) * 2018-10-26 2020-04-30 Becton Dickinson France Needle cover for a medical injection device
FR3123217A1 (fr) 2021-05-31 2022-12-02 Aptar Stelmi Sas Dispositif de protection d'aiguille pour seringue
WO2024134197A1 (en) 2022-12-23 2024-06-27 Tip-Top.Com Ltd Improvements in and relating to medical needle cover arrangements

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4240427A (en) * 1978-10-23 1980-12-23 American Hospital Supply Corporation Needle with protector
US4915699A (en) * 1988-10-19 1990-04-10 Elliot Kornberg Syringe
US4964866A (en) * 1989-11-22 1990-10-23 Becton, Dickinson And Company Needle sheath assembly
DE4234319A1 (de) * 1992-10-12 1994-04-14 Wimmer Pharma Gummi Gmbh Verfahren zur Herstellung einer Nadelschutzkappe sowie Nadelschutzkappe zum Aufstecken oder Aufschieben auf eine Spritzennadel
US5607400A (en) * 1995-05-19 1997-03-04 Becton, Dickinson And Company Pre-fillable syringe and stopper assembly therefor
EP0976415B1 (en) * 1998-07-31 2005-05-11 Becton, Dickinson and Company A needle shield for a prefillable syringe
DE19954373B4 (de) * 1999-11-11 2011-01-27 Helvoet Pharma Belgium N.V. Schutzkappe für eine Kanüle
FR2816848B1 (fr) * 2000-11-17 2003-06-20 Rumpler Technologies Dispositif de protection pour aiguille de seringue
US6565541B2 (en) * 2001-07-18 2003-05-20 Inviro Medical Devices Ltd. Cannula guard and cannula for a syringe
WO2007124474A2 (en) * 2006-04-21 2007-11-01 West Pharmaceutical Services, Inc. Needle shield
FR2913202A1 (fr) * 2007-03-02 2008-09-05 Becton Dickinson France Soc Pa Protection pour couvrir l'extremite d'un dispositif d'administration ou d'un sous-ensemble,sous-ensemble et dispositif d'administration
FR2913200B1 (fr) * 2007-03-02 2009-12-11 Becton Dickinson France Dispositif de protection d'aiguille
US20150217061A1 (en) * 2012-08-22 2015-08-06 Antares Pharma, Inc. Needle Shield

Also Published As

Publication number Publication date
US10973986B2 (en) 2021-04-13
DK3055008T3 (en) 2018-10-29
IL244603B (en) 2020-06-30
KR102366034B1 (ko) 2022-02-23
US20160271338A1 (en) 2016-09-22
FR3011473A1 (fr) 2015-04-10
JP2016536053A (ja) 2016-11-24
PL3055008T3 (pl) 2018-12-31
IL244603A0 (en) 2016-04-21
KR20160067866A (ko) 2016-06-14
FR3011473B1 (fr) 2015-12-18
EP3055008B1 (fr) 2018-07-18
EP3055008A1 (fr) 2016-08-17
WO2015052417A1 (fr) 2015-04-16
CN105744977B (zh) 2020-02-21
CN105744977A (zh) 2016-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6480431B2 (ja) 注射針保護装置
JP4347718B2 (ja) 医療用の充填済み注射器または予備充填注射器筒
KR101647163B1 (ko) 주사기
ES2826325T3 (es) Tapón de desplazamiento positivo para jeringa llenada previamente
ES2647841T3 (es) Una tapa de punta y un dispositivo de inyección que tiene una punta distal sellada por una tapa de punta
CN1214955C (zh) 方便使用的连接装置
JP5492185B2 (ja) ガスケットおよびシリンジ
JP2008229328A (ja) 投与装置または組立体の先端を被覆するためのシールド、投与組立体および投与装置
US4253459A (en) Additive transfer unit with stabilized sealing means
JP6858561B2 (ja) シリンジ用組立体、プレフィルドシリンジおよびシリンジ用組立体包装体
JP5265666B2 (ja) 薬液吐出部密封キャップ
JP7413355B2 (ja) 接続構造及び薬液投与器具
JP2021516568A (ja) 注射器アセンブリ用の注射器ストッパおよびプランジャロッドの配置
EP3437681B1 (en) Medicine administering apparatus, method of using medicine administering apparatus, and method for manufacturing medicine administering apparatus
US20180280628A1 (en) Syringe and needle assembly
JP4381614B2 (ja) プレフィルドシリンジの製造方法
WO2020216918A1 (en) Needle cover with undercut
IL257906A (en) Distribution assembly containing syringe and needle shield device
JP2006006791A (ja) 容器兼用注射器の注射ノズル用密封ゴム栓
JP2016077749A (ja) プレフィルドシリンジ用ガスケット
JP2012029919A (ja) ガスケット、プレフィルドシリンジ、及び打栓方法
JP2017099449A (ja) プレフィルドシリンジ用ガスケット
JP2002360676A (ja) 湿熱滅菌処理のための医療用具用栓体およびこれを具える医療用具

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170630

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170914

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180703

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6480431

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250