JP6479845B2 - 一体型樽コネクタ - Google Patents

一体型樽コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP6479845B2
JP6479845B2 JP2016557559A JP2016557559A JP6479845B2 JP 6479845 B2 JP6479845 B2 JP 6479845B2 JP 2016557559 A JP2016557559 A JP 2016557559A JP 2016557559 A JP2016557559 A JP 2016557559A JP 6479845 B2 JP6479845 B2 JP 6479845B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
barrel
gas
distribution
pipe
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016557559A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017508681A (ja
Inventor
ペイルスマン ダニエル
ペイルスマン ダニエル
ヴァンデキャルクホーヴ ステイン
ヴァンデキャルクホーヴ ステイン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anheuser Busch InBev SA
Original Assignee
Anheuser Busch InBev SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Anheuser Busch InBev SA filed Critical Anheuser Busch InBev SA
Publication of JP2017508681A publication Critical patent/JP2017508681A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6479845B2 publication Critical patent/JP6479845B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B67OPENING, CLOSING OR CLEANING BOTTLES, JARS OR SIMILAR CONTAINERS; LIQUID HANDLING
    • B67DDISPENSING, DELIVERING OR TRANSFERRING LIQUIDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B67D1/00Apparatus or devices for dispensing beverages on draught
    • B67D1/08Details
    • B67D1/0829Keg connection means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B67OPENING, CLOSING OR CLEANING BOTTLES, JARS OR SIMILAR CONTAINERS; LIQUID HANDLING
    • B67DDISPENSING, DELIVERING OR TRANSFERRING LIQUIDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B67D1/00Apparatus or devices for dispensing beverages on draught
    • B67D1/04Apparatus utilising compressed air or other gas acting directly or indirectly on beverages in storage containers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B67OPENING, CLOSING OR CLEANING BOTTLES, JARS OR SIMILAR CONTAINERS; LIQUID HANDLING
    • B67DDISPENSING, DELIVERING OR TRANSFERRING LIQUIDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B67D1/00Apparatus or devices for dispensing beverages on draught
    • B67D1/0042Details of specific parts of the dispensers
    • B67D1/0057Carbonators
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B67OPENING, CLOSING OR CLEANING BOTTLES, JARS OR SIMILAR CONTAINERS; LIQUID HANDLING
    • B67DDISPENSING, DELIVERING OR TRANSFERRING LIQUIDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B67D1/00Apparatus or devices for dispensing beverages on draught
    • B67D1/08Details
    • B67D1/0801Details of beverage containers, e.g. casks, kegs
    • B67D1/0807Openings for emptying, e.g. taped openings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B67OPENING, CLOSING OR CLEANING BOTTLES, JARS OR SIMILAR CONTAINERS; LIQUID HANDLING
    • B67DDISPENSING, DELIVERING OR TRANSFERRING LIQUIDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B67D1/00Apparatus or devices for dispensing beverages on draught
    • B67D1/08Details
    • B67D1/0801Details of beverage containers, e.g. casks, kegs
    • B67D2001/0822Pressurised rigid containers, e.g. kegs, figals

Landscapes

  • Devices For Dispensing Beverages (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Valve Housings (AREA)

Description

本発明は、ビール樽を分配ラインと加圧ガスラインとに迅速かつ容易に接続するための樽コネクタに関する。本発明は、特に、ビール樽設計の新たな進化に適合した、安価で再使用可能な樽コネクタに関する。
ビールまたは麦芽使用発酵飲料(本明細書では「ビール」と総称される)は、ボトルや金属缶内に収められた状態で広く流通しており、大衆は、生(ドラフト)ビールと称される、樽から注出口にて直接注がれるビールを非常に好む。従来、パブリックハウス(パブ)やレストランでは、生ビールが大量に出されていたので、大容量の金属製の樽、典型的には50L樽(=11英ガロン)が伝統的に使用されてきた。しかしながら、近年では、市場で提供される樽容量の減少が報告されている。この傾向を説明する2つの主な要因がある。
第1に、醸造者は、特別に設計された家電製品を用いて生ビールを少量で提供するための種々の解決策を開発してきた。パブでは50L樽を適度に迅速に空にできるが、これが家電製品には当てはまらないことは明らかである。よって、5〜15L容量のより小さな樽が開発された。そのような家電製品は、卓上に直立するのに十分に小さいので、しばしば「卓上型ディスペンサ」と称される。
第2に、パブでさえ、消費者の嗜好は、従来のラガービールから、より特有の風味のある、特別なビールへと移っている。パブにおいて消費のために提供されるビールの種類のこうした多様化は、醸造者が、8〜25L樽の範囲のより小さな容量の樽内に特別なビールを収めることを後押ししてきた。このような樽はカウンター上に直立するには大きすぎ、またそれら樽を注出口から遠くに離れた地下に収めることを正当化するにはおそらく小さすぎるので、樽は通常、注出カラムの直下に、通常は冷蔵庫内に収められる。このため、「卓上型ディスペンサ」という表現に対して、パブにおいて使用されるそのような分配システムは、しばしば「カウンター下のディスペンサ」と称される。
しかしながら、樽容量の減少に伴い、それに応じて、販売されるビールの1リットル当たりの包装(=樽)のコストが増加している。金属製の樽に対する代替解決策を開発しなければならない(典型的には金属製の樽を例えばPETで作られたポリマー樽に置き換える)。更に、生ビールは樽からのビールの分配を行わせるために加圧ガスを必要とし、またパブにおいて使用される加圧COボトルは家電製品にすぐに利用できないので、加圧ガスの供給源として空気圧縮機を使用する解決策が提案されてきた。空気とビールとのいかなる接触をも回避するために、剛性の外容器に挿入された可撓性の内バッグ内にビールが収容され、かつ内バッグを圧潰して袋からビールを押し出すために加圧ガスが内バッグと外容器との間の空間内に注入される、分配バッグイン容器が使用されている。例示的な例として、一体にブロー成形されたポリマー製の分配バッグイン容器が、国際公開第2008/129018号パンフレット、国際公開第2008/129016号パンフレット、国際公開第2008/129012号パンフレット、国際公開第2008/129015号パンフレット、または国際公開第2008/129013号パンフレットに開示されており、それらの内容が参照により本明細書に組み込まれる。
ビール樽のサイズにかかわらず、使用前にビール樽を分配ラインと加圧ガスの供給源とに接続しなければならない。家電製品は、分配ラインとガス供給源を樽の内部に迅速に接続するためのそれぞれの特定の解決策(例えば、国際公開第2012/056018号パンフレットを参照)を考慮して設計されている。場合により、加圧ガスの供給源が樽自体内に収められるが、この解決策は、むしろコストがかり、今日まで極めて樽でのみ実現可能であった(例えば、国際公開第99/47451号パンフレット、国際公開第2007/108684号パンフレットを参照)。しかしながら、パブでは、樽設計が上述のように飛躍的に変化しているが、樽コネクタと、分配ラインおよびガスダクトと、生ビール用のカラムおよび注出口とを含む、大きな50L樽用のものと同じ設備が、樽から下流側でしばしば使用されている。従来型の樽コネクタは、通常は金属で作られるとともに、重く、複雑でかつ高価である。従来型の樽コネクタの例は、国際公開第94/07791号パンフレット、米国特許第3545475号明細書、独国実用新案公開第9109177U号明細書に開示されている。それらコネクタは、より小さな、典型的には8〜25Lのポリマー樽には不適切である。従来型の樽コネクタをより簡単なコネクタに置き換えるために、いくつかの解決策が提案されている。
国際公開第2007/108684号パンフレットは、分配管への単一の接続部を備える簡易型樽コネクタを開示している。加圧ガス供給源が樽の内側に位置する容器内に収められるので、樽コネクタを加圧ガス管への接続部なしに設計することができる。加圧ガス供給源への接続がなければ、樽コネクタにおける要件、特に機械的特性とクランプ特性と封止特性とを実質的に低下させ、それに応じて、樽コネクタのサイズを低減することができる。加圧ガス接続部を備えない容器に単一の分配ダクトを結合するための数多くのコネクタが、ビール樽以外の分野、米国特許第6871679号明細書、欧州特許第2012052号明細書、または国際公開第2001/07819号パンフレットなどに開示されているが、分配ラインと加圧ガス供給源の両方へのビール樽の迅速な接続には好適ではない。
仏国特許第1334267号明細書および国際公開第02/079075号パンフレットは、従来型の樽コネクタと同じように嵩張りかつ複雑である樽コネクタを開示している。欧州特許第1347936号明細書は、加圧ガスの供給源と分配管の両方への接続部を備える小型の樽コネクタを開示している。しかしながら、欧州特許第1347936号明細書の樽コネクタは、樽コネクタ自体が蓋として働くので、樽の蓋に接続されない。各新しい樽は、新しい分配ラインが結合されたかかるコネクタが既に所定の位置にクランプされた状態で販売される。同時に蓋として働く樽コネクタはまた、米国特許出願公開第2011/210148号明細書に開示されているが、この場合、コネクタは、ねじ山により容器に可逆的に結合され、かつ容器から取り外すことができ、かつ新しい容器に対して使用される。
当技術分野では、新しい樽への接続および使用済みの樽に対する接続解除が、安く済み、軽く、安全でかつ容易である、一般にポリマーで作られる、小型の樽(例えば、8〜25L容量)に適した再利用可能な樽コネクタの需要が依然として存在する。本発明はそのような樽コネクタを提案する。これらおよび他の利点を以下のセクションでより詳細に述べる。
本発明は、添付の独立請求項において定義される。好ましい実施形態は、従属請求項において定義される。特に、本発明は、封止された分配開口とガス開口とが設けられた蓋を備える樽に分配ラインとガスラインを結合するための樽コネクタであって、前記樽コネクタが、
(a)周縁部により画定されかつ上表面(2t)と下表面とを備える天板構造を備えるとともに、樽コネクタを樽の蓋に可逆的に結合するためのクランプシステムが設けられるモノブロックの一体型本体であって、前記クランプシステムが、
(i)前記天板構造の下表面から突出する2つのクランプ脚であって、前記クランプ脚の各々が、前記天板構造の周縁部の対向する2つの部分に一体に連結されたヒンジ端部と、ヒンジ端部と反対側に位置するとともに、他方の脚の自由端部に向かって延びる少なくとも1つの突起を備える自由端部とを有する、クランプ脚と、
(ii)前記天板構造の上表面から突出する2つのレバーであって、前記レバーの各々が、2つの脚のヒンジ端部として天板構造の周縁部の対向する同じ2つの部分に一体に固定された結合端部と、自由端部とを有し、その結果、2つのレバーの先端側自由端部を互いに向けて押圧することにより、クランプ脚の2つの自由端部が互いに離れる方向に可逆的かつ弾性的に動かされる、レバーと、を備えるモノブロックの一体型本体と、
(b)分配管の上流側部分の端部に位置する上流側端部と分配管の下流側部分の端部に位置する下流側端部とを流体連通させる管腔を備える分配管であって、分配管の前記上流側部分が、蓋への挿入のために蓋の分配開口のサイズと一致する外径を有し、天板構造の下表面から突出し、かつ蓋に押し付けることにより分配開口のシールを破断できるように剛性である、分配管と、
(c)ガス管の上流側部分の端部に位置する上流側端部とガス管の下流側部分の端部に位置する下流側端部とを流体連通させる管腔を備えるガス管であって、ガス管の前記下流側部分が、蓋への挿入のために蓋のガス開口のサイズと一致する外径を有し、かつ分配管の上流側部分に実質的に平行に天板構造の下表面から突出する、ガス管とを備える、樽コネクタに関する。
好ましい実施形態において、分配管の下流側部分は、分配管の上流側部分に対して、70〜120°、好ましくは80〜100°の角度を形成する。代替的にまたは同時に、ガス管の上流側部分は、ガス管の下流側部分に対して、70〜120°、好ましくは80〜100°の角度を形成する。
分配管の下流側部分は、分配管の上流側部分から可逆的に分離可能とすることができる。代替的にまたは同時に、ガス管の上流側部分は、ガス管の下流側部分から可逆的に分離可能とすることができる。
代替的な実施形態において、分配管は、モノブロックの一体型本体の一体部である。代替的にまたは同時に、ガス管は、モノブロックの一体型本体の一体部である。
分配管の下流側端部とガス管の上流側端部の各々の両方または片方は、それぞれ、それらの分配ラインとガスラインへの結合を容易にするために接続要素を備えてもよい。
分配バッグイン容器に対して使用するのに特に好適な実施形態では、分配管の上流側部分が天板構造の内表面の周縁部の幾何学的重心に実質的に位置し、かつガス管の下流側部分が天板構造の内表面の周縁部近傍に位置する。
本発明はまた、飲料を収容する容器に結合される、上で定義したような樽コネクタの組立体であって、容器が、本体部分と、分配開口とガス開口とを備える蓋により封止される開口が設けられた首部分とを備え、分配管の上流側部分が蓋の分配開口に挿入され、かつガス管の下流側部分が蓋のガス開口に挿入されることと、樽コネクタが2つのクランプ脚により結合位置に可逆的に維持されることとを特徴とする、樽コネクタの組立体に関する。蓋は一般に、円周隆起部で終端するスカートを備える。一実施形態において、樽コネクタは、前記円周隆起部を越えてクランプ脚の自由端部における突起によりクランプすることで結合位置に可逆的に維持される。代替的な実施形態において、容器の首が、首領域の周囲に棚部を形成する円周リングを備え、かつ樽コネクタが、前記円周リングを越えてクランプ脚の自由端部における突起によりクランプすることで結合位置に可逆的に維持される。
好ましい実施形態において、本発明の組立体は、分配管の下流側端部が分配ラインの上流側端部に流体接続された状態で、ほとんどのパブやバーで通常見られる分配ユニットに使用される。分配ラインは、下流側自由端部を備えるとともに、分配ライン(15)の上流側端部と下流側端部との間にある注出弁に結合される。ガス管の上流側端部は、ガスラインの下流側端部に流体接続され、前記ガスラインが、加圧ガスの供給源に接続された上流側端部を備える。
本発明はまた、注出弁に対して樽を接続または接続解除するための方法であって、以下のステップ、
(a)上で定義したような樽コネクタと、基部から首部分まで長手方向軸線に沿って延びる容器とを準備するステップであって、基部が本体部分により首部分から隔てられ、かつ首部分には、封止された分配開口とガス開口とを備える蓋により封止される開口が設けられる、ステップと、
(b)ガス管の上流側端部を加圧ガスの供給源に流体接続するステップと、
(c)分配管の下流側端部を分配ラインに流体接続し、前記分配ラインを注出弁に結合するステップと、
(d)上述のような組立体を得るために、クランプ脚の自由端部の突起が容器の蓋との結合位置にスナップ嵌合するまで、樽コネクタを長手方向に沿って蓋に対して押し付けて、分配管の上流側部分とガス管の下流側部分を対応する分配開口とガス開口にそれぞれ挿入し、その工程において、分配開口のシールを破断して開封するステップとを含む方法に関する。
そのようにして樽に結合された樽コネクタを
・加圧ガスの供給源とガス管との流体連通を遮断し、
・クランプ脚の2つの自由端部とこれら自由端部の対応する突起を互いに離れる方向に動かすために片手で2つのレバーを互いに向けて押圧し、かつ
・長手方向軸線に沿って蓋から離れる方向にコネクタを引っ張ること
により樽から接続解除することができる。
本発明の本質のより完全な理解のために、添付の図面と併せて、以下の詳細な説明を参照する。
ビール樽を分配ラインと加圧ガスラインとに接続する樽コネクタを備える、冷却された収納室内に収められた前記樽を図示する。 本発明による樽コネクタと共に使用するのに好適な蓋を図示する。 (a)は、本発明による樽コネクタの上面斜視図を示す。(b)は、本発明による樽コネクタの底面斜視図を示す。 (a)は、本発明による樽コネクタによって分配ラインとガスラインとに接続する前の、蓋を備える分配バッグイン容器を示している。(b)は、本発明による樽コネクタによって分配ラインとガスラインとに接続した後の、蓋を備える分配バッグイン容器を示している。
図1および図4(b)に示すように、本発明は、注出弁(13t)により制御される分配ライン(15)を通して分配されるべきかつ容器内に注入される加圧ガスにより押し出されるべき、液体、典型的には、ビールまたは他の炭酸飲料などの飲料を収容する分配容器または樽(9)に関する。加圧ガスの供給源(17g)は、高圧下にあるガスを収容する加圧ボトル、ガス圧縮機、および/または固体吸着剤に吸着したガスとすることができる。容器(9)の種類と容器内に収容される液体の種類に応じて、ガスは、空気、二酸化炭素、窒素または同様のものとすることができる。
容器または樽(9)(2つの用語は本明細書では同義のものと見なされる)は一般に、蓋(10)により封止された開口から基部まで長手方向軸線X1に沿って延びる。移行領域を形成する肩部により、通常は首領域よりも大きな直径の実質的に円筒状である本体部分から隔てられる、実質的に円筒状の首領域内に開口が含まれ、かつ本体部分は基部に隣接している。容器(9)は、液体を収容する同じ容積内に加圧ガスが注入される、従来の樽とすることができる。この場合、分配中空スピアは一般に、使用時には一端部が重力場に平行な方向に液体の最下部に浸漬されかつ他端部が樽の開口を封止する蓋の分配開口(50)に結合された状態で使用される。代替的に、樽(9)は、図4に図示されかつ国際公開第2008/129018号パンフレット、国際公開第2008/129016号パンフレット、国際公開第2008/129012号パンフレット、国際公開第2008/129015号パンフレット、または国際公開第2008/129013号パンフレットに開示されているような、分配バッグイン容器とすることができ、それら明細書の内容は参照により本明細書に組み込まれ、ここで、可撓性の内バッグは、首領域において外容器に結合されるとともに、分配されるべき液体を収容する。内バッグと外容器との間の通気孔は、内バッグを層間剥離させて圧潰し、これにより内バッグ内に収容された液体を分配するために、内バッグと外容器との間に加圧ガスが注入されることを可能にする(図4(b)を参照)。
本発明による樽コネクタ(1)を使用することで、樽(9)への分配ライン(15)およびガスライン(17)の接続を非常に迅速に、容易にしかつ快適なものにする。本発明の樽コネクタは、異なる樽に対して数回使用でき、製造コストが極めて安くかつ使いやすい。特に、本発明による樽コネクタ(1)は、一方では、周縁部により画定されかつ上表面(2t)と下表面(2L)とを備える天板(2)構造を、他方ではクランプシステムを備える、モノブロックの一体型本体を備える。一体型モノブロック本体は、好ましくはポリマーで、より好ましくは、必須ではないが、ポリオレフィン(例えば、PE、PP)、ポリアミド(例えば、PA6、PA66、PA12)、ポリエステル(例えば、PET、PEN)および同様のものなどの熱可塑性ポリマーで作られる。一体型モノブロック本体は、有利には射出成形される。より小さなシリーズについては、モノブロックの一体型本体(2)を製造するために3Dプリンタを使用することができる。モノブロックの一体型本体は、樽コネクタを樽の蓋に可逆的に結合するための一体のクランプシステムを備える。クランプシステムは、
(a)前記天板構造(2)の下表面(2L)から突出する2つのクランプ脚(3)であって、前記クランプ脚の各々が、前記天板構造(2)の周縁部の対向する2つの部分に一体に連結されたヒンジ端部(3h)と、ヒンジ端部の反対側に位置するとともに、他方の脚の自由端部に向かって延びる少なくとも1つの突起(3p)を備える自由端部(3f)とを有する、クランプ脚(3)と、
(b)前記天板構造(2)の上表面(2t)から突出する2つのレバー(4)であって、前記レバーの各々が、2つの脚のヒンジ端部として天板構造(2)の周縁部の対向する同じ2つの部分に一体に固定された結合端部(4c)と、自由端部(4f)とを有し、その結果、2つのレバーの先端側自由端部を互いに向けて押圧することにより、クランプ脚(3)の2つの自由端部(3f)が互いに離れる方向に可逆的かつ弾性的に動かされる、レバー(4)を備える。
樽コネクタ(1)は更に、
・分配管の上流側部分(5u)の端部に位置する上流側端部(6u)と分配管の下流側部分(5d)の端部に位置する下流側端部(6d)とを流体連通させる管腔を備える分配管(5)であって、分配管の前記上流側部分(5u)が、蓋への挿入のために蓋の分配開口のサイズと一致する外径を有し、天板構造の下表面(2L)から突出し、かつ蓋に押し付けることにより分配開口のシールを破断できるように剛性である、分配管と、
・ガス管の上流側部分(7u)の端部に位置する上流側端部(8u)とガス管の下流側部分(7d)の端部に位置する下流側端部(8d)とを流体連通させる管腔を備えるガス管(7)であって、ガス管の前記下流側部分(7d)が、蓋への挿入のために蓋のガス開口のサイズと一致する外径を有し、かつ分配管(5)の上流側部分(5u)に実質的に平行に天板構造の下表面(2L)から突出する、ガス管を備える。
図4に示すように、樽コネクタを前記蓋に樽の長手方向軸線X1に平行な方向に押し付けるだけで、本発明の樽コネクタ(1)を樽(9)の蓋(10)に結合することができる。静止時に、クランプの脚(3)のそれぞれの自由端部(3f)における突起(3p)は、静止距離d0だけ隔てられる。樽コネクタを蓋に押し付けたときに、クランプ脚(3)は、長手方向軸線に垂直な距離d1>d0にわたって広がる少なくとも幅広部を通過しなければならず、結果的に、前記幅広部を通過するように、突起(3p)が距離d1だけ隔てられるまでクランプ脚を僅かに撓ませなければならない。突起(3p)が、前記幅広部を丁度越えて、距離d0だけ隔てられた突起(3p)の静止位置に跳ね戻ることができ、幅広部に隣接して静止したときに、樽コネクタは、樽コネクタの結合位置に達する。幅広部は、スカート(10s)を備える蓋(10)自体とすることができ、かつ、突起が蓋スカートの隆起部(10r)に達したときに、クランプ脚は、それらの静止位置に跳ね戻ることができる。このようにして、樽コネクタは、蓋(10)に結合され、蓋(10)自体は樽(9)に結合される。代替的に、樽(9)は、首領域の周囲に棚部を形成する円周リング(9r)を備える。前記円周棚部は、幅広部を形成し、この幅広部を更に通り越すようにクランプ脚を撓ませなければならず、かつ突起(3p)がリング(9r)を越えた時点で、クランプ脚は、クランプ脚の静止位置に跳ね戻ることができる(図4(b)参照)。
クランプ脚(3)が蓋スカート(10s)に沿って摺動している最中に、分配管(5)の上流側部分(5u)とガス管(7)の下流側部分(7d)が蓋(10)の分配開口(50)とガス開口(70)にそれぞれ同時に差し込まれ、その工程において、分配管(5)の上流側端部(6u)が、封止された分配開口(50)を破断して開封する。このため、分配管(5)の上流側部分(5u)とガス管(7)の下流側部分(7d)は、互いに平行でなければならず、かつ樽コネクタを結合位置に移動させたときに長手方向軸線X1に平行でなければならない。
図1および図2に図示する好ましい実施形態において、ガス管(7)の上流側部分(7u)は、ガス管の下流側部分(7d)に対して、70〜120°、好ましくは80〜100°の角度を形成する。より好ましい実施形態において、ガス管(7)の上流側部分(7u)と下流側部分(7d)とは実質的に垂直である。このことは、使用時に樽が収められる収納室(11)の構成に応じて、スペースを節約するのに都合の良い場合がある、樽コネクタへのガスライン(17)の横向きの接続を可能にする。
同様に、分配管(5)の下流側部分(5d)は、分配管の上流側部分(5u)に対して、70〜120°、好ましくは80〜100°、より好ましくは約90°の角度を形成することができる。この構成は、空間を節約するという上述のガス管(7)と同じ利点を有する。しかしながら、この構成には、真っ直ぐな管腔を洗浄することに比べて、比較的鋭い屈曲部を形成する管腔を洗浄する方が困難であるという欠点がある。この欠点は、新しい樽に対して使用する前に分配管ほど十分に洗浄する必要のないガス管には影響を及ぼさない。分配ライン(15)の横向きの接続が望ましいが、分配管(5)がある角度を形成しないことが好ましい場合には、図2に図示するように、上流側端部(6u)が天板(2)構造の上表面(2t)と面一にまたは更には天板(2)構造の上表面の僅かに窪んだ所に位置する真っ直ぐな分配管(5)を提供することが可能である。図2(a)において視認できるように、L字形コネクタ(15c)で終端する分配ライン(15)の上流側部分を収容するために溝を設けることができる。新しい樽に対して使用する前に樽コネクタの分配管(5)の真っ直ぐで比較的短い管腔は容易に十分に洗浄できるが、満足のいく洗浄が非常に困難である、分配ライン(15)は通常、使用後に取り外されて新品に交換される。図4に図示する代替的な実施形態では、分配管(5)の下流側部分(5d)および/またはガス管(7)の上流側部分(7u)がそれらのそれぞれの上流側部分(5u)および下流側部分(7d)とそれぞれ同軸であり得ることに留意されたい。
本発明の実施形態において、分配管(5)および/もしくはガス管(7)または前記分配管および/もしくは前記ガス管の少なくとも一部分は、モノブロックの一体型本体とは別個のものであり、そのモノブロックの一体型構造に取り外し可能に組み付けることができる。この構成は、新たに使用する前に特に分配管を洗浄する必要がなく、分配管を簡単に取り外して新品に交換できる点において有利である。このことは、前述の実施形態に関連して述べた分配ライン(15)のL字形の上流側端部とは対照的に、特定の端部形状を備えない簡単な分配ライン(15)および/またはガスライン(17)と共に、比較的鋭い角度を有する分配管(5)および/またはガス管(7)を使用することを可能にする。したがって、分配ユニットの使い捨て要素のコストを低減する分配ライン(15)またはガスライン(17)として簡単な可撓性ポリマー管を使用することができる。
図2に図示する、代替的な実施形態において、樽コネクタ全体は、上流側部分と下流側部分の両方を全体として含む、分配管(5)とガス管(7)に加えて、クランプ脚(3)とレバー(4)とを備えた天板(2)構造を含む単一のモノリシックな一体型ブロックで作られる。
分配バッグイン容器に対して使用するのに特に好適な実施形態では、分配管(5)の上流側部分(5d)が天板構造(2)の内表面の周縁部の幾何学的重心に実質的に位置し、かつガス管(7)の下流側部分(7d)が天板構造(2)の内表面の周縁部近傍に位置する。図3および図4に示すように、この構成は、分配されるべき液体を収容する可撓性の圧潰可能な袋を形成する内層と外容器との間に加圧ガスが注入される、バッグイン容器によく適している。このため、バッグイン容器に対して使用される蓋(10)におけるガス開口(70)は、便宜上、通気孔が位置し得る容器の口の周縁部を画定するリムの高さに位置する。分配開口は、容器の口におけるどこか別の場所とすることができ、便宜上、容器の口の中心に位置する。
加圧ガス、一般にはCO2が、中空スピアを通して分配されるべき液体を収容する容積内に注入される、従来の樽の場合には、樽の開口を覆うように位置する蓋のガス開口(70)にガス管(7)が整合しなければならないので、ガス管(7)が天板(2)構造の周縁部に近づきすぎるべきではない一方で、分配管(5)は、有利には天板(2)構造の重心近傍に位置する。場合により、ガスダクト(7)と分配ダクト(5)とは、ガスダクト(7)の下流側部分(7d)が分配管(5)の上流側部分(5u)に内包された状態で、同心であってもよい。
本発明による樽コネクタ(1)が樽(9)に可逆的に結合されたときに、樽の幅広部を越えてスナップ嵌合したクランプ脚(3)によって、樽コネクタ(1)がその結合位置に維持され、この幅広部は、蓋スカート(10s)の自由端部を形成する円周隆起部(10r)により、または代替的に樽(9)の首領域に形成された円周リング(9r)により形成することができる。その結合位置では、分配ダクト(5)の上流側部分(5u)が蓋の分配開口(50)に係合し(分配管(5)の上流側端部(6u)の差し込み時に蓋のシールが破断され開封した状態となり)、かつガス管(7)の下流側部分(7d)が蓋のガス開口(70)に係合する。「下流側」および「上流側」という用語は、本明細書では、対応する管内の流体(すなわち、容器から流出する分配管(5)内の液体、および容器に流入するガス管(7)内の加圧ガス)の流れ方向に関連して使用される。
分配管(5)の下流側端部(6d)は、(下流側自由端部(15d)を備えるとともに、分配ラインの上流側端部と下流側端部との間に位置する注出弁(13t)に結合される)分配ライン(15)の上流側端部に接続されなければならない。図1に図示する好ましい実施形態において、樽(9)と本発明による樽コネクタ(1)とにより形成される組立体は、バーやパブで見ることができる注出システムに使用される。樽は、カウンターの下に、好ましくは、樽内に収められた飲料(例えば、ビール)を冷蔵するための冷却システム(12)を備える収納室(11)内に収納することができる。分配ライン(15)は、樽コネクタの分配管(5)の下流側端部(6d)から注出カラムを貫通して延在するとともに、例えば、欧州特許第2452914号明細書に開示されているようなピンチ弁とすることができる注出弁システム(13t)に結合される。
同様に、樽コネクタ(1)が樽との結合位置にあるときに、ガス管(7)の下流側部分(7d)は、蓋(10)のガス開口(70)に挿入される。ガス管(7)の上流側端部(8u)は、高圧下にあるガスを収容するボトル(図1参照)などの加圧ガスの供給源(17g)にまたは圧縮機(図4参照)に結合されるガスライン(17)に接続される。ガスライン(17)およびガス管(7)を通して樽(9)内に加圧ガスを注入することにより、分配管(5)および分配ライン(15)を通して、樽内に収容された液体の流れを注出弁(13t)へと押し出す。注出弁(13t)が開放しているときに、液体は、分配ライン(15)の下流側端部(15d)から自由に流出してグラスまたは任意の他の受入れ容器に流入する(図4(b)を参照)。図4は、分配バッグイン容器の例を示しており、その分配機構が上述されている。従来の樽の場合、スピアは、樽が分配位置にあるときに重力場に平行な方向に容器の樽の開口から最も遠い部分から液体の流れを導くために必要とされる(つまり、樽の開口が最高点にある状態で樽が鉛直方向に直立している場合には、スピアは容器の基部近傍に達しなければならない。樽が傾斜位置に保持されている場合には、スピアの自由端部が樽の最下点に達しなければならない。樽の開口が下方を向いた状態で樽が鉛直方向に保持されている場合には、スピアは必要とされない。)。しかし、このような構成に関しては、分配を重力により行わせるので、加圧ガスの注入は一般には必ずしも必要ではない。
本発明による樽コネクタは、異なる樽(9)に対して繰り返し使用することができ、各単一の樽と共に使い捨てるものではない。このため、樽コネクタを新しい樽に結合する目的で、樽コネクタは、空の樽から容易に取り外し可能でなければならない。空の樽からの樽コネクタの取り外しを容易にするために、樽コネクタは、天板構造(2)の上表面(2t)における、天板構造(2)の対向する表面上に延びるクランプ脚(3)の延長部である2つのレバー(4)を備える。樽と加圧ガスの供給源(17g)との連通を閉鎖した後に、2つのレバー(4)の自由端部(4f)を互いに向けて押圧し、その結果、クランプ脚(3)の自由端部(3f)における突起(3p)がd1以上の距離だけ互いに離れる方向に動かされることにより、樽コネクタ(1)を容易に取り外すことができる。このような構成において、樽コネクタは、長手方向軸線X1に沿って取り外すことができ、かつ幅広部を支障なく通り越すことができる。ある程度洗浄した後、樽コネクタが新しい樽に対して使用可能な状態となる。
本発明による樽コネクタ(1)は、製造コストが極めて安く、かついくつかの樽に対して繰り返し使用することができる。樽コネクタ(1)は、使用が非常に簡単でかつ迅速に使用され、樽コネクタを樽に可逆的に結合するためには、ねじりまたは回転といった複雑な動きを必要とせずに、分配管(5)およびガス管(7)が樽の蓋(10)のそれぞれの分配開口(50)およびガス開口(70)に係合した状態で、クランプ脚(3)が位置にスナップ嵌合するまで容器の長手方向軸線に沿って簡単に並進させれば十分である。樽コネクタは、非常にコンパクトであり、樽に結合されたときにほんの少しのスペースしか占有しない。樽コネクタの取り外しは非常に容易でもあり、樽コネクタを従来型の嵩張る樽コネクタまたは従来技術の使い捨て単回使用コネクタに対する完全な代替品にする。
以下の表には、図で使用される参照番号が一覧表示されている。
1 樽コネクタ
2 天板構造
2L 天板構造2の下表面
2t 天板構造2の上表面
3 クランプ脚
3f クランプ脚の自由端部
3h クランプ脚のヒンジ端部
3p クランプ脚の突起
4 レバー
4c レバーの結合端部
4f レバーの自由端部
5 分配管
5d 分配管の下流側部分
5u 分配管の上流側部分
6d 分配管の下流側端部
6u 分配管の上流側端部
7 ガス管
7d ガス管の下流側部分
7u ガス管の上流側部分
8d ガス管の下流側端部
8u ガス管の上流側端部
9 樽、容器
10 蓋
11 樽用収納室
12 冷却システム
13 注出カラム
13t 注出弁
15 分配ライン
15c 分配ライン15と分配管5との間の接続要素
15d 分配ラインの下流側端部
17 ガスライン
17c ガスライン17とガス管7との間の接続要素
17g 加圧ガスの供給源
50 蓋10の分配開口
70 蓋10のガス開口

Claims (12)

  1. 封止された分配開口(50)とガス開口(70)とが設けられた蓋(10)を備える樽(9)に分配ライン(15)とガスライン(17)を結合するための樽コネクタであって、前記樽コネクタが、
    (d)周縁部により画定されかつ上表面(2t)と下表面(2L)とを備える天板(2)構造を備えるとともに、前記樽コネクタを樽の前記蓋に可逆的に結合するためのクランプシステムが設けられるモノブロックの一体型本体であって、前記クランプシステムが、
    (i)前記天板構造(2)の前記下表面(2L)から突出する2つのクランプ脚(3)であって、前記クランプ脚の各々が、前記天板構造(2)の前記周縁部の対向する2つの部分に一体に連結されたヒンジ端部(3h)と、前記ヒンジ端部の反対側に位置するとともに、他方の脚の自由端部に向かって延びる少なくとも1つの突起(3p)を備える前記自由端部(3f)とを有する、前記クランプ脚(3)と、
    (ii)前記天板構造(2)の前記上表面(2t)から突出する2つのレバー(4)であって、前記レバーの各々が、前記2つのクランプ脚の前記ヒンジ端部として前記天板構造(2)の前記周縁部の前記対向する同じ2つの部分に一体に固定された結合端部(4c)と、自由端部(4f)とを有し、その結果、前記2つのレバーの前記自由端部を互いに向けて押圧することにより、前記クランプ脚(3)の前記2つの自由端部(3f)が互いに離れる方向に可逆的かつ弾性的に動かされる、前記レバー(4)とを備える、前記モノブロックの一体型本体と
    (e)分配管の上流側部分(5u)の端部に位置する上流側端部(6u)と前記分配管の下流側部分(5d)の端部に位置する下流側端部(6d)とを流体連通させる管腔を備える前記分配管(5)であって、前記分配管の前記上流側部分(5u)が、蓋への挿入のために前記蓋の前記分配開口のサイズと一致する外径を有し、前記天板構造の前記下表面(2L)から突出し、かつ前記蓋に押し付けることにより前記分配開口のシールを破断できるように剛性である、前記分配管と、
    (f)ガス管の上流側部分(7u)の端部に位置する上流側端部(8u)と前記ガス管の下流側部分(7d)の端部に位置する下流側端部(8d)とを流体連通させる管腔を備える前記ガス管(7)であって、前記ガス管の前記下流側部分(7d)が、蓋への挿入のために前記蓋の前記ガス開口のサイズと一致する外径を有し、かつ前記分配管(5)の前記上流側部分(5u)に実質的に平行に前記天板構造の前記下表面(2L)から突出する、前記ガス管とを備える、樽コネクタ。
  2. ・前記分配管(5)の前記下流側部分(5d)が、前記分配管の前記上流側部分(5u)に対して、70〜120°、好ましくは80〜100°の角度を形成し、かつ/または
    ・前記ガス管(7)の前記上流側部分(7u)が、前記ガス管の前記下流側部分(7d)に対して、70〜120°、好ましくは80〜100°の角度を形成する、請求項1に記載の樽コネクタ。
  3. ・前記分配管(5)の前記下流側部分(5d)が、前記分配管(5)の前記上流側部分(5u)から可逆的に分離可能であり、かつ/または
    ・前記ガス管(7)の前記上流側部分(7u)が、前記ガス管(7)の前記下流側部分(7d)から可逆的に分離可能である、請求項2に記載の樽コネクタ。
  4. ・前記分配管(5)が、前記モノブロックの一体型本体の一体部であり、かつ/または
    ・前記ガス管(7)が、前記モノブロックの一体型本体の一体部である、請求項1または2に記載の樽コネクタ。
  5. ・前記分配管(5)の前記下流側端部(5d)が、前記分配管(5)の前記下流側端部(6d)に接続要素(15c)を備え、かつ/または
    ・前記ガス管(7)の前記上流側端部(7u)が、前記ガス管(7)の前記上流側端部(8u)に接続要素(17c)を備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載の樽コネクタ。
  6. 前記分配管(5)の前記上流側部分(5d)が前記天板構造(2)の前記下表面(2L)の前記周縁部の幾何学的重心に実質的に位置し、かつ前記ガス管(7)の前記下流側部分(7d)が前記天板構造(2)の前記下表面(2L)の前記周縁部近傍に位置する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の樽コネクタ。
  7. 飲料を収容する容器(9)に結合される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の樽コネクタ(1)の組立体であって、前記容器(9)が、本体部分と、分配開口(50)とガス開口(70)とを備える蓋(10)により封止される開口が設けられた首部分とを備え、前記分配管(5)の前記上流側部分(5u)が前記蓋(10)の前記分配開口(50)に挿入されかつ前記ガス管(7)の前記下流側部分(7d)が前記蓋(10)の前記ガス開口(70)に挿入されることと、前記樽コネクタ(1)が前記2つのクランプ脚(3)により結合位置に可逆的に維持されることとを特徴とする、前記樽コネクタ(1)の前記組立体。
  8. 前記蓋(10)が、円周隆起部(10r)で終端するスカート(10s)を備え、かつ前記樽コネクタ(1)が、前記円周隆起部(10r)よりも下で前記クランプ脚(3)の前記自由端部(3f)における前記突起(3p)によりクランプすることで結合位置に可逆的に維持される、請求項7に記載の組立体。
  9. 前記容器(9)の前記首部分が、前記首部分の周囲に棚部を形成する円周リング(9r)を備え、かつ前記樽コネクタ(1)が、前記円周リング(9r)よりも下で前記クランプ脚(3)の前記自由端部(3f)における前記突起(3p)によりクランプすることで結合位置に可逆的に維持される、請求項7に記載の組立体。
  10. ・前記分配管の前記下流側端部(6d)が、分配ライン(15)の上流側端部に流体接続され、前記分配ライン(15)が、下流側自由端部(15d)を備えるとともに注出弁(13t)に結合され、
    ・かつ前記ガス管の前記上流側端部(8u)が、ガスライン(17)の下流側端部に流体接続され、前記ガスライン(17)が、加圧ガスの供給源(17g)に接続された上流側端部を備える、請求項7から9のいずれか一項に記載の組立体。
  11. 注出弁(13t)に対して樽(9)を接続または接続解除するための方法であって、以下のステップ、
    (e)請求項1〜6のいずれか一項に記載の樽コネクタ(1)と、基部から首部分まで長手方向軸線X1に沿って延びる容器(9)とを準備するステップであって、前記基部が本体部分により前記首部分から隔てられ、かつ前記首部分には、封止された分配開口(50)とガス開口(70)とを備える蓋(10)により封止される開口が設けられる、前記ステップと、
    (f)前記ガス管(7)の前記上流側端部(8u)を加圧ガスの供給源(17g)に流体接続するステップと、
    (g)前記分配管(5)の前記下流側端部(6d)を分配ライン(15)に流体接続し、前記分配ラインを前記注出弁(13t)に結合するステップと、
    (h)請求項10に記載の組立体を得るために、前記クランプ脚(3)の前記自由端部(3f)の前記突起(3p)が前記容器の前記蓋との結合位置にスナップ嵌合するまで、前記樽コネクタ(1)を前記長手方向に沿って前記蓋(10)に対して押し付けて、前記分配管(5)の前記上流側部分(5u)と前記ガス管(7)の前記下流側部分(7d)を前記対応する分配開口(50)とガス開口(70)にそれぞれ挿入し、その工程において、前記分配開口(50)のシールを破断して開封するステップとを含む、方法。
  12. 前記注出弁(13t)から前記樽(9)を接続解除するため以下のステップ、
    ・加圧ガスの前記供給源(17g)と前記ガス管(7)との流体連通を遮断するステップと、
    ・前記クランプ脚(3)の前記2つの自由端部とこれら自由端部の対応する突起(3p)を互いに離れる方向に動かすために片手で前記2つのレバー(4)を互いに向けて押圧するステップと、
    ・前記長手方向軸線X1に沿って前記蓋(10)から離れる方向に前記樽コネクタを引っ張るステップとを含む、請求項11に記載の方法。
JP2016557559A 2014-03-24 2015-03-20 一体型樽コネクタ Active JP6479845B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP14161266.3 2014-03-24
EP14161266.3A EP2923998A1 (en) 2014-03-24 2014-03-24 Integral KEG connector
PCT/EP2015/055971 WO2015144591A1 (en) 2014-03-24 2015-03-20 Integral keg connector

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017508681A JP2017508681A (ja) 2017-03-30
JP6479845B2 true JP6479845B2 (ja) 2019-03-06

Family

ID=50345881

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016557559A Active JP6479845B2 (ja) 2014-03-24 2015-03-20 一体型樽コネクタ

Country Status (15)

Country Link
US (1) US10065846B2 (ja)
EP (2) EP2923998A1 (ja)
JP (1) JP6479845B2 (ja)
KR (1) KR102372940B1 (ja)
CN (1) CN106103336B (ja)
AR (1) AR099674A1 (ja)
AU (1) AU2015238523B2 (ja)
BR (1) BR112016021844B1 (ja)
CA (1) CA2943480C (ja)
DK (1) DK3122684T3 (ja)
ES (1) ES2664443T3 (ja)
MX (1) MX2016012420A (ja)
RU (1) RU2675226C2 (ja)
UA (1) UA119158C2 (ja)
WO (1) WO2015144591A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2987767A1 (en) 2014-08-19 2016-02-24 Anheuser-Busch InBev S.A. Beverage dispensing appliance for multiple containers
EP3048345A1 (en) 2015-01-21 2016-07-27 Anheuser-Busch InBev S.A. Stopcock for beverage dispenser
WO2019027874A1 (en) * 2017-07-31 2019-02-07 Coravin, Inc. DRINK EXTRACTOR WITH CONTAINER CLEARANCE ELEMENT
BE1026635B1 (nl) * 2018-09-20 2020-04-21 Anheuser Busch Inbev Sa Kit voor het verdelen van een drank door een verdeelbuis die een verdeelklep omvat

Family Cites Families (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE95558C (ja) *
US2128473A (en) * 1937-03-26 1938-08-30 American Tap Bush Company Tap construction
FR1334267A (fr) 1962-09-25 1963-08-02 Gaskell & Chambers Ltd Perfectionnement aux valves pour tonneaux ou récipients pour boissons ou autres liquides
US3545475A (en) 1967-05-22 1970-12-08 Johnson Enterprises Inc Tap assembly
DE9109177U1 (de) 1991-07-25 1991-10-24 Ladurner, Markus, Marling, Bozen Zapfkopf
DE4232142A1 (de) 1992-09-25 1994-03-31 Rtc Ltd Anstechvorrichtung für einen Keg-Zapfer
US5564605A (en) * 1995-01-24 1996-10-15 Heidbreder; Gregg J. Portable fluid dispenser
NL1008601C2 (nl) 1998-03-16 1999-09-17 Heineken Tech Services Inrichting voor het afgeven van een fluïdum.
NL1009654C2 (nl) * 1998-07-15 2000-01-19 Heineken Tech Services Klepsamenstel voor een drankcontainer, container voor drank en werkwijze voor het vullen en legen van een drankcontainer.
US6206240B1 (en) * 1999-03-23 2001-03-27 Now Technologies, Inc. Liquid chemical dispensing system with pressurization
EP1198682B1 (de) 1999-07-23 2005-11-16 Mann + Hummel GmbH Schnellkupplung für das öffnen eines ventils
NL1016292C2 (nl) 2000-09-28 2002-04-02 Itsac Nv Zak alsmede een afgiftesysteem omvattende een dergelijke zak en werkwijzen voor de vervaardiging en het vullen van een dergelijke zak.
NL1016687C2 (nl) 2000-11-23 2002-05-24 Heineken Tech Services Tapstang.
NL1017742C2 (nl) 2001-03-30 2002-10-03 Heineken Tech Services Inrichting en werkwijze voor het aansluiten van een container op een drukbron.
EP1896359B1 (en) * 2005-06-06 2017-01-11 Advanced Technology Materials, Inc. Fluid storage and dispensing systems and processes
DK2206677T3 (da) * 2005-08-12 2012-02-06 Carlsberg Breweries As Indretning til forbindelse af en fleksibel beholder til en drikkevaredispensor
NL1031412C2 (nl) 2006-03-20 2007-09-21 Heineken Supply Chain Bv Container voor drank.
JP4918381B2 (ja) * 2006-03-29 2012-04-18 積水樹脂株式会社 シート止めクリップ
US20080257847A1 (en) 2007-04-19 2008-10-23 Inbev S.A. Integrally blow-moulded bag-in-container having a bag anchoring point; process for the production thereof; and tool therefor
US20080258356A1 (en) 2007-04-19 2008-10-23 Inbev S.A. Integrally blow-moulded bag-in-container comprising an inner layer and an outer layer comprising energy absorbing additives, and preform for making it
US20080257883A1 (en) 2007-04-19 2008-10-23 Inbev S.A. Integrally blow-moulded bag-in-container having an inner layer and the outer layer made of the same material and preform for making it
US20080257846A1 (en) 2007-04-19 2008-10-23 Inbev S.A. Integrally blow-moulded bag-in-container having interface vents opening to the atmosphere at location adjacent to bag's mouth; preform for making it; and processes for producing the preform and bag-in-container
US20080260978A1 (en) 2007-04-19 2008-10-23 Inbev S.A. Integral two layer preform, process and apparatus for the production thereof, process for producing a blow-moulded bag-in-container, and bag-in-container thus produced
SE533208C2 (sv) * 2007-06-05 2010-07-20 Petainer Lidkoeping Ab Förslutning för dryckesbehållare
DE102007028061A1 (de) 2007-06-19 2008-12-24 Fränkische Rohrwerke Gebr. Kirchner GmbH + Co. KG Kupplungssystem
WO2011006212A1 (en) * 2009-07-16 2011-01-20 Coopers Brewery Limited Beverage dispensing apparatus
US8733598B2 (en) 2009-12-30 2014-05-27 Advanced Technology Materials, Inc. Closure/connector for liner-based dispense containers
EP2627590A4 (en) * 2010-10-15 2016-03-23 Advanced Tech Materials FITTING FOR CONTAINER DISTRIBUTORS WITH INTERIOR COATING
EP2447208A1 (en) 2010-10-29 2012-05-02 AB InBev NV Dispensing appliance provided with a hinged hood
EP2452914A1 (en) 2010-11-10 2012-05-16 AB InBev NV Liquid dispensing appliance provided with an anti-drip valve system
EP2660185A1 (en) * 2012-05-02 2013-11-06 Anheuser-Busch InBev S.A. Compact beverage dispensing unit
GB2502970B (en) * 2012-06-11 2016-01-13 Keymed Medicals & Ind Equip Cap for connecting a tube to a container
NL2009236C2 (en) * 2012-07-26 2014-02-06 Heineken Supply Chain Bv Container and set of preforms for forming a container.
CN203048570U (zh) * 2012-12-07 2013-07-10 中山东菱威力电器有限公司 一种带阀门的啤酒桶结构
US8887959B2 (en) * 2013-02-18 2014-11-18 Nicholas Hill Systems for storing beverages

Also Published As

Publication number Publication date
BR112016021844B1 (pt) 2021-08-17
EP3122684B1 (en) 2018-01-31
EP3122684A1 (en) 2017-02-01
KR102372940B1 (ko) 2022-03-10
CN106103336B (zh) 2019-01-08
AU2015238523B2 (en) 2019-02-28
CA2943480C (en) 2023-09-05
KR20160134712A (ko) 2016-11-23
BR112016021844A2 (pt) 2017-08-15
AU2015238523A1 (en) 2016-09-01
RU2016140278A3 (ja) 2018-09-24
RU2016140278A (ru) 2018-04-25
CA2943480A1 (en) 2015-10-01
MX2016012420A (es) 2016-12-16
US20170107091A1 (en) 2017-04-20
US10065846B2 (en) 2018-09-04
CN106103336A (zh) 2016-11-09
WO2015144591A1 (en) 2015-10-01
JP2017508681A (ja) 2017-03-30
RU2675226C2 (ru) 2018-12-17
EP2923998A1 (en) 2015-09-30
UA119158C2 (uk) 2019-05-10
DK3122684T3 (en) 2018-04-16
AR099674A1 (es) 2016-08-10
ES2664443T3 (es) 2018-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6649362B2 (ja) 複数の容器用の飲料分配機器
CA2968624C (en) Pressurised liquid dispenser with three way valve for venting a container
JP6479845B2 (ja) 一体型樽コネクタ
JP2011506209A (ja) 複合コンテナから液体を分配するための装置、およびそのようなコンテナを液体で満たす方法
TW200811028A (en) Beverage container and assembly of such a container and a tapping device
WO2014081294A2 (en) Beverage dispensing assembly and container for use in a beverage dispensing assembly

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180911

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181030

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6479845

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250