JP6479411B2 - 分注装置及び臨床検査装置 - Google Patents
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Description
反応管の移動動作において、周期Taの初期に、反応ディスクを回転させ、各反応管を試料分注位置(以下単に「分注位置」という)に移動させる反応管の移動動作が行われる(図1Aに「(反応ディスク)回転(後半)」で示す)。また、周期Taの中期に、反応ディスクを停止させ、各反応管を所定期間Tbだけ停止させる反応管の所定期間停止が行われる(図1Aに「所定期間」をハッチングで示す)。さらに、周期Taの終期に、反応ディスクを回転させ、各反応管を分注位置から移動させる反応管の移動動作が行われる(図1Aに、「(反応ディスク)回転(前半)」で示す)。
試料プローブを試料管へ移動させ、試料管に下降させ、ポンプを作動させることにより、試料を試料管から所定の分注量を吸引し、試料プローブを上昇させる。さらに、試料プローブを分注位置に停止された反応管に移動させ、試料プローブを反応管に下降させ、所定の分注量の試料を反応管に吐出し、反応管から試料プローブを上昇させる。さらに、試料プローブをプールへ移動させ、ポンプを作動させることにより試料プローブを洗浄する。以下、この分注動作に要する時間を動作時間Tcという場合がある。
Tc=f(V)+C (1)
ここで、f(V)は、吸引/吐出に要する時間であり、分注量Vの関数として表される。また、Cは、吸引/吐出以外の工程に要する時間(一定)である。
前述したように、試料の分注量に応じて、反応管に対する分注動作に要する動作時間Tcが周期Taを下回るとき(図1A参照)、及び、動作時間Tcが周期Taを上回るとき(図1B参照)がある。
前述したように、3つの工程を所定期間Tbの中で行う必要がある。これを言い換えれば、所定期間Tbの外で上記3つの工程以外の工程を行ってもよい。所定期間Tbの外と空き時間Td´とが時期的に対応するため、空き時間Td´に3つの工程以外の工程を組み込むことができる。
Tc1+Tc2≦2×Ta (2)
実施形態に係る臨床検査装置の一例として、自動分析装置について各図を参照して説明する。
図2及び図3に示すように、自動分析装置100は、反応庫5、ラックサンプラ6、移動手段110と、試料分注機構120と、順序管理部130と、工程管理部140と、分注制御部150とを有する。
反応庫5には、複数の反応管51が収納される。
移動手段110は、反応ディスク111を有する。反応ディスク111は、反応庫5内に設けられる。反応ディスク111の円周方向に沿って複数の反応管51が配列される。
ラックサンプラ6は、ラックが自動分析装置100の前縁に沿って搬送されるように構成される。ラックには複数本の試料管61が並べられて収納される。
次に、5つの測定項目の分注が実行される際に、測定項目の順序がどのように決められ、どのように実行されるかについて、図4、図5、図6、及び、図8を参照して説明する。図4は、順序管理部の一連の動作を示すフローチャートである。5つの測定項目を図5に示す「test1」〜「test5」で示す。
図7は、登録された測定項目が逐次実行されるときの一連の動作を示すフローチャートである。
図7に示すように、自動分析装置の稼動中において、順序管理部130は、分注量(測定項目)を登録された順に並べる(ステップS201)。次に、分注制御部150は、先頭の分注量(測定項目)があるかどうかを判断する(ステップS202)。分注制御部150は、先頭の分注量(測定項目)があると判断したとき(ステップS202;Yes)、移動手段110及び試料分注機構120の駆動部121を制御して、ここでは、登録された分注量1.0μL(test1)の分注動作を実行させ、実行させた分注量の登録を抹消する(ステップS203)。なお、図7のステップS203で示す「実行後に試料液面高さを測定し、液面高さで動作時間を補正する」については、後述する。次に、分注制御部150は、未登録の分注量(測定項目)があるか否かを判断する(ステップS204)。未登録の分注量(測定項目)があると判断されたとき(ステップS204;Yes)、分注量(測定項目)を登録された順に並べるステップS201に戻る。
順序管理部130は下回ると判断した結果を工程管理部140に送る。工程管理部140に下回ると判断した結果を送る順序管理部130が「第2の取得部132」の一例である。工程管理部140は、分注量1.0μL(test1)の分注動作において、分注位置に反応管(一方の反応管又は先の反応管ともいう)が所定期間Tb停止した後に、移動手段110による移動によりその反応管が分注位置を離脱してから他方の反応管(後の反応管ともいう)が新たに分注位置に停止するまでの移動期間に、他方の反応管に対する分注量35.0μL(test4)の分注動作の工程の一部を組み込んだ分注工程を作成する。
順序管理部130は、分注量(測定項目)を登録された順に並べる(ステップS201)。このように、分注量(測定項目)を登録された順に並べることが、「他の反応管の順序を決定する」の一例である。次に、分注制御部150が先頭の分注量(測定項目)があると判断したとき(ステップS202;Yes)、分注工程で移動手段110及び試料分注機構120の駆動部121を制御して、ここでは、登録された分注量35.0μL(test4)の分注動作を、その前に登録された分注量1.0μL(test1)の分注動作に続けて実行させる(ステップS203)。なお、工程管理部140により作成された「分注動作の工程の一部を組み込んだ分注工程」とは、後の分注動作より先に登録された分注量の分注動作に続けて、後の分注動作の工程の一部を実行させるような工程をいう。ここで、組み込まれた側の分注動作の一例としては、図1Cに示す「(ポンプ)洗浄」がある。組み込んだ分注量35.0μL(test4)の分注動作の工程の一部としては、試料プローブ7が他方の反応管へ分注するために試料管へ移動する工程(図1Cに「(水平)試料へ移動」で示す)が含まれる。「(水平)試料へ移動」の工程が組み込まれた空き時間Tdを、図1Cに破線で囲まれた領域で示す。分注制御部150は、実行させた分注量の登録を抹消し(ステップS203)、未登録の分注量(測定項目)があるか否かを判断し(ステップS204)、未登録の分注量(測定項目)があると判断されたとき(ステップS204;Yes)、分注量(測定項目)を登録された順に並べるステップS201に戻る。
順序管理部130は、分注量(測定項目)を登録された順に並べる(ステップS201)。次に、分注制御部150が先頭の分注量(測定項目)があると判断したとき(ステップS202;Yes)、分注工程で移動手段110及び試料分注機構120の駆動部121を制御して、ここでは、登録された分注量2.0μL(test5)の分注動作を、反応管の移動動作の周期Taに合わせて実行させる(ステップS203)。分注制御部150は、実行させた分注量の登録を抹消し(ステップS203)、未登録の分注量(測定項目)があるか否かを判断し(ステップS204)、未登録の分注量(測定項目)があると判断されたとき(ステップS204;Yes)、分注量(測定項目)を登録された順に並べるステップS201に戻る。
順序管理部130は、分注量(測定項目)を登録された順に並べる(ステップS201)。次に、分注制御部150が先頭の分注量(測定項目)があると判断したとき(ステップS202;Yes)、分注工程で移動手段110及び試料分注機構120の駆動部121を制御して、ここでは、登録された分注量3.0μL(test3)の分注動作を、反応管の移動動作の周期Taに合わせて実行させる(ステップS203)。分注制御部150は、実行させた分注量の登録を抹消し(ステップS203)、未登録の分注量(測定項目)があるか否かを判断し(ステップS204)、未登録の分注量(測定項目)があると判断されたとき(ステップS204;Yes)、分注量(測定項目)を登録された順に並べるステップS201に戻る。
次に、順序管理部130は、分注量(測定項目)の分注動作に要する動作時間Tc2が周期Taを上回るか否かを判断する(ステップS106)。ここでは、分注量が取得されないため、動作時間Tc2が周期Taを上回ると判断されない(ステップS106;No)。次に、順序管理部130は、分注量の少ない順に、test2(40.0μL)のように測定項目を並べる。次に、順序管理部130は、分注量の少ない順に、test2(40.0μL)のように測定項目を並べる。順序管理部130は、先頭の分注量として分注量40.0μL(test2)を取得し、分注量に基づき式(1)を参照して動作時間Tc1を算出する(ステップS102)。次に、順序管理部130は、取得された分注量(測定項目)を登録する(ステップS103)。このとき、順序管理部130は、「組み合わせ可」の情報を付帯させる。さらに、順序管理部130は、登録された分注量40.0μL(test2)を未登録の対象から削除する。
順序管理部130は、分注量(測定項目)を登録された順に並べる(ステップS201)。次に、分注制御部150が先頭の分注量(測定項目)があると判断したとき(ステップS202;Yes)、分注工程で移動手段110及び試料分注機構120の駆動部121を制御して、ここでは、登録された分注量40.0μL(test2)の分注動作を、反応管の移動動作の周期Taに合わせて実行させる(ステップS203)。分注制御部150は、実行させた分注量の登録を抹消し(ステップS203)、未登録の分注量(測定項目)があるか否かを判断し(ステップS204)、未登録の分注量(測定項目)があると判断されたとき(ステップS204;Yes)、分注量(測定項目)を登録された順に並べるステップS201に戻る。
これに対し、図6に示すように、分注量の昇順に、分注量1.0μL(test1)、分注量2.0μL(test5)、分注量3.0μL(test3)、分注量35.0μL(test4)、分注量40.0μL(test2)の順で分注を行うと、5つの測定項目の分注を7つの周期(7×Ta)の中で実行する必要がある。図6に、7つの周期(7×Ta)を「全サイクル数7」で示す。
200×30×3×(6/5)=21600[sec]=6[h]
同じように、比較例の自動分析装置を稼動させたとき、分注動作に要する動作時間を以下に示す。
200×30×3×(7/5)=25200[sec]=7「h」
以上のように、本実施形態の自動分析装置によれば、分注動作に要する動作時間が大幅に短縮され、時間当たりの分注動作の回数を向上させることが可能となる。
次に、本実施形態の自動分析装置の変形例1について図9を参照して説明する。図9は洗浄により生じた周期と反応管に対する分注動作との対応関係を示すタイミングチャートである。なお、変形例1の構成は、前記実施形態の自動分析装置の構成と基本的に同じであり、以下、異なる点について主に説明する。
次に、本実施形態の自動分析装置の変形例2について説明する。前記実施形態の自動分析装置では、分注動作において試料の分注(吸引/吐出)以外の工程に要する時間は変わらないとした。そこで、順序管理部130が分注量Vを基に、次の式(1)を参照して、各反応管に対する試料の分注動作に要する動作時間Tcを算出した。
Tc=f(V)+C (1)
Tc=g(V,h)+C (3)
ここで、g(V,h)は、吸引/吐出に要する時間であり、分注量V及び液面の高さhの関数として表される。
なお、分注量V及び液面の高さhに基づき、式(3)を参照して算出された動作時間Tcにより、図4に示すステップS107で合計される動作時間が補正される。
Tc1+Tc2+Ts≦2×Ta (4)
次に、自動分析装置100の他の構成について図2を参照して簡単に説明する。図2は、自動分析装置100の内部を示す斜視図である。
第1試薬庫2及び第2試薬庫3には、回動可能な円形状の試薬ラック1が収納されている。各試薬容器4は、この試薬ラック1に環状に並んで収納されている。第1試薬が収容された試薬容器4は第1試薬庫2に載置され、第2試薬が収納された試薬容器4は第2試薬庫3に載置される。第1試薬および第2試薬が被検試料の測定項目に応じて選択される。
第1試薬分注プローブ8は、第1試薬庫2の試薬ラック1の回動によって規定の吸引位置に搬送された試薬容器4から第1試薬を吸引し、規定の吐出位置に搬送された反応管51に第1試薬を吐出する。
攪拌ユニット11は、1サイクル毎に、攪拌位置に停止した反応管51内における被検試料及び試薬(第1試薬、第2試薬)の反応液を攪拌する。
測光ユニット12は、反応液を測光位置から測定する。測光ユニット12は、反応液の吸光度を測定した後、その測定結果データをデータ処理部(図示しない)に出力する。データ処理部は、吸光度から検量線に基づいて反応液の濃度を求める。それにより、反応液の成分を測定することが可能となる。
洗浄/乾燥ユニット13は、洗浄・乾燥位置に停止した反応管51内の測定を終えた反応液を吸引すると共に、反応管51内を洗浄・乾燥する。
図10に示すように、5つ全部の測定項目が登録された後(実施形態では、test2(40.0μL)が取得され、登録された(ステップS103)後)に、分注制御部150が分注量(測定項目)を登録された順に記憶部(図示しない)から読み出す(ステップS301)。つまり、分注量1.0μL(test1)、分注量35.0μL(test4)、分注量2.0μL(test5)、分注量3.0μL(test3)、分注量40.0μL(test2)の順に読み出される。
2 第1試薬庫
3 第2試薬庫
4 試薬容器
5 反応庫
51 反応管
6 ラックサンプラ
61 試料管
7 試料プローブ
8 第1試薬分注プローブ
9 第2試薬分注プローブ
100 自動分析装置
110 移動手段
120 試料分注機構
130a 分注管理手段
130 順序管理部
131 第1の取得部
132 第2の取得部
133 判断部
140 工程管理部
150 分注制御部
Claims (9)
- 反応管を分注位置に移動し、所定期間停止させ、該所定期間経過後、前記分注位置から移動させる移動動作を所定の周期で行う移動手段と、試料管へ移動してからその内部へ下りて試料を吸引して上昇し、分注位置に移動し、分注位置に停止している反応管の内部へ下りて試料を吐出し、その後上昇するまでの動作を含む一連の分注動作を行う分注プローブと、を有し、前記分注動作を各反応管について繰り返し行う分注装置であって、
少なくとも各反応管への試料の分注量を基に、各反応管に対する前記分注動作に要する動作時間を算出し、二つの反応管に対する前記動作時間の合計が2つの前記周期内にあって、一方の動作時間が前記周期を下回り、他方の動作時間が前記周期を上回る前記二つの反応管について一方の反応管を先、他方の反応管を後として前記分注動作をさせるように、前記移動手段及び前記分注プローブを制御する分注管理手段を有し、
前記分注プローブは、前記分注管理手段の制御に基づいて、前記周期のうち一の周期において前記一方の反応管に対して前記分注動作を行い、前記一の周期のうち前記一方の反応管に対して前記分注動作を行った後の空き時間において前記他方の反応管に対する分注動作の工程の一部を行うことにより前記空き時間が含まれる前記一の周期と前記一の周期の次の周期とを合わせた2つの前記周期内において前記他方の反応管に対して前記分注動作を行うことを特徴とする分注装置。 - 前記分注管理手段は、
最短の前記動作時間を要する反応管を前記一方の反応管としたとき、前記動作時間が前記周期を上回るいずれかの他方の反応管について、二つの反応管に対する前記動作時間の合計が2つの前記周期内にあるとき、前記一方の反応管の後で当該一方の反応管と隣り合わせとする他方の反応管の順序を決定する順序管理部と、
前記分注位置に前記一方の反応管が先に前記所定期間停止した後に、前記移動手段による移動で前記一方の反応管が前記分注位置を離脱してから前記他方の反応管が新たに前記分注位置に停止するまでの移動期間に、前記他方の反応管に対する分注動作の工程の一部を組み込んだ分注工程を作成する工程管理部と、
前記移動手段及び前記分注プローブを制御し、前記順序管理部で決定された順序とされた前記他方の反応管を前記分注工程で分注させる分注制御部と、
を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の分注装置。 - 前記分注管理手段は、
二つの反応管に対する前記動作時間の合計が2つの前記周期内にあって、一方の動作時間が前記周期を下回り、他方の動作時間が前記周期を上回る、前記反応管の組を求めるとともに、前記二つの反応管について一方の反応管を先、他方の反応管を後として、隣り合わせとする順序を決定する順序管理部と、
前記分注位置に前記一方の反応管が先に前記所定期間停止した後に、前記移動手段による移動で前記一方の反応管が前記分注位置を離脱してから前記他方の反応管が新たに前記分注位置に停止するまでの移動期間に、前記他方の反応管に対する分注動作の工程の一部を組み込んだ分注工程を作成する工程管理部と、
前記移動手段及び前記分注プローブを制御し、前記順序管理部で決定された順序とされた各反応管を前記分注工程で分注させる分注制御部と、
を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の分注装置。 - 前記他方の反応管に対する分注動作の工程の一部は、少なくとも、前記分注プローブが前記他方の反応管へ分注するために試料管へ移動する工程を含むことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の分注装置。
- 前記順序管理部は、さらに、前記分注プローブにより試料管から試料を吸引するときの試料の液面高さを基に、前記動作時間を算出することを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の分注装置。
- 前記順序管理部は、
反応管の順序が決定されていない未決定の複数の反応管のうち、最短の動作時間に対応づけられた第1の反応管を取得する第1の取得部と、
前記順序が未だ決定されていない未決定の複数の反応管のうちから前記周期を上回る動作時間に対応づけられた反応管が取得されたとき、前記取得された前記第1の反応管と前記取得された反応管のうち最長の動作時間に対応づけられた第2の反応管とにそれぞれ対応する動作時間が2つの周期内であるか否かを判断する判断部と、
前記第1の反応管と前記第2の反応管とにそれぞれ対応する動作時間が2つの周期内にあると判断されたとき、前記第2の反応管を取得し、前記一方の反応管としての前記第1の反応管の後に前記他方の反応管としての前記第2の反応管の順序を決定する第2の取得部と、
を有することを特徴とする請求項2から請求項5のいずれかに記載の分注装置。 - さらに、前記分注管理手段は、前記反応管に試薬を分注するための試薬プローブの洗浄を含む工程による空き期間が発生するとき、それに対する分注動作が実行されていない未決定の複数の反応管のうち、最長の動作時間に対応づけられた第3の反応管を取得し、第3の反応管に対応づけられた動作時間が前記空き期間内にあると判断したとき、前記空き期間内に第3の反応管に対応づけられた前記分注動作をさせるように、前記移動手段及び前記分注プローブを制御することを特徴とする請求項1に記載の分注装置。
- 反応管を分注位置に移動し、所定期間停止させ、該所定期間経過後、前記分注位置から移動させる移動動作を所定の周期で行う移動手段と、
分注プローブを試料管へ移動してからその内部へ下りて試料を吸引して上昇し、分注位置に移動し、分注位置に停止している反応管の内部へ下りて試料を吐出し、その後上昇するまでの動作を含む一連の分注動作を各反応管について繰り返し行う試料分注機構と、
少なくとも各反応管への試料の分注量を基に、各反応管に対する前記分注動作に要する動作時間を算出し、二つの反応管に対する前記動作時間の合計が2つの前記周期内にあって、一方の動作時間が前記周期を下回り、他方の動作時間が前記周期を上回る前記二つの反応管について一方の反応管を先、他方の反応管を後として前記分注動作をさせるように、前記移動手段及び前記分注プローブを制御する分注管理手段と、
を有し、
前記分注プローブは、前記分注管理手段の制御に基づいて、前記周期のうち一の周期において前記一方の反応管に対して前記分注動作を行い、前記一の周期のうち前記一方の反応管に対して前記分注動作を行った後の空き時間において前記他方の反応管に対する分注動作の工程の一部を行うことにより前記空き時間が含まれる前記一の周期と前記一の周期の次の周期とを合わせた2つの前記周期内において前記他方の反応管に対して前記分注動作を行うことを特徴とする臨床検査装置。 - 前記分注管理手段は、さらに、前記分注プローブにより試料管から試料を吸引するときの試料の液面高さを基に、前記動作時間を算出することを特徴とする請求項8に記載の臨床検査装置。
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