JP2016085086A - 分注装置及び臨床検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】時間当たりの分注動作の回数を向上させることが可能な分注装置及び臨床検査装置を提供する。
【解決手段】実施形態の分注装置は、分注管理手段、移動手段及び分注プローブを有し、分注管理手段は、少なくとも各反応管への試料の分注量を基に、各反応管に対する分注動作に要する動作時間を算出し、二つの反応管に対する動作時間の合計が2つの周期内にあって、一方の動作時間が周期を下回り、他方の動作時間が周期を上回る二つの反応管について一方の反応管を先、他方の反応管を後として分注動作をさせるように、移動手段及び分注プローブを制御する。
【選択図】図1C

Description

本発明の実施形態は、分注装置及び臨床検査装置に関する。
臨床検査は、患者等の被検者の状態を客観的に評価するために行われる。この臨床検査には臨床検査装置が主に用いられる。臨床検査装置の一例としては、自動分析装置が挙げられる。
自動分析装置は、被検者の血液や尿などの試料が入れられた試料管、試料プローブ、試薬が入れられた試薬容器、試薬プローブ、及び、反応庫を有する。反応庫には反応ディスクが設けられる。反応ディスクの円周方向に沿って複数の反応管が配列される。反応ディスクの回転により、各反応管が円周に沿って所定距離ずつ移動動作される。反応ディスクの円周に沿って、試料分注位置、試薬分注位置、撹拌位置、測定位置、洗浄/乾燥位置が設けられる。試料管から反応管に分注される試料の分注量[μL]、及び、試薬容器から反応管に分注される試薬の種類は、自動分析装置が受けた測定項目の情報に基づいて定められる。ここで、「測定項目」とは、例えば、血清(血液中の液状成分)の蛋白質、脂質、糖などの血液検査及び尿中の蛋白質、糖質などの尿検査における検査項目をいう。
反応ディスクの回転により、反応管が試料分注位置に移動されると、測定項目に基づく分注量の試料の分注が反応管に対して試料プローブによりなされる。ここで、試料の分注量は、一般的に1.0μL〜50.0μLである。同様に、反応管が試薬分注位置に移動されると、測定項目に基づく種類の試薬の分注が反応管に対して試薬プローブによりなされる。反応管において試料及び試薬により反応液が生成される。生成された反応液が分析される。
試料及び試薬の分注動作は同様であるため、代表して、試料の分注動作について図1Aを参照して説明する。図1Aは、反応管の移動動作と反応管に対する分注動作との対応関係を示すタイミングチャートである。反応ディスクが反応管を所定距離ずつ移動動作させるときの周期Taは一定であり(例えば、3[sec])、反応管に分注される試料の分注量に応じて変化しない。図1Aに「周期」を「システムサイクル」で示す。
反応管の移動動作は次の通りである。
反応管の移動動作において、周期Taの初期に、反応ディスクを回転させ、各反応管を試料分注位置(以下単に「分注位置」という)に移動させる反応管の移動動作が行われる(図1Aに「(反応ディスク)回転(後半)」で示す)。また、周期Taの中期に、反応ディスクを停止させ、各反応管を所定期間Tbだけ停止させる反応管の所定期間停止が行われる(図1Aに「所定期間」をハッチングで示す)。さらに、周期Taの終期に、反応ディスクを回転させ、各反応管を分注位置から移動させる反応管の移動動作が行われる(図1Aに、「(反応ディスク)回転(前半)」で示す)。
反応管に対する分注動作は以下の一連の動作である。
試料プローブを試料管へ移動させ、試料管に下降させ、ポンプを作動させることにより、試料を試料管から所定の分注量を吸引し、試料プローブを上昇させる。さらに、試料プローブを分注位置に停止された反応管に移動させ、試料プローブを反応管に下降させ、所定の分注量の試料を反応管に吐出し、反応管から試料プローブを上昇させる。さらに、試料プローブをプールへ移動させ、ポンプを作動させることにより試料プローブを洗浄する。以下、この分注動作に要する時間を動作時間Tcという場合がある。
図1Aに、反応管に対する分注動作の各工程を「(水平)試料へ移動」、「(上下)試料へ下降」、「(ポンプ)吸引1.0μL」、「(上下)上昇」、「(水平)反応管へ移動」、「(上下)反応管に下降」、「(ポンプ)吐出1.0μL」、「(上下)上昇」、「(水平)プールへ」、及び、「(ポンプ)洗浄」で示す。ここで、“水平”及び“上下”は、試料プローブの動作するときの方向が水平及び上下であることを示す。ここで、分注(吸引/吐出)される試料が比較的少量であるときの一例として「1.0μL」を挙げた。
同じく、図1Bに、反応管に対する分注動作の各工程を示す。図1Bでは、分注(吸引/吐出)される試料が比較的多量であるときの一例として「35.0μL」を挙げた。
図1Aに示す反応管に対する分注動作の各工程に要する時間と、図1Bに示すそれとを比較すると、吸引/吐出(図1A及び図1Bに、「(ポンプ)吸引」及び「(ポンプ)吐出」で示す)に要する時間は、試料の分注量が少なければ短く、分注量が多ければ長くなる。一方で、吸引/吐出以外の工程(例えば、図1A及び図1Bに「(水平)試料へ移動」で示す)に要する時間は、変わらない。これらを合計した時間が反応管に対する分注動作に要する動作時間Tcである。
動作時間Tcは、次の式(1)で表される。
Tc=f(V)+C (1)
ここで、f(V)は、吸引/吐出に要する時間であり、分注量Vの関数として表される。また、Cは、吸引/吐出以外の工程に要する時間(一定)である。
動作時間Tcが分注量Vの多少で変化するのに対し、反応管の移動動作の周期Taは一定である。そのため、例えば、図1Aに示すように分注量が比較的少ないとき、動作時間Tcは周期Taを下回る(Tc<Ta)。一方、例えば、図1Bに示すように、分注量が比較多いとき、動作時間Tcは周期Taを上回る(Tc>Ta)。
関連する技術として、試料管から試料を吸引するために、試料プローブが下降するときに要する時間と、試料プローブにより試料を吸引するときに要する時間とを、試料の分注量に拘わらず一定であるとして、分注動作に要する動作時間の中に割り当てる技術がある(例えば、特許文献1)。
特開2013−134237号公報
反応管に対する分注動作に要する動作時間Tcが周期Taを上回るとき(Tc>Ta)、2つの周期(2×Ta)を使って、一つの反応管に対する分注動作を行う手段が考えられる。つまり、一つ目の周期Taの中で分注動作うちの一部の工程を行い、二つ目の周期Taの中で残りの工程を行う。
しかしながら、2つの周期(2×Ta)の中に占める分注動作に寄与しない時間の割合が多くなり、時間当たりの分注動作の回数が低下するという問題があった。
さらに、上記特許文献に記載された技術では、分注動作に要する動作時間が、試料の分注量の多いときの試料の分注に合わせられるため、全体的に、時間当たりの分注動作の回数が低下するという問題があった。
この実施形態は、上記の問題を解決するものであり、時間当たりの分注動作の回数を向上させることが可能な分注装置及び臨床検査装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、実施形態の分注装置は、分注管理手段を有し、反応管を分注位置に移動し、所定期間停止させ、該所定期間経過後、分注位置から移動させる移動動作を所定の周期で行う移動手段と、試料管へ移動してからその内部へ下りて試料を吸引して上昇し、分注位置に移動し、分注位置に停止している反応管の内部へ下りて試料を吐出し、その後上昇するまでの動作を含む一連の分注動作を行う分注プローブと、を有し、分注動作を各反応管について繰り返し行う。分注管理手段は、少なくとも各反応管への試料の分注量を基に、各反応管に対する分注動作に要する動作時間を算出し、二つの反応管に対する動作時間の合計が2つの周期内にあって、一方の動作時間が周期を下回り、他方の動作時間が周期を上回る二つの反応管について一方の反応管を先、他方の反応管を後として分注動作をさせるように、移動手段及び分注プローブを制御する。
比較例に係る反応管の移動動作と反応管に対する分注動作との対応関係を示すタイミングチャート。 比較例に係る反応管の移動動作と反応管に対する分注動作との対応関係を示すタイミングチャート。 本実施形態に係る反応管の移動動作と反応管に対する分注動作との対応関係を示すタイミングチャート。 自動分析装置の斜視図。 自動分析装置の機能ブロック図。 順序管理部の一連の動作を示すフローチャート。 試料とそれが吸引/吐出されるときの分注量との関係を表す図。 分注量の少ない順に並べられた測定項目の順番と全サイクル数との関係を表す図。 登録された測定項目が逐次実行されるときの一連の動作を示すフローチャート。 測定項目の順番と全サイクル数との関係を表す図。 洗浄により生じた周期と反応管に対する分注動作との対応関係を示すタイミングチャート。 全部の測定項目の順番が予め登録され、その後、登録の順に測定項目が実行されるときの一連の動作を示すフローチャート。
先ず、従来技術に対する実施形態に係る臨床検査装置の概要を説明し、その後、実施形態に係る臨床検査装置について記載する。
前述したように、試料の分注量に応じて、反応管に対する分注動作に要する動作時間Tcが周期Taを下回るとき(図1A参照)、及び、動作時間Tcが周期Taを上回るとき(図1B参照)がある。
図1Aに示すように、動作時間Tcが周期Taを下回るため、周期Taから動作時間Tcを減算したときの値である空き時間Tdが生じる。分注動作の最終工程(図1Aに「(ポンプ)洗浄」で示す)の後に生じた空き時間Tdを図1Aにハッチングで表す。
図1Bは、比較例に係る反応管の移動動作と反応管に対する分注動作との対応関係を示すタイミングチャートである。図1Bに、吸引及び吐出する試料が比較的多量(35.0μL)であるため、動作時間Tcが周期Taを上回るときを示し、さらに、2つの周期(2×Ta)を使って、一つの反応管に対する分注動作を行うときを示す。
図1Bに示すように2つの周期(2×Ta)を使って、一つの反応管に対する分注動作を行う手段では、分注動作うちの一部の工程を一つ目の周期Taの中で行い、一つ目の周期Taの中に入らなかった残りの工程を二つ目の周期Taの中で行う。残りの工程は、試料プローブを反応管に下降させ、所定の分注量の試料を反応管に吐出し、反応管から試料プローブを上昇させる3つの工程と、それに続く工程である。なお、図1Bに、3つの工程を、「(上下)反応管に下降」、「(ポンプ)吐出35.0μL」、「(上下)上昇」で示し、それに続く工程を「(水平)プールへ」、及び「(ポンプ)洗浄」で示し、それらの工程に「×」印を付して示す。また、図1Bに、3つの工程に付された白抜きの三角形のマークを示す。3つの工程は、所定期間Tbの中で行われる必要がある。仮に、3つの工程が一部でも所定期間Tbから外れると、例えば、試料プローブと反応管とが干渉し、また、所定の分注量が分注されないという問題が生じる。なお、周期Taにおける所定期間Tbの位置及び長さは変化しない。
試料を吸引するときの分注量が多くなると、試料を吸引するときの時間が長くなるため、その後に続く工程、例えば、上記の3つの工程の開始時期が遅れる。さらに、試料を吐出するときの分注量が多くなると、試料を吐出するときの時間が長くなるため、上記の3つの工程の終了時期が遅れる。それにより、試料プローブを反応管から上昇させる工程(3つの工程のうちの図1Bに「(上下)上昇」で示す3番目の工程)が、所定期間Tbから外れ、問題が生じる。図1Bに、3番目の工程が所定期間Tbから外れたときの外れた分の超過時間Teを示し、また、超過時間Teが生じた分だけ、動作時間Tcが周期Taから外れ、外れた分の過剰時間Tfを示す。また、図1Bに、超過時間Te及び過剰時間Tfを破線で囲まれた領域で示す。
図1Cは、本実施形態に係る反応管の移動動作と反応管に対する分注動作との対応関係を示すタイミングチャートである。図1Cに、反応管に対する分注動作の各工程を示し、さらに、図1Aに示す空き時間Tdに相当する時間Td´を破線で囲まれた領域で示す。
前述したように、3つの工程を所定期間Tbの中で行う必要がある。これを言い換えれば、所定期間Tbの外で上記3つの工程以外の工程を行ってもよい。所定期間Tbの外と空き時間Td´とが時期的に対応するため、空き時間Td´に3つの工程以外の工程を組み込むことができる。
順序管理部130(後述する)は、次の式(2)を参照して、反応管に対する分注動作に対する動作時間を算出し、二つの反応管に対する動作時間の合計が2つの周期Ta内にあって、一方の動作時間Tc1が周期Taを下回り、他方の動作時間Tc2が周期Taを上回る反応管の組を求めるとともに、動作時間Tc1が短い反応管を先、動作時間が長い反応管を後として、隣り合わせとする順序を決定する。
Tc1+Tc2≦2×Ta (2)
図1Cに、動作時間が短い反応管を先、動作時間が長い反応管を後とした各分注動作を示す。図1Cに示すように、先の反応管に対する分注動作の一部の工程(図1Cに「(ポンプ)洗浄」で示す工程)に続いて、後の反応管に対する分注動作の一部の工程(図1Cに「(水平)試料へ移動」で示す工程)が行われる。それにより、後の反応管に対する分注動作の開始時期及び終了時期が遅れず、3つの工程のうちの3番目の工程(図1Cに「(上下)上昇」で示す)が所定期間Tbから外れることもなく、超過時間Teを生じさせない。さらに、動作時間Tc2が周期Taから外れず、過剰時間Tfを生じさせない。
以上のように、後の反応管に対する分注動作に要する動作時間Tc2が周期Taを上回るにも拘わらず、後の反応管と先の反応管(周期Taを下回る動作時間Tc1)との組を求めることで、2つの周期Ta(2×Ta)を使って、二つの反応管に対する分注動作を行うことができる。
さらに、順序管理部130は、二つ反応管の組を求めるとき、2つの周期から合計値を減算した数値(2×Ta−(Tc1+Tc2))が最小となるような組を求める。最小となるような組を求める方法については、後述する。
<一実施形態に係る臨床検査装置>
実施形態に係る臨床検査装置の一例として、自動分析装置について各図を参照して説明する。
図2は自動分析装置の斜視図、図3は、自動分析装置100の機能ブロック図である。
図2及び図3に示すように、自動分析装置100は、反応庫5、ラックサンプラ6、移動手段110と、試料分注機構120と、順序管理部130と、工程管理部140と、分注制御部150とを有する。
(反応庫5、移動手段110)
反応庫5には、複数の反応管51が収納される。
移動手段110は、反応ディスク111を有する。反応ディスク111は、反応庫5内に設けられる。反応ディスク111の円周方向に沿って複数の反応管51が配列される。
移動手段110は、反応ディスク111を回転させることで、各反応管51を分注位置に移動し、所定期間Tb停止させ、所定期間Tb経過後、分注位置から移動させる。移動手段110は、反応管51の移動動作を一定の周期Taで行う。周期Taにおける所定期間Tbの位置及び長さは一定である(図1C参照)。なお、図1Cでは、前後2つの周期Taのうち前側の周期Taにおける「(反応ディスク)回転(前半)」と後側の周期Taにおける「(反応ディスク)回転(後半)」とを、両者を合わせた一つの工程として、「(反応ディスク)回転」で示す。
(ラックサンプラ6、試料分注機構120)
ラックサンプラ6は、ラックが自動分析装置100の前縁に沿って搬送されるように構成される。ラックには複数本の試料管61が並べられて収納される。
試料分注機構120は、試料プローブ7及び駆動部121を有する。駆動部121は、分注指示を受けて、試料プローブ7を試料管61に移動し、それからその内部に下りて試料を吸引し、その後上昇し、分注位置に移動し、分注位置に停止している反応管51の内部に下りて、試料を吐出し、その後上昇するまでの動作を含む一連の分注動作を行う。試料分注機構120は、分注動作を各反応管51について繰り返し行う。一連の分注動作には、試料プローブ7をプールへ移動し、ポンプで試料プローブ7を洗浄することが含まれる。
(順序管理部130、工程管理部140、分注制御部150)
次に、5つの測定項目の分注が実行される際に、測定項目の順序がどのように決められ、どのように実行されるかについて、図4、図5、図6、及び、図8を参照して説明する。図4は、順序管理部の一連の動作を示すフローチャートである。5つの測定項目を図5に示す「test1」〜「test5」で示す。
図4に示すように、ラックサンプラ6により、測定対象の試料を入れた反応管が吸引位置に到着する(ステップS101に「試料の到着」で示す」)。「吸引位置」とは、図2に示す試料プローブ7が吸引できる領域に反応管が移動された位置をいう。
図5は、試料とそれが分注(吸引/吐出)されるときの分注量との関係を表す図である。図5に示すように、分注量は測定項目に対応づけられて記憶部(図示しない)に記憶される。次に、順序管理部130は、試料の到着を受けて、記憶部から測定項目を取得し、測定項目を分注量の少ない順に並べ、先頭の分注量(測定項目)を取得し、分注量に基づき式(1)を参照して動作時間Tc1を算出する(ステップS102)。動作時間を算出する時期としては、これに限らず、自動分析装置が測定項目の情報を受けたときから、動作時間を合計する(図4に示すステップS107)までの間に行えばよい。
図6は、分注量の少ない順に並べられた測定項目の順番と全サイクル数との関係を表す図である。図6に示すように、順序管理部130は、分注量の少ない順に測定項目(以下、説明をわかり易くするために、測定項目に分注量を併記する)を、test1(1.0μL)、test5(2.0μL)、test3(3.0μL)、test4(35.0μL)、test2(40.0μL)の順に並べる。順序管理部130は、先頭の分注量として分注量1.0μL(test1)を取得する。順序管理部130が「第1の取得部131」の一例である。以下、説明をわかり易くするために、分注量に測定項目を併記する。
次に、順序管理部130は、取得された分注量(測定項目)を登録する(ステップS103)。このとき、順序管理部130は、登録される分注量(測定項目)に「組み合わせ可」の情報(分注量の少ない順に並べられた測定項目の先頭として取得され、それの測定項目に組むべき測定項目があり得ることから、「組み合わせ可」である)を付帯させる。なお、分注量に要する動作時間が周期Taを下回るとき「組み合わせ可」、周期Taを上回るとき「組み合わせ否」として、分注量に付帯させてもよい。さらに、順序管理部130は、登録された分注量1.0μL(test1)を未登録の対象から削除する。分注量の少ない順に並べられた測定項目の先頭を先ず登録するのは、その測定項目と、動作時間が周期Taを上回るときの分注量(測定項目)との組み合わせになる可能性が最も高いからである。
(test1の分注の実行)
図7は、登録された測定項目が逐次実行されるときの一連の動作を示すフローチャートである。
図7に示すように、自動分析装置の稼動中において、順序管理部130は、分注量(測定項目)を登録された順に並べる(ステップS201)。次に、分注制御部150は、先頭の分注量(測定項目)があるかどうかを判断する(ステップS202)。分注制御部150は、先頭の分注量(測定項目)があると判断したとき(ステップS202;Yes)、移動手段110及び試料分注機構120の駆動部121を制御して、ここでは、登録された分注量1.0μL(test1)の分注動作を実行させ、実行させた分注量の登録を抹消する(ステップS203)。なお、図7のステップS203で示す「実行後に試料液面高さを測定し、液面高さで動作時間を補正する」については、後述する。次に、分注制御部150は、未登録の分注量(測定項目)があるか否かを判断する(ステップS204)。未登録の分注量(測定項目)があると判断されたとき(ステップS204;Yes)、分注量(測定項目)を登録された順に並べるステップS201に戻る。
ステップS103の次に、順序管理部130は、登録されていない未登録の分注量(測定項目)があるか否かを判断する(ステップS104)。このとき、未登録の分注量(測定項目)は、test5(2.0μL)、test3(3.0μL)、test4(35.0μL)、および、test2(40.0μL)である。
未登録の分注量(測定項目)があるとき(ステップS104;Yes)、順序管理部130は、測定項目を分注量の多い順に、test2(40.0μL)、test4(35.0μL)、test3(3.0μL)、test5(2.0μL)のように並べ、先頭の分注量(測定項目)としてtest2(40.0μL)を取得し(ステップS105)、分注量に基づき式(1)を参照して動作時間Tc2を算出する(ステップS105)。分注量の多い順に並べられた測定項目の先頭を取得するのは、仮にその測定項目が二つの組み合わせの一方とされたとき、二つの組み合わせの動作時間(Tc1+Tc2)と二つの周期(2×Ta)との差をできるだけ少なくするためであり、また、できるだけ多くの組み合わせを作るためである。
次に、順序管理部130は、登録された分注量1.0μL(test1)の付帯情報が「組み合わせ可」であって、かつ、ステップS105で算出した動作時間Tc2が周期Taを上回る(Tc2>Ta)か否かを判断する(ステップS106)。ここでは、test2(40.0μL)の分注動作に要する動作時間Tc2は、周期Taを上回る(Tc2>Ta)ものとする。
次に、順序管理部130により、「組み合わせ可」であって、かつ、動作時間Tc2が周期Taを上回ると判断されたとき(ステップS106;Yes)、順序管理部130は、測定項目test1(1.0μL)の分注動作に要する動作時間Tc1と、test2(40.0μL)の分注動作に要する動作時間Tc2とを合計する(ステップS107)。
次に、順序管理部130は、合計値(Tc1+Tc2)が二つの周期(2×Ta)を下回るか否かを判断する(ステップS108)。順序管理部130が「判断部133」の一例である。下回ると判断されなかったとき(ステップS108;No)、順序管理部130は、既に判断された分注量40.0μL(test2)を対象から除外する(ステップS109)。次に、測定項目を分注量(測定項目)の多い順に、test4(35.0μL)、test3(3.0μL)、test5(2.0μL)のように並べ、先頭の分注量(測定項目)としてtest4(35.0μL)を取得する(ステップS105)。次に、順序管理部130は、test4(35.0μL)の分注動作に要する動作時間Tc2が周期Taを上回るか否かを判断する(ステップS106)。ここでは、test4(35.0μL)の分注動作に要する動作時間Tc2は、周期Taを上回る(Tc2>Ta)ものとする。次に、順序管理部130は、測定項目test1(1.0μL)の分注動作に要する動作時間Tc1と、test4(35.0μL)の分注動作に要する動作時間Tc2とを合計する(ステップS107)。次に、順序管理部130は、合計値(Tc1+Tc2)が周期Taを下回るか否かを判断する(ステップS108)。下回ると判断されたとき(ステップS108;Yes)、順序管理部130は、取得された分注量(測定項目)を登録する(ステップS103)。このとき、順序管理部130は、「組み合わせ否」の情報(組むべきtest4(35.0μL)が取得されたことから、「組み合わせ否」である)を付帯させる。さらに、順序管理部130は、登録された分注量35.0μL(test4)を未登録の対象から削除する。
(test4の分注の実行)
順序管理部130は下回ると判断した結果を工程管理部140に送る。工程管理部140に下回ると判断した結果を送る順序管理部130が「第2の取得部132」の一例である。工程管理部140は、分注量1.0μL(test1)の分注動作において、分注位置に反応管(一方の反応管又は先の反応管ともいう)が所定期間Tb停止した後に、移動手段110による移動によりその反応管が分注位置を離脱してから他方の反応管(後の反応管ともいう)が新たに分注位置に停止するまでの移動期間に、他方の反応管に対する分注量35.0μL(test4)の分注動作の工程の一部を組み込んだ分注工程を作成する。
順序管理部130は、分注量(測定項目)を登録された順に並べる(ステップS201)。このように、分注量(測定項目)を登録された順に並べることが、「他の反応管の順序を決定する」の一例である。次に、分注制御部150が先頭の分注量(測定項目)があると判断したとき(ステップS202;Yes)、分注工程で移動手段110及び試料分注機構120の駆動部121を制御して、ここでは、登録された分注量35.0μL(test4)の分注動作を、その前に登録された分注量1.0μL(test1)の分注動作に続けて実行させる(ステップS203)。なお、工程管理部140により作成された「分注動作の工程の一部を組み込んだ分注工程」とは、後の分注動作より先に登録された分注量の分注動作に続けて、後の分注動作の工程の一部を実行させるような工程をいう。ここで、組み込まれた側の分注動作の一例としては、図1Cに示す「(ポンプ)洗浄」がある。組み込んだ分注量35.0μL(test4)の分注動作の工程の一部としては、試料プローブ7が他方の反応管へ分注するために試料管へ移動する工程(図1Cに「(水平)試料へ移動」で示す)が含まれる。「(水平)試料へ移動」の工程が組み込まれた空き時間Tdを、図1Cに破線で囲まれた領域で示す。分注制御部150は、実行させた分注量の登録を抹消し(ステップS203)、未登録の分注量(測定項目)があるか否かを判断し(ステップS204)、未登録の分注量(測定項目)があると判断されたとき(ステップS204;Yes)、分注量(測定項目)を登録された順に並べるステップS201に戻る。
ステップS103の次に、順序管理部130は、未登録の分注量(測定項目)があるか否かを判断する(ステップS104)。このとき、未登録の分注量(測定項目)は、test5(2.0μL)、test3(3.0μL)、および、test2(40.0μL)である。未登録の分注量(測定項目)があるとき(ステップS104;Yes)、順序管理部130は、測定項目を分注量の多い順に、test2(40.0μL)、test3(3.0μL)、test5(2.0μL)のように並べ、先頭の分注量(測定項目)としてtest2(40.0μL)を取得し(ステップS105)、分注量に基づき式(1)を参照して動作時間Tc2を算出する(ステップS105)。次に、順序管理部130は、登録された分注量35.0μL(test1)の付帯情報が「組み合わせ可」であって、かつ、ステップS105で算出した動作時間Tc2が周期Taを上回る(Tc2>Ta)かどうかを判断する(ステップS106)。ここでは、順序管理部130により、分注量35.0μL(test1)の付帯情報が「組み合わせ否」であると判断され(ステップS106;No)、ステップS102に戻る。次に、順序管理部130は、分注量の少ない順に、test5(2.0μL)、test3(3.0μL)、test2(40.0μL)の順に測定項目を並べる。順序管理部130は、先頭の分注量として分注量2.0μL(test5)を取得し、分注量に基づき式(1)を参照して動作時間Tc1を算出する(ステップS102)。次に、順序管理部130は、取得された分注量(測定項目)を登録する(ステップS103)。このとき、順序管理部130は、「組み合わせ可」の情報を付帯させる。さらに、順序管理部130は、登録された分注量2.0μL(test5)を未登録の対象から削除する。
(test5の分注の実行)
順序管理部130は、分注量(測定項目)を登録された順に並べる(ステップS201)。次に、分注制御部150が先頭の分注量(測定項目)があると判断したとき(ステップS202;Yes)、分注工程で移動手段110及び試料分注機構120の駆動部121を制御して、ここでは、登録された分注量2.0μL(test5)の分注動作を、反応管の移動動作の周期Taに合わせて実行させる(ステップS203)。分注制御部150は、実行させた分注量の登録を抹消し(ステップS203)、未登録の分注量(測定項目)があるか否かを判断し(ステップS204)、未登録の分注量(測定項目)があると判断されたとき(ステップS204;Yes)、分注量(測定項目)を登録された順に並べるステップS201に戻る。
ステップS103の次に、順序管理部130は、未登録の分注量(測定項目)があるか否かを判断する(ステップS104)。このとき、未登録の分注量(測定項目)は、test3(3.0μL)、および、test2(40.0μL)である。未登録の分注量(測定項目)があるとき(ステップS104;Yes)、順序管理部130は、測定項目を分注量の多い順に、test2(40.0μL)、test3(3.0μL)のように並べ、先頭の分注量(測定項目)としてtest2(40.0μL)を取得し(ステップS105)、分注量に基づき式(1)を参照して動作時間Tc2を算出する(ステップS105)。次に、順序管理部130は、登録された分注量2.0μL(test5)の付帯情報が「組み合わせ可」であって、かつ、ステップS105で算出した動作時間Tc2が周期Taを上回る(Tc2>Ta)かどうかを判断する(ステップS106)。ここでは、順序管理部130により、分注量2.0μL(test5)の付帯情報が「組み合わせ可」であり、かつ、動作時間Tcが周期Taを上回ると判断される(ステップS106;Yes)。次に、順序管理部130は、測定項目test5(2.0μL)の分注動作に要する動作時間Tc1と、test2(40.0μL)の分注動作に要する動作時間Tc2とを合計する(ステップS107)。次に、順序管理部130は、合計値(Tc1+Tc2)が周期Taを下回るか否かを判断する(ステップS108)。下回ると判断されなかったとき(ステップS108;No)、順序管理部130は、既に判断された分注量40.0μL(test2)を対象から除外す(ステップS109)。次に、測定項目を分注量(測定項目)の多い順に、test3(3.0μL)のように並べ、先頭の分注量(測定項目)としてtest3(3.0μL)を取得する(ステップS105)。次に、順序管理部130は、test3(3.0μL)の分注動作に要する動作時間Tc2が周期Taを上回るか否かを判断する(ステップS106)。ここでは、test3(3.0μL)の分注動作に要する動作時間Tc2は、周期Taを下回る(Tc2<Ta)ものとする(ステップS106;No)。次に、順序管理部130は、分注量の少ない順に、test3(3.0μL)、test2(40.0μL)の順に測定項目を並べる。順序管理部130は、先頭の分注量として分注量3.0μL(test3)を取得し、分注量に基づき式(1)を参照して動作時間Tc1を算出する(ステップS102)する。次に、順序管理部130は、取得された分注量(測定項目)を登録する(ステップS103)。このとき、順序管理部130は、「組み合わせ可」の情報を付帯させる。さらに、順序管理部130は、登録された分注量3.0μL(test3)を未登録の対象から削除する。
(test3の分注の実行)
順序管理部130は、分注量(測定項目)を登録された順に並べる(ステップS201)。次に、分注制御部150が先頭の分注量(測定項目)があると判断したとき(ステップS202;Yes)、分注工程で移動手段110及び試料分注機構120の駆動部121を制御して、ここでは、登録された分注量3.0μL(test3)の分注動作を、反応管の移動動作の周期Taに合わせて実行させる(ステップS203)。分注制御部150は、実行させた分注量の登録を抹消し(ステップS203)、未登録の分注量(測定項目)があるか否かを判断し(ステップS204)、未登録の分注量(測定項目)があると判断されたとき(ステップS204;Yes)、分注量(測定項目)を登録された順に並べるステップS201に戻る。
ステップS103の次に、順序管理部130は、未登録の分注量があるか否かを判断する(ステップS104)。このとき、未登録の分注量(測定項目)は、test2(40.0μL)である。未登録の分注量(測定項目)があるとき(ステップS104;Yes)、順序管理部130は、測定項目を分注量の多い順に、test2(40.0μL)、test3(3.0μL)のように並べ、先頭の分注量(測定項目)としてtest2(40.0μL)を取得し(ステップS105)、分注量に基づき式(1)を参照して動作時間Tc2を算出する(ステップS105)。次に、順序管理部130は、登録された分注量3.0μL(test3)の付帯情報が「組み合わせ可」であって、かつ、ステップS105で算出した動作時間Tc2が周期Taを上回る(Tc2>Ta)かどうかを判断する(ステップS106)。ここでは、順序管理部130により、分注量3.0μL(test3)の付帯情報が「組み合わせ可」であり、かつ、動作時間Tcが周期Taを上回ると判断される(ステップS106;Yes)。次に、順序管理部130は、測定項目test3(3.0μL)の分注動作に要する動作時間Tc1と、test2(40.0μL)の分注動作に要する動作時間Tc2とを合計する(ステップS107)。次に、順序管理部130は、合計値(Tc1+Tc2)が周期Taを下回るか否かを判断する(ステップS108)。下回ると判断されなかったとき(ステップS108;No)、順序管理部130は、既に判断された分注量40.0μL(test2)を対象から除外する(ステップS109)。次に、測定項目を分注量(測定項目)の多い順に並べ、先頭の分注量(測定項目)を取得する(ステップS105)。なお、ここでは、先頭の分注量(測定項目)は取得されない。
次に、順序管理部130は、分注量(測定項目)の分注動作に要する動作時間Tc2が周期Taを上回るか否かを判断する(ステップS106)。ここでは、分注量が取得されないため、動作時間Tc2が周期Taを上回ると判断されない(ステップS106;No)。次に、順序管理部130は、分注量の少ない順に、test2(40.0μL)のように測定項目を並べる。次に、順序管理部130は、分注量の少ない順に、test2(40.0μL)のように測定項目を並べる。順序管理部130は、先頭の分注量として分注量40.0μL(test2)を取得し、分注量に基づき式(1)を参照して動作時間Tc1を算出する(ステップS102)。次に、順序管理部130は、取得された分注量(測定項目)を登録する(ステップS103)。このとき、順序管理部130は、「組み合わせ可」の情報を付帯させる。さらに、順序管理部130は、登録された分注量40.0μL(test2)を未登録の対象から削除する。
(test2の分注の実行)
順序管理部130は、分注量(測定項目)を登録された順に並べる(ステップS201)。次に、分注制御部150が先頭の分注量(測定項目)があると判断したとき(ステップS202;Yes)、分注工程で移動手段110及び試料分注機構120の駆動部121を制御して、ここでは、登録された分注量40.0μL(test2)の分注動作を、反応管の移動動作の周期Taに合わせて実行させる(ステップS203)。分注制御部150は、実行させた分注量の登録を抹消し(ステップS203)、未登録の分注量(測定項目)があるか否かを判断し(ステップS204)、未登録の分注量(測定項目)があると判断されたとき(ステップS204;Yes)、分注量(測定項目)を登録された順に並べるステップS201に戻る。
ステップS103の次に、順序管理部130は、未登録の分注量があるか否かを判断する(ステップS104)。未登録の分注量(測定項目)がないとき(ステップS104;No)、一連の動作を終了する。
上記実施形態の自動分析装置では、図7に示すステップS201〜ステップS203からわかるように、登録された分注量(測定項目)があれば、登録された分注量の分注動作が実行された。そして、その分注量と組にする分注量(測定項目)があれば、それを登録し、その分注量の分注動作が実行された。つまり、分注量(測定項目)が登録されると逐次その分注動作が実行された。そのため、例えば、複数の測定項目についてその分注動作の順番を決定する中で、実行が予定された測定項目に変更や削除があったときも、変更や削除後の測定項目について分注動作を問題なく行うことが可能となる。
図8は、測定項目の順番と全サイクル数との関係を表す図である。図8に示すように、分注の順番を分注量1.0μL(test1)、分注量35.0μL(test4)、分注量2.0μL(test5)、分注量3.0μL(test3)、分注量40.0μL(test2)の順とし、かつ、分注量1.0μL(test1)、及び、分注量35.0μL(test4)の分注を二つの周期Ta(2×Ta)で行うことにより、5つの測定項目(test1〜test5)の分注を6つの周期(6×Ta)の中で実行することができた。図8に、6つの周期を「全サイクル数6」で示す。
これに対し、図6に示すように、分注量の昇順に、分注量1.0μL(test1)、分注量2.0μL(test5)、分注量3.0μL(test3)、分注量35.0μL(test4)、分注量40.0μL(test2)の順で分注を行うと、5つの測定項目の分注を7つの周期(7×Ta)の中で実行する必要がある。図6に、7つの周期(7×Ta)を「全サイクル数7」で示す。
仮に、1日につき、サンプル数(試料数)200、測定項目30、周期Ta3[sec]で本実施形態の自動分析装置を稼動させたとき、分注動作に要する動作時間を以下に示す。
200×30×3×(6/5)=21600[sec]=6[h]
同じように、比較例の自動分析装置を稼動させたとき、分注動作に要する動作時間を以下に示す。
200×30×3×(7/5)=25200[sec]=7「h」
以上のように、本実施形態の自動分析装置によれば、分注動作に要する動作時間が大幅に短縮され、時間当たりの分注動作の回数を向上させることが可能となる。
<変形例1>
次に、本実施形態の自動分析装置の変形例1について図9を参照して説明する。図9は洗浄により生じた周期と反応管に対する分注動作との対応関係を示すタイミングチャートである。なお、変形例1の構成は、前記実施形態の自動分析装置の構成と基本的に同じであり、以下、異なる点について主に説明する。
移動手段110により、反応管が試料分注位置から試薬分注位置に移動されると、第1試薬分注プローブ8及び/又は第2試薬分注プローブ9により試薬容器4から吸引された試薬が、試薬分注位置に移動された反応管に吐出される。
第1試薬分注プローブ8及び/又は第2試薬分注プローブ9による試薬分注時に次の試薬分注時への持越しである試薬間キャリーオーバーが発生する。この影響を低減するため、線材を用いた試薬分注プローブ8、9の洗浄が必要となることがある。
第1試薬分注プローブ8及び/又は第2試薬分注プローブ9の洗剤洗浄を実施する間、自動分析装置の装置構成によっては試薬を分注することができないため、試料の分注を一旦停止して、空き期間を作り、試薬分注プローブ8、9の洗浄のための動作時間を創出する必要がある。図9に空き期間を2つの「システムサイクル」で示す。
分注管理手段130aは、試料の分注動作の実行中に、上記の空き期間が発生したと判断したとき、分注動作が実行されていない未登録の反応管(測定項目)のうち、最長の動作時間に対応づけられた第3の反応管(測定項目)を取得し、第3の反応管(測定項目)に対応づけられた動作時間Tcが空き期間内にあるか否かを判断する。空き期間内に第3の反応管に対応づけられた分注動作をさせるように、移動手段110及び試料プローブ7を制御する。第3の反応管(測定項目)は、未登録の反応管(測定項目)から削除される。
分注管理手段130aは、第3の反応管に対応づけられた動作時間が空き期間内にあると判断したとき、空き期間内に第3の反応管に対応づけられた分注動作をさせるように、移動手段110及び試料分注機構120の駆動部121を制御する。
変形例1に係る自動分析装置では、それに対する分注動作の動作時間Tcが周期Taを上回るような分注量(測定項目)であって、動作時間Tcが周期Taを下回る分注量(測定項目)との組ができなかった上記実施形態で示す40.0μL(test4)のような分注動作が、空き期間内で実行されるので、また、40.0μL(test4)のような分注量(測定項目)が実行されれば、2つの周期Taを使って分注動作がされるような分注量(測定項目)が未登録の分注量(測定項目)から削除されるので、さらに、時間当たりの分注動作の回数を向上させることが可能となる。
<変形例2>
次に、本実施形態の自動分析装置の変形例2について説明する。前記実施形態の自動分析装置では、分注動作において試料の分注(吸引/吐出)以外の工程に要する時間は変わらないとした。そこで、順序管理部130が分注量Vを基に、次の式(1)を参照して、各反応管に対する試料の分注動作に要する動作時間Tcを算出した。
Tc=f(V)+C (1)
しかし、試料プローブ7により試料管から試料を吸引するときの試料の液面の高さに応じて、動作時間Tcがわずかに変わる。液面が高ければ、試料プローブ7の下降、上昇時のストロークが短くなるので、動作時間Tcは短くなり、液面が低ければ、そのストロークが長くなるので、動作時間Tcは長くなる。
そこで、変形例2の構成では、順序管理部130が分注量Vの他に、試料プローブ7により試料管から試料を吸引するときの試料の液面の高さhを基に、次の式(3)を参照して、各反応管に対する試料の分注動作に要する動作時間Tcを算出する。
Tc=g(V,h)+C (3)
ここで、g(V,h)は、吸引/吐出に要する時間であり、分注量V及び液面の高さhの関数として表される。
図7に示すステップS202のとき、測定手段(図示しない)により液面の高さhが逐一測定され、液面の高さhが更新され、記憶部(図示しない)に記憶される。
なお、分注量V及び液面の高さhに基づき、式(3)を参照して算出された動作時間Tcにより、図4に示すステップS107で合計される動作時間が補正される。
変形例2の自動分析装置では、順序管理部130が分注量V及び試料の液面の高さhを基に、上の式を参照して、動作時間Tcを算出するので、動作時間Tcを正確に算出することができ、その動作時間Tc1が周期Taを下回る反応管と、その動作時間Tc2が周期Taを上回る反応管との組を厳密に求めることが可能となる。
なお、分注量Vのみに基づいて動作時間Tcを求めた前記実施形態の自動分析装置では、試料の液面の高さhに応じて動作時間Tcが変わるときの時間の変動幅Tsを考慮して、周期Taを下回る動作時間Tc1と、周期Taを上回る動作時間Tc2と、変動幅Tsとの合計が2つの周期(2×Ta)を下回るとき、つまり、次の式(4)を満たすとき、二つの反応管の組を求めればよい。
Tc1+Tc2+Ts≦2×Ta (4)
<自動分析装置100の他の構成>
次に、自動分析装置100の他の構成について図2を参照して簡単に説明する。図2は、自動分析装置100の内部を示す斜視図である。
図2に示すように、自動分析装置100は、試薬ラック1、第1試薬庫2、第2試薬庫3、試薬容器4、第1試薬分注プローブ8、第2試薬分注プローブ9、攪拌ユニット11、及び、測光ユニット12を有する。
(試薬容器4)
第1試薬庫2及び第2試薬庫3には、回動可能な円形状の試薬ラック1が収納されている。各試薬容器4は、この試薬ラック1に環状に並んで収納されている。第1試薬が収容された試薬容器4は第1試薬庫2に載置され、第2試薬が収納された試薬容器4は第2試薬庫3に載置される。第1試薬および第2試薬が被検試料の測定項目に応じて選択される。
次に、試薬の分注、攪拌、反応液の測定、および、反応管51の洗浄/乾燥の各動作について説明する。
(分注)
第1試薬分注プローブ8は、第1試薬庫2の試薬ラック1の回動によって規定の吸引位置に搬送された試薬容器4から第1試薬を吸引し、規定の吐出位置に搬送された反応管51に第1試薬を吐出する。
第2試薬分注プローブ9は、第2試薬庫3の試薬ラック1の回動によって規定の吸引位置に搬送された試薬容器4から第2試薬を吸引し、規定の吐出位置に搬送された反応管51に第2試薬を吐出する。
(攪拌)
攪拌ユニット11は、1サイクル毎に、攪拌位置に停止した反応管51内における被検試料及び試薬(第1試薬、第2試薬)の反応液を攪拌する。
(測定)
測光ユニット12は、反応液を測光位置から測定する。測光ユニット12は、反応液の吸光度を測定した後、その測定結果データをデータ処理部(図示しない)に出力する。データ処理部は、吸光度から検量線に基づいて反応液の濃度を求める。それにより、反応液の成分を測定することが可能となる。
(洗浄、乾燥)
洗浄/乾燥ユニット13は、洗浄・乾燥位置に停止した反応管51内の測定を終えた反応液を吸引すると共に、反応管51内を洗浄・乾燥する。
なお、上記実施形態の自動分析装置では、図7に示すステップS201〜ステップS203からわかるように、登録された分注量(測定項目)があれば、登録された分注量の分注動作が実行された。その後に、その分注量と組にする分注量(測定項目)が存在するかどうかを検索し、検索した結果から測定項目の順番を決定し、分注工程を作成した。つまり、一方の反応管に対する分注動作が開始された後に、その一方の反応管と組になる他方の反応管を求めた。しかし、測定項目の順番を決定し、及び、分注工程を作成する時期は、これに限らない。例えば、一つの試料に対し5つの測定項目があったとき、最初の測定項目の分注動作が開始される前に、各反応管に対する分注動作に要する動作時間を算出し、二つの反応管に対する動作時間の合計が2つの周期Ta内にあって、一方の動作時間が周期Taを下回り、他方の動作時間が周期Taを上回る反応管の組を求めるとともに、二つの反応管について一方の反応管を先、他方の反応管を後として、隣り合わせとする順序を決定する。つまり、5つ全部の測定項目の順番を決定し、かつ、分注工程を作成してもよい。
これを図10を参照して説明する。図10は、全部の測定項目の順番が予め登録され、その後、登録の順に測定項目が実行されるときの一連の動作を示すフローチャートである。
図10に示すように、5つ全部の測定項目が登録された後(実施形態では、test2(40.0μL)が取得され、登録された(ステップS103)後)に、分注制御部150が分注量(測定項目)を登録された順に記憶部(図示しない)から読み出す(ステップS301)。つまり、分注量1.0μL(test1)、分注量35.0μL(test4)、分注量2.0μL(test5)、分注量3.0μL(test3)、分注量40.0μL(test2)の順に読み出される。
次に、分注制御部150は、登録された順に分注量(測定項目)の分注動作を実行させ、実行させた分注量(測定項目)の登録を抹消する(ステップS302)。次に、分注制御部150は、登録された分注量(測定項目)があるかどうかを判断し、登録された分注量(測定項目)があると判断したとき(ステップS303;Yes)、分注量(測定項目)を登録された順に読み出すステップS301に戻る。登録された分注量(測定項目)がないと判断したとき(ステップS303;No)、終了する。
以上が、図3に示すステップS103〜ステップS108の工程が「組を求め」の一例である。また、図10に示すステップS301で「分注量(測定項目)を登録された順に記憶部(図示しない)から読み出す」の工程が「隣り合わせとする順序を決定する」の一例である。
また、上記実施形態において説明した構成は、試薬を分注するときの手段にも適用することができる。さらに、試料管から反応管に試料の分注を行う分注装置にも適用することができる。
さらに、上記実施形態において説明した構成は、自動分析装置以外の臨床検査装置にも適用することができる。
臨床検査装置としては、例えば、自動分析装置や血液ガス分析装置や電気泳動装置や液体クロマトグラフィー装置などの臨床化学分析機器、ラジオイムノアッセイ装置などの核医学機器、ラテックス凝集反応測定装置やネフェロメータなどの免疫血清検査機器、自動血球計数装置、血液凝固測定装置などの血液検査機器、微生物分類同定装置や血液培養検査装置やDNA・RNA測定装置などの細菌検査機器、尿分析装置や便潜血測定装置などの尿検査機器、自動組織細胞染色装置などの病理検査機器、生理機能検査機器、マイクロピペットや洗浄装置分注装置や遠心分離装置などのその他の臨床検査機器等が挙げられる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これら実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 試薬ラック
2 第1試薬庫
3 第2試薬庫
4 試薬容器
5 反応庫
51 反応管
6 ラックサンプラ
61 試料管
7 試料プローブ
8 第1試薬分注プローブ
9 第2試薬分注プローブ
100 自動分析装置
110 移動手段
120 試料分注機構
130a 分注管理手段
130 順序管理部
131 第1の取得部
132 第2の取得部
133 判断部
140 工程管理部
150 分注制御部

Claims (9)

  1. 反応管を分注位置に移動し、所定期間停止させ、該所定期間経過後、前記分注位置から移動させる移動動作を所定の周期で行う移動手段と、試料管へ移動してからその内部へ下りて試料を吸引して上昇し、分注位置に移動し、分注位置に停止している反応管の内部へ下りて試料を吐出し、その後上昇するまでの動作を含む一連の分注動作を行う分注プローブと、を有し、前記分注動作を各反応管について繰り返し行う分注装置であって、
    少なくとも各反応管への試料の分注量を基に、各反応管に対する前記分注動作に要する動作時間を算出し、二つの反応管に対する前記動作時間の合計が2つの前記周期内にあって、一方の動作時間が前記周期を下回り、他方の動作時間が前記周期を上回る前記二つの反応管について一方の反応管を先、他方の反応管を後として前記分注動作をさせるように、前記移動手段及び前記分注プローブを制御する分注管理手段を有する
    ことを特徴とする分注装置。
  2. 前記分注管理手段は、
    最短の前記動作時間を要する反応管を前記一方の反応管としたとき、前記動作時間が前記周期を上回るいずれかの他方の反応管について、二つの反応管に対する前記動作時間の合計が2つの前記周期内にあるとき、前記一方の反応管の後で当該一方の反応管と隣り合わせとする他方の反応管の順序を決定する順序管理部と、
    前記分注位置に前記一方の反応管が先に前記所定期間停止した後に、前記移動手段による移動で前記一方の反応管が前記分注位置を離脱してから前記他方の反応管が新たに前記分注位置に停止するまでの移動期間に、前記他方の反応管に対する分注動作の工程の一部を組み込んだ分注工程を作成する工程管理部と、
    前記移動手段及び前記分注プローブを制御し、前記順序管理部で決定された順序とされた前記他方の反応管を前記分注工程で分注させる分注制御部と、
    を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の分注装置。
  3. 前記分注管理手段は、
    二つの反応管に対する前記動作時間の合計が2つの前記周期内にあって、一方の動作時間が前記周期を下回り、他方の動作時間が前記周期を上回る、前記反応管の組を求めるとともに、前記二つの反応管について一方の反応管を先、他方の反応管を後として、隣り合わせとする順序を決定する順序管理部と、
    前記分注位置に前記一方の反応管が先に前記所定期間停止した後に、前記移動手段による移動で前記一方の反応管が前記分注位置を離脱してから前記他方の反応管が新たに前記分注位置に停止するまでの移動期間に、前記他方の反応管に対する分注動作の工程の一部を組み込んだ分注工程を作成する工程管理部と、
    前記移動手段及び前記分注プローブを制御し、前記順序管理部で決定された順序とされた各反応管を前記分注工程で分注させる分注制御部と、
    を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の分注装置。
  4. 前記他方の反応管に対する分注動作の工程の一部は、少なくとも、前記分注プローブが前記他方の反応管へ分注するために試料管へ移動する工程を含むことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の分注装置。
  5. 前記順序管理部は、さらに、前記分注プローブにより試料管から試料を吸引するときの試料の液面高さを基に、前記動作時間を算出することを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の分注装置。
  6. 前記順序管理部は、
    反応管の順序が決定されていない未決定の複数の反応管のうち、最短の動作時間に対応づけられた第1の反応管を取得する第1の取得部と、
    前記順序が未だ決定されていない未決定の複数の反応管のうちから前記周期を上回る動作時間に対応づけられた反応管が取得されたとき、前記取得された前記第1の反応管と前記取得された反応管のうち最長の動作時間に対応づけられた第2の反応管とにそれぞれ対応する動作時間が2つの周期内であるか否かを判断する判断部と、
    前記第1の反応管と前記第2の反応管とにそれぞれ対応する動作時間が2つの周期内にあると判断されたとき、前記第2の反応管を取得し、前記一方の反応管としての前記第1の反応管の後に前記他方の反応管としての前記第2の反応管の順序を決定する第2の取得部と、
    を有することを特徴とする請求項2から請求項5のいずれかに記載の分注装置。
  7. さらに、前記分注管理手段は、前記反応管に試薬を分注するための試薬プローブの洗浄を含む工程による空き期間が発生するとき、それに対する分注動作が実行されていない未決定の複数の反応管のうち、最長の動作時間に対応づけられた第3の反応管を取得し、第3の反応管に対応づけられた動作時間が前記空き期間内にあると判断したとき、前記空き期間内に第3の反応管に対応づけられた前記分注動作をさせるように、前記移動手段及び前記分注プローブを制御することを特徴とする請求項1に記載の分注装置。
  8. 反応管を分注位置に移動し、所定期間停止させ、該所定期間経過後、前記分注位置から移動させる移動動作を所定の周期で行う移動手段と、
    分注プローブを試料管へ移動してからその内部へ下りて試料を吸引して上昇し、分注位置に移動し、分注位置に停止している反応管の内部へ下りて試料を吐出し、その後上昇するまでの動作を含む一連の分注動作を各反応管について繰り返し行う試料分注機構と、
    少なくとも各反応管への試料の分注量を基に、各反応管に対する前記分注動作に要する動作時間を算出し、二つの反応管に対する前記動作時間の合計が2つの前記周期内にあって、一方の動作時間が前記周期を下回り、他方の動作時間が前記周期を上回る前記二つの反応管について一方の反応管を先、他方の反応管を後として前記分注動作をさせるように、前記移動手段及び前記分注プローブを制御する分注管理手段と、
    を有することを特徴とする臨床検査装置。
  9. 前記分注管理手段は、さらに、前記分注プローブにより試料管から試料を吸引するときの試料の液面高さを基に、前記動作時間を算出することを特徴とする請求項8に記載の臨床検査装置。
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