JP6478576B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式で画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、及び複合機等の画像形成装置に関するものである。
従来から、電子写真方式の画像形成プロセスを利用した画像形成装置として、中間転写体を使用する構成を有する画像形成装置が知られている。この画像形成装置は、まず、ドラム状の電子写真感光体(以下、感光ドラムとする)の表面を帯電手段(以下、帯電ローラとする)によって一様に帯電する。その後、感光ドラムに像露光して静電潜像を形成し、現像手段によって静電潜像のトナーによる顕像化(現像)を行う。
次に、1次転写工程として、感光ドラム表面に形成されたトナー像を中間転写体上に転写させ、これを複数色のトナー像に関して繰り返し実行することにより、中間転写体表面に複数色のトナー像を形成する。続けて、2次転写工程として、中間転写体上に形成された複数色のトナー像を、2次転写部材に高圧電源より電圧供給を行い、紙などの転写材表面に一括転写する。一括転写されたトナー像は、その後、定着手段により、転写材上に永久定着されることにより、カラー画像が形成される。
一般に、記録材にベルト状の中間転写体(以下、中間転写ベルトとする)がローラ等に圧接された状態で長時間同じ位置に停止すると、中間転写ベルトは、ローラの圧接位置や局所的に半径の小さい張架部材の位置で局所的に延伸あるいは塑性変形する。(この塑性変形のことを、巻き癖と呼ぶ。)
中間転写ベルトに巻き癖が生じると、中間転写ベルトと感光ドラムまたは記録材と局所的な接触ムラが発生し、トナー像を均一に転写することができない場合がある。
そこで、特許文献1では、転写部材(以下、二次転写ローラとする)が対向部材(以下、対向ローラ)から退避して、二次転写ローラと中間転写ベルトが圧接しない状態を維持し、中間転写ベルトに対する張力を緩和する構成が開示されている。画像形成をする際は、二次転写ローラが中間転写ベルトに当接し、二次転写ローラと対向ローラが中間転写ベルトを挟持する。
特開2009−116129号公報
しかしながら、対向ローラから退避した二次転写ローラに対して中間転写ベルトが軽圧で接触すると、外部からの振動によって二次転写ローラと中間転写ベルトが摺擦し、この摺擦を起因とした画像不良が発生する場合がある。例えば、退避した二次転写ローラであっても、張力の緩和により中間転写ベルトがたるみ、二次転写ローラと中間転写ベルトが軽圧で接触する場合がある。このような状態で、画像形成装置を輸送すると振動が生じ、二次転写ローラと中間転写ベルトが摺擦する恐れがある。
二次転写ローラと中間転写ベルトの摺擦は、中間転写ベルト表面に擦りつけられた二次転写ローラ成分の中間転写ベルトへの転移や、中間転写ベルト表面の損傷を引き起こす。二次転写ローラ成分の付着や中間転写ベルト表面の損傷によって、摺擦部分は中間転写ベルトの表面性が悪化し、転写効率が低下する。その結果、摺擦部分に対応する箇所に画像不良が発生する。
本発明の目的は、以上のような状況を鑑み、転写部材が対向部材から退避した状態において、転写部材と中間転写ベルトの摺擦により発生する画像不良を抑制する画像形成装置を提供することである。
上記課題を解決するため本発明は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体からトナー像が一次転写される無端状の中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトの外周面に接触し、前記中間転写ベルトから転写材へトナー像を二次転写させる転写部材と、前記中間転写ベルトの内周面に接触し、前記転写部材に対向する対向部材と、前記転写部材を前記対向部材に対して押圧させる第1の位置と、前記第1の位置より前記転写部材を前記対向部材から退避させる第2の位置に前記転写部材を移動させる移動手段と、を有する画像形成装置において、前記移動手段によって前記転写部材が前記第2の位置に位置する状態において、前記中間転写ベルトは少なくとも前記転写部材と前記対向部材の間で移動可能であり、前記転写部材と前記中間転写ベルトの間に保護剤が介在することを特徴とする。
転写部材と中間転写ベルトの間に保護剤を介在させることで、転写部材が対向部材から退避した状態において転写部材と中間転写ベルトの摺擦により発生する画像不良を抑制することが可能である。
本発明に係る画像形成装置の概略断面図である。 (a)転写部材が移動手段によって第2の位置に位置する状態を説明する図、(b)は転写部材が移動手段によって第1の位置に位置する状態を説明する図 (a)転写部材の対向部材に対する退避量が小さい場合(退避量α)を説明する説明図、(b)、(c)転写部材の対向部材に対する退避量が図3(a)より大きい場合(退避量β)を説明する説明図 (a)中間転写ベルトに対する張力の付与が解除された状態を示す説明図、(b)中間転写ベルトに対する張力の付与が行われている状態を示す説明図。 転写部材を対向部材から退避させた場合において、中間転写ベルトと転写部材が接触可能な状態を説明する説明図 転写部材の周方向および軸方向全域部分に均一に塗布されるトナーパターンを説明する説明図 転写部材の周方向および軸方向全域部分に均一に塗布される他のトナーパターンを説明する説明図 転写部材に塗布される他のトナーパターンを説明する説明図 中間転写ベルトを外周面側から内周面側に向かって見た場合における、保護剤と中間転写ベルトの関係を説明する図 中間転写ベルトが担持する保護剤の先端の位置を説明する説明図
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施形態1)
図1は、画像形成装置の一例を示す概略図である。画像形成装置1は、画像形成装置1に通信可能に接続されたパーソナルコンピュータなどの外部機器から送られてきた信号に従って、電子写真方式により、記録用紙、OHPシートなどの転写材に画像を形成することができる。
図1を用いて本実施形態の画像形成装置の構成及び動作を説明する。尚、本実施形態の画像形成装置は、a〜dの画像形成ステーションを設けているいわゆるタンデムタイプのプリンタである。第1の画像形成ステーションaはイエロー(Y)、第2の画像形成ステーションbはマゼンタ(M)、第3の画像形成ステーションcはシアン(C)、第4の画像形成ステーションdはブラック(Bk)の各色の画像を形成する。各画像形成ステーションの構成は、収容するトナーの色以外では同じであり、以下、第1の画像形成ステーションaを用いて説明する。
第1の画像形成ステーションaは、感光体である感光ドラム1aと、帯電部材である帯電ローラ2aと、クリーニング装置5aと、現像手段4aと、を備える。感光ドラム1aは矢印の方向に所定の周速度(プロセススピード)で回転駆動しトナー像を担持する像担持体である。さらに、現像手段4aは、イエローのトナーを収容し感光ドラム1aにイエロートナーを現像するための装置である。クリーニング装置5aは、感光ドラム1aに付着したトナーを回収するための部材であり、本実施形態では、感光ドラム1aに当接するクリーニング部材であるクリーニングブレードと、クリーニングブレードが回収したトナーを収容する収容部を備える。
画像信号によって、画像形成動作を開始すると感光ドラム1aは回転駆動される。感光ドラム1aは回転過程で、帯電ローラ2aにより所定の極性(本実施形態では負極性)で所定の電位に一様に帯電処理され、露光手段3aにより画像信号に応じた露光を受ける。これにより、目的のカラー画像のイエロー色成分像に対応した静電潜像が形成される。次いで、その静電潜像は現像位置において、現像手段4aによって現像され、イエロートナー像として可視化される。ここで、現像手段4aに収容されたトナーの正規の帯電極性は、負極性である。
移動可能な無端状の中間転写体である中間転写ベルト10は、張架部材11、12、13とで張架され、感光ドラム1aと当接した対向部で同方向に移動する向きに、感光ドラム1aと略同一の周速度で回転移動される。張架部材11、12、13は、複数の張架ローラである。感光ドラム1a上に形成されたイエロートナー像は、感光ドラム1aと中間転写ベルト10との当接部(以下、1次転写部と称す)を通過する過程で、中間転写ベルト10の上に転写される(1次転写)。その際、対向する一次転写ローラ14aに一次転写電源15aから一次転写電圧が印加されている。感光ドラム1a表面に残留した1次転写残トナーは、クリーニング装置5aにより清掃、除去された後、帯電以下の画像形成プロセスに供せられる。
以下、同様にして、第2,3,4の画像形成ステーションb、c、dによって第2色のマゼンタトナー像、第3色のシアントナー像、第4色のブラックトナー像が形成され、中間転写ベルト10上に目的のカラー画像に対応した合成カラー画像が得られる。
中間転写ベルト10上の4色のトナー像は、中間転写ベルト10と2次転写部材である2次転写ローラ20が形成する2次転写部を通過する過程で、給紙手段50により給紙された転写材Pの表面に一括転写される(2次転写)。
その後、4色のトナー像を担持した転写材Pは定着器30に導入され、そこで加熱および加圧されることにより4色のトナーが溶融混色して転写材Pに固定される。二次転写後に中間転写ベルト10上に残ったトナーは、導電性ブラシ16通過時に現像時のトナー極性と逆極性である正極性に帯電される。正極性に帯電した二次転写残トナーは、一次転写部において一次転写ローラ14に印加された正極性の電圧により感光ドラム1に逆転写され、感光ドラム1上に配置されたクリーニング装置5へ回収される。以上の動作により、フルカラーのプリント画像が形成される。
中間転写ベルト10は、周長700mm、長手幅236mm、厚さ90μmで、導電剤としてカーボンを混合した無端状のポリイミド樹脂を用いている。電気的特性としては、電子導電性の特性を示し、雰囲気中の温湿度に対する抵抗値変動が小さいのが特徴である。中間転写ベルト10は、テンションローラ11、補助ローラ12、駆動ローラの役割を兼ねた対向ローラ13(対向部材)の3軸で張架される。張力付与部材であるテンションローラ11は位置が可変であり、バネ32により総圧60Nの張力で張架されている。
中間転写ベルト10の体積低効率は1×10Ω・cmであり、体積抵抗率の測定は、三菱化学株式会社のHiresta−UP(MCP−HT450)にリングプローブのタイプUR(型式MCP−HTP12)を使用して測定する。測定時の室内温度は23℃、室内湿度は50%に設定し、印加電圧100V、測定時間10secの条件で行った。
また、中間転写ベルト10の材料としては、PVdF(ポリフッ化ビニリデン)、ナイロン、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PBN(ポリブチレンナフタレート)、PI(ポリイミド)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、ポリカーボネート、ポリアリレート、ABS(アクリロ二トリル−ブタジエン−スチレン共重合体)等の材料及びこれらの混合樹脂を用いることができる。
一次転写ローラ14a〜14dは、外径6mmのニッケルメッキ鋼棒に、体積抵抗率10Ω・cm、厚み3mmに調整したNBRとエピクロルヒドリンゴムを主成分とする発泡スポンジ体で覆った外径12mmのものを用いている。中間転写ベルト10を介して感光ドラム1a〜1dに対し、9.8Nの加圧力で当接させ、中間転写ベルト10の回転に伴い、従動して回転する。また、感光ドラム1a〜1dのトナーを一次転写している時には、一次転写電源15a〜15dから1500Vの電圧が印加されている。
二次転写ローラ20は外径8mmのニッケルメッキ鋼棒に、体積抵抗10Ω・cm、厚み5mmに調整したNBRとエピクロルヒドリンゴムを主成分とする発泡スポンジ体で覆った外径18mm、長手幅216mmのものを用いている。また、二次転写ローラ20は、軸受22を中心に中間転写ベルト10に対して従動回転し、中間転写ベルト10上のトナーを紙等の転写材Pに二次転写している時には、2500Vの電圧が印加されている。
導電性ブラシ16はナイロン導電性繊維で構成され、導電剤としてカーボンを使用している。導電性繊維の1本の単位長さあたり抵抗値は1×1012Ω/cmであり、単糸繊度300T/60F(5dtex)である。導電性ブラシ16の密度は100kF/inchである。導電性ブラシ16は、高圧電源60から所定の電圧が印加され、二次転写残トナーを帯電する構成となっている。
次に、二次転写ローラ20を、対向ローラ13に対して押圧させる第1の位置と、第1の位置よりも対向ローラ13から退避させる第2の位置に移動させる移動手段200について説明する。図2は、移動手段200を説明する図であり、図2(a)は二次転写ローラ20が移動手段200によって第2の位置に位置する状態、図2(b)は二次転写ローラ20が移動手段200によって第1の位置に位置する状態を示す。尚、図2で示す中間転写ベルト10はテンションローラ11によって張力が付与された状態である。図2(a)では、二次転写ローラ20が中間転写ベルト10に対して完全に離間している状態を第2の位置として設定している。しかしながら、第2の位置は、図2(b)で示す第1の位置よりも対向ローラ13から退避していればよく、第1の位置よりも軽圧状態で二次転写ローラ20が中間転写ベルト10に接触してもよい。
移動手段200は、少なくとも、二次転写ローラ20の軸を支持する軸受22、二次転写ローラ20を中間転写ベルト10に向かって付勢する加圧バネ23、軸受22に当接する当接部材としての偏芯カム24と、偏芯カム24を支持する対向ローラ13と、加圧バネ23と二次転写ローラ20を保持する保持部である二次転写ローラホルダ25を、備える。
移動手段200は、対向ローラ13と同軸上に取り付けられた偏芯カム24を回転させ軸受22との当接状態、離間状態を切り替えることにより、二次転写ローラ20を移動させている。出荷時や、搬送不良で装置本体に詰まった記録材Pを取り除く際は、図2(a)の状態であり、偏芯カム24によって加圧バネ23の加圧力に抗して軸受22を加圧バネ23の土台の方向へ付勢する。これにより、二次転写ローラ20は対向ローラ13から退避する。
画像形成時は、図2(b)の状態である。画像形成を開始する際には、前回転動作(画像形成前の準備動作時)中に偏芯カム24を回転させ、偏心カム24と軸受22の接触状態を解除する。これにより、二次転写ローラ20は加圧バネ23の付勢力によって対向ローラ13に近づき、二次転写ローラ20は中間転写ベルト10に当接し、画像形成装置は二次転写が可能な状態となる。
離間状態において、加圧バネ23から受ける力は軸受22のみに働き、二次転写ローラ20は外部から力が加わらない。そのため、二次転写ローラ20は回転自在となる。当接状態において、加圧バネ23から受ける力は二次転写ローラ20に働き、約40Nの転写圧が掛けられる。そのため、二次転写ローラ20は中間転写ベルト10の回転に伴い従動回転する。
二次転写ローラ20と対向ローラ13の退避量について図3を用いて説明する。図3(a)は、二次転写ローラ20の対向ローラ13に対する退避量が小さい場合(退避量α)を示す図であり、図3(b)、(c)は、二次転写ローラ20の対向ローラ13に対する退避量が図3(a)より大きい場合(退避量β)を示す図である。退避量を大きくするには、軸受22を二次転写ローラホルダ25側に押し込んで加圧バネ22を圧縮させる方法(図3(b)の状態)と、二次転写ローラホルダ25自体を中間転写ベルト10から離れる方向に移動させる方法(図3(c)の状態)が考えられる。図3(b)の状態では、加圧バネ22が図3(a)より圧縮された状態なので、離間状態から当接状態に移行した際に、二次転写ローラ20が中間転写ベルト10に衝突する音が大きくなる問題が生じる。また、図3(c)の状態では、二次転写ローラホルダ25を図3(a)に対してγだけ中間転写ベルト10から離間させる必要があるため、装置内に二次転写ローラホルダ25を離間させる分のスペースが必要になり、装置全体の小型化が難しくなる。
以上の理由から、本実施形態では、図3(a)で示すαを1mmとし、二次転写ローラホルダ25を中間転写ベルト10に近い位置に配置しつつ、加圧バネ20の圧縮量が小さく当接時の衝撃音が大きくならない構成としている。
図4は、中間転写ベルト10に対する張力の付与を解除するための張力解除手段300を説明する図である。図4(a)は、中間転写ベルト10に対する張力の付与が解除された状態を示す図であり、図4(b)は、中間転写ベルト10に対する張力の付与が行われている状態を示す図である。張力解除手段300は、テンションローラの軸受31、軸受31を中間転写ベルト10に向かって付勢する弾性部材であるテンションバネ32、テンションバネ32を支持する軸受ホルダ33、スペーサ34と、を備える。
軸受31は、軸受ホルダ33に対して、矢印A方向に摺動可能に係合している。テンションローラ11は、両端が軸受31に保持されており、テンションローラ11を回転可能に支持している。張力解除手段300は、軸受31と軸受ホルダ33の間に挟むスペーサ34の有無によって、中間転写ベルト10に対する張力解除または張力付与の状態を作り出している。
出荷時においては、図4(a)に示すように、軸受31と軸受ホルダ33の間にスペーサ34を挟み、テンションローラ軸受31の矢印A方向の位置を規制する。その結果、テンションローラ11と対向ローラ13の距離は図中のIとなる。一方画像形成時においては、図4(b)に示すように、スペーサ34が除去された状態である。この状態では、軸受31は軸受ホルダ33との間に設けられたテンションバネ32によってテンションローラ11を中間転写ベルト10側に付勢する。その結果、テンションローラ11と対向ローラ13の距離は図中のIIとなり、中間転写ベルト10に張力が付与される。
張力解除状態でのテンションローラ11と対向ローラ13の距離Iは、張架状態でのテンションローラ11と対向ローラ13の距離IIよりも短いため、中間転写ベルト10はたるむ。なお、中間転写ベルト10の張架状態には、加圧バネ32により、約60Nの張力が掛けられている。本実施形態においては、装置本体を工場出荷から出荷する際は、図4(a)の状態にさせ中間転写ベルト10の巻癖発生を抑制している。
ここで、図4(a)の解除状態においては、図2(a)のように二次転写ローラ20が第2の位置に位置する状態であっても、たるんだ中間転写ベルト10が、離間状態にある二次転写ローラ20に接触してしまう場合がある。
図5は、二次転写ローラ20と対向ローラ10を退避量αで離間させた場合において、たるんだ中間転写ベルト10が二次転写ローラ20と接触可能な状態を説明する図である。図5に示すように、張力が緩和されると中間転写ベルト10はたるみ、中間転写ベルト10が二次転写ローラ20と軽圧で接触する場合がある。このような状態で工場から出荷されると、輸送時の振動によって二次転写ローラ20と中間転写ベルト10が接触した状態で中間転写ベルト10の長手方向および周方向に微小な移動を繰り返し、接触面で摺擦する。
そこで、本実施形態では、図5で示す、たるんだ中間転写ベルト10が離間した二次転写ローラ20に接触してしまう状態において、二次転写ローラ20の中間転写ベルト10の間に保護剤Zを介在させている。具体的には、二次転写ローラ20の表面に保護剤Zを塗布している。塗布する保護剤Zは、画像形成時に二次転写ローラ20から間転写ベルト転写材Pに転写する恐れがあるため、転写しても目立ちにくいことが望ましい。また、後述で述べるスペーサおよび潤滑剤としての機能を発揮するため適当な大きさの粒子であることが必要である。具体的には、中間転写ベルト10表面の凹凸より大きい1μm以上、中間転写ベルト10表面を傷つけないために50μm以下の粒子であることが望ましい。本実施形態では、転写材Pに転写しても目立ちにくく、かつ上述した形状を満足する粒子径5〜10μm程度のイエロートナーを保護剤Zに使用した。なお、本実施形態の二次転写ローラ20の表層は、発泡ゴム層で構成されており、中間転写ベルト10と直接接触する発泡ゴム層の壁部分にイエロートナーを付着させることが望ましく、空隙内部までトナーを付着させなくてもよい。
本実施形態における保護剤Zは、図6に示すように二次転写ローラ20の周方向および軸方向全域部分に均一に塗布されるトナーパターンである。これによって、中間転写ベルト10はイエロートナーからなる保護剤Zを介して二次転写ローラ20と接触する。
この保護剤Zは、中間転写ベルト10と二次転写ローラ20の間でスペーサとして機能することが可能である。よって保護剤Zによって、中間転写ベルト10と二次転写ローラ20の直接接触を防ぎ、両者の摺擦を抑制できる。さらに、保護剤Zは、潤滑剤として機能することが可能である。なお、二次転写ローラ20表面に塗布された保護剤Zは、長時間の中間転写ベルト10との接触によって脱落し、摺擦防止の効果が低下する恐れがある。しかし、本実施形態では二次転写ローラ20は離間時に回転自在であるため、中間転写ベルト10が接触する二次転写ローラ20表面は、振動時の回転によって保護剤Zが塗布された新しい領域に変わる。その結果、長時間の二次転写ローラ20の局所的な接触が抑制され、摺擦防止の効果を持続することが出来る。保護剤Zは、スペーサおよび潤滑剤としての機能を十分発揮するため、少なくとも1層以上塗布する必要がある。また、7層以上塗布する場合、後述する保護剤Zの回収の際に、保護剤Zを回収できなくなる可能性がある。そのため、保護剤Zは1層以上6層以下(トナーの載り量に換算すると0.2〜1.2mg/cm)塗布することが望ましく、本実施形態ではイエロートナーを2層(0.4mg/cm)塗布した。
保護剤Zの塗布による効果を確認するため、本実施形態の構成と以下に示す3つの比較例の構成について振動試験および高温高湿保管試験を行った。
本実施形態:二次転写ローラ20表面への保護剤Z塗布あり、二次転写離間および張力解除
比較例1:二次転写ローラ20表面への保護剤Z塗布無し、二次転写離間および張力解除
比較例2:二次転写ローラ20表面への保護剤Z塗布あり、二次転写当接および張力付与
比較例3:二次転写ローラ20表面への保護剤Z塗布無し、二次転写当接および張力付与
ここで、二次転写離間は、図2(a)の状態であり、二次転写当接は、図2(b)の状態である。また張力解除は、図4(a)の状態であり、張力付与は、図4(b)の状態である。
振動試験は工場出荷後の輸送による振動を想定した試験であり、摺擦による画像不良(横スジ)の発生を確認するために行う。振動試験は、各構成の本体を梱包した状態で振動試験台に固定し、JIS/ISO包装貨物−振動試験(JIS Z0232&ISO13355−2001)方法に準拠した振動を1時間与えた後、開封して画像を印刷した時の横スジの有無を確認した。高温高湿保管試験は工場出荷後の輸送時の環境を想定した試験であり、巻き癖による画像不良(横スジ)の発生を確認するために行う。高温高湿保管試験は、各構成の本体を梱包した状態で温度60℃・湿度85%の環境に3日間放置した後、開封して画像を印刷した時の画像不良(横スジ)の有無を確認した。表1に、各構成における摺擦および巻き癖による画像不良(横スジ)の有無の評価結果を示す。
Figure 0006478576

※OKは横スジ発生無し、NGは横スジ発生有りを示す。
本実施形態の構成では、摺擦及び巻き癖による画像不良(横スジ)は発生しなかった。比較例1の構成では巻き癖の発生はないが、保護剤Zが塗布されていないため摺擦による画像不良は発生した。比較例2および比較例3の構成は、二次転写当接及び張力付与状態の構成である。この構成では、中間転写ベルト10は二次転写ローラ20と対向ローラ13によって挟持された状態になるため、中間転写ベルト10が周方向、幅方向に移動し難く、中間転写ベルト10と二次転写ローラ20間に摺擦が発生することを抑制することが可能である。しかしながら、張力付与状態であるので、巻き癖が発生する。
二次転写ローラ20表面に塗布した保護剤Zであるイエロートナーは、画像形成装置を設置した後に二次転写ローラ20から取り除く必要がある。そこで、保護剤Zは、移動手段200によって二次転写ローラ20を第1の位置に移動させた後に、クリーニングモードを実行して除去する。起動時に行われるキャリブレーションなどの調整制御中に、二次転写ローラ20にトナーの正規の極性と同極性の電圧を印加することで電気的に中間転写ベルト10へ転移され、その後a〜dの画像形成ステーションに回収される。
摺擦を充分に抑制することが可能であるなら、図7で示すトナーパターンでもよい。図7(a)は、図6のパターンに対して二次転写ローラ20の幅方向に保護剤Zを形成しない部分を設けるパターンであり、図7(b)は、ハーフトーンパターンである。このようなパターンを採用することで、保護剤Zの塗布量を減らし、クリーニングし易くすることが可能である。
なお、本実施形態の保護剤Zはイエロートナーであるが、マゼンダトナーなどの他色のトナーなどでも良い。ただし、転写材Pに転写しても目立ちにくい無色透明な粒子が保護剤Zとしてより好ましく、例えばシリコーン樹脂微粒子(トスパール)などが適している。さらに、二次転写ローラ20長手全域ではなく、図8に示すように少なくとも画像領域(206mm)を含む長手域に保護剤Zを塗布し、両端側に保護剤Z非塗布領域を設けてもよい。保護剤Zを二次転写ローラ20から中間転写ベルト10へ移動させた後に、保護剤Zを中間転写ベルト10から除去する必要があるが、その際に保護剤Zの幅は短い方が好ましい。その理由は、保護剤Zを中間転写ベルト10から各感光ドラム1a〜1dに移動させる際に、端部側の保護剤Zは移動させ難いからである。
以上から、本実施形態の構成によれば、二次転写ローラ20を対向ローラから退避させた状態であっても、二次転写ローラ20表面に保護剤Zを塗布することで、摺擦を抑制することが可能である。
(実施形態2)
実施形態2は、保護剤Zを中間転写ベルト10に担持させることを特徴とする。なお、その他の構成については実施形態1の画像形成装置と同様であるので、同様の部分については同様の符号を付して説明する。
図9は、中間転写ベルト10を外周面側から内周面側に向かって見た、保護剤Zと中間転写ベルト10の関係を説明する図である。保護剤Zは、実施形態1と同様に、粒子径5〜10μm程度のイエロートナーを使用し、画像形成ステーションaの感光ドラム1aから中間転写ベルト10に転写されたトナー像である。中間転写ベルト10がイエロートナーからなる保護剤Zを担持した状態で回転駆動し、保護剤Zが二次転写ローラ20に対向する位置で停止させることで、保護剤Zを二次転写部に供給することが可能である。この構成であれば、実施形態1のように二次転写ローラ20に保護剤Zを塗布するために二次転写ローラ20を装置本体から取りはず必要がない。
図9で示すように、保護剤Zの周方向の長さは、二次転写部のニップ幅である5mmより十分に大きい20mmとした。また、保護剤Zの幅方向の長さは、二次転写ローラ20の幅方向の長さと同等の長さとした。
これによって、中間転写ベルト10はイエロートナーからなる保護剤Zを介して二次転写ローラ20と接触する。実施形態1と同様に、保護剤Zによって中間転写ベルト10と二次転写ローラ20の直接の接触を防ぎ、輸送時などの振動による摺擦を防ぐことが可能である。また、中間転写ベルト10に保護剤Zを塗布するので、二次転写ローラ20に付着する保護剤Zの量を減らすことが可能である。
中間転写ベルト10上に塗布した保護剤Zであるイエロートナーは、本体の起動時に行われるキャリブレーションなどの印刷前動作中に、a〜dの画像形成ステーションに回収される。その際、保護剤Zの端部は、中間転写ベルト10の回転方向において、クリーニング手段である導電性ブラシ16と中間転写ベルト10の接触領域よりも上流側に位置することが望ましい。この構成であれば、クリーニングモードを実行した際に、短い時間で保護剤Zを中間転写ベルト10から回収することが可能である。
また、実施形態1のように、保護剤Zを二次転写ローラ20に塗布させた状態で、さらに、中間転写ベルト10に保護剤Zを担持させる構成であってもよい。
(その他の実施形態)
中間転写ベルト10と二次転写ローラ20の間に保護剤Zを介在させる構成を説明したが、例えば、クリーニング手段である導電性ブラシ16を対向ローラから退避させる構成を採用した場合は、中間転写ベルト10とクリーニング手段の間に保護剤Zを開催させてもよい。退避したクリーニング手段に対して中間転写ベルト10が接触した場合でも、二次転写ローラ20と同様に、クリーニング手段と中間転写ベルト10との摺擦を抑制することが可能である。
1 感光ドラム
10 中間転写ベルト
11 テンションローラ
13 対向ローラ(駆動ローラ)
16 クリーニング手段(導電性ブラシ)
20 二次転写ローラ
24 偏芯カム
30 定着装置
31 テンションローラ軸受
Z 保護剤

Claims (13)

  1. トナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体からトナー像が一次転写される無端状の中間転写ベルトと、
    前記中間転写ベルトの外周面に接触し、前記中間転写ベルトから転写材へトナー像を二次転写させる転写部材と、
    前記中間転写ベルトの内周面に接触し、前記転写部材に対向する対向部材と、
    前記転写部材を前記対向部材に対して押圧させる第1の位置と、前記第1の位置より前記転写部材を前記対向部材から退避させる第2の位置に前記転写部材を移動させる移動手段と、を有する画像形成装置において、
    前記移動手段によって前記転写部材が前記第2の位置に位置する状態において、前記中間転写ベルトは少なくとも前記転写部材と前記対向部材の間で移動可能であり、前記転写部材と前記中間転写ベルトの間に保護剤が介在することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記中間転写ベルトに対する張力付与を解除する解除手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2の位置は、前記解除手段によって前記中間転写ベルトに対する張力付与が解除されていない状態において、前記転写部材が前記中間転写ベルトに対して完全に離間する位置として設定された位置であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記移動手段によって前記転写部材が前記第2の位置に位置する状態で、且つ、前記解除手段によって前記中間転写ベルトに対する張力付与を解除させた状態において、前記中間転写ベルトと前記転写部材は接触可能であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載に画像形成装置。
  5. 前記保護剤は、前記転写部材に塗布されていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記転写部材は軸受を中心に回転可能な転写ローラであり、前記転写ローラは、前記移動手段によって前記転写部材が前記第2の位置に位置する状態で、且つ、前記解除手段によって前記中間転写ベルトに対する張力付与を解除させた状態において、前記中間転写ベルトと接触すると回転し、あらたな保護剤を前記中間転写ベルトと前記転写ローラの間に介在させることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記転写ローラは表層として前記中間転写ベルトに接触する発泡ゴム層を備え、前記保護剤は前記発泡ゴム層に塗布されていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記転写ローラの軸方向において、前記保護剤は前記発泡ゴム層の全域に塗布されていることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記転写ローラの軸方向において、前記保護剤は、前記像担持体の画像領域に対応する領域に塗布し、両端側に対応する領域には塗布しないことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 前記保護剤は、前記中間転写ベルトが担持するトナーパターンであることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  11. 前記中間転写ベルトの回転方向において、前記トナーパターンの端部は、前記中間転写ベルトからトナーを回収するためのクリーニング手段が前記中間転写ベルトに接触する領域よりも上流側に位置することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記保護剤はイエロートナーであることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  13. 前記移動手段によって前記第2の位置から前記第1の位置へ前記転写部材を移動させた後に、前記転写部材から前記保護剤を除去するクリーニングモードを実行することを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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