JP6477443B2 - 電子部品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品の製造方法、特に、めっきにより外部電極を形成する電子部品の製造方法に関する。
電子部品に外部電極を形成する方法として、例えば、特許文献1に記載のような外部電極の形成方法(以下で、従来の電極形成方法と称す)が知られている。従来の電極形成方法は、めっきにより外部電極を形成する方法ではなく、導電ペーストを電子部品に塗布することで行われる。具体的には、対象となる電子部品の一部が露出するように該電子部品を保持治具の各保持孔に挿入して保持する。また、ペーストキャスティングテーブルのペースト充填孔に導電ペーストを塗り込んでおく。そして、保持具をペーストキャスティングテーブルに向かって移動させることで、電子部品の露出した部分をペースト充填孔に浸漬して、該露出した部分に導電ペーストを塗布して外部電極を形成する。
特開平8−55766号公報
ところで、めっきにより外部電極を形成する場合、めっきを行う電子部品に導電性を付与するために、導電性の液体を電子部品に付着させる必要がある。ここで、めっきの前段階で用いられる導電性の液体の粘性は、従来の電極形成方法で用いられていた導電ペーストよりも低い。従って、導電性の液体を塗布する工程を、従来の電極形成方法と同様に行うと、電子部品の浸漬している部分から浸漬していない部分に向かって導電性の液体が移動し、浸漬してない部分に導電性の液体が付着してしまう(以下で、濡れ上がりと称す)。その結果、所望の位置にめっきができない、すなわち、所望の位置に外部電極を形成することができないという問題が発生するおそれがある。
本発明の目的は、導電性の液体を電子部品に付着させる工程を含む電子部品の製造方法において、導電性の液体の濡れ上がりを抑制する電子部品の製造方法を提供することである。
本発明の一の形態に係る電子部品の製造方法は、
めっき触媒を含有する導電性の液体を対象物に付着させる工程を含む電子部品の製造方法であって、
前記対象物が挿入される孔が設けられたマスクに、該対象物の一部が露出するように該対象物を挿入する挿入工程と、
前記対象物が挿入されたマスクを前記導電性の液体に浸漬する導電性付与工程と、
を備え、
前記マスクの表面はフッ素樹脂から形成され、
前記孔の中心軸方向と直交する全ての方向において、該孔と前記対象物との間に締め代
があること、
を特徴とする。
本発明の一の形態に係る電子部品の製造方法では、導電性の液体が付与される対象物と、該対象物が挿入されるマスクの孔との間に、該孔の中心軸方向と直交する全ての方向において、締め代がある。これにより、導電性の液体が付与される対象物が導電性の液体に浸漬された際に、導電性の液体が該対象物とマスクの孔との間にある締め代により堰き止められる。従って、本発明の一の形態に係る電子部品の製造方法では、導電性の液体の濡れ上がりを抑制することができる。
本発明によれば、導電性の液体の濡れ上がりを抑制することができる。
一実施例である電子部品の製造方法により製造された電子部品の外観図である。 一実施例である電子部品の製造方法により製造された電子部品の内部構造を示す分解斜視図である。 図1のA−A断面における断面図である。 一実施例である電子部品の製造方法の製造過程を示す図である。 一実施例である電子部品の製造方法の製造過程を示す図である。 一実施例である電子部品の製造方法の製造過程を示す図である。 一実施例である電子部品の製造方法の製造過程を示す図である。 一実施例である電子部品の製造方法の製造過程を示す図である。 一実施例である電子部品の製造方法の製造過程を示す図である。 一実施例である電子部品の製造方法の製造過程を示す図である。 一実施例である電子部品の製造方法の製造過程を示す図である。 一実施例である電子部品の製造方法の製造過程を示す図である。 一実施例である電子部品の製造方法に用いられるマスクを示す図である。 図13のB−B断面における断面図である。 一実施例である電子部品の製造方法の製造過程を示す図である。 一実施例である電子部品の製造方法の製造過程を示す図である。 一実施例である電子部品の製造方法に用いられるラックを示す図である。 一実施例である電子部品の製造方法の製造過程を示す図である。 変形例である電子部品の製造方法の製造過程を示す図である。 一実施例である電子部品の製造過程を示す図である。
(電子部品の構成 図1乃至図3参照)
まず、一実施例である電子部品の製造方法により作製された電子部品1について図面を参照しながら説明する。なお、電子部品1を構成する本体10の積層方向を上下方向と定義する。また、上側から平面視したときに、本体10の長辺が延在する方向を左右方向と定義し、本体の短辺が延在する方向を前後方向と定義する。上下方向、左右方向及び前後方向は互いに直交している。さらに、本体10の上側の面を上面、下側の面を底面S1、右側の面を右面S2、左側の面を左面S3、前側の面を前面、後ろ側の面を後面と称す。底面S1は、電子部品1が回路基板上に実装される際に、回路基板と対向する実装面であ
る。
電子部品1は、本体10、外部電極20,25及び回路素子30を備えている。本体10は、図1に示すように、直方体状をなしている。本体10は、図2に示すように、絶縁体層11〜14、絶縁体基板16及び磁路18を含んでいる。
絶縁体層11,12、絶縁体基板16、絶縁体層13,14は、上側から平面視したときに、長方形状をなしており、上側から下側へとこの順に積層されている。以下では、絶縁体層11〜14、絶縁体基板16の上側の主面を表面と呼び、絶縁体層11〜14、絶縁体基板16の下側の主面を裏面と呼ぶ。
絶縁体層11,14は、金属磁性粉と絶縁性材料との混合物を材料としており、本実施形態では、金属磁性粉とエポキシ系樹脂との混合物により作製されている。また、絶縁体層11,14における金属磁性粉の密度を高めるため、絶縁体層11,14は、粒径の異なる2種類の金属磁性粉を含んでいる。具体的には、金属磁性粉は、平均粒径80μmのFe−Si−Cr合金からなる磁性粉(最大粒径100μm)、及び、平均粒径3μmのカルボニルFeからなる磁性粉の混合粉である。また、これらの粉末に対しては化成処理により、金属酸化物からなる絶縁コーティングが予め施されている。さらに、電子部品1のL値及び直流重畳特性を考慮して、金属磁性粉は、絶縁体層11,14に対して90wt%以上含まれている。また、絶縁体層11,14の材料は、金属磁性粉とガラスセラミックス等の絶縁性無機材料との混合物や金属磁性粉とポリイミド樹脂との混合物であってもよい。本実施形態における絶縁体層11,14の厚みは、約60μmであり、該絶縁体層11,14に含まれる金属磁性粉の最大粒径よりも小さい。
絶縁体層12,13は、エポキシ樹脂等の絶縁性材料により作製されている。なお、絶縁体層12,13は、ベンゾジクロロブテン等の絶縁性樹脂や、ガラスセラミックス等の絶縁性無機材料により作製されていてもよい。
絶縁体基板16は、ガラスクロスにエポキシ樹脂を含浸させたプリント配線基板であり、絶縁体層12と絶縁体層13とに上下両側から挟まれている。なお、絶縁体基板16は、ベンゾジクロロブテン等の絶縁性樹脂や、ガラスセラミックス等の絶縁性無機材料により作製されていてもよい。
磁路18は、本体10の内部の略中央に位置する金属磁性粉と絶縁性材料との混合物を材料としている。本実施形態では、電子部品1のL値及び直流重畳特性を考慮して、磁性粉を90wt%以上含んでいる。さらに、磁路18への充填性を高めるため、磁性粉として、粒度の異なる2種類の粉体を混在させている。また、磁路18は、絶縁体層12,13及び絶縁体基板16を上下方向に貫通する柱状をなし、オーバル状の断面形状を有している。更に、磁路18は、後述するコイル32,37の内周に位置するように設けられている。
回路素子30は、本体10の内部に設けられている。回路素子30は、導電性材料により作製されており、Au,Ag,Cu,Pd,Ni等の金属を含む材料により作製されている。回路素子30は、コイル32、引き出し導体32a、コイル37、引き出し導体37a及びビアホール導体39を含んでいる。
コイル32は、絶縁体基板16の表面上に設けられており、上側から平面視したときに、時計回りに旋回しながら中心に近づく渦巻状の導体層である。以下では、コイル32の時計回り方向の上流側の端部を上流端と呼び、コイル32の時計回り方向の下流側の端部を下流端と呼ぶ。
コイル37は、絶縁体基板16の裏面上に設けられており、上側から平面視したときに、時計回りに旋回しながら中心から遠ざかる渦巻状の導体層である。なお、図2では、視認のしやすさの観点から、コイル37を絶縁体層13の表面上に記載してある。以下では、コイル37の時計回り方向の上流側の端部を上流端と呼び、コイル37の時計回り方向の下流側の端部を下流端と呼ぶ。
ビアホール導体39は、絶縁体基板16を上下方向に貫通しており、コイル32の下流端とコイル37の上流端とを接続している。これにより、コイル32とコイル37とが電気的に直列接続されている。
引き出し導体32aは、絶縁体基板16の表面上に設けられており、コイル32の上流端に接続されている。また、引き出し導体32aは、絶縁体基板16の右側の外縁に引き出されている。これにより、引き出し導体32aは、図3に示すように、右面S2から本体10の表面に露出している。
引き出し導体37aは、図2に示すように、絶縁体基板16の裏面上に設けられており、コイル37の下流端に接続されている。なお、図2では、視認のしやすさの観点から、引き出し導体37aを絶縁体層13の表面上に記載してある。また、引き出し導体37aは、絶縁体基板16の左側の外縁に引き出されている。これにより、引き出し導体37aは、図3に示すように、左面S3から本体10の表面に露出している。
外部電極20は、Cu膜、Ni膜やSn膜等により構成され、図1に示すように、電子部品1の右面S2を覆っていると共に、電子部品1の上面、底面S1、前面及び後面に折り返されている。ここで、引き出し導体32aが絶縁体基板16の右側の外縁に引き出されているため、外部電極20と引き出し導体32aとは接触している。従って、外部電極20は、回路素子30と電気的に接続されている。
外部電極25は、Cu膜、Ni膜やSn膜等により構成され、電子部品1の左面S3を覆っていると共に、電子部品1の上面、底面S1、前面及び後面に折り返されている。ここで、引き出し導体37aが絶縁体基板16の左側の外縁に引き出されているため、外部電極25と引き出し導体37aとは接触している。従って、外部電極25は、回路素子30と電気的に接続されている。
以上のように構成された電子部品1は、例えば、外部電極20から入力された信号が、回路素子30を経由して、外部電極25から出力されることで、インダクタとして機能する。
(電子部品の製造方法 図4乃至図12参照)
次に、一実施例である電子部品の製造方法について図面を参照しながら説明する。
まず、図4に示すように、複数の絶縁体基板16となるべきマザー絶縁体基板116を用意する。そして、図5に示すように、マザー絶縁体基板116のビアホール導体39が設けられる位置にビームを照射してスルーホールH1を形成する。
次に、マザー絶縁体基板116の表面及び裏面にCuめっきを施す。これにより、マザー絶縁体基板116の表面全体及び裏面全体にめっき膜が形成される。更に、スルーホールH1内もめっきされビアホール導体39が形成される。その後、図6に示すように、フォトリソグラフィにより、マザー絶縁体基板116の表面及び裏面に、コイル32,37に対応する導体パターン132,137を形成する。
導体パターン132,137の形成後、更にCuめっきを施し、図7に示すように、十分な太さのコイル32,37を形成する。
次に、図8に示すように、複数の絶縁体層12,13となるべき絶縁体シート112,113によりマザー絶縁体基板116を上下両側から挟み込む。また、絶縁体シート112,113によりマザー絶縁体基板116を挟み込む工程は、コイル32,37間の微小な隙間に絶縁体シート112,113を入り込ませるために、真空中で行われることが好ましい。これに加え、コイル32,37に起因する浮遊容量の発生を抑制するために、絶縁体シート112,113の比誘電率は、4以下が好ましい。
次に、図9に示すように、ビームを照射して、マザー絶縁体基板116及び絶縁体シート112,113を上下方向に貫通する複数の貫通孔H2を形成する。貫通孔H2が形成される位置は、磁路18が設けられる位置であり、マザー絶縁体基板116に設けられた複数のコイル32,37それぞれの内周側である。
そして、絶縁体シート112、マザー絶縁体基板116及び絶縁体シート113の順で積層された積層体を、絶縁体層11,14に対応する樹脂シート111,114により上下両側から、図8で示した絶縁体シート112,113と同様に挟み、圧着する。この圧着により、複数の貫通孔H2に対して、樹脂シート111,114が入り込み、複数の磁路18が形成される。その後、オーブン等の恒温槽を用いて熱処理を施すことで樹脂シート111,114を硬化させる。
硬化後、厚さを調整するために、樹脂シート111、114の表面を、バフ研磨、ラップ研磨及びグラインダ等により研削する。これにより、図10に示すように、複数の電子部品の集合体であるマザー基板120が完成する。
そして、マザー基板120を、図11に示すように、複数の本体10にカットする。このカットにはダイサー等を用いる。また、このカットによって、図12に示すように、引き出し導体32a,37aが本体10の表面から露出する。その後、本体10に付着したカットくずを除去するために、エッチング処理又は研磨処理を行う。本実施形態では、本体10を塩化第二鉄溶液に浸漬して、エッチング処理を施した。
次に、マザー基板120から個別にカットされた本体10の表面に電解めっきにより外部電極20,25を形成する。ここで、本体10に対して電解めっきを施すために、本体10の外部電極を形成する部分に導電性を持たせることが必要である。そこで、電解めっきに先立ち、本体10に導電性を付与する液体(以下で、導電化溶液と称す)を付着させる。
本体10に導電化溶液を付着させる際には、図13に示すような、複数の長方形状の孔H3がマトリクス状に設けられたマスク200を用いる。マスク200の構造は、図14に示すように、ステンレスからなる芯材PをゴムNにより覆った構造である。そして、各孔H3は、一つの本体10が収まるように設けられている。ただし、孔H3の大きさは本体10よりも小さい。従って、孔H3に本体10を挿入した場合、図15に示すように、孔H3の中心軸CL方向と直交する方向、つまり、上下方向と直交する方向に締め代Tが発生する。締め代Tは、本体10がマスク200の孔H3に挿入された際に、本体10を支持する。本体10の締め代Tの部分は、本体10がマスク200の孔H3が挿入された際に本体10と密着することにより、導電化溶液が濡れあがるのを抑制する。なお、孔H3と、マスクの一方側の主面S5とが成す角には、面取りCが施されている。
つまり、マスク200の表面はゴムNで構成されている。ゴムNは、樹脂を含む。樹脂は、シリコン樹脂又はフッ素樹脂であってよい。ゴムNを構成する樹脂は、フッ素樹脂であることが好ましい。ゴムNをフッ素樹脂で形成すれば、対象物からめっき膜がはがれることを抑制することができる。このメカニズムは、以下のように推測される。ゴムNをシリコン樹脂で形成した場合には、対象物がマスク200の孔H3に挿入された際に、孔H3の表面と対象物の表面とが擦れて対象物にはっ水性が付与されやすくなる。一方、ゴムNをフッ素樹脂で形成した場合には、対象物がマスク200の孔H3に挿入され孔H3の表面と対象物の表面とが擦れたとしても対象物にはっ水性を付与しにくい。そのため、ゴムNにフッ素樹脂を用いれば、導電化溶液が対象物に密着しやすくなり、形成されためっき膜が対象物からはがれるのを抑制できる。
ゴムNは、樹脂に加え、さらに無機粒子を含むことが好ましい。無機粒子は、シリカ粒子及びカーボン粒子から選ばれる1種以上を含んでよい。マスク200の表面を構成するゴムNが無機粒子を含む場合、対象物をマスク200の孔H30に挿入する際に、対象物の表面を荒らしてめっき膜と対象物との密着性を向上させることができる。
そして、本体10を孔H3に挿入する際には、棒状の部材Qでマスクの一方側の主面S5から、本体10を孔H3に押し込む。これにより、本体10の一方側の端部E1が露出する。なお、棒状の部材Qの押し込み量を管理することで、孔H3から本体10が露出する量を調整できる。
本体10の孔H3への挿入が終了すると、図16に示すように、一方側の主面S5全面にテープLを貼り付ける。
以上のようにして、本体10が孔H3に押し込まれ、テープLが貼り付けられたマスク200を、図17に示すように、マスク200を保持するためのラック300に取り付ける。なお、ラック300には、複数枚のマスク200を取り付けることが可能である。
次に、複数のマスク200が取り付けられたラック300を処理槽に浸漬する。処理槽は、用途に応じて複数の槽に分かれており、まず、脱脂用の層にラック300を浸漬する。脱脂用の層には、本体10の表面に対する導電化溶液の濡れ性を向上させるために、界面活性剤が用いられている。ここで用いる界面活性剤は、本体10に付与する導電化材料の種類に適合するように、アニオン型、カチオン型、ノニオン型、両性のいずれかの界面活性剤から選択する。
脱脂用の層に浸漬されて、本体10の表面を清浄化した後に、複数のマスク200が取り付けられたラック300を、導電化溶液で満たれた導電性付与槽に浸漬する。導電化溶液は、めっきの触媒を含有する溶液である。めっきの触媒は、パラジウム、スズ、銀、銅からなる群から選択される少なくとも1種の導電化材料であってよい。このような導電化溶液にラックを漬け込むことで、本体10におけるマスク200から露出している部分、つまり本体10の端部E1に導電化溶液が付着する。ここで、導電化材料とは、本体10に付着して導電性を与えることができる材料であり、例えば、前記のような遷移金属のイオン、それらを含むコロイド、導電性高分子やグラファイト等が挙げられる。また、本体10への導電化溶液の付着量は、めっきによりめっきが可能となる量であればよい。さらに、導電化溶液の表面張力は、本体10の大きさによって決定されるが、表面張力は50mN/m以下とすることが好ましい。これにより、めっきの際に気泡が発生したとしても気泡がマスク200と本体10の間から抜けやすくなる。気泡がマスク200と本体10との間に残ったまま、めっきされた場合、気泡が付着している部分にはめっき膜が形成されにくくなる。つまり、めっき未着が発生する。しかしながら、気泡をマスク200と本体10との間から抜けやすくすることにより、めっき未着の発生を抑制することができる。なお、ラック300に取り付けられたマスク200は、処理槽に浸漬されている際、マスク200の上の気泡の除去等を目的として搖動させられている。
次に、めっきを行うのに必要な導電化溶液の付着量(0.2μg/cm2 〜50μg/cm2 )を表面上に残すようにして、表面に導電化材料が付着した本体10を水や溶剤等により洗浄する。更に、本体10を乾燥させる。
本体10を乾燥後、マスク200の主面S5に貼り付けたテープLを取り外す。そして、マスク200における主面S5と反対側の主面S6から、図18に示すように、棒状の部材Qで本体10を押す。これにより、本体10の端部E1と反対側の端部E2が、マスク200から露出する。
本体10の端部E2をマスク200から露出させた後、今度はマスク200の主面S6にテープLを貼り付ける。その後、マスク200のラック300への取り付け、処理槽への浸漬、洗浄、乾燥という上記と同様の工程を行う。その後、導電化溶液の付着により導電性が付与された本体10をマスク200から抜き取る。
最後に、マスク200から抜き取った本体10をめっき浴に浸漬して、めっき処理を施す。これにより、本体10において導電化溶液が付着した端部E1,E2に外部電極20,25(つまり、めっき膜)が形成される。なお、めっきは、たとえば、銅めっき、ニッケルめっき及びスズめっきの順に行う。めっき処理は、電解めっきでもよく、無電解メッキでもよい。以上の工程により、電子部品1が完成する。
なお、めっきで用いることが可能な金属種は、特に限定されるものではなく、スズ、スズ合金、ニッケル、銅、銀、金、パラジウム等からなる群から選択される少なくとも1種の金属を使用することができる。また、スズ合金としては、スズ−鉛、スズ−銀、スズ−銅、スズ−亜鉛、スズ−ビスマス、スズ−インジウム等が好ましい。
また、めっき浴の性質も、酸性浴、中性浴、アルカリ性浴のいずれの浴においても本方法を適用できる。さらに、めっき法も、バレルめっき法、ラックめっき法等種々の電解めっき法を用いることができる。
(効果)
一実施例である電子部品の製造方法によれば、導電性の液体(導電化溶液)の濡れ上がりを抑制することができる。一実施例である電子部品の製造方法では、本体10を導電化溶液に浸漬する際に用いられるマスク200の孔H3の大きさが、該本体10よりも小さい。従って、孔H3に本体10を挿入した場合、孔H3の中心軸CLと直交する方向、つまり、図15における上下方向と直交する方向に締め代Tが発生する。これにより、本体10が導電化溶液に浸漬された際に、導電化溶液が本体10とマスク200の孔H3との間にある締め代Tにより堰き止められる。その結果、一実施例である電子部品の製造方法では、導電性の液体の濡れ上がりを抑制することができる。
また、マスク200の孔H3と、マスク200の一方側の主面S5とが成す角には、図15に示すように、面取りCが施されている。言いかえると、孔H3を構成するマスクの稜部(つまり、縁)には、面取りCが施されている。つまり、孔H3の開口面積は一定でなくともよい。たとえば、孔H3は、開口面積が段階的に大きくなっていてもよい。図15では、孔H3は、開口面積が一定の部分と、マスク200の一方の面に向かって開口面積が大きくなる部分とから構成されている。この面取りCにより、めっきの際に気泡が発生したとしても気泡が抜けやすくなり、めっき膜をより均一に形成することができる。また、この面取りCにより、本体10を孔H3に挿入しやすくなると共に、本体10を孔H3に押し込む棒状の部材Qにかかる力を低減できる。
ところで、従来の電子部品の製造方法では、保持治具の各保持孔と電子部品との間に隙間があるため、保持治具全体を導電ペーストなどの処理液に浸すことができない。従って、従来の電子部品の製造方法では、電子部品に導電ペーストを付着させる際に、電子部品の数が増えるほど、導電ペーストで満たされたペースト充填孔を備えるペーストキャスティングテーブルの面積が大きくなる。つまり、従来の電子部品の製造方法では、使用する設備が、電子部品の数に比例して水平方向に大きくなる。一方、一実施例である電子部品の製造方法では、上述のとおり、マスク200の孔H3に本体10を挿入した際に孔H3と本体10との間に締め代があるため、マスク200全体を処理液に浸すこと、いわゆるドブ漬けができる。このようにドブ漬けができることで、電子部品の数が増えた際、これに用いられる設備を水平方向だけでなく鉛直方向に大きくすることでも対応できる。つまり、一実施例である電子部品の製造方法は、スペースの有効利用につながる。
また、一実施例である電子部品の製造方法では、処理槽にマスク200を浸漬している間、該マスク200を搖動させている。これにより、本体10の表面に付着した気泡が除去されるため、脱脂による本体10表面の清浄作用、及び、本体10の表面への導電化溶液の付着量を向上させることができる。
(変形例 図19参照)
変形例である電子部品の製造方法と一実施例である電子部品の製造方法との相違点は、マスク200に対して本体10が露出する部分である。具体的に以下で説明する。
変形例である電子部品の製造方法では、図19に示すように、マスク200に対して本体10の両端部E1,E2を露出させる。ここで、マスク200の孔H3と該マスク200の一方側の主面S5とが成す角には、面取りCが施されている。従って、主面S5から本体10を突出させなくても、本体10の端部E2が、孔H3の面取りCが施されている部分まで露出していればよい。そして、シールLを主面S5又はS6に貼ることなく、マスク200を処理槽に浸漬させる。これにより、マスク200を処理槽に一回浸漬するだけで、両端部E1,E2に導電化溶液を付着させることができる。つまり、変形例である電子部品の製造方法は、一実施例である電子部品の製造方法と比較して、その製造工程を減らすことができる。
また、変形例である電子部品の製造方法では、本体10の端部E2は、面取りCが施されていることで、主面S5から突出させる必要がない。つまり、本体10の端部E2をマスク200から突出させるために、該マスク200の厚みを薄くする必要がない。その結果、マスク200は所定の厚みを確保でき、一定の強度を保つことができる。
また、マスク200には、図20に示すように、段H3a(切れ込み)が設けられていてもよい。図20では、孔H3の上側の開口形状が長方形である。段H3aは、孔H3の上側の開口における左側の辺の外側(左側)が下側に窪むことにより形成されている。これにより、段H3aにより形成された空間と孔H3とが繋がっている(連続している)。また、段H3aは、孔H3の開口の左側の辺全体に沿って前後方向に延在している。図20のようなマスク200を用いた場合、本体10を孔H3に挿入すれば、本体10の端部E1と端部E1に続く側面の一部を選択的に露出させることができる。そして、マスク200の段H3aが形成された面と反対側の主面をテープLで覆った状態で孔H3に本体10が挿入されたマスク200を導電化溶液に浸漬させたのち、本体10にめっき処理を施せば、本体10に断面L字状の外部電極を形成することができる。
(他の実施形態)
本発明に係る電子部品の製造方法は上記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。例えば、回路素子30は、インダクタに限らず、コンデンサ等の他の素子であってもよい。また、外部電極20,25が回路素子30と電気的に接続されているとは、外部電極20,25と回路素子30とが物理的に接触している状態の他に、外部電極20,25と回路素子30とが物理的に接触せずに外部電極20,25と回路素子30との間に信号が伝送される状態も含む。
また、外部電極20の形状は、図1に示したように5つの面に跨る形状に限らず、例えば、底面S1と右面S2との2つの面に跨る形状であってもよいし、底面S1のみに設けられた平面状であってもよい。外部電極25の形状についても外部電極20の形状と同様である。
さらに、本体10は、積層体に限らず、例えば、金属磁性粉と樹脂との混合物が固められることにより作製されていてもよい。また、本体10は、フェライト等のセラミックであってもよい。また、各実施例を組み合わせてもよい。
[実施例]
<実施例1>
まず、金属磁性粉と樹脂のコンポジットで形成された本体と、本体の内部に配置され端部が本体から露出するコイルと、を含む対象物を100個用意した。そして、対象物の両端部がマスク200から露出するように、ゴムNにフッ素樹脂を用いたマスク200の孔H3に対象物を挿入した。対象物が孔H3に挿入されたマスク200を導電化溶液につけ、対象物の両端部(つまり、マスク200から露出した部分)に導電化溶液を付着させた。その後、対象物を乾燥させ、マスク200からとり外し、電解めっき処理をおこなって対象物の両端部にめっき膜を形成した。100個の対象物を実体顕微鏡で観察したところ、12個の対象物からめっき膜がはがれていた。
<比較例1>
ゴムNにシリコン樹脂を用いたマスクを使用したほかは、実施例1と同じ方法で対象物にめっき膜を形成した。100個の対象物を 実体顕微鏡で観察したところ、56個の対象物からめっき膜がはがれていた。
このように、ゴムNをフッ素樹脂で形成した場合には、本体に形成されためっき膜が本体からはがれるのを抑制できる。
以上のように、本発明は、電子部品の製造方法に有用であり、特に、導電性の液体の濡
れ上がりを抑制できる点で優れている。
C 面取り
CL 中心軸
E1,E2 端部
S5,S6 主面
H3 孔
1 電子部品
10 本体(対象物)
20,25 外部電極
200 マスク

Claims (10)

  1. めっき触媒を含有する導電性の液体を対象物に付着させる工程を含む電子部品の製造方法であって、
    前記対象物が挿入される孔が設けられたマスクに、該対象物の一部が露出するように該対象物を挿入する挿入工程と、
    前記対象物が挿入されたマスクを前記導電性の液体に浸漬する導電性付与工程と、
    を備え、
    前記マスクの表面はフッ素樹脂から形成され、
    前記孔の中心軸方向と直交する全ての方向において、該孔と前記対象物との間に締め代があること、
    を特徴とする電子部品の製造方法。
  2. 前記導電性付与工程の後、前記めっき触媒が付着された本体にめっき処理を行うこと、
    を特徴とする請求項1に記載の電子部品の製造方法。
  3. 前記マスクは、無機粒子を含むこと、
    を特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の電子部品の製造方法。
  4. 前記孔を構成するマスクの稜部には面取りが施されていること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の電子部品の製造方法。
  5. 前記マスクは、孔に連続する段が設けられていること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の電子部品の製造方法。
  6. 前記導電性付与工程において、前記マスクを搖動させること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の電子部品の製造方法。
  7. 前記導電性付与工程の前に脱脂工程をさらに備えること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の電子部品の製造方法。
  8. 前記脱脂工程では、界面活性剤が用いられていること、
    を特徴とする請求項に記載の電子部品の製造方法。
  9. 前記脱脂工程において、前記マスクを搖動させること、
    を特徴とする請求項又は請求項に記載の電子部品の製造方法。
  10. 前記挿入工程において、前記マスクの両主面から、前記対象物の両端部を露出させること、
    を特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の電子部品の製造方法。
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