JP6477207B2 - 樹脂組成物、樹脂シート、樹脂硬化物および樹脂基板 - Google Patents
樹脂組成物、樹脂シート、樹脂硬化物および樹脂基板 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6477207B2 JP6477207B2 JP2015091612A JP2015091612A JP6477207B2 JP 6477207 B2 JP6477207 B2 JP 6477207B2 JP 2015091612 A JP2015091612 A JP 2015091612A JP 2015091612 A JP2015091612 A JP 2015091612A JP 6477207 B2 JP6477207 B2 JP 6477207B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- resin composition
- group
- glycidyl ether
- epoxy compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 0 C(C1NC1)Oc1cc(-c2cc(-c3cc(OCC4OC4)cc([U]CC4OC4)c3)cc(-c3cc([U]CC4*C4)cc(OCC4[U]C4)c3)c2)cc(OCC2ClC2)c1 Chemical compound C(C1NC1)Oc1cc(-c2cc(-c3cc(OCC4OC4)cc([U]CC4OC4)c3)cc(-c3cc([U]CC4*C4)cc(OCC4[U]C4)c3)c2)cc(OCC2ClC2)c1 0.000 description 1
- WURFOYFDXBECDY-UHFFFAOYSA-N C(C1OC1)Nc(cc1)ccc1-c1cc(-c(cc2)ccc2OCC2OC2)cc(-c(cc2)ccc2OCC2OC2)c1 Chemical compound C(C1OC1)Nc(cc1)ccc1-c1cc(-c(cc2)ccc2OCC2OC2)cc(-c(cc2)ccc2OCC2OC2)c1 WURFOYFDXBECDY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- DDOKFGSNYVDLIU-UHFFFAOYSA-N C(C1OC1)Oc(cc1)ccc1-c1cc(-c(cc2)ccc2OCC2OC2)cc(-c(cc2)ccc2OCC2OC2)c1 Chemical compound C(C1OC1)Oc(cc1)ccc1-c1cc(-c(cc2)ccc2OCC2OC2)cc(-c(cc2)ccc2OCC2OC2)c1 DDOKFGSNYVDLIU-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Epoxy Resins (AREA)
Description
また、本発明の樹脂組成物は、下記の式(1−1)で表される化合物を含むエポキシ化合物と、下記の式(4)で表されるトリフェニルベンゼン化合物を含む硬化剤とを含むものである。
1.樹脂組成物
1−1.構成
1−2.製造方法
1−3.作用および効果
2.樹脂シート
2−1.構成
2−2.製造方法
2−3.作用および効果
3.樹脂硬化物
3−1.構成
3−2.製造方法
3−3.作用および効果
4.樹脂基板
4−1.構成
4−2.製造方法
4−3.作用および効果
まず、本発明の一実施形態の樹脂組成物に関して説明する。
この樹脂組成物は、下記の式(1)で表されるエポキシ化合物と、硬化剤とを含んでいる。
エポキシ化合物は、式(1)から明らかなように、1つの分子の中に骨格として1,3,5−トリフェニルベンゼンを含むと共にその骨格に1つ以上のグリシジルエーテル基が導入された化合物のうちのいずれか1種類または2種類以上である。すなわち、エポキシ化合物では、1つの分子の中に骨格として1,3,5−トリフェニルベンゼンが含まれていると共に、その骨格に1つ以上のグリシジルエーテル基が導入されている。
硬化剤は、上記したように、エポキシ化合物と架橋反応することが可能な化合物(架橋化合物)のうちのいずれか1種類または2種類以上を含んでいる。
この樹脂組成物は、上記したエポキシ化合物および硬化剤と共に、他の材料のうちのいずれか1種類または2種類以上を含んでいてもよい。
この樹脂組成物は、例えば、以下の手順により製造される。
この樹脂組成物によれば、式(1)に示したエポキシ化合物と共に硬化剤を含んでいる。この場合には、上記したように、樹脂組成物が式(1)に示したエポキシ化合物を含んでいない場合と比較して、樹脂硬化物のガラス転移点が上昇すると共に、その樹脂硬化物の熱伝導率が高くなる。よって、優れた熱的特性を得ることができる。
次に、本発明の一実施形態の樹脂シートに関して説明する。以下では、既に説明した樹脂組成物を「本発明の樹脂組成物」という。
図1は、樹脂シート10の断面構成を表している。この樹脂シート10は、シート状に成形された樹脂組成物(樹脂組成物層1)であり、より具体的には、1つの樹脂組成物層1からなる単層体である。樹脂シート10の厚さなどは、特に限定されない。樹脂組成物層1の構成は、シート状に成形されていることを除き、本発明の樹脂組成物の構成と同様である。
樹脂シート10を製造する場合には、例えば、本発明の樹脂組成物の製造方法と同様の手順を用いる。
この樹脂シートによれば、上記した本発明の樹脂組成物を含んでいるので、その樹脂組成物と同様の理由により、優れた熱的特性を得ることができる。これ以外の作用および効果は、本発明の樹脂組成物と同様である。
次に、本発明の一実施形態の樹脂硬化物に関して説明する。
樹脂硬化物は、上記した樹脂組成物の硬化反応物を含んでおり、より具体的には、エポキシ化合物と硬化剤との硬化反応物を含んでいる。この硬化反応物では、エポキシ化合物と硬化剤とが架橋反応しているため、いわゆる架橋ネットワークが形成されている。
この樹脂硬化物を製造する場合には、樹脂組成物を加熱する。これにより、樹脂組成物が硬化反応するため、硬化反応物である樹脂硬化物が得られる。
この樹脂硬化物によれば、上記した本発明の樹脂組成物の硬化反応物を含んでいるので、その樹脂組成物と同様の理由により、優れた熱的特性を得ることができる。これ以外の作用および効果は、本発明の樹脂組成物と同様である。
次に、本発明の一実施形態の樹脂基板に関して説明する。以下では、既に説明した樹脂シートを「本発明の樹脂シート」、樹脂硬化物を「本発明の樹脂硬化物」とそれぞれ呼称する。
図4は、樹脂基板40の断面構成を表している。この樹脂基板40は、図1に示した樹脂シート10の硬化反応物である。すなわち、樹脂基板40は、樹脂組成物層1の硬化反応物(樹脂硬化物層3)であり、より具体的には、1つの樹脂硬化物層3からなる単層体である。
樹脂基板40を製造する場合には、樹脂シート10を加熱する。これにより、上記したように、樹脂組成物層1中において樹脂組成物の硬化反応が実質的に完了するため、図4に示したように、樹脂組成物層1の硬化反応物である樹脂硬化物層3が形成される。
この樹脂基板によれば、本発明の樹脂硬化物を含んでいるので、その樹脂硬化物と同様の理由により、優れた熱的特性を得ることができる。これ以外の作用および効果は、本発明の樹脂硬化物と同様である。
以下で説明する手順により、図5に示したように、複数の樹脂硬化物層3が積層された積層体からなる樹脂基板50を製造した。なお、以下で説明する含有量(質量部)は、固形分に換算した値である。
(λは熱伝導率(W/(m・K))、αは熱拡散率(m2 /s)、Cpは比熱(J/kg・K)、rは密度(kg/m3 )である。)
Claims (14)
- 下記の式(1)で表されるエポキシ化合物と、
下記の式(4)で表されるトリフェニルベンゼン化合物を含む硬化剤と
を含む、樹脂組成物。
- 前記R1〜R5のうちの1つは、前記グリシジルエーテル基であり、
前記R6〜R10のうちの1つは、前記グリシジルエーテル基であり、
前記R11〜R15のうちの1つは、前記グリシジルエーテル基である、
請求項1または請求項3に記載の樹脂組成物。 - 前記硬化剤は、水酸基(−OH)およびアミノ基(−NH2 )のうちの少なくとも一方を含む化合物、を含む、
請求項1または請求項2に記載の樹脂組成物。 - 請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の樹脂組成物を含む、樹脂シート。
- 請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の樹脂組成物の硬化反応物を含む、樹脂硬化物。
- 1または2以上の樹脂シートの硬化反応物を含み、
前記樹脂シートは、請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の樹脂組成物を含む、樹脂基板。 - 前記2以上の樹脂シートの硬化反応物は、積層されている、
請求項13記載の樹脂基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015091612A JP6477207B2 (ja) | 2015-04-28 | 2015-04-28 | 樹脂組成物、樹脂シート、樹脂硬化物および樹脂基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015091612A JP6477207B2 (ja) | 2015-04-28 | 2015-04-28 | 樹脂組成物、樹脂シート、樹脂硬化物および樹脂基板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016204606A JP2016204606A (ja) | 2016-12-08 |
JP6477207B2 true JP6477207B2 (ja) | 2019-03-06 |
Family
ID=57489035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015091612A Active JP6477207B2 (ja) | 2015-04-28 | 2015-04-28 | 樹脂組成物、樹脂シート、樹脂硬化物および樹脂基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6477207B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3290455B1 (en) * | 2015-04-28 | 2020-01-29 | TDK Corporation | Resin composition, resin sheet, resin cured product and resin substrate |
EP3290458B1 (en) * | 2015-04-28 | 2020-10-14 | TDK Corporation | Resin composition, resin sheet, resin cured product and resin substrate |
CN111527119B (zh) * | 2017-12-27 | 2023-01-13 | 富士胶片株式会社 | 组合物、导热材料、带导热层的器件及导热材料的制造方法 |
JP7287171B2 (ja) * | 2018-08-21 | 2023-06-06 | 東レ株式会社 | プリプレグおよび炭素繊維強化複合材料 |
JP7402681B2 (ja) * | 2019-12-27 | 2023-12-21 | 太陽ホールディングス株式会社 | 硬化性樹脂組成物、ドライフィルム、樹脂付き銅箔、硬化物、及び電子部品 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4672103A (en) * | 1986-02-14 | 1987-06-09 | The Dow Chemical Company | Non-sintering epoxy resins prepared from triglycidyl ethers and epihalohydrins |
WO1993014140A1 (en) * | 1992-01-08 | 1993-07-22 | Hoechst Celanese Corporation | Epoxidation products of 1,3,5-tris(4'-hydroxyphenyl)benzenes____ |
WO1993024863A1 (en) * | 1992-06-04 | 1993-12-09 | Agfa-Gevaert Naamloze Vennootschap | Photoconductive recording material comprising a crosslinked binder system |
US5300698A (en) * | 1993-05-27 | 1994-04-05 | Hoechst Celanese Corporation | Process for the prepartion of 1,3,5-tris(4'-hydroxyaryl)benzene |
JP4395923B2 (ja) * | 1999-06-17 | 2010-01-13 | 住友ベークライト株式会社 | エポキシ樹脂組成物及び半導体装置 |
JP6221634B2 (ja) * | 2013-10-30 | 2017-11-01 | Tdk株式会社 | 樹脂組成物、樹脂シート、樹脂硬化物および基板 |
-
2015
- 2015-04-28 JP JP2015091612A patent/JP6477207B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016204606A (ja) | 2016-12-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6477207B2 (ja) | 樹脂組成物、樹脂シート、樹脂硬化物および樹脂基板 | |
TWI417337B (zh) | Pre-stains, laminates and circuit boards | |
JP6221634B2 (ja) | 樹脂組成物、樹脂シート、樹脂硬化物および基板 | |
JP6696283B2 (ja) | 樹脂組成物、樹脂シート、樹脂硬化物および樹脂基板 | |
US10584228B2 (en) | Epoxy resin composition, thermally-conductive material precursor, B-stage sheet, prepreg, heat dissipation material, laminate, metal substrate, and printed circuit board | |
CN108463321A (zh) | 预浸渍体、印刷布线板、半导体封装体及印刷布线板的制造方法 | |
CN108472831A (zh) | Frp前体、层叠板、覆金属层叠板、印刷布线板、半导体封装体及它们的制造方法 | |
JP6477206B2 (ja) | 樹脂組成物、樹脂シート、樹脂硬化物および樹脂基板 | |
JP6834948B2 (ja) | 樹脂組成物、樹脂シート、樹脂硬化物および樹脂基板 | |
JP6497196B2 (ja) | 樹脂組成物、樹脂シート、樹脂硬化物および樹脂基板 | |
JP6729562B2 (ja) | 樹脂組成物、樹脂シート、樹脂硬化物および樹脂基板 | |
JP6536158B2 (ja) | 樹脂組成物、樹脂シート、樹脂硬化物および樹脂基板 | |
KR102059824B1 (ko) | 광경화성 절연 수지 조성물 및 이를 이용한 인쇄회로기판 | |
JP6428470B2 (ja) | 樹脂組成物、樹脂シート、樹脂硬化物および樹脂基板 | |
JP2016113493A (ja) | エポキシ樹脂組成物、熱伝導材料前駆体、bステージシート、プリプレグ、放熱材料、積層板、金属基板、及びプリント配線板 | |
JP2016204605A (ja) | 樹脂組成物、樹脂シート、樹脂硬化物および樹脂基板 | |
WO2018180091A1 (ja) | 樹脂組成物、樹脂シート、樹脂硬化物および樹脂基板 | |
JP6907504B2 (ja) | 樹脂組成物、樹脂シート、樹脂硬化物および樹脂基板 | |
JP2019123834A (ja) | 樹脂組成物、樹脂シート、樹脂硬化物および樹脂基板 | |
KR102184814B1 (ko) | 접착력이 향상된 에폭시 수지 조성물 및 이를 이용한 섬유-고무복합 연결재 | |
JP7525255B2 (ja) | 樹脂シート及び樹脂硬化物 | |
EP0499697A2 (en) | Polyetherimide/epoxy chopped fiber reinforced laminates and the preparation thereof | |
JP2019155667A (ja) | 基板及び積層基板 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180205 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180919 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181002 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181127 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190108 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190121 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6477207 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |