JP6474552B2 - トイレ室 - Google Patents

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Description

この発明は、トイレ室に関し、特に、水洗トイレユニットが後壁から離れて配置されるトイレ室に関する。
従来から、住宅等の建物におけるトイレ室内に、トイレットペーパー等を収納するために、壁面に沿って収納棚が配置されることがある。
特開2000−80709号公報(特許文献1)には、便器後方の壁面にキャビネットが配置され、通気弁を収納する部分、トイレのロータンクを収納する部分およびトイレ用具を収納する部分を有する収納構造が開示されている。
他方、特開2007−135740号公報(特許文献2)には、トイレットペーパーの補充を容易にするために、ペーパーホルダー側へ向けて傾斜した載置転動部を有するペーパーボックス装置が開示されている。
特開2000−80709号公報 特開2007−135740号公報
住宅等のトイレ室は、狭い空間を有効活用することが求められている。
上記特許文献1に示されるトイレ室は、ロータンクが後壁に近接して配置されている。そのため、ロータンクをキャビネット内に収納し、ロータンクの横にトイレ用具の収納棚を設けることで狭い空間を有効活用している。
一方で、ロータンクを有するトイレユニットが後壁から離れて配置されるトイレ室も存在する。この場合、ロータンク裏の空間もデッドスペースとなる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、トイレユニットのロータンクの裏のデッドスペースを有効活用することのできるトイレ室を提供することを目的とする。
この目的のため本発明によるトイレ室は、第1および第2の側壁と後壁とによって三方が囲まれている。トイレ室は、後壁から離れて配置され、便器と、便器の後部に位置し、便器の高さよりも高いロータンクとを含む水洗トイレユニットと、ロータンクと後壁との間に配置された収納空間とを備える。収納空間は、複数のトイレットペーパーを収納するためのペーパー収納部を含む。ペーパー収納部は、トイレットペーパーを投入するための投入口と、投入口よりも下方、かつ、幅方向においてロータンクに重ならない位置に配置された、トイレットペーパーを取り出すための取出し口と、投入口から取出し口までトイレットペーパーの転動を案内するための案内部とを有している。
好ましくは、投入口は、ロータンクよりも第1の側壁側に配置され、取出し口は、ロータンクよりも第2の側壁側に配置される。この場合、案内部は、投入口から取出し口まで案内する少なくとも1つの傾斜面を含むことが望ましい。
あるいは、投入口および取出し口は、ロータンクよりも第2の側壁側に配置されてもよい。この場合、案内部は、投入口側から第1の側壁側に延びる第1の傾斜面と、第1の傾斜面の下方に位置し、第1の側壁側から取出し口側に延びる第2の傾斜面とを含むことが望ましい。
後壁には、ペーパー収納部より上方位置に窓が設けられていてもよい。
好ましくは、第1および第2の側壁との間に配置され、ペーパー収納部より上方に位置するカウンターをさらに備える。
カウンターは、第1の側壁から第2の側壁まで延びていることが望ましい。
収納空間は、ロータンクよりも第1の側壁側に、ロータンクよりも高さの低い通気弁を収納するための通気弁収納部をさらに含んでもよい。
好ましくは、収納空間は、第1および第2の側壁の少なくとも一方側に、複数の棚板が配置され、取出し口は、棚板間に設けられている。
水洗トイレユニットは、便器の幅方向一方側に配置された操作部をさらに含んでもよい。この場合、取出し口は、操作部の反対側に設けられていることが望ましい。
本発明によれば、トイレユニットのロータンクの裏のデッドスペースを有効活用することのできるトイレ室を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係るトイレ室の構成を模式的に示す一点透視図である。 本発明の実施の形態1に係るトイレ室の構成を模式的に示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る収納空間を模式的に示す平面図である。 本発明の実施の形態1において、ペーパー収納部の投入口と取出し口の他の配置例を模式的に示す平面図である。 本発明の実施の形態2に係るペーパー収納部を模式的に示す平面図である。 本発明の実施の形態3に係るペーパー収納部を模式的に示す平面図である。 本発明の実施の形態4に係るペーパー収納部を模式的に示す平面図である。 本発明の実施の形態5に係るペーパー収納部を模式的に示す平面図である。 本発明の実施の形態6に係る収納空間を模式的に示す平面図である。 本発明の実施の形態7に係る収納空間を模式的に示す平面図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<実施の形態1>
(概要について)
図1および図2を参照して、トイレ室の概要について説明する。図2には、図1のII−II矢印線で切断した場合のトイレ室の構成が模式的に示されている。本実施の形態では、図1において矢印A1で示す方向を幅方向とする。さらに、図2において矢印A2で示す方向を後方、その反対を前方とする。
トイレ室1は、例えば、住宅の上階(例えば2階)の一部に設けられている。トイレ室1は、トイレ室1の後方に位置する後壁10と、第1の側壁11と、第2の側壁12とによって三方が囲まれている。後壁10には、窓14が設けられていてもよい。
水洗トイレユニット20は、便器21と、便器21に洗浄水を供給するロータンク22と、便座に含まれるウォシュレット(登録商標)等を操作するための操作部23とを有する。ロータンク22は、便器21の後方に位置し、便器21の高さよりも高い。ロータンク22の上部には、吐水管24が設けられており、ロータンク22の床面からの高さは、例えば、約1mである。操作部23は、便器21の第1の側壁11側に取り付けられている。
トイレ室1には、通気弁38が設けられている。通気弁38は、一般に2階以上のトイレ室1に設けられ、空気を取り入れて真空状態を解除し、スムーズな排水を行うためのものである。通気弁38は、ロータンク22よりも高さが低く、一般的に、ロータンク22の高さの約2/3の高さである。
図2に示されるように、水洗トイレユニット20(ロータンク22)は、後壁10から離れて配置されている。具体的には、前後方向において、ロータンク22と後壁10とは、トイレットペーパー40の軸方向の寸法よりも離れている。そこで、本実施の形態では、ロータンク22と後壁10との間に収納空間30を設けている。以下に、収納空間30の構成について詳細に説明する。
(収納空間について)
図3をさらに参照して、収納空間30について説明する。
収納空間30は、複数のトイレットペーパー40を収納するためのペーパー収納部31と、通気弁38を収納する通気弁収納部37と、様々なトイレ用品41を収納可能なトイレ用品収納部39とを含む。
本実施の形態では、後壁10にカウンター13が設けられている。カウンター13は、窓14よりも下方に位置し、第1の側壁11から第2の側壁12まで延びている。ペーパー収納部31と通気弁収納部37とトイレ用品収納部39とは、カウンター13より下方位置に配置されている。カウンター13の高さは、ロータンク22の高さと同じぐらいである。具体的には、カウンター13は、ロータンク22の高さから−10cm〜+15cmの範囲内に位置していることが望ましい。一方で、カウンター13は、ロータンク22の高さから+50cmの高さに位置していてもよい。
ペーパー収納部31は、トイレットペーパー40を投入するための投入口32と、トイレットペーパー40を取り出すための取出し口33と、投入口32から取出し口33までトイレットペーパー40の転動を案内するための案内部34とを有している。ペーパー収納部31の前面には、ロータンク22と近接または当接する仕切り板51が設けられる。
投入口32は、幅方向において、ロータンク22よりも第1の側壁11側で、ロータンク22に重ならない位置に配置される。投入口32は、例えば、カウンター13に形成されている。つまり、本実施の形態では、投入口32は、上方を向いている。この場合、カウンター13の第1の側壁11側端部には、投入口32を閉鎖可能にするための蓋部130が設けられることが望ましい。蓋部130は、蝶番等を用いてカウンター13本体に対し開閉可能に設けられる。なお、カウンター13がロータンク22よりも高い場合、投入口32は、上下方向において、ロータンク22に重ならない位置に配置されてもよい。
取出し口33は、幅方向において、ロータンク22よりも第2の側壁12側で、ロータンク22に重ならない位置に配置される。取出し口33は、上下方向において、投入口32より下方に位置する。取出し口33は、前方を向いていることが望ましい。本実施の形態では、取出し口33は、後述するトイレ用品収納部39の棚板36a,36b間に設けられる。取出し口33の下側の棚板36bは、例えば、床から40cm程度の位置に設けられる。これは、使用者が便器21に座っている状態でもトイレットペーパー40を取出しやすい高さである。なお、この棚板36bの高さは、上記例に限定されない。ただし、取出しやすさを考慮して、床から15cm以上上方であることが望ましい。取出し口33は、幅方向において、操作部23の反対側に設けられている。このように配置することで、トイレットペーパー40が取り出しやすい。
案内部34は、投入口32側から取出し口33側まで延びる傾斜面340を有している。案内部34は、例えば板状に形成されている。案内部34の32側端部は、ロータンク22よりも第1の側壁11側に位置し、案内部34の取出し口33は、トイレ用品収納部39の棚板36bに接続されている。取出し口33は、投入口32より下方に位置するため、案内部34(傾斜面340)は、投入口32側から取出し口33に向けて下方に傾斜している。そのため、使用者がトイレットペーパー40を投入口32から投入すると、トイレットペーパー40は、重力により取出し口33に向かって案内部34上を転がる。案内部34の幅方向の長さは、ロータンク22の幅寸法よりも大きいため、複数のトイレットペーパー40を投入口32から順に投入することで、複数のトイレットペーパー40を案内部34上に保管することが可能である。使用者が取出し口33に位置するトイレットペーパー40を1つずつ取り出す度に、重力により、案内部34に載置されたトイレットペーパー40が順次取出し口33に転がる仕組みとなっている。なお、案内部34の傾斜角度は、トイレットペーパー40が転がる角度であればよい。
通気弁収納部37は、幅方向において、第1の側壁11およびペーパー収納部31に隣接している。本実施の形態では、案内部34の第1の側壁11側端部より下方に通気弁収納部37が形成されている。通気弁収納部37およびその上方に位置するペーパー収納部31の一部の前面には、仕切り板52が設けられる。仕切り板52は、通気弁38の点検の際に開放可能であってよい。
トイレ用品収納部39は、幅方向において、第2の側壁12およびペーパー収納部31に隣接している。トイレ用品収納部39は、上側収納部391と下側収納部392とを含む。また、上下方向において、上側収納部391と下側収納部392とは、ペーパー収納部31の取出し口33を挟んで設けられる。つまり、上側収納部391は棚板36aの上方に、下側収納部392は棚板36bの下方に設けられる。上側収納部391と下側収納部392と取出し口33との前面には、開閉可能な扉53が設けられてもよい。
上述のように、トイレ室1の収納空間30には、ロータンク22の裏に配置された案内部34を含むペーパー収納部31が設けられている。したがって、デッドスペースとなっていたロータンク22の裏に複数のトイレットペーパー40を収納することができる。その結果、トイレ室1内の空間を有効に活用することができる。さらに、ペーパー収納部31の投入口32および取出し口33は、ロータンク22と重ならない位置に設けられるため、トイレットペーパー40の投入と取出しとをスムーズに行うことができる。また、ペーパー収納部31がロータンク22により隠されているため、美観を向上することができる。
また、図1に示すように、後壁10に窓14が配置されているような場合には、天井近傍などの水洗トイレユニット10の上方位置に、収納棚を配置することは困難であるが、このような場合にも有効である。また、カウンター13より上は開放されているため、トイレ室1全体を広く見せることもできる。
図4は、本実施の形態において、ペーパー収納部31の投入口と取出し口の他の配置例を模式的に示す図である。投入口32は、仕切り板52上に形成され、前方を向いている。投入口32は、例えば、トイレットペーパー40の直径よりも少し大きい略円形の開口である。本例では、上側収納部391、下側収納部392の前面にそれぞれ扉53が設けられており、これらの間に仕切り板54が固定されている。取出し口33は、仕切り板54上に形成され、トイレットペーパー40を取り出すことができる大きさの略楕円形の開口で形成される。
以下の実施形態では、ペーパー収納部31の他の構成例について説明する。以下に実施の形態1との相違点のみ詳細に説明する。図5〜8において、仕切り板51,52および扉53の図示を省略している。
<実施の形態2>
図5は、本発明の実施の形態2におけるペーパー収納部31Aを模式的に示す図である。図5を参照して、本実施の形態では、案内部34は、2つの傾斜面341,342を含む。つまり、案内部34は、上下方向に離れて配置される2列の板状部材で構成される。傾斜面341,342は、同じ傾斜であってよい。
この場合も、1つの投入口32が、第1の側壁11側に形成され、1つの取出し口33が第2の側壁12側に形成されればよい。具体的には、投入口32は、例えば、カウンター13上に形成され、取出し口33は、例えば、棚板36bとその上方の図示しない棚板間に形成されている。傾斜面342は、棚板36bの上面とつながっている。傾斜面342の投入口32側端部は、トイレットペーパー40の直径以上、傾斜面341よりも第1の側壁11側に延びている。
投入口32から手を入れて、上側の傾斜面341か、下側の傾斜面342へトイレットペーパー40を投入することができる。傾斜面341を転がったトイレットペーパー40は、棚板36bへ落下する。このように、傾斜面を複数列とすることで、より多くのトイレットペーパー40を収納することが可能である。
なお、本実施の形態では、案内部34は、2つの傾斜面341,342を含むこととしたが、3つ以上の傾斜面を含んでもよい。また、傾斜面341,342ごとに、投入口32および投入口32を設けてもよい。
<実施の形態3>
図6は、本発明の実施の形態3におけるペーパー収納部31Bを模式的に示す図である。図6を参照して、本実施の形態では、案内部34は、傾斜の向きが異なる2つの傾斜面343,344を含む。この場合、投入口32および取出し口33は、例えば、いずれも第2の側壁12側に形成される。投入口32は、例えば、カウンター13上に形成されている。取出し口33は、実施の形態2と同様であってよい。
上側の傾斜面343は、投入口32から第1の側壁11側に向かって下方へ傾斜し、下側の傾斜面344は、第1の側壁11側から取出し口33側に向かって下方へ傾斜する。傾斜面343は、第2の側壁12に近接している。傾斜面344の第1の側壁11側端部は、トイレットペーパー40の直径以上、傾斜面343よりも第1の側壁11側に延びている。つまり、トイレットペーパー40が傾斜面344に落下するスペース分あけて配置される。さらに、傾斜面344は、棚板36bの上面とつながっている。
トイレットペーパー40は、投入口32から投入されると、重力により傾斜面343上を転がる。トイレットペーパー40が傾斜面343の端部まで転がると、傾斜面344上に落下する。その後、さらに傾斜面344を転がって取出し口33の位置(棚板36b上)に到着する。このように、案内部34を迂回形状とすることで、実施の形態2よりも、投入を簡単にすることができる。また、投入口32と取出し口33とを同じ側壁側に形成することが可能である。
<実施の形態4>
図7は、本発明の実施の形態4におけるペーパー収納部31Cを模式的に示す図である。実施の形態3では、案内部34は、トイレットペーパー40を一往復させる構成であったが、本実施の形態では、一往復半させる構成である。図7を参照して、本実施の形態では、案内部34は、3つの傾斜面345,346,347を含む。この場合、投入口32は、第1の側壁11側に形成される。取出し口33は、第2の側壁12側で、上側収納部391と下側収納部392との間に形成される。
上側の傾斜面345は、第1の側壁11側から上側収納部391側に傾斜し、二番目の傾斜面346は、上側収納部391側から第1の側壁11側に傾斜し、下側の傾斜面347は、第1の側壁11側から取出し口33側に向かって下方へ傾斜する。傾斜面345,357は、同じ傾斜角度でよい。
傾斜面345は、第1の側壁11に近接している。トイレットペーパー40が傾斜面346に落下するスペース分あけて配置される。傾斜面346は、上側収納部391に近接している。傾斜面346の上側収納部391側端部は、トイレットペーパー40の直径以上、傾斜面345よりも第1の側壁11側に延びている。さらに、傾斜面347の通気弁収納部37側端部も、トイレットペーパー40の直径以上、傾斜面346よりも通気弁収納部37側に延びている。トイレットペーパー40が傾斜面347に落下するスペース分あけて配置される。傾斜面347は、通気弁収納部37に近接し、棚板36bの上面とつながっている。
この場合、トイレットペーパー40が、投入口32から投入されると、重力により傾斜面345を転がって一旦上側収納部391側に転動し、傾斜面346に落下する。トイレットペーパー40は、傾斜面346上を通気弁収納部37側に転がり、次は、傾斜面347に落下する。その後、トイレットペーパー40は、傾斜面347を転がって第2の側壁12側の棚板36bに到着する。このような形状とすることで、実施の形態3よりも多くのトイレットペーパー40を収納することが可能である。
<実施の形態5>
図8は、本発明の実施の形態5におけるペーパー収納部31Dを模式的に示す図である。図8を参照して、本実施の形態では、2つの投入口32が、第1の側壁11側と第2の側壁12側とにそれぞれ設けられる。取出し口33は、第2の側壁12側に1箇所設けられる。傾斜面348は、第1の側壁11側からペーパー収納部31の中央部近傍に向かって傾斜し、傾斜面349は、第2の側壁12側からペーパー収納部31の中央部近傍に向かって傾斜する。傾斜面350は、ペーパー収納部31の中央部近傍から第2の側壁12側に傾斜する。
傾斜面348は第1の側壁11に近接し、傾斜面349は第2の側壁12に近接し、左右対称の傾斜で配置される。傾斜面348と傾斜面349とは、トイレットペーパー40が傾斜面350に落下するスペース分あけて配置される。さらに、傾斜面350は、棚板36bの上面とつながっている。
この場合、トイレットペーパー40は、第1の側壁11側の投入口32から投入されると、重力により傾斜面348を転がって、傾斜面350上に落下し、取出し口33の位置に到着する。第2の側壁12側の投入口32から投入されると、重力により、傾斜面349を転がって、傾斜面350上に落下し、取出し口33の位置に到着する。
投入口32を第1の側壁11側と第2の側壁12側の2箇所とすることで、使用者が利用しやすい投入口32を選択して、利用することが可能である。また、カウンター13全面を開閉可能な形状として、上方から複数のトイレットペーパー40を投入してもよい。
以下の実施形態では、収納空間30の他の構成例について説明する。以下に実施の形態1との相違点のみ詳細に説明する。
<実施の形態6>
図9は、実施の形態6に係る収納空間30Aを模式的に示す図である。なお、図9にはロータンク22が想像線にて示されている。上記の実施の形態において、カウンター13は、第1の側壁11側から第2の側壁12側まで延びるとしていたが、カウンター13は、第1の側壁11から第2の側壁12側いっぱいに延びていなくてもよい。本実施の形態では、カウンター13は、例えば、中央位置のロータンク22の後方にのみ配置されている。この場合、図9に示すように、カウンター13よりも上方位置においても、第1の側壁11側と第2の側壁12側にそれぞれ、天井近傍まで延びるトイレ用品収納部39を配置させてもよい。この場合、投入口32もトイレ用品収納部39の棚板36間に形成されてもよい。
<実施の形態7>
図10は、実施の形態7に係る収納空間30Bを模式的に示す図である。上記各実施の形態において、カウンター13の高さをロータンク22と同じぐらいの高さとしたが、図10に示すように、カウンター13Aの高さをロータンク22よりも十分に高い位置(天井付近)に配置してもよい。このように構成することで、案内部34として、多数の傾斜面345,346,347を含ませることが可能となるため、より多くのトイレットペーパー40を収納することが可能となる。なお、図10では、カウンター13に隣接する領域全体をペーパー収納部31としている。
なお、上記各実施の形態では、案内部34は、板状であるとしたが、傾斜面を有していれば、板状でなくてもよい。また案内部34の上面全体が傾斜面でなくてもよい。傾斜面は、幅方向に延びる複数の棒状部材の上面により実現されてもよいし、ローラーコンベアの上面により実現されてもよい。また、案内部34は、トイレットペーパー4の転動(移動)を案内できれば、傾斜面に代えて、円弧面を有していてもよい。
また、上記各実施の形態において、建物の上階を例にしたが、1階でもよい。この場合、通気弁収納部37に代えて、他のトイレ用品収納部を設けてもよい。または、通気弁収納部37の位置までペーパー収納部31の範囲が拡大されていてもよい。また、特にこのような場合には、第1の側壁11、第2の側壁12のいずれかに、使用者の出入り口があれば、それに近いほうに投入口32が設けられるほうが望ましい。
さらに、上記各実施の形態において、ロータンク22と後壁10とは、前後方向において、トイレットペーパー40の軸方向の寸法よりも離れているとしたが、具体的には、トイレットペーパー40の軸方向の寸法の2倍以上離れていてもよい。この場合、案内部34の前後方向の長さを、トイレットペーパー40を前後方向に複数並べて配置できるように設計してもよい。
あるいは、収納空間30は、ペーパー収納部31さえ含んでいれば、トイレ用品収納部39も含まなくてよい。この場合、上述の棚板36bは、ペーパー収納部31の構成であってもよい。また、傾斜面が延びていてもよい。
なお、上記実施形態1〜7を、適宜組み合わせてもよい。
以上、図面を参照してこの発明の実施の形態を説明したが、この発明は、図示した実施の形態のものに限定されない。図示した実施の形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1 トイレ室、10 後壁、11 第1の側壁、12 第2の側壁、13,13A カウンター、14 窓、20 水洗トイレユニット、21 便器、22 ロータンク、23 操作部、24 吐水管、30 収納空間、31 310 ペーパー収納部、32 投入口、33 取出し口、34,340〜350 案内部、36,36a,36b 棚板、37 通気弁収納部、38 通気弁、39 トイレ用品収納部、391 上側収納部、392 下側収納部、40 トイレットペーパー、41 トイレ用品、51,52,54 仕切り板、53 扉、130 蓋部。

Claims (8)

  1. 第1および第2の側壁と後壁とによって三方が囲まれたトイレ室であって、
    前記後壁から離れて配置され、便器と、前記便器の後部に位置し、前記便器の高さよりも高いロータンクとを含む水洗トイレユニットと、
    前記ロータンクと前記後壁との間に配置された収納空間とを備え、
    前記収納空間は、複数のトイレットペーパーを収納するためのペーパー収納部を含み、
    前記ペーパー収納部は、幅方向において前記ロータンクに重ならない位置に配置され、前記トイレットペーパーを投入するための投入口と、前記投入口よりも下方、かつ、幅方向において前記ロータンクに重ならない位置に配置された、前記トイレットペーパーを取り出すための取出し口と、幅方向において前記ロータンクと重なる位置に配置され、前記投入口から前記取出し口までトイレットペーパーの転動を案内するための案内部とを有し、
    前記投入口は、前記ロータンクよりも前記第1の側壁側に配置され、前記取出し口は、前記ロータンクよりも前記第2の側壁側に配置され、
    前記案内部は、前記投入口から前記取出し口まで案内する少なくとも1つの傾斜面を含む、トイレ室。
  2. 第1および第2の側壁と後壁とによって三方が囲まれたトイレ室であって、
    前記後壁から離れて配置され、便器と、前記便器の後部に位置し、前記便器の高さよりも高いロータンクとを含む水洗トイレユニットと、
    前記ロータンクと前記後壁との間に配置された収納空間とを備え、
    前記収納空間は、複数のトイレットペーパーを収納するためのペーパー収納部を含み、
    前記ペーパー収納部は、幅方向において前記ロータンクに重ならない位置に配置され、前記トイレットペーパーを投入するための投入口と、前記投入口よりも下方、かつ、幅方向において前記ロータンクに重ならない位置に配置された、前記トイレットペーパーを取り出すための取出し口と、幅方向において前記ロータンクと重なる位置に配置され、前記投入口から前記取出し口までトイレットペーパーの転動を案内するための案内部とを有し、
    前記投入口および前記取出し口は、前記ロータンクよりも前記第2の側壁側に配置され、
    前記案内部は、前記投入口側から前記第1の側壁側に延びる第1の傾斜面と、前記第1の傾斜面の下方に位置し、前記第1の側壁側から前記取出し口側に延びる第2の傾斜面とを含む、トイレ室。
  3. 前記後壁には、前記ペーパー収納部より上方位置に窓が設けられている、請求項1または2に記載のトイレ室。
  4. 前記第1および第2の側壁との間に配置され、前記ペーパー収納部より上方に位置するカウンターをさらに備える、請求項1〜3のいずれかに記載のトイレ室。
  5. 前記カウンターは、前記第1の側壁から前記第2の側壁まで延びている、請求項4に記載のトイレ室。
  6. 前記収納空間は、前記ロータンクよりも前記第1の側壁側に、前記ロータンクよりも高さの低い通気弁を収納するための通気弁収納部をさらに含む、請求項4または5に記載のトイレ室。
  7. 前記収納空間は、前記第1および第2の側壁の少なくとも一方側に、複数の棚板が配置され、
    前記取出し口は、前記棚板間に設けられている、請求項1〜6のいずれかに記載のトイレ室。
  8. 前記水洗トイレユニットは、前記便器の幅方向一方側に配置された操作部をさらに含み、
    前記取出し口は、前記操作部の反対側に設けられている、請求項1〜7のいずれかに記載のトイレ室。
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