JP6472277B2 - ディファレンシャルギヤの潤滑構造 - Google Patents

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本発明は、駆動源の駆動力が入力されるデフケースの内部で、ピニオンシャフトに回転自在に支持した一対のピニオンと、一対の出力軸にそれぞれ固設した一対のサイドギヤとを噛合させたディファレンシャルギヤにおいて、出力軸およびサイドギヤ間を通って供給される潤滑油をピニオンシャフトおよびピニオンの摺動部に導くディファレンシャルギヤの潤滑構造に関する。
ディファレンシャルギヤのピニオンの内周面が摺動自在に嵌合するピニオンシャフトの外周面に螺旋状の溝を形成し、ピニオンの回転により潤滑油を螺旋溝に沿ってピニオンシャフトの軸方向中央部から端部に向かって導くことで、潤滑油をピニオンシャフトおよびピニオンの摺動部に行き渡らせて潤滑性能を高めるものが、下記特許文献1により公知である。
特開2007−51668号公報
ところで、車両が直進走行状態にあって左右のサイドギヤが同速度で回転するときにピニオンは回転を停止し、車両が旋回状態にあって左右のサイドギヤに差回転が発生したときにピニオンは車両の旋回方向に応じた方向に回転する。しかしながら、上記従来のものは、ピニオンシャフトの螺旋溝が一方向に傾斜しているため、例えば車両が右旋回状態にあるときに潤滑油が螺旋溝に案内されてピニオンシャフトの軸方向中央部から端部に向かって導かれても、車両が左旋回状態にあるときに潤滑油がピニオンシャフトの軸方向端部から中央部に押し戻されてしまい、ピニオンシャフトおよびピニオンの摺動部に潤滑油を効率的に行き渡らせることができなくなる問題がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、ディファレンシャルギヤのピニオンシャフトおよびピニオンの摺動部に潤滑油を効果的に供給することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、駆動源からの駆動力が入力される入力ギヤを外周に有して第1軸線まわりに回転自在に支持されたデフケースと、前記第1軸線上に配置されて相互に対向する端部が前記デフケース内に嵌合する一対の出力軸と、前記第1軸線に対して直交する第2軸線上に配置されて両端部が前記デフケースに固定されたピニオンシャフトと、前記ピニオンシャフトに回転自在に支持された一対のピニオンと、前記一対の出力軸の相互に対向する端部に固設されて前記一対のピニオンにそれぞれ噛合する一対のサイドギヤとを備え、前記出力軸および前記サイドギヤ間を通って供給される潤滑油を前記ピニオンシャフトおよび前記ピニオンの摺動部に導くディファレンシャルギヤの潤滑構造であって、前記一対のピニオン間で前記ピニオンシャフトの外周面に固定された一対の潤滑油案内部材を備え、各々の前記潤滑油案内部材は、底壁部の外周から側壁部が起立する皿状の部材であり、前記底壁部の外周あるいは前記側壁部に出口開口部が形成され、前記出力軸および前記サイドギヤ間を通って供給される潤滑油を、前記潤滑油案内部材の前記底壁部および前記側壁部に囲まれた内部空間を経て、前記出口開口部から前記ピニオンシャフトおよび前記ピニオンの摺動部に案内することを特徴とするディファレンシャルギヤの潤滑構造が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記潤滑油案内部材の前記出口開口部から前記ピニオンの内周面へと延びる油溝を前記ピニオンシャフトの外周面に形成したことを特徴とするディファレンシャルギヤの潤滑構造が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記側壁部の先端に前記底壁部の中心に向かって折り返された折り返し部を形成したことを特徴とするディファレンシャルギヤの潤滑構造が提案される。
尚、実施の形態のファイナルドリブンギヤ14は本発明の入力ギヤに対応し、実施の形態のドライブシャフト16は本発明の出力軸に対応し、実施の形態の二面取り部17bは本発明の油溝に対応する。
請求項1の構成によれば、ディファレンシャルギヤは、駆動源からの駆動力が入力される入力ギヤを外周に有して第1軸線まわりに回転自在に支持されたデフケースと、第1軸線上に配置されて相互に対向する端部がデフケース内に嵌合する一対の出力軸と、第1軸線に対して直交する第2軸線上に配置されて両端部がデフケースに固定されたピニオンシャフトと、ピニオンシャフトに回転自在に支持された一対のピニオンと、一対の出力軸の相互に対向する端部に固設されて一対のピニオンにそれぞれ噛合する一対のサイドギヤとを備え、出力軸およびサイドギヤ間を通って供給される潤滑油がピニオンシャフトおよびピニオンの摺動部を潤滑する。
一対のピニオン間でピニオンシャフトの外周面に固定された一対の潤滑油案内部材を備え、各々の潤滑油案内部材は、底壁部の外周から側壁部が起立する皿状の部材であり、底壁部の外周あるいは側壁部に出口開口部が形成され、出力軸およびサイドギヤ間を通って供給される潤滑油を、潤滑油案内部材の底壁部および側壁部に囲まれた内部空間を経て、出口開口部からピニオンシャフトおよびピニオンの摺動部に案内するので、出力軸およびサイドギヤに引きずられて回転する潤滑油が遠心力で径方向外側に無駄に飛散するのを防止しつつ、その潤滑油を潤滑油案内部材の内部空間に案内して一旦保持するとともに、潤滑油案内部材の内部空間に一旦保持した潤滑油を無駄なく出口開口部からピニオンシャフトおよびピニオンの摺動部に案内することで潤滑効果を高めることができる。
また請求項2の構成によれば、潤滑油案内部材の出口開口部からピニオンの内周面へと延びる油溝をピニオンシャフトの外周面に形成したので、潤滑油案内部材からピニオンシャフトの外周面に供給された潤滑油を油溝を介してピニオンシャフトおよびピニオンの摺動部に行き渡らせることで、前記摺動部を一層効果的に潤滑することができる。
また請求項3の構成によれば、側壁部の先端に底壁部の中心に向かって折り返された折り返し部を形成したので、折り返し部により潤滑油案内部材の内部空間に潤滑油を一層確実に保持することができる。
ディファレンシャルギヤの縦断面図。(第1の実施の形態) 図1の2部拡大図。(第1の実施の形態) 図2の3−3線断面図。(第1の実施の形態) ピニオンシャフトおよび潤滑油案内部材の斜視図。(第1の実施の形態) 図3に対応する図。(第2の実施の形態) 図4に対応する図。(第2の実施の形態)
第1の実施の形態
以下、図1〜図4に基づいて本発明の第1の実施の形態を説明する。
図1に示すように、自動車のエンジンの駆動力を左右の駆動輪に配分するディファレンシャルギヤDは、ミッションケース11の内部に左右一対のアンギュラローラベアリング12,12を介して支持された中空のデフケース13を備える。デフケース13の外周には環状のファイナルドリブンギヤ14が複数本のボルト15…で固定されており、エンジンの駆動力が図示せぬファイナルドライブギヤからファイナルドリブンギヤ14に伝達されることで、デフケース13は車幅方向に延びる第1軸線L1まわりに回転する。
デフケース13は、外周がアンギュラローラベアリング12,12でミッションケース11に支持された左右一対の筒状の軸支持部13a,13aを備えており、ミッションケース11を外から内に貫通する左側のドライブシャフト16の先端がデフケース13の左側の軸支持部13aに嵌合し、ミッションケース11を外から内に貫通する右側のドライブシャフト16の先端がデフケース13の右側の軸支持部13aに嵌合する。
デフケース13の内部には、車幅方向に延びる第1軸線L1に対して直交する第2軸線L2上にピニオンシャフト17が配置される。ピニオンシャフト17の両端はデフケース13に形成した一対の支持孔13b,13bに嵌合し、ピニオンシャフト17の一方の軸端に形成したピン孔17aと、デフケース13に形成したピン孔13cとに嵌合するピン18により回転不能かつ第2軸線L2方向に移動不能に固定される。
ピニオンシャフト17の外周には一対のピニオン19,19が回転自在に嵌合し、これら一対のピニオン19,19に同時に噛合する一対のサイドギヤ20,20が、左右のドライブシャフト16,16の相互に対向する軸端にそれぞれスプライン嵌合する。そしてピニオンシャフト17の中央部に、一対のピニオン19,19間に挟まれるように潤滑油案内部材21に固定される。
左右のドライブシャフト16,16が回転自在に嵌合するデフケース13の軸支持部13a,13aの内周面には螺旋状の油溝13d,13dが形成されており、この油溝13d,13dの車幅方向外端は、アンギュラローラベアリング12,12およびシール部材22,22間に形成されたミッションケース11の潤滑油溜まり11a,11aに連通する。螺旋状の油溝13d,13dの傾斜方向は、ドライブシャフト16,16が車両の前進方向に回転するときに、潤滑油溜まり11a,11aの潤滑油をサイドギヤ20,20に向けて案内する方向に設定される。
ドライブシャフト16,16にサイドギヤ20,20を結合するスプラインは周方向に所定間隔で欠歯しており、そこに潤滑油が通過可能な複数の油路16a…が形成される(図1の拡大部参照)。従って、螺旋状の油溝13d,13dにより車幅方向内側に案内された潤滑油は、更にドライブシャフト16,16のスプラインの油路16a…により車幅方向内側に案内されて潤滑油案内部材21,21に供給される。
図2〜図4に示すように、ピニオンシャフト17の外周面のうち、ピニオン19,19の内周面が嵌合する部分には、相互に平行な二つの平面よりなる二面取り部17b,17bが形成される。従って、二面取り部17b,17bの部分において、ピニオンシャフト17の外周面とピニオン19,19の内周面との間に潤滑油が通過可能な油路が形成される。
潤滑油案内部材21は概略皿状の部材であり、円板状の底壁部21aと、底壁部21aに外周から起立する一対の側壁部21b,21bとを備えており、底壁部21aがピニオンシャフト17の隣接する一対の二面取り部17b,17b間にボルト24,24で固定される。潤滑油案内部材21の一対の側壁部21b,21bの先端にはドライブシャフト16,16の軸端に向かって開口する円形の入口開口部25が形成されるとともに、一対の側壁部21b,21bの対向端部間にはピニオンシャフト17の二面取り部17b,17bに向かって開口する一対の切欠き状の出口開口部27,27が形成される。
側壁部21b,21bの先端には底壁部21aの中心に向かって折り返された折り返し部21c,21cが形成されており、この折り返し部21c,21cにより、潤滑油案内部材21の内部空間26の外周に沿って潤滑油が保持される。サイドギヤ20の円筒状のリップ部20aは潤滑油案内部材21の折り返し部21cの内周に嵌合しており、これにより油路16a…を通過した潤滑油は無駄なく入口開口部25を通過して内部空間26に供給される。
次に、上記構成を備えた本発明の第1の実施の形態の作用を説明する。
エンジンの駆動力がファイナルドリブンギヤ14からデフケース13に入力し、デフケース13がミッションケース11に対して回転すると、その駆動力はデフケース13と一体に回転するピニオンシャフト17に支持した一対のピニオン19,19から一対のサイドギヤ20,20に伝達され、サイドギヤ20,20から一対のドライブシャフト16,16を介して左右の駆動輪に伝達される。車両の旋回中には左右の駆動輪の回転数が異なるため、一対のサイドギヤ20,20間に差回転が生じるが、その差回転はピニオンシャフト17に対するピニオン19,19の相対回転により吸収され、エンジンの駆動力は左右の駆動輪に支障なく配分される。
トランスミッションの潤滑油の一部はミッションケース11の潤滑油溜まり11a,11aに貯留されており、車両の前進走行に伴ってドライブシャフト16,16が回転すると、潤滑油溜まり11a,11aの潤滑油はドライブシャフト16,16の外周面に臨む螺旋状の油溝13d,13dに案内されて車幅方向中央に流れ、そこからドライブシャフト16,16およびサイドギヤ20,20間のスプラインの欠歯部よりなる油路16a…を通過することで、ドライブシャフト16,16の軸端および潤滑油案内部材21の入口開口部25を通過して内部空間26に流入する。
尚、車両の後進走行時には、ドライブシャフト16,16の回転方向が前進走行時に回転方向と逆になるため、潤滑油溜まり11a,11aの潤滑油をドライブシャフト16,16の外周面に臨む螺旋状の油溝13d,13dに導くことが困難になるが、車両が後進走行する頻度は前進走行する頻度に比べて遥かに小さく、しかも車両が連続して後進走行する時間は短いため、ディファレンシャルギヤDの潤滑に支障が出る虞はない。
潤滑油案内部材21の内部空間26に流入した潤滑油は、遠心力で径方向外側に付勢されて側壁部21b,21bおよび折り返し部21c,21cに沿って周方向に流れ、側壁部21b,21bを切り欠いた出口開口部27,27を通過してピニオンシャフト17の外周の二面取り部17b,17bに流入する。二面取り部17b,17bに流入した潤滑油は、ピニオンシャフト17の外周面およびピニオン19,19の内周面間の摺動部に行き渡り、その摺動部を充分に潤滑した後にデフケース13の内部に排出される。
さて、ドライブシャフト16,16およびサイドギヤ20,20間のスプラインの欠歯部よりなる油路16a…を通過した潤滑油は、ドライブシャフト16,16およびサイドギヤ20,20の回転に引きずられて回転するため、遠心力で径方向外側に飛散しようとする。このとき、仮に潤滑油案内部材21が存在しないとすると、潤滑油は遠心力で径方向外側に飛散してしまい、その一部しかピニオンシャフト17およびピニオン19,19間の摺動部に届かない可能性がある。
しかしながら、本実施の形態によれば、ドライブシャフト16,16およびサイドギヤ20,20間のスプラインの欠歯部よりなる油路16a…を通過した潤滑油は、入口開口部25,25から潤滑油案内部材21,21の内部空間26,26に流入し、そこで遠心力により径方向外側に飛散しようとする潤滑油部は、側壁部21b,21bおよび折り返し部21c,21cに捕捉されて周方向に流れ(図3の矢印参照)、側壁部21b,21bを切り欠いた出口開口部27,27を通過してピニオンシャフト17の外周の二面取り部17b,17bに流入する。その結果、内部空間26,26に流入した潤滑油の略全量がピニオンシャフト17の二面取り部17b,17bに供給されることで、ピニオンシャフト17およびピニオン19,19間の摺動部に行き渡って潤滑に供される。
以上のように、本実施の形態によれば、一対のドライブシャフト16,16の相互に対向する軸端から供給される潤滑油を潤滑油案内部材21の内部空間26に一旦捕捉してピニオンシャフト17の二面取り部17b,17bに強制的に供給することができるので、ピニオンシャフト17およびピニオン19,19の摺動部の潤滑性能が大幅に向上する。しかも、二面取り部17b,17bに対する潤滑油の供給量は、車両の旋回方向、つまりピニオン19,19の回転方向に依存しないため、摺動部の潤滑性能を安定させることができる。
第2の実施の形態
次に、図5および図6に基づいて本発明の第2の実施の形態を説明する。
第1の実施の形態の潤滑油案内部材21は、一対の側壁部21b,21bの対向端部間を切り欠いて一対の出口開口部27,27を形成しているが、第2の実施の形態の潤滑油案内部材21は、360°に亙って環状に形成された側壁部21bを備えており、底壁部21aおよび側壁部21bの境界に一対の孔状の出口開口部27,27が形成される。
本実施の形態によれば、潤滑油案内部材21の側壁部21bおよび折り返し部21cに捕捉されて周方向に流れる潤滑油(図3の矢印参照)を、一層確実にピニオンシャフト17の二面取り部17b,17bに供給することが可能になり、ピニオンシャフト17およびピニオン19,19間の摺動部の潤滑効果が更に高められる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態ではピニオンシャフト17の外周に油溝としての二面取り部17b,17bを備えているが、その油溝は二面取り部17b,17bに限定されるものではなく、また油溝自体を省略することも可能である。
13 デフケース
14 ファイナルドリブンギヤ(入力ギヤ)
16 ドライブシャフト(出力軸)
17 ピニオンシャフト
17b 二面取り部(油溝)
19 ピニオン
20 サイドギヤ
21 潤滑油案内部材
21a 底壁部
21b 側壁部
21c 折り返し部
26 内部空間
27 出口開口部
L1 第1軸線
L2 第2軸線

Claims (3)

  1. 駆動源からの駆動力が入力される入力ギヤ(14)を外周に有して第1軸線(L1)まわりに回転自在に支持されたデフケース(13)と、前記第1軸線(L1)上に配置されて相互に対向する端部が前記デフケース(13)内に嵌合する一対の出力軸(16)と、前記第1軸線(L1)に対して直交する第2軸線(L2)上に配置されて両端部が前記デフケース(13)に固定されたピニオンシャフト(17)と、前記ピニオンシャフト(17)に回転自在に支持された一対のピニオン(19)と、前記一対の出力軸(16)の相互に対向する端部に固設されて前記一対のピニオン(19)にそれぞれ噛合する一対のサイドギヤ(20)とを備え、前記出力軸(16)および前記サイドギヤ(20)間を通って供給される潤滑油を前記ピニオンシャフト(17)および前記ピニオン(19)の摺動部に導くディファレンシャルギヤの潤滑構造であって、
    前記一対のピニオン(19)間で前記ピニオンシャフト(17)の外周面に固定された一対の潤滑油案内部材(21)を備え、各々の前記潤滑油案内部材(21)は、底壁部(21a)の外周から側壁部(21b)が起立する皿状の部材であり、前記底壁部(21a)の外周あるいは前記側壁部(21b)に出口開口部(27)が形成され、前記出力軸(16)および前記サイドギヤ(20)間を通って供給される潤滑油を、前記潤滑油案内部材(21)の前記底壁部(21a)および前記側壁部(21b)に囲まれた内部空間(26)を経て、前記出口開口部(27)から前記ピニオンシャフト(17)および前記ピニオン(19)の摺動部に案内することを特徴とするディファレンシャルギヤの潤滑構造。
  2. 前記潤滑油案内部材(21)の前記出口開口部(27)から前記ピニオン(19)の内周面へと延びる油溝(17b)を前記ピニオンシャフト(17)の外周面に形成したことを特徴とする、請求項1に記載のディファレンシャルギヤの潤滑構造。
  3. 前記側壁部(21b)の先端に前記底壁部(21a)の中心に向かって折り返された折り返し部(21c)を形成したことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のディファレンシャルギヤの潤滑構造。
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