JP6472037B1 - 患部特定システム - Google Patents

患部特定システム Download PDF

Info

Publication number
JP6472037B1
JP6472037B1 JP2018123836A JP2018123836A JP6472037B1 JP 6472037 B1 JP6472037 B1 JP 6472037B1 JP 2018123836 A JP2018123836 A JP 2018123836A JP 2018123836 A JP2018123836 A JP 2018123836A JP 6472037 B1 JP6472037 B1 JP 6472037B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser beam
head
coordinate system
plate
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018123836A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019130276A (ja
Inventor
佑 川口
佑 川口
南 和幸
和幸 南
Original Assignee
佑 川口
佑 川口
南 和幸
和幸 南
石川 慧璃
石川 慧璃
深田 洋史
深田 洋史
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 佑 川口, 佑 川口, 南 和幸, 和幸 南, 石川 慧璃, 石川 慧璃, 深田 洋史, 深田 洋史 filed Critical 佑 川口
Application granted granted Critical
Publication of JP6472037B1 publication Critical patent/JP6472037B1/ja
Publication of JP2019130276A publication Critical patent/JP2019130276A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Magnetic Treatment Devices (AREA)

Abstract

【課題】容易に実現可能であり、患部の位置を、効率的かつ正確に繰り返し特定することが可能な、磁気治療のための患部特定システムを提供する。
【解決手段】対象者Aの患部の位置を特定する患部特定システムであって、特定の方向に照射される第一レーザー光L1を出力する第一レーザー光出力部11と、表示面Dを介して座標系を表示する座標系表示部2と、対象者Aの頭部Hを固定する頭部固定部3と、を備え、頭部固定部3は、第一レーザー光出力部11と座標系表示部2との間に配置されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、対象者の脳に対して磁気刺激により治療を行う際に、患部を正確に特定するためのシステムに係るものである。
近年、鬱病等精神疾患を有する患者が増大しており、これに起因する経済損失額の増大が、日本のみならず、世界各国において深刻な問題となっている。
従来、鬱病等精神疾患に対する治療方法として、薬物療法が主であったが、薬の種類を増やすほど効果が減少するばかりか、副作用が発生する危険性が高くなることから、患者に対する負担は大きいものであった。
そこで、現在では経頭蓋磁気刺激(TMS)治療の有用性が注目されている。
TMS治療とは、大脳の背外側前頭前野に磁気刺激を与えることで、さらに深部にある扁桃体を二次的に刺激し、大脳の神経活動性を変化させる治療方法である。
扁桃体は、不安や悲しみといった感情をつかさどる神経細胞の集合体であり、この部分に刺激を与えることで鬱病等精神疾患の症状を緩和させることが可能である。
特に、TMS治療は、刺激装置を頭部の皮膚の上に当接させるだけなので、体が傷付くことが無い。また、脳の患部を直接治療できることから、薬物療法と異なり副作用がほとんど無く、患者の負担が大幅に軽減される。
ここで、上記したTMS治療を行うにあたって、治療効果を維持するために、患部を正確に、かつ再現可能に特定することが重要となる。
特許文献1には、椅子の背もたれに設けられた、患者の頭部を固定する位置決めアセンブリを用いて、患部の位置決めを行い、治療機器を正確に、かつ再現可能に患者の頭部に当接させることが可能な、TMS治療用の装置が記載されている。
特許第5379191号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置は、位置決めの際に、頭部に紐を巻き付ける等することで、頭部を強力に固定することから、患者は治療中に大きな苦痛を伴うこととなる。
また、位置決めアセンブリを患者の頭部に取り付ける作業が、治療毎に必要となることから、多くの患者に適用する際に非効率となる。
さらに、装置全体も大掛かりで高価なものとなることから、導入可能な施設が制限される。
本発明は上記のような実状に鑑みてなされたものであり、容易に実現可能であり、患部の位置を、効率的かつ正確に繰り返し特定することが可能な、患部特定システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、
対象者の患部の位置を特定する患部特定システムであって、
特定の方向に照射される第一レーザー光を出力する第一レーザー光出力部と、表示面を介して座標系を表示する座標系表示部と、対象者の頭部を固定する頭部固定部と、を備え、
前記頭部固定部は、第一レーザー光出力部と前記座標系表示部との間に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、頭部固定部により固定された頭部の固定位置及び表示面に照射された第一レーザー光の位置座標を記録することで、これらの記録した数値を元に、患部の位置を効率的に、繰り返し特定することが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記対象者は、前記第一レーザー光の照射方向と対峙することを特徴とする。
このような構成とすることで、例えば、患部を頭部の左端に有する対象者や右端に有する対象者等、患部の位置が大きく異なる複数の対象者に対しても、第一レーザー光の照射方向を僅かに変更させるだけで、本システムを容易に適用することが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記頭部固定部は、前記頭部が固定される位置を調節する位置調節部を有することを特徴とする。
このような構成とすることで、頭部の大きさが異なる複数の対象者に対しても、本システムを容易に適用することが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記座標系は、グリッド座標系であることを特徴とする。
このような構成とすることで、表示面に照射された第一レーザー光の位置座標を、より視認しやすく、正確に記録することが可能となる。
本発明の好ましい形態では、
治療機器の前記患部への当接を補助する当接補助ユニットを備え、
前記当接補助ユニットは、特定の方向に照射される第二レーザー光を出力する第二レーザー光出力部と、筒状体と、略長方形状の板状体と、を有し、
前記筒状体は、その軸方向と前記板状体の長手方向とが略平行となるように、前記板状体の平面に連結され、
前記板状体は、少なくともその一方の短手方向端面が、前記筒状体の一方の開口端から突出するように形成されていることを特徴とする。
このような構成により、筒状体を、その中心軸と患部の位置が一致するように固定し、第二レーザー光の照射方向と板状体の長手方向と、が平行となるようにして、第二レーザー光を患部に照射することができる。これにより、第二レーザー光の照射方向に従って、治療機器を、正確に患部に当接させることが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記板状体の他方の短手方向端面は、前記筒状体の他方の開口端から突出しないように形成されていることを特徴とする。
このような構成とすることで、筒状体の他方の開口端を、頭部に密着させることができ、筒状体を頭部に安定的に固定できるため、治療機器を患部へ当接させる作業の容易性、正確性が向上する。
また、本発明は、対象者の患部の位置を特定する患部特定方法であって、
対象者の頭部を頭部固定部により固定し、
前記頭部を、特定の方向に照射される第一レーザー光を出力する第一レーザー光出力部と表示面を介して二次元の座標系を表示する座標系表示部との間に配置し、
前記第一レーザー光を、頭部の所定の位置に照射し、
前記頭部の固定位置を記録し、
前記頭部を、前記第一レーザー光の光路外に移動させることで、前記表示面に前記第一レーザー光を照射させ
前記第一レーザー光が照射されている位置座標を記録することを特徴とする。
本発明によれば、記録した頭部の固定位置及び第一レーザー光が照射された表示面における位置座標を元に、患部の位置を効率的に、繰り返し特定することが可能となる。
本発明の好ましい形態では、特定の方向に照射される第二レーザー光を出力する第二レーザー光出力部と、筒状体と、略長方形状の板状体と、を有し、
前記筒状体は、その軸方向と前記板状体の長手方向とが略平行となるように、前記板状体の平面に連結され、
前記板状体は、その一方の短手方向端面が、前記筒状体の一方の開口端から突出するように形成されている当接補助ユニットにおいて
前記筒状体を、その中心軸が前記所定の位置と一致するように固定し、
前記第二レーザー光を、前記長手方向と略平行となるように前記所定の位置に向けて照射することを特徴とする。
このような構成とすることで、治療機器を、第二レーザー光の照射方向に従って、正確に患部に当接させることが可能となる。
本発明によれば、容易に実現可能であり、患部の位置を、効率的かつ正確に繰り返し特定することが可能な、患部特定システムを提供することができる。
本発明の実施形態に係る患部特定システムにおいて、患部を特定する第一工程を実施する際の概略図である。 本発明の実施形態に係る患部特定システムにおいて、患部を特定する第一工程を実施する際の図であり、(a)側面図、(b)頭部及び頭部固定部の拡大正面図である。 本発明の実施形態に係る患部特定システムにおいて、患部を特定する第一工程を実施する際の平面図である 本発明の実施形態に係る患部特定システムにおける座標系表示部の拡大正面図である。 本発明の実施形態に係る患部特定システムにおいて、治療機器を当接する第二工程を実施する際の図であり、(a)当接補助ユニットの概略図、(b)当接補助ユニットの側面図である。 本発明の実施形態に係る患部特定システムに用いられる治療機器を示すものであって、(a)正面図、(b)底面図、(c)上面図である。 本発明の実施形態に係る患部特定システムにおいて、治療機器を当接する第二工程の実施手順の説明図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態に係る患部特定システムについて説明する。なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではない。
また、本実施形態において、対象者の患部の位置は、以下に示す第一工程及び第二工程を実施する前段階として、10−20EEG SYSTEMと呼ばれる国際基準を用いた測定技法により、予め特定されている。本実施形態は、予め特定された患部の位置を数値化することで、患部の位置を、効率的かつ正確に繰り返し特定するためのシステムに関するものである。
図1に示すように、本実施形態に係る患部特定システムは、特定の方向に照射される第一レーザー光L1を出力する第一レーザー光出力部1と、表示面Dを介して座標系を表示する座標系表示部2と、対象者Aの頭部Hを固定支持する頭部固定部3と、を備えている。
第一レーザー光出力部1は、第一レーザー光L1を出力する出力部11と、出力部11を支持する支持部12と、を有している。
出力部11は、略直方体状であり、その上面及び底面が地面と水平となるように、支持部12に連結されている。
また、第一レーザー光L1は、出力部11の一側面から、地面と水平となるように出力される。ここで、第一レーザー光L1の照射方向を、照射方向d1とする。
さらに、出力部11の上面には、対象物までの距離や照射角度等を表示する表示部11aと、電源の入り切りや周辺環境の撮影等を行う操作部11bと、が設けられている。
支持部12は、三脚であり、脚部12aと、出力部11の底面と連結される支柱12bと、調節部12cと、が設けられている。
脚部12aは、それぞれの全長を調節可能なスライド機構を有している。
調節部12cは、出力部11の底面からの高さ及び出力部11の垂直・水平方向の傾きを自在に調節することができる。
なお、支持部12は、操作時のぶれがなく、設置面に完全に固定できるものであれば、三脚に限定されない。
座標系表示部2は、二次元の座標系が描画された表示面Dを有する、略長方形状の板状体であり、照射方向d1に対峙する壁Wに、表示面Dの対向面を貼付することで、第一レーザー光L1が、表示面Dに向かって照射される構成となっている。
なお、座標系表示部2は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等電子ディスプレイを表示面Dとし、電子機器を用いて2次元座標系を表示する構成としても良い。
さらに詳述すれば、表示面Dに表示される二次元の座標系は、グリッド座標系であり、4.8mm×4.8mmのマス目が縦方向に57個、横方向に90個配置されている。また、表示面Dの左端と右端の縦方向一列及び上端と下端の横方向一列には、縦方向及び横方向のマス目の数に対応した数字が記載されている。(図4参照)
なお、表示面Dのマス目の大きさや数はこれに限定されず、患部Xの位置を、より高い精度で数値化するために、さらに小さいマス目のグリッド座標系を用いても良い。
頭部固定部3は、第一レーザー光出力部1と座標系表示部2との間に配置されており、頭部Hを載置する載置台31と、載置台31を固定支持する基台32と、対象者Aが着座する椅子33と、を有している。そして、頭部Hが載置台31に載置されることで、対象者Aは、第一レーザー光出力部1と対峙する構成となっている。
さらに詳述すれば、載置台31は、一対の支柱31aと、一対の支柱31aに架設された顎載置部31bと、一対の支柱31aに架設された額当接部31cと、一方の支柱31aに設けられた位置調節部31dと、他方の支柱31aに設けられた高さ表示目盛31eと、により構成されている(図2(b)参照)。
なお、外力により、第一レーザー光出力部1、座標系表示部2及び頭部固定部3それぞれの位置関係が変化することを防止するために、第一レーザー光出力部1における支持部12及び頭部固定部3における基台32を、複数の固定具Sを用いて、一枚の平板Fに固定しておくことが好ましい。
また、本実施形態において、第一レーザー光出力部1から座標系表示部2までの距離は、2.0150m〜2.0250m、頭部固定部3から座標系表示部2までの距離は、0.7550m〜0.7650mとなるように設計されているが、これに限定されず、患部Xの位置を、より高い精度で数値化するために、各部間の距離を、さらに長く設計しても良い。
このように、各部間の距離及びグリッド座標系のマス目の大きさが予め決定されていることで、三角関数の応用により、使用者は、第一レーザー光L1が照射されている位置座標N2の変化に対する患部Xの位置の変化を、即座に認識することができる。
例えば、本実施形態においては、第一レーザー光L1が照射されているマス目が1マス変化した際の患部の位置の変化は、1mm〜2mm程度となる。
<第一工程>
まず、本実施形態に係る患部特定システムの使用者は、患部Xの位置を数値化する第一工程を実施する際、対象者Aを椅子33に着座させ、頭部Hを載置台31に載置させる。
このとき、対象者Aの鼻筋から顎の先端が、矢状面を通過するように、頭部Hを載置台31に載置させる。
なお、使用者は、頭部Hを載置台31の中心に正確に載置するために、顎載置部31b及び額当接部31cの中央に目印p1を、シール等で付しておく。なお、各目印p1は、正面から見た際の、垂直方向における位置が一致している。
次に、使用者は、頭部Hが適切な高さとなるように、位置調節部31dを用いて、顎載置部31bの高さを調節する。
詳述すれば、まず、使用者は、図2(b)に示す状態から、対象者Aに、頭部Hを載置台31から外してもらい、顎載置部31bの高さの調節を行う(矢印a)。
このとき、使用者は、対象者Aが頭部Hの顎を顎載置部31bに載置し、額を額当接部31cに当接した際、以下の3点を全て満たすように、顎載置部31bの高さの調節を行う。
(1)額当接部31cに当接する額の当接面積が、略最大となること
(2)額当接部31cが、眉毛の上方辺りで当接すること
(3)顎が、顎当接部31fに密着すること
顎載置部31bを、上記(1)〜(3)を満たすような高さに調節した後、再度、対象者Aに、頭部Hを載置台31に載置してもらう。
なお、顎を顎当接部31fに密着させた際、対象者Aの口は完全に閉じた状態とし、以下に示す患部Xへの第一レーザー光L1の照射が終了するまで、この状態を継続させておく。
次に、使用者は、出力部11を用いて第一レーザー光L1を、患部Xに向かって照射する。
詳述すれば、使用者は、図3に示すように、支持部12の調節部12cを用いて、第一レーザー光L1が患部Xに照射されるように、出力部11の水平・垂直方向に角度を調節する(図3では、水平方向の調節のみ図示(矢印c))
なお、使用者は、対象者Aの目に直接第一レーザー光L1が照射されないように、基台32に、シール等で目印p2を付しておき、対象者Aには、第一レーザー光L1の照射中に、目印p2を見るように指示しておく。
次に、使用者は、表示面Dにおいて、患部Xに照射された第一レーザー光L1の光路に一致する直線上に存在する位置座標を記録する。
詳述すれば、対象者Aが、図3に示す状態から、頭部Hが第一レーザー光L1の光路外となるように移動することで、第一レーザー光L1が、表示面Dに照射される。
そして、使用者は、第一レーザー光L1が照射されている表示面Dの位置座標を記録する。
例えば、本実施形態の場合、図4に示すように、第一レーザー光L1が照射されているマス目の位置座標N2は、X座標が22、Y座標が40であるから、使用者は、(22,40)というように記録しておく。
また、使用者は、顎載置部31bの下端における高さ表示目盛31eに示された頭部位置N1についても読み取り、記録しておく。
最後に、使用者は、第二工程を実施するにあたり、患部Xの位置を、第一照射ポイントP1として印を付しておく(図5(a)参照)。第一照射ポイントP1を付する手段として、直接筆記具を用いて描画する、シールを貼付する等の手段が考えられる。
上記した第一工程によれば、使用者は、同一の対象者Aの患部Xを再度治療する際に、記録しておいた対象者A固有の数値である、頭部位置N1及び位置座標N2を用いて、患部Xの位置を、効率的かつ正確に、繰り返し特定することが可能となる。
詳述すれば、まず、使用者は、載置台31において、顎載置部31bの下端における高さ表示目盛31eの数値を、位置調節部31dを用いて頭部位置N1となるように調節し、表示面Dに表示された2次元座標系において、位置座標N2に対応するマス目にマグネット(図示せず)等を用いて印を付しておく。
なお、このマグネットには、例えば強力磁石を用い、その表面に、レーザーの反射を抑え、かつ対象者ごとに色で識別できるよう、カラーバリエーションのあるシールを付しておくことが好ましい。
次に、使用者は、第一レーザー光L1を、調節部12cを用いて、位置座標N2に付した印に向けて照射する。
次に、使用者は、対象者Aを椅子33に着座させ、頭部Hを載置台31に載置させる
この状態における、頭部Hに対する第一レーザー光L1の照射部分が、患部Xとして再度特定される。
そして、使用者は、第二工程を実施するにあたり、特定した患部Xの位置を、第一照射ポイントP1として印を付しておく。
ここで、図4に示すように、表示面Dには、アライメントポイントap、x軸アライメントエリアax、y軸アライメントエリアayが設けられている。
アライメントポイントapは、表示面Dにおける一つの位置座標であり、図4では斜線により示している。x軸アライメントエリアaxは、アライメントポイントapのx座標と同一のx座標を有するマス目により形成される領域で、図4では、その境界線を一点鎖線で示している。y軸アライメントエリアayは、アライメントポイントapのy座標と同一のy座標を有するマス目により形成される領域で、図4では、その境界線を二点鎖線で示している。
本実施形態では、アライメントポイントapは、(45、12)である。
使用者は、第一レーザー光L1をアライメントポイントapに照射した際、第一レーザー光L1の照射方向が、地面と完全な水平となるように、出力部11の高さ及び角度を、脚部12a及び調節部12cで調節しておく。完全な水平か否かの判断を行う際、例えば、出力部11に予め内蔵された重心計を目視する方法が考えられる。
そして、使用者は、第一レーザー光L1をアライメントポイントapに照射した際、第一レーザー光L1が、正面から見た顎当接部31fの垂直方向の中心線を通る様に、頭部固定部の位置を調節しておく。
また、使用者は、出力部11の水平方向の角度を変化させ、第一レーザー光L1の照射位置を水平方向に移動させた際、第一レーザー光L1が、常にx軸アライメントエリアaxに照射されるように、表示面Dの壁Wに対する傾きを調節しておく。
また、使用者は、出力部11の垂直方向の角度を変化させ、第一レーザー光L1の照射位置を垂直方向に移動させた際、第一レーザー光L1が、常にy軸アライメントエリアayに照射されるように、表示面Dの壁Wに対する傾きを調節しておく。
さらに、使用者は、表示面Dに照射された第一レーザー光L1の光路と、表示面Dから反射した第一レーザー光L1の光路とが、一致するように、出力部11の高さ及び角度を、脚部12a及び調節部12cで調節しておく。
詳述すれば、使用者は、出力部11の第一レーザー光L1が出力される一側面に、表示面Dから反射した第一レーザー光L1が照射されるように出力部11の角度を調節する。そして、使用者は、一側面における第一レーザー光L1が出力されているポイントと、表示面Dから反射した第一レーザー光L1が照射されたポイントと、が、一側面上で一致するように出力部11の高さ及び角度を調節する。一側面上で一致しているか否かの判断を行う際、例えば、壁Wに取り付けられた鏡(図示せず)を介して、一側面を目視する方法が考えられる。
このように、特定の表示面Dに関して、アライメントポイントap、x軸アライメントエリアax、y軸アライメントエリアayを決定しておくことで、他の施設等別の場所で本システムを増設する必要がある場合であっても、使用者は、同一のシステムを簡易に増設することができる。
即ち、使用者は、第一レーザー光出力部1から座標系表示部2までの距離を、上記した2.0150m〜2.0250m等予め決められた距離に設定し、同一の表示面Dを用いて上記した調節作業を行うことで、同一のシステムを簡易に増設でき、頭部位置N1及び位置座標N2といった対象者固有の値を、他の施設間で共有しておくことができる。
図5に示すように、本実施形態に係る患部特定システムは当接補助ユニット4を備えている。
当接補助ユニット4は、特定の方向に照射される第二レーザー光L2を出力する第二レーザー光出力部41と、筒状体42と、略長方形状の板状体43と、を有している。
第二レーザー光出力部41は、第一レーザー光出力部1における出力部11と略同様の構成である。
即ち、第二レーザー光出力部41は、略直方体状であり、上面に、対象物までの距離や照射角度等を表示する表示部41aと、電源の入り切りや周辺環境の撮影等を行う操作部41bが設けられている。ここで、第二レーザー光L2の照射方向を、照射方向d2とする。
筒状体42は、その軸方向と板状体43の長手方向とが略平行となるように、連結部材Tを用いて、板状体43の平面に連結されている。
板状体43は、例えば、定規が好適に用いられる。
連結部材Tは、帯状のテープが好適に用いられるが、ねじ等金具やゴム紐等弾性材料であっても良く、特に限定されない。
さらに詳述すれば、図5(b)に示すように、板状体43の一方の短手方向端面43aは、筒状体42の一方の開口端42aから突出し、板状体43の他方の短手方向端面43bは、筒状体42の他方の開口端42bから突出しないように構成されている。
また、第二レーザー光出力部41の底面は、板状体43の平面と平行である。
また、第二レーザー光出力部41の底面と板状体43の平面との間に、適宜嵩高部材sを挟み、第二レーザー光L2の光路が、筒状体42の中心軸と一致するように構成されている。
図6に示すように、当接補助ユニット4を用いて頭部Hに当接される治療機器は、8の字コイルを内蔵した刺激用コイルCであり、刺激用コイルCは、治療ヘッドC1と、磁気刺激を発生させる刺激発生部C2と、一対のグリップ部C3と、磁気刺激の強弱等を制御する外部機器と接続される接続部C4と、を有している。
刺激発生部C2は、治療ヘッドC1の平坦な底面(以下当接面C1aと称する)の中心に設けられている。
また、使用者は、治療ヘッドC1の上面における、刺激発生部C2に対応する位置に、第二照射ポイントP2として、予め印を付しておく。第二照射ポイントP2を付する手段として、直接筆記具を用いて描画する、シールを貼付する等の手段が考えられる。
刺激用コイルCは、上記した構成のものに限定されず、例えば、当接面C1aを頭部Hの形状に合わせて湾曲させたものや、円形コイル内蔵したもの、ダブルコーンコイルを内蔵したもの等、様々な種類の刺激用コイルを用いることができる。
<第二工程>
治療機器である刺激用コイルCを当接する第二工程の実施手順について、図7を用いて説明する。
なお、使用者は、第二工程の実施に際して、頭部Hの位置を確保するために、対象者Aを、ヘッドレストRを備えた椅子に着座させ、頭部HをヘッドレストRに密着させておくことが好ましい。
また、第二レーザー光出力部41は、フレキシブルアーム(図示せず)により、高さや角度を自在に調節可能な態様で、頭部Hの上方に配置されている。
まず、使用者は、第一照射ポイントP1と筒状体42の中心軸と、が一致するように、筒状体42の他方の開口端42bを頭部Hに密着させる。
そして、使用者は、照射方向d2と板状体43の長手方向と、が平行となるようにして、第二レーザー光L2を第一照射ポイントP1に照射する(図7(a))。
次に、使用者は、第二レーザー光出力部41の位置を固定した状態で、筒状体42を、板状体43と共に頭部Hから外し、刺激用コイルCを、第二レーザー光出力部41と頭部Hとの間に配置する。
そして、使用者は、照射方向d2と刺激用コイルCの当接面C1aと、が垂直となるように、刺激用コイルCの傾きを調節する。
さらに、使用者は、第二レーザー光L2が、第二照射ポイントP2の中心に照射されるように、刺激用コイルCの、第二レーザー光L2に対する位置を調節する。
こうすることで、第一照射ポイントP1の中心と第二照射ポイントP2の中心と、が一直線上に並ぶこととなる(図7(b))。
次に、使用者は、刺激用コイルCを、第二レーザー光L2の照射方向に沿って、頭部Hに接近させていくことで、刺激発生部C2を第一照射ポイントP1に密着させ、患部Xに磁気刺激を施す(図7(c))。
なお、刺激用コイルCの頭部Hに対する固定手段として、例えば、刺激用コイルCの一対のグリップ部C3のそれぞれに面ファスナー等の帯状体Bを取り付け、この帯状体Bを、適宜牽引可能にヘッドレストに取り付けておく。
これにより、使用者は、当接面C1aを頭部Hに当接させてから、帯状体を図7(c)に記載の矢印e方向に牽引することで、刺激用コイルCを、頭部Hに押し付ける態様で、固定することができる。
また、第二工程を実施している際、例えば、対象者Aが体を動かした場合、これに伴い刺激用コイルCも動くことで、第二レーザー光L2の照射位置が第二照射ポイントP2の中心からずれることとなる。このとき、使用者は、第二照射ポイントP2を目視することで、ずれの度合を即座に認識でき、再度の位置の調節が必要か否か即座に判断することができる。
さらに、刺激用コイルCの頭部Hへの押し付けの程度によっては、第一照射ポイントP1と第二照射ポイントP2の位置がずれる場合もあるが、この際には、当接補助ユニット4を用いて、即座に位置の調節を行うことができる。
本実施形態によれば、対象者A固有の数値である、頭部位置N1及び位置座標N2を用いて、患部の位置を、効率的かつ正確に繰り返し特定することが可能となる。
また、対象者Aが、第一レーザー光L1の照射方向d1と対峙することで、例えば、患部を頭部の左端に有する対象者や右端に有する対象者等、患部の位置が大きく異なる複数の対象者に対しても、第一レーザー光L1の照射方向d1を僅かに変更させるだけで、本システムを容易に適用することが可能となる。
また、頭部固定部3が、頭部が固定される位置を調節する位置調節部31dを有することで、頭部の大きさが異なる複数の対象者に対しても、本システムを容易に適用することが可能となる。
また、表示面Dに表示される座標系が、グリッド座標系であることで、表示面Dに照射された第一レーザー光L1の位置座標N2を、より視認しやすく、正確に記録することが可能となる。
また、当接補助ユニット4を用いることで、第二レーザー光L2の照射方向d2に従って、刺激用コイルCを、正確に患部Xに当接させることが可能となる。
また、板状体43の他方の短手方向端面43bが、筒状体42の他方の開口端42bから突出しないように形成されていることで、筒状体42の他方の開口端42bを頭部Hに密着させ、筒状体42を頭部Hに安定的に固定できるため、刺激用コイルCを患部Xへ当接させる作業の容易性、正確性が向上する。
なお、前記実施形態において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可能である。
このように、本発明は、容易に様々な施設へ導入できるシステムであり、多くの対象者に対して、苦痛を与えることなく、効率的かつ正確に繰り返し患部の特定を行うことが可能となるものである。
従って、本発明は、産業上の利用可能性が極めて高いものである。
1 第一レーザー光出力部
11 出力部
12 支持部
2 座標系表示部
3 頭部固定部
31 載置台
32 基台
33 椅子
4 当接補助ユニット
41 第二レーザー光出力部
42 筒状体
43 板状体
C 刺激用コイル
C1 治療ヘッド
C2 刺激発生部
C3 グリップ部
C4 接続部
A 対象者
H 頭部
X 患部
D 表示面
L1 第一レーザー光
L2 第二レーザー光
P1 第一照射ポイント
P2 第二照射ポイント
N1 頭部位置
N2 位置座標
F 平板
W 壁
S 固定具
T 連結部材
R ヘッドレスト
B 帯状体

Claims (8)

  1. 対象者の患部の位置を特定する患部特定システムであって、
    特定の方向に照射される第一レーザー光を出力する第一レーザー光出力部と、表示面を介して座標系を表示する座標系表示部と、対象者の頭部を固定する頭部固定部と、を備え、
    前記頭部固定部は、第一レーザー光出力部と前記座標系表示部との間に配置されていることを特徴とする患部特定システム。
  2. 前記対象者は、前記第一レーザー光の照射方向と対峙することを特徴とする、請求項1に記載の患部特定システム。
  3. 前記頭部固定部は、前記頭部が固定される位置を調節する位置調節部を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の患部特定システム。
  4. 前記座標系は、二次元のグリッド座標系であることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の患部特定システム。
  5. 治療機器の前記患部への当接を補助する当接補助ユニットを備え、
    前記当接補助ユニットは、特定の方向に照射される第二レーザー光を出力する第二レーザー光出力部と、筒状体と、略長方形状の板状体と、を有し、
    前記筒状体は、その軸方向と前記板状体の長手方向とが略平行となるように、前記板状体の平面に連結され、
    前記板状体は、少なくともその一方の短手方向端面が、前記筒状体の一方の開口端から突出するように形成されていることを特徴とする、請求項1〜4の何れかに記載の患部特定システム。
  6. 前記板状体の他方の短手方向端面は、前記筒状体の他方の開口端から突出しないように形成されていることを特徴とする、請求項5に記載の患部特定システム。
  7. 対象者の頭部を頭部固定部により固定し、
    前記頭部を、特定の方向に照射される第一レーザー光を出力する第一レーザー光出力部と表示面を介して二次元の座標系を表示する座標系表示部との間に配置し、
    前記第一レーザー光を、頭部の所定の位置に照射し、
    前記頭部の固定位置を記録し、
    前記頭部を、前記第一レーザー光の光路外に移動させることで、前記表示面に前記第一レーザー光を照射させ
    前記第一レーザー光が照射されている位置座標を記録することを特徴とする、患部特定方法。
  8. 特定の方向に照射される第二レーザー光を出力する第二レーザー光出力部と、筒状体と、略長方形状の板状体と、を有し、
    前記筒状体は、その軸方向と前記板状体の長手方向とが略平行となるように、前記板状体の平面に連結され、
    前記板状体は、その一方の短手方向端面が、前記筒状体の一方の開口端から突出するように形成されている当接補助ユニットにおいて
    前記筒状体を、その中心軸が前記所定の位置と一致するように固定し、
    前記第二レーザー光を、前記長手方向と略平行となるように前記所定の位置に向けて照射することを特徴とする、請求項7に記載の患部特定方法。
JP2018123836A 2018-01-31 2018-06-29 患部特定システム Active JP6472037B1 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018015121 2018-01-31
JP2018015121 2018-01-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6472037B1 true JP6472037B1 (ja) 2019-02-20
JP2019130276A JP2019130276A (ja) 2019-08-08

Family

ID=65443081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018123836A Active JP6472037B1 (ja) 2018-01-31 2018-06-29 患部特定システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6472037B1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11197144A (ja) * 1997-10-31 1999-07-27 Ge Medical Syst Sa 小型放射線医学器械
US5947981A (en) * 1995-01-31 1999-09-07 Cosman; Eric R. Head and neck localizer
JP2007185304A (ja) * 2006-01-12 2007-07-26 Toshiba Corp 医療用放射線装置および医療用放射線装置における撮影基準位置の設定方法
WO2013062022A1 (ja) * 2011-10-24 2013-05-02 帝人ファーマ株式会社 経頭蓋磁気刺激システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5947981A (en) * 1995-01-31 1999-09-07 Cosman; Eric R. Head and neck localizer
JPH11197144A (ja) * 1997-10-31 1999-07-27 Ge Medical Syst Sa 小型放射線医学器械
JP2007185304A (ja) * 2006-01-12 2007-07-26 Toshiba Corp 医療用放射線装置および医療用放射線装置における撮影基準位置の設定方法
WO2013062022A1 (ja) * 2011-10-24 2013-05-02 帝人ファーマ株式会社 経頭蓋磁気刺激システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019130276A (ja) 2019-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10004915B2 (en) Transcranial magnetic stimulation system
US7651459B2 (en) Method and apparatus for coil positioning for TMS studies
US9884200B2 (en) Apparatus for coil positioning for TMS studies
WO2016159139A1 (ja) 経頭蓋磁気刺激装置用コイル装置
US20030004392A1 (en) Method and device for transcranial magnetic stimulation
WO2007123147A1 (ja) 経頭蓋磁気刺激用頭部固定具及び経頭蓋磁気刺激装置
US11395927B2 (en) Head neck immobilization wrap
JP6472037B1 (ja) 患部特定システム
WO2016104411A1 (ja) 経頭蓋磁気刺激装置
US20200352544A1 (en) Method for head and neck assessment or intervention
US11730969B1 (en) Transcranial magnetic stimulation system and method
CN109106454B (zh) Rc颅内微创治疗定位装置
JP6558631B2 (ja) 経頭蓋磁気刺激システム
JP2020146109A5 (ja) 中性子捕捉療法用の固定装置、走行装置用部材及び中性子捕捉療法施設
US20240123251A1 (en) Transcranial magnetic stimulation system and method
Omandani Transcranial Magnetic Stimulation: Investigations for Novel Coil Designs
JPH0717291Y2 (ja) 医療検査用頭部固定具
Tarapore Speech mapping with transcranial magnetic stimulation

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180712

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20180712

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180702

A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20180706

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180713

AA64 Notification of invalidation of claim of internal priority (with term)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A241764

Effective date: 20180814

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180829

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20181015

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6472037

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350