JP6470582B2 - 空気入りタイヤ及び自動二輪車用空気入りタイヤ対 - Google Patents

空気入りタイヤ及び自動二輪車用空気入りタイヤ対 Download PDF

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本発明は、空気入りタイヤに関し、詳しくは、不整地走行に適したブロックを備えた空気入りタイヤに関する。
例えば、モトクロス等に用いられる不整地走行用の自動二輪車用空気入りタイヤは、トレッド部に複数のブロックを具える。このようなタイヤは、不整地走行時、ブロックが路面に食い込み、優れたグリップ性能が発揮される。
さらに大きなグリップ性能を得るために、例えば、下記特許文献1は、ブロックの踏面に平面視略矩形状の区画溝を設け、ブロックを内側片と外側片に分割した不整地走行用の自動二輪車用空気入りタイヤを提案している。このようなブロックは、ブロックの外側片のエッジ効果に、内側片のエッジ効果が付加されるので、自動二輪車用空気入りタイヤのグリップ性能が向上する。
特開2009−196425号公報
しかしながら、上記特許文献1の自動二輪車用空気入りタイヤは、泥濘地や軟質路面の走行時、区画溝に泥が詰まり、ブロックの内側片のエッジ効果が持続するものではなかった。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、ブロックに連通溝を設けることを基本として、ブロックに設けられた区画溝への泥詰まりを効果的に抑制し得る不整地走行用の空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
本願の第1発明は、トレッド部に、複数のブロックが設けられた空気入りタイヤであって、前記各ブロックは、タイヤ半径方向の外側を向く踏面と、前記踏面の端部からタイヤ半径方向の内側にのびる壁面とを含んでおり、前記ブロックは、前記踏面を、内側片と、前記内側片を囲む外側片とに分割するための区画溝が設けられた少なくとも一つの二重ブロックを含み、前記二重ブロックの前記外側片には、前記区画溝から前記壁面まで連通する少なくとも1本の連通溝が設けられていることを特徴とする。
第1発明に係る空気入りタイヤにおいて、前記区画溝は、前記二重ブロックの前記踏面の輪郭形状に沿ってのびているのが望ましい。
第1発明に係る空気入りタイヤにおいて、前記二重ブロックの前記踏面が矩形状の輪郭形状を有し、前記区画溝が矩形状にのびているのが望ましい。
第1発明に係る空気入りタイヤにおいて、前記連通溝は、矩形状の前記区画溝の対辺から、それぞれの前記対辺に最も近い前記壁面にのびる一対からなるのが望ましい。
第1発明に係る空気入りタイヤにおいて、前記二重ブロックは、前記トレッド部のタイヤ軸方向の中央であるセンター領域に設けられているのが望ましい。
第1発明に係る空気入りタイヤにおいて、前記センター領域は、タイヤ赤道を中心とし、トレッド幅の30%〜70%の範囲の領域であるのが望ましい。
第1発明に係る空気入りタイヤにおいて、前記二重ブロックは、第1の二重ブロックを含み、前記第1の二重ブロックの前記連通溝は、タイヤ周方向に沿ってのびているのが望ましい。
第1発明に係る空気入りタイヤにおいて、自動二輪車の前輪用であるのが望ましい。
第1発明に係る空気入りタイヤにおいて、前記二重ブロックは、第2の二重ブロックを含み、前記第2の二重ブロックの前記連通溝は、タイヤ軸方向に沿ってのびているのが望ましい。
第1発明に係る空気入りタイヤにおいて、自動二輪車の後輪用であるのが望ましい。
本願の第2発明は、前輪用空気入りタイヤと後輪用空気入りタイヤとからなる自動二輪車用空気入りタイヤ対であって、前記各空気入りタイヤは、トレッド部に、複数のブロックが設けられており、前記各ブロックは、タイヤ半径方向の外側を向く踏面と、前記踏面の端部からタイヤ半径方向の内側にのびる壁面とを含んでおり、前記ブロックは、前記踏面を、内側片と、前記内側片を囲む外側片とに分割するための区画溝が設けられた少なくとも一つの二重ブロックを含み、前記二重ブロックの前記外側片には、前記区画溝から前記壁面まで連通する少なくとも1本の連通溝が設けられており、前記前輪用空気入りタイヤは、前記二重ブロックとして、前記連通溝がタイヤ周方向に沿ってのびている第1の二重ブロックを含み、前記後輪用空気入りタイヤは、前記二重ブロックとして、前記連通溝がタイヤ軸方向に沿ってのびている第2の二重ブロックを含むことを特徴とする。
本願の第1発明の空気入りタイヤのブロックは、タイヤ半径方向の外側を向く踏面と、踏面の端部からタイヤ半径方向の内側にのびる壁面とを含んでおり、ブロックは、踏面を、内側片と、内側片を囲む外側片とに分割するための区画溝が設けられた少なくとも一つの二重ブロックを含んでいる。このような二重ブロックは、外側片のエッジ効果に、内側片のエッジ効果が付加され、空気入りタイヤのグリップ性能を向上させる。
二重ブロックの外側片には、区画溝から壁面まで連通する少なくとも1本の連通溝が設けられている。連通溝が設けられることによって、外側片は、容易に変形し、区画溝内の泥を外部へと容易に排出し得る。また、連通溝は、泥の排出口としての機能も有し、区画溝内の泥をより効率的に外部へ排出し得る。
本願の第2発明の自動二輪車用空気入りタイヤ対は、前輪用空気入りタイヤが、二重ブロックとして、連通溝がタイヤ周方向に沿ってのびている第1の二重ブロックを含み、後輪用空気入りタイヤが、二重ブロックとして、連通溝がタイヤ軸方向に沿ってのびている第2の二重ブロックを含んでいる。このため、前輪用タイヤは、区画溝への泥詰まりを効果的に抑制するとともに、左右方向のコントロール性を向上させる。また、後輪用タイヤは、区画溝への泥詰まりを効果的に抑制するとともに、前後方向のトラクション性を向上させる。
以上のように、本発明の空気入りタイヤは、ブロックに設けられた区画溝への泥詰まりを効果的に抑制し得る。
本発明の一実施形態の空気入りタイヤのトレッド部の展開図である。 図1の二重ブロックの拡大斜視図である。 図2のA−A線の断面図である。 図1の第1の二重ブロックの拡大平面図である。 本発明の別実施形態の空気入りタイヤのトレッド部の展開図である。 図5の第2の二重ブロックの拡大平面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本発明の一実施形態の空気入りタイヤ1のトレッド部2の展開図を示している。図1では、本実施形態の空気入りタイヤ1は、例えば、モトクロス競技に用いられる自動二輪車の前輪用空気入りタイヤとして示されている。
空気入りタイヤ1は、トレッド部2に、不整地走行に適した複数のブロック3を備えている。複数のブロック3は、複数の二重ブロック4と複数の非二重ブロック5とを含んでいる。複数の二重ブロック4は、トレッド部2のタイヤ軸方向の中央であるセンター領域Crに設けられており、複数の非二重ブロック5は、トレッド部2のセンター領域Crのタイヤ軸方向の両外側であるショルダー領域Shに設けられている。このような空気入りタイヤ1は、不整地走行時、ブロック3が路面に食い込み、優れたグリップ性能が発揮される。
複数の二重ブロック4が設けられるセンター領域Crは、タイヤ赤道Cを中心とし、トレッド部2のトレッド幅TWの30%〜70%の範囲の領域である。このため、二重ブロック4は、直進時又はキャンバー角の小さい時に路面に接地することができる。
図2は、図1の二重ブロック4の無負荷の状態の拡大斜視図を示している。以下、特に言及しない場合、二重ブロック4の各部の寸法等は、この無負荷の状態で測定された値である。
図2に示されるように、二重ブロック4は、タイヤ半径方向の外側を向く踏面6と、踏面6の端部からタイヤ半径方向の内側にのびる壁面7とを含んでいる。図示は省略するが、非二重ブロック5は、二重ブロック4と同様、タイヤ半径方向の外側を向く踏面8と、踏面8の端部からタイヤ半径方向の内側にのびる壁面9とを含んでいる。各ブロック3が踏面6,8と壁面7,9とを含んでいるため、各ブロック3は、踏面6,8と壁面7,9との交差部により、優れたエッジ効果を期待され得る。
図2に示されるように、二重ブロック4には、踏面6を、内側片10と、内側片10を囲む外側片11とに分割するための区画溝12が設けられている。このような二重ブロック4は、外側片11のエッジ効果に、内側片10のエッジ効果が付加されるので、空気入りタイヤ1のグリップ性能をさらに向上させる。
区画溝12は、好ましくは、3〜10mmの溝幅S1を有している。図3は、図2の二重ブロック4のA−A線の断面図を示している。図3に示されるように、区画溝12は、好ましくは、0.5〜2.5mmの溝深さD1を有している。区画溝12の溝幅S1と溝深さD1とが一定の範囲に規定されることで、二重ブロック4は、空気入りタイヤ1のグリップ性能をより確実に向上させる。
図2に示されるように、本実施形態の二重ブロック4の踏面6は、矩形状の輪郭形状を有している。二重ブロック4の踏面6の輪郭形状には、種々の形状が採用され得る。二重ブロック4の踏面6の輪郭形状は、例えば、多角形状、円形状又は楕円形状等が採用されても良い。
本実施形態の区画溝12は、二重ブロック4の踏面6の輪郭形状に沿ってのびている。例えば、二重ブロック4の踏面6が矩形状の輪郭形状を有する場合、区画溝12は、矩形状にのびている。区画溝12は、二重ブロック4の踏面6の輪郭形状とは異なる形状にのびていても良い。
二重ブロック4の外側片11には、区画溝12から壁面7まで連通する少なくとも1本の連通溝13が設けられている。連通溝13が設けられることによって、外側片11は、容易に変形し、区画溝12内の泥を外部へと容易に排出し得る。また、連通溝13は、泥の排出口としての機能も有し、区画溝12内の泥をより効率的に外部へ排出し得る。
連通溝13は、好ましくは、2〜10mmの溝幅S2を有している。図3に示されるように、連通溝13は、好ましくは、0.5〜2.5mmの溝深さD2を有している。連通溝13の溝深さD2は、区画溝12の溝深さD1と等しいか、区画溝12の溝深さD1より小さい。連通溝13の溝幅S2と溝深さD2とが規定されることで、二重ブロック4は、区画溝12への泥詰まりをより効果的に抑制し得る
図2に示されるように、本実施形態の二重ブロック4は、例えば、矩形状の区画溝12の対辺から、それぞれの対辺に最も近い壁面7に向けて一対の連通溝13,13がのびている。このため、連通溝13が設けられていない壁面7のエッジ効果は、低減するおそれがない。
図1に示されるように、二重ブロック4は、第1の二重ブロック14を含んでいる。図4は、図1の第1の二重ブロック14の拡大平面図を示している。図4に示されるように、第1の二重ブロック14の連通溝13は、タイヤ周方向に沿ってのびている。このような第1の二重ブロック14が備えられた自動二輪車の前輪用空気入りタイヤは、タイヤ軸方向のエッジ効果が高いため、左右方向のコントロール性能が向上する。
第1の二重ブロック14の踏面6は、好ましくは、タイヤ周方向の長さH1が20〜40mm、タイヤ軸方向の幅W1が15〜35mmの縦長の矩形状の輪郭形状を有している。第1の二重ブロック14の内側片10は、好ましくは、タイヤ周方向の長さH2が8〜25mm、タイヤ軸方向の幅W2が7〜20mmの縦長の矩形状の輪郭形状を有している。このような第1の二重ブロック14は、タイヤ軸方向のエッジ効果をさらに高いものとすることができ、自動二輪車の前輪用空気入りタイヤの左右方向のコントロール性能を向上させる。
図5は、本発明の別実施形態の空気入りタイヤ1’のトレッド部2’の展開図を示している。図5では、本実施形態の空気入りタイヤ1’は、例えば、モトクロス競技に用いられる自動二輪車の後輪用空気入りタイヤとして示されている。
図5に示されるように、空気入りタイヤ1’は、トレッド部2’のセンター領域Crに、複数の二重ブロック4を備えている。二重ブロック4は、第2の二重ブロック15を含んでいる。
図6は、図5の第2の二重ブロック15の拡大平面図を示している。図6に示されるように、第2の二重ブロック15の連通溝13は、タイヤ軸方向に沿ってのびている。このような第2の二重ブロック15が備えられた自動二輪車の後輪用空気入りタイヤは、タイヤ周方向のエッジ効果が高いため、前後方向のトラクション性能が向上する。
第2の二重ブロック15の踏面6は、好ましくは、タイヤ周方向の長さH3が20〜60mm、タイヤ軸方向の幅W3が25〜70mmの横長の矩形状の輪郭形状を有している。第2の二重ブロック15の内側片10は、好ましくは、タイヤ周方向の長さH4が8〜30mm、タイヤ軸方向の幅W4が15〜50mmの横長の矩形状の輪郭形状を有している。このような第2の二重ブロック15は、タイヤ周方向のエッジ効果をさらに高いものとすることができ、自動二輪車の後輪用空気入りタイヤの前後方向のトラクション性能を向上させる。
本発明の一実施形態の空気入りタイヤ1と、別実施形態の空気入りタイヤ1’とは、各空気入りタイヤ1,1’を1組とした自動二輪車用空気入りタイヤ対として提供されることが望ましい。このような自動二輪車用空気入りタイヤ対は、前後輪がそれぞれ二重ブロック4を備えているので、各輪のグリップ性能が向上し、特に泥濘地や軟弱路面での左右方向のコントロール性能と前後方向のトラクション性能とが向上する。
以上、本発明の不正地走行用の空気入りタイヤについて詳細に説明したが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されることなく、種々の態様に変更して実施される。例えば、上記実施形態では、ショルダー領域Shのブロック3は二重ブロック4を採用していないが、ショルダー領域Shのブロック3も、二重ブロック4を採用しても良い。また、センター領域Crの一部のブロック3のみが、二重ブロック4を採用しても良い。上記実施形態では、特に自動二輪車用空気入りタイヤについて説明したが、二重ブロック4は、自動車や特殊車両用の空気入りタイヤに採用されても良い。
図1の基本パターンを有する自動二輪車の前輪用空気入りタイヤと、図5の基本パターンを有する自動二輪車の後輪用空気入りタイヤとが、表1の仕様に基づき試作された。比較例として、連通溝を備えていない各空気入りタイヤが試作された。これらの空気入りタイヤが、自動二輪車に装着され、軟弱路面でのコントロール性能、トラクション性能及びタイム性能が評価された。各タイヤに共通する仕様やテスト方法は、以下の通りである。
タイヤサイズ:前輪;80/100−21,後輪;100/90−19
リムサイズ :前輪;1.60X21 ,後輪;1.85X19
内圧 :前輪;100kPa ,後輪;100kPa
テストコース:幅5m、長さ50mの土壌路面に、6000Lの水を散水した軟弱路面
<コントロール性能>
テストドライバーが、各空気入りタイヤを装着した自動二輪車をテストコースで走行させた。このときの自動二輪車の左右方向の動きに対する応答特性が、テストドライバーの官能により評価された。結果は、比較例を100とする指数で表示されており、数値が大きい程、良好であることを示す。
<トラクション性能>
テストドライバーが、各空気入りタイヤを装着した自動二輪車をテストコースで走行させた。このときの自動二輪車の前後方向の動きに対する応答特性が、テストドライバーの官能により評価された。結果は、比較例を100とする指数で表示されており、数値が高大きい程、良好であることを示す。
<タイム性能>
テストドライバーが、各空気入りタイヤを装着した自動二輪車をテストコースで走行させた。このときの50mのテストコースを通過する時間が、計測された。結果は、通過時間で表示されており、時間が短い程、良好であることを示す。
Figure 0006470582
テストの結果、実施例の空気入りタイヤは、比較例の空気入りタイヤに比べて、コントロール性能、トラクション性能が向上していることが確認された。また、実施例の空気入りタイヤは、比較例の空気入りタイヤに比べて、テストコースを短時間で通過できることが確認できた。
1,1’ 空気入りタイヤ
4 二重ブロック
12 区画溝
13 連通溝

Claims (9)

  1. トレッド部に、複数のブロックが設けられた自動二輪車の前輪用である空気入りタイヤであって、
    前記各ブロックは、タイヤ半径方向の外側を向く踏面と、前記踏面の端部からタイヤ半径方向の内側にのびる壁面とを含んでおり、
    前記ブロックは、前記踏面を、内側片と、前記内側片を囲む外側片とに分割するための区画溝が設けられた少なくとも一つの二重ブロックを含み、
    前記二重ブロックの前記外側片には、前記区画溝から前記壁面まで連通する少なくとも1本の連通溝が設けられていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記二重ブロックは、第1の二重ブロックを含み、
    前記第1の二重ブロックの前記連通溝は、タイヤ周方向に沿ってのびている請求項記載の空気入りタイヤ。
  3. トレッド部に、複数のブロックが設けられた自動二輪車の後輪用である空気入りタイヤであって、
    前記各ブロックは、タイヤ半径方向の外側を向く踏面と、前記踏面の端部からタイヤ半径方向の内側にのびる壁面とを含んでおり、
    前記ブロックは、前記踏面を、内側片と、前記内側片を囲む外側片とに分割するための区画溝が設けられた少なくとも一つの二重ブロックを含み、
    前記二重ブロックの前記外側片には、前記区画溝から前記壁面まで連通する少なくとも1本の連通溝が設けられていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  4. 前記二重ブロックは、第2の二重ブロックを含み、
    前記第2の二重ブロックの前記連通溝は、タイヤ軸方向に沿ってのびている請求項記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記区画溝は、前記二重ブロックの前記踏面の輪郭形状に沿ってのびている請求項1乃至4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記二重ブロックの前記踏面が矩形状の輪郭形状を有し、
    前記区画溝が矩形状にのびている請求項1乃至5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記連通溝は、矩形状の前記区画溝の対辺から、それぞれの前記対辺に最も近い前記壁面にのびる一対からなる請求項記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記二重ブロックは、前記トレッド部のタイヤ軸方向の中央であるセンター領域に設けられている請求項1乃至のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  9. 前輪用空気入りタイヤと後輪用空気入りタイヤとからなる自動二輪車用空気入りタイヤ対であって、
    前記各空気入りタイヤは、トレッド部に、複数のブロックが設けられており、
    前記各ブロックは、タイヤ半径方向の外側を向く踏面と、前記踏面の端部からタイヤ半径方向の内側にのびる壁面とを含んでおり、
    前記ブロックは、前記踏面を、内側片と、前記内側片を囲む外側片とに分割するための区画溝が設けられた少なくとも一つの二重ブロックを含み、
    前記二重ブロックの前記外側片には、前記区画溝から前記壁面まで連通する少なくとも1本の連通溝が設けられており、
    前記前輪用空気入りタイヤは、前記二重ブロックとして、前記連通溝がタイヤ周方向に沿ってのびている第1の二重ブロックを含み、
    前記後輪用空気入りタイヤは、前記二重ブロックとして、前記連通溝がタイヤ軸方向に沿ってのびている第2の二重ブロックを含むことを特徴とする自動二輪車用空気入りタイヤ対。
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