JP6470574B2 - 受信装置、受信方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、受信装置、受信方法及びプログラムに関する。
テレビジョン放送では、放送波により1つの映像に限らず、同時に複数の映像、文字等のコンポーネント(component、要素情報)が多重化されることがある。従来、各コンポーネントは、予め放送事業者や番組制作者(以下、放送事業者等、と呼ぶ)が定めた表示領域に表示されていた。受信装置には、ユーザの操作や表示領域の大きさにより、それぞれの表示領域を変更できるものがある。
例えば、特許文献1には、データ放送の縮小表示では、文字放送表示部分の領域を判断し、フォーカス表示し、そのフォーカス部分をリモコンで選択することで元のサイズまで文字領域を拡大表示するマルチ画面表示装置について記載されている。また、当該マルチ画面表示装置は、フォーカス部分の色をカラーボタン付きリモコンの色に合わせることで、データ放送画面の縮小時、リモコン操作とデータ放送画面の操作とを統一したリモコンボタンによる操作を可能としている。
また、特許文献2には、受信機の制約条件から提示要素の提示が困難な場合であっても、提示要素の配置を調整し、提示するデータ放送表示装置について記載されている。
特開2002−171457号公報 特開2010−239506号公報
しかしながら、放送事業者等が意図した画面サイズ、レイアウトは、必ずしもユーザ所望の画面サイズ、レイアウトになるとは限らないという課題がある。例えば、特許文献1に記載のマルチ画面表示装置において、リモコン操作によって拡大した元のサイズは、ユーザ所望のサイズであるとは限らない。また、特許文献2に記載のデータ放送表示装置は、複数の提示要素が互いに重複しないように配置を調整するが、調整した提示要素の配置がユーザ所望の位置であるとは限らない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、放送波で受信データを受信する受信部と、前記受信データから文字を含む表示要素と、前記表示要素の提示領域を示す配置情報を取得する取得部と、有効な配置情報が取得されたとき、前記提示領域が操作に応じて可変であることを通知する通知部と、前記表示要素の提示領域を前記配置情報が示す提示領域から操作に応じて変更する表示制御部と、を備える受信装置である。
本発明によれば、放送事業者等が意図した提示領域を尊重したうえで、ユーザ所望の提示領域の調整を実現することができる。
第1の実施形態に係る放送システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る送信装置の構成を示すブロック図である。 MPTの例を示す図である。 MH−データ符号化方式記述子の例を示す図である。 MFUの例を示す図である。 付加識別情報の例を示す図である。 LCTの例を示す図である。 MPU提示領域指定記述子の例を示す図である。 提示領域の設定例を示す図である。 MPU提示領域指定記述子の設定例を示す図である。 第1の実施形態に係る受信装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る制御部の構成を示すブロック図である。 表示映像の一例を示す図である。 通知画像の一例を示す図である。 文字領域設定データの一例を示す図である。 表示映像の他の例を示す図である。 第1の実施形態に係る受信処理を示すフローチャートである。 表示映像の他の例を示す図である。 第2の実施形態に係る受信装置の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る制御部の構成を示すブロック図である。 表示映像の他の例を示す図である。 表示映像の他の例を示す図である。 通知画像の他の例を示す図である。 表示映像の他の例を示す図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る放送システム1の構成を示すブロック図である。放送システム1は、送信装置11と、受信装置31とを含んで構成される。送信装置11は、例えば、放送事業者等が有する放送設備を構成する。受信装置31は、送信装置11から放送される放送番組を受信し、受信した放送番組の映像を表示し、当該放送番組の音声を再生する。放送番組は、文字データと多重化される場合がある。その場合には、受信装置31は、多重化された文字データが示す文字を映像に重ね合わせて表示する。受信装置31は、例えば、各家庭や事業所等に設置される。
送信装置11は、放送番組の内容を表す番組データと文字データとを多重化した多重化データを、放送伝送路12を介して受信装置31に送信する。番組データは、例えば、音声データと映像データとを含む。文字データは、文字情報を含んだデータである。文字情報は、文字多重放送により提供される文字を表す情報であり、タイムドテキスト(timed text)とも呼ばれる。文字多重放送には、字幕放送と文字スーパーがある。字幕放送は、映像と音声を含んで構成される主たる番組と同期した放送である。文字スーパーは、主たる番組とは同期していない放送であり、非同期字幕とも呼ばれる。
放送伝送路12は、送信装置11が送信する各種のデータを同時に不特定多数の受信装置31に一方向的に伝送する伝送路である。放送伝送路12は、例えば、放送衛星13で中継される所定の周波数帯域の電波(放送波)である。放送伝送路12の一部には、通信回線、例えば、送信装置11から電波を送信するための送信設備までの通信回線が含まれてもよい。
受信装置31は、送信装置11から放送伝送路12を介して放送波を受信する。受信装置31は、放送波で伝送された多重化データから番組データと文字データを取得する。受信装置31は、番組データから映像データと音声データを取得する。受信装置31は、取得した映像データが示す映像と文字データが示す文字を表示し、取得した音声データが示す音声を再生する。受信装置31は、例えば、テレビジョン受信装置、映像記録装置、スマートフォン等、テレビジョン放送の放送波を受信することができる機能を有する電子機器である。なお、以下の説明では、受信装置31において表示されることを主目的として伝送されるデータ(例えば、映像データ、文字データ等)が表す情報を「表示要素」と総称する。
(送信装置の構成)
次に、本実施形態に係る送信装置11の構成について説明する。図2は、本実施形態に係る送信装置11の構成を示すブロック図である。送信装置11は、番組データ取得部111、文字データ取得部112、構成情報取得部113、多重化部114、暗号化部115及び送信部116を含んで構成される。
番組データ取得部111は、放送番組を構成する映像を示す映像データと音声を示す音声データを取得する。番組データ取得部111は、所定の映像符号化方式で符号化された映像データを取得する。所定の映像符号化方式は、例えば、ISO/IEC 23008 HEVC(International Organization for Standardization/International Electronical Commission 23008 Part2 High Efficiency Video Coding、単にHEVCとも呼ばれる)で規格化された方式である。
また、番組データ取得部111は、所定の音声符号化方式で符号化された音声データを取得する。所定の音声符号化方式は、例えば、ISO/IEC 14496 Part3(単に、MPEG−4オーディオとも呼ばれる)で規定された音声符号化方式である。番組データ取得部111は、取得した映像データと音声データから所定の形式の番組データを生成し、生成した番組データを多重化部114に出力する。所定の形式の番組データは、例えば、ISO/IEC 23008 Part1 MMT(MPEG Media Transport、単にMMTとも呼ばれる)で規定されたMPU(Media Processing Unit)である。各MPUには、映像や音声の復号処理を行うことができる単位の映像データ又は音声データが含まれる。
文字データ取得部112は、文字多重放送で伝送される文字データを取得する。文字データは、文字多重放送により提供される文字を示す文字情報と、それらの表示態様を示す設定情報とを含んだ所定の形式のデータである。所定の形式のデータは、例えば、TTML(Timed Text Markup Language)で記述されたデータ形式のデータである。設定情報は、その要素として配列方向(縦、横)、等を示す構造情報や、文字の大きさ(フォントサイズ)、色、等の修飾情報を含む。TTMLは、これらの設定情報を所定の文字列(タグ)で囲んで記述する記述言語である。設定情報の各要素は、属性(attribute)とも呼ばれることがある。TTMLでは、設定情報の適用対象の文字が、開始タグと終了タグとの間で囲むことにより指定される。TTMLでは、必ずしも設定情報の全ての要素が含まれていなくてもよく、任意的である。TTMLについては、例えば、次の出典に詳細に記載されている(“Timed Text Markup Language 1(TTML1)(Second Edition)”,[online],W3C,[平成26年12月22日検索],インターネット<URL:http://www.w3.org/TR/2013/REC−ttml1−20130924/>)。
文字データ取得部112は、取得した文字データを多重化部114に出力する。
構成情報取得部113には、放送番組、文字多重放送等、放送により提供されるサービスの構成要素に関する構成情報を取得する。構成情報は、放送番組、文字多重放送等の構成要素であるアセット、つまり、映像、音声、文字情報等のリストや、それらの諸要件を示す情報を含む。構成情報は、所定の形式(例えば、MMT−SI:MMT−System Information、等)のデータで表される。構成情報には、MPテーブル(MPT:MMT Package Table)、レイアウト設定テーブル(LCT:Layout Configuration Table)が含まれる。MPTは、アセットのリストや、文字放送か文字スーパーかのサービス種別を示す情報、等が記述されるデータである。LCTは、各アセットの提示領域を示す配置情報が記述されるデータである。構成情報取得部113は、取得した構成情報を多重化部114に出力する。MPT、LCTのデータ構造については後述する。
多重化部114は、番組データ取得部111から入力された番組データ、文字データ取得部112から入力された文字データ及び構成情報取得部113から入力された構成情報を多重化して、所定の形式(例えば、TLV:Type Length Valueパケット)の多重化データを生成する。多重化部114は、生成した多重化データを暗号化部115に出力する。
暗号化部115は、多重化部114から入力された多重化データを所定の暗号化方式(例えば、AES:Advanced Encryption Standard)を用いて暗号化する。暗号化部115は、暗号化した多重化データを送信部116に出力する。
送信部116は、暗号化部115から入力された多重化データを受信装置31に放送伝送路12を介して送信する。ここで、送信部116は、ベースバンド信号である多重化データで所定の搬送周波数を有する搬送波を変調させて、搬送周波数に対応したチャネル帯域の電波(放送波)をアンテナ(図示せず)により放射する。
(MPTのデータ構造)
次に、MPTのデータ構造について説明する。図3は、MPTの例を示す図である。図3に示す例では、MPT(MMT Package Table)は、アセット毎にアセットタイプ(asset_type)とアセット記述子領域(asset_descriptors_byte)とを含む。アセットタイプ(asset_type)には、アセットの種類を示す符号が記述される。アセットタイプ(asset_type)として、例えば、HEVCで符号化された映像データを示すhcv1、MPEG−4オーディオで符号化された音声データを示すmp4a、文字データ(タイムドテキスト)を示すstppのいずれかが記述される。
アセット記述子領域(asset_descriptors_byte)は、アセット毎の記述子が記述される領域である。当該領域には、MH−データ符号化方式記述子(MH−Data_Component_Descriptor())やMPU提示領域指定記述子(MPU_Presentation_Region_Descriptor())が記述されることがある。MPU提示領域指定記述子は、映像データ、文字データ等を格納するMPUに格納される映像データ、文字データ等の提示領域を指定するための記述子である。MH−データ符号化方式記述子は、文字データや、当該文字データに付随した各種のデータを符号化するためのデータ符号化方式を識別するために使用される記述子である。
(MH−データ符号化方式記述子のデータ構造)
次に、MH−データ符号化方式記述子のデータ構造について説明する。
図4は、MH−データ符号化方式記述子の例を示す図である。図4に示す例では、MH−データ符号化方式記述子(MH−Data_Component_Descriptor())は、データ符号化方式識別(data_component_id)と付加識別情報(additional_data_component_info)を含んで構成される。文字データについては、データ符号化方式識別(data_component_id)として、例えば、符号‘0x0020’が記述される。符号‘0x0020’は、デジタル放送における字幕符号化方式を示す。
付加識別情報(additional_data_component_info)には、図5に示すデータ構造を有する字幕・文字スーパー伝送方式の付加識別情報(Additional_Arib_Subtitle_Info())が記述される。
付加識別情報(Additional_Arib_Subtitle_Info())は、字幕識別タグ(subtitle_tag)、言語コード(ISO_639_language_code)、字幕タイプ(type)、字幕記述方式識別(subtitle_format)、及び開始MPUシーケンス番号(start_mpu_sequence_number)を含んで構成される。字幕識別タグ(subtitle_tag)は、字幕放送、文字スーパーのストリームを識別するためのラベルである。言語コード(ISO_639_language_code)は、字幕識別タグで識別される言語を示す。字幕タイプ(type)は、サービス種別、即ち字幕放送と文字スーパーとの区別を示す。字幕放送が提供される場合には、字幕タイプ(type)として符号‘00’が記述され、文字スーパーが提供される場合には、字幕タイプ(type)として符号‘01’が記述される。字幕記述方式識別(subtitle_format)として、TTML記述方式を示す符号‘0000’が記述される。開始MPUシーケンス番号(start_mpu_sequence_number)は、本記述子による設定が有効となる文字データの最初のMPUシーケンス番号を示す。
次に、文字データを格納するためのMPUのデータ構成について説明する。文字データの処理において、MPUが表示又は再生するための処理単位となる。MPUは、ある時間範囲において提示する文字データを含む。MPUには、当該文字データに関連する音声ファイル、画像ファイルのいずれか又は両者が含まれることがある。1個のMPUは、1個又は複数のMFU(Media Fragment Unit)とMPUシーケンス番号とを含んで構成される。字幕、文字スーパーのMPUを構成する最初のMFUには必ず文字データがサブサンプルデータとして含まれる。MPUシーケンス番号は、個々のMPUを識別するための番号である。
(MFUのデータ構成)
次に、MFUのデータ構造について説明する。図6は、MFUの例を示す図である。MFUは、字幕識別タグ(subtitle_tag)、字幕シーケンス番号(subtitle_sequence_number)、サブサンプル番号(subsample_number)、最終サブサンプル番号(last_subsample_number)、データタイプ(data_type)及びデータバイト(data_byte)を含んで構成される。
字幕シーケンス番号(subtitle_sequence_number)は、当該アセットで送信される字幕データ全体におけるシーケンス番号であって、連続するMPU間でインクリメントされる番号である。サブサンプル番号(subsample_number)は、当該MPUにおけるデータのサブサンプルを格納したMFUの昇順で表される番号である。各MPUにおける最初のサブサンプルの番号は0である。最終サブサンプル番号(last_subsample_number)は、当該MPUで送信されるデータの最後のサブサンプル番号である。データタイプ(data_type)は、当該MFUに格納されるデータのデータ種別である。例えば、TTML記述方式で記述された文字データが格納される場合には、データタイプ(data_type)として符号‘0000’が記述される。データバイト(data_byte)は、当該MFUに送信対象の文字データが格納される領域である。
(LCTのデータ構造)
次に、LCTのデータ構造について説明する。図7は、LCTの例を示す図である。LCTでは、1又は複数の提示領域が指定される。LCTにおいて、レイアウト・デバイス数(number_of_loop)は、レイアウトとデバイスの組の数である。個々のレイアウトは、レイアウト番号(layout_number)で指定される。例えば、「0」の値が記述されたレイアウト番号(layout_number)はデフォルトのレイアウトを示し、「1」の値が記述されたレイアウト番号(layout_number)は有効なレイアウトを示す。出力先デバイスは、デバイスID(device_id)で指定される。出力先デバイスは、表示要素を表示する機器、例えば、受信装置31の表示部319(後述)である。「0」の値が記述されたデバイスID(device_id)は、メインデバイスを示す。領域数(number_of_region)は、1つのレイアウトとデバイスの組における提示領域の数を示す。個々の提示領域は、領域番号(region_number)で指定される。例えば、「0」の値が記述された領域番号(region_number)は、デフォルトの提示領域を示す。提示領域は、その左上の位置、右上の位置で指定される。左上の位置は、左上水平位置(left_top_pos_x)と左上垂直位置(left_top_pos_y)で指定される。右下の位置は、右下水平位置(right_down_pos_x)と右下垂直位置(right_down_pos_y)で指定される。なお、左上水平位置(left_top_pos_x)、右下水平位置(right_down_pos_x)として、それぞれ全表示領域の幅に対する百分率が記述される。左上垂直位置(left_top_pos_y)、右下垂直位置(right_down_pos_y)として、それぞれ全表示領域の高さに対する百分率が記述される。また、LCTは、記述子領域(descriptor())を含む。
(MPU提示領域指定記述子のデータ構造)
次に、MPU提示領域指定記述子(MPU_Presentation_Region_Descriptor())のデータ構造について説明する。図8は、MPU提示領域指定記述子の例を示す図である。MPU提示領域指定記述子は、MPUシーケンス番号(mpu_sequence_number)、レイアウト番号(layout_number)及び領域番号(region_number)を含む。MPUシーケンス番号(mpu_sequence_number)は、本記述子に含まれるレイアウト番号(layout_number)、領域番号(region_number)でそれぞれ指定されるレイアウト、提示領域に配置される表示要素(映像データ、文字データ)を格納するMPUのシーケンス番号が記述される。従って、本記述子により、表示要素毎の提示領域が指定される。また、上述したようにレイアウト番号(layout_number)により、例えば、デフォルトの提示領域であるか、有効な提示領域であるか否かが指定される。
(提示領域の設定例)
次に、LCTによる提示領域の設定例について説明する。図9は、提示領域の設定例を示す図である。図9(a)は、メインデバイスを出力デバイスとして設定された1個のデフォルトのレイアウトの設定例を示す。この例では、レイアウト・デバイス数(number_of_loop)、レイアウト番号(layout_number)、デバイスID(device_id)、領域数(number_of_region)は、それぞれ「1」、「0」、「0」、「1」である。また、領域番号(region_number)「0」に係る提示領域は、左上水平位置(left_top_pos_x)、左上垂直位置(left_top_pos_y)、右下水平位置(right_down_pos_x)、右下垂直位置(right_down_pos_y)として「0」、「0」、「100」、「100」と指定されている。上述の指定は、デフォルトのレイアウトにおいてメインデバイスの表示領域全体が1個の提示領域であることを示す。
図9(b)は、メインデバイスを出力デバイスとして設定された1個の有効なレイアウトの設定例を示す。この例では、レイアウト・デバイス数(number_of_loop)、レイアウト番号(layout_number)、デバイスID(device_id)、領域数(number_of_region)は、それぞれ「1」、「0」、「0」、「3」である。3つの提示領域は、それぞれ領域番号(region_number)「0」、「1」、「2」で識別される。領域番号(region_number)「0」に係る提示領域は、左上水平位置(left_top_pos_x)、左上垂直位置(left_top_pos_y)、右下水平位置(right_down_pos_x)、右下垂直位置(right_down_pos_y)として「20」、「20」、「100」、「100」と指定されている。領域番号(region_number)「1」に係る提示領域は、左上水平位置(left_top_pos_x)、左上垂直位置(left_top_pos_y)、右下水平位置(right_down_pos_x)、右下垂直位置(right_down_pos_y)として「0」、「0」、「20」、「100」と指定されている。領域番号(region_number)「2」に係る提示領域は、左上水平位置(left_top_pos_x)、左上垂直位置(left_top_pos_y)、右下水平位置(right_down_pos_x)、右下垂直位置(right_down_pos_y)として「20」、「0」、「100」、「20」と指定されている。領域番号(region_number)「0」、「1」、「2」に係る提示領域は、図13に例示する映像V01、文字T01、文字T02それぞれの提示領域に相当する。
(MPU提示領域指定記述子の設定例)
図10は、MPU提示領域指定記述子の設定例を示す図である。図10(a)は、図9(a)に示すデフォルトのレイアウトに対応する設定例を示す。本設定例では、レイアウト番号(layout_number)、領域番号(region_number)として、それぞれ「0」、「0」と指定されている。MPUシーケンス番号(mpu_sequence_number)として、映像V01に係るMPUシーケンス番号が指定される。よって、映像V01の提示領域として、LCTにおいてレイアウト番号(layout_number)、領域番号(region_number)が、それぞれ「0」、「0」である提示領域が指定される。即ち、映像V01の提示領域は、メインデバイスの全表示領域となる。
図10(b)は、図9(b)に示す有効なレイアウトに対応する設定例を示す。本設定例では、レイアウト番号(layout_number)、領域番号(region_number)として、それぞれ「1」、「0」の組、「1」、「1」の組、「1」、「2」の組が指定されている。MPUシーケンス番号(mpu_sequence_number)として、「1」、「0」の組について映像V01に係るMPUシーケンス番号が、「1」、「1」の組について文字T01に係るMPUシーケンス番号が、「1」、「2」の組について文字T02に係るMPUシーケンス番号が、それぞれ指定されている。よって、映像V01の提示領域として、LCTにおいてレイアウト番号(layout_number)、領域番号(region_number)が、それぞれ「1」、「0」である提示領域が指定される。文字T01の提示領域として、LCTにおいてレイアウト番号(layout_number)、領域番号(region_number)が、それぞれ「1」、「1」である提示領域が指定される。文字T02の提示領域として、LCTにおいてレイアウト番号(layout_number)、領域番号(region_number)が、それぞれ「1」、「2」である提示領域が指定される。なお、図10のMPUシーケンス番号(mpu_sequence_number)の欄に記載された符号「V01」、「T01」、「T02」は、いずれも説明の目的で記載されたものである。これらの符号は、実際にはMPUシーケンス番号(mpu_sequence_number)として指定されない。
(受信装置の構成)
次に、受信装置31の構成について説明する。図11は、本実施形態に係る受信装置31の構成を示すブロック図である。受信装置31は、受信部311(チューナー)、復号部312、分離部313、音声復号部314、再生部316、映像復号部317、表示合成部318、表示部319、記憶部322、操作入力部323、及び制御部331を含んで構成される。
受信部311は、送信装置11が送信した放送波を、放送伝送路12を介してアンテナ(図示せず)により受信する。受信部311は、受信した受信信号を制御部331から入力される選局信号で指定されるチャンネルの周波数でベースバンド信号にダウンコンバートすることにより多重化データに変換する。受信部311は、変換した多重化データを復号部312に出力する。
復号部312は、受信部311から入力された多重化データ(暗号化されている)を送信装置11の暗号化部115で用いられた方式に対応する復号方式(例えば、AES)で復号し、復号した多重化データを生成する。復号部312は、生成した多重化データを分離部313に出力する。
分離部313は、復号部312から入力された多重化データを番組データ、文字データ及び構成情報に分離する。分離部313は、文字データと構成情報を制御部331に出力する。また、分離部313は、番組データから音声データと映像データを抽出する。分離部313は、抽出した音声データを音声復号部314に出力し、映像データを映像復号部317に出力する。
音声復号部314は、分離部313から入力された音声データを、符号化に用いられた符号化方式(例えば、MPEG−4 オーディオ)と対応する復号方式で復号し、元の音声データを生成する。復号した音声データは、各時刻における音声のレベルを示すデータである。音声復号部314は、復号した音声データを再生部316に出力する。
再生部316は、音声復号部314から入力された音声データが示す音声を再生する。再生部316は、例えば、スピーカを含んで構成される。
映像復号部317は、分離部313から入力された映像データを、符号化に用いられた符号化方式(例えば、HEVC)と対応する復号方式で入力された映像データを復号し、元の映像データを生成する。復号した映像データは、各時刻における映像(フレーム画像)を形成する信号値を示すデータである。映像復号部317は、復号した映像データを表示合成部318に出力する。
表示合成部318には、映像復号部317から映像データが入力され、制御部331から文字情報と提示領域情報が入力される。表示合成部318は、映像データが示す映像と、文字情報が示す文字を、提示領域情報で指定される提示領域に配置することにより表示用の映像(表示映像)を合成する。表示合成部318は、合成した表示映像を示す表示映像配置された映像、文字を表す表示映像データを表示部319に出力する。
なお、表示合成部318に制御部331から各種の画像(例えば、通知画像(後述)、設定メニュー画面、等)を示す画像データが入力される場合がある。その場合、表示合成部318は、入力された画像データが示す画像を上述の表示映像にさらに重ね合わせる。
表示部319は、表示合成部318から入力された表示映像データに基づく表示映像を表示する。表示部319は、ディスプレイ、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ、等を含んで構成される。表示部319には、提示領域情報で指定される提示領域において指定された提示要素(映像、文字)が表示される。
記憶部322は、各種のデータを記憶する。記憶部322には、例えば、文字領域設定データ(後述)、通知画像データ(後述)、等を予め記憶させておく。記憶部322は、記憶媒体、例えば、HDD(Hard−disk Drive)、フラッシュメモリ、ROM(Read−only Memory)、RAM(Random Access Memory)又はそれらの組み合わせを含んで構成される。
操作入力部323は、ユーザによる操作入力を受け付けて生成される操作信号を取得し、取得した操作信号を制御部331に出力する。操作信号は、例えば、電源のオン/オフを示す信号、放送波のチャンネルを示す信号、提示要素(文字、映像)の大きさを指定する信号、がある。操作入力部323は、例えば、操作ボタン、遠隔操作機器(リモコン)から操作信号を受信する入力インタフェース、等である。
制御部331は、受信装置31の種々の動作を制御する。例えば、制御部331は、分離部313から文字データと構成情報を取得する。制御部331は、取得した構成情報から文字データに含まれる文字情報、映像データが示す映像それぞれの提示領域を示す配置情報を抽出する。制御部331は、有効な配置情報が取得されたとき、提示領域が操作に応じて可変であることを示す通知画像データ(文字領域設定ガイダンス)を記憶部322から読み取り、読み取った通知画像データを表示合成部318に出力する。通知画像データの例については、後述する。制御部331は、文字の提示領域を操作入力部323から入力された操作信号に基づいて変更する。制御部331は、文字情報と表示要素(映像、文字)毎の提示領域を示す提示領域情報とを表示合成部318に出力する。
(制御部の構成)
次に、本実施形態に係る受信装置31の制御部331の構成について説明する。図12は、本実施形態に係る制御部331の構成を示すブロック図である。制御部331は、文字データ取得部332、設定情報検出部333、配置情報取得部334、通知部335、表示制御部336及び選局部337を含んで構成される。
文字データ取得部332は、分離部313から入力される文字データを検出する。具体的には、文字データ取得部332は、分離部313から入力された構成情報からMPTを検出し、検出したMPTのアセットタイプ(asset_type)にタイムドテキストを示すstppが記述されているストリームを特定する。文字データ取得部332は、特定したストリームのアセット記述子領域(asset_descriptors_byte)から、MH−データ符号化方式記述子(MH−Data_Component_Descriptor())を読み取る。
文字データ取得部332は、読み取ったMH−データ符号化方式記述子(MH−Data_Component_Descriptor())のデータ符号化方式識別(data_component_id)に記述されている符号が示す符号化方式(例えば、デジタル放送における字幕符号化方式)を特定する。文字データ取得部332は、MH−データ符号化方式記述子(MH−Data_Component_Descriptor())の付加識別情報(additional_data_component_info)から字幕識別タグ(subtitle_tag)及び開始MPUシーケンス番号(start_mpu_sequence_number)を読み取る。
文字データ取得部332は、読み取った字幕識別タグ(subtitle_tag)を含むMPUのうちシーケンス番号が、開始MPUシーケンス番号(start_mpu_sequence_number)以降のMPUを入力する。そして、文字データ取得部332は、入力したMPUのそれぞれについて、データタイプ(data_type)に符号‘0000’が記述されているMFUを特定する。文字データ取得部332は、特定した各MFUのデータバイト(data_byte)からTTML記述方式で記述された文字データを読み取る。文字データ取得部332は、読み取った文字データを設定情報検出部333に出力する。
設定情報検出部333は、文字データ取得部332から入力された文字データから、所定の文字列(開始タグ、終了タグ)で囲まれた領域に記述された設定情報を検出し、当該所定の文字列の配置に基づいて設定情報毎の適用対象の文字情報を特定する。設定情報検出部333は、検出した設定情報と特定した文字情報を表示制御部336に出力する。
配置情報取得部334には、分離部313から入力された構成情報からLCT(配置情報)を抽出する。配置情報取得部334は、抽出したLCTを解析して表示要素(文字、映像)毎の提示領域を特定する。具体的には、配置情報取得部334は、LCTに記述されたレイアウト番号(layout_number)、デバイスID(device_id)及び領域番号(region_number)の組毎に提示領域として、左上水平位置(left_top_pos_x)、左上垂直位置(left_top_pos_y)、右下水平位置(right_down_pos_x)、右下垂直位置(right_down_pos_y)を特定する。配置情報取得部334は、デバイスID(device_id)により、出力先として、例えば、表示部319に接続された表示合成部318を特定する。他方、配置情報取得部334は、分離部313から入力された構成情報のうちMPTのアセット記述子領域に記述されたMPU提示領域指定記述子(MPU_Presentation_Region_Descriptor())を検出する。配置情報取得部334は、検出したMPU提示領域指定記述子からレイアウト番号(layout_number)及び領域番号(region_number)の組毎に、表示要素を示すデータ(文字データ、映像データ)を格納したMPUのMPUシーケンス番号(mpu_sequence_number)を特定する。配置情報取得部334は、レイアウト番号(layout_number)及び領域番号(region_number)の組で特定される表示要素毎の提示領域を示す提示領域情報を通知部335と表示制御部336に出力する。提示領域情報には、表示要素毎にレイアウト番号(layout_number)で表される提示属性情報(例えば、デフォルト、有効、等の区別)が含まれる。
通知部335は、配置情報取得部334から入力された提示領域情報に基づいて提示領域毎の提示属性情報を特定する。通知部335は、少なくとも1つの提示領域について有効であることを示す提示属性情報が含まれているか否かを判定する。これにより、取得されたLCTが有効であるか否かが判定される。LCTが有効であると判定された場合、通知画像データを記憶部322から読み取り、読み取った通知画像データを表示合成部318に出力する。LCTが「有効」とは、表示対象の表示要素(映像、文字)を当該LCTで指定された提示領域へ即時に表示することが指示されていることを意味する。よって、LCTが有効と判定された場合、通知画像(ガイダンス画像)を表示部319に表示させることにより、文字の提示領域が操作により表示領域が変更可能であることが直ちに視聴者に通知される。
通知画像が表示部319に表示される契機は、主に次の場合である。(1)視聴者が同一のチャンネルで放送番組を視聴している場合において、有効な提示領域を含むLCTが受信されたとき。(2)視聴者が有効な提示領域を含むLCTを受信するチャンネルに変更したとき。(3)受信装置31の動作開始直後に有効な提示領域を含むLCTが受信されたとき。なお、通知部335は、当該通知画像の表示開始後、所定期間(例えば、30秒間)操作信号が入力されないとき当該通知画像を消去してもよい。通知部335は、通知画像が表示部319に表示されていない場合、操作入力部323から所定の操作信号(例えば、通知画像表示ボタンの押下による操作信号)が入力されたことに応じて通知画像を表示部319に表示させてもよい。
表示制御部336は、配置情報取得部334から入力された表示要素毎の提示領域を示す提示領域情報と、設定情報検出部333から入力された設定情報を、操作入力部323から入力された操作信号に基づいて更新する。ここで、表示制御部336は、操作入力部323は、操作信号で指定される文字領域サイズに対応する設定情報と提示領域の倍率を記憶部322に記憶された文字領域設定データから読み取る。表示制御部336は、操作信号で指定される文字情報について、入力された設定情報を読み取った設定情報に更新する。表示制御部336は、操作信号で指定される表示要素について、入力された提示領域情報が示す提示領域に読み取った比率を乗算し、乗算によって得られた提示領域に更新する。
なお、表示部319の全表示領域において表示要素間で提示領域が重複せず、かつ、全表示要素の提示領域が全表示領域を超えないように、表示制御部336は、指定される表示要素以外の提示領域の大きさを更新する。例えば、表示制御部336は、指定された表示要素の提示領域を拡大した場合には、指定外の表示要素の提示領域を縮小し、指定された表示要素の提示領域を縮小した場合には、指定外の表示要素の提示領域を拡大する。なお、指定される表示要素以外の提示領域が文字の提示領域である場合には、表示制御部336は、その文字情報に係る設定情報が指定するフォントサイズを、提示領域の更新に応じたフォントサイズを示す設定情報に更新する。つまり、提示領域の拡大又は縮小に応じて、より大きい又はより小さいフォントサイズを示す設定情報に変更する。
表示制御部336は、更新した表示要素毎の提示領域を示す提示領域情報と、更新した設定情報と対応する文字情報とを表示合成部318に出力する。出力される設定情報により、表示合成部318が、設定対象の文字を提示領域情報が指示する提示領域内に配置する際のフォントサイズが指示される。なお、表示制御部336は、提示領域情報や設定情報の更新を行わない場合には、入力された提示領域情報と設定情報を表示合成部318に出力する。
選局部337は、操作入力部323から入力された操作信号により放送波を受信するチャンネルを選択する。選局部337は、選択したチャンネルを示す選局信号を受信部311に出力する。
(表示映像の例)
次に、表示部319に表示された表示映像の例について説明する。図13は、表示映像の一例を示す図である。図13に示す例では全表示領域が、3つの提示領域で区分される。3つの提示領域は、図9(b)に示す領域番号(region_number)「0」、「1」、「2」により指定される提示領域であり、それぞれ文字T01、T02及び映像V01に割り当てられている。また、表示領域の右下には、通知画像G01が重ね合わされている。通知画像G01が表示されることにより、視聴者は文字が表示された提示領域が操作により可変であることに気付くことができる。
(通知画像)
図14は、通知画像の一例(通知画像G01)を示す図である。通知画像は、その表題「文字領域設定」と、4つの文字領域サイズの選択肢「縮小」、「標準」、「拡大1」、「拡大2」を含む。「縮小」は、LCTで指定された文字の提示領域のサイズより小さい文字領域サイズを示す。「標準」は、LCTで指定された文字領域サイズを示す。「拡大1」は、LCTで指定された文字領域サイズよりも大きい文字領域サイズを示す。「拡大2」は、「拡大1」よりもさらに大きい文字領域サイズを示す。通知画像G01が表示されているとき、ユーザの操作により、いずれかの選択肢に対応する文字領域サイズが選択可能である。「標準」の直前の黒丸は選択された文字領域サイズを示す記号である。表示制御部336は、操作信号が入力される毎に選択肢を巡回的に変更し、変更により選択された文字領域サイズで指定された提示領域に表示対象の文字が表示される。
(文字領域設定データ)
次に、文字領域設定データの例について説明する。図15は、文字領域設定データの一例を示す図である。各列に、文字領域サイズ毎のフォントサイズと文字領域の比率が対応付けられている。文字領域サイズは、通知画像の表示により選択される文字領域サイズである。各行のフォントサイズの項目は、設定情報で指定される文字のフォントサイズ(単位:ポイント)である。フォント最下行の文字領域の比率は、LCTで指定された文字の提示領域を基準とした提示領域の倍率である。例えば、操作信号により文字領域サイズ「小」が選択されたとき、LCTで指定された提示領域の70%の大きさの提示領域が文字に割り当てられ、設定情報が示すフォントサイズが大(large)である場合には、12ポイントの大きさで当該文字が表示される。
(提示領域の変更例)
次に、提示領域の変更例について説明する。図16は、表示映像の他の例を示す図である。図16(a)は、図14に示す表示映像が表示されているときに文字領域サイズとして「大」が選択された場合の表示例である。図16(a)に示す例は、文字T01が割り当てられている領域番号「1」の水平方向の幅、文字T02が割り当てられている領域番号「2」の垂直方向の高さがそれぞれ、LCTで指定された文字領域の120%である。なお、文字T01やその提示領域を単純に指定された比率で拡大すると、文字T01が1行に収まらなくなるため、文字T01が2列にわたって収まるように提示領域の幅がさらに拡大されている。このように、表示制御部336は、拡大により文字が指定された比率で拡大した提示領域に収まらない場合には、さらに提示領域を拡大してもよいし、指定された比率で拡大した提示領域に収まるように文字の大きさを調整してもよい。
図16(b)は、図14に示す表示映像が表示されているときに文字領域サイズとして「小」が選択された場合の表示例である。図16(b)に示す例は、文字T01が割り当てられている領域番号「1」の水平方向の幅、文字T02が割り当てられている領域番号「2」の垂直方向の高さがそれぞれ、LCTで指定された文字領域の70%である。
(受信処理)
次に、本実施形態に係る受信処理について説明する。図17は、本実施形態に係る受信処理を示すフローチャートである。
(ステップS101)分離部313(図11)は、放送波で伝送された多重化信号から番組データ及び文字データを抽出し、番組データから映像データを取得する。文字データ取得部332は、分離部313から文字データを取得する。その後、ステップS102に進む。
(ステップS102)分離部313は、放送波で伝送された多重化信号から構成情報を抽出する。配置情報取得部334は、構成情報からLCT(配置情報)を抽出(取得)する。その後、ステップS103に進む。
(ステップS103)通知部335は、LCT(配置情報)に含まれたレイアウト番号に基づいて当該LCTが有効であるか否かを判定する。有効であると判定する場合には(ステップS103 YES)、ステップS104に進み、含まれていないと判定する場合には(ステップS103 NO)、ステップS108に進む。
(ステップS104)表示制御部336は、有効と判定されたLCT(配置情報)で指定される提示領域に表示要素(文字、映像)を表示部319に表示させる。その後、ステップS105に進む。
(ステップS105)通知部335は、表示合成部318を介して通知画像(文字設定領域ガイダンス)を表示部319に表示させる。その後、ステップS106に進む。
(ステップS106)表示制御部336は、文字領域サイズを指定する操作信号が入力される場合には(ステップS106 YES)、ステップS107に進み、入力されない場合には(ステップS106 NO)、図17に示す処理を終了する。
(ステップS107)表示制御部336は、文字の提示領域を指定された文字領域サイズに応じた提示領域に変更し、全画面領域内に各表示領域の提示領域が納まるように映像の提示領域を変更する。表示制御部336は、変更した提示領域に各表示要素(文字、映像)を表示部319に表示させる。その後、図17に示す処理を終了する。
(ステップS108)表示制御部336は、デフォルトのLCT(配置情報)で指定される提示領域に表示要素(文字、映像)を表示部319に表示させる。その後、図17に示す処理を終了する。
(変形例)
次に、本実施形態の変形例について説明する。一般に、表示部319の表示領域の大きさは、その機種によって異なる。LCTで指定された提示領域や設定情報で指定されたフォントサイズで文字を表示させると、表示領域が大きいほど文字が大きく表示され、表示領域が小さいほど文字が小さく表示される。
そこで、通知部335は、設定情報検出部333から入力された設定情報が示す文字の大きさが、所定の文字の大きさの範囲外である場合に、通知画像データを表示合成部318に出力してもよい。所定の文字の大きさの範囲外とは、例えば、所定のフォントサイズの大きさよりも設定情報が示すフォントサイズが小さい場合と大きい場合の一方又は両方である。これにより、文字の大きさが所定の大きさの範囲外である場合に、文字領域が設定可能であることを視聴者に気付かせることができる。
また、表示制御部336は、更新した設定情報が示すフォントサイズ、提示領域に、さらに予め設定された表示領域の大きさの基準値dの、表示部319から入力された機器情報で指定される表示領域の大きさd’に対する比d/d’をそれぞれ乗算してもよい。乗算により得られるフォントサイズ、提示領域を用いることで、表示部319の大きさによる文字領域の大きさをほぼ一定にすることができる。
また、記憶部322には、複数セットの文字領域設定データを予め記憶しておく。各セットは、表示部319の表示領域の大きさの区分に対応づけられ、各セットの文字領域設定データには、表示領域が大きいほど小さいフォントサイズ及び小さい文字領域の比率が設定されている。表示制御部336は、動作開始時又は表示部319との接続時に、表示部319から入力された機器情報に基づいて利用すべきセットの文字領域設定データを複数セットの中から選択してもよい。この構成によっても、表示部319の大きさによる文字領域の大きさの変化を緩和することができる。例えば、図18に示すように表示部319の表示領域の大きさが基準値よりも大きい場合において、表示される文字の大きさは、表示部319の表示領域の大きさが基準値である場合と同等になる。
なお、操作信号で指定された文字領域サイズによって変更された文字の提示領域が表示部319の全表示領域を超える場合がある。その場合には、表示制御部336は、例えば、当該提示領域を全表示領域の範囲内に定めてもよいし、スクロール操作により文字の提示領域の全体を表示可能にしてもよい。その場合には、表示制御部336は、記憶部322から読み取ったスクロールバーを表すスクロールバーデータを表示合成部318に出力し、スクロールバーを表示部319に表示させる。また、表示制御部336は、提示領域のうち、スクロール操作による操作信号に基づいて出力すべき出力領域を特定し、特定した出力領域を示す出力領域信号を表示合成部318に出力する。表示合成部318は、生成した表示映像から出力領域信号で指定された出力領域の部分を抽出し、抽出した部分の表示映像を示す表示映像データを表示部319に出力する。
以上に説明したように、本実施形態に係る受信装置31は、放送波で受信データを受信する受信部311と、受信データから文字を含む表示要素と、表示要素の提示領域を示す配置情報を取得する取得部(分離部313、文字データ取得部332、配置情報取得部334)とを備える。また、受信装置31は、有効な配置情報が取得されたとき、提示領域が操作に応じて可変であることを通知する通知部335と、当該表示要素の提示領域を配置情報が示す提示領域から操作に応じて変更する表示制御部336とを備える。
この構成により、有効な配置情報が示す提示領域に表示要素が表示され、操作に応じて可変であることがユーザに通知される。そのため、放送事業者等が設定した表示要素の提示領域を尊重したうえで、操作によりユーザ所望の提示領域に調整することができる。
また、通知部335は、受信した文字の大きさが所定の大きさの範囲外であるとき、提示領域が操作に応じて可変であることの通知を表示部319に表示させる。
この構成により、文字の大きさが所定の範囲外であるとき、ユーザには提示領域の大きさを所望の大きさに変更するための操作が促される。
また、表示制御部336は、文字を含む表示要素を表示する表示部319の表示領域が大きいほど、当該文字の大きさの表示部319の表示領域の大きさに対する比率を小さくする。この構成により、表示部319の機種による表示領域の大きさの差異よりも、表示される文字の大きさの差異が緩和される。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。上述した実施形態と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を援用する。本実施形態に係る受信装置31Aは、同時に複数チャンネルの放送波を受信し、それぞれ受信した文字データの表示領域に係る処理が第1の実施形態とは異なる。図19は、本実施形態に係る受信装置31Aの構成を示すブロック図である。受信装置31Aは、受信装置31において制御部331に代え(図11)、制御部331Aを備える。また、受信装置31Aは、受信部311、復号部312、分離部313、音声復号部314及び映像復号部317に代え、それぞれ異なる放送伝送路12A、12Bの複数チャンネルの放送波を受信するための構成を備える。受信装置31Aは、かかる構成として、受信部311A、311B、復号部312A、312B、分離部313A、313B、音声復号部314A、314B及び映像復号部317A、317Bを含んで構成される。
受信部311A、311B、復号部312A、312B、分離部313A、313B、音声復号部314A、314B及び映像復号部317A、317Bの構成は、それぞれ受信部311、復号部312、分離部313、音声復号部314、映像復号部317の構成と同様である。例えば、受信部311A、311Bは、それぞれ制御部331Aから入力された選局信号で指示されたチャンネルの放送波を受信する。受信部311A、311Bは、それぞれ変換した多重化データを復号部312A、312Bに出力する。
制御部331Aは、図20に示すように、制御部331(図11)に表される表示制御部336(図12)に代え、表示制御部336Aを備える。なお、文字データ取得部332、設定情報検出部333、配置情報取得部334及び通知部335は、それぞれ、分離部313A、313Bからの各種のデータについて図12を用いて説明した処理をチャンネル毎に実行する。選局部337は、操作入力部323から入力された操作信号により受信するチャンネルを複数個選択することができる。選局部337は、選択したチャンネルのそれぞれを示す選局信号を受信部311A、311Bに出力する。
表示制御部336Aは、図21(a)の表示映像に例示するように、放送波を受信しているチャンネル毎の表示領域(ウィンドウ)W21A、W21Bを定める。表示制御部336Aは、各チャンネルで定めた表示領域それぞれについて、当該チャンネルの放送波で伝送されたLCTならびにMPU提示領域指定記述子に基づいて各表示要素(文字T21A、T22A、映像V21A、V21B)の提示領域を表示制御部336(図12)と同様な手法で識別する。識別した提示領域に割り当てられる表示要素は、当該表示要素を格納するMPUのMPUシーケンス番号により特定される。また、通知部335は、チャンネル毎のLCTが有効であるか否かを判定し、有効なLCTを検出したチャンネルについて、通知画像G21を当該チャンネルの表示領域W21A内に表示させる。表示制御部336Aは、操作入力部323から入力された操作信号で指定された文字領域サイズに基づいて各表示要素の提示領域を更新する。図21(b)に示す例では、文字T21A、T22Aの提示領域が図21に示す例よりも拡大され、映像V21Aの提示領域は、当該チャンネルの表示領域W21Aの残りの領域に定められ、図21(a)に示す例よりも縮小される。なお、いずれのチャンネルについても有効なLCTが検出された場合には、図21(c)に示すように、通知部335は、各チャンネルの表示領域W21A、W21Bに通知画像G21A、G21Bをそれぞれ表示させる。なお、図21(c)に示す例では、表示領域W21Bに文字T21B、T22Bの提示領域が含まれる。
図21に示すように、各チャンネルの表示領域W21A、W21Bのアスペクト比は、チャンネル間で一定であり、チャンネル数の増減に関わらず一定である。また、チャンネル間で表示領域W21A、W21Bの大きさが等しい。そのため、表示部319の全表示領域には、いずれのチャンネルの表示領域W21A、W21Bも割り当てられない空き領域が生じる。空き領域の大きさの高さ、幅は、少なくとも1つのチャンネルの表示領域の高さ、幅よりも大きい。
そこで、表示制御部336Aは、図22(a)に示すように、操作入力部323(図19)から入力された操作信号に応じて、文字T21A、T22Aの提示領域を空き領域内に新たに設定した表示領域W21C内のLCTで指定される提示領域に変更する。但し、表示制御部336Aは、映像V21A、V21Bの提示領域をそれぞれのチャンネルの表示領域W21A、W21Bに維持する。そして、表示制御部336Aは、映像V21の提示領域を表示領域W21A全体に拡大する。また、表示制御部336Aは、表示領域W21C内に設定する提示領域の大きさを、LCTで指定される大きさとは異なる提示領域の大きさを操作信号に基づいて定めてもよい。図22(b)に示す例では、文字T21A、T22Aの提示領域が、図22(a)に示す例よりも拡大されている。
本実施形態では、表示制御部336Aは、操作信号により文字領域サイズの他、文字の提示領域を空き領域において当該チャンネルの表示領域とは別個の表示領域(別画面)内に変更するか否かが指定される。図23に示すように、本実施形態に係る通知画像G01では、文字領域サイズと、別画面を指定するか否かの組が選択肢として示される。図23に示す例では、4種類の文字領域サイズ「小」、「標準」、「拡大1」、「拡大2」と、別画面の指定あり(別画面)と指定なし、の計8通りの選択肢がある。操作入力部323から入力された操作信号によりこれらの選択肢のいずれかが選択され、表示制御部336Aは、選択された文字領域サイズ、別画面の指定の有無に基づいて、操作対象のチャンネルの表示要素毎の提示領域を更新する。
本実施形態では、図24に示すように複数のチャンネルのいずれにも別個の表示領域が設定されることがある。ここで、表示制御部336A(図20)は、あるチャンネルについて設定される別個の表示領域(例えば、W21C)を、他のチャンネルの原表示領域(例えば、W21B)よりも当該チャンネルの原表示領域(例えば、W21A)に近接した空き領域に設定する。よって、同一のチャンネルで伝送された表示要素同士が近接して表示される。
また、表示制御部336Aは、サービス種別が字幕放送である文字データが示す文字と、当該文字データと同期した映像データが示す映像とを共通の態様で表示部319に表示させてもよい。ここで、文字データ取得部332は、分離部313から入力された構成情報からMPTを検出し、検出したMPTからMH−データ符号化方式記述子(MH−Data_Component_Descriptor())の付加識別情報(additional_data_component_info)に記述された字幕タイプ(type)に基づいてサービス種別を判定することができる。図24に示すように、表示制御部336Aは、例えば、表示部319の全画面領域の中央部を通り垂直方向に延在する境界線B21を表示させてもよい。境界線B21により、表示領域W21A、W21Cと、表示領域W21、W21Dとが区分される。サービス種別が字幕放送と判定された文字T23Aの提示領域を含む表示領域W21Cと、文字T23Aと同期した映像V21Aの提示領域を含む表示領域W21Aとは、ともに境界線B21の左側の領域に配置される。境界線B21の表示により、左側の領域は、表示領域W21B、W21Dが表示される右側の領域とは明確に区別して視認されるので、ユーザは、字幕放送に係る文字T23Aと映像V21Aとの関連性を直感的に認識することができる。なお、表示制御部336Aは、共通の態様として、文字、映像それぞれの提示領域又はその提示領域を含む表示領域の枠線の色、太さ、線種(実線、破線、一点破線等)、等を共通にしてもよい。
以上に説明したように、本実施形態に係る受信装置31Aにおいて、受信部311A、311Bは複数チャンネルの放送波で受信データをそれぞれ受信する。また、表示制御部336Aは、複数チャンネルの表示領域を定め、少なくとも1チャンネルの受信データから取得された文字の提示領域を、操作に応じて当該チャンネルの表示領域内から複数チャンネルの表示領域外である空き領域に変更し、当該チャンネルの受信データから取得された映像の提示領域を当該チャンネルの表示領域内に維持する。
この構成により、複数チャンネルの表示領域間でアスペクト比が等しいことによって生じた空き領域内に、操作により指示された文字の提示領域が任意に変更され、当該文字と同一の表示領域内の映像の提示領域を当該表示領域の全体に拡大することができる。そのため、ユーザは、映像とは別個の領域にすることで文字を容易に視認することができ、映像を拡大することで映像も容易に視認することができる。
また、本実施形態において、少なくとも1チャンネルの受信データから取得された文字が当該チャンネルの受信データから取得された映像と同期する字幕放送の文字であるとき、表示制御部336Aは、当該文字と当該映像とを共通の態様で表示させる。
この構成により、ユーザは、当該文字と当該映像の関連性を直感的に把握することができ、当該文字による当該映像による放送内容をより理解することができる。
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的構成を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
また、本発明の各構成要素は、任意に取捨選択することができ、取捨選択した構成を具備する発明も本発明に含まれるものである。
例えば、受信装置31において、再生部316、表示部319は、その他の構成部と別体に構成されてもよい。また、上述では、受信装置31Aが2チャンネルの放送波を受信可能である構成を例にしたが、これには限られない。受信装置31Aは、3チャンネル以上の放送波を受信可能であってもよい。
上述した実施形態では、各種のデータを伝送するための伝送方式として、MPEG−Hで規定されたMMT(MPEG Media Transport)によるメディアトランスポート方式が用いる場合を例にしたが、その他の伝送方式、例えば、MPEG−2 Systemsで規定された方式が用いられてもよい。また、伝送に係るデータ形式、暗号化方式、符号化方式も、その伝送方式で規定された形式または方式が用いられてもよい。
また、上述した実施形態における送信装置11の一部、受信装置31の一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、認識データ伝送装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバーやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
なお、本発明は次の態様でも実施することができる。
(1)放送波で受信データを受信する受信部と、前記受信データから文字を含む表示要素と、前記表示要素の提示領域を示す配置情報を取得する取得部と、有効な配置情報が取得されたとき、前記提示領域が操作に応じて可変であることを通知する通知部と、前記表示要素の提示領域を前記配置情報が示す提示領域から操作に応じて変更する表示制御部と、を備える受信装置。
(2)前記通知部は、前記文字の大きさが所定の大きさの範囲外であるとき、前記通知を表示部に表示させる(1)の受信装置。
(3)前記表示制御部は、前記表示要素を表示する表示部の表示領域が大きいほど、前記文字の大きさの前記表示部の表示領域の大きさに対する比率を小さくする(1)又は(2)の受信装置。
(4)前記受信部は、複数チャンネルの放送波でそれぞれの受信データを受信し、
前記表示制御部は、前記複数チャンネルの表示領域を定め、少なくとも1チャンネルの受信データから取得された文字の提示領域を、操作に応じて当該チャンネルの表示領域内から前記複数チャンネルの表示領域外に変更し、前記少なくとも1チャンネルの受信データから取得された映像の提示領域を当該チャンネルの表示領域内に維持する(1)から(3)のいずれかの受信装置。
(5)前記少なくとも1チャンネルの受信データから取得された文字が当該チャンネルの受信データから取得された映像と同期するとき、前記表示制御部は、当該文字と当該映像とを共通の態様で表示させる(4)の受信装置。
(6)受信装置の受信方法であって、受信部が放送波で受信した受信データから文字を含む表示要素と、前記表示要素の提示領域を示す配置情報を取得する取得過程と、有効な配置情報が取得されたとき、前記提示領域が操作に応じて可変であることを通知する通知過程と、前記表示要素の提示領域を前記配置情報が示す提示領域から操作に応じて変更する表示制御過程と、を有する受信方法。
(7)受信装置のコンピュータに、受信部が放送波で受信した受信データから文字を含む表示要素と、前記表示要素の提示領域を示す配置情報を取得する取得手順、有効な配置情報が取得されたとき、前記提示領域が操作に応じて可変であることを通知する通知手順、前記表示要素の提示領域を前記配置情報が示す提示領域から操作に応じて変更する表示制御手順、を実行させるためのプログラム。
(8)(7)のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
1…放送システム、11…送信装置、111…番組データ取得部、112…文字データ取得部、113…構成情報取得部、114…多重化部、115…暗号化部、116…送信部、12、12A、12B…放送伝送路、13…放送衛星、31、31A…受信装置、311、311A、311B…受信部、312、312A、312B…復号部、313、313A、313B…分離部、314、314A、314B…音声復号部、316…再生部、317、317A、317B…映像復号部、318…表示合成部、319…表示部、322…記憶部、323…操作入力部、331、331A…制御部、332…文字データ取得部、333…設定情報検出部、334…配置情報取得部、335…通知部、336、336A…表示制御部、337…選局部

Claims (7)

  1. 放送波で受信データを受信する受信部と、
    前記受信データから文字を含む表示要素と、前記表示要素の提示領域を示す配置情報を取得する取得部と、
    有効な配置情報が取得されたとき、前記提示領域が操作に応じて可変であることを通知する通知部と、
    前記表示要素の提示領域を前記配置情報が示す提示領域から操作に応じて変更する表示制御部と、
    を備える受信装置。
  2. 前記通知部は、前記文字の大きさが所定の大きさの範囲外であるとき、前記通知を表示部に表示させる請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記表示制御部は、前記表示要素を表示する表示部の表示領域が大きいほど、前記文字の大きさの前記表示部の表示領域の大きさに対する比率を小さくする請求項1または請求項2に記載の受信装置。
  4. 前記受信部は、複数チャンネルの放送波でそれぞれの受信データを受信し、
    前記表示制御部は、前記複数チャンネルの表示領域を定め、少なくとも1チャンネルの受信データから取得された文字の提示領域を、操作に応じて当該チャンネルの表示領域内から前記複数チャンネルの表示領域外に変更し、前記少なくとも1チャンネルの受信データから取得された映像の提示領域を当該チャンネルの表示領域内に維持する請求項1から請求項のいずれか一項に記載の受信装置。
  5. 受信装置の受信方法であって、
    受信部が放送波で受信した受信データから文字を含む表示要素と、前記表示要素の提示領域を示す配置情報を取得する取得過程と、
    有効な配置情報が取得されたとき、前記提示領域が操作に応じて可変であることを通知する通知過程と、
    前記表示要素の提示領域を前記配置情報が示す提示領域から操作に応じて変更する表示制御過程と、
    を有する受信方法。
  6. 受信装置のコンピュータに、
    受信部が放送波で受信した受信データから文字を含む表示要素と、前記表示要素の提示領域を示す配置情報を取得する取得手順、
    有効な配置情報が取得されたとき、前記提示領域が操作に応じて可変であることを通知する通知手順、
    前記表示要素の提示領域を前記配置情報が示す提示領域から操作に応じて変更する表示制御手順、
    を実行させるためのプログラム。
  7. 請求項に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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