JP6238086B2 - 受信装置、受信方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents
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Description
本発明の第1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る放送システム1の構成を示すブロック図である。
放送システム1は、送信装置11と、サーバー装置21と、受信装置31とを含んで構成される。
送信装置11及びサーバー装置21は、例えば、放送事業者の放送設備を構成する。受信装置31は、送信装置11から放送される放送番組を受信し、受信した放送番組の映像を表示し、当該放送番組の音声を再生する。受信装置31は、例えば、各家庭や事業所等に設置される。図1に示す例では、受信装置31の数は1個であるが、一般には受信装置31の数は複数個である。本実施形態に係る放送システム1は、さらに文字放送を提供する。文字放送の種類には、字幕放送と文字スーパーがある。字幕放送では、ある放送番組で提供される音声映像データと同期して、文字データが受信装置31に提供される。字幕放送では、その文字データとして音声を文字に書き起こしたものや、映像データが表す映像の説明文を表す文字データが提供されることがある。他方、文字スーパーでは、音声映像データとは非同期で、文字データが伝送される。以下の説明では、主に字幕放送に係る文字データについて例示するが、本実施形態では、これに代えて文字スーパーに係る文字データに適用されてもよい。
次に、本実施形態に係る送信装置11の構成について説明する。
図2は、本実施形態に係る送信装置11の構成を示すブロック図である。送信装置11は、音声映像データ取得部111、文字データ取得部112、構成情報取得部113、多重化部114、暗号化部115及び送信部116を含んで構成される。
暗号化部115は、多重化部114から入力された多重化データを所定の暗号化方式(例えば、AES:Advanced Encryption Standard)を用いて暗号化する。暗号化部115は、暗号化した多重化データを送信部116に出力する。
送信部116は、暗号化部115から入力された多重化データを受信装置31に放送伝送路12を介して送信する。ここで、送信部116は、ベースバンド信号である多重化データで所定の搬送周波数を有する搬送波を変調させて、搬送周波数に対応したチャネル帯域の電波(放送波)をアンテナ(図示せず)により放射する。
次に、構成情報に含まれるMPTの例について説明する。
図3は、MPTの例を示す図である。MPTは、アセット毎にアセットタイプ(asset_type)、ロケーション情報(MMT_general_location_info())及びアセット記述子領域(asset_descriptors_byte)を含む。アセットタイプ(asset_type)には、アセットの種類を示す符号が記述される。アセットタイプ(asset_type)として、例えば、HEVCで符号化された映像データを示すhcv1、MPEG−4オーディオで符号化された音声データを示すmp4a、タイムドテキストを示すstppなどのいずれかが記述される。タイムドテキストとは、字幕又は文字スーパーで提供される文字データを意味する。アセット記述子領域(asset_descriptors_byte)には、アセット毎の記述子が記述される領域である。アセット毎の記述子として、例えば、文字データに係るMH−データ符号化方式記述子(MH−Data_Compound_Descriptor())[後述]が記述される。
図4は、ロケーション情報のデータ構成の例を示す図である。
ロケーション情報(MMT_general_location_info())には、ロケーションタイプ(location_type)が含まれる。ロケーションタイプ(location_type)は、データフロー、つまり伝送に用いられる伝送路の種別を示す。例えば、ロケーションタイプ(location_type)として、「0x00」、「0x02」などのいずれかの値が記述される。
「0x00」は、本ロケーション情報(MMT_general_location_info())を含むMPTが伝送されるIPデータフロー、つまり、放送伝送路12を示す。「0x02」は、IPv6データフロー、つまり、IPv6形式のIPアドレスで指定されるサーバー装置21を送信元又は宛先とする通信伝送路22を示す。ロケーションタイプ(location_type)として、「0x00」が記述される場合には、ロケーション情報(MMT_general_location_info())において、伝送されるパケットのパケットID(packet_id)が指定される。ロケーションタイプ(location_type)として、「0x02」が記述される場合には、ロケーション情報(MMT_general_location_info())において、送信元IPv6アドレス(ipv6_src_addr)、宛先IPv6アドレス(ipv6_dst_addr)、宛先ポート番号(dst_port)及びパケットID(packet_id)が指定される。
MH−データ符号化方式記述子(MH−Data_Compound_Descriptor)には、付加識別情報(additional_data_component_info)が含まれる。付加識別情報(additional_data_component_info)には、図6に示すデータ構成を有する付加識別情報(Additional_Arib_Subtitle_Info())が記述される。
この設定例では、1つの番組において4言語の字幕放送に係る文字データが伝送される場合が仮定されている。各言語の文字データは、それぞれ独立したアセットとして扱われる。各アセットは、アセットID(asset_id_byte)を用いて識別される。
いずれのアセットについても、アセットタイプ(asset_type)として、文字データを示す「stpp」が指定され、字幕タイプ(type)として字幕放送を示す「00」が指定されている。
次に、受信装置31の構成について説明する。
図8は、本実施形態に係る受信装置31の構成を示すブロック図である。受信装置31は、受信部311、復号部312、分離部313、音声復号部314、拡声部316、映像復号部317、表示合成部318、表示部319、記憶部322、操作入力部323、制御部331及び通信部341を含んで構成される。
拡声部316は、音声復号部314から入力された音声データが示す音声を再生する。拡声部316は、例えば、スピーカを含んで構成される。
表示部319は、表示合成部318から入力された映像データに基づく映像を再生する。従って、表示部319には、受信した映像データに係る映像に各種の画面が重畳して表示される。表示部319は、例えば、ディスプレイを含んで構成される。
通信部341は、通信伝送路22を介してサーバー装置21との間で各種のデータを送受信する。通信部341は、例えば、通信インタフェースである。
次に、本実施形態に係る制御部331の構成について説明する。
図9は、本実施形態に係る制御部331の構成を示すブロック図である。
制御部331は、機器設定部332、選局部333、言語判定部334、言語選択部335、文字データ取得部336及び表示制御部337を含んで構成される。
言語判定部334は、アセット毎に判定した文字データの放送言語、伝送経路を示すデータを言語選択部335に出力する。
言語選択部335は、操作入力部323から入力された入力信号が指示する放送言語を、表示言語として選択する。言語選択部335は、選択した表示言語と、当該表示言語に係るアセットの伝送経路を示すデータを文字データ取得部336に出力する。
次に、本実施形態に係るガイダンス表示の例について説明する。
図10は、本実施形態に係るガイダンス表示の一例を示す図である。
図10に示す例では、受信装置31の表示部319の右上端の近傍にガイダンス表示GD11が表示されている。この位置は、表示部319の他の頂点よりも右上端に近接しているので、ガイダンス表示GD11の視認が容易であり、重ね合わせられる映像の視認に支障をきたさない位置である。ガイダンス表示GD11には、放送される文字データの言語として、英語、フランス語、中国語、日本語を設定言語である英語を用いてそれぞれ示す「English」、「French」、「Chinese」、「Japanese」の文字がその順序で上から下に向けて表示される。設定言語と同一の言語である英語を意味する「English」の表示が、最上位に表示される。
図11に示すガイダンス表示GD12には、放送される文字データの言語として、中国語、英語、フランス語、日本語を設定言語である中国語を用いてそれぞれ示す「中文」、「英文」、「法文」、「日文」の文字がその順序で上から下に向けて表示される。設定言語と同一の言語である中国語を意味する「中文」の表示が、最上位に表示される。なお、図11では、受信装置31と表示部319の表示が省略されているが、ガイダンス表示GD12は、表示部319において図10に示すガイダンス表示GD11と同じ位置に表示されてもよいし、ユーザーの操作入力に応じて可変であってもよい。このように、多言語の文字放送が放送されるとき、提供される言語の表示のうち設定言語と同一の言語の表示が、他の言語の表示よりも優先した順序で表示され、それらの言語の表示が設定言語で表示される。従って、ユーザーは、番組毎に変化する多言語の文字放送で放送される言語から、ユーザー所望の表示言語を容易に選択することができる。
次に、本実施形態に係る受信処理について説明する。
図12は、本実施形態に係る受信処理を示すフローチャートである。
(ステップS101)受信部311は、送信装置11から伝送された放送波を受信する。復号部312は、受信した放送波を復調して暗号化された多重化データに変換し、変換された多重化データを復号する。分離部313は、多重化データを映像データ、音声データ、一部言語文字データ及び構成情報に分離する。その後、ステップS102に進む。
(ステップS102)言語判定部334は、分離部313から入力された構成情報からMPTを検出し、検出したMPTに基づいて1つの放送番組に係る文字データ毎の放送言語を判定する。その後、ステップS103に進む。
(ステップS104)言語選択部335は、機器設定データを参照して設定言語を特定する。その後、ステップS105に進む。
(ステップS105)言語選択部335は、設定言語と同一の放送言語を先頭とすることで他の放送言語よりも優先した順序で、放送言語の表示を配列したガイダンス表示を構成する。言語選択部335は、構成したガイダンス表示を通知情報として表示部319に表示させる。その後、ステップS106に進む。
(ステップS107)表示制御部337は、選択された表示言語の文字データが示す文字を、その表示言語で所定の表示領域に配置したテキスト画面を表示部319に表示させる。その後、図12に示す処理を終了する。
この構成により、複数の言語で提供される文字放送において提供される言語のうち設定言語が通知情報において優先して表されるので、設定言語の選択が促される。そのため、番組において提供される言語が多い場合や、提供される言語が番組により異なる場合でもユーザー所望の言語を設定言語として予め設定しておくことで、その言語の選択が容易になる。
この構成により、ユーザー所望の言語又は理解できる言語を設定言語として予め設定しておくことで、文字放送で提供される言語の選択が容易になる。
この構成により、放送事業者が複数の言語のうち一部の言語を放送で提供し、他の言語を通信で提供することにより、提供経路を使い分ける場合や、その使い分けが変化する場合においても、ユーザーは提供される全ての言語から所望の言語の文字放送を選択できる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。上述した実施形態と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を援用する。
本実施形態に係る受信装置31(図8)において、言語選択部335(図9)は、各アセットの放送言語のうち、文字データが示す文字を表示できない言語(表示不能言語)が含まれているか否かを判定する。言語選択部335は、例えば、その放送言語の文字を復号するための文字変換テーブルと、その放送言語の文字の大きさと字体に係るフォントデータの一方又は両方が記憶部322(図8)に記憶されていない場合、その放送言語を表示不能言語と判定する。つまり、言語選択部335(図9)は、受信装置31が復号できないことと、フォントが対応していないことのいずれか又は両者を満たす言語を表示不能言語として選択する。言語選択部335は、上述したガイダンス表示において、表示不能言語と判定した放送言語の表示を、表示できると判定した放送言語よりも低い視認性で表されたガイダンス表示を構成する。但し、言語選択部335は、表示不能言語の表示を完全に消去しなくてもよいし、消去してもよい。
図13は、本実施形態に係るガイダンス表示の一例を示す図である。
ガイダンス表示GD21が表す放送言語とそれらの表示順序は、ガイダンス表示GD11とそれぞれ同一である。但し、ガイダンス表示GD21では、表示不能言語と判定された中国語を示す「Chinese」の表示領域には灰色の網掛けが重畳され、他の表示領域には網掛けが重畳されていない。「Chinese」の表示領域の背景の輝度を、他の表示領域よりも低下させることで、中国語を示す「Chinese」の表示の視認性が、他の放送言語の表示よりも低く表示される。
図14は、本実施形態に係る受信処理を示すフローチャートである。
本実施形態に係る受信処理は、図12に示す受信処理に対し、さらにステップS111及びS112の処理を有する。図14に示す受信処理は、ステップS104の終了後、ステップS111に進む。
(ステップS112)言語選択部335は、表示不能言語の表示を他の放送言語の表示よりも視認性を低下させ、かつ、設定言語と同一の放送言語の表示を先頭とすることで他の放送言語よりも優先して、放送言語の表示を配列したガイダンス表示を構成する。言語選択部335は、構成したガイダンス表示を通知情報として表示部319に表示させる。その後、ステップS106に進む。
この構成により、ユーザーは、提供される全ての言語のうち所望の言語が表示可能か否かを直感的に認識することができる。そのため、ユーザーには、表示可能な他の言語を選択するか否か、視聴を取りやめるか否かなどの判断が促される。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。上述した実施形態と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を援用する。
本実施形態に係る受信装置31(図8)において、通信部341(図8)が通信伝送路22(図1)に接続されているか否かを判定する。例えば、通信伝送路22が有線である場合には、通信部341は、通信伝送路22から入力される受信信号の電圧が所定の範囲であるとき、接続されていると判定し、その電圧が所定の範囲外であるとき、接続されていないと判定する。また、通信伝送路22が無線である場合には、通信部341は、受信信号のうち所定の無線周波数帯域内の電界強度が所定の電界強度の閾値よりも高いとき、接続されていると判定し、その電界強度が所定の電界強度の閾値以下であるとき、接続されていないと判定する。通信部341は、通信伝送路22に接続されていないことを示す接続不可信号を言語選択部335(図9)に出力する。
図15は、本実施形態に係るガイダンス表示、案内メッセージの表示例を示す図である。
図15に示す例では、ガイダンス表示GD31と案内メッセージMS31が、それぞれ表示部319の表示領域の右上端近傍、下部に表示されている。図15に示すガイダンス表示GD31が表す表示言語は、日本語、英語、中国語、フランス語であり、ガイダンス表示GD11(図10)、GD12(図11)、GD21(図13)が示す言語と同一であるが、これらの表示言語の表示順序と表示に用いられる言語が異なる。ガイダンス表示GD31では、設定言語が日本語であるため、「日本語」の表示が、他の表示言語の表示よりも優先して表示され、いずれも日本語を用いて表されている。また、ガイダンス表示GD31では、文字データが通信で伝送される放送言語である「中国語」と「フランス語」の表示領域に灰色の網掛けが重畳され、文字データが放送で伝送される放送言語である「日本語」と「英語」の表示には網掛けが重畳されていない。このことにより、中国語及びフランス語を示す「中国語」及び「フランス語」の表示の視認性が、それぞれ他の放送言語の表示よりも低く表示される。
なお、図15に示す例では、案内メッセージMS31として、「他の字幕を表示するためにはネットワークに接続してください」と、中国語及びフランス語に係る文字放送を表示するために、ユーザーに通信伝送路22への接続を促すためのメッセージが表示される。
図16は、本実施形態に係る受信処理を示すフローチャートである。
本実施形態に係る受信処理は、図12に示す受信処理に対し、さらにステップS121〜S123の処理を有する。図16に示す受信処理は、ステップS104の終了後、ステップS121に進む。
(ステップS122)言語選択部335は、通信で伝送される文字データの放送言語の表示を、放送で伝送される文字データの放送言語の表示よりも視認性を低下させる。そして、言語選択部335は、設定言語と同一の放送言語の表示を先頭とすることで他の放送言語よりも優先して、放送言語の表示を配列したガイダンス表示を構成する。言語選択部335は、構成したガイダンス表示を通知情報として表示部319に表示させる。その後、ステップS123に進む。
(ステップS123)言語選択部335は、予め記憶部322に記憶されたメッセージデータを読み出し、読み出したメッセージデータを表示合成部318に出力する。これにより、言語選択部335は、通信伝送路22(ネットワーク)への接続を促すための案内メッセージを表示部319に表示させる。その後、ステップS106に進む。
この構成により、ユーザーは、提供される全ての言語のうち所望の言語が通信により受信できない言語であるか否かを直感的に認識することができる。そのため、ユーザーには、受信可能な他の言語を選択するか否か、視聴を取り止めるか否かなどの判断や、通信伝送路22への接続状態の確認が促される。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。上述した実施形態と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を援用する。以下、主に第1の実施形態との差異点について説明する。
文字データ取得部336は、分離部313(図8)から制御情報を取得し、制御情報で指示されたアプリケーションの取得先情報が示すサーバー装置21(図1)に、アプリケーションの取得を指示する要求信号を生成する。文字データ取得部336は、通信部341を介して生成した要求信号をサーバー装置21に送信する。言語判定部334(図9)は、その応答としてサーバー装置21から通信部341(図8)を介してアプリケーションを受信する。文字データ取得部336は、受信したアプリケーションを言語判定部334に出力する。
文字データ取得部336は、言語選択部335(図9)から入力されたデータにおいて伝送経路として通信伝送路22が指定される場合、アプリケーションと当該データとを表示制御部337(図9)に出力する。なお、本実施形態では、文字データ取得部336は、多言語文字データに代えてアプリケーションを受信するため、通信部341(図8)から入力される多言語文字データから表示言語の文字データを抽出する処理を行わない。
図17は、本実施形態に係る受信処理を示すフローチャートである。
本実施形態に係る受信処理は、図12に示す受信処理に対し、さらにステップS131、S132の処理を有する。図17に示す受信処理は、ステップS102の終了後、ステップS131に進む。
(ステップS132)文字データ取得部336は、制御情報で指示された取得先として、サーバー装置21に対してアプリケーションを要求し、その応答としてアプリケーションを取得する。言語判定部334は、アプリケーションを解析し、当該アプリケーションに含まれる文字データの言語を放送言語として判定する。その後、ステップS103に進む。
この構成によっても、複数の言語で提供される文字放送において提供される言語のうち設定言語が通知情報において優先して表されるので、設定言語の選択が促される。また、アプリケーションの記述により放送事業者、サービス事業者は、多様な表示形態やサービス形態で多言語文字放送を実現することができる。
また、本発明の各構成要素は、任意に取捨選択することができ、取捨選択した構成を具備する発明も本発明に含まれるものである。
また、上述した実施形態では、設定言語が1個である場合を例にしたが、設定言語の個数は複数でもよい。言語選択部335(図9)は、その複数の設定言語とそれぞれ同一の放送言語の表示をガイダンス表示に配置する順序を、それぞれの放送言語の利用状況に応じて定めてもよい。例えば、言語選択部335は、選択される頻度が高い放送言語ほど優先させてもよいし、設置場所が属する国又は地域の公用語と同一の放送言語をその他の放送言語よりも優先させてもよい。
また、表示制御部337(図9)は、所定の大きさを有するガイダンス表示の表示領域内に、その時点において表示されない放送言語の表示をスクロール操作により表示させてもよい(スクロール表示)。その場合、表示制御部337は、スクロール操作なしに表示させるデフォルトの放送言語の表示として、設定言語と同一の放送言語の表示を含める。
また、第2の実施形態、又は第3の実施形態に係る言語選択部335は、視認性を低下させる際、背景の輝度を低下させる他、放送言語を表示する文字の輝度と彩度の一方又は両方を低下させることにより、背景とのコントラストを低下させてもよい(グレーアウト)。
また、言語選択部335は、表示不能言語の表示に対する視認性の低下(第2の実施形態)と、文字データが放送で伝送される放送言語の表示に対する視認性の低下(第3の実施形態)とを実行してもよい。その場合、表示不能言語の表示に対する視認性の低下の態様と、文字データが放送で伝送される放送言語の表示に対する視認性の低下の態様が異なってもよい。また、第4の実施形態に係る言語選択部335も、第2の実施形態に係る言語選択部335と同様に表示不能言語の表示に対する視認性の低下を実行してもよい。
(1)各番組における文字データの言語を判定する言語判定部と、前記文字データの言語の数が複数であるとき、自装置の機能に関する機器設定において設定された設定言語と同一の言語を他の言語よりも優先して表す通知情報を出力し、前記通知情報が表す複数の言語のいずれかを選択する言語選択部と、前記言語選択部が選択した言語の文字データが示す文字を表示させる表示制御部とを備える受信装置。
Claims (4)
- 放送により、放送コンテンツの単位を表すパッケージを構成する情報を与えるMPTを取得し、前記MPTのアセット記述子領域から、複数の字幕アセット毎に、MH−データ符号化方式記述子内の付加識別情報であって字幕の言語識別を行う情報が記述された付加識別情報を取得する情報取得部と、
前記言語識別を行った字幕の言語が自装置において設定された設定言語と同一の言語を選択し、ユーザーが前記字幕アセットを選択するユーザーインタフェースでは、前記MH−データ符号化方式記述子の付加識別情報に記述の情報に従い、前記字幕の言語情報を表示させ、表示させた言語情報から前記ユーザーが指示した言語情報が示す言語を選択する言語選択部と、
前記言語選択部が選択した言語の字幕を表示させる表示制御部と
を備え、
前記言語選択部は、前に放送された前記放送コンテンツの視聴中における前記字幕の言語の選択結果に応じて、前記字幕の言語のうち、いずれかの言語を選択する受信装置。 - 受信装置における受信方法であって、
放送により、放送コンテンツの単位を表すパッケージを構成する情報を与えるMPTを取得し、前記MPTのアセット記述子領域から、複数の字幕アセット毎に、MH−データ符号化方式記述子内の付加識別情報であって字幕の言語識別を行う情報が記述された付加識別情報を取得する情報取得過程と、
前記言語識別を行った字幕の言語が自装置において設定された設定言語と同一の言語を選択し、ユーザーが前記字幕アセットを選択するユーザーインタフェースでは、前記MH−データ符号化方式記述子の付加識別情報に記述の情報に従い、前記放送コンテンツ毎の前記字幕の言語情報を表示させ、表示させた言語情報から前記ユーザーが指示した言語情報が示す言語を選択する言語選択過程と、
前記言語選択過程において選択された言語の字幕を表示させる表示制御過程と
を有し、
前記言語選択過程において、前に放送された前記放送コンテンツの視聴中における前記字幕の言語の選択結果に応じて、前記字幕の言語のうち、いずれかの言語を選択する受信方法。 - 受信装置のコンピュータに、
放送により、放送コンテンツの単位を表すパッケージを構成する情報を与えるMPTを取得し、前記MPTのアセット記述子領域から、複数の字幕アセット毎に、MH−データ符号化方式記述子内の付加識別情報であって字幕の言語識別を行う情報が記述された付加識別情報を取得する情報取得手順、
前記言語識別を行った字幕の言語が自装置において設定された設定言語と同一の言語を選択し、ユーザーが前記字幕アセットを選択するユーザーインタフェースでは、前記MH−データ符号化方式記述子の付加識別情報に記述の情報に従い、前記放送コンテンツ毎の前記字幕の言語情報を表示させ、表示させた言語情報から前記ユーザーが指示した言語情報が示す言語を選択する言語選択手順、
前記言語選択手順において選択された言語の字幕を表示させる表示制御手順、
を実行させ、
前記言語選択手順において、前に放送された前記放送コンテンツの視聴中における前記字幕の言語の選択結果に応じて、前記字幕の言語のうち、いずれかの言語を選択させるためのプログラム。 - 請求項3に記載のプログラムを記憶するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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