JP6470547B2 - パネル体 - Google Patents
パネル体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6470547B2 JP6470547B2 JP2014222763A JP2014222763A JP6470547B2 JP 6470547 B2 JP6470547 B2 JP 6470547B2 JP 2014222763 A JP2014222763 A JP 2014222763A JP 2014222763 A JP2014222763 A JP 2014222763A JP 6470547 B2 JP6470547 B2 JP 6470547B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outer peripheral
- base material
- peripheral edge
- panel body
- panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Description
また、本発明に係るパネル体では、前記基材の外周端部には、少なくとも一部に前記基材の内方に向けて凹んだ溝部が形成され、前記表皮材の外周縁部が前記溝部の内側に挿入された状態で前記基材に固定されている。
このような構成とすることにより、表皮材の外周縁部が露出しないため、パネル体の外観を良好にすることができるとともに、表皮材の外周縁部の処理を簡便に行うことができるため、パネル体の製造の簡便化を図ることができる。
このような構成とすることにより、軟性材の外周縁部が表皮材に巻き込まれて丸みを帯びた形状となるため、パネル体の外周端部を丸みを帯びた形状とすることができる。これにより、パネル体を視覚の点でより柔らかな雰囲気にすることができる。
このような構成とすることにより、磁性を有する取り付け対象面にパネル体を容易に着脱することができる。なお、磁性を有する取り付け対象面とは、表面そのものが磁性を有している面に加え、表面そのものが磁性を有していなくても磁性体が近接していて磁石が吸着可能な面も含んでいる。
このような構成とすることにより、基材の一方の面から磁石が突出しない、または基材の一方の面から磁石が突出する寸法を抑えることができるため、パネル体が取り付け対象面に取り付けられた際に、取り付け対象面からの突出寸法を抑えることができる。
このような構成とすることにより、取り付け対象面に磁石を吸着させて取り付けると、磁石が一方の面よりも突出しているために、取り付け対象面と基材の一方の面との間に隙間を作ることができる。この隙間により形成される空気層を吸音層として機能させることができ、これによりパネル体の吸音性能を向上させることができる。
図1に示すように、本実施形態によるパネル体1は、略矩形の平板状に形成されていて、一方の面1aが什器11(図1(a)参照)の側面11aや壁面12(図1(b)参照)などの取り付け対象面13に対向して取り付けられ、他方の面1bが露出するように使用されている。
ここで、パネル体1に対して、一方の面1a側を裏側とし、他方の面1b側を表側とする。また、図1(a)に示すように、パネル体1をその面が鉛直面となるように設置した状態において、その面に直交する方向を厚さ方向とし、鉛直方向を高さ方向とし、厚さ方向および高さ方向に直交する方向を幅方向とする。なお、図1(b)に示すパネル体1は、幅方向が上下方向となるようにして壁面12に取り付けられている。
第1フェルト芯材21および第3フェルト芯材23は、厚さ方向から見て4つの角部にそれぞれRが形成された略矩形状に形成され、第2フェルト芯材22は、4つの角部にそれぞれ隅切りが形成された略矩形状に形成されている。
第1フェルト芯材21は、第2フェルト芯材22および第3フェルト芯材23と比べて幅寸法および高さ寸法が大きく形成されている。また、第2フェルト芯材22は、第3フェルト芯材23と比べて幅寸法および高さ寸法が小さく形成されている。
そして、第1フェルト芯材21の外周端面(外周端部)21cは、第2フェルト芯材22の外周端面(外周端部)22cおよび第3フェルト芯材23の外周端面(外周端部)23cよりも全周にわたって外側に配置され、第2フェルト芯材22の外周端面22cは、第3フェルト芯材23の外周端面23cよりも全周にわたって内側に配置されている。
これにより、パネル基材2の外周端部2cには、第1フェルト芯材21の裏側の面21aの外周端面21c近傍と、第3フェルト芯材23の表側の面23bの外周端面23c近傍と、第2フェルト芯材22の外周端面22cによって構成された溝部24(図2参照)が全周にわたって形成されている。
また、第3フェルト芯材23には、厚さ方向に貫通し厚さ方向から見て略矩形に形成された複数の貫通孔23d,23d…が形成されている。本実施形態では、9の貫通孔23d,23d…が、幅方向に所定の間隔をあけて3つずつ、高さ方向に所定の間隔をあけて3つずつ配列されている。
孔部27は、厚さ方向から見て円形状に形成されている。
切り込み部28は、1つの点で交差する4つの直線状の切り込み28a,28a…からなり、これらの4つの切り込み28a,28a…がそれぞれ第3フェルト芯材23を厚さ方向に貫通している。
孔部27と切り込み部28とは近接していて、厚さ方向から見て切り込み部28が孔部27よりも第3フェルト芯材23の対角方向の内側に配置されている。
なお、図3に示すように、クッション材3は、パネル体1の製造工程において、高さ寸法および幅寸法がパネル基材2の第1フェルト芯材21よりも大きい略矩形の平板状に形成されている。そして、図2に示すように、クッション材3の外周縁部3cは、第1フェルト芯材21の外周端面21cを巻き込むように折り曲げられてパネル基材2の溝部24に挿入されている。
そして、図2に示すように、クッション材3がパネル基材2の第1フェルト芯材21の表側の面21bを覆うと、貫通孔31の裏側に第1フェルト芯材21が配置され、クッション材3の貫通孔31の内周面および第1フェルト芯材21の表側の面21bによって凹部32が形成されている。
なお、図3に示すように、表皮材4は、パネル体1の製造工程において、高さ寸法および幅寸法がクッション材3よりも大きい略矩形状に形成されている。そして、表皮材4の外周縁部4cは、クッション材3の外周縁部3c近傍および第1フェルト芯材21の外周端面21cを巻き込むように折り曲げられてパネル基材2の溝部24に挿入されている。
磁石係止具52は、鋼板などの板材を断面形状ハット状に形成した部材で、板面が厚さ方向を向く略矩形板状の第1板部53と、第1板部53の幅方向の両端部からそれぞれ厚さ方向の一方側(表側)に突出する略矩形板状の一対の第2板部54,54と、一対の第2板部54,54の厚さ方向の一方側の端部から幅方向のそれぞれ離間する方向に突出する板面が略矩形板状の一対の第3板部55,55と、を有している。なお、一対の第2板部54,54の板面はそれぞれ幅方向を向き、一対の第3板部55,55の板面はそれぞれ厚さ方向を向いている。
このような磁石係止具52は、パネル基材2の凹部25内に配置されて、第3板部55,55側が第2フェルト芯材22の貫通孔22d内に配置され、第1板部53側が第3フェルト芯材23の貫通孔23d内に配置されている。そして、一対の第3板部55,55の表側の面55bが、第1フェルト芯材21の裏側の面21aに固定されている。
なお、第3板部55の厚さ寸法は、第2フェルト芯材22の厚さ寸法よりも小さく設定されていて、第3板部55の裏側に第3フェルト芯材23が配置されている。また、第1板部53の裏側の面53aは、第3フェルト芯材23の裏側の面23aよりも内側(表側)に位置している。
ここで、取り付け対象面13は、磁石51が吸着可能に構成されている。なお、取り付け対象面13は、表面そのものが磁性を有していてもよいし、表面そのものが磁性を有していなくても磁性体が近接していて磁石51が吸着可能に構成されていてもよい。
そして、取り付け対象面13に対してパネル体1の裏側の面1aを接触させると、磁石51が取り付け対象面13に吸着し、パネル体1が取り付け対象面13に固定される。
上述した本実施形態によるパネル体1では、パネル基材2の第1フェルト芯材21の表側の面21bおよび表側の面21bの外周縁21dを含む外周端面21cがクッション材3に覆われている。これにより、取り付け対象面13に取り付けられたパネル体1のうち露出して使用者が触れることができる部分には、パネル基材2およびクッション材3を覆った表皮材4が配置されていることになる。このため、パネル体1に対して使用者が視覚に加えて触覚の点でも柔らかさを感じることができる。
また、パネル基材2には、裏側の面2aからの内方に向けて凹んだ凹部25が形成され、凹部25に着脱部5が配置されている。これにより、パネル基材2の裏側の面2aから着脱部5が突出しないため、パネル体1が取り付け対象面13に取り付けられた際に、パネル体1の取り付け対象面13からの突出寸法を抑えることができる。このため、パネル体1が取り付けられた什器や壁面などの外観を良好にすることができる。
例えば、上記の実施形態では、パネル体1は、平板状に形成されているが、屈曲した面状や、曲面状などに形成されていて、屈曲した取り付け対象面や曲面状の取り付け対象面などに取り付けられるように構成されていてもよい。
また、パネル体1が取り付けられる取り付け対象面13は、什器の11の側面11aや壁面12以外でもよく、例えば、建具などに取り付けられてもよい。また、什器11の天板など鉛直面以外の取り付け対象面13に取り付けてもよい。
また、上記の実施形態では、パネル基材2の全周にわたって溝部24が形成されているが、パネル基材2の外周端部2cの一部または複数の部分に溝部が形成され、この溝部に表皮材4およびクッション材3の一部または複数の部分が挿入されていてもよい。
また、上記の実施形態では、孔部27と切り込み部28とを有する表皮材係止部26によって表皮材4がパネル基材2に固定されているが、表皮材係止部26以外の手段によって表皮材4がパネル基材2に固定されていてもよい。
また、上記の実施形態では、着脱部5の磁石51は、磁石係止具52を介してパネル基材2に固定されているが、磁石係止具52を介さずにパネル基材2に直接固定されていてもよい。また、磁石係止具52が設けられている場合も、磁石係止具52の形状は適宜設定されてよい。
また、上記の実施形態では、着脱部5は、パネル基材2の裏側の面2aに形成された凹部25の内部に配置されているが、パネル基材2の裏側の面2aに凹部25が形成されず、パネル基材2の裏側の面2aなどに取り付けられていてもよい。
2 パネル基材(基材)
2a 裏側の面(一方の面)
2b 表側の面(他方の面)
2c 外周端部
2d 外周縁
3 クッション材(軟性材)
3c 外周縁部
4 表皮材
4c 外周縁部
5 着脱部
13 取り付け対象面
21c 外周端面(外周端部)
22c 外周端面(外周端部)
23c 外周端面(外周端部)
24 溝部
25 凹部
51 磁石
Claims (5)
- パネル状に形成され一方の面が取り付け対象面に対向して取り付け可能な基材と、
該基材の他方の面および該他方の面の外周縁を含む外周端部を覆う軟性材と、
前記基材および前記軟性材を覆い前記基材に固定された表皮材と、を備え、
前記基材の外周端部には、少なくとも一部に前記基材の内方に向けて凹んだ溝部が形成され、
前記軟性材の外周縁部および前記表皮材の外周縁部は、前記基材の外周端部を巻き込むように折り曲げられて前記溝部の内側に挿入され、
前記表皮材の外周縁部が前記溝部の内側に挿入された状態で前記基材に固定されていることを特徴とするパネル体。 - 前記軟性材のうち前記基材の前記他方の面の外周縁を含む外周端部を覆う外周縁部が弾性を有していて、
前記表皮材は、前記軟性材の前記外周縁部を圧縮方向に弾性変形させるとともに巻き込むように覆っていることを特徴とする請求項1に記載のパネル体。 - 前記基材には、前記取り付け対象面に吸着可能な磁石が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のパネル体。
- 前記基材には、前記一方の面に前記基材の内方に向けて凹んだ凹部が形成され、
該凹部に前記磁石が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のパネル体。 - 前記磁石は、少なくとも一部が前記基材の前記一方の面よりも突出していることを特徴とする請求項3または4に記載のパネル体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014222763A JP6470547B2 (ja) | 2014-10-31 | 2014-10-31 | パネル体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014222763A JP6470547B2 (ja) | 2014-10-31 | 2014-10-31 | パネル体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016089411A JP2016089411A (ja) | 2016-05-23 |
JP6470547B2 true JP6470547B2 (ja) | 2019-02-13 |
Family
ID=56017808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014222763A Expired - Fee Related JP6470547B2 (ja) | 2014-10-31 | 2014-10-31 | パネル体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6470547B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7223945B2 (ja) * | 2018-05-17 | 2023-02-17 | 株式会社オオカワ | 化粧壁材及び壁 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3713474A (en) * | 1971-04-26 | 1973-01-30 | J Orlando | Portable wall partition |
JPS55109717U (ja) * | 1979-01-26 | 1980-08-01 | ||
JP3049509U (ja) * | 1997-12-05 | 1998-06-19 | 株式会社ジャムコ | 配膳車の表面材固定構造 |
JP2003239922A (ja) * | 2002-02-15 | 2003-08-27 | Takano Co Ltd | 膜状部材の取付構造 |
JP3135532U (ja) * | 2007-07-06 | 2007-09-20 | 株式会社亀井美工 | 内装用パネル及びこれを用いたパネル内装構造 |
JP2011072282A (ja) * | 2009-10-01 | 2011-04-14 | Yamatoya:Kk | 壁面又は法面緑化ユニット及び壁面又は法面緑化構築体 |
-
2014
- 2014-10-31 JP JP2014222763A patent/JP6470547B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016089411A (ja) | 2016-05-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2015086640A5 (ja) | ||
WO2017202143A1 (zh) | 发声组件和显示装置 | |
EP2677091B1 (en) | Board panel | |
JP6470547B2 (ja) | パネル体 | |
US11910140B2 (en) | Cork-leather-covered loudspeaker grille | |
JP2016089619A (ja) | パネル体 | |
CN107199963B (zh) | 用于车辆的装饰板组件及其组装方法 | |
JP2017171158A (ja) | 重ね合わせ複合内装部品 | |
KR200481374Y1 (ko) | 휴대용 책상 칸막이 | |
KR200475220Y1 (ko) | 차량용 거치대 | |
KR20120091674A (ko) | 경량 입체 액자 및 그 제조방법 | |
JP5750459B2 (ja) | 壁パネルの支持構造 | |
JP2017096067A (ja) | パネル体 | |
JP2017093750A (ja) | 洗濯機用架台とカバー部材 | |
JP7223945B2 (ja) | 化粧壁材及び壁 | |
KR200407049Y1 (ko) | 흡음 판넬 | |
JP5872087B1 (ja) | 板状体 | |
US10798480B2 (en) | Speaker assembly and speaker using same | |
JP3227517U (ja) | 壁面保護用マグネットシート | |
JP3188449U (ja) | クッション | |
JP3115387U (ja) | ホワイトボード構造体及びホワイトボード兼用壁面構造体 | |
JP2018033865A (ja) | 収納家具及び装飾シート | |
JP2002315630A (ja) | 天板及びその製造方法 | |
JP6400629B2 (ja) | 窓構造、住宅及び枠体 | |
JP2000213086A (ja) | 間仕切等におけるパネル構造及びパネルの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171005 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180710 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180724 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180919 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20181012 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181221 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190118 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6470547 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |